&font(#6495ED){登録日}:2023/10/26 Thu 23:57: &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&color(navy){うん、だからもうビクビクオドオドしないから…}} 三条燕とは、『[[るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-]]』の登場人物。 *【プロフィール】 身長:131㎝ 体重:28㎏ 出身地:東京 年齢:10歳(1868年2月生まれ) [[血液型]]:A型 趣味:錦絵収集 好きな人:優しい人 [[CV>声優(職業)]]:白鳥由里(1996年版)/大野柚布子(2023年版) 演:永野芽郁(第一作)→ 柿原りんか(The Final)、星南のぞみ(舞台版) *【概要】 牛鍋屋『赤べこ』で女中として働いている少女。 一人称は「私」。 黒髪をおかっぱに揃えた美少女で、成長後は度々ナンパされている様子が描かれている。 なお、実はかなりの[[癖毛]]で、神谷道場に泊まった際には寝癖が尋常じゃないことになっていた(枕が変わるだけでもダメらしい)。 大人しいながらも素直で心優しいが、引っ込み思案で思いをはっきり口に出すのが苦手で、すぐ泣いてしまう気弱なところがある。 元は旗本に仕えた下級士族の生まれで、「主家に尽くすのが武家士族のしきたり」と教え込まれていたため、かつての主家の暴挙を断り切れず強盗の片棒を担がされるが、事無きを得て周囲に諭されてからは勇気を持てるようになり、笑顔も見せるようになった。 錦絵の収集が趣味で、[[相楽左之助]]の赤報隊時代の同胞の錦絵師・月岡津南のファンでもある((津南が絵師を引退する際最後の作品として左之助に渡した相良総三の錦絵を妙がせがんでいた時も、口には出さずにいたが羨ましがっていた。))。 *【作中の活躍】 ・東京編 番外編「弥彦の闘い」で初登場。 元主家の長岡幹雄が企てた赤べこ強盗計画に加担させられ、止めようとするも店員達の命を盾にされ逆らい切れず、助けに来た弥彦も袋叩きにあってしまい、止む無く店主宅と倉庫の鍵型を渡してしまう。 明くる夜、単身で説得を試みようとするが、隠れて様子を見ていた薫に引き留められる。 その後は弥彦の活躍で強盗は未遂に終わり、この一件を機に少しずつ変わっていく。 ・京都編 剣心が東京を去ってしまい塞ぎ込んでしまった薫を妙と共に見舞いに訪れており、[[恵>高荷恵]]に発破をかけられ剣心に会いたいとようやく素直になれた薫の背を押した。 以後舞台が京都になるため出番はなくなるが、エピローグにて妙・玄斎と共に神谷道場で剣心達を出迎えた。 ・人誅編 京都での戦いが終わり束の間の平和が訪れたかに見えたが、剣心の周囲には既に[[雪代縁]]の魔手が近づいており、最初の標的となった赤べこも砲撃にあい全壊してしまい、一時神谷道場に身を寄せる。 その後、薫が人誅の犠牲となり、心が壊れてしまった剣心も落人群に引きこもってしまい、ひどく元気をなくしてしまうものの、弥彦の励ましでなんとか少しだけでも元気を取り戻す。 しかしそんな中、暴走した[[鯨波兵庫]]が警察署から脱獄。 頼れる大人達が不在の中、弥彦は数人の警官達とともに迎撃に当たるが、戦況が激しくなるにつれ、弥彦が死んでしまう恐怖に駆られた燕は単身落人群の剣心に助けを求めに走る。 住人達に行く手を阻まれても怖い思いを抑えひた走り、剣心のもとへたどり着く。 #center(){&color(navy){…お願い…ですから…}} #center(){&color(navy){もう一度…立ち上がって…}} #center(){&color(navy){お願いします…お願いします…お願いします…お願い…}} #center(){&color(navy){弥彦君を…助けて…}} 抜け殻のようになってしまった剣心に泣き崩れながら助けを求める姿に周囲の大人達も思わず押し黙ってしまう。 結局剣心は立ち上がれず、燕は落人群を後にする。 しかし、剣心の目には再び生きる灯が宿りはじめていた。 闘争ではない、助けを求める声であればこそ…。 一人町へ戻る彼女の目に一陣の風と共に映ったのは…。 彼女の勇気が大勢の運命を変えた瞬間だった。 その後は縁のアジトがある孤島に発つまで剣心と弥彦をつきっきりで看病しており、戦いの後も[[四星>四星(るろうに剣心)]]との戦闘で傷だらけの弥彦の看病をしていた。 5年後はすっかり赤べこの看板娘となっており、弥彦との仲も周囲公認。 『[[北海道編>るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-]]』では緋村一家の留守をあずかる弥彦に寂しくないかと尋ねたところ、同棲を持ち掛けられ真っ赤になっていた。 #center(){&color(yellowgreen){それじゃあ燕}} #center(){&color(navy){はい}} #center(){&color(yellowgreen){俺達一緒に暮らそうか}} #center(){&color(navy){ふえ⁉}} *【人間関係】 ・[[明神弥彦]] 仕事の同僚であり、徐々に互いを意識し想い人となっていく。 原作及び令和アニメ版では弥彦よりも後に赤べこに入ったのが初対面だが、旧アニメ版では弥彦が河原で修行している最中に出会った。 また、[[キネマ版>るろうに剣心-キネマ版-]]では[[幼馴染>幼なじみ]]設定になっている。 ちなみに、新旧どちらの設定においても彼女の方が少し早生まれ((旧設定が8月某日、新設定が11月26日なので、現代だと約一学年分差があることになる。))で、成長期頃の男女でよくある現象だが、当初は燕の方が少し身長が高い。 設定では後に結婚し、息子の心弥を授かることが語られているが、今のところどのメディアでも未登場。[[北海道]]編での今後の進展次第ではお目見えする日も近いかも? ・関原妙 職場の上司。 普段は錦絵のファン仲間でもある。 よく面倒を見てもらっているが、彼女&font(l){という名目の作者}の趣味で仕事着がメイド服になっていくのには少し困り顔をしている。 弥彦との同棲が決まった際には記念に牛鍋値引きセールを始めていた。 ・[[神谷薫]] 赤べこ常連のご近所のお姉さん的存在。 薫の方も彼女を妹のように可愛がっていた。 長岡の一件で「もっと強い心を持つこと」「時代が変わっても人の心が変わらなければ意味がない」と諭し、彼女が勇気を持つきっかけとなった。(まさか巡り巡って後に燕が剣心を救うきっかけになるとは薫もこの頃は思いもしなかっただろうが。) 人誅で彼女が亡くなったと思われた時は妙と共に葬儀で泣き暮れており、弥彦も後に薫の生存が判明した時は、[[蒼紫>四乃森蒼紫]]に口止めされていたものの、落ち込みようを見かねてこっそり真相を伝えようとした((結局鯨波の脱獄騒ぎでその場では伝えられないままになったが。とはいえ知った状態で剣心の元へ向かっていた場合、薫の生存の事も伝えてしまうため、蒼紫が言ったように償いの答えを見つける前に薫の救出を優先してしまうであろう可能性を考えると伝えそびれたのは結果オーライだったともいえる。))。 旧アニメ版では以前から顔見知りだったという設定だった。 ・[[緋村剣心]] ご近所のお兄さん的存在&font(l){、年齢的におじさん扱いでもおかしくはないが}。 弥彦の憧れの剣客で薫の想い人として慕っていた。 彼が[[抜刀斎>人斬り抜刀斎]]だと知ったのは人誅編に入ってからと何気に遅め。 人誅で彼が絶望の淵に沈んでしまった時は、彼女の助けを求める声が再び立ち上がるきっかけとなった。 ・[[塚山由太郎]] 登場時は赤べこで少し顔を合わせた程度だが((令和版では弥彦がつい怒鳴って泣かせてしまった際にハンカチを差し出されている。))、[[北海道]]編ではすっかり見知った間柄で、時折ちょっかいをかけられては弥彦がやきもちを焼いて怒っている。 ・長岡幹雄 元旗本で燕の実家の元主君。 しかし、維新後はすっかりチンピラ同然にまで落ちぶれており、主従関係や御恩について自分に都合のいい理屈ばかりを並べ立て燕に強盗の片棒を担がせる。 一度は数を頼りに弥彦を叩きのめすが、強盗当日は弥彦に鍵を奪われたうえ策にはまり、さらに剣心と左之助の姿に恐れをなし取り巻き達が逃げ出してしまい、自身も最後は燕の声援で奮起した弥彦に成敗される。 なお、キャラデザはのちにリファインされて追憶編での高杉晋作へ流用されたとされている。 ・隈 落人群の住人で右目に包帯を巻いた男性。 長老格のオイボレとは古い付き合いな様子。 ひねくれた口調だが根は善人で、剣心を探しに来た燕を助けてくれた。&font(l){おかげでその後、オイボレから童女趣味があったとはとからかわれたが。} 本人曰く、離縁した女房が引き取っていった娘と同い年ぐらいだったから気まぐれで善い人をやっただけとのこと。 *【再筆版】 メイド服がデフォルトなこと以外基本的なデザインは本編そのまま。 護身用の武器にお盆を持ち歩いている。 *【余談】 外見のモデルは『[[美少女戦士セーラームーン]]』の[[土萠ほたる>土萠ほたる/セーラーサターン]]。 苗字と名前は[[新潟県]]三条市と燕市に由来している。 また、両市の境付近にあるのが[[上越新幹線]]および[[弥彦線]]の燕三条駅と北陸自動車道の三条燕インターチェンジ(三条燕バス停留所を併設)である。 黒髪おかっぱの美少女ということで、同作者の[[のちの作品>武装錬金]]に登場する[[津村斗貴子>津村斗貴子(武装錬金)]]に似ていると感じる人も少なくない。 ただし、作者曰く斗貴子さんのキャラデザのベースは抜刀斎。たしかに顔のパーツはそんな感じだが。 &font(l){それに燕ちゃんは「臓物をぶちまけろ」なんて言わない。} 燕「あ、あの…」 (冥ω殿)「ん?」 燕「なんでもないです…」 (冥ω殿)「言いたいことは素直に言った方が良いぜ、小さなお嬢ちゃん。じゃあ『三条燕の記事の追記・修正お願いします』でOKだね?」 燕(…コクリ) #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 作者の性癖が発露したキャラ -- 名無しさん (2023-10-27 00:48:08) - 剣心に助けを求めるとき「薫の生存」という真相を知らなかったのも大きかったたろうなぁ -- 名無しさん (2023-10-27 02:15:23) - 燕市と三条市は歴史的にいろいろ軋轢があり、燕三条もしくは三条燕とまとめて呼ぶのはかなりの地雷という話を知ってると複雑になるネーミング -- 名無しさん (2023-10-27 10:49:24) - 今まで項目がなかったのか…。てっきりもうあるとばかり…。 -- 名無しさん (2023-10-27 14:53:31) - 身長設定みたら想像以上に小さかった。ガチロリじゃん -- 名無しさん (2023-10-27 15:00:07) - ↑ 作者ロリコンだもん -- 名無しさん (2023-10-27 15:39:18) - ミスター炸裂弾とか雷十太先生とか周りのエピソードが濃くていかんせん影薄い…ロリ枠ヒロインも操が出てくるし -- 名無しさん (2023-10-27 17:23:26) - 令和アニメでの初登場話はなんとも清純可憐で「この子を守りたい」という庇護欲を掻き立てる造詣に仕上がっており、原作既読でも弥彦に彼女の命運を託したくなるような出来栄え。スタッフよう頑張った。偉い。 -- 名無しさん (2023-10-27 17:43:32) - 北海道編だと由太郎からも好意を貰ってる気がするけど燕ちゃんはやっぱり弥彦が好きそう。 -- 名無しさん (2023-10-27 19:03:50) - 令和版のキャストが令和版サムスピのリムルル…弥彦は閑丸…狙ってるのかキャスティング!? -- 名無しさん (2023-10-27 19:58:23) - ↑俺も思ったわ。作者サムスピ好きだしなw -- 名無しさん (2023-10-28 08:12:34) - >10-27 15:00:07 平成中期の10歳男女の平均身長は約140cm。明治初期の時代設定を踏まえたら寧ろ真っ当な設定だぞ -- 名無しさん (2023-10-28 22:10:50) - >10-27 17:23:26 まぁ中盤までは出番も少ないから影は薄いが、人誅編だとかなり出番が増えた上に重要な役(剣心の過去を聞く、剣心の復活のきっかけになる)も担ってるし、原作完読すると印象が薄いとは感じないけどなぁ -- 名無しさん (2023-10-28 22:12:57) - 斗貴子さんもセーラーサターンがモチーフの一片にあるみたいだけど、皮肉にも「家族を(肉親どころか慣れ親しんだ使用人まで)皆殺しにされ、故郷を滅ぼされた(小説版より)」と20世紀末の日本に生まれ育ったとは思えない凄惨な過去の持ち主である……あと幼少期斗貴子さんが和服だったのは「生まれが離島の名家で、当主だった祖父の古いものを大切にする意向で現存する和服を使う主義だった」らしい -- 名無しさん (2023-10-29 14:27:28) - 確か隻腕の伊庭八郎のファンだったはず。 -- 名無しさん (2023-10-29 19:26:50) - ↑14いや、弥彦に教えられて薫が生きてたのは知ってたはず ただ弥彦の命がヤバい状況だったので必死に助けを求める言葉しか出なかっただけだ そしてそれが功を奏した -- 名無しさん (2023-10-29 22:32:48) - ↑いや、弥彦が燕に伝える寸前で鯨波が脱走して弥彦が向かったからギリギリで知らされていないはず。 -- 名無しさん (2023-11-07 18:34:58) #comment(striction) #areaedit(end) }