東大リベンジャーズ

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東大リベンジャーズ - (2024/03/04 (月) 07:51:32) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/02/27 Sun 11:10:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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#center(){&size(20){&bold(){ピークは合格発表。今、どん底。}}}

#center(){&size(20){&bold(){大切だった人を救うため――、}}}

#center(){&size(20){&bold(){日本最高学府の頂点を目指す!!}}}

#center(){&size(20){&bold(){リベンジ・コメディ、開幕!!}}}


#openclose(show=●目次){
#contents()
}


*概要
&bold(){『東大リベンジャーズ』}は、講談社の漫画アプリ「マガジンポケット(マガポケ)」で連載していた[[漫画]]作品。
作者は&bold(){『[[金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿]]』}の船津紳平。
単行本は全6巻。

タイトルから分かるように、[[週刊少年マガジン]]連載の大ヒット作品&bold(){『[[東京卍リベンジャーズ]]』}のパロディギャグ漫画。
[[東京大学]]を卒業しながらもフリーター生活を送っていた主人公・井丁道武が[[タイムリープ>タイムスリップ]]を繰り返すことで大学生活をやり直し、意中の女性・早瀬ユウキと結ばれるために奮闘する様を描く。
『東京卍リベンジャーズ』作者である和久井氏の「容認」を得て掲載されているが、あくまで「容認」なので和久井氏は「原作」ではなく&bold(){「Special Thanks」}としてクレジットされている。

元々は『犯人たちの事件簿』完結後の船津氏に当時の担当編集(東大卒)が「東大の漫画を描いてください!」と企画を持ち込み、一旦は&bold(){『トウダイセイ予備校』}(仮称)((ダサいのでタイトルは変更予定だった。))という作品の連載が決まっていた。
その後連載開始間近になって担当編集が交代、交代後の新担当(こちらも東大卒)とのタイトル打ち合わせ中に冗談で&bold(){「『東大リベンジャーズ』とかどうです?」}と船津氏が提案したことが本作誕生の切っ掛けとなった。((結果、『トウダイセイ予備校』はボツになりネームを全修正するハメになった。))
和久井氏からは&bold(){「『犯人たちの事件簿』好きなので船津さんならいいですよ」}と快諾だったとのこと。

『トウダイセイ[[予備校]]』の企画の時点で講談社内の東大卒社員複数名に取材を行っており、それらを元にした実際の東大のシステムや各種イベントなどが描かれているため「東大生の学生生活」について漫画を通じて学べるようになっている。
加えてパロディ作品としての要素が追加された結果、『東京卍リベンジャーズ』の名シーンがトンデモ改変され&font(l){台無し}迷シーンと化している点も見どころ。


*あらすじ
[[日本>日本国]]の最高学府の頂点・東京大学を卒業するもフリーターとして鬱屈した生活を送っていた井丁道武は、ある日[[新婚夫婦が出演するTV番組>新婚さんいらっしゃい!(テレビ番組)]]を見たことで学生時代の想い人・早瀬ユウキが[[慶應義塾大学]]卒の男と結婚したことを知る。
その後[[自転車]]との接触事故に遭ってしまった道武は、[[死]]の直前に東大での大学生活や早瀬に対する未練と後悔を強く感じていた……ところで生と死の狭間の空間に飛ばされ天使・ヤリエルと出会う。
&bold(){「無念の死限定!人生やり直し満足プラン」}に当選したことをヤリエルに告げられ、タイムリープを能力得た道武は7年前へと時間遡行。
今度こそ充実した東大生活送り、早瀬と結ばれるために道武の人生のリベンジが始まる……!


*登場人物
元ネタとなる『東京卍リベンジャーズ』の登場人物の特徴が色濃く残っているキャラクターは皆&bold(){狂的なまでの東大愛}を抱いている傾向にある。
また、それらのキャラクターは何故か&bold(){全員眼鏡を掛け}、加えて&bold(){チェック柄のシャツをズボンにイン}していることが多い。

・&bold(){井丁道武}
本作の主人公。26歳フリーター。モイキーら東大卍會メンバーからは&bold(){「ミチタッケ」}と呼ばれる。&font(l){語呂悪っ……}
県立静岡高校をトップの成績で卒業・東大に現役合格したが、そこがピークで東大生活で選択肢を間違い続けて成功者とは程遠い人生を送ることになってしまった。
ヤリエルから提示された「無念の死限定!人生やり直し満足プラン」について&bold(){内容を聞く前にもかかわらず超速理解}し、前回の東大生活という「過去問」を駆使して早瀬と結ばれるために奮闘することになる。
一応東大に現役合格できるだけあって頭の回転は早く、冷静かつ客観的な自己分析もでき、行動力もあるのだが、その頭脳からはじき出されるプランは斜め上かつしょうもないものばかりという&bold(){ダメ人間}。
東大卒であることに高すぎるプライドを持ち、私大卒の人間を内心どころかオープンに見下しているなど性格にも難を抱えている。
高校時代には&bold(){早瀬の写真集を[[勝手に作っていた>盗撮]]}というド級の&font(l){[[ストーカー]]}変質者気質も併せ持つ。
&bold(){東大に対して狂っているとしか言いようがない深すぎする愛}を抱いており、同様の気質を持つ人間と出会うと元の目的そっちのけで感激・感化されてしまう。

元ネタは『東京卍リベンジャーズ』の主人公・&bold(){[[花垣武道>花垣武道(東京卍リベンジャーズ)]]}。
容姿は大人時代の武道に眼鏡を掛けただけ。

・&bold(){ヤリエル}
「無念の死限定!人生やり直し満足プラン」に当選したミチタッケの前に現れた新人天使。
天使の輪と羽を装備したOLスーツの若い女性の姿をしている。
ミチタッケのタイムリープに同行しているが、ミチタッケ以外からは存在を認知できない。
ミチタッケの考案するアホみたいな計画や他の狂った東大生達にドン引きする本作のツッコミ役。

元ネタは『東京卍リベンジャーズ』でタイムリープのトリガーとなる&bold(){橘直人}。
本作ではヤリエルと握手することがタイムリープのトリガーとなっている。
また、『[[東京卍リベンジャーズ]]』のパロ絵でも直人の部分を担当している。

・&bold(){早瀬ユウキ(祐希)}
本作の(一応)[[ヒロイン>メインヒロイン]]。
ミチタッケとは中学2年の頃からの同級生。東大でも同じ文Ⅲ[[ドイツ語]]13組所属。
中学・高校時代はミチタッケに次ぐ学年2位の成績を常にキープし、同様に東大に現役合格した秀才。
美人な上に人当たりも良くクラスでの人気も高かった。
本来の世界線では慶應卒の商社マンと結婚して幸せな生活を送っていたのだが、それを認められないミチタッケによってタイムリープによる[[過去改変]]を目論まれることになる。

ポジション的に元ネタは『東京卍リベンジャーズ』のヒロイン・&bold(){橘日向}。
明るく誰にでも優しく接する人気者の美人、という点以外は特に似ていない。

**東大卍會
&bold(){東大最強オールラウンドサークル(自称)}。本来の世界線には存在していなかった謎のサークル。
トップのモイキーを「総長」と呼んだり、飲み会ではメンバー全員がモイキーとダラケンを整列して出迎え一斉に礼をするなど暴走族・不良のような様式が特徴。
オールラウンドを謳っているものの当初は&bold(){合唱サークル}として設立された歴史を持ち、その後も合唱は主要な活動の一つとして扱われている。
実はメンバーで現役東大生なのは総長のモイキー以下数人のみであり、&bold(){その他全員東大に憧れている浪人生}である。

・&bold(){赤城門次郎}
東大卍會総長。
&bold(){「2浪の“モイキー”」「赤門を通るために生まれてきた男」}の[[異名>二つ名]]を持つ……のではなく&bold(){サクラを雇って呼ばせていた。}
かつて東卍の新歓コンパで東大クイズを実施したことでサークルメンバーの人心を掌握、数少ない東大合格者になったということもあってカリスマとして絶大な支持を得ている。
東大生が優秀だとレッテルを貼られたり、揶揄されることが多い状況を憂いており&bold(){「東大の時代を創る」}ことを目的としているらしい。&font(l){ヤリエル「ずっと何言ってんの!?」}
サークル新歓で見かけたミチタッケを一方的に気に入り、メンバーに勧誘すべく頻繁に絡みにやって来る。

元ネタはもちろん初代東京卍會総長・関東卍會総長&bold(){「無敵のマイキー」}こと&bold(){佐野万次郎}。
容姿は眼鏡を掛けてチェック柄の服を着ている以外はマイキーそのまんま。

・&bold(){陀羅寺堅}
東大卍會副総長。通称:&bold(){ダラケン}。
銀の辮髪、こめかみの&bold(){&ruby(ヤスコー){安田講堂}の&ruby(スミ){刺青}}が特徴の長身の男。
常にモイキーの側に控え、東卍のあれこれを仕切っている。
実は東大生どころか大学生ですらなく、東大に憧れている&bold(){浪人生(6浪)}である。&font(l){勉強しろよ……}
6浪しているにもかかわらず&bold(){宅浪}を続けており、[[駿台予備校]]の存在を知らなかったなど東大への憧れ以外全てが抜けている。

元ネタはもちろん初代東京卍會副総長&bold(){「ドラケン」}こと&bold(){龍宮寺堅}。
基本的な容姿はドラケンそのままだが、やはり眼鏡とチェック柄の服を着ている。
ドラケンの特徴だった[[ドラゴン>ドラゴン(西洋の神話)]]の刺青が安田講堂へと変化、おまけに6浪していることが判明してからは&bold(){ぶっちぎりの狂人}として読者から認知されるようになった。

・&bold(){四ツ谷隆}
東大卍會メンバー。新歓コンパ幹事。
元ネタは東京卍會弐番隊隊長の&bold(){三ツ谷隆}。
元ネタ的に&bold(){四ツ谷にも安田講堂の刺青があるのでは}と読者を戦々恐々とさせている。

・&bold(){プーちん}
東大卍會メンバー。&bold(){3浪}。
とんでもなく胃腸が弱く、脂っこいものを食べると直ぐに腹を壊す体質。
新歓コンパでは揚げ物を食い過ぎたために路上で気を失い、その後&bold(){5日間昏睡状態}になっていた。
ちなみに父親も胃腸が弱い。
元ネタは東京卍會参番隊隊長の&bold(){「パーちん」}こと&bold(){林田春樹}。

・&bold(){ポーやん}
東大卍會メンバー。
見舞いに駆けつける当たりプーちんとは仲が良いようだが、昏睡状態のプーちんに[[豚の角煮]]を食わせようとしていた。
「プーちんが揚げ物を食べるのを止めなかった」という&font(l){意味不明な}理由で東卍を抜けて白ばらに転属、ダラケンの悪口を言い回るという&font(l){小学生みたいな}行動を起こすが、東卍と白ばらの抗争という名のミュージカルを通して和解する。
元ネタは東京卍會参番隊副隊長の&bold(){「ペーやん」}こと&bold(){林良平}。

・&bold(){ボジ}
東大卍會メンバー。&bold(){1浪}。
モイキーと同様東卍で数少ない現役東大生。
駒場キャンパスを熱烈に愛している&bold(){駒場原理主義者}であり、逆に本郷キャンパスに対しては敵意を剝き出しにしている。

元ネタは東京卍會壱番隊隊長の&bold(){場地圭介}。
ちなみに場地は中学一年で留年しているなど東卍の主要メンバーで最も学力が低いと思われるのだが、ボジは1浪で東大入学を成し遂げているあたりかなりの秀才である。

・&bold(){ウマイリー}
東大卍會メンバー。&bold(){1浪}。
元ネタは東京卍會肆番隊隊長の&bold(){「スマイリー」}こと&bold(){河田ナホヤ}。

・&bold(){モーチョ}
東大卍會メンバー。&bold(){3浪}。
元ネタは東京卍會伍番隊隊長・天竺幹部の&bold(){「ムーチョ」}こと&bold(){武藤泰宏}。

**その他
・&bold(){馴岡ユキタカ}
ミチタッケや早瀬と同じ文Ⅲドイツ語13組所属の東大生。開成高校出身。
本来の世界線では早瀬と同じ文Ⅲドイツ語13組のパ長(コンパ長)を務めていたため、ミチタッケから宿敵認定されていた。
[[イケメン]]な上にコミュ力の塊という[[完璧超人]]であり、自分に敵意を抱いているミチタッケすら即攻略してしまうほど。
タイムリープ後もミチタッケのアホみたいな妨害工作を物ともせずパ長となるが、その時のやり取りがきっかけで意識改革し、改変後は&bold(){年間売上高1000億の企業のCEO}となっている。

・&bold(){清水将貴}
通称:シミマサ。ゲルマン民族研究会所属。文Ⅲドイツ語13組の上クラ(2年生)。
オリ合宿(オリエンテーション合宿)では先輩として東大でのあれこれを新入生にレクチャーした。
この時に何故かミチタッケに目をつけており、サークル新歓ではしつこく勧誘を行うもモイキーとダラケンに割り込まれて有耶無耶となる。
本来の世界線ではミチタッケは勧誘を断り切れずゲルマン民族研究会に入会し、ストイックな1年を過ごしたことで灰色の学生生活を送る切っ掛けの1つとなったらしい。

元ネタは東京卍會参番隊隊員で8・3抗争編のボスでもある&bold(){「キヨマサ」}こと&bold(){清水将貴}。
通称こそ違うがフルネームの漢字が同じ唯一の人物。((『東京卍リベンジャーズ』の方は「キヨミズ」、本作は「シミズ」と苗字の読みは異なる。))

・&bold(){上田祥次郎}
慶應大学生。
他大学の学生でも入会OKという東大合唱サークル「白ばら」((東京大学白ばら会合唱団。実在する東京大学・お茶の水女子大学公認サークル。大学生だけでなく社会人も参加可能。1945年発足の東大で最も歴史あるサークルでもある。))に現れた。
本来の世界線における早瀬の結婚相手であり、こちらでは大手商社の四菱商事に就職している。
実はミチタッケや早瀬とは同郷で同じ予備校に通っていた過去を持ち、早瀬とその頃から地道に仲を深めていた。

元ネタは初登場時の構図からおそらく『東京卍リベンジャーズ』関東事変編までの全ての黒幕・&bold(){稀咲鉄太}。
容姿は稀咲と全く似ていない。

・&bold(){万堂敦}
文Ⅲドイツ語13組所属の東大生。熊本高校出身。渾名はマッくん。
ミチタッケ同様&font(l){狂った}深すぎる東大愛の持ち主。
本来の世界線ではミチタッケとは面識がある程度で、卒業後はフリーターだったが、2回目のタイムリープでミチタッケがシケ長(試験対策委員長)になったことで交流ができ意気投合する。
ミチタッケとの出会いが功を奏したのか改変後は四菱商事への就職に成功……したものの東大狂い故に周囲と打ち解けることができず出世コースから外れ、この未来では[[信州大学]]の[[医学部]]を受験する意志を固める。
2度目のタイムリープ後はミチタッケの親友ポジションとなった……が、妙にミチタッケと距離が近かったり、なんの脈絡もなくキスするアクシデントが発生したり、お互いそれについて何も無かったかのようにやり取りを始めたりと異様な雰囲気を醸すようになっている。

元ネタは『東京卍リベンジャーズ』でのタケミッチの友人・&bold(){千堂敦}。
[[リーゼント]]は据え置きだがやはり眼鏡とチェック柄の服を着ている。

・&bold(){全間修二}
白ばら“仮”部長。&bold(){2留}。
寝坊癖が酷く、部長ながら一度も練習に顔を出したことが無い。
留年を戒めるためか両手の甲に&bold(){「留」「年」}の刺青を入れている。
東卍と白ばらの抗争をしたいがためにポーやんを唆していた五月祭の黒幕。

元ネタは愛美愛主総長代理・芭流覇羅初代副総長・東京卍會陸番隊隊長・天竺幹部の&bold(){半間修二}。
蝶ネクタイとタキシード、眼鏡、手の甲の刺青を除けば半間そっくり。


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- ノリはほぼ『犯人たちの事件簿』なので、あっちが好きな人には合う可能性が高い  -- 名無しさん  (2022-02-27 11:27:30)
- 東大出たのに駄目だった奴  -- 名無しさん  (2022-02-27 15:31:52)
- 金田一の東大卒小城がいつ出てくるかたのし…ビクビクしながら見てる  -- 名無しさん  (2022-02-27 20:22:56)
- ミチタッケとモイキーが記憶保持して小学生時代に戻ったら知り合い全員東大現役合格ルート目指すんだろうか  -- 名無しさん  (2022-11-16 16:32:33)
- こっちはどうすんだろ…  -- 名無しさん  (2022-11-30 22:00:30)
- 最近上田が意味不明すぎるんだよな  -- 名無しさん  (2023-02-25 07:36:23)
- えっ、終わっちゃったのか  -- 名無しさん  (2023-10-17 13:57:07)
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