強い雑魚(世界樹の迷宮シリーズ)

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強い雑魚(世界樹の迷宮シリーズ) - (2025/01/26 (日) 20:32:48) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2023/02/04 Sat 10:00:00
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 20 分で読めます

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&link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧
&tags()
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ここでは[[世界樹の迷宮シリーズ>世界樹の迷宮(ゲームシリーズ)]]に登場する[[強い雑魚>強い雑魚(ゲーム)]]を紹介する。
強い雑魚という言葉の定義や、他作品における強い雑魚については本項目の方を参照。

なお、当シリーズは往々にして&bold(){「元から強く設定してある」タイプの雑魚敵が非常に多い}ゲームである。
雑魚モンスターは総じてHPが低く、スキルなどを駆使すれば素早く倒す/無力化することができるのだが逆に言えばそういう前提で「ヤバい」奴らが多いのだ。
ここでは特に危険度・知名度が高い代表的な雑魚敵を抜粋して紹介するが、ここで紹介したもの以外にも危険な奴らは沢山いる。
「[[hageる]]」の項目や一部個別項目も参照。


▽目次
#contents()

*注意事項
ここでは便宜上、各作品のタイトルを以下のように略記する。
『[[世界樹の迷宮]]』→『初代』
『[[世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯]]』→『II』
『[[世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者]]』→『III』
『[[世界樹の迷宮Ⅳ 伝承の巨神]]』→『IV』
『[[新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女]]』→『新』
『[[新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士]]』→『新2』
『[[世界樹の迷宮Ⅴ 長き神話の果て]]』→『V』
『[[世界樹の迷宮X]]』→『X』

また、登場作品の欄のうち、太字が本項目での「強い雑魚」として登場した作品、通常書体がそうでない作品を示す。
雑魚を扱う記事なので、FOEやクエスト専用ボスとして出演した作品は登場作品に含めていない。

特に記載が無い限り『IV』以降で導入された難易度設定は最高難易度((IV:NORMAL、V:ADVANCED、新/新2/X:EXPERT))を前提として記述する。


*代表的な「強い雑魚」
-[[毒吹きアゲハ]]
【登場作品】&bold(){初代},&bold(){II},&bold(){III},&bold(){IV},&bold(){新},新2,X 
シリーズほぼ皆勤の名物エネミー。
後述の危険な花びらと双璧をなす、&bold(){世界樹の迷宮の恐ろしさを語る上で、必ずと言って良い程引き合いに出される}危険生物……もとい&bold(){生物兵器}。
名前の通り毒の状態異常をばら撒くが、適正レベルだとそのスリップダメージが&font(b,#ff0000){体力の半分以上}というおかしい数値を叩き出す。
恐ろしいことに世界樹の毒持ちエネミーは大半がこんな感じである。
製作サイド曰く「&bold(){人が毒くらったら死ぬでしょ、普通。}」。

おまけに『初代』『II』『新』には&bold(){本来の遭遇時期よりも一足先に、このアゲハが3体(『II』のみ2体)並んで襲い掛かってくるという&font(#ff0000){殺意}しか感じないイベントが仕込まれている。}この時点では本来サービス行動の通常攻撃ですら致命傷になりうる。

作品によっては重役出勤だったりするのだが、その頃には毒の脅威も冒険者が身に染みて感じているので十分な警戒を持って対処されてしまう。
まぁつまり&bold(){序盤にやべー毒ダメージを与えてくるやつらがどの作品にも居る}ということなのだが……

-[[危険な花びら]]
【登場作品】&bold(){初代},&bold(){II},III,&bold(){IV},新,X
こちらもシリーズほぼ皆勤の名物エネミー。
外観は赤い色の球根状であまり強くなさそうだが、その実態は&bold(){1ターン目から全体高確率睡眠技「眠りの花粉」でこちらを全員行動不能にした上でフルボッコにする}というハメ技の申し子。
地味に攻撃力も低くなく、他のエネミーと混ざっている時は勿論のことこいつらだけが出てきた場合でも十分PTが壊滅しうる。
&bold(){危険な花びらが危険で何が悪い。}
『II』では亜種の邪悪な花びらが持っていた全体攻撃の「&bold(){舞い散る花びら}」を習得したり、『IV』では攻撃を受けることで「開花」しスペックが上がるギミックを貰ったりと作品を経るごとに様々な進化を遂げている。

-破滅の花びら
【登場作品】&bold(){初代},&bold(){IV},&bold(){新},&bold(){X}
先述の[[危険な花びら]]の亜種。登場作品の全てで第五~六階層相当のエリアに出現するエリート花びら。
『初代』では単純にステが終盤相当に引き上げられた花びらという風合いだが、こちらは&bold(){アーマービーストやグリンブルスティといった殲滅力の高い敵と同時出現するパターンが非常に多く、その危険度は危険な花びらの比ではない。}
なお、後続作では青いカラーリングだが、初代のみ危険な花びらと似た赤系の外見をしている。

『IV』ではあろうことか花粉の効果が睡眠から&font(b,#ff0000){石化}に変更。
更に下位種同様の開花ギミックを備えるが、こちらはホロウメイガスと組んでスキル「狂血の契り」で&u(){殴られる}ことで&bold(){自動的に開花しつつ攻撃力も増加。}舞い散る花びらも抜かりなく下位種から引き継いでおり、花粉で固めたあとは自分で殴って追い詰めてくる。
コイツが&bold(){5体並んで奇襲をかけてくる石像のイベント}(通称「◆◆◆◆◆」)はあまりにもインパクトが強い。

『新』では再び睡眠使いに戻るが、「昏睡の花粉」と名を変え&bold(){頭封じ効果}が追加されており、副次的にリフレッシュや全体術式による焼却を妨害してくる。
立ち位置的には初代に近いが、&bold(){周囲が強力な範囲攻撃が飛び交いまくる世紀末}なので妨害行為を仕掛けてくる花びらの脅威度も更に高くなっている。当然のように「舞い散る花びら」も健在で、花びら単体にも十分な殺傷能力がある。

一方『X』では『IV』準拠の石化花粉を使用。
舞い散る花びらを失った上、『IV』と異なり石化が疑似即死扱いでなくなったので脅威度も低下……したと思いきや、&bold(){アルカディアのイノシシと組んで冒険者を粉々に粉砕する新たなコンビネーションを獲得している。}

-[[アーマービースト]]
【登場作品】&bold(){初代},IV,新
デフォルメされたアルマジロの様な可愛らしい外見をしているボールアニマルの上位種。
『初代』では第五階層の中盤以降に出現するが、この外見にそぐわず&bold(){全ての雑魚敵中3位タイに数えられる異常な高さのATK(物理攻撃力)}を持つ。
同じ攻守のステを持ち力溜めから単体攻撃を放ってくるドゥームパイソンと異なり、こちらは物理耐性が高い上、グラフィックが小さいせいで一度に5体まで出現し、開幕からひたすら殴り殺してくる。
特に25階では&bold(){先述の破滅の花びらと徒党を組んで大量に出現し、催眠でハメ殺しにくる}ため下手をすれば第六階層の表層よりも危険度が高い。

この実情とゲーム内図鑑における説明文「&font(#ff0000){攻撃力はさほどでもないので、危険性は少ない}」との&bold(){盛大極まりない齟齬}から、このモンスター及びこのモンスターの図鑑説明文を記した(という設定と思われる)執政院のメガネは末永くネタにされることになった。
なお、この齟齬が起こった原因については、後に「図鑑の説明文は分布やステータスを決める前に作成したのでこうなった」と言うことがスタッフの発言で明らかになった。

余談だが、世界樹ファンの間では上述の図鑑説明のせいで「&font(#ff0000){さほどでもない}」というワードが&bold(){「&font(b,#ff0000){非常に危険}」}((より広義には「程度が激しいさま」全般に使われる。例えば「値段はさほどでもない(=非常に高額)」など。))を意味するスラングとして使われることがある。
&font(l){一方でごく稀にだが本来の意味で使われていることもあり、「どっちの意味だよ」となる。}

製作サイドも散々ネタ扱いされて開き直ったのか、後続作品では全体攻撃「&bold(){ぶちかまし}」を習得して一転攻撃的になったり、「&bold(){アタックビースト}」なる超攻撃的な上位種が登場したりしている。

-[[メタルシザース>メタルシザース(世界樹の迷宮)]]
【登場作品】&bold(){初代},&bold(){新},X
クリア後[[ダンジョン]]である第六階層に出現するクッソ硬い蟹。
『初代』では26階以降に登場。&bold(){雷属性以外1桁に抑え込む異次元の耐性}と&bold(){全雑魚敵中トップの高HP}による耐久、そして階層入り口からの出現にも関わらず&bold(){何故か全雑魚敵中堂々トップのATK}から放たれる高威力の単体攻撃「&font(#ff0000){激怒のはさみ}」は、世界樹の第六階層がどういう世界なのかを簡潔に教えてくれる。

『新』では出現開始位置が30階に移動し、原作とは逆に雑魚敵の大トリを務める。&font(l){ぶっちゃけ原作でもそれで良かっただろくらいの実力はあったが}
この作品以降は壊属性が通るようになった他、激怒のはさみの中身が変化。最初は何もしないが、&bold(){他の敵が1匹でも倒れるとその瞬間にブチ切れて全体攻撃になった「&font(#ff0000){激怒のはさみ}」を実行し、更に以降アクティブスキルとしてもこれを使うようになる。}要するに『IV』の大王ヤンマを更に鬼畜に改造したような敵である。
何が酷いって、本作の六層は&bold(){行動を許した瞬間には即死や高火力の応酬で戦線崩壊させてくる}ような歴代屈指の殺意に満ちた雑魚敵で溢れており、ただでさえ「速攻で倒す」以外の選択肢に乏しい。
ついでに28階と30階に限って言えば速攻で片付けなければ&bold(){[[四方八方からビュンビュン飛んでくる3倍速の鷹FOE>深淵を舞う者]]}に乱入されてジエンドである。
そんなところにこの「&bold(){絶対に最初に倒すべきだけど、滅茶苦茶に硬くて倒しづらい蟹}」が投入されるので、ただでさえ高い本作六層の難易度を更に跳ね上げる要因となったのは言うまでもない。
条件が揃うと発生しうる「&font(b,#ff0000){0ターンhage}」は&bold(){理不尽を超えて最早芸術の域。}

『X』ではクリア後の裏ダンジョンのB2Fから登場。
&bold(){激怒のはさみの仕様は新のまま}だが、ステータス調整がなされ幾分か威力がマイルドになった。
裏ダンジョンには&bold(){他にも更に厄介な敵がテンコ盛り}なのと、蟹特攻とも言えるショックスパークというスキルの存在もあって、単体では新ほどのインパクトはないが、それでも対処を間違えると壊滅待ったなしの油断ならない難敵。

-レッドコーパスル
【登場作品】&bold(){初代},&bold(){新},&bold(){新2}
クリア後ダンジョンである第六階層の終盤に出現する本ダンジョンの守護者。
その見た目は血液細胞の「赤血球」そのもので、同じ階層の序盤から出現するルーカサイト(白血球)の色違いにして上位種。&font(l){白血球より外敵殺傷能力が高い赤血球とは一体……}
『初代』ではラストフロアである30階に出現。[[落とし穴]]地獄とワープ地獄を抜け、最後に恐ろしく長い通路を通る冒険者に襲い掛かる刺客。
デモンドレイクが悠長に力溜めしてから単体即死スキルを放つのに対し、コイツは&bold(){先制で単体突攻撃+即死付与の「&font(#ff0000){赤いプラズマ}」を放つ。}最大HPの半分削れてからしか使用しないとはいえ、&bold(){全属性半減}の耐性のせいで1ターンで仕留めるのが難しく、地獄の消耗戦を更にヒートアップさせる、世界樹の迷宮の最後を飾るのにふさわしい敵になっている。
しかもアーマービースト同様、小ぶりのグラフィックのせいで&bold(){他と組みつつ一度に3~4体一気に現れる}ため、一々まともに相手をしていたら最奥に着く前にリソースが尽きてしまう。一応&font(l){即死使いのくせに}即死がよく効くので居合ブシドーの数少ない活躍の場。石化もよく効く。

『新』では27階から出現。マップの簡素化に伴ってか更に容赦がなくなり、あろうことか&bold(){開幕から赤いプラズマをぶっ放してくる}。最速発動ではなくなっているし、命中もやや低めとはいえこんなのがバンバン飛び交うため&bold(){プレイスタイルによっては即死耐性アクセサリの装備を強いられる。}
物理耐性がなくなったが、それを補うかのように物理耐性を身に着けたルーカサイト(石化付与)と徒党を組んで安易な一網打尽を許さなかったり、上述のメタルシザースと組んで勝利難易度自体を爆上げしたりと総合的に&bold(){初代がおとなしく感じるレベルで劇的な強化が施されている。}
しかも初代でFOEの鮮血の担い手がルーカサイトを2体召喚するのを真似てか&bold(){FOE[[深淵を舞う者]]がコイツを2体召喚してくるようになった}ため深淵を舞う者のデスエンカぶりを更に引き上げている。

『新2』では追加ダンジョンの5階の後半で出現。ストーリーモードのラストフロアということもあって他の雑魚敵とのシナジーは控えめになっているが単体性能は変わっておらず、ルーカサイトと徒党を組む点も変化なし。むしろ即死無効アクセサリがなく、パリングが確率パッシブになったせいで脅威度が相対的に増しているともいえる。出現範囲が狭いことが救いか。

-ラフレシア
【登場作品】&bold(){II},&bold(){新2}
第一階層5階に出現する巨大なお花さん。
同階層屈指の強敵だが、&bold(){3階から出現するオオテントウの仲間呼びで一足先に登場する。}
当然ながらこの時点ではほぼ対処不能であり、全体毒や全体氷攻撃連発で樹海の養分になった冒険者は数知れない。
仲間呼びの件はオオテントウを1体にしなければ対策可能だが、採集ポイントで確率発生する「&bold(){[[!!ああっと!!>おおっと]]}」で出現するのに関しては&bold(){防ぎようが無い。}運が悪かったことにして諦めよう。
『IV』では第5迷宮のFOEに昇格した。氷攻撃で捕食してくる点は変わらない。

-マンドレイク
【登場作品】I,&bold(){II},IV,新,新2,&bold(){X}
[[ファンタジー]]名物の植物モンスター。世界樹のそれは割と可愛げのあるデザインで、何気に『IV』ではHOMEメニュー画面でマスコット面している。
基本的にどの作品でも叫び声による全体防御力低下や全体バステ付与などの搦め手を得意とする序盤の雑魚敵だが、『II』の個体は第五階層で登場するだけあり一味違う。
この個体が使用する「断末魔の叫び」は、なんと&font(b,#ff0000){全体へ即死}を付与する。予備動作?&font(b,#ff0000){そんなものはない。}
しかも付与率も普通に高く、&bold(){酷い時には半分以上決まる。}気がついたら[[植林>hageる]]画面になっていたという報告もある。

流石にやり過ぎと判断されたのか、ここまでコンスタントに全体即死を放つような雑魚敵は以降のシリーズには登場していない。
『新』で登場する最上位種の「デモンドレイク」及び『新2』のマンドレイクは全体即死技を持つが、発動前に予備動作の構えを行うようになり、更にこの構えを必ず解除できる消耗品「轟音弾」が追加された。
そのため轟音弾の準備さえしておけば、これら相手にhageることはまずない。
……まぁ当然その分しっかり成功率も上がっており、準備を怠れば高確率で死体が5つ出来上がるのだが。

『X』では強さの方向性が全く違っており、ゲーム序盤に登場する小迷宮でのみ[[エンカウント]]するため、上述のような即死スキルは使ってこない。
そのかわり&bold(){シンプルにステータスが高く}、硬くて殴られると痛い超正統派の難敵であり、そのうえ腕封じで更にこちらの火力を減らしてくる。後述するオオヤマネコと同タイプと言える。
ぶっちゃけこの小迷宮の特殊ボスよりこいつらの方が厄介。

-[[ディノゲーター>ディノゲーター(世界樹の迷宮Ⅱ)]]
【登場作品】&bold(){II},&bold(){新2}
第六階層の最下層である30階に稀に出現する紫色のワニ。
「甘噛み」「じゃれる」という微塵も敵意を感じない技名及び図鑑説明文をしているが、実際には「じゃれる」一発で&font(b,#ff0000){こちらの行動を全て封じ、}「甘噛み」一撃で&font(b,#ff0000){冒険者を物理的にバラバラにしてくる凶獣。}そしてHPは&bold(){10,000}と[[表ラスボス>オーバーロード(世界樹の迷宮Ⅱ)]]より多い。
……一応言っておくが、&font(b,#ff0000){コイツはボスでもFOEでもない}。稀にとはいえ通常エンカウントで出現する雑魚敵である。

『新2』では新技「ぐずる」を覚えて&font(l){より愛らしく}余計手が付けられないことになった他、更に&bold(){コイツの稀少個体(=強化版)と必ずエンカウントできる}&font(l){頭のおかしい}&bold(){ポイントが用意されている。}
雑魚敵としての出演はこの2作のみであり、FOEとして出演している他作品では技名も「引き裂き」など普通寄りで強さ的にも普通程度になっているが、『X』では&bold(){『新2』準拠の技構成で最強の大地FOEになった。}

-オオヤマネコ
【登場作品】&bold(){III},IV,X
最序盤である第一階層1階に登場するモンスター。
……だがコイツは同階に登場する雑魚の&color(red){倍近いHPと攻撃力を有する化け物}であり、&bold(){単純に硬くて攻撃が痛い}という最序盤では最も相手にしたくないタイプの強雑魚である。初遭遇時のステータスでは&bold(){[[シノビ>シノビ(世界樹の迷宮Ⅲ)]]すら追い越す神速}と、&bold(){[[ファランクス>ファランクス(世界樹の迷宮Ⅲ)]]すら一撃で粉砕する攻撃力から繰り出す必殺の食いちぎり}で新米冒険者を恐怖のどん底に叩き落とした。
そして何よりイベントによって&bold(){コイツが出現する第一階層1階を完全に踏破するまで2階に行けないという仕様}がトラウマ化を加速させる。

Xではある程度鍛えたPTで邂逅することになるが、食いちぎりの破壊力は健在。
しかもイベントの都合上必ず二回は戦闘しないといけない上に、5人PTの場合はヒーローの残像やシノビの陽炎・分身が使用できない縛りまで付いてくる。
この頃になれば封じや状態異常、ガードスキルなどがある程度揃っていると思われるのでフル活用して凌ぎたい。

-[[ビックビル>ビックビル(世界樹の迷宮Ⅲ)]]
【登場作品】&bold(){III},IV,X
そしてオオヤマネコを打ち倒して次のフロアに進んだ冒険者達は知る事になる。
&bold(){オオヤマネコが単なる前座でしかなかった}という事実を。
&font(b,#ff0000){同層のFOEに肉薄する攻撃力と、先述したヤマネコの倍近い体力を持つ恐るべき捕食者。}弱点は夜。

Xではその弱点すらも克服しているが、例によってPTの戦闘力が充実している頃なので単体の通常戦闘ならそうそうやられはしない。
まぁ強制不意打ちイベントがあるんですけどね。

-ホロウメイガス+ライデンジュウ+赤獅子
【登場作品】&bold(){IV}(共通),&bold(){X}(赤獅子のみ)
第六迷宮3階でエンカウントする編成パターン……の中でも&bold(){特に凶悪とされる3体の組み合わせ。}
青・黄色・赤のカラーリングから通称「[[信号機]]」とも呼ばれる。

赤獅子はバトル開始時は眠った状態で現れるが、&font(b,#ff0000){3,000超のHP}と&font(b,#ff0000){裏ボスの三竜を上回る攻防のステータス}を誇る。&bold(){同階層のFOEであるモスロードと比較してもHPとTECを除いて全て上回っている。}
この時点で最早雑魚と呼べない気もするが、最大の脅威は攻撃スキルで、目を覚ますと&font(b,#ff0000){通常攻撃比300%}と極悪な破壊力の「&font(b,#ff0000){噛み散らし}」を繰り出してこちらを瞬時に壊滅させてしまう。攻撃後は必ず睡眠状態になるのがせめてもの救いか。

一方ホロウメイガスは、そんな眠れる赤獅子をスキル「&font(b,#0000ff){狂血の契り}」で&bold(){勝手に叩き起こした挙句&font(#ff0000){攻撃力を上げてくる。}}
無論そんな状態で噛み散らしなど使われたら&bold(){4桁ダメージ}を叩き出されて、全快状態のパーティでも一瞬で全滅しかねない。
おまけにホロウ系特有の高回避率も持ち合わせているので処理も面倒。

残るライデンジュウはこれまた最初は何もしないが、仲間が死ぬと&font(b,#ff0000){卍☆解}して巨大化、&bold(){HP全快・状態効果も完全リセット}した挙句、全体即死級大ダメージの「&font(b,#ffd700){大放電}」を連打して殺しにかかってくる。
大放電は発動が非常に速い上、本作には属性ガードが無いため防ぎようがなく、特別な対策がなければ[[巨大化]]=[[hageる]]と思って良い。
覚醒前の弱体状態では&bold(){無属性以外の全属性に耐性を持ち}、まともにダメージが通用しないという堅牢さを誇っているために事前に処理しておくのも難しい。

要するに3体全員が「真っ先に倒すべき」理由を持っており、どこから処理していくか非常に悩ましい、&bold(){こちらを勝たせる気がないんじゃないか}というくらい完璧に噛み合った連携を繰り出してくるのだ。
この信号機を始め、『IV』の第六迷宮雑魚敵は「個の強さ」よりも「複数体のシナジー」で追い詰める傾向が強く、しばしば&bold(){爆弾の解体作業}にも喩えられる。

なお、赤獅子は『X』にも最終盤で出演しているが、頭封じ無効や噛み散らしを使用しても睡眠状態にならない等、より脅威度が増している。
場所が場所なのでホロウメイガスは登場しないが、目覚ましの役割は&font(#00bfff){パインジューススプリンクラー}や大猿の爪に引き継がれている。
一方ライデンジュウはFOEに昇格し、とある小迷宮で待ち構えている。

-ヤシの木お化け
-ヘルアングラー
-バビルサ
【登場作品】&bold(){新}(共通),X(ヤシの木お化けのみ)
傾向が似ているのでまとめて紹介する。
それぞれ第二、第三、第五階層の最下層で登場する同作初出の新顔にして各階層の王者。
その強さは至って単純で、&bold(){強力なフィジカル(高HP)と高威力範囲攻撃でひたすらボッコボコにしてくる}というもの。いずれも追加効果は無いが、むしろその分威力設定にも一切容赦というものがない。
あまつさえ出現範囲後半になると2体並んで出てくることもある。
そもそも『新』のEXPERTモードは&bold(){歴代でも屈指の高難易度}とされているが、&bold(){特にこの3体のどれかで難易度を一つ下げたというプレイ報告が非常に多い。}
&font(l){バビルサは実在のイノシシから名前を貰っている割には神話生物の名を冠したグリンブルスティよりも格上という謎の存在。ヤシの木お化けに至ってはスキル「ヤシの実アタック」含めふざけてるのかと言いたくなるネーミングである}

-メルトワーム
【登場作品】初代,&bold(){新}
第三階層に出現する青い体色の大[[ミミズ]]。
『初代』では色違いのマッドワーム共々、貧弱な耐久で特筆すべき能力もない敵。

しかし『新』では同階層の鍵付き扉の奥の隠しエリアに転属され、新技として列物理攻撃の「たたきつけ」を獲得。
最速のタイミングで遭遇した場合、&font(b,#ff0000){パラディンだろうと最大HPを優に超えるダメージを受けて蒸発する}という訳が分からない強さを誇る。
明らかに見た目にそぐわぬ理不尽な威力と発動速度により幾多の冒険者が為す術なく埋葬された。
マッドワームの方は相変わらず弱いままなのも油断を呼びやすい。

このような理不尽が発生した原因としては、[[本項目>強い雑魚(ゲーム)]]で言うところの「&bold(){タイミングの問題}」。
この隠しエリアは早ければ&bold(){14階(第三階層終盤)時点で侵入可能}なのに対し、このミミズはなんと&font(b,#ff0000){第五階層相当}の能力値となっている。
それもそのはず、実はこの隠しエリア自体が終盤クエストボスの[[アルルーナ>アルルーナ(世界樹の迷宮)]]への道程として用意された場所で、登場する雑魚敵も&bold(){アルルーナのクエストが発生するタイミング(=21階到達)に合わせた強度になっている、}という背景がある。
実際、21階の敵として見ればそこそこ程度の部類に収まる。
しかしまぁ、当然ながら扉の鍵を見つけてワクワクの冒険者は&bold(){そんな事情など知る訳がない}ので……

-うごめく毒樹
【登場作品】II,III,IV,&bold(){新},新2
初登場の初代では&font(l){ギルド長の因縁の相手という設定がある割に}ショボい威力の毒を撒きまくるだけの弱FOEだったが、以降の作品では毒や3点封じをひたすら撒き散らしてくる終盤の強雑魚という立ち位置になった。
中でも特に鮮烈なのが『新』で26階以降に登場する個体((初代と比較するとメデューサツリーと出現場所が入れ替わっている。))で、なんと&bold(){全体毒付与のスリップダメージが&font(#ff0000){「320前後」というイカれた数値}を叩き出す。}これは敵の使う全体対象の毒としてはシリーズ全体で見ても最強の部類で、到達時点では&bold(){良くてHP全快から瀕死、HP補正無しの後衛職は確実に即死するレベル}である。
&u(){本作はLv99の前衛職でも素でHP600を超えることはない}、と言えば如何に常軌を逸した威力かが分かるだろうか。
26階を抜けると出現頻度が大人しくなるのは不幸中の幸いか。
尤も、代わりに高威力範囲攻撃持ちの飛び魚やサソリ、即死をばら撒く植物や赤血球が入れ替わりで登場するので地獄の方向性が変わるだけだが。

実はFOEとしての出演も含めればほぼ皆勤の常連なのだが、何故か『X』には出てこなかった。

-ビッグモス
-モスロード
【登場作品】II,&bold(){新2},&bold(){X}(共通)
それぞれ第四階層、第六階層に登場する巨大な蛾のモンスター。ステータスが異なるのみで、やってくることはほぼ同じ。
『II』では全体へ混乱を付与する「困惑のリンプン/狂気のリンプン」の使い手だったが、『新2』ではそれに加えてFOE時代の技から&bold(){低命中率・超高威力の多段攻撃「切り刻み」を逆輸入し一気に凶暴な存在に。}
全体混乱でパーティを掻き乱しつつ&bold(){切り刻みの低命中率も(混乱の回避不能効果で)克服する}という無駄のない&font(#ff0000){セルフデスコンボ}で冒険者を瞬く間に微塵切りにする。例によって耐久も高いときた。
コイツらに不意打ちでもされようものならその時点で[[走馬灯が見える。>hageる]]

『X』ではそれぞれ中盤の小迷宮、クリア後の本迷宮にて登場。例によってリンプン→切り刻みのコンボをやってくるが、残した爪痕は新2以上に深いとも言われている。
というのも、本作の低命中率技は基本的に&bold(){デバフやバステのアシスト抜きでもそこそこヒットするので、&font(#ff0000){こちらが混乱してなかろうが平然と切り刻みを当ててくる}のである}。どうしろってんだ。
真面目な話をするとフォースを出し惜しみせず、エンカウントするたび全力を振り絞るつもりで戦うことを推奨する。&font(l){雑魚敵への対処法じゃないって?何を今更}
特にビッグモスの小迷宮は入り口へのショートカットがやたら多く、恐らく元から何度も出入りして攻略を進めるようにデザインされている。

-オオマダライヌ
【登場作品】&bold(){V},&bold(){X}
第二階層10階に登場する野犬。
単体攻撃の「武器折り」は名前通り追加効果でこちらの攻撃力を削いでくる……が、そもそもコイツ自身が&font(#ff0000){ビジュアルに反して同層の脳筋ゴリラよりも高い攻撃力を持つ。}なので基本的に&bold(){武器と同時に冒険者の身体も粉砕される。}
金属や魔物の素材から打った武器が折れる攻撃ならば人間の肉体なんぞ容易く粉々に出来るということなのだろうか?
あまつさえ&bold(){最大3体横に並んで出てくる}事もある。ぶっちゃけ適正レベル帯だと正攻法では対処不能に近い。

-デモンズコフィン
【登場作品】&bold(){V}
第三階層15階に登場するアンデッド系のモンスター。外見は直立した棺桶から無数の腕が飛び出しているというかなりエグいもの。&font(l){というかどう考えても雑魚敵のビジュアルじゃない}
&bold(){高い火力に加えて複数の状態異常を撒き散らす多段攻撃「&font(#ff0000){&ruby(Death March){亡者の行進}}」を多用}し、更に高HPと物理耐性を持つためかなり硬い。
&font(l){階層ボスのアンデッドキングさんより余程アンデッドのキングに相応しいとか言われる}

-火炎リス
【登場作品】&bold(){V}
終盤行けるようになる第二階層の隠しエリアに登場する赤いリス。[[II経験者は聞いただけで発作を起こしそうな名前>リス(世界樹の迷宮)]]だが、実際かなりの曲者である。
平時使用する「爆炎槍」は貫通炎属性攻撃となっており、これだけでも到達時点ではかなり痛いが、問題なのは&u(){残り1体になると使う}「&font(#ff0000){燃糸炎}」という攻撃。
もう字面からして嫌な気配しか感じないが、そんなこの攻撃の効果は「&bold(){全体炎属性攻撃+手持ちのアリアドネの糸を1つ燃やす}」。

もう1度言おうか。
「&font(b,#ff0000){手持ちのアリアドネの糸を1つ燃やす}」。

そう、なんと&bold(){シリーズ初(にして現状唯一)の&font(#ff0000){アイテムロスト攻撃}を仕掛けてくる敵}となっている。
アリアドネの糸といえば、即座に街へ帰還できる文字通りの「&bold(){命綱}」となるアイテム。&bold(){それをピンポイントで狙って破壊するという、理に適ってはいるが小賢しいにも程がある生存戦略を仕掛ける。}
残り1体になるというトリガーを満たさなければ使わないのだが、憎らしいのがこいつが&bold(){隠しエリア唯一の初出エネミーであり、他の奴らは全員第二階層相当の面々であること。}
ヤギの混乱やエイの腕封じがウザいからと範囲攻撃なんかしようものなら一瞬でリス以外吹き飛んで、返しの炎で糸も吹き飛ぶ。
というか燃糸炎は追加効果以前に威力も普通に高いので&bold(){冒険者も吹き飛ぶ。}

なお、糸ロストの通知は戦闘中の行動等の出る部分にたった1文だけが出るだけなので、&bold(){文字送りを早送りにしている人などは全く気付かず満身創痍になって帰ろうとしたら無い、なんてことが起こりうる。}ある意味イベントのリスより更にタチが悪くなっている。

-災いの石馬
【登場作品】&bold(){V}
第五階層25階限定でわんさか出てくる階層守護者。
こちらに&bold(){石化or呪い付きの雷攻撃を一列にぶっぱなしてくる}。本作以降では全員石化=全滅ではなくなったものの、MDFが低いアースランやセリアンが多いパーティーだと1ターンで壊滅もザラ。
おまけに&bold(){HPは同層最高の1,800かつ氷以外碌に通らない鉄壁の耐性を有する。}
こんなのが&bold(){1つを除く全ての雑魚出現テーブルに組み込まれている}のだからたまったもんじゃない。

-ソラトビエイ
【登場作品】&bold(){V}
第六階層26階から登場。空(宙)飛ぶエイだからソラトビエイというやる気のないネーミングとは裏腹に、ラスボスを倒して浮かれているプレイヤーに対し&bold(){宇宙の洗礼}を下す存在。
得意技は&bold(){全体氷攻撃+睡眠付与の「豪氷尾」。}本作には属性ガードのような手軽に使える対属性の無効化手段がなく、マテリアルガードや祈祷・氷雨などの軽減手段を使っても睡眠の追加効果で確実にパーティを機能停止に追い込んでくる。
体力は26階の敵の中では一番高いが、やたら堅牢なバステ耐性のせいでこちらから有効な妨害手段が石化くらいしかなく、&bold(){ほぼ「やられる前にやる」以外の選択肢をとりようがない。}
26階を抜けた後も後述の猿と組んで終盤までちょっかいをかけ続ける。
『X』では何故か二層に出現するロックフィッシュに出番を取られた。他が新規or過去の六層経験者で固められているので場違い感がすごいが拡散全封じや蟹と対照的な耐性が中々厄介。

-ミラーアイアイ
【登場作品】&bold(){V},&bold(){X}
第六階層28階から登場。一層後半で色々と無茶苦茶な活躍をした森アイアイの上位種。下位種と同様に「猿真似」を用いて、&bold(){他の敵が行動する度にその技をコピーして放つクソ猿。威力も状態異常判定もきっちりコピー。}
ただでさえ六層の敵の技は単発でも危険なものばかりなのに、それを毎回二重に撃たれる……これが如何に恐ろしいかは本作未プレイの方でも想像がつくだろう。
というか、猿自身の基礎ステータスがやたら高いので&bold(){コピー元よりむしろ強力になることが多い。}
こいつを含む編成から不意打ちされようものなら&bold(){裏ボスを倒したパーティーですら何もできずに全滅する。}
なお、コピー元が封じで不発に終わってもそんなの知るかと言わんばかりに再現(?)する上、コイツ以外に敵がいなくなると&bold(){最速行動すら追い抜く}逃走スキルで逃げてしまう。ウゼェ!!
&font(l){残念ながら下位種のように合体をコピーして別の生き物に変わったりはしない}

世界観を超えて『X』のクリア後本迷宮にも出張しており、&bold(){[[赤竜>偉大なる赤竜(世界樹の迷宮)]]と同じ攻撃力}から&font(b,#ff0000){赤獅子を真似して噛み散らしたり、モスロードを真似して切り刻んだり、メタルシザースを真似して無いハサミを振り回したりする。}勘弁してくれ。

-マッスルフライ
【登場作品】&bold(){X}
第一迷宮「東土ノ霊堂」に出現する最序盤の雑魚敵。……なのだが。
最序盤の装備もスキルもまともに整っていないうちから集団で現れて&bold(){倍率150%}の単体壊属性攻撃「タックル」でこちらを容赦なく殺しに掛かってくる。
このタックルが非常に痛い(パーティの平均Lvが3程度ではHPの半分近くを抉る破壊力)上に&bold(){速い、硬い}と嫌がらせの様な強さ。おまけに第一迷宮奥地に行くとたまにこいつらが&bold(){4匹セットで襲ってくる}事も。
その理不尽さに、某大学のアメフト部が起こした不祥事に準えて&bold(){悪質タックル蝿}という不謹慎な&font(l){蔑称}通称で恐れられている。
ちなみに雑魚敵だが最序盤のイベントで強制戦闘となる。女の子がこいつらに襲われていたら初手ブレイクで出し惜しみせず一掃しないとこちらがお星さまにされてしまうだろう。

-霧吹きスカンク
【登場作品】&bold(){X}
#center(){&font(#ff0000){恒  例  行  事}}
例によって例の如く現れた恒例の毒撒きエネミー。
こいつも第一迷宮からいきなり現れ、HP60にも満たないであろうLv3位のボウケンシャー達を&bold(){毎ターン30以上もの凶悪な毒スリップダメージ}で殺しにかかる。
おまけに同迷宮にはこいつが&bold(){集団で襲ってくるイベント}も仕込んである。名前といいイベントの傾向といい間違いなく先述した毒吹きアゲハのオマージュ。

-アードウルフ
【登場作品】&bold(){X}
こちらも第一迷宮から登場する最序盤の雑魚。
強烈な破壊力のスキル&bold(){地走り}は、序盤のキャラ程度なら&bold(){軽く一撃で捻り殺す破壊力}を持ち、おまけに&bold(){貫通効果で脆い後衛にダメージを波及させてくる}。
通常エンカウントでは奥地にしか出ないため、本当に本当の最序盤に遭遇する事は無いのが救いか。&bold(){しなかったらしなかったでハエにタックルされて殺されるのだが}。
世界樹の迷宮が&bold(){[[どういうゲームなのか>hageる]]}を非常に分かり易く教えてくれる。

-玉だぬき
-木の葉だぬき
【登場作品】&bold(){X}(共通)
本作の節目の迷宮である第五迷宮と第十三迷宮に出現。
いずれも可愛らしい外見に反比例するかのような危険な能力を持つ同迷宮屈指の難敵。

玉だぬきは高威力の炎属性攻撃を連打する上、弱点なしの高HPで倒すのはかなり面倒。
しかし本領は最後の1匹になった時であり、&bold(){なんと同じ迷宮の&font(#ff0000){FOEに「[[変身>メタモン]]」し、使用スキルがそれに応じたものへと変化する。}}
ステータスまでは流石に変わらないが&bold(){スキルの性能自体は(恐らく)据え置きであり、即死消化液をぶちまける果実や多段攻撃を連発する狼への変身を許した日には大変なことになる。}鳥は……癒し。

上位種の木の葉だぬきは属性攻撃が雷属性に変化し、脚封じ付与が追加。更に弱点なしはそのままにHPが大幅増量し、&bold(){2525}とクリア前の敵としてはぶっちぎり最高をマークしている。
……なんてことはどうでもよくなるほどの&bold(){とびきりの隠し玉}がコイツにはある。
同じ迷宮のFOEに変身?甘い。コイツが変身するのは、

#center(){&bold(){[[偉大なる赤竜>偉大なる赤竜(世界樹の迷宮)]]、[[氷嵐の支配者>氷嵐の支配者(世界樹の迷宮)]]、[[雷鳴と共に現る者>雷鳴と共に現る者(世界樹の迷宮)]]}}

&bold(){すなわちシリーズ恒例の裏ボスである大御所中の大御所・&font(#ff0000){三竜}である。}初見でのインパクトはそれはそれは凄まじい。
何も知らなくてもいきなり巨大なドラゴンになる時点でビビるだろうが、歴戦の冒険者であればそれはそれはぶったまげる事だろう。
行動パターンは本家三竜とは異なっており、使用する技はそれぞれ十八番の属性ブレスと固有の咆哮技(バステ撒き)の2種のみから&bold(){ランダム発動}になっている。
ブレスの威力はステータスのおかげで本家よりだいぶ控えめではあるが、それでも何の対策もなしだとあっという間に丸焦げになる。
より問題なのは咆哮技で、&bold(){雷竜は&font(#ff0000){全体即死+強化解除}、氷竜は全体睡眠、赤竜は&font(#ff0000){全体混乱}という絶望的ラインナップ。}
全体睡眠がマシに見えるのだから相当である。しかもタヌキのLUCが高いのか付与率をいじられているのか、&bold(){本家よりよっぽど付与率が高い。}大体このバステで足止めされている間にブレスを連打されて全滅する。雷竜に至っては咆哮連打だけでも普通に全滅する。
行動優先度もやたら高くなっており、三竜になってビビッて逃走しようとしたら&bold(){逃げる前に全体攻撃や全体バステをぶちかまされる可能性もある}(確定ではない)
まあ結局一番の対策は「変身させない」ことである。変身を考慮してかHPがやたら高いのでコイツを残すパターンが多いとは思われるが、バステで行動不能(封じでは変身される。混乱は効かない。石化が有効なので狙うならそれか。)にするか一気に倒してしまいたい。

ちなみに、極めて低確率だが&bold(){あの&font(#ff0000){ディノゲーター}に変身するパターンもある。}
具体的な確率は&bold(){256分の1}という狙っても中々出やしないレベルだが。
流石に攻撃力は抑えられているらしいが、じゃれる(全体に全封じ)の性能だけは本家と全く変わらない。元々超火力のぐずるなんて使われた日にはいくら弱体化されていてもバラバラ死体祭り開催不可避であろう。

なお希少個体は変身しない仕様であり、この点だけで言えば(逃走して無害になるという点も込で)希少個体の方が通常個体より安全だったりする。勿論攻撃力は上がっていくので注意は必要だが…



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- 世界樹は基本的にザコ戦でもhage直葬コースが多いので気を付けないとこの項目も分離したのを契機に際限なく増えていきそうではあるな……  -- 名無しさん  (2023-02-04 10:18:55)
- 全滅まではいかずとも蘇生スキルやアイテムの世話になる程度の危険ならいくらでも転がってる。  -- 名無しさん  (2023-02-04 13:26:07)
- >「人が毒くらったら死ぬでしょ、普通。」 →そんな簡単に人間が死ぬほどの毒なんて現実では数少ないんだよなあ。  -- 名無しさん  (2023-02-04 15:18:06)
- こうして見るとⅢはだいぶマイルドなのだなぁ(感覚麻痺)  -- 名無しさん  (2023-02-04 19:43:54)
- ↑最初のヤマネコとビッグビルのインパクトが強いだけであとはマイルドとか思っていると最後の最後でカミキリオンとかいう害虫が登場するけどな……。というか調べたらこのアニヲタwikiに専用項目あるんだなカミキリオン  -- 名無しさん  (2023-02-04 20:20:27)
- 脳筋組は基礎スペが高いので通常攻撃でも盾役以外はワンパンしかねない  -- 名無しさん  (2023-02-05 10:06:48)
- 世界樹の場合強くない雑魚を探すほうが難しい  -- 名無しさん  (2023-02-05 10:48:59)
- 雑魚と見た目が同じだからと言ってイベント戦でやられるのもお約束  -- 名無しさん  (2023-02-05 21:25:23)
- 4の信号機はミスティック居るなら頭封じがぶっ刺さる…コレで赤と黄色は完全に機能停止  -- 名無しさん  (2023-02-06 08:36:46)
- 黄色は小型時にいくらバステ盛ろうが巨大化時に全てリセットするけどね…… 黄色を毒なり銀矢なりで確実に消しつつバステで赤か青を止めて、解ける前に一気呵成で対処してた。非接触で色々バステ出来るミスティックが刺さりまくるのは確か  -- 名無しさん  (2023-02-06 12:21:12)
- Xのアードウルフって、ほんと最初の入り口周辺の所しか回れないときでも、イベントで出るね。一応単体だからLv1PTでも勝ち目はあるけど  -- 名無しさん  (2023-02-06 22:50:26)
- 序盤から終盤まで通して考えるとユニオンが最初から使えるVがザコ戦の危険度が一番低いタイトルに思える。逆に一番やべぇのはシステム強化面が貧弱なくせにダメージ補正が凶悪極まりないエキスパ新1  -- 名無しさん  (2023-02-08 21:50:47)
- 1.2.3が復活するので久々にこいつらに会えるよ(白目)  -- 名無しさん  (2023-02-09 07:54:49)
- ↑強い雑魚項目の分離でしかなかったのに、グッドタイミングの項目作成になっちゃったな  -- 名無しさん  (2023-02-13 18:09:18)
- 項目作成から5日後に4年半停滞したシリーズ公式に動きがあるとか出来過ぎでは……  -- 名無しさん  (2023-02-13 23:12:57)
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