&font(#6495ED){登録日}:2022/09/23 Fri 20:42:52 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 『&bold(){ザ・キングオブドラゴンズ}』(&italic(){The King of Dragons})とは、[[カプコン]]のゲーム作品の一つ。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *概要 ジャンルはベルトスクロールアクション。 装備品の強化やスコア獲得でのレベルアップによる成長要素も含んでいる事から、アクションRPGともいわれる。 アーケード版はゲーム誌『ゲーメスト』の企画「第5回ゲーメスト大賞」(1991年度)にて、ベストアクション賞2位、ベスト演出賞9位、ベストグラフィック賞8位を獲得した。 1991年のアーケードゲームとして展開されたことに始まり、1994年に[[スーパーファミコン]]に移植、アーケード版はPlayStation Portable向けに2006年発売の『カプコン クラシックス コレクション』に収録され、また欧米のみだがPlayStation 2およびXbox用ソフト『Capcom Classics Collection Vol.2』に収録された。 その他、Nintendo SwitchおよびPlayStation 4、Windows、Xbox One向けには2018年9月発売の『カプコン ベルトアクション コレクション』や、2022年6月発売の『カプコンアーケード2ndスタジアム』にも収録されている。 SFC版のみハードの限界でいろいろ省略された移植だが、インターフェイスの簡略化や音源のチープ化こそあるものの、ステージやボスは完全網羅、ボタン割り振りでガードボタンが導入され近接キャラが使いやすくなっているなどなかなかの出来。 *ストーリー レッドドラゴン・ギルディスが目覚め、世界が邪悪に包まれようとしている。数奇な運命に導かれ出会った5人の勇士たちよ。各々の武器を手にこの冒険に旅立つのだ。伝説のドラゴンを倒せるのは、もはや君たちしかいない。世界最強・最悪の悪魔、ギルディスを倒すその日まで戦え!!その命果てるとも…。 (スーパーファミコン版「ザ・キングオブドラゴンズ」パッケージ裏より抜粋) *操作方法 |レバー|移動| |Aボタン|攻撃。ほかのベルトスクロールアクションと違い攻撃は単発でコンボなし| |Bボタン|ジャンプ| |A+B|攻撃魔法(体力消費)。いわゆるメガクラッシュに相当するものだが、他のベルトスクロール系と違い周囲を薙ぎ払うタイプではなく後述のマジッククリスタルに似た挙動をする。使用後一定時間無敵。| |敵の攻撃に合わせてレバー後ろ?|ジャストガード(近接キャラのみ)| *キャラクター 初代D&Dのルールになるべく合わせたキャラ造形をしているのが特徴。ただし、身体的特徴はD&Dで使われるヤードポンド法ではなく日本でおなじみメートルグラム法である。 **◇ファイター『デレク』 身長:183cm 体重:90㎏ 年齢:26歳 タイプ:近接([[剣]]・[[盾]]) 攻撃魔法:ファイヤーウォール ドラゴンの財宝を求めて旅をしている割と軽装な旅の剣士。かつて別のパーティーで若くて小さいグリーンドラゴンを倒したことがあるらしい。 攻撃スピードが最も速くフットワークも割と軽快。一方で魔法に疎いためかマジッククリスタルやメガクラッシュの威力が弱く、防御力もエルフに次いで脆い。 **◇クレリック『アルドー』 身長:203cm 体重:109㎏ 年齢:34歳 タイプ:近接([[鈍器]]・盾) 攻撃魔法:サンダーボルト 寺院にこもるよりも冒険に出るのが好きな肉体派の僧侶。将来は自分のカデトラルを持つのが夢。ちなみにアーケード版のグラフィックでは髭があったのだがSFC版では無い。 全身を強固な[[金属鎧>鎧兜]]で覆い、戒律の都合上刃は振るえないのでメイスやモーニングスターといった鈍器系の武器で戦う。 強固な装備をしている見た目の通りメンバーで一番防御力が高い。その反動で移動埴速度が一番低くジャンプ高度も低い。 **◇ドワーフ『バルガス』 身長:120cm 体重:70㎏ 年齢:? タイプ:近接([[斧]]・盾) 攻撃魔法:サンダーボルト 斧で戦う小柄な髭戦士。自分の住んでた村をドラゴンに襲われ、以降はモンスターと戦うものを手助けしている。%%公式イラストとかで戦闘そっちのけで金を拾ってたりするけど%%。 背が低いため一部敵が使用する矢や投げ槍が当たらず、さらにはほかのプレイヤーだと跳ねた瞬間を狙うしかないスライムをいつでも攻撃できる。ただしクレリックに次いで固いものの、攻撃速度が遅くリーチが短いのが難点。 **◇エルフ『ラデル』 身長:175cm 体重:60㎏ 年齢:? タイプ:飛び道具(矢・[[弓]]) 攻撃魔法:サンダーボルト 平穏で内向的なエルフにしては珍しいエルフの青年。ちなみにD&D世界のエルフ基準だとかなりのガタイを持つ。 とはいえ防具らしい防具を装備してないし軽いので攻撃力と防御力はメンバー最低。その代わり身軽な為移動スピードが最も速く、弓矢による攻撃なのでリーチも長い。後半戦は乱戦の中いかにジャンプを駆使して間合いを取れるかがカギ。 **◇ウィザード『レジェ』 身長:173cm 体重:60㎏ 年齢:28 タイプ:魔法(杖・護符) 攻撃魔法:サンダーボルト 魔術の研究のためパーティーに参加している魔術師。フード付きのローブから覗くその素顔は髭のおかげでかなり老けて見えるが、これでもパーティーで二番目に若い。((エルフやドワーフの年齢は?となってるが、彼らは長命な種族なので成人エルフは110歳以上、成人ドワーフは50歳以上はある。タワーオブドゥームのエルフはおそらくまだ成人に達していない。)) マジッククリスタルやメガクラッシュなどの威力は5人中で最も多い。その反動かHPは一番低いが、意外にも防御は防具のおかげで中堅クラスはある。 魔法は少々特殊で、攻撃スピードは遅いがいずれのレベルでも適正距離での威力は最強クラス。そのため敵のアルゴリズムを見切ってしまえばその突破力は尋常ではない。 通常攻撃の魔法はレベルにより以下の特徴がある。 ・レベル1~2:火の玉攻撃。近距離で当てるほどダメージが増える。ただし硬直が若干長い。 ・レベル3~4:カッター状の衝撃波。このレベル帯は地面のスライムにも攻撃可能 ・レベル5~7:[[火炎放射]]。エフェクトは長く残るが、実は出してすぐに硬直が解けるので置き逃げがしやすい。 ・レベル8:ある程度伸びる電撃。このレベルだけどの距離でも大ダメージを与えられるうえ連射も効きやすくなる。 *アイテム 雑魚やボス敵を倒したり、宝箱を開けると出現する。ただし宝箱は時たまミミックや毒液トラップといった罠が仕掛けられている。 **宝物 金貨袋や[[宝石>宝石(鉱物)]]。取ると得点が加算され、スコアが一定量になるとレベルアップする。((じつは初代D&Dでは所得した金額も経験値として換算されるのでそれに即したシステムといえる))。[[ダイヤモンド]]が5000点と最高クラスのスコア。 **食べ物・ポーション 取るとHPが回復する。なぜか食べ物は果物だらけ。ちなみに満タン時は5000点とかなりのスコアに。 **武器・防具 プレイヤーキャラの武器や防具のレベルを上げる。レベルごとにグラフィックが設定されており最初は貧弱だった武器や盾が豪華になっていくのがわかる。 **マジッククリスタル ふわふわと地面すぐ上を漂う魔法の大きな珠で出現してから一定時間経過すると消えてしまう。攻撃すると画面にそのエフェクトを出す攻撃をする。攻撃せずに体を当てるとぷよーんと横方向に跳ねるので、もっと後に使いたいと思ったときは持ち越すことも立派な戦術。 宝箱のほかに、クロスボウを持ったコボルトやフルフェイスヘルムとフルプレートの弓兵を倒すとたまに出現する。また、キャラのライフがすべてミスとなるとその場にコンテニュー後の援護用としてクリスタルが現れる。 ・ファイアーウォール 壁というより火柱が数回敵に向けて発生。複数いる場合は回数がばらけるが、単体の場合はその敵の足元に連続で発生しヒットする。 ・サンダーボルト 落雷攻撃。やはり複数いる場合は攻撃がばらけるが、ボス単体とかの場合は連続で当たる。 ・メテオ 画面全体を一回攻撃する ・フロッグ 画面全体の敵をカエルにして倒してしまう。ボスには少しダメージが入る。 ・ジュエル 画面全体の敵を得点アイテムの宝石に変えてしまう。ボスには少しダメージが入る。 *ステージ構成 ・STAGE1:特に記述なし(家庭用では Orc Village) 最初のステージだけあって敵はオークとコボルトだけで数も少ない。ボスはオークキング。 ・STAGE2:Treasure in an old castle オークの密度が少し増す。また箱の一つに罠がある。 ・STAGE3:Battle on a mountain peak なだらかな丘を少しずつ登っていく道中で更なる数のオークを相手にする。ボスはワイバーン。 ・STAGE4:Cave of hydra ヒュドラがボスを務める洞窟。スライムやミミックといった新手の敵が出現。 ・STAGE5:To the norde isle 船の上でスケルトンやマーマンと戦闘。 ・STAGE6:The giant in the shrine 3部構成でふわふわ上空を浮いていて時たま急降下してこちらをつかもうとするハーピーの巣、スケルトンがうようよする神殿道中、スケルトンとオークが徒党を組んで待ち構える神殿内部というステージ。 ・STAGE7:Trent woods 化け物の影響でねじくれた森の中、スケルトンや屈強な剣士リザードマンソルジャーと激しい戦いを繰り広げる。ボスは巨大蜘蛛。 ・STAGE8:To the castle リザードマンソルジャーや[[槍]]で突進してくるリザードマンスピアを相手にし城への道を進む。 ・STAGE9:In the castle モンスターに占領された城を奪還する戦い。 ・STAGE10:Underpass 攫われた女騎士を救うためスケルトンやマミーが徘徊する地下通路を経由し目的の城塞へと向かう。ボスはスペクターズ。 ・STAGE11:Battle in the fort 城塞内部で敵と戦う。千波の助けた女騎士の容貌は…orz ・STAGE12:Castle Garenos 城内に突入し、騎竜に乗ったドラゴンライダー等と戦う。ボスは2人組の騎士ロイヤルナイト。 ・STAGE13:Dark Wizard レッドドラゴンの腹心の魔術師が待ち構える根城。ガーゴイルが群れを成し妨害する。 ・STAGE14:A cave in the woods ギルティスの根城への道を見出すため、モンスターの襲撃に悩まされるノームの集落の救援に向かう。 ・STAGE15:Underground lavyrinth レッドドラゴンの巣への道。マミーやスライムといったモンスターが待ち構える。 ・STAGE16:Golden limestone cave あまたの金銀財宝で埋め尽くされた洞窟の中、いよいよ諸悪の根源であるレッドドラゴン、ギルティストの一騎討ち! *余談 本作は元々は世界的に有名な[[TRPG]]『ダンジョン&ドラゴンズ(Dungeones & Dragons)』のアーケードゲームという触れ込みで開発していたものだが、当時の著作権元であるTSR社の許諾を得られなかったため、オリジナル名で発売される事になった。 後にカプコンはTSR社から正式な許諾を得て『ダンジョン&ドラゴンズ タワーオブドゥーム』(1994)及び続編の『ダンジョン&ドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ』(1996)をリリースしている。 追記修正はドラゴンに挑む覚悟を得てからお願いします。 #include(テンプレ2) #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - エルフなら美少女にしろよお! -- 名無しさん (2022-09-24 08:48:29) - ↑D&Dではなりました -- 名無しさん (2022-09-30 01:58:08) - 確かクレリックはレベルアップが最も早かったはず -- 名無しさん (2023-01-12 15:52:38) - ガードが慣れればいけるんだけど、慣れてないと全然出ないんだよね -- 名無しさん (2024-10-15 16:06:44) #comment(striction) #areaedit(end) }