STAND BY ME ドラえもん

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STAND BY ME ドラえもん - (2025/04/21 (月) 10:49:05) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2024/08/18 Sun 22:38:10
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 7 分で読めます

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『STAND BY ME ドラえもん』は、2014年8月8日に公開された映画『[[ドラえもん>ドラえもん(作品)]]』シリーズのアニメ映画である。

#openclose(show=●目次){
#contents()
}

*【概要】
[[藤子・F・不二雄]]生誕80周年を記念して制作された映画ドラえもん初の3DCGアニメーション作品で、[[山崎貴]]と八木竜一が監督となり制作された。主題歌は秦基博の「ひまわりの約束」。
本作は8月の公開であり、毎年の春の映画『ドラえもん』シリーズとは別に公開された。
映画『ドラえもん』シリーズとしては番外編のような扱いであり、シリーズには含めないこともある。
ちなみに同年公開の劇場版は『[[ドラえもん新・のび太の大魔境〜ペコと5人の探検隊〜]]』。


本作は、後述の複数の短編エピソードを組み合わせたストーリーとなっており、のび太とドラえもんが出会い、のび太の未来を変えるべく奮闘する展開が描かれる。
採用されている短編エピソードとしては、「未来の国からはるばると」「たまごの中のしずちゃん」「しずちゃんさようなら」「雪山のロマンス」「のび太の結婚前夜」「さようなら、ドラえもん」「帰ってきたドラえもん」などが挙げられる。

本作は公開されると映画『ドラえもん』史上最高のヒット作となり、国内の興行収入は83.8億円を記録し、当時の日本アニメ映画の国内興行収入としては[[スタジオジブリ]]作品を除いて1位となり、2年後に「[[君の名は。]]」に抜かれるまでその座を維持した。
また、中国でも公開されて大ヒットし、当時の日本映画の中国国内の興行収入の記録を塗り替えた。


高い売り上げを記録した一方で、&color(red){映画自体の評価は賛否が大きく分かれる結果となっている。}
白組による3DCGで描かれたドラえもんの世界やキャラ達は評価されている一方で、シナリオ面においてセワシがドラえもんに仕込んだ本作オリジナル要素の&b(){「成し遂げプログラム」}の存在などがファンからは批判されている。
映画の構成も「映画一本の尺にエピソードを詰め込み過ぎ」といった声もある。
また、「ドラ泣き」のキャッチコピーをはじめとした感動要素を強調した宣伝も賛否の一因となった。

*【あらすじ】
何をやらせても冴えない小学生の[[野比のび太]]のもとに、ある日、彼の孫の孫を名乗る少年セワシが[[ロボット]]のドラえもんを連れてやってくる。
セワシによれば、のび太は将来同級生のジャイアンの妹の[[ジャイ子]]と結婚して家庭を築くが、事業に失敗して借金が膨らみ、22世紀のセワシの代まで貧しい生活を強いられているという。
セワシはそんなのび太の未来を変えるべく、世話用の[[ロボット]]であるドラえもんを送り込み、未来を変えない限り22世紀に帰ることができないようにプログラムをセットしてしまう。
果たしてのび太の未来はどうなるのか、そしてドラえもんは22世紀に帰ることになるのか……?



*【登場キャラクター】
・[[ドラえもん>ドラえもん(キャラクター)]] CV:[[水田わさび]]
ご存知ネコ型[[ロボット]]。
前述の通り、今作ではのび太との出会いから描かれており、世話用[[ロボット]]としてセワシに連れられてのび太のもとにやってくる。
のび太の未来を変えて幸せにすることを使命とされ、使命を果たすまでは帰らない(逆に、果たしたら帰らなければならない)「成し遂げプログラム」((本作オリジナルの装置。ドラえもんの鼻を回すと起動する。))をセワシに強制的に仕掛けられ、「未来に帰る」などの禁句を言うと電流を流されてしまう(電流で故障しないか心配である)。
様々な道具でのび太をサポートすることになるが……。

・[[野比のび太]] CV:大原めぐみ(青年期:妻夫木聡)
ご存知冴えない少年。
何をやっても上手くいかない日々を過ごしていると、突然子孫のセワシとドラえもんがやってきて、自身の未来を聞かされる。
ドラえもんに助けられながら自身の未来を変えるべく奮闘することになるが……。

青年期を演じた妻夫木聡は、上映当時に放送されていたTOYOTAのドラえもんパロディCMでものび太を演じていた。

・[[源静香]] CV:[[かかずゆみ]]
ご存知ヒロイン。
のび太が憧れるクラスメイトであり、ドラえもんも彼女を初めて見た際は「かわいい」と評している。
そしてドラえもんの提案でのび太は彼女との結婚を目指すようになるが……。

・[[ジャイアン>ジャイアン(剛田武)]] CV:[[木村昴]]
ご存知ガキ大将。
短編と同じく、のび太に危害を加える役回りであることが多く、特にドラえもんが未来に帰ることになった時には、のび太に執拗に暴力を振るう。
ドラえもんを安心させたいのび太は諦めずに立ち向かっていくが……。
ピックアップされたエピソードがエピソードなだけに、いわゆる[[大長編補正>大長編補正(ドラえもん)]]がほとんど当てられず、刷りこみたまごの効果でスネ夫によだれ垂らした大口開けて襲い掛かったり、「帰ってきたドラえもん」相当部分での悪質極まりない所業を働いたり、かなりヒドいキャラになっている。

・[[骨川スネ夫]] CV:[[関智一]]
ご存知イヤミなお坊ちゃま。
短編と同じく、ジャイアンと共にのび太をからかう役回りが多いが、一方で刷り込みたまごの件のように、ドラえもんの道具で散々な目に遭うこともある。

・[[出木杉英才]] CV:萩野志保子
ご存知何でもできる小学生。
何でも出来る上に性格も良く、静香にも好意を持っている様子が描かれるなど、のび太の恋敵のような役割である。
のび太は果たして彼を差し置いて、静香の心を射止めることは出来るのか……?

・[[ジャイ子]] CV:山崎バニラ
ご存知ジャイアンの妹。
セワシが言うには、将来のび太と結婚することになっており、それを聞かされたのび太は「あんなガサツな子と!?」と嫌がっていた。

・[[セワシ]] CV:松本さち
22世紀からやってきたのび太の玄孫。((つまり孫の孫。))
前述の通り、のび太の借金のせいで貧しい生活を強いられており、のび太の未来を変えるべくドラえもんをのび太のもとに送り込む。
本作では、ドラえもんに成し遂げプログラムを仕掛けるなど、かなりやりたい放題している。

・[[のび太のママ>野比玉子]] CV:[[三石琴乃]]
・[[のび太のパパ>野比のび助]] CV:[[松本保典]]
ご存知のび太の両親。
突然やって来たドラえもんのこともきちんと受け入れている様子。

・[[先生>のび太の先生(ドラえもん)]] CV:[[高木渉>高木渉(声優)]]
ご存知のび太の先生。
本作では[[テスト]]の点数が悪いのび太を説教する役割になっている。



*【登場するひみつ道具】
・[[タイムマシン>タイムマシン(ドラえもん)]]
ご存知、時間を自由に行き来する道具。
本作ではのび太とドラえもんの出会いが描かれているため、のび太の机からドラえもんとセワシがいきなり出てきて、のび太が驚く様子が描かれている。

・[[タケコプター]]
ご存知、空を飛ぶ道具。
のび太は最初の使用時は上手く飛ぶことが出来なかった。

・[[どこでもドア]]
ご存知、好きな場所に行ける道具。
のび太が学校に遅刻しないようにドラえもんが使用した。

・[[アンキパン]]
食べると、パンに書いてあることを覚えられるようになる。
排泄すると内容を忘れるといった欠点があるが、特に問題は起きなかった模様。
しかしのび太より点の悪かったジャイアンからは……。

・透明[[マント]]
被ると透明になる[[マント]]。

・ガッチリグローブ
ひとりでに動いてボールを受け止めてくれるグローブ。

・[[タイムふろしき]]
ご存知、包んだものの時間を進めたり遅らせたりする道具。
のび太が割った花瓶を修復する際に使用。

・着せかえカメラ
ノートに書いたデザインの服を被写体に着せる道具。
のび太が泥で転んで静香の服を汚してしまった際に使用するが……。

・ハッスルねじまき
これを人の背中につけて巻くと、その人がとんでもないスピードで作業を行えるようになる。
のび太が庭仕事をする際に使用。

・ガリバートンネル
このトンネルをくぐった人はサイズが小さくなる。

・アパートごっこの木
植えると地下で木が育ち、木の中の空洞に部屋ができ、秘密基地のように利用出来る。
木は一晩で腐ってしまう設定があるが、本作では特にそのような描写はない。

・雲かためガス
これを雲にかけると雲に乗ることができるようになる。
雲を元に戻す「雲もどしガス」もあるが、本作では使用されていない。

・刷りこみたまご
これの中に入った人は、15分後にたまごが開いて外に出た時、最初に見た人を好きでたまらなくなってしまう。

・ストレートホール
2つの場所を接続する環状の道具。地面に置くと、輪に入った人が指定された別の場所に落ちてくる。
これを利用して、のび太は静香に自分を好きになってもらうように試みるが……。

・とりよせバッグ
ご存知、別の場所にある物を手元に取り寄せる道具。
のび太の[[テスト]]の結果に期待したドラえもんは答案を取り寄せて点数を見ようとするが……。

・虫スカン
これを飲んだ人は誰からも嫌われるようになる。一口で効果が出るほど強力で、飲み過ぎた場合はその人の周囲から人が逃げ出してしまうほど。
人生に絶望したのび太は静香に嫌われるために使用するが……。

・正直電波
これをかけられた人は、言い難いことであっても正直に自分の気持ちを話すようになる。
結婚前の静香の心情を知るべくドラえもんが使用するが……。

・[[ウソ800>ウソ800(エイトオーオー)]]
[[エイプリルフール]]で騙されたのび太に必要と判断され、のび太のもとに転送されてきた道具。
これを飲んで話したことは全てウソになるという効果がある。


#right(){次作:STAND BY ME ドラえもん 2}

追記・修正は未来を変えてからお願いします。

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#openclose(show=▷ コメント欄){
#areaedit()
- 原作は一話完結だったからともかく、刷り込み卵のエピソードも入れたうえで続きものにしたから、しずかちゃんは自分を洗脳まがいの方法で惚れさせようとしたのび太と変わらない関係を築いてたというある意味イカれた女性になった。  -- 名無しさん  (2024-08-18 22:44:12)
- さすがにタグに悪意がありすぎない?  -- 名無しさん  (2024-08-18 22:47:12)
- 映画を見て思った。「ドラえもん『が』泣く映画」だと。  -- 名無しさん  (2024-08-18 22:56:44)
- セワシ君が悪役よりのキャラ付けされたのがね…  -- 名無しさん  (2024-08-18 22:58:06)
- ↑3 ホスト59.146.171.33が勝手に追加した模様。規制依頼案件ぽいけど、申請方法がわからない…  -- 名無しさん  (2024-08-18 23:01:17)
- ↑[[荒らし報告ページ]]へどうぞ  -- 名無しさん  (2024-08-18 23:10:46)
- ドラえもんのやる気がイマイチだったとはいえ、あのセワシ君はちょっと強引にすぎた。幼い頃から世話してくれたロボットに対してやる事か?  -- 名無しさん  (2024-08-18 23:45:59)
- ドラ泣きとか言われて嘲笑されてるけど1作目は普通に面白いし感動する映画。興行収入も評判も良いし一般層からのウケはいい。むしろ真にまずかったのは続編のほう。  -- 名無しさん  (2024-08-19 00:03:14)
- 「ひまわりの約束」は、ドラえもんからのび太へのラブソングに聞こえる……。  -- 名無しさん  (2024-08-19 00:06:16)
- 山崎監督は『永遠の0』とか去年の『ゴジラ-1』とか、事実を元にしたフィクション作品は本当に面白い。けどこれとかドラクエユアストーリーとか、設定からして完全なフィクションは合ってないんだろうなと感じる。良くも悪くも大人な視点で作るからか(今作ならEDのNG集的なの)、変に現実的というか説教臭くなりがち。ただ評判の悪さは監督のせいだけとも言い切れないとも思う。ドラえもんみたいなギャグ作品(元は青年誌だけどクレヨンしんちゃんも似た感じ)が時代の流れでファミリー向けになり、更に感動作っぽい扱いになってる風潮が原因に思える。結果的に感動する作品があってもいいけど、本来子どもに向けたアニメで初めからそれを狙って作るのは何か違う。  -- 名無しさん  (2024-08-19 00:14:48)
- 今度こういうのやる時は「シン・ドラえもん」みたいなノリでリアルにやってほしい  -- 名無しさん  (2024-08-19 00:29:46)
- 雪山のロマンスは原作と違ってのび太が普通にしずかちゃんのピンチを救ったのがね  -- 名無しさん  (2024-08-19 03:17:14)
- 正直電流で行動を強制するって設定が受け入れられないわ。ドラクエもそうだけどビッグタイトル原作でよくこんな挑戦的なオリ設定付けられるな。  -- 名無しさん  (2024-08-19 04:43:26)
- ↑6 1作目は賛否両論止まりだったのに2作目とユアストーリー放映してからアンチに歴史修正されてるイメージ  -- 名無しさん  (2024-08-19 07:19:37)
- 上から2番目のコメントで指摘されていた59.146.171.33によるタグ荒らしを荒らし報告ページに報告しました。  -- 名無しさん  (2024-08-19 07:30:37)
- 何故か八木監督のせいにする人はいない時点でお察し  -- 名無しさん  (2024-08-19 08:30:42)
- クレしんといいアニポケといいこれといい、国民的アニメの3D映画化は結構挑戦の橋渡ってるんだろうなと思う  -- 名無しさん  (2024-08-19 16:57:30)
- 何気に大人ジャイ子が登場したのって初?  -- 名無しさん  (2024-08-19 23:59:27)
- タイトルのせいかよくドラとのび太とジャイアンとスネ夫が死体探しする話とネタにされる  -- 名無しさん  (2024-08-20 00:30:11)
- 夕暮れの河川敷でドラえもんがのび太を見つめながら泣くシーンが切なくて好き  -- 名無しさん  (2024-08-20 01:34:46)
- ↑4ワンピースもやってた3D映画  -- 名無しさん  (2024-08-20 11:32:17)
- ↑ワンピはストーリーとか無いに等しい映像全振りの作品だったから好きとか嫌いとかいうレベルですらないわ。映画と言うよりアトラクション。  -- 名無しさん  (2024-08-20 14:54:30)
- 項目なかっんだ?前にここで見た気がするのにふしぎ!もう10年前の作品なのか  -- 名無しさん  (2024-08-20 23:20:25)
- こんなキャラの顔のキモいドラえもん売れるわけないやろwwと思ってたらごめんなさいめちゃくちゃ売れました(土下座)  -- 名無しさん  (2024-08-21 01:24:10)
- 個人的にだけど、わさび達じゃなくて3Dオリジナルのキャストだったら「まぁ、アニメシリーズとは別物だしいっか」で終わったけど、なまじアニメ版と同じキャストだからなんとも言えない違和感が最後まで拭えなかったなぁ…  -- 名無しさん  (2024-08-21 18:38:40)
- 2024/08/20 (火) 06:56:18のコメントとそれらに触るコメントを、特定のyoutubeチャンネルへの誹謗中傷としてコメント整理に関する相談ページと荒らし報告ページへ通報しました。  -- 名無しさん  (2024-08-22 10:46:57)
- 2024-08-19 09:38:33のコメントについて、[[コメント整理に関する相談ページ]]にて削除の相談をいたしました  -- 名無しさん  (2024-08-23 08:59:18)
- 24時間以上反対意見が出なかったので、2024-08-19 09:38:33のコメントとそれに触れたコメントを削除し、矢印コメントの数をコメント先が合うように編集しました。また、私ではないですが、↑↑のコメント削除も行われているようです。  -- 名無しさん  (2024-08-26 09:22:58)
- 側に遺体よ~ってまさにSTAND BY MEのネタじゃねーかと一人で納得してた  -- 名無しさん  (2024-08-30 13:23:08)
- ↑14基本的に名前売れてる人が何もかも全部やってると思ってる人が多いのよねこういうのって…(名前が知られてる脚本家や監督やプロデューサーだけが叩かれたり)  -- 名無しさん  (2024-08-30 19:38:04)
- 金は返さなくていいけど見た分の時間を返せと思った映画  -- 名無しさん  (2024-09-24 06:12:35)
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