風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜

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風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜 - (2025/04/18 (金) 03:10:04) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/07/25 (月) 20:33:43
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます

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&tags()
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#center(){
&font(i){&color(Blue){だから忘れた夢がある}}

&font(i){&color(Blue){思い出せない夢なのか}}
&font(i){&color(Blue){思い出さない夢なのか}}

&font(i){&color(Blue){僕が夢を忘れたのか}}
&font(i){&color(Blue){夢が僕を忘れたのか}}

&font(i){&color(Blue){それでも夢は確かにあった}}

}



『&bold(){風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜}』(&italic(){Klonoa 2: Lunatea's Veil})はナムコ(現バンダイナムコゲームス)から2001年3月22日に[[PlayStation2]]で発売されたテレビゲーム作品であり、『[[風のクロノア door to phantomile]]』の直続の続編。『風のクロノアシリーズ』としてはワンダースワンで発売された『風のクロノア ムーンライトミュージアム』に続く第三作目となる。

公式によるジャンルは「3Dドラマティックアクション」。ハードがPS2になったことで描画は全て3DCGとなったが、「3Dのステージを2Dの操作で攻略するパズルアクションゲーム」という基本システムは1作目から継承されている。特にキャラクターは「クロノアフィルター」と呼ばれる独自のトゥーンシェーディング技術で描かれており、ムービーシーンもリアルタイムで描画されるようになった。

[[Wii]]でリメイクされた1作目とは違い、発売から長らくリメイクや移植の機会に恵まれなかった作品だったが、2022年7月7日についに&bold(){『風のクロノア 1&2アンコール』}としてカップリング移植作品が発売された。
#openclose(show=CM){
※推奨BGM:夢想花


#center{&b(){&size(30){&color(#48d1cc,#a0522d){風の&br()&br()クロノア}&color(#ffa500){2}}}}
#center{&b(){ー世界が望んだ忘れものー}}
}

*ストーリー

>&bold(){「黒き夢の旅人」}と呼ばれ、
>異世界に飛ばされたクロノア。
>そこで出会った巫女見習の&bold(){ロロ}と
>その相棒&bold(){ポプカ}と共に、
>世界を救う旅にでることに。
>そこに隠された悲しき真実とは…
>
>(『風のクロノア 1&2アンコール』公式サイトより引用)
>https://encore-klonoa.bn-ent.net/


*登場人物
**メインキャラクター
&bold(){クロノア}
CV:[[渡辺久美子]]
本作の主人公。黒い毛並みに[[ウサギ]]のような長い耳をもつ男の子。
1作目からデザインが新調され、&color(gold){パックマンのマーク}が描かれた&color(blue){青い帽子に青い服とズボン}、そして&color(red){赤い靴}の衣装は後のシリーズ作品にも引き継がれるスタンダードとなった。
冒頭にて「泪の海」に漂着したところをロロとポプカに助けられた成り行きで、異世界&bold(){「ルーナティア」}を巡る冒険に旅立つ。
やんちゃな前作からちょっと大人びた性格に成長しており、引っ込み思案な性格のロロを励ますシーンも多い。
時おり聞こえる「助けを求める声」に導かれるように、やがてこの世界の成り立ちにまつわる真実に直面していく。

&bold(){&color(#F54738){ロロ}}
CV:[[川上とも子]]
「安らぎの国 ラ・ラクーシャ」に住まう巫女見習いの少女。
少々おっちょこちょいで自分に自信が持てない所はあるが、ひたむきで優しい性格。
バグジの予言通りにこの世界にやってきたクロノアと出会い、大巫女様に認められて巫女となり、
四つの国を巡る冒険のパートナーとなる。
今作ではヒューポーが不在のため、彼女がリングに宿ることでクロノアは風だまを撃てるようになる。
悪気にふれて病に倒れた他の巫女達に代わり世界を救おうとするが、実はある悩みを抱えており…。

#region(以下ネタバレ)

&bold(){&color(red){「わかってるんです…クロノアさんの力を利用してるだけなんです、私…。」}}

実は彼女は、試験に落ちてばかりで自分に劣等感を抱いており、他の巫女達から落ちこぼれと馬鹿にされていた。バグジの予言に従い世界を救おうと躍起になっていたのも、立派な巫女になって周囲を見返してやりたいという思いのためでもあった。しかし自分の力ではなくクロノアを利用して巫女になった事に後ろめたさを感じており、想い出の美術館での件を経て自分には世界を救う資格なんてないと無力感に苛まれる。
だが、見知らぬ世界をがむしゃらに救おうとするクロノアの姿とポプカの叱責を受けて吹っ切れ、改めて使命を全うする決意をする。

#endregion

&bold(){&color(#FFE921){ポプカ}}
CV:[[水田わさび]]
クリーム色の[[犬]]のような姿をした、自称“ロロのお目付け役”。
ぶっきらぼうでやや口が悪く、ロロやクロノアに対してもよく憎まれ口を叩くが、
本当はロロのことを心から慕っている、根はいいヤツである。
いつも付けている赤色のスカーフはロロからもらった宝物。
彼がちゃっかり拝借してきたジャングルスライダーのフロートボードは、その後の冒険には欠かせないアイテムとなる。
今作ではサポートキャラとしても登場。2P側でスタートボタンを押すと現れ、□ボタンを押すと
クロノアを勢いよく打ち上げて大ジャンプさせることができる。
クロノア自身と合わせて3段ジャンプも可能だが、一度ジャンプさせると気絶してしまうため、
再発動には一定時間を要する。


&bold(){&color(mediumvioletred){レオリナ}}
CV:渕崎ゆり子
タットと二人で飛空艇に乗って世界を飛び回る女空賊。
金色に縁どられた目玉のマークをシンボルにしていて、自ら髪飾りとして身に着けるほか、
専用の飛空艇やフォルガランのボディにもペイントを施している。
ロロ曰く「宝めあてに世界を荒す悪い人」だが、実際に目的の為には手段を選ばない冷酷な人物。……とされていたが、後に別の作品で『悪い奴からしか盗まない』義賊であることが明かされた。
今作ではクロノアのリングに執着する様子を見せるが、直接奪うのを諦めたかと思いきや
怒りの国ボルクのエネルギー炉を悪用して&bold(){リングのコピーを精製。}
しかし、巫女の力が無ければリングは使えないはずで…?

#region(以下ネタバレ)

&bold(){&color(mediumvioletred){「安心して消えな。世界は私が救ってやるよ…。」}}

コピーリングを手にしたレオリナは、なんと自らショットを放ち、〈怒りの鐘〉のエレメントを手に入れてしまう。
彼女の正体は、クレア・モハ寺院の元巫女リオ。世界の調和を自らの手で守る為に神をも超える力を求めて寺院を出奔し、空賊となった。
予言者バグジに化けてクロノア達からまんまと残りのエレメントも奪うと、四つのエレメントの力でついに〈五つめの鐘〉を出現させてしまう。
コピーリングと四つのエレメントを手にした彼女は「自身が救世主になる」という妄執にとらわれており・・・





&b(){&color(darkgray,darkblue){カースド}}&b(){&color(crimson,black){レオリナ}}
突如として自身から沸き起こる「哀しみのエネルギー」に飲み込まれ、幻獣となった姿。
見た目は青色のバンドで体の各部を拘束された白色のドラゴンで、元の姿の面影は&s(){触角}前髪くらいしかない。
その巨体には生半可な攻撃は通用しない。弱点となる腹部に強力な攻撃を叩きこもう。


#endregion

&bold(){タット}
CV:こおろぎさとみ
レオリナの使い魔的存在。[[猫]]のような見た目で、左半分が紺色、右半分が白色の体色をしている。
陽気な性格の女の子で、レオリナに従いクロノア達を翻弄する。特に&s(){煽り耐性が低い}ポプカとは犬猿の仲。
ジョイラントではロロからエレメントをスる早業と紺色&白色の二人に分裂する能力も見せ、クロノア達を徹底的におちょくり倒す。レオリナの飛空艇の操縦や、戦闘時には&bold(){「スーパータットロボ」}も操るハイスペックキャット。


&bold(){バグジ}
ルーナティアで一番の予言者。ルーナティアの中心部に庵を構えている。
異変の原因と思われる<五つめの鐘>の出現やクロノアの出現を予知し、世界の危機を救うべくロロにクロノアと共に4つのエレメントを集める使命を与える。次に進むべき道やミラ・ミラへ行く方法などを教え冒険の手助けをしてくれる。
しかし、クロノア達が最後のエレメントを取りに向かった後、突如その場から立ち去り……。


*ルーナティア
今作の舞台となる異世界。
四つの<世界を支える鐘>の力によって調和が保たれており、その鐘をまつるように四つの国がある。
それぞれの国同士は文化もバラバラでお互い独立した都市国家となっており、現在ではお互いの国を行き来するものはほとんどいないらしい。
予言者バグジ曰く、どこの国にも属さない<五つめの鐘>が出現しようとしている影響で、この世界の調和は破られようとしているというが・・・。



**&color(#60EE3C){安らぎの国 ラ・ラクーシャ}
クレア母神を信奉する、豊かな自然に囲まれた穏やかな雰囲気の宗教国家。
山頂にある「クレア・モハ寺院」への詣道の途中には、光るキノコが群生する洞窟や巨大なクレア母神像が建てられている。

最初に来た時は他の国に比べて比較的平和だったが、2回目の来訪では異変の影響か凶暴な幻獣が増え、洞窟内の空気が汚染されている。


&b(){&color(darkgray,red){甲殻奇獣}}&b(){&color(darkgray,darkblue){フォルガラン}}
レオリナが召喚する巨大幻獣。青赤に塗り分けられたドーム状のボディから白い竜のような頭部が生えた姿。
円形のフィールドの中央に陣取り、3方向から生えた腕を回転させて攻撃してくる。
鳴き声が完全に[[蒸気機関車]]なので、蒸気を動力としたロボと思われる。
クロノアシリーズの最初のボスの伝統で、弱点は背後。


**&color(#FFE921){喜びの国 ジョイラント}
国全体が巨大な遊園地になっており、住民は客か従業員に分かれて、交代で遊んでいる。
エントランスにてエレメントをスられたクロノア一行は、二手に分かれたタットを追いかけて遊園地中を駆け回ることに。
「ジョイラント大遊園地」では、ジェットコースターやゴーストハウスなど、実際に遊園地内を進むことができるが、アトラクションはどれもかなり過激。
フロートボードに乗ってジャングルの中の激流を下る「ジャングルスライダー」が一番の名物。
ちなみにジャングルスライダーの洞窟内に「[[テイルズ オブ エターニア]]」に登場するクィッキーがいる。


&b(){&color(coral,red){花道化}}&b(){&color(orange,green){レプティオ}}
レオリナが放った幻獣。緑色のずんぐりした胴体からひょろりとした頭が生えており、先端から花が咲いている。常に薄ら笑いを浮かべており、謎の言葉を発するのみで会話が成立しているのかは不明。&s(){字幕いらないんじゃ・・・}
4体に分身したり、トゲの生えた巨大な筒に入って攻撃してきたり、道化だけあって芸達者。
画面奥に向かって敵を投げつけ、チャンスを見いだせ。


**&color(#F54738){怒りの国 ボルク}
四つの国の中で最も近代化しているが、常に戦争状態にある危険な国。
「ボルク市街地」では住民が憩う商店や公園にもお構いなしに爆弾が降ってくる殺伐とした街並みを、「ボルク地下街」では兵器を無尽蔵に生産し続ける巨大な地下工場を見ることができる。
その莫大なエネルギーは地上と地下にあるエネルギー炉で賄われており、レオリナに目を付けられたせいで後にとんでもない被害を被ることに・・・


&b(){&color(white,brown){機動戦車}}&b(){&color(green,red){ビスカーシュ}}
ボルクの警備マシン。暗い赤色で塗装されたボディに単眼カメラと6機のブースターを持ち、空中浮遊して移動する。[[ミサイル]]による爆撃や巨大なローラーによる押しつぶしで攻撃してくる。弱点は頭頂部のコア。
撃破されたのちも「ボルク炎上」にて半壊状態で再起動し、触れれば即死のレーザーで市街地を焼きながらクロノアをしつこく追い回してくる、今作きっての[[トラウマ]]要員。


**&color(#3B4EF0){まどいの国 ミラ・ミラ}
ひそかの湖の向こうの雪山のなかにある国。
「ミラ・ミラ大雪山」では雪山をフロートボードに乗って滑走する。&s(){スノボとか言うな。}住民の姿はまばらだが、雪山の中には僅かながら集落も存在する様子。専用曲「STEPPING WIND」は今作のBGMの中でも人気が高い。
山を越えた先に忽然と現れる「想いでの美術館」では、住民達が過去のなつかしい想いでに静かに浸っている。ステージ内も重力が反転したり、鏡やスイッチを利用した仕掛けが多く、トリックアートのようにプレイヤーを惑わせる。


&b(){&color(yellow,silver){従鳥}}&b(){&color(deeppink,green){ポロンテ}}
<まどいの鐘>を守る大木が召喚した巨大な鳥。
第一形態では卵の殻に身を包んでいるが、攻撃を受けると殻が割れて中から本体が現れる。
ロロの自信喪失により風だまが使えない状況のクロノアを苦しめる。


**&color(saddlebrown){方舟イシュラス}
ラ・ラクーシャとミラ・ミラの間にある、ひそかの湖のほとりに打ち捨てられた巨大な舟。
鳥を模した船体の背中に、都市のような建造物と大きなプロペラを備えた三つの動力炉を備える。
大昔に放棄されてから人の手は入っていないようで、都市部は荒れ果て、植物が繁茂している様子はまるでラピ〇タ。それでも動力炉さえ再点火すれば湖を渡るだけの航行能力は十分に発揮できるあたり、そうとう頑丈に作られた様子。
ちなみに動力にはリクリが用いられる。

劇中ではひそかの湖を渡ってミラ・ミラへ向かうべく、この舟を起動させる事になる。
なんとか動かして目的地にたどり着けたので、この舟はここで役割を終えたかと思われたが…。


#region

**&color(purple){哀しみの国 ヒューポニア}
レオリナがコピーリングと四つのエレメントを使って出現させてしまった<五つめの国>。
実際には元々ルーナティアに存在した国であり、「出現」ではなく「復活」といったほうが正しい。
しかし、世界が哀しみを忘れてしまおうとした結果、国土全体が「泪の海」の底に沈んでしまった。
封印の鍵となる鐘は「泪の海」の孤島にある古きクレア像の中に隠されていた。
「泪の海」や「泪の底」に存在する建造物の遺構は、元々は哀しみの国のものである。
復活した「哀しみの国」は常に夕焼けに照らされていて、煉瓦造りの高層建築物が建ち並んでいるが、幻獣がいるばかりて住民は独りもいない。

&b(){&color(gold,#005FFF){哀しみの王}}
哀しみの国のたった一人の住民であり、哀しみの塊。
詳細は[[哀しみの王]]へ。
#endregion


「望んだ」忘れものとならないように追記修正お願いします。

#include(テンプレ2)
#right(){この項目が面白かったなら……\わっふー!/
#vote3(time=600,3)
}
#include(テンプレ3)

#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 音楽がすごくいい  -- 名無しさん  (2022-07-25 22:10:46)
- なんか項目が手抜きっぽい。もうちょっと足して欲しい。  -- 名無しさん  (2022-07-25 22:16:28)
- 間違えて未完成で作成したとかなら一度削除依頼して、改めて完成してから再度作成してみては  -- 名無しさん  (2022-07-26 23:46:54)
- 申し訳ありません。勝手が分からず作成中で投稿してしまいました。随時追記中ですが、一度削除してしまったほうたよろしいでしょうか?  -- anamaneko  (2022-07-27 14:44:08)
- ヒューポニア....「 ヒューポ 」ニア....やっぱり....かな?  -- 名無しさん  (2022-07-27 19:19:45)
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}