後藤ひとり

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後藤ひとり - (2025/10/26 (日) 13:46:38) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/11/09 Wed 00:28:14  
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:あっ 約 23 分で読めます…

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#CENTER{
&font(#F6B,18,b){現実が辛くても大丈夫! ネットには私に反応してくれる人がたくさんいるもん……。&br()&br()ネットの世界の人達は私と同じで暗い人ばっかだし!}

&image(ぼっちちゃん2.jpg,width=550,height=330)
}
#RIGHT{&font(12){画像出典: ぼっち・ざ・ろっく!、1話『転がるぼっち』、2022年10月9日~12月25日まで放送。&br()CloverWorks、アニプレックス、芳文社、©はまじあき/芳文社・アニプレックス}
}




#openclose(show=●目次){
#contents()
}

*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){概要}}
『&font(b){&ruby(ごとう){後藤} ひとり}』とは、漫画作品『[[ぼっち・ざ・ろっく!]]』の主人公である。

CV: [[青山吉能]]

秀華高校1年→2年。身長156cm。
『結束バンド』のギターと作詞担当。
ピンク髪を長く伸ばし((本人曰く「美容院に行けないから伸びているだけ」とのこと。))[[巨乳]]という、パッと見は王道なきらら主人公の外見をしており公式設定で美少女(後述)。

しかし、&font(#F00,b){コミュ障で根暗でネガティブ}という陰キャの化身のような性格をしており、[[中学まで友達がいなかった>ぼっち]]。
会話で言葉が詰まるタイプの陰キャで会話初めに「あっ」と言ってしまう口癖があり、例えば「はい」という場面で「あっはい」と言ってしまう。
精神的に追いつめられると顔面が崩壊して落書きの様な状態になる癖を持つが、&font(#F00,b){漫画的なギャグ表現ではなく本当に顔面が崩壊している。}
その姿は[[普通のホモ・サピエンス>ヒト(生物)]]ではない……どころか作者曰く「後藤の体は人間の体ではない」「人間と異星人のSF超大作」。

[[神奈川県]]出身((自宅の最寄り駅は[[京急本線]]の金沢八景駅らしい。))で、片道約2時間もかけて下北沢周辺にある秀華高校に通学している。
わざわざ寝不足になるほど早起きしてまで(本人もこの進学に後悔している)この高校を選択したのは、&font(b){誰も自分の過去を知らない場所が良かったから。}

中1時代に、「陰キャでもバンドをやれば人気者になれるチャンスがある」とテレビで知り、
父からギターを借りて高校に入るまで毎日6時間練習の末、凄腕のギター演奏者『ギターヒーロー』としてネットの一部で有名になる。
しかしギターが出来るというアピールが上手くできなくて中学時代は友達が作れず、高校デビューも失敗して途方に暮れていると、
[[虹夏>伊地知虹夏]]に[[逃げたギター>喜多郁代]]の代わりとして『結束バンド』に&font(12,l){有無も言わさず}スカウトされる。

ちなみに、本編でのあだ名は[[山田リョウ>山田リョウ(ぼっち・ざ・ろっく!)]]が名付けた『&font(b){ぼっちちゃん}』。「ひとり」が「ひとりぼっち」だから。
酷いあだ名だが、今まであだ名で呼ばれた事がなかったのでこれでも喜んでいる。
周囲からの愛称は「ぼっちちゃん」で通っているが、ひとりの妄想や奇行により様々な異名が自他問わず命名され増え続けている。

バンドマンの間で&font(b){プロでも通用すると言われるほどギターの腕前は圧倒的。}
並のギタリストでも苦労するフレーズも1度聞けば弾けるようになったり、即興の演奏にも対応できる。
加えてボトルネック奏法や歯ギターといった応用スキルも習得しているなど、ギタリストとしての実力は非常に高い。
しかしバンド活動ではその実力を発揮できずにおもいきり足を引っ張っている。
というのも、人見知りのひとりは観客の前で実力を出せるような度胸はなく、そもそもバンドはメンバーの息を合わせなくてはならないのに、
ひとりは周りを見られないので合わせる事ができず、彼女の演奏だけ突出してしまうので下手になるのだ。

なおバンドものの主人公といえばボーカルを担当するイメージがあるが、前述の通りひとりが兼ねているのは作詞だけ。
これは単純にひとりが大勢の前で歌を披露する度胸がないのだ。ギターだけで精一杯。
とはいえ夢見た理想の自分は「ギターをしながら歌を歌うバンドマン」だったため憧れがない訳ではない。今後に期待である。
ちなみに主人公=ボーカルというイメージが広まっているため、アニメ1話が放送された際にOPをひとりが歌っていると勘違いする視聴者がそれなりにいたと、青山氏がラジオ番組で言及している。
後に編曲に挑戦するもリョウから遠回しの戦力外通告を受けてしまうが、その後はリョウの手直し入りで作曲もするようになった。


*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){人物}}
概要の通り&font(#F00,b){極度のコミュ障。}
人と視線を合わせるのも苦手で、基本俯き気味なのか常に顔に青線が描かれている。
アニメ版では一部シーンを除いて青白くされていないが、青山氏の演技や動きの表現で根暗さを表現している。

人との会話を楽しむ事も苦手な方で、会話中ネガティブな発想ばかりしてしまいがち。
このような性格なので高校まで友達と呼べる人はおらず、陰キャそのものといえる人生を送って来たため、『青春コンプレックス』を患っている。
なのでこのコンプレックスを刺激するような事があるとよく体が痙攣したり、顔面崩壊したりしている。
自分の内面で勝手に喜怒哀楽している事が多く、結束バンドの皆は一人百面相を面白がっていたが、あくまで最初だけだった。
喜多「面白かったの最初のうちだけでしたね」

#CENTER{&image(ぼっちちゃん3.jpg,width=550,height=330)}
#RIGHT{&font(12){画像出典: ぼっち・ざ・ろっく!、4話『ジャンピングガール(ズ)』、2022年10月9日~12月25日まで放送。&br()CloverWorks、アニプレックス、芳文社、©はまじあき/芳文社・アニプレックス}}

アニメでは「イソスタをしないか」と尋ねられた瞬間、上記のようにバグってしまったほど。
ちなみにこの時の奇声はSEのように聞こえるが、なんと&font(#F00,b){青山氏の生声。}
素でこんな声が出て来たためキャスト・スタッフ共々驚き、スタッフは「[[機材が壊れたのかな>テッカマンブレード]]」と思い確認作業に入ったらしい。((ちなみになぜこんな事になったかというと、「もっと電子音ぽく」という注文をつけられた末の産物だとか。無茶ぶりをする監督もだが、それを忠実にやってのけてしまう青山氏も大概である。))

しかし[[陰キャの癖して無駄に行動力だけはあり>黒木智子]]、バンドマンの格好をして登校して「話しかけて」アピールしたり、
バイトに行きたくなくて風邪を引こうと氷風呂に入った上に下着(アニメだと水着)+扇風機でギター演奏して風邪をひこうとした。
これはひとりが、&font(b){行動力の化身の母親と、影が薄く妄想癖のある父親とのハイブリッド}だからである。
ちなみにネガティブな性格は祖母(&font(#F00){すぐ首を吊ろうとする}ほどネガティブ)からの隔世遺伝らしい。

さらに手ごわい承認欲求モンスターを心の中に飼っており、「いいね」欲しさにドブに20万捨てるはめになったり、&font(b){[[バイトテロ>バカッター]]をしよう}と思ったり、一旦タガが外れると読者が心配になるレベルでモンスターが暴れる事もしばしば。
とはいえ流石にそれらの行動がマズいという自覚はあり、下着姿で演奏をする動画をUPするのを思いとどまったり、暴走の原因になりうるSNSに手を出したりするのを躊躇したりする程度の自制心は持ち合わせている。
リアル生活においても、ふだん空気扱いされているせいか少し褒められると一瞬でお調子者になってしまう有様で「0か100かでしか受け取れない」と評された。

筋金入りの陰キャではあるが、一方で内心陽キャに毒づいたりネット上で呪詛をたれ流したりといった、コンプレックスをこじらせた攻撃性は作中で一切見られない。
むしろそういった感情を音楽活動のエネルギーへ昇華しており、歌詞制作も「世の中への不満」を形にしたものとのこと。
ある意味ロックの原点というものを体現しており、本人も「ロックとは負け犬が歌うから心に響くのであって…」と考えている。

小・中とまともに友達もいなくて一緒に写真を撮った事もなかったため、アー写のために結束バンドの皆で写真を撮った時は、&font(b){嬉しさのあまり部屋中に写真を貼った。}(さすがに部屋中はマズイと思ったのか、後日押入れの中のみにした)
これを運悪く目撃してしまった虹夏・[[喜多>喜多郁代]]はドン引き、喜多に至っては一時期好感度リセットを引き起こし「ひとりちゃん」から「後藤さん」呼びに戻ったほど。&font(12,l){なお次の回まで長引いた}

下記のネット上の虚言や廣井にお礼を体で払われると勘違いした時に「そんな趣味はない」と言ったりと、性的嗜好はノンケらしい。
&font(12,l){その割に妄想の中で女性ファンに「抱いてー!」と叫ばせたり、プロゲーマーになる妄想をした際はコスプレイヤーの彼女がいたり、&br()なろう系の妄想では爆乳陽キャにもてまくってたり、女生徒の「学園祭のステージでバンドやる人がいたら私惚れちゃうかも」という声に影響されたりしている}
まぁ、彼女の場合は男子中学生のような価値観で偏っているので、個人的な恋愛観がどうこうという以前のレベルなのだが。
またアニメ版では上記の台詞がカットされたうえに顔を赤らめているため、アニメ版の彼女には百合っ気があるのかもしれない?

普段ジャージばかりを着ているが、本人の服装のセンスはかなり独特、前衛的……もとい壊滅的な物が多い。
家にある私服は全て母親が買っているらしく、母のセンスをダサいと思っているので結局ジャージしか着ない。
水着を通販で買った際も蜂のコスプレのような珍妙な物を選んでいた。
結局胸の部分が大きく[[ハート]]型に開いているセクシーなものに着替えさせられたが、本人曰く「地味」との事。
上記の水着も含めて妙な服を見つけてくるのが得意という謎の特技があり、クリスマスライブではローストチキンの被り物に身を包み、修学旅行で訪れた京都では着物レンタル店でなぜか[[新選組]]の衣装を着用していた。
普段は自己肯定感が皆無のひとりだが、自分のセンスに対してだけは、自己肯定感が低い故か&font(b){絶対の自信を持っており}、自分の美的センスや笑いのセンスを他人に否定されたり、すべったりしたとしても、決して懲りないし諦めない。
一見すると相反しているように思うが、自己評価が低いが故に承認欲求が強い上、凄い自分を妄想することがある為それが外に出ると更に奇抜になってしまうのである。

???[[&font(#F00,u){「何度も言うけれど風変わりな人が奇抜な事をやったら常軌を逸するの。貴方の場合普通な事をするつもり位がいい具合に奇抜だと思うわよ」}>四宮かぐや]]

ちなみに音楽の才能だけでなく、ビジュアル面でもスタイル抜群の美少女である事が作中で明言されており、きらら主人公としては意外と珍しい公式ハイスペック女子だったりする。
さらにタピオカチャレンジができるほど巨乳であり、&font(12,l){案の定服がビチャビチャになった}貧乳の虹夏・喜多から八つ当たりされることもしばしば。
&font(12,l){その代わりコミュ力・学力・運動神経・服装センスなどの欠点も多すぎるので、ある意味釣り合いは取れている。}
もっとも、顔の造形自体は[[イケメン]]系であり面食いの喜多が反応をするくらいだが、
漫画補正が消えた無加工ひとりはうつむく事による暗い表情+二重顎になっているため、顔面崩壊を抜いてもキチンと整えないと周りから美少女扱いされないようだ。
また、漫画補正を入れたら入れたで先述の通りほとんどのシーンで青線or顔面崩壊状態なので、どっちみち美少女然としたコマは扉絵を除けば数えるほどしかなかったりする。
結束バンドでMVを製作した際にも、&font(b){あまりに映えないので演奏シーン以外は全カット}される憂き目にあっている。

学業成績の方は壊滅的。
それもサボっているのではなく、[[当人はひたすら真面目に勉学に励んでいるにもかかわらず点が取れない>宮沢熹一]]という不憫な子である。
先生曰く「落ち着いてやればもう少し良い点取れる」とのことだが、それでも赤点ギリギリ。
性格や経験から察するに学習能力の低さ、コミュ障であるが故に相談できず、成功体験とストレス耐性の無さが起因しているのかもしれない。
本人もこのままでは進学できないというのは痛感しており、そうなると高卒で働くしかないが「社会が怖いので働きたくない」と考えている。
なので「&font(b){高校在学中に商業デビューして中退する}」のを当面の最終目標に設定しており、将来への危機感もあって商業デビューへの熱意はかなり高い。

一方で、独学とはいえ&font(b){毎日6時間}もの練習を積み重ねてきたこともあり、音楽方面の知識だけは論理的に演奏の分析や用語の解説が出来る程度には備わっている。
また、休み時間をずっと[[図書室]]で過ごしてきたため地味に語彙力も高く、主に作詞方面に活かされている。
あくまでバンドの方針&font(12,l){及び青春コンプレックス}で書かないだけで、ポジティブな歌詞も書こうと思えば書けるらしい。

運動センスも壊滅的で、ライブ中のパフォーマンスがノミが飛び跳ねているようになってしまい、演奏中は一歩も動くなと虹夏に釘を刺されるほど。
しかし休日に一日ぶっ遠しでギターの練習を続ける体力はあり、&font(b){アシダカグモやドブネズミ2匹を素手で捕獲する}場面もあるなど、センスが無いだけで身体能力自体は低くないのかもしれない。

この手のキャラとしては珍しく、[[ゲーム]]やアニメといった[[オタク]]方面の知識が豊富という描写は特にない。
一応アニオリで給料の使い道として漫画一気買いを挙げる程度には嗜んでいるようだが、基本的には音楽以外の趣味は持っておらず、オフの日は丸一日ギターの練習をして過ごしている。
また、インターネットも一応使ってはいるものの、前述の理由でSNSの利用に消極的だった事もあり、ネットミーム等に詳しいような素振りも今のところは見受けられない。

普段から人並外れた奇行とポンコツっぷりを披露し続けているダメ人間だが、他人の感情の変化、特に落ち込み具合は敏感に察知する事ができる。
結束バンドが瀬戸際に立たされている時や、メンバーや知人の誰かが落ち込んでいる時、また貶されている時は率先して行動を起こす。
その結果、本来のギターの実力を発揮してバンドのピンチを救ったり、悩んでる人の心の閊えを取る言葉を残したり、打ちひしがれている人を立ち直らせるきっかけを作る等、必ずと言っていい程問題解消に繋がっている。
その為メンバーからの信頼は厚く、縁の下の力持ちのような存在となっている。虹夏曰く「いつも静かだけど意外と周りの事をよく見てる」。


*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){ギターヒーロー}}
中学時代からバンド結成を見据え、流行りの売れ線バンドの曲のカバーを弾いては動画投稿サイトにUPしている。
ハンドルネームは『&ruby(ギターヒーロー){guitarhero}』であり、登録者数は8万近く、再生数も万越え(100万越えもチラホラ)という紛れもない人気者。
ギタリストとしての腕前も評価されており、バンドマンの間で注目を浴びている。
しかしギターの腕前が上がるにつれ虚言も達者になっていき、結果ギターヒーローは&font(b){LINEの友達数1000人越え、バスケ部のエースの彼氏持ちで、学校中の人気者という[[リア充]]}ということになっている。
(動画に映る普段着がジャージだし、部屋は殺風景だしで、殆どのリスナーはリア充じゃないことに気付いているが)
流石に正体バレ以降、ネット上での虚言癖は鳴りを潜めている。

ひとりのギターの弾き方は独学で学んだためか、弾き方に独特の癖がある。
そのためギターヒーローの事を知っていて彼女の演奏を直接見たなら、ひとり=ギターヒーローと見破るのは意外と簡単。使うギターも同じだし。
作中で虹夏とライターのぽいずん♡やみとクリムトの夜のAmeに同一人物であることを見破られている。
本来はコミュ障を治してから結束バンドの皆にギターヒーローの事を説明しようとしていたが、
虹夏に独力で見破られ、ぽいずん♡やみがメンバーの前でギターヒーローの事を説明したため、正体を知られる事となった。

ギターヒーローのアカウントで宣伝すれば結束バンドの知名度を向上させることは可能。
しかし「ギターヒーロー目当てで結束バンドのライブに来ても、本人がライブで十全に演奏できないから満足させられない」という理由で宣伝活動には使っていない。

なお通学に往復4時間かかるうえに、結束バンドに加入してから放課後はバンド+バイトがあるため、投稿頻度が低下中。
そのため一時期失踪したと思われていた。

使用ギターのモデルは初代は「Gibson CustomShop 1968 Les Paul Custom Reissue」。
[[レスポール]]の上位機種で、現実でも「ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)」「ジョー・ペリー(Aerosmith)」「スラッシュ(Guns N' Roses)」と言った大物ギタリストが挙って愛用しているギター。
前述の通り父から借りたギターで、ひとりの原点とも言えるギター。学園祭で壊されるまで使われた。
劇中でも言及されているが、お値段は現実でも&font(b){50万円は下らない}高級品。アニメ効果でさらに値上がりしたとか。
普通の高校生はもちろん山田レベルのボンボンでも簡単に手を出せない逸品だが、これをすんなり貸してくれた父にも感服である。
アニメ放映の1年後に、公式コラボギターが200本限定の受注生産で販売された。
流石に本物のレスポールカスタムではなく直系の「Epiphone Inspired by Gibson Les Paul Custom」ではあるが、作中でひとりが書いたサインもこさえられている限定品で、一瞬で完売したとのこと。
学園祭後に使われている2代目は「YAMAHA PACIFICA series」で、ヤマハ社も公式で直々にアナウンスしている。
色まで全く同じモデルは販売されていないため、ひとりが使用しているような真っ黒のものが欲しいならピックアップやピックカバーを特注のカスタマイズにする必要がある。
此方は5万円ほどで購入できるため、初代よりは圧倒的に手を出しやすい。


*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){人間関係}}
・[[伊地知虹夏]]
ひとりを半ば強引に誘った張本人。
その明るさと面倒見の良さや居場所を作ってくれたこともあってか、初期のコミュ障がひどかったひとりからも心を開かれており年上ながら最初からちゃん付けで呼ばれている。
結局誘えなかったものの、遊びに誘う時にはまず虹夏にラインを送ろうとした。
話が進むうちにギターヒーローの秘密や虹夏の夢などを共有する仲となった。
奇行に突っ込んだりすることも多いが、リョウという前例があるためか比較的冷静に対応している。
アニメではより母性溢れる面が強調されているが、原作で真顔で突っ込んだりしているためしばしば言及されている。
「こわ」
「ずっと一人百面相しているよね」
とは言えこれは慣れてきたゆえの対応であり、ひとりを嫌っているとか疎んじているが故の対応でない事は留意すべきだろう。
結束バンドに関わる人物自体に変な人間が多いので、なんやかんやで寛容なのかもしれない。

・[[山田リョウ>山田リョウ(ぼっち・ざ・ろっく!)]]
面と向かって辛辣なことを言うこともあるが、ひとりのことを面白いと好意的に考えている。
1人でいることを好むのでひとりからは「自分とは違う」と思われているが、表情に出にくいだけで
-過去の失敗を引きずっている
-なんやかんや一人の時間を好む
-江の島旅行でカップルのいちゃつきに顔をしかめる(アニメでは虹夏も加わる)
など、ひとりと似ている部分は多い。&font(12,l){「音楽の才能とビジュアルは良いが他がダメすぎる」という点も同じ}
つけたあだ名を気に入れられたり変な波長が合うなど気が合う場面もあり、喜多を嫉妬させることも。
他の2人が陽キャラなことや、音楽絡みでは話が合うため、ひとりの精神維持のためには重要なことがうかがえる。
他のメンバーと違ってお世話したりしないものの、音楽が絡む時はアドバイスをしたりと細やかな気遣いを見せる。
反面お金を何度も借りて「バンドマンは金欠」という印象をひとり(と読者)に与えるのだった。

・[[喜多郁代]]
同学年で同い年。
お互いに居なければ結束バンドが出来なかったという切っても切れない関係。
コミュ障のひとりが勇気を出して誘ったこともあり、感謝されている。
ギターに関して師弟関係にあることもあり、音楽の腕を尊敬している反面ひとりのコミュ障ぶりに戸惑いつつも世話を焼いている。
リア充ゆえひとりからは「自分と共通点がない」と思っているが、顔面崩壊したり本当のことが言えずドツボにはまるなど意外と似た者同士なところがある。
アニメでは積極的にひとりを誘おうとしたり、奇行をするたびに大げさなリアクションを取っているが原作では冷静に突っ込みを入れている。
「後藤さんまたぶつぶつ言ってる……」
「面白かったの最初のうちだけでしたね」
尤も、これも気安い関係になったゆえのものともとれる。
結束バンドに関わる人物自体に変な人間が多いので(後憧れの人がリョウなので)なんやかんやで寛容なのかもしれない。

・[[伊地知星歌]]
バイト先にして所属ライブハウスの店長。演奏を聴きひとりの才能に気づき目をかけている。
しばしば気にかけており、結束バンドが遊びに行かなかった時は咎めていた。
しかしひとりからは悪い意味で目を付けられていると考えており、優しさはいまいち伝わっていない。
なおきくりに「ぼっちちゃんはかわいいからいい」と答えており、かわいいもの好きなのも含まれているかもしれない。
原作では話が進むにつれ溺愛の域に達している。&font(12,l){というか盗撮したり「あーん」してもらう妄想をしたりアラサーが女子高生に向ける感情としてはどんどん気持ち悪い内容になっている}
誕生日プレゼントでひとりがオリジナルソングを聞けなかったことを残念がっており、一年かけてようやく聞くことができ、一人だけ涙を流して喜んでいた。周囲の目は冷ややかなものであったが…。
虹夏と喜多はおろか、山田ですら他人の振りをするほどであった。((尤もオリジナルソングは即興で用意したものであり、報連相を疎かにしていた三人にも非があるが…))

・[[廣井きくり]]
ひとりがチケットノルマを達成しようと奔走している際に出会い、何とかチケットを全部売ることに成功した。
他の3人は信じていなかったが……。まあ既読スルーから夕方に返信してるので信じるのも難しいか。
すぐにひとりの才能に気づいたことや自分と似たものを感じしばしば助言を与えている。
きくりの側も自分の過去を打ち明けたり必ずライブの時には訪れたりと特別に接していることも多い。
……ここまで聞けば頼れる先輩だが作中一の問題児であり、(冷たい態度をとることはないものの)酒乱ぶりやその奇行に引いていることが多い。
出会ったばかりの頃はひとりの奇行にきくりも引いていたのだが……。

・結束バンドファン1号・2号
ひとりの路上ライブを見て以来、ファンとしてライブに通っている女性二人組。
ひとりにとって初めて自分の力で勝ち取った(現実の)ファンでもある。
「結束バンド」のMV撮影にも協力した。
特に2号はひとりをきっかけに“邦ロック沼”に足を踏み入れ、「後藤ひとりの厄介古参ファン」の素質を覗かせている。

・後藤ふたり
ひとりの妹。5歳の幼稚園児。
姉には右側しか無い側頭部のアホ毛が左右両方にある。
姉とは異なり、初対面の相手でも物怖じしない陽キャ。

「おねーちゃんてくそめんどくさいね!」など姉に対する発言は容赦ないが、ギターを習ったりと仲は悪くない。
家では後藤家の飼い犬であるジミヘンと遊んでいることが多い。
ちなみに彼女から見た後藤家ヒエラルキーは&bold(){「母>自分>姉>犬>父」}であるらしい。ひでぇ。

・後藤直樹
ひとりの父親。
演出により顔が隠れており、はっきりとした顔つきは不明。

最初にひとりが持っていたギターは彼の物である。
ライブで壊した時も怒らずに許した。

ギターを持っていたことからわかるように元バンドマン。
だが、曲が一度だけ企業CMに採用されたぐらいで、メジャーデビューはできず、当時の恋人で今の妻である美智代に「就職しないと別れる」と言われたことで夢を諦めた過去を持つ。
そういった過去なのでひとりのバンド活動は全面的に応援しており、アドバイスをすることも。

娘達への態度はかなり甘い。
その結果、家庭内ヒエラルキーは犬より低い最下位である。哀れ。
ただ、妻の家事を手伝ったりと良き父親ではあるので嫌われてはいない。&font(12,l){舐められてはいるが}

会社では窓際族とのことだが、神奈川県にわりと大きめの一軒家を持ち、家族4人+犬1匹が普通に暮らせているので、収入は多い可能性がある。

・後藤美智代
ひとりの母親。
母親キャラの例に漏れず、かなり若々しい。((「制服を着るのは21年ぶり」という台詞があるので40歳手前だと思われる。))
孤立気味の娘のことは彼女なりに心配しており、ひとりのために可愛い服を買ってくるなどしている。
ひとりには「好みじゃない」と拒否られたが。

歌詞作りに詰まったひとりがパリピになりきるという奇行を目撃した時に、カウンセリングではなく知人の霊媒師を勧めるなどズレた感性を持つ。

夫と共にひとりのバンド活動は応援しており、喜多が後藤家に来た時に会話が続かず、困った時に制服を着て現れたり(さすがのひとりもこれは大声で怒った。)、現役女子高生を装って結束バンドを布教するなど、妙な行動力を持つ。
この辺りの方向性はやはりひとりの母親と言える。

その後は、きくりが家へ来た時に園児服((しかも、サイズからして子供用ではなく大人が着るタイプで『みちよ』と書かれた名札まである……つまり[[そういうこと。>セックス]]))を着た姿を見せた挙げ句に

美智代「後藤家に新しい家族が増えました! 後藤さんにんでーす! ひとりおねえちゃん〜!」
きくり「ひゃ……えっ? あっ……うそ……」

そう発言したことで、きくりを一瞬でシラフにさせ、ドン引きさせた。(服の用途に気づいたと思われる。)
これらの行動により、読者からもそれまでヤベーやつランキング1位だったきくりを追い抜き、作中で一番ヤベーやつという扱いになった。


*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){余談}}
-名前の由来は『[[ASIAN KUNG-FU GENERATION]]』の後藤正文氏から。
//「ぼっち」という通称も正文氏のソロ活動時の名義「Gotch(ゴッチ)」だと思われる。←作者苦言による誤情報なので一旦コメントアウト。はまじあきX https://twitter.com/hamazi__/status/1626750434428993536 騒動のJ-CASTニュース https://www.j-cast.com/2023/02/20456323.html?p=all
-初期案では普通の女の子だった。
編集から「([[先人>けいおん!]]との差別化の為に)&font(b){もっとガチにしたほうがいい}」と言われ、パンチを求めた結果こうなったらしい。
また、巨乳になったのも作者が&font(b){貧乳の描き方を知らなかった}事と、いち早く胸の大きさがわかるシーンが描かれた事による偶然の産物だったんだとか。
初期案を読んだ虹夏とリョウは「なにこの漫画うまくいきすぎ」「こうはならん」と苦言を呈した。そのままだと2巻乙になるのは想像に難くない。
その凄まじいキャラクター故に、アンソロジーでは各作者が&font(u){「いかに後藤ひとり(と廣井)で遊ぶか」}という妙な方向に盛り上がってしまったとかなんとか。

-初期はお色気要員。
1巻の表紙では生足スカートだったり裸や下着姿になったり[[パンチラ]]したりしていた。
初期は担当編集からも「カラーは肌色多めで」と注文があったが、2巻の時点で「表紙は生足の方が良い?」という問いに「&font(b){ジャージ履いたままでいい}」と返されるまでに……。
当然の如く、アニメでは1話からお色気シーンが軒並みデチューン。
上記の裸や下着姿のシーンにおいてもあからさまに胸が見えない構図にされている。&font(12,l){そのわりに[[きららファンタジア]]のCMでは巨乳なのがモロバレだったけど。}
またジャージ越しででかいことがわかる。
このことに関して原作者は何か思うところがあったのか不明だが、他11話の水着で明確に描かれた際は、
「あ!!!!!! やっぱりでかいじゃないか!!!!」とコメントしていたり、ひとりの色気のあるファンアートをいいねしてたりする。

-髪飾りについて
ひとりのトレードマークの1つである髪飾り。
&font(#000,#ADE){水色}と&font(#000,#FE2){黄色}の立方体が重なったような見た目をしているため、主にファンの間で[[タフグミ>タフグミ(TOUGH GUMMY)]]だのキュービィロップだのとネタにされていた。
…それだけならここに書く必要もないのだが、後に「[[きゅーびぃ・ざ・ろっく!]]」としてまさかの商品化。公式ネタとなってしまった。

-ひとり役に青山氏を推したのは原作のはまじあき先生。
候補者の約50人は皆おとなしめの演技をしており、ギャグ演技もおとなしさを残しつつのものだった。
しかし青山氏だけ「デュフフww」笑いのようなギャグに全振りした演技を披露した。
他の選考者なら落としたかもしれないが、はまじ先生の中ではこの人しか考えられないと思い、青山氏を推したらしい。

-ギターヒーローのアカウント
作中でトゥイッターアカウントを作った話と連動して、現実世界のTwitterでもギターヒーローのアカウントが作られている。
しかしアカウントを作った直後から&font(12,l){飽きたのか}無投稿になっていたが、アニメ放送中に一時的に復活していた。

-OPの青春コンプレックスは彼女の思いを裏打ちしたタイトルと思われ、Cメロの歌詞で山月記を連想した人がいたとか。

-きららファンタジアでの性能
[[ソーシャルゲーム]]「[[きららファンタジア]]」では★5ナイト(月属性)で登場。
……なのだが、本来仲間を護るナイトなのに&font(b){全てのスキルが自分だけを守る[[バリア]]技となっている。}
ヘイトアップを持たないナイトは他にもいるのだが、そのほとんどは全体防御バフ・バリアで仲間を保護できるため、彼女達と比べても異質。((一応、他にも完全に攻撃スキル全振りの異色ナイトである水着胡桃([[がっこうぐらし!]])がいるが、ぼっちちゃんは攻撃向けでもないのでそちらと比べてもやっぱり異質。))
ただし、自己バリアの性能は非常に高いためソロなら時間はかかるが大抵の相手に勝つことが可能。
一方でパーティーを組むとチグハグ、と原作設定を上手く再現したと言えるだろう。
ちなみに虹夏が仲間へのヘイトアップ付与スキルを持っているので、組ませるといい感じに&font(12,l){介護}補助してくれる。
また、完全に成長させて(Lv100)専用ぶきを手に入れると、そちらの効果でヘイトアップができるので頼れるナイトへと変貌するようになる。この辺りも原作再現か。

-誕生日記念グッズ
2023年に誕生日という理由でグッズが発売されたが、上記のパンチの聞いたキャラクター故[[ウソコロコミック編集部>ウソツキ!ゴクオーくん]]もびっくりのグッズしかなかった。
Twitterでは「まともなの1つもない」「これがきららアニメキャラの主人公の扱いなのか」と話題になった。


*&sizex(5){&big(){&big(){■}}&bold(){主な迷言}}
・&font(#F6B,b){いいいいイキってすみません……。}
・&font(#F6B,b){きょっ今日は人と話しすぎて疲れたので帰ります……。}
・&font(#F6B,b){絶対いやだ! 働きたくない!! 怖い! 社会が怖い!!}
・&font(#F6B,b){私が下北沢のツチノコです……。}
・&font(#F6B,b){生まれてしまう……! 承認欲求モンスター……!}&br()&font(#F6B){「いいねくれー いいねくれー」}
・&font(#F6B,b){肝臓売りに行かなきゃ………。}((なお、二つあるので売る臓器の定番なのは肝臓ではなく腎臓である。これは作者が勘違いしていたためなのだが、その結果わりとヤバい方の臓器を売ろうとするひとりになってしまった。))
・&font(#F6B,b){冗談でもそんな事いっちゃだめだよ。 人の痛みがわかる子になりなさい……。}((妹のふたりに「お姉ちゃんだれも友達いないもんねー」と言われて。))
・&font(#F6B,b){今日もバイトかぁ。}((アニメ最終話の最後の台詞。『一歩しか進んでいない』か『大きな一歩』として捉えるかは視聴者次第。))




&font(#F6B,b){アニヲタさんも私も追記・修正を通して、項目を変えたいって思ってWiki篭りやってる所。&br()&br()なっなので、私にとってその感情が共有できれば編集してもらう理由は充分だと思うんです。}

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