&font(#6495ED){登録日}:2023/12/13 Wed 04:04:18 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 ? 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){&sizex(6){ライバルは3冠馬 平成の「元祖」女傑}}} #right(){週刊100名馬No.48 ヒシアマゾン 表紙より} &bold(){&color(#5f638a){&ruby(Hishi Amazon){ヒシアマゾン}}}とは、日本の元[[競走馬>サラブレッド]]。 メディアミックス作品『[[ウマ娘 プリティーダービー]]』にも登場しているが、そちらでの扱いは当該項目参照。 →[[ヒシアマゾン(ウマ娘 プリティーダービー)]] 目次 #contents *【データ】 誕生:1991年3月26日 死亡:2019年4月15日 享年:29歳 父:Theatrical 母:Katies 母父:ノノアルコ 調教師:中野隆良 (美浦) 主戦騎手:中舘英二 [[馬主]]:阿部雅一郎 生産者:Masaichiro Abe 産地:[[アメリカ合衆国]] セリ取引価格:- 獲得賞金:6億9,582万円 (中央) 通算成績:20戦10勝 [10-5-0-5] 主な勝鞍:93'阪神3歳牝馬ステークス((現在の阪神ジュベナイルフィリーズ))、94'エリザベス女王杯 受賞歴:93'JRA賞最優秀2歳牝馬、94'JRA賞最優秀3歳牝馬、95'JRA賞最優秀4歳以上牝馬 *【誕生】 1991年3月26日生まれの黒鹿毛の牝馬。 アメリカの牧場の生まれで、母Katies、父Theatrical。4代血統表には[[ノーザンダンサー>ノーザンダンサー(競走馬)]]やニアークティック、ヘイルトゥリーズンといった錚々たる競走馬・種牡馬が名を連ねる。 なお馬主の阿部雅一郎氏はまず既に受胎した状態だった母Katiesを購入。そしてその子(ヒシアリダー)が生まれた後、母をアメリカの牧場に置いたまま阿部氏主導による最初の交配で生まれたのがヒシアマゾンとなる。ちなみにヒシ系の弟妹はフラワーカップを勝った半妹ヒシナイル、ローズSを勝った全妹ヒシピナクル等。 また後から日本に輸入された半姉ケイティーズファーストの孫世代からアドマイヤムーン(母マイケイティーズ)・エフフォーリア(母ケイティーズ[[ハート]])とG1馬が輩出される等、母Katiesの牝系はヒシアマゾンの活躍の影響で日本に強い影響力を持つ事になる。 *【戦歴】 1993年9月19日に中山競馬場の3歳新馬戦ダート1200mでデビューし、見事にデビュー戦を勝利した。 続くプラタナス賞と京成杯3歳Sは惜しくも二着に終わったものの、四戦目で初のG1レースとなる阪神3歳牝馬ステークスを勝利。 3歳時(馬齢は当時の表記)をG1レースを含む4戦2勝、2着2回という好成績で終える。 しかしヒシアマゾンはアメリカ生まれの「マル外」、すなわち外国産馬だったため牝馬クラシックレースである桜花賞と&ruby(オークス){優駿牝馬}には出走できなかったため、裏街道を進むことに。 4歳時の初戦となった京成杯こそ2着に敗れるものの、次戦となるクリスタルカップでは凄まじい追い込みをかけて勝利し、そこから重賞を連勝。 当時の牝馬三冠の最終戦であり、マル外にも開放されていたエリザベス女王杯をこの年のオークス馬チョウカイキャロルを抑えて勝利。連勝記録を6に伸ばし、ファン投票2位の支持を受けて有馬記念へ出走。 待ち受けるのは[[ライスシャワー>ライスシャワー(競走馬)]]や[[ナイスネイチャ>ナイスネイチャ(競走馬)]]、&s(){我らが師匠}[[ツインターボ>ツインターボ(競走馬)]]ら歴戦の古馬たち。そして忘れてはならないこの年の三冠馬、「怪物」[[ナリタブライアン>ナリタブライアン(競走馬)]]。 レースではナリタブライアン1頭を標的に絞り、徹底マーク。 &bold(){「ツインターボの先頭はここで終わり!」}と逆噴射をかまし下がっていくツインターボを横目に第4コーナーでナリタブライアンに競りかけるも、そこから一気に伸びて突き放され3馬身離された2着に終わるが、後続とは2と1/2馬身もの差をつけていた。 なおこの時の3着はナイスネイチャ…ではなく[[ライスシャワー>ライスシャワー(競走馬)]]。4年連続3着にはならなかった。 この6連勝と有馬記念2着を評価され、この年の最優秀4歳牝馬に選出されている。 翌1995年も現役を続行しアメリカ遠征に挑むも現地で脚部不安が判明し、レースに出ることなく帰国。 緒戦となる高松宮杯は折り合いを欠き5着と、新馬戦から続いた連対記録は12で途絶えることに。 しかし秋には復活を果たし、オールカマーと京都大賞典を圧勝。やはりマル外であることが災いし天皇賞(秋)には出走できなかったが、ジャパンカップに出走。 ドイツから参戦したランドに1馬身半届かず2着だったが、その凄まじい追い込みから負けてなお強しの評価を受け、勢いそのままに2度目の有馬記念へ。 この年不調だった前年の覇者ナリタブライアンを抑え1番人気に押されたが出遅れもあり、この年の菊花賞馬[[マヤノトップガン>マヤノトップガン(競走馬)]]の逃げ切りの前に5着。 さらに翌1996年も現役を続行したがこれまでとは打って変わって精彩を欠き、安田記念ではトロットサンダーの10着。この年から古馬G1に変更されたエリザベス女王杯こそ2着入線するも進路妨害で7着降着、3回目の有馬記念は[[サクラローレル>サクラローレル(競走馬)]]の5着に敗れる。 翌年も現役を続行しようとしたが浅屈腱炎を発症してしまい、引退。通算成績は20戦10勝(10-5-0-5)、通算獲得賞金は6億9582万9000円。 *【引退後】 引退後は繁殖入り。繁殖牝馬として日米で繋養された。 日本で同馬主所有のヒシマサル(二代目)と種付けした後アメリカで生まれた第一子ヒシアンデスが未勝利(4戦0勝)で引退((ちなみにその後ヒシアンデスは紆余曲折を経てハルウララ号と同じ[[マーサ]]ファームで余生を過ごし、2023年1月に他界した。))等、残念ながら目立つ成績をあげる産駒は現れなかったが、繁殖牝馬となった仔達により現在でもその系譜は受け継がれている。 2011年に繫殖牝馬も引退。その後はアメリカの牧場で余生を過ごしていたが、2019年4月15日に老衰により29歳で死去。 同じ牧場で仲の良かったアイダスイメージ(牝)が2018年に31歳で先立って以降、目に見えて弱っていったと言う。 *【創作作品での登場】 ・&bold(){『[[ウマ娘 プリティーダービー]]』} 面倒見の良い姉御肌のウマ娘。 自分の信念にのみ従うスケバンキャラで一本筋の通った性格で、あらゆる勝負事を「タイマン」と称し、果敢に立ち向かっていく闘志の持ち主。 「ヒシアマ姐さん」と自称しており、ファンや寮生たちからもそう呼ばれている。 美浦寮の寮長を務めており、ワイルドな性格とは裏腹に家事万能で、アニメではゴールドシチーの美容室によくいるなど女子力が高い。 アニメでは何故かゴール役を任される事が多く、最終的にゴールの目印が&bold(){彼女の等身大パネル}になったりした。 追記・修正お願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,1) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 連載でヒロポンの名が出たのは95年だしつの丸はカスケードとフジキセキ以外はモデルはいないって言ってなかった? -- 名無しさん (2023-12-13 08:22:55) #comment(striction) #areaedit(end) }