マジンガーZ(桜多吾作版)

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マジンガーZ(桜多吾作版) - (2025/04/25 (金) 18:27:26) のソース

&font(#6495ED){登録日}:2011/11/20 Sun 23:11:16
&font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red)
&font(#6495ED){所要時間}:約 4 分で読めます

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漫画版『[[マジンガーZ>マジンガーZ(アニメ)]]』には[[週刊少年ジャンプ]]やテレビマガジンに掲載された原作者・永井豪氏によるものの他に([[マジンガーZ(漫画)]]を参照)、
別冊少年ジャンプ(後の月刊少年ジャンプ)や冒険王に掲載された桜多吾作氏によるものがある。

本稿では独特の世界観を持つ桜多吾作版『マジンガーZ』について記述する。


*【概要】
所謂「&bold(){桜多吾作版マジンガーシリーズ}」の第一弾に相当するが、後発の『[[グレート>グレートマジンガー(桜多吾作版)]]』や『[[グレンダイザー>UFOロボ グレンダイザー(桜多吾作版)]]』のコミカライズと比べれば、TVシリーズとの乖離はそこまで大きくはない。
しかし、別冊少年ジャンプから冒険王への移籍後は独自の作風が強めになっていき、
「Dr.ヘルや[[ミケーネ帝国]]とは異なる別勢力の襲来」「TVシリーズでは忠臣だった[[あしゅら男爵]]の離反」等々、
後々の暴走の片鱗とも言える要素が確実に見え隠れするようになっている。
また、TVシリーズとはパラレル設定だった劇場版シリーズの内容も、本筋の流れに導入する形で組み込まれているのも特徴の一つ。

単行本は、桜多吾作氏の他2作同様に徳間書店、朝日ソノラマ、双葉社より刊行された他、
2012年にはこれまでの書籍で未収録だった3エピソードを初収録した「新編集」版がマンガショップより発売された。
残念ながらマンガショップによるオールドコミック復刊はこの直後に途絶えてしまったため、
同出版社からの桜多吾作版『グレートマジンガー』『グレンダイザー』の復刊はならなかった。


*【物語】

[[あらすじ]]はアニメと一緒なので[[こちら>マジンガーZ(アニメ)]]を参照。

*【登場人物】
**光子力研究所
・[[兜甲児]]
毎度お馴染み我らが主人公にして[[マジンガーZ>マジンガーZ(機体)]]のパイロット。性格は真面目で明るく礼儀正しい熱血漢。
恋愛関係にはウブ…だったが中盤にみさとが登場してから&bold(){急速に}スケベ化が進行している。
対機械獣出動が多すぎた所為で出席日数が足りずに見事高校を落第している。

・弓さやか
弓教授の娘でアフロダイA、ダイアナンAのパイロット。
本シリーズでは正統派ヒロインでありながらボス以上のお笑い担当……というかギャグパートでの壊れっぷりが激しすぎる人。
甲児曰く「まったくいいとしして……いろけもな~もねえんだから」。
挙げ句の果てには最終決戦の真っ最中にピグマン子爵に&bold(){自らの扱いの悪さを愚痴った}。

・ボス
甲児の親友にして愛すべきバカ…なのだが甲児と共にさやかやシローの悪乗りにツッコミを入れる事も。
序盤から活躍が多く、甲児達の危機を幾度となく救った名バイプレイヤーである。
彼の乗機、ボスボロットの初登場エピソードは、マンガショップ版まで長らく単行本収録されなかった。

・兜シロー
甲児の弟。やんちゃ坊主だが中々のマセガキであり、さやかやみさとをお嫁さんにしようと企んでいる節がある。

・兜十蔵
甲児とシローの祖父。若い頃はドイツに留学しており、ひねくれきる前のDr.ヘルの数少ない友人の一人であった。 
でもアニメ版同様まともな人。

・弓教授
光子力研究所の所長。アニメとあまり変わらないが、学会の後に飲みに行くのが楽しみらしい。

・三博士
アニメ版とほぼ一緒。

・みさと
中盤から登場する光子力研究所のお手伝いさん。ボスの親戚の超美人。
何かとエッチな目に遭うことが多い。
次作『グレート』の漫画では……

**地下帝国
・Dr.ヘル
毎度お馴染み悪の天才科学者。基本的にはアニメ版と変わらないが、本作ではより傲慢に描かれており、人格面も掘り下げられている。
なんと終盤では丸々一話ヘルを主役にしたエピソードが用意されている。
1902年9月6日ドイツのライン地方生まれで、幼少期にはその生まれ付きの悪人面のせいで両親からの愛を受けられず、壮絶ないじめを受けて育ってきた。
また、大学時代にはドイツに留学していた十造とは互いに認めあう友人同士にしてゆみ子という女性をめぐる恋の[[ライバル]]であった。
更に言えば少々[[ロリコン>ロリータ・コンプレックス]]の気もあった。

・[[あしゅら男爵]]
Dr.ヘル一味の幹部。基本設定はアニメ版と変わらない。本作では[[パラレルワールド]]の侵略者相手に甲児と共闘した事もある。
終盤にはなんとDr.ヘルの元から離反し、単独で[[世界征服]]に乗り出すのだが……。

・ブロッケン伯爵
ヘル一味の幹部。[[あしゅら男爵]]の[[ライバル]]でもある。意地の張り合いで作戦を台無しにした事も。
終盤、彼もヘルの傲慢さに愛想を尽かし、なんと生身でマジンガーZに挑む。

・[[ピグマン子爵>ピグマン子爵(マジンガーZ)]]
あしゅらの死後に登場した幹部で呪術使い。ヘルの語る壮絶な半生を聞いて涙したり、さやかに愚痴を聞かされてメタな同情をしたりとなんか良い人の様な感じがしないでもない。

**その他
・ゴーゴン大公
アニメ版と大体一緒。最終決戦では[[ミケーネ帝国]]の侵攻の為、用済みになったDr.ヘルに引導を渡した。

・[[デビルマン>デビルマン(テレビアニメ)]]
「[[マジンガーZ対デビルマン>マジンガーZ対デビルマン(映画)]]」に登場。劇場版と大体一緒である。
&font(l){次作以降、彼が守ってきた人類の愚行や文明崩壊のカタストロフを、一体どのような目で見つめたのだろう……}

・サリ
「マジンガーZ解放戦線」に登場。アカバン国解放の為に戦うゲリラの少女。
災害救助の為にアカバン国へとやってきた甲児を襲うが……。

・チップカモイ
「チップカモイ」に登場。異世界より襲来した巨大な魚人の種族。
自分達の世界で人間種を家畜化していたが、環境破壊や人口増加という問題を抱え始め、
それの解消のために異世界の地球人類を新たな資源にしようと手を伸ばしてきた侵略者。
&font(l){『グレンダイザー』ラスト以降の動向が非常に気になるところである。}






以下ネタバレ





最終決戦にて地獄城へ突入したマジンガーと甲児は戦闘獣の圧倒的な力の前に敗北。そこへ前にも一度助けに来てくれた[[グレートマジンガー>グレートマジンガー(機体)]]が再び現れ戦闘獣を撃破する。
しかし、甲児は瀕死の重症を負っており、父である兜剣造の手によってサイボーグとして復活。
そんな自分を受け入れてくれたさやかと共に日本の防衛をグレートマジンガーと[[剣鉄也]]に任せてアメリカ留学へと旅立つのであった……。
&font(l){という重い展開だが、「甲児がサイボーグになった」という設定はこの後の桜多吾作版グレート及びグレンダイザーでは触れられないので忘れていい。}



幼少を、そして青年期に冷たい仕打ちを続けた人々を呪い…今全人類を足下にひれ伏させんがために
その人生のすべてをかけて…がんばれDr.ヘル たたかえDr.ヘル 追記・修正は目の前だ

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- びっくりしたのがみさとさんが甲児に手マンされて喘いでたこと  -- 名無しさん  (2014-05-11 22:47:11)
- misato  -- 名無しさん  (2014-07-11 02:41:21)
- ↑ミスった みさとさんは最期も手マン(みたいなもの)だったな(絶望)  -- 名無しさん  (2014-07-11 02:41:53)
- さやかがダイアナンAがやられた直後に憤慨して愚痴ソングも交えてピグマンに愚痴をぶちまけた挙句に気が済んだら自分から気絶して、ピグマンに「ヒロインてのも  -- 名無しマン  (2017-12-14 14:49:20)
- ↑間違えた、途中で出しちゃった。「ヒロインてのも大変だね~」とか言われるまでの件で笑ったな。そして甲児のサイボーグ化とかは真マジンガーZEROで流用されたな。  -- 名無しマン  (2017-12-14 14:53:00)
- 実際桜多吾作版グレンでの扱いを考えると本当に「(元)ヒロインてのも大変だね~(ドン引き)」である  -- 名無しさん  (2018-01-28 21:32:41)
- さいb」  -- 名無しさん  (2018-02-09 22:47:52)
- ジュニア空想科学読本の新刊で、ウマ娘やモルカーと言った最新コンテンツに紛れて本作を題材にした検証があったのに笑う  -- 名無しさん  (2021-09-14 14:23:03)
- 「新編集」版の続きは出ないのか残念  -- 名無しさん  (2022-02-22 22:09:04)
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