&font(#6495ED){登録日}:2025/01/25 (土) 06:52:52 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 5 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &font(18px,b){&color(purple){我らに栄光を。そして銀河美少年に破滅を。}} &font(24px,b){&color(purple){綺羅星!}} &font(24px,b){\綺羅星!!/} } &b(){「&ruby(きらぼし){綺羅星}!」}とは、TVアニメ『[[STAR DRIVER 輝きのタクト]]』に登場する挨拶である。 あまりに突拍子もないセンスが、作品を象徴する台詞にして作品トップクラスの迷言として語り草となっている。 #openclose(show=☆目次!){ #contents() } *どんな挨拶? 作品に登場する秘密結社「[[綺羅星十字団]]」独自で設定された挨拶であり、団員間の掛け声として頻繁に使用されている。 物語初期では、幹部会議において[[ヘッド>ミヤビ・レイジ/ヘッド]]とその他部隊代表達が会議の終わりの挨拶として、項目冒頭のようなやり取りが交わされていた。 使う際は、右手の親指、人差し指、中指を立て、いわゆる&bold(){「親指も立てたVサイン」の形を作り、右目をVサイン部分で挟むように横に倒し、掲げるジェスチャーを交え、元気良く言い放つ。} なお、一度だけマンティコールが親指を立てずに挨拶をしたことがある。 この、秘密結社の挨拶にしてはあまりに子供っぽすぎる(悪く言えば&b(){ダサい})センスが作品のシュールさをより引き立て、視聴者の笑いを誘った。 団員達が奇抜なコスチュームと仮面をつけているのも、それに拍車をかけている。 なお、考案者は明言はされていないが、「恐らくヘッドだろう」というのが監督の五十嵐卓哉氏及び脚本の[[榎戸洋司]]氏の通説であり、彼の趣味だと言うのが有力。 なお、ポーズと響きがやや似ているが「[[キラッ☆>星間飛行]]」ではないため、混同等に注意しよう。 *団員の意見 さて、このようなジェスチャーが挨拶だと言われると、&b(){&color(red){良識ある普通の人間であれば羞恥心を抱くのも無理はない。}} だが、作中で綺羅星十字団の団員からは何の不満も出ていないどころか、&b(){さも当然のように、しかもノリノリで使っている。} 団員の殆どが現役高校生であるが故のことだろうか。 おまけに、シリーズ終盤で綺羅星十字団に入団したシンドウ・スガタもまた、何の疑問もなく使っていた。 なお、メインキャラの綺羅星十字団の団員としての顔を知らなかったツナシ・タクトと[[アゲマキ・ワコ]]は、この挨拶のことを最後まで知ることはなかった。 事情を知ったらどのような顔をするのだろうか……。 *日常生活において そしてこの挨拶、綺羅星十字団の本拠地で団員が正体を隠している時のみならず、学生としての日常生活を送っている間でも平然と使っている。 一応誰もいない現場で交わされているが、中には喫茶店のど真ん中で使った場合もある。 作中では主に、素顔の団員が他の団員と見られる生徒に「綺羅星!」挨拶をして、その反応を見てカマをかけるという手法が取られた。 というのも、&b(){綺羅星十字団の団員はこの挨拶をされると、条件反射として同じ挨拶を返してしまうという習性がある}ためである。 作中ではこのカマが外れたことはなく、すぐ正体バレに繋がったが、外した場合はどうするつもりだったのか……。 もっとも、主に使っていた[[ニチ・ケイト>ニチ・ケイト/イヴローニュ]]はひが日死の巫女でありヘッドの内通者としての立場上、下調べを十分にした上で確信してからカマをかけた可能性があるが。 **素顔で「綺羅星!」を使用した例 ・ニチ・ケイト→[[オカモト・ミドリ>オカモト・ミドリ/プロフェッサー・グリーン]] ・ニチ・ケイト→[[ヤノ・マミ>ヤノ・マミ/オンディーヌ]](上司と部下の関係なので正体は最初から知っている) ・タクミ・タケオ→ヨウ・マリノ ・ニチ・ケイト→[[シナダ・ベニオ>シナダ・ベニオ/スカーレットキス]] ・リョウ・ギンタ→ニチ・ケイト ・ミヤビ・レイジ→ニチ・ケイト(正体は知っている。計画の遂行の合図である) なお、劇場版ではレイジ→ケイトのみ素顔で「綺羅星!」が交わされた。 余談だが、[[ワタナベ・カナコ>ワタナベ・カナコ/頭取]]がケイトに正体のカマをかける際は普通に問い詰めている。 *その他の特殊な「綺羅星!」 ・議長「真の綺羅星!」→バニシングエージメンバー「バニシングエージ……」 バニシングエージのスタードライバーの会合にて使用。 返事が「綺羅星!」ではなく、ダウナーな雰囲気なのがポイント。 ・キング「綺羅星!」 23話のトリを飾った衝撃のシーン。 キングの衣装、傍でほくそ笑むイヴローニュ、迫り上がる舞台装置といったシュールな絵面、そしてスガタのノリノリの「綺羅星!」が視聴者の笑いを誘った。 更に次回予告やエンドカードもスガタの「綺羅星!」で締めており、完全にネタ扱いされている。 &b(){劇場版ではこの描写がパワーアップしており、舞台装置には電飾がついて豪華になった挙句、カメラワークも工夫が凝らされてネタシーン化に拍車をかけていた。} *最終回において #center(){ &font(18px,b){&color(purple){つくづくおめでたい連中だなァ……!旅立ちの日を迎えられるのは俺だけだ!}} &font(18px,b){&color(purple){お前達は俺がザメクを手に入れるための使い捨ての駒。}} [[&font(24px,b){&color(purple){何が綺羅星だよ、馬鹿馬鹿しい。}}>トップをねらえ2!]] } 最終回において、ヘッドことミヤビ・レイジの真の野望が明かされる。 それは、最強の[[サイバディ]]「キング・ザメク」を手中に収め、時間操作の能力を使って好きな過去を永遠に繰り返すこと。 そのためなら人類の絶滅すら気にも留めない、心底利己的な目的で動いていた。 更に、&b(){彼にとって綺羅星十字団はザメクを手に入れるための捨て駒でしかなく、十字団としての日々は全て茶番だったと暴露される。} その上で出たのが上述の台詞である。 この発言は、(2クールかけて綺羅星に慣らされてきた)視聴者の間では&b(){「今更馬鹿馬鹿しいなんて言うのかよ!」「あの挨拶を考えたのお前だろ!?」}とツッコミが飛び交い、怒りとあるいは更なる笑いをもたらした。 しかし、作中、特に綺羅星十字団の団員にとってはかなり衝撃的な発言であり、今まで十字団に従事してきた日々を全否定されたも同然の言葉である。 やがて、やりきれない思いを抱えて、タクトの[[タウバーン]]が孤軍奮闘する様を見ているだけしかできないスタードライバー達。 だが、いつしか彼らもまた、タクトの姿に影響されて心に変化が起こり、失われたシルシが彼らの体に宿る。 そして彼らは決意する。綺羅星を侮辱したヘッドを打倒し、自分達の「綺羅星」を取り戻すために……。 #center(){ &font(18px,b){&color(yellowgreen){まだ、わたくし達にも輝きは残っているようね。}} &font(24px,b){&color(yellowgreen){綺羅星!}} &font(24px,b){\綺羅星!!/} } こうして、カナコの号令の下、彼らは再生された自分のサイバディを奪還し、タクトの加勢に入るのだった。 *余談 ・放送当時、アニメ店において「『綺羅星! 』ポーズをすると携帯待ち受け画面がもらえるキャンペーン」が行われた。無論、視聴者の反応は「こんなの人前でできるわけがない!」というのがほとんどだったと言う。 ・ソーシャルゲーム『スーパーロボット大戦X-Ω』では[[あしゅら男爵]]が綺羅星十字団と手を組んでおり、&bold(){この挨拶を早速やらされていた}。このゲームのあしゅら男爵は妙に馴染んでおり、良くも悪くも綺羅星十字団に染まっていきやがて…。 追記・修正は条件反射で「綺羅星!」と返せる人がお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 気を抜くとうっかりやりそうになるよね -- 名無しさん (2025-01-25 16:53:30) - 綺羅星十字団を続ける動詞が綺羅星るなの面白すぎる -- 名無しさん (2025-01-28 22:11:17) #comment #areaedit(end) }