ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~

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ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~ - (2025/09/13 (土) 18:28:12) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/06/13 Mon 01:21:10
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#center(){&sizex(6){&bold(){&font(#ffdc00,#ffffff){キラキラ輝く君になれ!}}}}

#center(){&sizex(6){&bold(){&font(#ffdc00,#ffffff){魔法の言葉はチンカラホイ!}}}}


『ドラえもん のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』とは、『映画[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]シリーズ』の第27作目のタイトルである。

2007年3月10日に公開で上映時間は112分。興行収入は35.4億円。
わさドラ映画の第2作目であり、[[コロコロコミック]]30周年の記念作でもある。

#openclose(show=●目次){
#contents()
}

*【概要】
本作は1984年3月17日に公開された「[[ドラえもん のび太の魔界大冒険]]」を再構築してリメイクされた作品となっており、前年のリメイク作であるのび太の恐竜2006同様に旧作ファン等を中心に話題を呼んだ。

そんな本作であるが評価は賛否両論であり、主な理由としては公開当時はわさドラそのものに対して忌避の声が多く旧作映画のリメイクにも否定的な見方が強かったことに加え原作・旧作と比較して大幅に改変された設定やシーンが多く、特に本作のゲストキャラクターである美夜子に関する設定が大きく変更されておりその点が評価を大きく分ける要因となっている。

一方で映像技術の進歩によって悪魔達との戦闘等はとても迫力のあるものになっている他原作では唐突感が否めなかったドラミの参戦等の細かいシーンにも補完がなされており、好評を得ている。
ちなみにジャイアン役の[[木村昴]]氏は2017年の企画で本作をオススメ作品として紹介している。

原作の魔界大冒険の人気の高さとわさドラ黎明期の混沌とした雰囲気を如実に表した一作と言えるかもしれない。

なお、漫画版として岡田康則氏による『ドラえもん映画ストーリー のび太の新魔界大冒険』が存在している。
以後の映画ストーリーは基本的にわさドラ新作映画のコミカライズとなっており、リメイク映画の漫画版は実質的にこれが唯一となっている((前作『のび太の恐竜2006』はDS版を基にしたものが[[攻略本]]に掲載されている。また以後のリメイク作品における漫画作品は本編以外を描いた外伝等となっている。))。
さらに映画ストーリーの内容も本作品とは微妙に異なっているため、「魔界大冒険」は大長編、旧映画版、本作、映画ストーリーと4つもバリエーションが存在する珍しい立ち位置と言える。


*【あらすじ】
[[テスト]]の成績が芳しくなく先生からお説教のために放課後も残され、野球の試合ではエラーや三振ばかりでチームに迷惑をかけ家に帰れば部屋の掃除ができてないことを[[ママ>野比玉子]]に咎められる等今日ものび太の1日は冴えないものだった。すっかり心が折れてしまったのび太は居間でくつろぐドラえもんに泣きつくが、偶然テレビに映っていた魔法少女物を見たことで「&bold(){[[魔法]]が使えるようになれば全てがうまくいく}」と思いつきドラえもんに提案するも「&bold(){魔法は科学に淘汰された}」と論破され聞く耳を持ってもらえなかった。

その後も空からのび太とドラえもんを模した石像が降ってきたり、謎の腹痛に襲われたドラえもんが一時的に22世紀に帰ったりとドタバタした1日を過ごすことになったが、そこでのび太は「[[もしもボックス]]」で魔法を使える世界を実現すれば良いと閃く。
その案にドラえもんも面白がり「&bold(){もしも、魔法が使えるようになったら}」ともしもボックスにコールする。

軽い気持ちで呟いた事が、後に地球の命運をかけた悪魔との戦いに繋がっていくとも知らずに…


*【登場キャラクター】
**【メインキャラクター】
・[[ドラえもん>ドラえもん(キャラクター)]]
CV:[[水田わさび]]

みんな大好き&font(l){青狸}猫型ロボット。
のび太の口車に乗せられて魔法の世界を作り出したは良いが[[もしもボックス]]を部屋に放置した結果元の世界に帰れなくなったり、正体を知らなかったとはいえ美夜子に酷い扱いをして事態を拗らさせる等恒例のそそっかしい点が散見される。
一方で、悪魔達との戦いに於ける貢献度は原作同様大きく本作の追加シーンでも多くの活躍を見せており、ひみつ道具を余す事なく駆使して悪魔達と対等に渡り合う立ち回りを見せてくれる。

前作の「&font(#ffb74c){あたたかい目}」をしれっとやっていたり、所々で顔芸を披露したりとネタ的にも見せ場が多かったりする。
美夜子の猫姿を一目見るなりメロメロになるが、人間に戻った途端&bold(){露骨にがっかりしていた}。

・[[のび太>野比のび太]]
CV:大原めぐみ

愛すべき馬鹿にしてやる時はやる男。
冴えない日々に嫌気がさして魔法世界を作り出したものの、碌に魔法が使えない駄目っぷりで元の世界と大して変わらない体たらく。
だが魔法が使えないまま終わる事を良しとせず静香と共に魔法の練習に励んだり、1人で気負う美夜子に対して励ましの言葉をかけたりと気概のある一面を覗かせたりもする。

今作では特技の射撃能力を活かして空気砲で悪魔を迎撃する他、旧作ではジャイアンの役回りだったデマオンの心臓へ銀のダーツを投擲する役に変更される等ドラえもん同様に活躍シーンが増加している。

・[[しずかちゃん>源静香]]
CV:[[かかずゆみ]]

心優しいみんなのアイドル。
劇中での活躍は良くも悪くも原作通りで他のメンバーと比べると活躍シーンの増加は殆どないが、原作と比べて美夜子との関わりが増加しておりエンディング後のラストシーンでは美夜子からある事を打ち明けられる程の良き同性の友達として信頼関係を築いていく。

原作にもあった[[パンチラ]]シーンは本作でも健在であり、妙に気合の入った作画による[[パンチラ]]を拝ませてくれる。

・[[ジャイアン>ジャイアン(剛田武)]]
CV:[[木村昴]]

ガキ大将にして熱い[[漢]]。
日常パートではいつも通りに魔法が使えないのび太をからかって楽しんだりするものの、美夜子の助太刀に向かおうとするのび太とドラえもんの元へ自ら危険な冒険への同行を志願する[[漢っぷりも健在>大長編補正(ドラえもん)]]。

前述した通り本作ではデマオンへのとどめをのび太に譲っていたり、[[歌声>ジャイアンリサイタル]]で悪魔を撃退するシーンが丸々カットされているものの、
メジューサの襲撃から魔界歴程の片方を守り抜いたり地下から悪魔城へと潜入する際には持ち前の体力を活かしてモグラ手袋による穴掘り要因を担当する等本作ならではの見せ場をしっかりともらっている。

・[[スネ夫>骨川スネ夫]]
CV:[[関智一]]

愛すべきヘタレ坊ちゃん。
今作でも気弱な所を見せたりするが、全体的に見ると恒例のヘタレっぷりはかなり抑えめで内心はビビりながらもジャイアンと共に自らドラえもん達の冒険へと同行する覚悟を見せ、悪魔城にてデマオンに追い詰められかけた際には機転を利かせてデマオンに一矢報いる活躍を見せてくれる。

一方でのび太によって静香の[[パンチラ]]を目撃した際には思わずのび太を褒め称えてしまったり、悪魔に捕獲され調理されかける場面では前作の迷言をセルフオマージュしてたりするのでネタ的にも彼の活躍は必見である。

・[[ドラミ>ドラミちゃん]]
CV:千秋

ドラえもんの[[妹>弟(妹)キャラ]]。
本作では序盤から登場しており、謎の腹痛に襲われ帰ってきたドラえもんをこれ見よがしに検診させようと[[セワシ]]と共にドラえもんを羽交い締めにするも、あと少しのところで逃してしまいドラえもんの病院嫌いに呆れていた。

その後は特に物語に絡むことは無かったが、終盤にてセワシから腹痛の原因が四次元ポケットにあるかもしれないので調べて欲しいと頼まれた結果メジューサによって[[石化]]されてしまったのび太とドラえもんを発見し[[タイムふろしき]]で石化の魔法を解き、以降はのび太達に同行してデマオンとの最終決戦を共に闘うことになる。

**【ゲストキャラクター】
・満月美夜子
CV:相武紗季/ 松元環季(幼少期)

本作のゲストヒロイン。
有名な魔法使い満月牧師の娘であり、魔法の絨毯を巧みに操り多彩な魔法を使う事が出来る高い技量を持つ。本作では&bold(){&font(#ff0000){幼い頃重病に罹った自分を救うために母が犠牲となった暗い過去}}を持っており、旧作と比べて影のある描写が増加している。

中盤にて悪魔の襲撃を受けた際原作では[[猫]]だったのが今作では[[ネズミ]]の姿に変えられてしまったことで主にドラえもんから酷い扱いを受け、誤解が解けた後は静香達によって猫の姿に変化するまでに何やらおぞましい物の姿に変えられてしまうというヒロインにあるまじき不憫さを見せたりもする。

本作では冒頭及びエンディングにて現実世界での彼女の様子も描かれており、現実世界では天文学者である父の助手として活躍してる様子が描かれている。

・満月牧師
CV:河本準一

魔法学の研究者にして美夜子の父親。旧作と違い「博士」ではない。
魔界星の接近にいち早く感付き人々に警鐘を鳴らしているが、世間では与太話程度に扱われ誰も[[地球]]の危機に気づいてくれない現状に焦燥感を抱いている。

美夜子同様彼も現実世界の立場が描写されており、天文学者として宇宙の観測を行っていた所通信衛星の映像から太陽系に[[ブラックホール]]が接近している事を確認し対処に苦心している様子が描かれている。
&font(l){その上別のモニターには[[宇宙を飛び続ける無数の栗まんじゅう>バイバイン]]が…}

・美夜子の母
CV:久本雅美

本作の[[オリジナルキャラクター]]。
本編開始時点で既に故人となっており、嘗て治療が不可能な病によって死にかけていた幼い美夜子を助けるために満月牧師の静止を振り切って悪魔との取引を行い、[[&bold(){&font(#ff0000){自らの命と引き換えに美夜子の命を救った。}}>自己犠牲]]

この事は美夜子と満月牧師に暗い影を落としており、満月牧師曰くこの取引が今回の魔界星接近の引き金となってしまったと考えられている。
コロコロの漫画版だと生前は錬金術師だった様子。

・佐倉魔美
CV:瀬那歩美

藤子氏作のSF漫画「[[エスパー魔美]]」の主人公。
居間で寛いでいたドラえもんが部屋から降りてきたのび太と取っ組み合いになった際弾みでテレビのチャンネルが切り替わった際に登場。
本作ではエスパーではなく[[魔法少女]]として活躍しており、その姿を見たのび太は魔法が使えるようになれば全てがうまくいくという考えに至る流れになっている。

**【悪魔族】
・デマオン
CV:[[銀河万丈]]

地球侵略を企む悪魔族の[[王]]。&font(l){裏設定では好物は[[栗まんじゅう。>バイバイン]]}
原作からデザインが多少変更されており、本作では[[髭>ヒゲ]]を蓄えたより迫力のある[[魔王]]らしいデザインへと変わっている。

魔法の水晶玉を用いてドラえもん達が自分を倒す事を予見し、いち早く地球にメジューサを送り込み魔界歴程を奪わせ地球侵略の下準備を行い、悪魔城にてドラえもん達と対峙した際にはモーテン星の力を無力化し多数の[[分身>分身(属性)]]でドラえもん達を翻弄して追い込む等原作以上に魔王としての圧倒感のある描写が増加している。

・[[メジューサ>メジューサ(ドラえもん)]]
CV:久本雅美

原作・旧作におけるみんなの[[トラウマ]]。
デマオン同様原作からデザインが変更されており、元の不気味な雰囲気を残しながらも妖艶な女性を思わせる美麗な見た目になっていて良くも悪くもドラえもんらしからぬ雰囲気を醸している。

原作では終盤に魔界星から逃げ延びたのび太達を石化するだけの活躍だったが、今作では出番が大幅に増加しており原作の流れに加えて序盤からデマオンの刺客として暗躍し、満月牧師を教会ごと拉致したりのび太達を油断させて魔界歴程を奪い取る等全編を通して強敵として立ちはだかる。
終盤にて地球侵略の障害となる「月の光」を消し去るための捨て駒として利用され、月の結界を破壊した事で生じた余波を受けて体が崩壊し[[消滅]]しかけるが…

#openclose(show=終盤のネタバレ注意){
メジューサの体が消えゆくと同時に1人の女性の姿が露わとなる。その様子を訝しむ美夜子達だったが、疑問が確信に変わり美夜子と満月牧師は女性の元へと駆け寄る。

&bold(){&font(#ff0000){その女性は既に亡き者となっていた筈の美夜子の母だったからである。}}

悪魔との取引が成立した時点で人間としての彼女は死んでいたものの、魂は消滅しておらずそれをデマオンが&font(b,red,black){悪魔として転生させ都合の良い僕として}[[&font(b,red,black){洗脳}>洗脳]]&font(b,red,black){した事でメジューサとして今まで生き延びていた。}
そして今際の中で悪魔との儀式に対する後悔と、そうまでして救いたいほど美夜子を愛していた事、そして魔界星の月の正体がデマオンの心臓である事を伝え、美夜子達に看取られながら光となって消滅した。}

テレビで放送された前日譚によると、自身の部屋に石化させた者達を飾っている。

・三つ星悪魔
CV:[[宇垣秀成]]

デマオンの側近を務める高位の[[悪魔]]。

劇中では魔界星に侵入したドラえもん達の捜索・捕縛のためにデマオンに代わって悪魔の軍勢を指揮してドラえもん達の行手を阻んだ。

・ギム
CV:山崎バニラ

地球に偵察にやってきたサルのような姿をした悪魔。原作と旧作ではただの使い魔と呼ばれるだけで、名前は設定されていなかった。
今作では主にメジューサと行動を共にするシーンが多い。
月の結界を破壊するべくメジューサと共に月に降り立つが、最後は月の光をダイレクトに浴びたことで消滅した。

テレビで放送された前日譚によると、もともと魔界星の住民ではない模様。たまたま地球にやってきてのび太を狙うがことごとく失敗、その後時空の乱れに巻き込まれ、おそらくそれにより魔界星にたどり着いた。

中の人は[[ジャイ子]]と同じだが、今作では[[ジャイ子]]としての出番は無かった。

*【用語】
・魔界歴程
嘗て[[人間>ヒト(生物)]]でありながら単身で魔界星へと乗り込んだ&bold(){ナルニアデス}という人物が魔界星の様子やデマオンの[[弱点]]等を書き記した古い書物。

原作では既に満月牧師の手元にあったが、本作では地球の何処かに隠されており満月牧師が隠し場所を記した古文書の解読に難儀している所を翻訳こんにゃくで解読させ在処を掴んでいる。

原作では一まとめになっていたのが今作は2冊に分かれており、片方はジャイアンが片方はメジューサの手に渡ることとなりデマオンの真の弱点は奪われた方に記されていたためドラえもん達はそれを知ることなくデマオンに挑む事になってしまう。

・[[月>月(天体)]]
原作でも月の光には悪魔族の魔法を解く力があり更に[[ウサギが住み着いているという設定>ドラえもん のび太の月面探査記]]だったが、今作はナルニアデスが衛星という特性を利用して悪魔族から地球を守るための防衛網として特殊な[[結界>バリア]]を張り巡らせた事で月の光には悪魔族を弱める魔力が付与されている設定に変更されている。

しかし、メジューサによって奪われた方の魔界歴程に月の結界の仕組みが書かれており、月の光を消し去るためにデマオンがメジューサを差し向け結界が[[無効化]]され月の守りが無くなった事で物語は最終決戦へと動き出す。

・悪魔族
太古の地球に降り立ち、人間達に魔術を授け魔法文明の礎を築かせた[[地球外生命体>宇宙人]]であり地球とは別の魔界星を母星としている。

満月牧師曰く過去に何度も地球侵略を目論み、魔界星を接近させては&font(b,red,black){恐竜の絶滅やノアの大洪水}等の天変地異を発生させていた。
しかし、前述したナルニアデスの策によって月が防衛網となって永い間地球は守られてきたが美夜子の母が悪魔と取引をした事がトリガーとなって再び魔界星が地球へと接近する事になる。

本作では魔法世界と現実世界はある程度干渉し合っている事が示唆されており、魔法世界では魔界星が地球へ接近しているのに対して現実世界では[[ブラックホール]]が太陽系へと広がりつつある様子が描かれ、エンディングでは魔界星の消滅に伴って[[ブラックホール]]も消滅している。

*【ひみつ道具】
黒字は原作から続投、青字は本作で追加された道具となっている。

#openclose(show=ひみつ道具一覧){

・&font(#0000ff){ロボッター}

取り付けた対象を[[ロボット]]のように操れるようになる豆状の道具。冒頭でのび太に泣きつかれたドラえもんが部屋の片付けを手伝うために使用した

・&u(){[[&color(black){もしもボックス}>もしもボックス]]}

本作のキーアイテム。のび太の閃きによって現実世界を魔法世界へと変えたが、その後はドラえもんが部屋に出しっぱなしにしたことが災いしてゴミと勘違いしたママによって破棄されてしまう。

・&font(#0000ff){鬼は外ビーンズ}

投げつけた対象を室内から屋外へと強制的にワープさせる道具。
のび太の部屋へとたどり着いた美夜子(鼠)に驚いたドラえもんが咄嗟に取り出して美夜子に投げつけ外へ追い出すために使用された。

・&font(#0000ff){オールシーズンバッチ「夏」}

メジューサによって全員が氷漬けにされあわや全滅という所でドラえもんが自らに使用して氷を溶かして脱出した後に、のび太達を家へと運び込み全員を氷漬けから復活させた。

・&font(#0000ff){月光灯}

光を浴びると[[狼男]]に変身できるライト。この光は月の光と同じもの。
悪魔族が月の光を弱点とすることを知ったドラえもんが悪魔族への特攻武器として全員に装備させ、デマオンとの対決時にスネ夫が機転を利かせてデマオンの分身を打ち破った。終盤ではメジューサによって石化されたのび太とドラえもんが過去のドラえもんのポケット内部で使用して一時的に石化を解除した。

・&u(){[[&color(black){タケコプター}>タケコプター]]}

お馴染みの移動手段。序盤から中盤まで活躍するが、魔界星にて長時間使用した結果バッテリーが上がり使用不可になってしまった。

・&u(){[[&color(black){どこでもドア}>どこでもドア]]}

お馴染みの移動手段2。魔界歴程を取りに行った美夜子の元へと行くために使用した他、終盤ではデマオン軍の包囲網を突破するきっかけを作り出した。

・&u(){[[&color(black){タイムマシン}>タイムマシン(ドラえもん)]]}

序盤でお腹を壊したドラえもんが22世紀に戻る時と終盤で過去の自分達にもしもボックスの使用を止めさせるために使用した。

・&font(#0000ff){モーテン星}

使用すると他者の盲点に入ってしまい[[誰からも見えなくなる>隠蔽能力]]道具。劇中では悪魔城への侵入とデマオンから一時退却する際に使用されたが、退却時は鼻が効く魔物に追跡された事で殆ど意味を成さなかった。
原作及び旧作では該当シーンに[[石ころぼうし]]が使われていたが、原作の設定と劇中の描写に矛盾が生じていたため代替品として差し替えられている。

・とりよせバッグ

のび太の机を取り寄せタイムマシンで過去の世界へと向かう場面と劇中では描写されなかったが、燃え尽きた美夜子の魔法の絨毯の残骸を集めるために使用された。

・&u(){[[&color(black){タイムふろしき}>タイムふろしき]]}

序盤では空から降ってきた石化したドラえもんによって壊れたのび太の部屋の天井の修復のため、終盤ではメジューサによって石化されたのび太とドラえもんの魔法を解くのと魔界星に突入する際燃え尽きてしまった美夜子の絨毯の復元に使用される。

・&u(){[[&color(black){空気砲}>空気砲(ドラえもん)]]}&&u(){[[&color(black){ショックガン}>ショックガン(ドラえもん)]]}

お馴染みの攻撃手段。全編を通して悪魔達と対抗するための武器として用いられた。

・&u(){[[&color(black){ひらりマント}>ひらりマント]]}

お馴染みの防御手段。悪魔族との初戦闘、魔界歴程奪還戦、最終決戦等悪魔族との戦いで全面的に活躍した。

・スパイ衛星

魔界星へとたどり着いたドラえもんが悪魔達の根城を追跡するために使用。悪魔城を探り当て、デマオンの玉座も見つけ出すことに成功するが直後に存在を察知されていたデマオンによって破壊されてしまった。

・&u(){[[&color(black){あべこべクリーム}>あべこべクリーム]]}

魔界星の[[南極>南極大陸]]を横断する道中で極寒に対抗するために使用した他、魔界星から脱出する際魔法の絨毯に使用して耐火性を獲得させた。

・&u(){[[&color(black){ビッグライト}>ビッグライト]]}

最終決戦時にドラミがデマオンの心臓へと放たれた銀のダーツを[[巨大化]]させてデマオンへのトドメをアシストした。

・魔法ぼうし

原作同様まさかの活躍をする。}


*【主題歌】
・[[オープニングテーマ]]

「ハグしちゃお」
・作詞:阿木燿子
・作曲:宇崎竜童
・編曲:京田誠一
・歌:夏川りみ

冒頭でママに怒られ、泣きながら部屋の片付けをするもゴミに足を取られて本の山を崩し却って部屋を散らかしてしまい我慢の限界を迎えたのび太がお馴染みの「ドラえもーん!」の叫びと共に始まる形式となっている。

・[[エンディングテーマ]]

「かけがえのない詩」
・作詞:hiroko,mitsuyuki miyake and Hidemi
・作曲:mitsuyuki miyake
・編曲:mitsuyuki miyake and takashi morio
・歌:mihimaru GT

最終決戦でデマオンを打ち倒し魔界星による地球侵略の危機を救った直後、美夜子の母が遺したペンダントが[[光]]を放ち月の結界が修復され、月が再び輝きを取り戻すシーンでイントロが流れ始めエンディングに移行する演出がなされている。


*【余談】
本作公開に先駆けて、同年3月8日に本作を元にしたニンテンドーDS用ソフト「ドラえもん のび太の新魔界大冒険 DS」が発売された。





前作:[[ドラえもん のび太の恐竜2006]]

#right(){次作:[[ドラえもん のび太と緑の巨人伝]]}


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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- ノアの洪水が悪魔の仕業って一神教の皆様がブチ切れそうな話だ  -- 名無しさん  (2022-06-13 01:33:57)
- 前後(のび太の恐竜2006、緑の巨人伝)の評価に引きずられて不当に評価低くなってる感はある。美夜子関連のミスリードは脚本上必要だったのか疑問だが  -- 名無しさん  (2022-06-13 02:53:59)
- 7人の魔法使い、というタイトルだけど”7人”で戦うシーンは無かった気が  -- 名無しさん  (2022-06-13 03:49:27)
- 終盤のドラミちゃん入れたら8人な気がする  -- 名無しさん  (2022-06-13 06:38:31)
- 出木杉くんの出番がカットされてた(ドラえもんになってた)。なんか残念。  -- 名無しさん  (2022-06-13 08:58:59)
- リメイクするんだったらリメイクならではの見せ方が欲しい派だから個人的には旧作と違ったアプローチをされてて満足な出来だった  -- 名無しさん  (2022-06-13 08:59:35)
- 玉子さんが戦犯扱いされがちだけど、あそこでドラ達が現実界へと帰ったら間違いなく現実世界も魔法世界も詰んでいたからある意味ファインプレイだと思う。息子の部屋のものを勝手に捨てるのはどうかと思うが  -- 名無しさん  (2022-06-13 09:43:37)
- 美夜子さん可愛すぎぃ!  -- 名無しさん  (2022-06-13 13:49:26)
- 原作・旧作の矛盾解消は凄く良かったけど、美夜子とその母親の絆を強調したことで冒険要素が薄くなったり個人的には微妙だったから  -- 名無しさん  (2022-06-13 17:45:31)
- 途中送信失礼。「微妙だったから」じゃなくて「微妙なところもあった」と書きたかった。とにかく自分の中では駄作ではないが名作とも言えない感じのリメイクだった。  -- 名無しさん  (2022-06-13 17:47:02)
- 美夜子サイドの声優陣が芸能人ばっかりで勘弁してくれって思ってたけど、全員役にハマってて違和感なく見れたわ。それはそれとして本職を使ってくれよとは思ったけど  -- 名無しさん  (2022-06-13 18:51:40)
- 栗まんじゅうはあのあと満月博士に発見されたのだろうか…  -- 名無しさん  (2022-06-13 23:10:41)
- 公開当時はまだまだわさドラに対する風当たりが強くてやたらとネガキャンされてたイメージがある  -- 名無しさん  (2022-06-14 12:36:36)
- 偽エンディングちゃんとあるよね。  -- 名無しさん  (2022-06-14 18:29:37)
- 美夜子が最後に見せた満面の笑顔が凄く印象に残ってる。  -- 名無しさん  (2022-06-14 18:57:37)
- 作画は間違いなく良いんだけど、話の改変がちょっときつすぎたなって。まだ変えないといけないって風潮が強すぎた  -- 名無しさん  (2022-06-14 19:20:57)
- いつかのTV版で放映されてた際、満夜子さんの母親の声優が久本さんじゃなくて、江森 浩子さんになってたことがあった....アレは何でだ??  -- 名無しさん  (2022-06-14 20:00:20)
- ↑確か裏番組にマチャミが出てたから。高橋一生のダブりで耳をすませばが延期されたアレ。……アレンジ派には満足のデキ。  -- 名無しさん  (2022-06-14 21:43:31)
- ↑そうだったんですか、ありがとうございます( 因みに調べてみましたら、2013年のTV放映版の時みたいでした )。因みに映画本編の中には栗饅頭だけなく、ジャイ子ちゃんやピー助も登場してたりする。  -- 名無しさん  (2022-06-14 23:14:48)
- 悪魔の所業を聞いたらバンホーさん達黙ってないだろこれ・・・  -- 名無しさん  (2022-06-15 00:35:52)
- ドラえもん映画で人が死ぬって概念が無かった当時は終盤の展開が衝撃的だったわ。これはこれでデマオンの非道さが強調されてて個人的には良い演出だと思った  -- 名無しさん  (2022-06-15 09:57:44)
- 減点方式なら凡作、加点方式なら名作って感じたな  -- 名無しさん  (2022-06-20 18:05:36)
- 猿っぽい使い魔ギムって名前だったのか。  -- 名無しさん  (2022-06-20 18:37:12)
- 旧作もいいけどリメイク版の影のある美夜子さんも捨てがたい…   -- 名無しさん  (2022-06-28 09:59:39)
- 改変や声優の事であれこれと言われるけど、個人的にはリメイク版の影のある美夜子さんが好きだな。最終決戦時に涙を零しながら剣を振ってるシーンは子供心に深く突き刺さった  -- 名無しさん  (2022-07-05 15:45:23)
- ドラえもん映画は「魔界大冒険」、「鉄人兵団」、「海底鬼岩城」が好き。SFや冒険感がたまらん。  -- 名無しさん  (2022-07-05 18:23:42)
- 冒険譚の側面が強いのは旧作、ファンタジー物としての側面が強いのはリメイクって感じだな  -- 名無しさん  (2022-07-27 15:07:57)
- 地震が来た時にママがのび太をテーブルの下に引きずりこんで抱き締めるのもだけど、パパがドラえもん抱きしめてる場面か地味に評価されてたりする。  -- 名無しさん  (2023-03-08 17:07:11)
- 仮に玉子さんがポイ捨てせずにもしもボックスで元の世界へ帰ったとしても待ってるのはブラックホールの接近という詰み状況。少しのズレで二つの世界線の地球が終わってたと思うと恐ろしいわ  -- 名無しさん  (2024-03-19 12:21:42)
- 何気にわさドラでのしずかちゃんの完全なサービスシーンが流れる最後の作品(お風呂シーン自体はあるけど)  -- 名無しさん  (2024-05-18 09:30:37)
- ↑確かに時代の流れもあって、わさドラでしずかちゃんの完全なパンチラ(パンモロ)を拝める最初で最後の作品になってしまった。スタッフもそれが分かっていたのか原作に無いパンチラシーンまで挿入する気合の入りぶりが伺える  -- 名無しさん  (2024-05-29 02:46:53)
- そばにいて、そばにいて。たった1人の君、代わりなんていないから 満月親子の家族愛やドラえもん達の友情を的確に表した秀逸な主題歌だと思う  -- 名無しさん  (2024-06-10 12:50:45)
- ↑mihimaruGTだから仕方ないけど、ラップのパートはいただけなかった  -- 名無しさん  (2024-08-06 00:03:02)
- 美夜子さんの幼少期やってたの後のコハナ(電王)  -- 名無しさん  (2024-09-08 17:05:11)
- ギムの声ジャイ子の人なのか  -- 名無しさん  (2024-09-08 18:33:54)
- 並行世界設定やぽっと出のメジューサを上手く料理した傑作だと思う。散りばめられた恐怖のスパイスもいい感じ  -- 名無しさん  (2025-03-15 14:43:02)
- わさドラそのものへの忌避とかはもう映画の賛否と関係ないんでは  -- 名無しさん  (2025-04-10 13:19:27)
- 美夜子とメジューサの首飾りが似てるなーと思ってたけど後から伏線だったのかと気づいて感心したな。リメイクはその設定追加が一番好きだった。  -- 名無しさん  (2025-04-19 18:05:35)
- 最後に魔法世界のドラえもんとのび太の描写も欲しかった。  -- 名無しさん  (2025-04-19 18:17:09)
- 久本雅美はメジューサには合ってたけど母親役は違和感バリバリ。  -- 名無しさん  (2025-08-11 01:04:46)
- 石ころ帽子→モーテン星 透明マントじゃダメだったんだろうか  -- 名無しさん  (2025-09-13 15:35:23)
- ゲストキャラだと美夜子さんが好きだからリメイク嬉しかった思い出。  -- 名無しさん  (2025-09-13 18:28:12)
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