&font(#6495ED){登録日}:2025/06/10 Tue 01:22:40 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 9 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){&bold(){いたずら、まねっこ、ごんぎつね。}} #center(){&bold(){母をなくした子ぎつねが、}} #center(){&bold(){はじめて人間の涙を知ったとき……。}} &bold(){『ごんぎつね』}とは、1985年3月16日に公開されたアニメーションの映画作品。 新美南吉の[[同名文学作品>ごんぎつね(児童文学)]]を原作としている。 脚本は伊東恒久、監督は前田康成が担当。 *【概要】 毎日放送・TBS系のテレビアニメ『[[まんが日本昔ばなし]]』放送10周年を記念して製作され、そちらで語り手役の市原悦子と常田富士男も出演した。 いわゆる劇場公開作品ではなく、全国のホールを借りて上映する巡業形式で上映された。 大まかな流れは原作どおり。 ただ、本作ではごんが母ぎつねと死別するエピソードや村の人々との交流するエピソード((原作だとごんは兵十以外の人物と絡む様子はない。))も追加されており、オリジナル色の強い作品となっている。 主題歌は葛城ユキの「心からイエスタデイ」。 *【あらすじ】 昔々、ある山奥に母ぎつねと子ぎつねが住んでいた。優しい母ぎつねの愛に包まれて子ぎつねは幸せの毎日を送っていた。 だがある日、母ぎつねは猟師に撃たれて命を落とし、子ぎつねは独りぼっちになってしまった。 しばらくして子ぎつねは狩りの最中にうっかり川に落ちてしまい、いつしか人が住む村へと流れついていった。 そこで初めて食べたさつまいも、そして兵十の優しさに触れて、ごんはこの村に住み着く事にしたのだった。 そしてごんが村に住み着いてから1年が経った((劇中でも冬の場面と春の場面、夏の場面があった。))。 嵐が去った翌朝、兵十が川で魚とりをしているのを目撃したごんは、いたずらがしたくなり、兵十がいなくなった隙をついて魚籠の中の魚を逃がし、鰻を奪い取ってしまう… *【主な登場人物】 ・&bold(){ごん} CV:[[田中真弓]] &color(#FFE921){「よーし決めた!この里に住み着くぞ!」} 本作の主人公。 原作では一人称は「俺」だったが、本作では「オイラ」に変更されている。 さつまいもが好物。 いたずらとまねっこが大好きで、弥助の弁当や野菜を、兵十の家の唐辛子を盗み食いしたり、新兵衛の仕事の真似をしたりしており、村の人々からは「まねっこぎつね」、「盗人ぎつね」と呼ばれていた。 自身のいたずらのせいで兵十の母の最期の願いを壊してしまった事で反省し、償いとして兵十の家に栗や松茸を運んで行ったが…… なお本作では、ごんという名は兵十がつけたことになっており、ナレーターからは終始子ぎつねと呼ばれていた。 ・&bold(){母ぎつね} CV:市原悦子((ナレーションも兼任。)) &color(orange){「強く、強く生きるんだよ…!」} ごんの母親。 古い大きな椿の木の下に巣を作り、ごんと幸せに暮らしていた。 ごんを連れて猟師から逃げるも崖に追い詰められ、逃げ切れないと悟り、ごんが猟師に見つからないよう崖下に落とし、自身はそのまま猟師に撃たれ死亡した。 ・&bold(){兵十} CV:常田富士男 &color(gray){「でも、ごんは優しい奇麗な目をしてるんだ。」} 村に住む青年。 ごん同様一人称が「俺」から「オラ」に変更されている。 病床の母と2人で貧しく暮らしており、村の人々からは村一番の親孝行者と呼ばれていた。 父は既に他界しており、生前は村一番の鉄砲撃ちだったとの事。 ごんに対しては当初、自分のさつまいも畑を荒らされても怒りもせずに笑顔で見つめたり、前述の通り、名前を付けたりする等、友好的に接していたが、鰻を奪われてからは一転してごんを憎むようになる。 そして、ある日ごんが自宅に入り込んだのを目撃した兵十は、ごんが毎日栗や松茸を持ってきていた事も知らずに…… ・&bold(){弥助} CV:林一夫 村に住む百姓。 妊娠している妻を脅かされたり、弁当や野菜を盗み食いされる等、回数としては一番ごんのいたずらの被害にあっており、鰻の一件まではごんを誰よりも憎んでいた。 それもあってかごんのいたずらに寛容な姿勢を見せている兵十にも色々と突っかかっていた。 ・&bold(){新兵衛} CV:江藤漢 村に住む鍛冶屋。 ごんが村にやって来た翌日に彼の真似をしようとしたごんによって仕事場を水浸しにされてしまうも、怒りもせずにそればかりか「もしかして自分の弟子になりに来たのか」と発言する等、意外とお茶目な性格。 *【余談】 本作は2006年8月9日に『まんが日本昔ばなし』の夏休みスペシャルとして初めてテレビで放送された。 だが、尺の都合上再編集が行われており、カットされた部分が多い。 例を挙げると ・冒頭の母ぎつねとの思い出のシーン((代わりにこのシーンはエンドロール内で挿入されている。)) ・新兵衛の登場シーンのほとんど ・兵十がいわし屋から暴力を振るわれた事を嘆くシーン ・エンディングで兵十が火縄銃を取り落とすシーン &color(#FFE921){何だと!?チェッ、つまんないな…} &color(#FFE921){この記事を毎日追記・修正してやってんのは、このオイラなんだ!} &color(#FFE921){そのオイラにお礼を言わないで、Wiki籠りにお礼を言われちゃ、オイラ引き合わないよ!} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,4) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 生憎と未見だが小学校にこの映画のポスター張ってあったの未だに覚えている。ごんのビジュアルとか、この項目冒頭のキャッチフレーズとか。 -- 名無しさん (2025-06-10 03:40:00) - これ、アニメ映画あったの知らんかった… -- 名無しさん (2025-06-10 07:17:34) - ラピュタで共演してたのか -- 名無しさん (2025-06-10 10:41:12) - ↑2同じく -- 名無しさん (2025-06-10 13:03:29) - ↑2パズーとポム爺さんか -- 名無しさん (2025-06-10 15:58:26) - たぶんだけど、90年代頃にテレビ放送されてたっぽくて、それを録画したビデオが子どもの頃に残っていた -- 名無しさん (2025-06-10 23:38:58) - 映画作品、しかも上映会形式。地方の民話や説話でなくて児童文学原作。市原さん&常田さん以外のキャストも起用。と異色づくめだな -- 名無しさん (2025-06-12 19:01:38) #comment #areaedit(end) }