&font(#6495ED){登録日}:2011/11/12 Sat 11:33:38 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 13 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- &bold(){ダークマター族}とは[[星のカービィシリーズ]]を通して登場する一族。(ただし公式設定で一族かどうか明らかになってないのであくまでファンの推測。) 生態は謎に包まれているが、カゲに潜み世界を闇に閉ざそうとしているらしい。 単眼を持った球体という外見のものが多く、他者の身体に憑りついて思うままに操ることができる。 [[デデデ大王]]はその立場からか特に憑依される回数が多く、今まで2回(一族と明言されていない者も含めると3回)も身体を乗っ取られている。 それも腹から口が出現、腹からデカイ目が出るなどエグいの多数。倒されると何事も無かったように元に戻るが大丈夫だろうか? 主に悪役として登場するが、彼らの中には悪意を持たずに[[カービィの仲間>カービィの仲間たち(星のカービィ)]]になるものもいる。 #openclose(show=●目次){ #contents() } *■シリーズに登場したダークマターの一族 **★[[星のカービィ2]] ・[[ダークマター/リアルダークマター>ダークマター(星のカービィ2)]] 初めて登場したダークマター。 デデデ大王の身体に憑依していたが、虹のしずくを全て集めると正体を現す。 仮面とマントを身に付けた剣士の姿をしており、黒い分裂弾、ビーム、体当たりなどで攻撃してくる。 倒すとリアルダークマターとなり、黒い球体に紫の鰭が付いているという姿になる。リアルとは「その様、あるがまま」という意味であるため、こちらがダークマターの真の姿である。 こちらは黒い電撃、レーザー、ヒレを飛ばすなどの多彩な攻撃を持ち、しかも一定時間を過ぎると大気圏突入してカービィがダメージを受けてしまう。 現時点で剣士タイプと戦うことが出来るのはこの作品と『[[あつめて!カービィ]]』のミニゲーム「カービィマスター」の2作のみ(クローン剣士を含めると3作になるが…)。 『2』企画当初は「寂しがりな性格で、常に一人ぼっち。友達が出来ず、それ故にみんな仲良しのプププランドを羨んでいた」という設定があったという。 きっと彼らも、同族以外の仲間が欲しかったのかもしれない… 『[[星のカービィ 参上!ドロッチェ団]]』のコレクションの一つ「グラフィックピース」では剣士タイプのダークマターを含む[[歴代>デデデ大王]][[ラス>ナイトメア(星のカービィ)]][[ボ>マルク(星のカービィ)]][[ス>ダークマインド(星のカービィ)]]が 既存のイラストで収録されているものがあるが「ダークマターのみ新規イラストで収録される」という好待遇を受けている。 『[[みんなで!カービィハンターズZ>みんなで!カービィハンターズ]]』では、彼を模した装備も登場。他のラスボス装備が模したものである中で唯一、彼の剣だけはダークマター本人が使っていた物とされている。 剣の名称は「魔剣ダークマター」。自分の名前を剣に付けてたのか……。 四人とも装備をコレにしてEDクレジットを見ると…どう見ても新たな侵略者です。本当にありがとうございました。 ・ブロッブ(仮) 海外版のみ登場。 効果は日本版のチャオ(後述のグーイの代わりに出てきて1UPさせてくれる)の代わり。 グーイの妹と言われているが、このキャラクターの設定には''全くと言っていいほどソースが無い。'' グーイの妹説から、ある意味ダークマター族唯一の女性としてこの項目に記載されているが、 グーイの妹であるというのもブロッブという名前も出処不明((グーイの妹というのはエンディングの一枚絵でグーイに肩(?)を寄せるように寝ていたことからと思われる。名前についてはカービィwiki曰く「米国の任天堂専門誌が『Girl blob』と呼称していた」とされている))で、 もっと言うとリボンをつけてはいるが本当に''女性であるのかすら不明''。 blob(ブロッブ)とは「(ゼラチン質の)塊」という意味であるため、 「名前わかんないけどなんかそのプヨプヨした奴」として呼ばれたものが定着したのかもしれない。 スーパーゲームボーイではピンク色になるが、チュチュとの関連は恐らくない。 **★[[星のカービィ3]] ・ダークマター 星のカービィ2のリアルダークマターに似ているが、鰭の色がオレンジになっており攻撃パターンも少なくなっている。 前作の個体は剣士タイプと区別するために「リアル」と付けられていただけなので、剣士タイプの出ない本作ではリアルの名は付かない。 この作品より後では2のリアルダークマターの代わりに登場することから、リアルダークマターと&bold(){ほぼ}同一で認識されている。 [[アニメ版>星のカービィ(アニメ)]]のパイロットフィルムではナイトメアの手下として登場している。 だが、後述のクローン剣士ダークマターが[[クィン・セクトニア]]や[[ギャラクティックナイト]]と同格として扱われている。 一方のナイトメアは『スーパーカービィハンターズ』にてアナザーと言う形で前作のセクトニアの部下である[[タランザ>タランザ(星のカービィ トリプルデラックス)]]と同ポジションとして扱われ更に淵源を巡る英雄として登場したギャラクティックナイトに瞬殺された。 これらの情報をまとめると間接的に下克上を果たしたと言えよう。 ・[[ゼロ>ゼロ(星のカービィ)]] ダークマター一族の支配者(?)。 ダークマターとは対照的な白い球体と血のように赤い目が特徴。 身体の裂けた部分から飛ばす赤い弾、画面奥から放ってくる炸裂弾、軌道の読みにくい体当たりで攻撃してくる。 耐久力は凄まじく、グーイがいる場合はさらに硬くなる。 倒すと白い球体の身体から赤い目玉が飛び出してくる。 体当たりしかしてこないが、こちらが攻撃を当てるたびに血のような何かを撒き散らすので中々グロい。 ・[[グーイ>グーイ(星のカービィ)]] シリーズ中唯一カービィの仲間になるダークマター一族。 星のカービィ2にも回復アイテム扱いとして登場していたが本格的に参戦したのは3から。 黒い球体の身体は他のダークマター一族と共通しているが、目は単眼ではなく二つあり、口と長い舌を持つ。 カービィと同じくコピー能力を扱うことができ、最終決戦ではダークマターと同じ鰭が生える。 シリーズに登場したのは3が最後だったが、2018年の新作スターアライズでDLCで登場することが決定し多くのファンを喜ばせた。 なお、星のカービィ2のグーイは、20周年ブックレットでは「グーイに''似たキャラクター''」と紹介されており、2のアイツが本当にグーイなのかは怪しいところ。ただ、スターアライズでのガード技が陸海空同様に袋だったことから、少なくとも熊崎は2のアイツはグーイと考えている模様。 **★[[星のカービィ ロボボプラネット]] ・クローン剣士ダークマター #center(){&font(#ff0000){星の夢}に入力されているデータの中でも} #center(){かなりの強さをほこる&font(#ff0000){黒き剣の使い手。}} #center(){クローン化にせいこうしたものの、かいせきは} #center(){&font(#ff0000){データの一部}にすぎず、その&font(#ff0000){正体}について} #center(){いまだ、全ようかいめいにはいたっていない。} 『メタナイトでゴー リターンズ』で、[[星の夢]]が作製したポップスターで最強の剣士のクローン。採取元は恐らく[[デデデ大王]]。 クローンとして作製されてしまってはいるが、ダークマターは謎の多い一族のため、データの大部分が未解明で極一部に過ぎないとのこと。 実際、虹の剣の直接攻撃では殆どダメージを与えられなかった『2』と比べると、普通の攻撃が通用するほど耐久力に大きく差がある。 クローン化に至っては「なんとか成功した」レベルであり、その正体はハルトマンワークスカンパニーの技術力を以てしても解明しきれておらず、謎に包まれたままである。 それ故に星の夢からは「モノたりナカッタかもしれマセンネ」とコメントしている。 星の夢曰く「&bold(){この星でも}かなりの強さを誇る剣の使い手」との事だが、ダークマターは&bold(){宇宙に漂う黒い雲から生まれた存在であり、ポップスターの出身ではない}。 あくまで現地調達したデータである為、彼の倒された場所であるこの地を出身地と勘違いしたのだろう。 また、手持ちの剣が&bold(){虹色に発光する}が、これは虹の剣そのものではなく、クローン化される前のデータに含まれていた、虹の剣に対する強い意識が具現化したものである。 倒されると細胞塊と成り果て消滅するが、最期の一瞬だけ本来の姿を見せている。 クローンではあるものの、剣士タイプとの対決は『星のカービィ2』発売から21年振り(『あつめて!カービィ』を含めると5年振り)となった。 名前は「クローンダークマター」ではなく「クローン&bold(){剣士}ダークマター」となっている。これは昨今でのダークマターがリアル形態の方で呼称されてしまっていることもあり、区別のために表記が2の時とは異なっている。 *■ダークマター族に類似したキャラクター ダークマター族によく似た特徴を持つが公式見解がなく関連性の不明なキャラ。 **★[[星のカービィ64]] ・ダークリムラ/ダークリムル/ダークリムロ 見た目は鰭の無いダークマターで[[ワドルディ]]・[[アドレーヌ>アド(アドレーヌ)]]・デデデに乗り移る。 カービィと直接戦うことは無いので戦闘能力は不明。 ・[[ミラクルマター>ミラクルマター(星のカービィ)]] 白い正二十面体の身体に二十個の赤い目が張り付いた姿をしている。 カービィのコピー能力であるアイス・カッター・ストーン・スパーク・バーニング・ニードル・ボムを模した多彩な形態があり、 それぞれの形態に対応したコピー能力でなければダメージを与えられないという特性を持つ。 星のカービィ64における表向きのラスボスだが、その攻撃の多彩さと厄介な特性から真のラスボス以上の強敵といえる。 ・[[ゼロツー>ゼロツー(星のカービィ)]] 星のカービィ64の真のラスボス。 星のカービィ3のゼロに天使の輪と赤い翼が生えた姿をしている。 リップルスターの女王に取り付いており、全てのクリスタルを集めると正体を現す。拡散弾と毒ガスで攻撃してくる。 シリーズ初の3D戦闘ということでプレイヤーに配慮したのか強さはそれほどでも無いが、デザインの逸品さと戦闘BGMの格好良さから根強い人気がある。 なお、これら64のキャラは海外ではダークマター族扱いになっている模様。 **★[[星のカービィ 鏡の大迷宮]] ・[[ダークマインド>ダークマインド(星のカービィ)]] 第一形態はナイトメアのような人型だが、第二形態・第三形態はダークマター一族を思わせる球体に単眼の姿となる。 第二形態は鏡を使った多彩な攻撃に加えて異常な耐久力を持ち、更には画面を上下反転させるリバースワールドを使うため、かなり手強い。 第三形態は身体が小さくなり、縦スクロールのシューティング戦闘となる。 第一形態とは計4回、第二形態・第三形態とは一回ずつ戦うため、全部で六連戦することになる。(直前のダークメタナイトを合わせれば7連戦) ちなみに、matter(マター:物質)の対義語はmind(マインド:精神)である。 **★[[星のカービィ 参上!ドロッチェ団]] ・[[ダークゼロ]] 「大いなる力をもたらす秘宝」として宝箱に封じられていた。 黒い星型の身体と赤い目玉を持った姿をしている。 ダークマターと同様に他者の身体に乗り移る力を持ち、封印を解いたドロッチェに憑依する。 炎・氷・雷の3つの属性を操り攻撃してくるが、ボスとしてはかなり弱い部類に入る不遇のラスボス。 しかし、彼の憑依した[[ダークドロッチェ>ドロッチェ(星のカービィ)]]は非常に強いため、他者の身体に乗り移ることで真価を発揮するタイプなのかもしれない。 **★[[あつめて!カービィ]] ・[[ネクロディアス]] 世界を闇に包もうとする「ドクロ団」を率いるボスで、カービィを10人(?)に分裂した張本人。 ラスボスにしては最初から登場する珍しい存在。 死神のような姿をしており、黒紫色のガス状の身体を持ち、その手には妖しい杖を携えている。 彼との戦闘の最終段階では攻撃する時、口から弱点である&bold(){巨大な目玉}が飛び出してくる。 ドロッチェによると、元々ドクロ団は暗闇に住んでいたとのことだが、&bold(){ドクロ団とダークマター連中に姿の共通点がほとんどない}為、あんまり関係はないのかもしれない。 ただ、ネクロディアスが杖を手にした時からダークマターと同じく、世界を闇に包ませようという野望を持つようになったらしい。 もしかすると、問題はネクロディアスではなく&bold(){その杖なのかもしれない}。そういえば、そういうアイテムを手に入れた途端、野心が増すと言う話を[[最近よく聞く様な…>ハルカンドラ]] **★[[星のカービィWii]]/Wiiデラックス ・[[マホロア>マホロア(星のカービィ)]] 第二形態では口の中にダークマターを連想される巨大な単眼が現れる。([[こっちの姿>マホロアEX/マホロアソウル]]ではより顕著に現れる) また、カービィのスーパー能力を模した攻撃を繰り出してくる。 ・[[マスタークラウン>マスタークラウン(星のカービィ)]] ……ただ、マホロア本人はダークマター一族との関係は一切不明であり、目玉が現れるのがクラウンの力を暴走させた第二形態であることから、実はマスタークラウンこそがダークマター一族なのではないかという説もある。 特にリメイク作の『Wiiデラックス』では「被った者の悪感情を増幅させ、支配する」という、ダークマター族そのものな特性を持つことが明らかになっており、またボスとして戦うマスタークラウンに単眼が存在することもこの説を補強している。 そして、「真 格闘王への道」限定の強化をされたマホロアソウルは第二形態として本来の目が消失し&bold(){目が口の中の単眼だけになる}という姿を見せ、それと同時にBGMにマホロアの苦しそうな声が混じり&bold(){完全にマホロアを乗っ取った}ような描写がなされている。 **★[[タッチ!カービィ スーパーレインボー]] ・ダーククラフター 色を扱う[[クレイシア>クレイシア(星のカービィ)]]の体を乗っ取りプププランドを壊滅の危機に陥れた。 「ダーク」という名前に反し、その姿はやたらとカラフルな巨大な雲のような恰好をしており、不気味な一つ目と口が特徴。 ただしカービィの攻撃を受けると徐々に体色が剥がれ落ち醜い黒が明らかになるため、本来の姿はやはり黒色だったのであろう。 ちなみに正体を現した際には脅かすような行動をとる、ダメージを受けた時や与えた時には表情に変化が見られる等、やたらと感情表現が豊かなラスボスでもある。 **★[[星のカービィ スターアライズ]] ・[[破神エンデ・ニル]] #center(){さぁ 立ち上がれよ 破壊せし神よ} #center(){星砕き 愛を滅せよ} #center(){さぁ 地を哀で包め 己が望むまま 蹂躙を} #center(){星々を巡り 崩星を奏} #center(){彼方楽園に 終焉を… 永遠に} かつて[[高度な科学技術を持つ一族>ハルカンドラ]]と共に、[[悪夢>ナイトメア(星のカービィ)]]を退け繁栄を遂げていたが、異端と見做され、銀河の果てに封印された&bold(){闇の物質}を神と崇める魔術の一族。 その一人、魔神官ハイネスが蘇らせようとした神の如き超常存在。 闇を産み出し続けていたため、四人の英雄によって「心のヤリ」で封印されていた。 ダークマターを意識した部分が非常に多い。 詳しくは該当記事参照。 本来は受けるエネルギー次第で様々なものを生み出す存在であり、 熊崎Dによると破壊神の外殻は「悪い心」を濃縮した結果であり、本体の表情も「悪い心」の影響によるもの。 カービィシリーズで悪い心の持ち主と言えばダークマター族なので影響を受けただけとも考えられるが……、 あくまでも一考察に過ぎないが、 悪い心そのものであるダークマインドも似た姿をしていることを踏まえると、悪い心が物質化すると自然とダークマター族が出来上がるのかもしれない。 スペシャルページにも過去に&bold(){闇を生み出し続けた}ため封印されたとある。 また受けるエネルギー次第で様々に変化すると示す特徴通りに、 闇の心だけでなく、魂や夢、あらゆる可能性を受けた結果、何かが誕生したことが示唆されている。 当該項目や[[こちらの項目>真 破神エンデ・ニル]]も参照して欲しいが、 あくまで考察の域を出ていないが、私達のよく知る[[彼>カービィ]]とダークマター族の出自は同じなのかもしれない。 追記・修正は[[なんどもダークマター族に憑依された方>デデデ大王]]にお願いします。 #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,38) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #lsd() #comment_num2(num=30) }