スレッタ・マーキュリー

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スレッタ・マーキュリー - (2025/06/08 (日) 05:30:50) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2022/11/14 Mon 00:00:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 18 分で読めます

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&tags()
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#center(){&b(){&sizex(4){&color(red){お母さんが言ってました}}}}
#center(){&b(){&sizex(4){&color(red){『逃げたらひとつ、進めばふたつ、手に入る』って}}}}

&bold(){スレッタ・マーキュリー}とは、『[[機動戦士ガンダム 水星の魔女]]』の主人公である。
ガンダムシリーズのTVアニメ作品としては((OVAや漫画、ゲームでは先行例がある。詳細は作品項目を参照))&b(){初の女性主人公}となる。
[[CV>声優(職業)]].市ノ瀬加那

-主な搭乗機体
[[ガンダム・エアリアル]]
デミトレーナー
ガンダム・キャリバーン

・&s(){特技:フェンシング}

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#contents()
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*☿概要

#blockquote(){水星からの編入生で、パイロット科2年。
内向的な性格で、コミュニケーション能力がやや乏しい。
水星で開発されたMS、ガンダム・エアリアルのパイロット。
}
~[[機動戦士ガンダム 水星の魔女]] 公式サイト CHARACTERより引用~

本編第1話開始時点で17歳の少女。身長約170cm(後述の「人物」の項目を参照)。
物心付く前に水星軌道基地「ペビ・コロンボ23」に移住し、そこで育った。
父親とは既に死別、母親は同基地を経営するシン・セー開発公社の代表者、[[プロスぺラ・マーキュリー]]である。&b(){……少なくとも戸籍上は。}

A.S.(アド・ステラ)122年、愛機の[[エアリアル>ガンダム・エアリアル]]と共にフロント73区・アスティカシア高等専門学園のパイロット科2年に編入学し、
「成り行き」で学園長の娘であるミオリネ・レンブランの&b(){婚約者}になってしまう。そして、その後も様々な事件に巻き込まれていく。

……実は、&ruby(ガンダム){エアリアル}の存在、そして彼女の編入学自体が母・プロスペラの&b(){[[復讐]]計画}の一環であったのだが、
スレッタは&b(){その事実を一切聞かされておらず、エアリアルがガンダムであることすら知らなかった。}


*☿人物

ボサボサした赤髪に麻呂眉のような太く丸い眉毛、やや浅黒い肌と、美人というよりは愛嬌がある見た目。
長い髪は母親から貰ったヘアバンドで、後ろにまとめている。
これらの特徴にたぬきを連想する人が多かったらしく、キャラデザインが公開された当初から&b(){「水星たぬき」}というあだ名で呼ばれるようになった((ちなみに、キャラクターデザインのモチーフは「犬」。タヌキもイヌ科の動物である))。
本編開始後も、初対面の相手にはおどおどしてしまう人見知りや天然な言動から来るスレッタの小動物的な愛嬌から、
放送前にも増して、視聴者から「(水星)たぬき」とあだ名され、実際にたぬき化したFA等も描かれている。
他、海外のファンからも「TANUKI」という愛称で親しまれている。

一方、そういった言動や外見の小動物っぽい印象に反して、同年代の女子と比べると背は高めに描写されている。
ミオリネより頭半分高く、他の女子生徒よりも高身長で、設定資料・対比表にて約170cmあることが分かる。((スレッタを170cmと仮定すると『水星』以前までのTV版ガンダム主人公で初登場時点かつ20歳未満のキャラはアセム(172cm)を除いて全員スレッタより背が低い。))
さすがに決闘委員会などの男子よりは低く、マルタンは対比表では約189cmと推測ができ、グエルとシャディクがマルタンと同程度なため2人共約190cmとなる。
ちなみにプロスペラ同様にスタイルもかなりいいぞ!

また、入学当初は制服はアスティカシア高専共通のモスグリーンだったが、[[グエル・ジェターク]]への勝利が確定しホルダーになった後は、
ホルダーの特権である特殊な制服であり、キービジュアル通りの白服に変化した((制服には、[[スマートフォン]]型生徒手帳の操作で色変え出来る謎の技術が導入されている))。

周りが老人ばかりで同年代の子供が居ない水星で育ったためか、極度の人見知りであり、初対面の生徒と話すときは激しくどもる。
また、ビックリすると&s(){タヌキ}小動物みたいな悲鳴を上げ、怯えることがあればすぐ人の後ろに隠れる。
ただ、臆病ながら言いたいことはハッキリと言うタイプでもあり、天然で他人の地雷を踏み抜くこともしばしば。&s(){ガンダム煽りよる}
なお、物語初期のガンダム主人公は、色々な理由でコミュ障っぽい挙動を示すことが多いが、
彼女の場合は「[[同年代の話し相手がいなかった>ぼっち]]」というとりわけ生々しい事情と言える。

座右の銘は&b(){『逃げたらひとつ、進めばふたつ』}。
母親に教えられた言葉で、この場合の『ふたつ』とは2つ以上の物事を指す。

#center(){&b(){&color(red){例えば、すっごい強い敵がいて、でも、逃げたら『安心、安全』が手に入ります。戦ったら、負けちゃうかも。……でも、大丈夫です}}}
#center(){&b(){&color(red){逃げずに進んだら、『逃げなかった自分』とか、『経験』とか、『認められたり』とか、逃げるより一杯手に入るんです}}}

水星には学校がない((スレッタが水星に来る前には存在したが、パーメットが月でも採掘できるようになった為に水星の人口が減り、廃校になってしまった))ため、アスティカシア高専が初の学校生活となる。
エアリアルのデータライブラリにあった漫画やアニメに出てくるような楽しい学校生活に憧れており、
&b(){「学校に来たらやりたいことリスト」}を作っていた。以下はその一部。

#center(){&b(){&color(red){『友だちを作る』『あだ名で呼ぶ』『図書館で勉強』『屋上でごはん』、それと……&sizex(1){『デートする』……}}}}
#right(){&b(){&color(white){&bgcolor(darkgrey){&sizex(4){なんて?}}}}}

かわいい。
……なお、入学してから決闘また決闘の展開に巻き込まれてまともな学校生活を体験することもままならず、
追試課題中に機体のメインカメラが故障した((実際は故障ではなく、スペーシアンの学生がレンズ部に遅効性の遮蔽塗料を塗るという嫌がらせをしたせいなのだが、スレッタや手伝ったミオリネは知る由もなかった))結果何度やっても合格できなかった時には、
辛い境遇にずっと溜め込んできた弱音を爆発させてしまい、とうとう泣き出してしまった。
このように、スレッタは度胸こそあるが決して鋼メンタルの持ち主ではない。体験したことのない学校生活に憧れる普通の女の子なのだ。

学籍番号は&b(){LP041}。Lは入学年次、Pはパイロット科を表し、数字は推薦企業の格による序列。
アスカティシア高専では基本的に&ruby(アーシアン){地球居住者}よりも&ruby(スペーシアン){宇宙居住者}、さらに推薦企業の格が高い者ほど有利な扱いを受けるのだが、
その学籍番号が示すように、スレッタは一応宇宙居住者でありながら、その扱いは最底辺であった。

この位置付けと、編入初日に決闘騒ぎを起こしてあろうことかホルダーになってしまった経緯から、校内に味方が殆どおらず孤立しかけていたが、
入学直後からスレッタに良くしてくれているニカ・ナナウラの誘いにより、地球居住者の集まる&b(){地球寮}に入寮することができ、
当初は宇宙居住者ということもあって(主にチュチュに)警戒されたが、程なくして地球寮に馴染み、寮生と恋愛相談などもするように。
なお、学業成績については特に優秀な描写はない。
むしろ、これまで学校に行っていなかったことと転入初日から事件に巻き込まれ過ぎだったため、勉強の遅れを取り戻すのに必死。

描写がないため、入学〜地球寮に入るまでの生活については不明。
初日からいきなり拘束されてしまいまともにガイダンスを受ける暇すらなかったことと、
後のグエルの生活からすると、&b(){エアリアルの中で寝泊まりしていた}疑いすらあるが…。

水星出身でマーキュリー姓といういかにも偽名っぽい名前をしているが、今のところ周囲からその点で訝しがられたり、本人が気にしている描写は一切ない。
現代の地球ではあまり目にしない苗字だが([[フレディ・マーキュリー>QUEEN(バンド)]]は改姓している)水星では割とありがちな苗字なのかもしれない。
実際、ゲスト出演した[[SDガンダムバトルアライアンス]]には「ハーメス・マーキュリー」というキャラが居るが、彼とは同じ名字という事にさして驚かず喜ぶという掛け合いがあったりする。


**☿[[エアリアル>ガンダム・エアリアル]]との関係

#center(){&b(){&color(white){&bgcolor(darkgrey){&sizex(4){ケチ! たかがモビルスーツじゃない!}}}}}
#center(){&b(){&sizex(4){&color(red){エアリアルは、『たかが』じゃありません! 私とずっと一緒に育った、私の家族なんです!!}}}}

物心付く前に父を失い、多忙な母に会えないことも多かったスレッタにとって、愛機のエアリアルは幼い頃からずっと一緒にいた&b(){家族同然の存在}である。
小さい頃は大人にいじめられるとエアリアルのコクピットに逃げ込んで泣いており、
また友達のいないスレッタには、エアリアルにインストールされた娯楽プログラムが唯一の楽しみだった。
そして彼女は、10歳の頃からエアリアルを駆って過酷な水星で様々なミッションに挑み、周囲の信頼を勝ち取ってきた。

#center(){&b(){&color(red){編入手続きよし、制服よし、校則よし、コクピットのレギュレーションよし}}}
#center(){&b(){&color(red){……大丈夫、エアリアルの申請もしてあるよ}}}

そういった愛着のせいか、スレッタは時にまるで実の兄弟姉妹と会話するかのようにエアリアルに話しかけることがある。
あくまで『かのように』であって、自分に兄弟姉妹がいるとは思っていないようだが……


*☿パイロットとして
スレッタの純粋なパイロット能力に関しては様々な論議がなされてきた。というのもエアリアルが&b(){あまりにも強すぎる}ためである。
もっともその&b(){エアリアルはスレッタにしかまともに扱いこなせない}のは早い段階で提示されている他、そのエアリアル自体も「ゆりかごの星」ではスレッタをべた褒めしている。
実際、序盤の描写から分かるだけでも、
-編入初日のぶっつけ本番の決闘で、[[学園最強(当時)のパイロット>グエル・ジェターク]]を(初見殺しのビット兵器とは言え)何もさせずに&b(){瞬殺}
-AIの操る単調なビット攻撃はかすりもしない
-「状態を打開するまで持ちこたえて」と言われてとにかく頑張った結果&b(){うっかり勝ちかける}
-片腕を失った状態で二刀を構える相手に正面から突撃して、ボディプレスでアンテナを折って勝利
-高機動が売りの&b(){最新鋭実験機(ガンダム)}に、&b(){ジャンク品レストアのブースターをポン付け}しただけのエアリアルで追い付く
-敵のビット攻撃→&color(midnightblue){「スレッタ、避けて!」}&color(red){「はい!」}→&b(){本当に避け切る}
……この通りである。ある意味他のどのアス高生徒よりも実戦経験が豊富であるのだから当然なのかもしれない。
&color(red){「私とエアリアルなら[[あんなの>グエル・ジェターク]]には負けない」}という、自分とエアリアルの能力に対する自負心もある。

一方で、デミトレーナーの故障や突然の降水((スプリンクラーによる放熱処理。水星に液体の水は存在しないため、スレッタには初めての体験と思われる))等の異変に対応し損ねたり、グエルやシャディクには不意を突かれ機体を中破されるといった描写もあり、
エアリアルのヤバさが明らかになるにつれて「素のスレッタの実力は(劇中トップクラスの描写があるグエルやドミニコス隊の軍人たちと比較して)そこまで高くはないのでは?」という意見も多かった。
この辺りは彼女が終盤までエアリアルでしかまともに戦闘を行っていない事、そのエアリアルが劇中にて他機を無力化する能力を発動させていた事から評価し辛い部分であろう。


*☿他の人物との関係

***○[[ミオリネ・レンブラン]]
#center(){&b(){&color(){&bgcolor(darkgrey){でもそれがアンタじゃん。鬱陶しいくらい絡んできて、私の言う事を聞かずに勝手に動いて!}}}}
#center(){&b(){&color(white){&bgcolor(darkgrey){『進めばふたつ』なんでしょ? そのアンタがなんで逃げてるの? こんなとこでウジウジ言ってないで、さっさと進みなさいよ!}}}}
#center(){&b(){&color(red){………はい!}}}

アスティカシア高専の[[トロフィー]]。
スレッタが最初に出会ったアス高生徒であり、冒頭で地球に行こうとしていた彼女を&b(){助けてしまった}責任を取ることを約束させられた相手であり、
そして、成り行きでグエルと決闘し、勝利した結果として自身の[[&b(){花嫁}にしてしまった>魔女と花嫁(水星の魔女)]]相手。
当然自分も女性であるスレッタは凄まじく困惑していたが、ミオリネは「水星っておカタいのね」と流しており、一応同性でも『花嫁』扱いは適用されるらしい。

尤もそれはあくまで形式上のものであり、ミオリネ本人が同性愛者、あるいは[[両性愛]]者なのかは不明である他、
元々彼女は相手が異性だろうが同性だろうがホルダーと結婚する気はないらしく、スレッタにも「本当に結婚するつもりはない」と断言している。

当初はどちらかといえば(向こうから一方的に)険悪な関係であったが、決闘などで協力してもらううちになんだかんだで親しくなっている。
しかし、スレッタの「やりたいことリスト」の割と上位にある「友達をあだ名で呼ぶ」というものを叶えるべく、
グエルとの二回目の決闘後、歓喜するミオリネに意を決して&b(){「ミオミオ」}と呼びかけた際には即座に却下された((ミオリネ役のLynn氏は、この際の直前まで喜んでいたとは思えない、心底嫌そうな「はぁ?」という返しについて「渾身の『はぁ?』が出来た」と自負しているらしい。))。&s(){ちなみに友達扱いには抗議されなかった}

初日に危ないところを助けてもらった&s(){あとトマトで餌付けされた}スレッタとしてはごく普通の友達になりたいのだが、
ミオリネの方が『地球へ脱走するまでの契約関係』と一線を引いていること、
そして&s(){親父そっくりの}高圧的な物言いのせいで、中々心の距離を詰められない。
ただミオリネも根は優しく面倒見はいいので、少しずつではあるが態度が軟化している。『進めばふたつ』の言葉の影響を一番受けているのも彼女。
その関係性は友達や夫婦と言うよりは、&b(){オカンと娘}みたいに見えるが、一応婚約者という自負もあるらしく、
「ロミジュリったら許さないわよ!」というパワーワードを飛ばしたり、スレッタと共に地球寮に押しかけたりもしている。&s(){押しかけ女房}

……彼女の父親が母の仇敵であること、スレッタが彼女に接触する事が母の意図通りであったことを、スレッタは知らない。
そして[[第一期最終回>やめなさい!(水星の魔女)]]では…。

2nd Seasonではややギクシャクした関係になっている。
と言ってもスレッタのミオリネに対する思慕は何一つとして揺らいでおらず、ミオリネもそれを理解しようとはしているのだが、
スレッタの母に対する盲目的な態度とそこからくる考え方のギャップに見かねて彼女と母を引き離す策を講じたことで二人の「契約」は終わりを迎えてしまうが……。
その後、22話で再会し、和解。
プロペスラとの決戦後、最終回で二人は等々、結婚を果たし、仲間達と供に幸せな余生を過ごした。
***○[[グエル・ジェターク]]
#center(){&b(){&color(hotpink){勘違いするなよ……}}}
#center(){&b(){&color(hotpink){俺はお前の事なんて&sizex(4){全然好きじゃないんだからな!!}}}}
#center(){&b(){&color(red){……わけわかんないです!}}}

スレッタの記念すべき決闘初戦、そして2戦目の対戦相手。[[御曹司で決闘委員会でホルダー>パトリック・コーラサワー]]な人。スレッタの事は当初&b(){「水星女」}と呼んでいた。
当初は自分をあっさりと下したスレッタとエアリアルを敵視し、彼女にリベンジをしたこともあったが、その決闘で親の都合を押し付けられ、戦わせてもらえなかった((新型機こそ与えられたが、操縦はAIに制御され、事実上グエルは「ただ座っているだけでいい」という扱いであった。))こと、
以前から御三家の御曹司として持ち上げられつつも親からは抑圧され、自分の実力を正当に見てくれる相手がいないと感じていた境遇から、
二度目の決闘後、境遇などに関係なくグエル個人の力量を評価し、真正面から&color(red){「あなたは強い」}と言ってくれたスレッタに&b(){&color(hotpink){ガチ惚れ}}して&b(){勢いで求婚までしてしまった}((この際のグエルの表情変化の描写も丁寧であり、視聴者からは「人が恋に落ちる瞬間を見た」と評価する声も上がった。))。
しかし、プライドが邪魔して求婚以降はスレッタにまっすぐ好意を示すことができないばかりか、
むしろ古式ゆかしい[[ツンデレ]]仕草をしてしまう&s(){おもしれー男}状態になってしまった。

だがスレッタにしてみれば、キレ散らかしたと思ったら突然プロポーズしてきて、その翌日にまた怒鳴りつけてくる、
しまいには自分が御三家なのに&color(hotpink){「御三家は敵だぞ」}と言ってくる&b(){わけの分からない人}でしかない。&s(){エアリアルのレパートリーに男のツンデレは無かったと見える。}((後に明かされるエアリアルの秘密を考えれば…ねぇ。))
一応、パイロットとしての腕前が確かであることは認めており、初戦に圧勝したことで見くびっていたことを2戦目の後に謝っている。その結果が突然の求婚だったのだが。

2nd Seasonでは様々な経験を経て大きく成長したグエルから再度告白される(今度はちゃんと面と向かって想いを伝えられた)が、スレッタには再度振られてしまう。
ちなみにこの頃にはスレッタをフルネームで呼ぶようになっている。
最後のMSによる決闘ではグエルがスレッタに勝利したことでホルダーの地位を取り戻すが、それ自体が出来レースな事を知っていたグエルは複雑な表情を浮かべていた。

クワイエット・ゼロ攻防戦前にミオリネの面会を求められたスレッタに対し&b(){フェンシングで決闘を行う}((おそらく初代のオマージュと思われるが…アス高パイロット科ではフェンシングが科目として必修となっているのだろうか))。
ミオリネを奮起させるため、敢えて敗北。ホルダーの地位も再度明け渡した。

***○[[エラン・ケレス]]
#center(){&b(){&color(darkcyan){リスト、たくさん叶うといいね}}}

スレッタの決闘3戦目の対戦相手。スレッタの事はフルネームで呼び捨て。決闘委員会の氷の君。&b(){&color(ghostwhite){強化人士四号。}}
初対面が、身に覚えのない容疑で拘束されて牢屋に入れられ、寂しさとひもじさで参っていたときに&s(){餌付け}差し入れに来てくれたというものだった為、
劇中、学園で初めて会った登場人物の中では割と数少ない、&b(){スレッタからの好感度}が最初から高かった相手。
その後も何かと優しくされたため、彼が御三家の一角で決闘委員会のメンバーと知ってもその想いは変わらず、
一応は敵であることから自分と引き離そうとするミオリネに怒って彼を擁護する程であった。

しかし初デートの際に誕生日を聞いたことがきっかけで&b(){(とスレッタは思っている)}突然態度を翻され、
&color(darkcyan){「鬱陶しいよ君は」}と突き放され、&s(){グエルを踏み台にして}エアリアルを賭けた決闘を挑まれた時にはただ困惑するだけだった。
それでもミオリネに背中を押され、彼の事を教えてもらうことを賭けにして決闘に勝利し、仲直りすることができた。
そしてスレッタは、改めてデートの約束をして、ハッピバースデーの歌を口ずさみながら彼を待つのだった。

……彼の素性、翻心の理由、彼がスレッタに何を見ようとして決闘の末に何を得たのか、
そして&b(){デートの待ち合わせ時間に彼がどうなっていたのか。}
スレッタはまだ知らない。

#center(){&b(){&color(red){「まだかな、エランさん」}}}

その後現れた[[エラン・ケレス]]にはあまりの性格の変化にただひたすら戸惑うばかりであった。
彼のアプローチに最初はドギマギしていたが、2nd Seasonにもなると&s(){より気持ち悪さを増したこともあって}最早怯えて逃げ回るだけになってしまっている。
まぁそれもそのはず、そのエラン・ケレスは&b(){&color(ghostwhite){強化人士五号という}別人}だったからなのだが。
最終的に脅迫に近い形で脅されるが、彼にも事情があり、最終盤には取り繕う理由も無くなったこともあって再会した際に謝罪されている。
なお、スレッタ自身も(事情は知らないながら)彼が最初に会ったエランとは別人であると薄々察していた節があり、
この謝罪の際、&b(){&color(red){「教えてください、私が知っているエランさんの事を」}}と彼に頼み、その顛末を教えてもらうこととなった。

***○[[シャディク・ゼネリ]]
#center(){&b(){&color(goldenrod){でも君が来てから、グエルもエランもおかしくなってる}}}
#center(){&b(){&color(goldenrod){僕も君のことを知りたくなってきたよ。}}&b(){&color(darkgoldenrod){……水星ちゃん}}}

決闘委員会の&s(){チャラい}人。スレッタを&b(){「水星ちゃん」}と呼ぶ。&s(){馴れ馴れしい呼び方だが、本作の舞台の公用語は英語なので、単に「Ms.Mercury」と苗字で呼んでるだけのことである}
現状、スレッタとは立会人として決闘のルールを教えてくれるというだけの繋がりだが、彼の方はスレッタに興味を示している。
……その興味の方向性は義父の意向による『魔女』としての素性の調査であるのだが、もちろんスレッタは知らない。
株式会社ガンダムを巡ってミオリネがシャディクと決闘する事を決めた際には、スレッタは「花嫁の暴走を止めてやれ」と諭されるが、
逆に&b(){&color(red){「花婿ならお嫁さんを信じるべき」}}と&s(){おそらく彼にとって最大級の地雷を踏み抜く}発言を返したことで、
「なら…俺ももう躊躇はしない」と告げられ、シャディクとの決闘に挑むこととなった。&s(){なお、この影響で「したり顔で意見して無邪気なスレッタに痛烈なカウンターを喰らう」シャディクのFAが流行った}
決闘の後はスレッタとは一切の会話がない状態が続いているが、ここからスレッタに降りかかる悲劇の多くはこいつのせいだったりする。

ちなみにシャディクはスレッタを「ミオリネに縋るだけの、ただの子供だ」と評しており、ある意味それは事実だったのだが……


***○ニカ・ナナウラ
#center(){&b(){&color(red){&sizex(2){こここの前は、あありがとぅ、んました}}}}
#center(){&b(){&color(midnightblue){&sizex(4){見てたよ! すっごいね、貴女のモビルスーツ!!}}}}
#center(){&b(){&color(red){&sizex(2){ぉぅぇ?}}}}
#center(){&b(){&color(midnightblue){群体制御にはどんな階層構造を使っているの? 従来の構造? それとも同時的空間コンセプト?}}}
#center(){&b(){&color(red){……お母さんが、確か、継起的空間? と併用って}}}
#center(){&b(){&color(midnightblue){そっか! 確かにそれならあの概念統合スキーマの意味は分かるわ!}}}

地球寮の世話焼きメカニック。学園にやって来たスレッタに最初に話しかけてきた生徒。当然スレッタは盛大にどもった。
スレッタがミオリネに生徒手帳ごとエアリアルを借りパクされた時には自分の生徒手帳を貸し出し、窮地を救う。
その後も何かと悪目立ちしてしまい孤立するスレッタに周囲を気にせず話しかけ、ついには彼女を地球寮へ誘った。
(大のスペーシアン嫌いでスレッタともいざこざのあったチュチュは不満をこぼしたが、&b(){笑顔で黙らせた})

面倒見が良く、色々と協力してくれる他、人当たりがよく物腰も柔らかいため、スレッタとの関係は良好。
メカニックとしても、高度な技術の凝縮されたエアリアルに興味津々なようで、技術面でもサポートしてくれている。
ちなみに、ニカの包容力とスレッタの小動物的な言動からニカの方が&s(){お母さん}年上に見えるが、先輩ではなく同学年である。

彼女は完全に善意でスレッタを助けているが、その理由は田舎育ち故に頼るものなく一人心細くしていたスレッタを「自分と同じ」だと思ったから。
スレッタの方も彼女には厚い信頼を寄せており、2nd Seasonでは襲撃されたニカを身体を張って助け出したりしている。
(この件はニカに対するある疑惑について、後に地球寮が理解を深める要因の1つになった)


***○[[プロスぺラ・マーキュリー]]
#center(){&b(){&color(red){ベネリット社の人がね、エアリアルの事、ガンダムだって言うの。私のことも魔女だって。そうなの?}}}
#center(){&b(){&color(maroon){お母さん、スレッタを魔女に育てた覚えはないんだけどな~}}}
#center(){&b(){&color(red){私もないよ……}}}

エアリアルの開発者でもある母親。スレッタは「[[お母さん]]」と呼ぶ。
多忙なため直接会う機会が中々取れないが、電話ではちょくちょく話せている。
スレッタが尊敬し目標とする大人であり、彼女より贈られたヘアバンドの他、
『進めばふたつ』の言葉、&b(){&color(maroon){「水星を良くするために学校へ行きなさい」}}との勧めを大事にしている。

……彼女が娘との通話のときだけあの&s(){怪しい}仮面を外すこと、大人たちの間で暗躍していること、要所要所で「娘たち」と呼び掛ける事。
そして、プロスペラが&b(){己の復讐の為にエアリアルを作り、スレッタを学園に送り込んだ}こと。
親子というにはあまりにも盲目的にプロスペラを信じ、従うスレッタは何も知らず、気付いていない。


*☿出生の秘密、およびエリクトとの関係
アニメ本編に先駆けて公開された『PROLOGUE』には、中の人が同じで父親譲りの太眉がスレッタとそっくりな、[[エリクト・サマヤ]]という4歳の誕生日を迎えた幼女が登場する。
また、エリクトの母親であるエルノラ・サマヤは、後にスレッタが付けるものと同じデザインのヘアバンドをしている。よって普通に考えれば、&b(){エリクトが後のスレッタ・マーキュリー}であり、
&b(){エルノラが後のプロスペラ・マーキュリー}(こちらも[[中の人>能登麻美子]]が同じ)となるだろう。

本編開始時点でスレッタは17歳なので、『PROLOGUE』で描かれたフォールクヴァング襲撃事件は約13年前ということになる…………のだが、
本編1話公開当初より((本編1話と時を同じくして公開された主題歌『祝福』の原作小説『ゆりかごの星』が大きな転機となった))、一部視聴者からはこの同定に&b(){疑問が投げかけられていた。}
-本編開始時点がA.S.122とされているのに、&b(){『PROLOGUE』の年数は公開されていない。}このため正確な時系列が不明
-『PROLOGUE』と第1話の両方に同名で登場した人物(特にデリング・レンブラン)が&b(){13年後にしては老けすぎている}
-エリクトはエルノラを&b(){「ママ」}と呼ぶが、スレッタはプロスペラを(少なくとも5歳の頃から)&b(){「お母さん」}と呼ぶ。&br()身分を偽る必要があるとはいえ、幼い子供が母親の呼び方を1年で変えてしまうか?
-第6話及び7話にて、『PROLOGUE』での事件を思わせる「ヴァナディース事変」は本編よりも&b(){21年前}の出来事だと語られている。
-ミオリネが用意したヴァナディース機関の紹介ビデオに登場したカルド・ナボ博士に対して「この人誰ですか?」と面識がないことを仄めかしている。

1st Seasonの時点ではスレッタとエリクトの関係や『PROLOGUE』の時系列について&b(){公式には何も明言されていない。}
上記の疑惑もあくまで憶測止まり((呼び方はどうにでもなるし、老けていない人物もいる、または宇宙空間では老化が早く進むのでは?という指摘もある。カルド・ナボ博士のことも子供の頃のことなので忘れている可能性も否定できない。))であり、この時点ではスレッタ=エリクト、スレッタ≠エリクトのどちらもあり得るとしか言えない。
(※同様に「プロスペラ≠エルノラではないか?」という疑惑も存在していたが、ここでは詳しく触れない)
#co(){
追記修正する方へ:確定情報が出る(本編内でスレッタ=エリクトorスレッタ≠エリクトが明言される)まで、
本節の更新は控えていただけますと助かります。
確実な情報があまりに少なく憶測だらけのため、これ以上何を書いても偏った主観を排除できません。
また、コメント欄での議論がヒートアップする原因にもなります。
}
確実に言えることは2つ。スレッタの出生の秘密が本作の核心に関わる重要事項であること、
そして、&b(){当のスレッタがその真実についてほとんど何も知らされていない}ことである。

#openclose(show=2nd Seasonでは遂にスレッタとエアリアルの正体が判明する。){
まず、21年前のヴァナディース事変はやはり『PROLOGUE』の話であり、年齢から逆算しても&b(){スレッタ=エリクトではありえない}。
エリクトは『PROLOGUE』の後母エルノラと共に水星に逃げ込んだのだが、幼い彼女の身体は水星の過酷な環境には耐えられなかった。
(※回想やスレッタの誕生年から、少なくとも8歳ぐらいまでは存命であった事が示唆されている。本編で登場する「エリクト」も、PROLOGUEの時代から少し肉体的な成長が見られる)
エルノラは今や唯一の肉親となったエリクトを延命させるため、ガンダム・ルブリスにエリクトが完全に同調していたことを利用し、
ルブリスのデータストームに彼女の生体情報を写す(本人の発言から偶発的要素もあったと思われる)ことで、ルブリスをエリクトの肉体として彼女を生かすという手段を取ることにした。
そのルブリスを改修し、&b(){エリクトの新たな肉体として定義づけたものこそが、ゆりかごの星や本編で登場する「ガンダム・エアリアル」である}。

だが生体コードを移しただけではエリクトはあくまでMSの中に居るかもしれない存在にすぎず、データストームの中でしか生きられない。
母として娘の自由を願うエルノラは、エリクトの遺伝子を用いてエリクトの目や耳となりうる「カヴンの子」と呼ばれる「リプリチャイルド」を複数作り出した。
その「&b(){娘たち}」の1人にして、&b(){エアリアルに自由を与える「鍵」として肉体を以て生み出された人物こそがスレッタ・マーキュリーである}。
いわば、スレッタはエリクトのクローンとも呼べる存在である。

エルノラ……のちのプロスペラは、エアリアルがパーメットスコア8に到達することで、
エリクトがパイロットを介さずにエアリアル(つまり自身の肉体)を動かせるようになると確信していた。
一方で彼女は、デリング・レンブランが「パーメットリンクを自在に制御する事で地球圏の兵器を全て制御下におき戦争を(強制的に)辞めさせる」計画、
劇中で言うところの&bold(){クワイエット・ゼロ}を秘密裏に計画し、水面下で進行させている事に目を付け、復讐心を抑えながら((もっとも、デリング自身はプロスペラがエルノラであることを知っていたため、彼女の内心も承知であった可能性はある。))彼に接近し、
(実際にはエリクトが制御しているので)「パーメットスコアをどれだけ上げてもパイロットの命が脅かされないガンダム・エアリアル」をクワイエット・ゼロの起動キーにすることを提案。
デリングが娘の身を案じ、かつクワイエット・ゼロを隠蔽する目的で作ったアスティカシア学園の決闘システムを利用して、
スレッタをエアリアル同伴で学園に通わせ、決闘を通してエアリアルのパーメットスコアを上げていくことにするのであった。
(つまり2話の査問会は完全な出来レースであるが、デリングと側近以外はこの件を知る由もないので相当な綱渡り状態だったことがうかがえる)

また、スレッタがプロスペラに対して盲従的なのは洗脳などではなく、&b(){単純に母親が常に「正しい」答えを提示し続けたため}である。
言うなれば完璧超人な母親をスレッタは強く信頼しており、それが故に母の言う事は全て正しいと思考停止してしまっていたのだ。
プロスペラがミオリネに告げた「素直でいい子」というスレッタ評は煽りでもなんでもなく純粋に事実を述べただけだったと言える。
もっとも、その盲従っぷりを利用していた事についてはプロスペラにも責められる部分は多いが…
12話や14話の出来事から「母親の言う事は本当に全て正しいのか?」「『進めば二つ』得られているのか?」と薄々思い悩んでいたスレッタであったが、
17話で「進んだ」結果決闘に敗れ全てを喪ったことで「進めば二つ」に遂に疑問を抱くようになり、エリクトにスレッタの正体(ただし別に隠していたわけではないらしい)を告げられ、
それを否定するスレッタに対し上記の真実やエリクトとエルノラが21年前に被った悲劇など大多数の記憶を&s(){データストーム根性焼きで}流し込まれる。
呆然とするスレッタに対し、プロスペラはエリクトの発言を全て肯定した上で「学園へ戻りなさい」とスレッタを突き放し、
一人宇宙空間に放り出された彼女は、まるで生まれたばかりの赤子のように泣き叫ぶのであった……

このように、スレッタは目覚めていないエアリアルを唯一まともに操縦できるパイロットではあるが、
一方で、プロスペラたちにとっては言うなればエアリアルがスコア8に到達するまでの道具に過ぎない。
だが、『ゆりかごの星』におけるエアリアル(つまりエリクト)の描写や、本編中におけるスレッタが乗ったエアリアルの強さを見るに、
エアリアル(エリクト)は自身のパイロットであるスレッタを実の妹のように愛しており、そしてそれは&b(){プロスペラも同様}であった。

そもそも、学園における決闘システムは、原則としてパイロットが死んだり、大けがをしたりしない安全な仕組みであり、
実戦に投入することも出来たのにそれをせずにわざわざそちらを選び、さらに学生としてスレッタを送り出したことからもプロスペラの配慮の程がうかがえる。
『ゆりかごの星』でも(この時点でパーメットスコア8に到達していないので、二人は意思疎通が出来てないが)エアリアル(エリクト)はプロスペラに対して、
「復讐は僕らだけでやろうよ」と常々語りかけていたらしいことを考えると、少なくともエアリアル(エリクト)はスレッタを自分たちの復讐に巻き込むことを良しとしておらず、
そしてプロスペラもまたスレッタを復讐にまで巻き込むのは本意ではなかったため、上述のスレッタを突き放した場面の後で、
「スレッタには自分たちの復讐と関係のないところで自由に生きてほしい」という趣旨の発言を&s(){本人には言わずに}エリクトに語っている。
このため、クワイエット・ゼロについてはエリクトはスレッタには教えていなかった模様(おそらくサマヤ母子が「世界を書き換える」復讐を考えている事はスレッタに示していると思われる)。
}

#openclose(show=何も得られなかったとしても……){
一方で、出生の真実を知らされた上で、大切な家族だった二人から突き放されたスレッタはあまりのショックにふさぎ込み、
授業に出席せず、食事も食堂に行かずに空腹のあまり人里に降りて来たたぬきのように夜な夜な冷蔵庫を漁る生活を一時送ったが、
プロスペラが「心の穴を埋めてくれる」と評価した地球寮の面々の、暖かいフォローによって活力を取り戻し、前を向き始める。

そして、ミオリネが「進んだ」結果大惨事を招いた地球での報道を耳にしたスレッタは、
この件にプロスペラが関わっており、エリクトはそれにスレッタを巻き込ませまいと自身を突き放したのだと確信する。
更に学園で再び起こったテロによって多くの学生の命が失われるが、水星での経験を活かしてスレッタは学生達の救助に奮闘することになる。
救える命、救えなかった命があったものと思われるが、この経験からスレッタは「進む」ことの意味について見つめ直していく。

そんな中、議会連合のグストン・パーチェとベルメリアからクワイエット・ゼロについて知らされ、母を説得してほしいと頼まれる。
しかし、スレッタは自分がプロスペラの実の娘ではないという出生の秘密を、同席していた地球寮の面々や盗み聞きしていたエラン達の前でカミングアウトし、
プロスペラが一番優先しているのがエリクトである以上、説得は不可能だという見解を話す。
それを受け、グストンは「純粋な対話による説得以外の選択肢」として、かつて議会連合が押収した&b(){&ruby(化け物){キャリバーン}}と呼ばれるガンダムの存在を提示するが、
エアリアル・ファラクトなどよりも設計・建造が旧いこのガンダムには、データストームのフィードバックを軽減するフィルターが存在しないため、
かつて自分の代わりにデータストームの負荷を負ってくれたエリクトもいないこの機体に乗ることは、自殺行為といっても過言ではないほどの危険行為であった。

スレッタを同じ寮の仲間として大切に思っている地球寮の面々、特に自身の罪と向き合うことを決めたニカは、スレッタが乗ることを止めようとするが、
スレッタ本人の選択は、「進めば二つ」ではなく「&b(){&color(red){例え何も得られなかったとしても、進む}}」というものであった。
プロスペラ、エリクト(エアリアル)、そしてミオリネと、彼女がこれまで縋ってきた存在に一切頼ることなく、自らの経験でもってスレッタはこの答えを導きだし、
命の危険を冒してでも、大切な家族を止めるべく、『化け物』と呼ばれた&b(){ガンダム・キャリバーン}への搭乗を決意したのだ。
}

*☿余談

以上のように、あまりにも何も知らされずに次から次へと事件に巻き込まれていく様子、および本編開始から&b(){3話連続でスレッタが驚いて終わった}((1話:同性の婚約者が出来た 2話:退学とエアリアル廃棄を賭けた決闘が勝手に決まった 3話:決闘相手から突然求婚された))ことから、
かの[[北海道が産んだ大スター>大泉洋]]&font(l){及び[[同時期の戦隊>暴太郎戦隊ドンブラザーズ]]の[[ブラック>イヌブラザー/犬塚翼]]}の[[有名ネタ>サイコロの旅(水曜どうでしょう)]]になぞらえて、
&b(){「またしても何も知らないスレッタ・マーキュリーさん(17)」}だの&b(){「[[水星どうでしょう>水曜どうでしょう]]」}とネタにされた。
後者についてはスレッタと関係ないところでさらにネタにされたりもする。&s(){&b(){&color(hotpink){「ここをキャンプ地とする!」}}}((なお、単なる偶然だが、大泉洋、犬塚翼役の柊太郎、スレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那は全員北海道出身である。))

物語開始時点で主人公が重大な秘密を教えられていないだけなら過去のガンダムシリーズでも割とありがちなことだったが、スレッタの場合、
「知らされていないことすら知らされていない」情報があまりに多すぎることと、それにも関わらず核心部分周辺を無防備にフラフラしているように見えること、
何より&b(){物語の最序盤}で息づく間もなく事態に巻き込まれ続けたことがイメージに繋がったのだろう。
&s(){そして最終盤で&b(){本当に何も知らされていなかったし本心は絶対スレッタに知らせずに動き続ける周囲}と言う状況になった為段々ネタですらなくなって来ている}

『逃げたらひとつ、進めばふたつ』の後に&bold(){『[[奪えば全部ゥ!>レジスタンスのライダー]]』}と続くミームがある。
言葉のテンポの良さもあってか瞬く間に拡散し、「スレッタを見ると[[こいつ>レジスタンスのライダー]]が頭をよぎるようになった」というミーム汚染すら報告されている。
一方、作中ではグエルの&bold(){「奪うだけじゃ…手に入らないッ!」}というセリフがあり、上記ミームへの掛け合いとして用いられる事もある。

タヌキを思わせる容姿に加えて、婚約や求婚等の恋愛要素があることから、彼女の好感度のことを同じタヌキ繋がりで&b(){「Pontaポイント」}と呼ばれている。

YBCのスナック菓子「エアリアル」とのコラボ企画では、「しお味」担当となった。
コラボパッケージは他の男子3人とは異なり、&b(){エアリアル(MS)の隣でエアリアル(しお味)を持ったスレッタ}の描き下ろしイラストとなっている。&s(){野生動物にスナック菓子を与えないで下さい}

2025年にセブンイレブンで開催された「ガンダムシリーズキャンペーン」の一環として、とうとう&font(b,red){赤いきつね}と&font(b,green){緑のたぬき}とのコラボでタヌキ姿となってしまった。&s(){しっぽが[[アライグマ]]であるのは秘密である}
以前より囁かれていたネタが遂に現実のものとなってしまった。完全に公式認定である。もちろんミオリネは[[キツネ]]姿。
[[GQuuuuuuX>機動戦士Gundam GQuuuuuuX]]絶賛放映中のタイミングの中、スパロボY参戦発表に続くこのコラボは、中々のやりたい放題である。&s(){[[後輩>アマテ・ユズリハ]]への配慮というものがないんかい}
なおこの時に同時発売されたのは、&font(b,red){赤髪}のスレッタと&font(b,green){緑服}のミオリネに合わせた「&font(b,red){赤い}&font(b,green){たぬき}」と「&font(b,green){緑の}&font(b,red){きつね}」、まさかの具材が逆というレア商品だった。


*☿立体化

2022年10月15日にFigure-rise Standardでプラモ化された。オレンジ色の[[ハロ>ハロ(ガンダムシリーズ)]]が付属する。
ホルダー仕様の白服が、胸章と襟の金模様以外は全部パーツ成型色で完全再現されている。
金模様は通常のデカールとエングレービングシールの選択式となっており、後者は貼る難易度は結構高い(特に襟元)ものの金色の輝きが通常のデカールより増しているので、より迫力のある見た目にする事が可能。
表情は澄まし顔のタンポ印刷1つ+水転写デカールで目線を選択する無地の顔2つの3種類使用可能。
また、先行した[[トウカイテイオー>トウカイテイオー(ウマ娘 プリティーダービー)]]と同様に、首を始めとした接続部が[[30MS>30 MINUTES SISTERS]]と同じ構造((手首差し替えパーツに至ってはカラーCのオプションパーツそのもの))のため、差し替え可能。
MS少女にすることもできるし、身体をカラーCの素体とすげ替えれば水着姿にすることもできる。
&s(){やり過ぎるとエアリアルがキレる、あるいはキャリバーンのデータストームに耐えられなくなるので程々に}
プレミアムバンダイからは一般制服Ver.として本編第1話~3話、17~22話の間だけ見られた緑の制服姿で発売。オプションに例のトマトが追加され、付属のハロは本編でロウジが所持していた緑の物に変更されている。
本編での表情豊かな姿に近づけるべくか表情用のデカールの種類が大幅に増えており、第1話の焦り顔や[[例の徹夜で撮影したCMのガンギマリ顔>GUND-ARM Inc.PROMOTION VIDEO]]を意識したと思われる表情も付属。&s(){誰得っていうな}



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