久遠荘の幼婆たち

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久遠荘の幼婆たち - (2024/04/29 (月) 16:21:07) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2023/01/10 Tue 12:30:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 8 分で読めます

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#center(){&size(20px){&b(){ようこそ、&color(#FF7F50){&ruby(ロリババア){人外娘}}ひしめく&color(#FF7F50){非日常へ}}}}


*◆概要

「&bold(){&ruby(くおんそう){久遠荘}の&ruby(ようば){幼婆}たち}」は有間乃ユウキによる日本の成年向け漫画。

あのCOMIC LOと同じく茜新社が発行している[[人外>人外(属性)]][[ロリババア>ロリババア(萌え属性)]]属性専門というニッチ需要直撃な成年向け漫画雑誌「&bold(){&ruby(とわこ){永遠娘}}」
その関連誌として電子書籍限定で発行されている「&bold(){永遠娘 朧絵巻}」において2018年7月26日創刊号より連載されている作品である。
座敷童や[[吸血鬼]]に妖狐などの妖怪少女たちが住む不思議な屋敷・久遠荘の管理人になった青年作家が、彼女らと心を通わせつつ屋敷の真相に迫っていく[[微妙に非日常系>日常系/微妙に非日常系作品群]]作品。

単行本は上巻が2022年11月28日に刊行済み。
永遠娘および朧絵巻の連載作品は基本的に1話完結形式が多く、3話以上の連載作品でも最長が夜歌氏の「カフェエターナルへようこそ!」や 黒青郎君氏の「永世流転」がそれぞれ全6話構成で単行本1冊にまとめられている。
1つの連載作品で単行本が複数冊出る作品は永遠娘史上初で、2022年末時点ではこの1作品だけである。


*◆あらすじ

新米児童書作家の仙太郎は、家賃を滞納し住んでいたアパートを退去させられてしまう。
そんな中、とある年季の入った屋敷『久遠荘』を住み込みで管理する好条件のアルバイトに応募。
雇われ管理人になった彼を待っていたのは――見た目は子供、実年齢は数百歳の人ならざる存在だった。

性に奔放で若者好きなお騒がせ住人達と生活し、言葉を交わし、&bold(){[[そして襲われ>逆レイプ]]}、多大に翻弄されつつ、
不思議に満ちた久遠荘に秘められた事実に少しずつ近づいてゆく――。



*◆登場人物

**・&ruby(とおのせんたろう){遠野仙太郎}
#center(){&font(b,16px){久遠荘…か}}

#center(){&font(b,16px){「あの人」はどんな思いでこの名前を邸に付けて どんな思いで大家さんを遺して死んだのだろう?}}

主人公。種族はもちろん&bold(){人間}。
身長は不明だが、各キャラと並んだ姿から見て170cm以上はあると思われる。((ただし設定と異なりベルがアルマより小さく描かれる等作画のガバもあるため、見た目のみの判断は難しい))
デビューしたての児童文学作家。遅筆な上に本の内容がわりと人を選ぶのであんまり稼げていないらしく、家賃を滞納しアパートを追い出された。ただ担当編集者からは評判が良い。
久遠荘の住み込みバイトの仕事を見つけたことで雇われ管理人として引っ越してきた後、数百歳単位の人外少女たちと奇妙な共同生活を送ることとなった。
こんな現実離れした人外魔境にもかかわらず状況をそこそこ楽観的に受け止める胆力の持ち主。

自分にも他人にも甲斐甲斐しく世話をしてくれる櫻に恋心を抱き、
同時に彼女の大切な存在だった先代大家に淡い嫉妬と好奇心を持ったことで久遠荘の過去を少しずつ調べ始める。


**・&ruby(さくら){櫻}
#center(){&font(b, #000000,#FF69B4,16px){なんだか昼間からずっと手伝ってもらってばかりだなあ}}

#center(){&font(b, #000000,#FF69B4,16px){こっただことで座敷童なんて恥ずかしか…}}

身長130cm、種族は&bold(){座敷童}。本作の[[メインヒロイン]]。
一人称は「おら」((カタカナの場合もある))。座敷童が[[岩手>岩手県]]の民話由来だからなのか、東北風の田舎訛りの強い喋り方をする。&font(b,18px){[[爆乳>ロリ巨乳]]}。
久遠荘が「神柱家の屋敷」と呼ばれていた頃から住み込んで働き、先代大家亡き後は仙太郎が来るまで彼女が実質的な大家として衣食住の管理を任されていた。仙太郎の着任後は彼と仕事を分業している。
久遠荘のためにひたむきにがんばり住人とも積極的に仲良くしようと努める仙太郎に魅かれていく反面、
心の中では先代大家・衛造のことも大切に思い続けている。&s(){[[音無響子さん>めぞん一刻]]かな?}

住人の中では古株であるにもかかわらず、なぜか先代大家や久遠荘に関する記憶がここ50年くらい分までしか思い出せないように記憶のロックをかけられているようで……?


**・&ruby(みや){美夜}
#center(){&font(b, #000000,#DAA520,16px){……姿を与え 物語を与え そして名を与え}}

#center(){&font(b, #000000,#DAA520,16px){そうして「わからぬもの」を「そういうもの」と認識する。それが儂ら怪を怪たらしめる}}

身長135cm、種族は[[妖狐>狐娘(属性)]]。通称おコン。仙太郎からはたまにババアと蔑称。
一人称は「儂」の[[のじゃロリ]]。
[[腋出し巫女装束>博麗 霊夢]]、[[セーラー服]]、[[スク水>スクール水着]]、腋出しじゃない[[普通の巫女装束>巫女(属性)]]など登場のたびに見た目が変わるコスプレ担当。少女姿はあくまで仮初のようなもので、正体は[[巨大な狐>化け狐・化け狸]]。
強力な妖術の使い手でもあり、彼女によって久遠荘は一般人にはボロボロの廃屋に見えるように "認識" を歪めている。
&color(#FFFFFF){それどころか久遠荘の内部の物品にまで認識阻害の術を施し、間違っても真相に辿り着けないよう周到な仕掛けがされている。}
その辺の小学生男子と仲良くなっては久遠荘の部屋に招いて一緒に[[ゲーム]](絵とセリフから[[スーパーファミコン]]で[[スーパーマリオカート]]をやっている模様)をし、
ついでに性的に食ってしまうというテンプレ[[おねショタ]]狐ロリババアなことをよくやっている。
遊んだあとはちゃんと認識をいじって家に帰してあげるなどアフターケアも万全。

何らかの理由から久遠荘の過去に関わる秘密を徹底的に封じている。


**・ベルベット
#center(){&font(b, #000000,#FF4500,16px){私達の人生はこれまでも これからも長い}}

#center(){&font(b, #000000,#FF4500,16px){そんなものに拘らなくても 今 大家は貴方の事が好きよ}}

身長145cm、種族は&bold(){[[吸血鬼]]}。通称ベル。身長は一番高いが胸は一番[[絶壁>貧乳(賓乳)]]。
一人称は「私」だが、1話で初登場した時は「妾」と言っていた。
暗黒の血継と呼ばれる欧州のヴァンパイアで、血継者は眷属を増やす特殊能力を持つ。
が、血継者以外のヴァンパイアは眷属を増やせないどころか、吸血する相手を捕食しすぎて絶滅させないために[[&bold(){ある程度個体数が増えると自殺するようなセーフティシステム}>セイタカアワダチソウ]]が生物的に搭載されているらしく、彼女も200年前に両親を失っている。
しかも、この能力を持つと不老不死になるデメリットも付きまとっており、そのため孤独に苛まれて何度も自殺未遂を繰り返していた。

久遠荘の住人になってからも発作的に自殺未遂を起こしていたものの、仙太郎に過去を話し打ち解けて体を重ねたことである程度は収まった様子。
吸血鬼なのもあって太陽に照らされている場所に近づくほど身体が焼け焦げ、夜になると気分と性欲が最高潮に達する。

先代大家が連れてきた中では後発の住人なので、本人も彼のことは詳しく知らない。
なので過去を探ることに関しては積極的かつ善意で協力してくれる。


**・&ruby(きくか){菊華}
#center(){&font(b,#D3D3D3,#191970,16px){だがな仙坊 痛みは体が生きたいと思っている証だ}}

#center(){&font(b,#D3D3D3,#191970,16px){長く生きていると時々欲しくなるのさ。死にたくないと思ってしまうような そんな痛みが}}

身長135cm、種族は&bold(){[[半竜>龍(東洋神話)]]}で仙女。通称お菊。一人称は「吾」。
[[首絞め]]や[[鞭]]打ちを好むドM。
[[中国出身>チャイナ娘(属性)]]なので毎朝日課の太極拳を欠かさない一方、[[タバコ>煙管(煙草)]]も好んで吸っているので健康的なのか不健康的なのかよくわからない。
かつて時の権力者が竜の角を奪うために呪術師や刺客を差し向けて一家が惨殺。なんとか生き残ったが角を切られた上に強姦までされる辱めを受けてしまう。
復讐のため仙境で修行を積み不老不死の能力や様々な実力を身に着けたが……下界に戻ったときはもう刺客も王もかつての国も滅んでいた。
トラウマ、屈辱、無力さ、絶望、孤独――それらすべてが混ざり合って歪み『生きている実感のために痛みが欲しい』という倒錯した性癖になってしまった。&s(){過去が壮絶で濃すぎる……。}

そんな経験もあってか、住人の中では一番現実を捉えた良識を持つ常識人。&color(#A9A9A9){&s(){貞操観念は他の住人と同レベル。}}
美夜と結託して久遠荘の秘密を守っているが、差しさわりの無い部分であれば問題無く教えてもらえる。


**・アルマ
#center(){&font(b,#800000,#6495ED,16px){よい感情の揺らぎだ その滾りを見せてみよ}}

身長140cm、種族は&color(#A9A9A9){&s(){タコの怪異}}&bold(){邪神}。一人称は「余」。
[[1999年に次元の断裂から地球へ降臨>ミシェル・ノストラダムス]]し、久遠荘に居座っている[[褐色娘>褐色娘(属性)]]。仙太郎以外では唯一先代の没後に現れたため直接彼については知らない。
本作きっての[[トリックスター]]であり、ある意味では彼女が裏で糸を引いた通りに物語(と仙太郎)が動いていると言っても過言ではない。
他のメンバーと違って先代を一切知らず、さらに「『愛』を観測したい」という生物の持つ感情を追求する考え方と行動原理からたびたび仙太郎に力を貸し、
[[分身生成>分身(属性)]]、[[妖術無効化>無効化]]、[[時間跳躍>タイムトラベル]]といった何でもありの能力を駆使して美夜達のあずかり知らぬところで今日も元気に事態を引っ掻き回す。

見た目からだとモチーフがよくわからないが、タコの脚とも[[触手]]とも思える妙な髪や種族、驚かされたベルの「危うく[[ダイス>ダイス(サイコロ)]]振る所だったわ…」という[[SANチェック>SAN値/正気度]]のような発言から考えると、
その正体は[[旧支配者>クトゥルフ]]と思われる。[[「今の余は肉持つ身である故」>旧神と旧支配者]]と発言したこともあった。


**・&ruby(かんばしらえいぞう){神柱衛造}
#center(){&font(b,#808080,16px){突然で申しわけないのだが――}}

#center(){&font(b,#808080,16px){私達と家族にならないかい?}}

久遠荘の先代大家の男性。故人。種族は人間。神柱家最後の当主。
額から頬にかけて刀傷のような大きな傷跡があるのが特徴。詳しい生没年は不明だが、明治生まれで少なくとも1960年代にはまだ存命だった。
世界各地のワケありで孤独を抱える人外少女たちのもとに赴き、家族として自宅に招き入れていた。
神柱家は華族に列せられていたことからわかる通り地域の名士で住民からも慕われており、周辺住人と彼はとても仲が良かったらしい。一方で子供はいなかった。
どうやら「[[不死]]」に何らかのこだわりがあったらしいが……?

住人によって先代との関わり具合に差が見られ、ベルはタバコと甘い物が好き程度の情報しか知らないくらい薄く((彼女は先代が生前晩年に連れてきた住人なので、そもそも深く交流する前に亡くなってしまった可能性も否めないが))、
一方で美夜や菊華などは付き合いが古いためよく知っている。
が、彼の生前を知る者たちは何故か誰一人として人となりを詳しく語ろうとはしない。


*◆余談

1話と2話以降ではキャラデザインにいくらか変更があり、仙太郎の髪型・顔つきに&color(#FF0000){&bold(){櫻のバストサイズ}}、各キャラの頭身の調整((特に菊華やアルマは中学生に見えるくらいまで上がり、永遠娘作品全体で見てもかなりスラっとした見た目になった。まぁ設定上は130cmとか140cmなのであくまでそう見えるだけという話。))など細かいアップデートが加えられている。
&bold(){ゴリゴリに彫りの深い1話仙太郎と、2話以降の柔和な優男の仙太郎はもはや別人の域。}
見比べると[[読み切り]]から連載に移行したのか? と思う部分もあるが、最初から連載前提の作品である。

なお作者の有間乃氏は当初の予定ではキャラの人数分+α程度の話数、つまり1冊単巻で終わることを想定していたらしい。



&font(b, #000000,#DAA520){大家の乳はこの項目の追記・修正に比例して大きくなるのじゃよ}

&font(b, #000000,#DAA520){まあ嘘なんじゃけど}

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- まさかこの作品の記事ができるとは…。てか単行本出てたんだ買おう。  -- 名無しさん  (2023-01-10 12:50:22)
- 永世流転も六話1冊なんじゃね?  -- 名無しさん  (2023-01-10 21:18:27)
- そういえば1話2話って数字入ってなかったから忘れていたけど、 永世流転も6話で1冊だったな。追加しなきゃ。  -- 名無しさん  (2023-01-10 21:39:04)
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