&font(#6495ED){登録日}:2012/02/08(水) 22:14:26 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &bold(){&italic(){雑魚が~ この紅煉に…}} &bold(){&italic(){かなうわきゃねえだろォ!}} } 紅煉とは、[[うしおととら]]にでてくる妖(ばけもの)である。 CV:[[若本規夫]] ●概要 [[白面の者]]の手下で[[とら>とら(うしおととら)]]によく似た姿をしているが、体の色は真っ黒。 作中でもトップクラスに強力な能力とどす黒い邪悪な心をもっており、白面すらもその力を買っている。 ●雷、炎 体色と同じ黒い雷、黒い炎。 とらと同じ能力だがとらより強力で、とらの雷を無力化する[[ヒョウ>ヒョウ(うしおととら)]]も紅煉の雷には大ダメージを負った。 ●黒炎 紅煉の身体から無限に生み出される分身。紅煉と同じく炎と雷を放つ。 後には、妖気をレーザーのように放つ「穿」や、相手の身体に突き刺さると根をはる「千年牙」と言う技を持つ新型も現れた。 正体は白面の尾の1つだが、紅煉の配下のものは彼の高い指揮能力により恐ろしいほど統率がとれている。 なお、攻撃力こそ高いものの全体的に打たれ弱く、最終盤に出現した黒炎は紅煉の死や白面の弱体化もあって&bold(){麻子の親父と同程度}にまで成り下がっていた。 ●霊刀 紅煉のトレードマークとも言える、口吻部分に突き刺した三本の刀。 白面から貰った物で&bold(){妖を倒す為に人間が鍛えた刀}らしく、すごい霊力があり、自由自在に伸び縮みして人間や妖をスパスパと切る。 なお位置の都合上、舌を垂らすと舌がスライスされるが紅煉は意に介していない。流石妖。 【以下ネタバレ】 他の[[字伏>字伏(うしおととら)]]とおなじく元は人間で名前は&bold(){促影}という。 元は三国時代のただの農夫だったのだが、生まれつき人の心がなく、戦場で覚えた殺人と盗みで何人も殺して死体から金目のものを盗み、同時に無抵抗の女子供を楽しんで殺していたという生来の[[サイコパス]]。 そんな暮らしがいつまでも続くわけもなく、ついに御用となりかけるも、偶然逃げ込んだ山の中で[[獣の槍]]と出会う。 促影が[[獣の槍]]を手にすると、なんと槍は引き抜けてしまう! もう一度言おう!&font(#ff0000){引き抜けてしまう!} そのすぐ後、促影の前に現れたのは官吏……ではなく官吏を殺した妖だった。 最初は怯える促影だったが、槍の力を使い妖を退治する。 もう一度言おう!&font(#ff0000){槍の力を使い妖を退治したのである!} [[獣の槍]]は、使える素質さえあれば使用者の善悪感や倫理観を問わないため、彼は槍の使い手として妖怪退治をするようになった。 その後、&bold(){無抵抗な女子供を殺すよりも妖を殺す方が面白い事に気付いた}促影は金と周囲の尊敬の目を集めながら、己の殺人欲求を妖へと標的に変えて生業とするようになったが、体に変調をきたすようになった。 [[獣の槍]]を持つものの宿命として、魂をけずられ獣になりかけていたのだ。 それでも金の為、名声の為、快楽のために妖退治を続けるが、ついに限界をむかえ字伏となってしまう… 己が心をあらわしたかのような真っ黒な字伏に… その後、石になった紅煉のもとに白面の者の眷属・[[斗和子>斗和子(うしおととら)]]があらわれた。そして言葉巧みな勧誘に、紅煉は&bold(){白面の手下}となった。 元[[獣の槍]]の使い手が寝返るとか、ギリョウさんふんだり蹴ったり。 【以下さらなる[[ネタバレ]]】 #center(){&bold(){&italic(){おめえをあそこでぶっ殺さねぇでよかった。}}} #center(){&bold(){&italic(){そうそう、これもいっとかなくちゃあなァ…。}}} #center(){ &bold(){&italic(){おめえのつれあいと娘っこ…}} &bold(){&italic(){骨まで}} &bold(){&italic(){う ま か っ た ぜ 。}} } &bold(){[[鏢>ヒョウ(うしおととら)]]の奥さんと娘を喰い殺し、鏢の右目を奪った張本人。} 鏢を殺さなかったのはわざとで、自分の嫁や娘を殺された彼が、泣き死んでしまうのか見てみたかったためである。 尚、この時の鏢と先程のセリフをはいたときの紅煉は&bold(){背筋が凍るような笑顔}をしている。 ●劇中の活躍 [[白面の者]]と戦う為に集まった字伏を圧倒的な力でねじふせる。 さらにとらと互角以上の戦いを繰り広げたうえ、紅煉来訪を期待してその場で待っていたヒョウを挑発し戦闘。 戦いの中、鏢に&bold(){右肩と因縁の右目を傷つけられる}が、これにより本気を出してからは、終止ヒョウを圧倒する。 鏢の浄眼を喰おうとするが、不意をつかれ鏢を刺される。 これに怒り鏢にとどめを刺そうとするが、ギリギリのところで[[白面の者]]に呼ばれたため、次に会ったら必ずその浄眼を食べると宣告し、大量の黒炎とともに撤退していった。 その際身体に刺さった鏢は抜かず、「人間ごときにドジを踏んだ記念」とそのままにしている。 以上のように、鏢を殺す機会はいくらでもあったのだが、所詮人間と侮ったか、ほぼ放置という形となった。 その後、白面に逆らう妖達を鏖にするため、大量の黒炎とともに空屋敷に現れる、 それを止めるため現れたうしおを、無限に現れる黒炎と自身の圧倒的な力で圧倒するが、うしおを助ける為に現れたとらとうしおの[[合体技]]に圧される。 さらに多数の黒炎で押し潰そうとするが、キリオと九印に黒炎を殲滅され形勢が逆転。 しかし、紅煉はそんなうしお達を嘲笑い、次に会ったらまとめて殺すと宣言し、[[うしおととら]]に一撃を与え撤退する。 その後、白面が復活する三日前からずっと鏢と戦い続けるが、うしお達に押されだした白面の呼びかけに応じ、ついに決着をつけようと鏢の前に姿を現した。 その際、その場に居合わせた親子を喰おうとする。 それを守ろうとした鏢から様々な攻撃を受けるが、ほとんど意にも介さず、逆に鏢を追い詰めていく。 親子に放った特大の雷は鏢の浄眼に吸収されたが、鏢手持ちの鏢と符を全て焼き尽くす。 鏢が自らえぐりとった浄眼を右腕ごと食らい、もはや武器がないと嘲笑う紅煉だったが、食いちぎった腕の様子から、鏢が体に符を縫い込んでいる事に気付く。 すなわち、自らが放った雷を溜め込んだ浄眼と、鏢必殺の爆砕符は、紅煉の腹の中に…… #center(){ &bold(){&italic(){ちっくしょォ。}} &bold(){&italic(){死にたくねえええ。}} } #center(){&color(purple){ハイフォン… レイシャ…}} #center(){&color(purple){今こそ…}} #center(){&color(purple){&sizex(7){&bold(){禁}}}} 人であった時から自らの欲望のままに生きてきた邪悪な妖の最期は、奇しくも最初の鏢との対決の時に宣言したとおりのものとなった。皮肉な、そして因果応報とも言える死であった。 前述のようにこの時、白面は海上に展開する人間や妖の結界を破壊するべく紅煉を召還しようとしており、もしも紅煉が黒炎とともに戦場に現れていた場合、戦局はどのように傾いたかわからない。 鏢の命を賭した復讐は、人と妖の連合軍の命運をも救ったのであった。 なお、作者曰く鏢が体に符を埋め込んでいたのは「勝てると思ってなかったから」とのこと。 白面に次ぐ実力を誇る紅煉だけに説得力はあるが、つまり鏢さんの狙いは&bold(){負けて全身食われた後に起爆して仕留める}ということに…恐るべし復讐鬼。 ●余談 CVを担当した若本さんはOVAではヒョウを演じていたので&bold(){嘗て演じたキャラによって倒される}ことになった。 ちくしょぉおおおおう!!消去されたくねぇえええ!!! そうそう、これもいっとかなくちゃあなァ… おめえの追記と修正…端っこまでうまかったぜ。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,33) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - 最後の皮肉な爆死が最高。 今度こそ成仏しな! -- 名無しさん (2013-09-14 04:25:33) - あまりに吐き気を催す邪悪以上のドス黒さに驚いた…悪役としては白面の者とは違う意味で完璧だった -- 名無しさん (2013-09-14 09:20:18) - しかし、うしとらの設定上はコイツも復活する可能性があるんだよな……少しは弱体化してるといいんだが。 -- 名無しさん (2013-09-14 09:25:11) - ↑あ、そうだ…まあ、斗和子みたいに弱体化するんじゃね?それにこいつの強さて字伏のスペックもあるけど与えられた霊剣もあるし、復活しても完全に回復するまでは時間があるから大丈夫だろう…しかし、俺としては白面の者も復活する可能性があることが哀しい…死んだと思ったらまた陰の存在て… -- 名無しさん (2013-09-14 09:30:15) - 白面はきっと、次は赤ちゃんに生まれ変わるよ。……紅煉はろくな転生はできなそう。 -- 名無しさん (2013-12-03 23:04:49) - 「死にたくねえええ!!」←震えたよ、すごいカタルシスだった -- 名無しさん (2013-12-03 23:07:03) - 死んだら善も悪もないって誰かが言ってたけど、こいつの場合何も懲りてないと思う。それどころか地獄で鬼を殺しまわってんじゃね? -- 名無しさん (2013-12-12 11:39:25) - 人間の時から血を見るのが大好きで腹がすいてるときも赤子とその母親を殺すほど。もしかしたらこいつは人間の中で唯一陰から生まれた存在かも。妖怪にはなるべくしてなったと思う。 -- 名無しさん (2014-05-14 15:32:44) - まさに外道!だがデザインはかっこいいよな~黒いとらってだけでも王道ライバルキャラだけど口に刺さった剣がまた・・・ -- 名無しさん (2014-07-23 23:59:50) - ↑3 こいつの場合ある意味、人として生まれた時点から「邪悪」と言う生き様を貫きとおしてきたからな。そういう意味じゃあの末路も「邪悪」としては最高の散り方だったと思う -- 名無しさん (2014-08-18 22:02:29) - 最初から「獣」だったから、獣の槍を使えたのかな? よくわからんが。 -- 名無しさん (2014-08-18 22:16:52) - ↑槍が選ぶ基準は分からないが、単純に並より強い魂の持ち主が選ばれるんじゃないか? もしくは潜在的にも妖怪と戦う理由を持ってる人物? -- 名無しさん (2014-08-18 23:55:27) - ↑多分基本は後者で合ってる。最初から使う予約リストに入ってた潮という例外を除き「妖怪と戦う理由があり、強靭な精神力を持ち、憎しみ・悲しみなどの負の心を持つ人物」が選ばれるって感じかも -- 名無しさん (2014-08-19 00:10:58) - 妖怪殺すマシーンとしては普通に優秀だろうしなソクエイ -- 名無しさん (2014-09-18 23:26:03) - シャガクシャ(とら)の後、二番目に槍に選ばれたんだろうか。(その時ならギリョウの心が憎しみだけだった時だし、紅煉ととらの基本デザインが似ているのにも納得がいく) -- 名無しさん (2014-10-07 08:43:35) - ネタに出来ないレベルのド畜生。 -- 名無しさん (2014-11-09 20:56:06) - どうしようもないクソヤロウだけどべら棒に強いのがいい。というかとらより強いんだし、うしおととら・白面・こいつでこのまんがのトップ3占めてるような…ヒョウさんよく勝ってくれたよ。 -- 名無しさん (2015-07-09 23:46:20) - 戦闘力もクッソ強いうえに指揮官としても優秀ってどんだけチートなの。ヒョウ相手に舐めプしてくんなかったらマジ人類おわっとった -- 名無しさん (2015-09-26 09:42:07) - もう・・・・・・喰ったさ・・・・・・骨までうまかったぜ。 -- 名無しさん (2015-11-14 15:03:28) - ↑×2指揮官の能力は多分、『血をみるため』に必要な技能として身に付けたのかも。時雨さんと同じ声のぎっちょん見たいに。 -- 名無しさん (2015-11-21 15:15:09) - ↑指揮に失敗してコイツの場合はいくらでも補充効くからな……技能に関しては多分、字伏狩りやってる時に嬲り殺しとかしながら身に着けたんじゃないかな…。 -- 名無しさん (2015-12-20 17:57:41) - 忍殺のデスドレインがこいつに似てたな。理由もなしの底抜けの悪意と徹底した生き汚さ、そして凄まじい強さがそっくりだった。こういう強くて悪い奴は最高だな。 -- 名無しさん (2016-03-29 17:03:28) - おっほ、同志♪ -- 名無しさん (2016-03-30 20:40:57) - 白面は圧倒的強さを持ってしても一切自尊心も油断もないが、こいつはその反対だな。だからこそヒョウが死なずに勝てたわけだが -- 名無しさん (2016-04-06 11:50:48) - まさかの若本!!どんだけ声優が豪華になれば済むんだ!? -- 名無しさん (2016-04-09 04:14:19) - OVAでヒョウを演じた若本が今回は紅煉役とはな…。 -- 名無しさん (2016-04-09 04:25:00) - 正直カットしまくりでアニメ版への情熱が薄れかけた中、若本さんという因縁のキャスティングで一気にテンションが上がった -- 名無しさん (2016-04-15 20:47:54) - ↑確かに上がったけど、こいつの強さ見せる前にカット入ったからちょっと萎えた -- 名無しさん (2016-04-15 20:55:28) - かつて一番最初に項目作ったもんだが -- 名無しさん (2016-05-18 01:03:55) - 某バチカン十三課のおっかない神父様と戦わせたらどうなるんだろう。 -- 名無しさん (2016-05-27 19:50:01) - 紅煉で一番厄介なのが霊刀だよな、字伏クラスの妖怪を一撃で倒す上に与えた傷は治りにくい。それで毎度舌が斬られてるのに痛そうにもしてないこいつがやばい -- (2016-06-08 21:41:07) - こういう凄まじく強い小物は本当大好き。北斗もジャギ様だし。清々しいくらい外道だから痛快 -- 名無しさん (2016-06-13 00:46:44) - ジュウオウジャーのバングレイはこいつを意識したキャラだと思う 清々しいほどの外道っぷりと強さ そして最後の皮肉な死に様もそっくりだし -- 名無しさん (2016-11-15 21:11:34) - とらと似てるのはシャガクシャの次に字伏になったからだっけ。元祖カラー(主人公)とあまり因縁がないブラックキャラって結構斬新じゃない? -- 名無しさん (2017-02-27 15:02:02) - うしおととらの関係も一歩間違えたら鏢と紅煉みたいになってたかもしれないんだよな -- 名無しさん (2018-08-23 07:44:58) - 弱い奴を殺すのは飽きたから強い奴と戦いたいって字面だけ見ると格闘漫画の主人公みたいな奴だな -- 名無しさん (2019-10-20 12:02:57) - 人間の頃から見せた外道ぶりは凄まじく空腹よりも好きな事を優先するというのが衝撃的だった。腹が減る事よりも鬼畜と外道の所業を優先する絶対悪ってのが最高。 -- 名無しさん (2023-02-26 13:32:22) - ただの小悪党に見えて獣の槍の声にも染まらない悪としての鋼の精神の持ち主。人間の強さの歪んだ在り様 -- 名無しさん (2023-07-15 23:57:44) - 「おめえのつれあいと娘っこ、骨までうまかったぜ」は漫画史に残る煽り台詞 -- 名無しさん (2024-07-15 01:06:31) - 個人的に単体では白面の次に強いと思う -- 名無しさん (2024-07-16 12:44:47) #comment #areaedit(end) }