&font(#6495ED){登録日}:2022/02/01 (火曜日) 18:13:16 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){でも今は、私一人じゃないのよね。 二人なら、裏バイトだろうが乗り切れるかもって。}} &ruby(こくりょう){黒嶺}ユメは漫画『[[裏バイト:逃亡禁止]]』の登場人物。 ●目次 #contents() *【概要】 裏バイトに手を染める[[裏バイター>裏バイター(裏バイト:逃亡禁止)]]の女性で、蒸発した両親が残していった[[借金]]の返済、そして弟妹である&bold(){&ruby(のぞむ){望}}と&bold(){ミライ}の学費や生活費を稼ぐため多額の金を欲している、本作の主人公その2。 年齢は21歳。 *【外見】 狐目気味で黒髪と[[巨乳]]が特徴の美人。身長は170cm程で和美よりは少し低め。 最近[[お尻>尻]]もデカいことが判明し胸も急激に爆乳化した。&s(){作画がブレると更に大きくなる。} 家政婦のエピソードにて館の主デザインのメイド服を身に纏った際は、サイズが合ってないこともあり&bold(){&color(gold,#f5f5f5){「エプロンが可哀想だよ」}}&font(#ffb74c){&bold(){「暴力ッス」}}と言われる&s(){読者サービス的には素晴らしい}状態になった。 *【人物】 白浜和美とは正反対に几帳面で物静かな女性だが、裏バイト先の怪異に人が巻き込まれて犠牲になる事を悲嘆するなど心優しい性格。 同時に相棒である和美への想いは強く、和美を失うことは命を奪われたのと同じとまで語り、銭ゲバでアル中気味な彼女の行動には呆れ混じりに辟易しつつも強固な信頼を置いている。&s(){あと、稀に和美と百合百合している。} 目を見開きながら寝る奇行に走ったり、自らの対応能力を超えると思考も含めて完全にフリーズし身動きもままならなくなる欠点を抱える残念な子((フリーズした際には「Now 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義理の母親は「黒嶺弥生」と言う名前である事が分かっているが、この「黒嶺弥生」は本作の重大な鍵を握る存在として扱われている。 *【異能】 ユメは怪異や人間問わず自身に降りかかる悪意や危機の予兆を&bold(){「黒い匂い」}として察知できる、予知に似た強い霊感のようなものを持っている。 黒い匂いを感知すると&bold(){「クサイ」}と感じられる上に、安全な物や場所に対しては&font(#cccccc){「白い匂い」}を感じることが可能。 匂いのクサさによって危険度の高さがある程度判別できるようで、例えば即死級のトラップはとんでもなくクサく、危険度がそこまででもない場合は「ちょっとクサいかも」で済まされることも。 &bold(){&color(red){初見殺しの宝庫な上に、致死率が極めて高い案件が殆ど}}な裏バイトを潜り抜けられるのは彼女の[[予知>予知能力]]じみた異能の賜物であるが、 この異能は万能ではなく、少なくとも作中において以下の弱点が描写されている。 ・自身や自分の仲間(主に和美)に照準が向かないと反応しない このためバイトの選別段階では一切匂いをかぎ取ることはできない。&s(){まぁバイト選別の時点で危険だと分かって回避するようなら物語にならないし} 安全の確保よりも致命的状況の自覚という役割である。 また、和美を始めとするバイト仲間やユメが強い関心を抱いた人物に危機が及びそうな場合は反応するが、そうでない場合は匂いとして感知できない。 ただし環境自体に凄まじい影響を齎す存在や、別の誰かに対しては凄まじい害意を抱いている怪異の場合匂いとして感知はできないが恐ろしい感覚を抱いたりする。 ・匂いの出所(危険を齎す対象)までは分からない場合がある 目の前の存在が「クサイ」場合はソイツが危険だというのがすぐにわかるが、その場所自体が「クサイ」場合は出所が掴めず対応が直前まで遅れたりする。 一方、&bold(){同じ場所でも匂いが薄い場合は相対的に危険度が低い}ということになるのでそれを活用して窮地を切り抜けることも。 逆にあまりに害が強すぎる(広域即死級の怪異)場合は、それに近づこうとするフレーズを口にしただけでとんでもなく「クサく」なる(花火大会準備スタッフ、等)。 ・害を及ぼさない対象には反応しない 鞄やエヴァルス、軍手のように、特定の行動をとらない限り害がない怪異だった場合は&bold(){霊感そのものが機能しない。} その「特定の行動」についてはしっかり匂いが反応してくれるようで、&bold(){&color(Black,red){周りでどれだけ犠牲が出ようが}}本人達がその行動を取らないので一切匂わないまま終わる回もある。 ちなみに悪意をもって殺戮を行っているわけではない虚像や、それ自体は道具であり悪意や害意がそもそも存在しない解脱猫の危険性を察知できたように、悪意のあるなしに関わらず危険の予知は可能。 ・能力が嗅覚に完全に依存する このため嗅覚が麻痺するような悪臭異臭が漂う環境下や風邪で鼻詰まりを起こしていると匂いが探知できない。 これによって窮地に陥った回もしばしばあり、おそらくは最大の欠点であると思われる。 また、クサい事が分かっていても対処のしようがないほどの化け物じみた影響力を持つ怪異については無力であり、せいぜい「より致命的な被害」を回避するために動ける程度である。 &font(#cccccc){「白い匂い」}は安全な物や場所に対して発せられるのだが、どちらかと言えば「事態打開のための選択肢」として提示される事が多い。 そのため、単に安全な場所というだけなら「匂いがしない(他はクサイ)」ということになるので、白い匂いの出番はあまりなかったりする。 ちなみに「危険を察知できる匂い」については和美以外の人間には明確にしていないらしく、彼女が「クサい」と言って他の裏バイター達が「え?」となるのは様式美。 八木さん、赤川さん、時子さんはこの能力を把握している節があり(後述)、金と銀については「ユメが危機を察知できる手段を持っている」事は気づいている。 *【謎】 作中で現状彼女しか持ちえない異能についてはその原理などは一切明かされていない。ユメが何時頃からこの能力を自覚するようになったのかも不明である。 妖艶かつ不気味にも思える笑顔を見せたりすることから読者間で「ユメも怪異なのでは?」という説が定期的に浮上するが、前者は&s(){作画のクセ}&bold(){純粋に笑うのが下手}で不器用なだけである可能性が高い。 また、和美とは学生時代かなり仲がよかったようで、病院で点滴を受けていたユメを朝まで待っていたというエピソードもありながらホールスタッフのエピソード時点でユメのことを忘却していた事情については詳細不明である。 これについても中学卒業((劇中では少なくとも中学の卒業式までは描写がある。))から6年ほど経過しておりユメも若干イメチェンしていたため、ガサツな面のある和美が単純に忘れていた・気付かなかった可能性もある。 &font(#ff0000,u){&font(#ffffff){後のエピソードでユメではなく和美が「病気」であるという事が判明しており、この辺りの記憶の食い違いがありそうである}} 彼女の義親については不可解な点があり、本作における大きな謎の1つとなっている。 おそらくは億を優に超える借金を何故作る羽目になったのか、それを子供達に押し付け失踪したのは何故なのであろうか。 #openclose(show=「黒嶺弥生」という人物){ 両親を失い孤児となったユメを引き取ったのは「黒嶺弥生」という女性であることが言及されている。 従って彼女こそが、億を超える膨大な借金を子供達に押し付け失踪した人物であろう。 ユメの義両親(つまり黒嶺弥生)の行方を調べようとした探偵が「裏」の影響をモロに受けてしまったと明言されており、彼女についても「裏」関係のきな臭さが加速することになった。 金と銀も黒嶺弥生の行方を追っているらしく、ユメに「&bold(){借金を返すだけでは事態は何ら解決しない}」と忠告している。 そして&s(){銀がユメとデートする事と引き換えに}&bold(){&color(Black,red){「黒嶺弥生がユメの実の両親を殺害した」}}という情報が新たに開示されることになった。 また、「Q」という組織の構成員である藍川時子も黒嶺弥生の事を知っている節があるだけでなく、&bold(){ユメの能力についても正確に把握している}ことが示唆されている。 } *【余談】 作者もよほど気に入っているのか、マンガワンのちょい足しにて本編とは打って変わって可愛らしいコスプレ姿をよく披露している((現時点で和美は一度もちょい足しに登場していない。橙は数回程度あるが。))。 たまにホラー映画ばりの血腥いコスプレになるが、そこは作品の性質上ご愛嬌。 #openclose(show=ついでにもう1人){ ・&bold(){バディ・ユメちゃん} 2巻のおまけ漫画「裏バイト:逃亡禁止 if失敗!人形供養編」で初登場した、人形と化したユメ。 本編で人形になってしまった犠牲者とは違い、自力での移動や他人との意思疎通が可能。 (人形になってしまった)責任を取ってと和美に迫る、食事はキャビア・フォアグラ・[[焼肉>焼き肉]]のローテーションを要求するなど本編のユメと比べるとかなり図々しい性格だが、本人の弁によるとこれは人形の中にある複数の魂と意識が混ざり合っているから、らしい。 その後に行われた探偵助手の裏バイトでは虚像を怪奇撲滅外道光線((元ネタは特撮番組『ダイヤモンド・アイ』の「外道照身霊波光線」か。))で撃破し、緑澤由紀を死の運命から救った。続いてブライダルスタッフの裏バイトでも今を怪奇撲滅外道光線で滅却させ、田所を死の運命から救い出し西も重傷を負わずに済んだ。和美から食事としてキャビア…ではなく&bold(){とんぶり}((作者の故郷・[[秋田県]]の特産品。ホウキギの成熟果実を加熱加工したもので、見た目と食感がキャビアに似ていることから『畑のキャビア』とも呼ばれる。))を出されて拒否し駄々をこねるも、和美に嘘八百を並べられて流されるがままにとんぶりを食べさせられた((「今やキャビアと同格の超高級食品」→単に見た目と食感が似ているだけで味は全く違い、ましてや高級でもない。「超有名人セレブが大使」→とんぶり大使を務めているのは芸人のふかわりょう氏。))。 海の家スタッフの裏バイトでは作中最強クラスの怪異であろう「おおいなるもの」にも取って代わるなど&s(){ギャグだからってやりたい放題}その力は計り知れない。自由を得たパーティーピーポーたちはとんぶりの定期的献上を要求された。 裏バイトでの怪異撃破は単なる人助けではなく、真の目的は別にある模様。 } クサい項目の追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,24) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 能力のみならず、存在自体が「裏」技術の産物なんだろうか。人間として人並みに幸せになってほしいけど、叶わないのかな…… -- 名無しさん (2022-09-26 18:37:30) - ゾンビの事だから最終巻に近付くに連れてバディユメをガチホラーに仕上げてきそう -- 名無しさん (2023-03-10 18:57:44) - 血が繋がってないはずなのになんか弟妹と顔が似てるんだよな…… -- 名無しさん (2023-06-09 16:32:41) - 弥生ママン………え、これ人間すか?? -- 名無しさん (2023-08-05 19:04:49) #comment(striction) #areaedit(end) }