&font(#6495ED){登録日}:2023/11/23 (木曜日) 21:00:00 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- 新海底軍艦は東宝の映画[[海底軍艦]]を元に1994年に製作されたOVA。 *【概要】 轟天号がムー帝国と戦う往年の名作映画がモデルではあるが、内容の共通点は 「[[ドリル]]のついた旧日本軍の遺産の戦艦が地球の異種文明と戦う」 というところくらいで他はまったくの別物。 ビデオは2巻まで発売されるが3巻以降は制作会社の倒産で中断されてしまった。 しかしストーリー的には区切りのいいところで終わるために打ち切り感はあまりない。 飯島ゆうすけ氏によるコミカライズ版もあるが、ラ號のデザイン以外はさらにまったくの別物。 *【ストーリー】 [[太平洋戦争]]末期。未知のエネルギーの発見によって完成した日本海軍の切り札、[[海底軍艦]]『ラ號』は太平洋上でアメリカの[[海底軍艦]]『リバティー』と相打ちとなり沈没する。 そして現代。南極に正体不明の巨大円柱が出現し、マイクロ波をまき散らして南極を死の世界に変え、破壊に向かった国連軍をも未知の超科学兵器によって壊滅させてしまう。 それは地上人類絶滅を目論む地球のもう一つの高等生命体である『地空人』が送り込んだ超兵器であった。 地上人類の兵器では地空人の兵器にはとても太刀打ちできない。 だが国連軍を見下ろす巨大要塞の前に、氷山の中から半世紀の時を超えて蘇ったラ號が姿を現した。 *【登場人物】 ・有坂剛 CV:[[関智一]] 主人公。 南極での戦いを経てラ號に乗り組むことになり、真相を隠していた父やアネットと反目するが、戦いを経て男として成長していく。 ・日向真鉄 CV:瑳川哲朗 現代のラ號艦長。剛の父。 死亡したことになっていたが、実は地空人との戦いに備えて身を隠していた。 剛に男としての生きざまを伝える。 ・アネット CV:[[岩男潤子]] 剛の友人の少女。 実は地空人のエージェントで、地上人が将来自分たちと共存にたる生命体かを見極めるのが使命だった。 彼女自身は地上人の優しさに触れたことで地上人類と敵対する意思はなく、剛とも相思相愛。 アブトゥーを止めようとするが拒絶され、危機を剛に救われる。 ・ドク CV:近石真介 ラ號の科学者。敵の分析に対して鋭い観察眼を持つ。 10分も余裕がない中でストップウォッチをシールド起動スイッチに改造するチートじいさん。 ・影山貢 CV:清水綋治 旧ラ號の副長でたった一人の生き残り。 戦後は名前を変えて菅原コンツェルンという巨大財団を築いて秘密裏にラ號をサルベージし、地空人との戦いに備えていた。 OVA版とコミカライズ版で唯一ほとんど設定に差のない人物。作者つながりの『新・旭日の艦隊』にゲスト出演したことがある。 ・アブトゥー CV:[[井上喜久子]] アネットと同じ地空人のエージェントだったが、地上人の醜さに触れたことで独断で地上人滅亡を開始してしまう。 高慢で攻撃的な性格だが、アネットとは実は幼馴染であり、昔はアネット同様の明るく活発な少女だったようだ。 *【登場メカニック】 ・ラ號 主役メカで隠された大和型4番艦。 地空人からもたらされた超エネルギーを元に建造され、飛行、潜水も自在にこなす万能戦艦。 主砲は46センチ4連装3基12門。反応弾、プラズマ弾などを撃ち分けて地空人の釣り鐘要塞も一撃で破壊できる。 他にも対空パルスレーザー、多弾頭[[ミサイル]]、[[水中戦]]用の魚雷、ロケットアンカーなど多彩な武装を持つ。 防御は磁気シールドで全周をカバーすることができるがエネルギーを大きく消耗するので頼り切りにはできない。 もちろん[[海底軍艦]]最大の目玉の巨大[[ドリル]]も艦首にバッチリ装備している。 ・リバティー アメリカの[[海底軍艦]]で現代ではアブトゥーが一人で操縦している。 しかしアメリカの戦艦なのに外見はどう見ても[[イギリス]]の[[ネルソン級戦艦]]。 砲戦能力はラ號に劣るが、秘密兵器として艦首の3連[[ドリル]]からラ號の装甲も貫く振動波を放つ。 ・インドラ 南極点から現れた巨大な金属円柱。 強力なマイクロ波を放っており、要はバカでかい電子レンジ。近くにいれば人間などあっという間に燃え尽きてしまう。 南極から次々に現れて衛星軌道上で結合してリングを形成し、完成したら全地球上を焼き尽くしてしまうとされる。 破壊しようにもラ號の主砲でも傷一つつけることはできず、阻止のためにはコントロールしているリバティーを沈めるほかにない。 ・釣り鐘要塞 地上攻撃のための無人要塞で、名前通り巨大な釣り鐘のような形をしている。 無数の重力レンズを繰り出すほか、自身もグラビトンで敵を押しつぶす攻撃をおこなう。 無数に繰り出されて国連艦隊を壊滅させ、主要都市にも攻撃を加えるがラ號に蹴散らされた。 ・重力レンズ 釣り鐘要塞から大量に展開される浮遊する金属の輪で、中心部に小型の[[ブラックホール]]を作り出す機能を持つ。 輪の中に敵を入れれば護衛艦を瞬時に豆粒のように圧縮することができ、インドラから放たれたレーザーを屈折させて敵に浴びせる使い方もできる。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,2) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - ガンダムSEEDの監督が関わってたんだっけ? -- 名無しさん (2023-11-26 01:03:38) #comment(striction) #areaedit(end) }