&font(#6495ED){登録日}:2011/04/16 Sat 06:14:15 &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) &font(#6495ED){所要時間}:約 6 分で読めます ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- #center(){ &bold(){メルクール暦48778年} &bold(){篭り記す者} } &font(#008cff){「おい、エステバリス、エステバリスは何処だ?」} &font(#ff7800){「はい、お嬢様。」} &font(#008cff){「アニヲタWikiカッコ仮カッコ閉じに載っているファイアボールの項目が見たいわ。エステバ。」} &font(#ff7800){「左様でございますか。ちなみに私の名前はゲデヒトニスでございま}&font(#008cff){「あなたは口を挟まないで、アナグルモール。」} &font(#ff7800){「申し訳ございません。」} &font(#008cff){「それで、ファイアボールについての項目はどのくらい書かれているのかしら?」} &font(#ff7800){「少々お待ち下さい。只今、お屋敷のデータベースを検索しております…。」} 『ファイアボール』とは、2008年4月から同年6月まで放送されたウォルト・ディズニー・ジャパン製作の3DCGアニメである。 脚本・監督は荒川航。 ▼[[あらすじ]] メルクール暦48650年、地球(かどうかも分からない惑星)は人類と[[ロボット]]との争いの炎に包まれた。 その昔、人類以外の野性に生きるもの達がほとんど滅びたこの世界で、彼らは自らをロボット達に統治させ生活していた。 しかしロボット達の貴族化により、人類側からの抗争が勃発。今日までの戦争はすでに2万年に及ぶ長期戦となっていたのである。 そんな中、外界から隔絶されたお屋敷では&font(#008cff){当主}&font(#afdfe4){ドロッセル}と、その&font(#ff0000){執事}&font(#ff7800){ゲデヒトニス}による倫理感溢れる日常が繰り広げられていた。 ▼登場人物 &font(#008cff){◆}[[ドロッセル>ドロッセル・ジュノー・フィアツェーンテス・ハイツレギスタ・フュルスティン・フォン・フリューゲル]] CV:川庄美雪 本作の主人公で、先代の意志を継ぎ、フリューゲル家19代目当主としてウラノス国テン[[ペスト]]領を統治するハイツレギンスタ社製のハイペリオン(貴族の意)。 いわゆるガイノイドであり、製造時の設定年齢は[[14歳]]。テンペストの塔(お屋敷)から外へは出たことがない。 &font(#ff7800){◆}[[ゲデヒトニス]] CV:大川透 フリューゲル家専属の執事であり、現当主のドロッセルに仕えている。 見た目が非常に大きな多脚型重機を思わせるが、ドロッセルと話す際は脚を曲げ姿勢を低くして慇懃に接する。 ほぼ毎回ドロッセルに名前を間違われ、それを訂正するといった流れが[[お約束]]になっている。 &font(#ffdc00){◆}猿 第5話、第8話で存在が確認され、第11話で姿を現した猿型ロボ。 先代の言葉(CV:[[郷里大輔]])がインプットされており、非常時のメッセンジャー的役割を果たす。 ドロッセルからはシャーデンフロイデと呼ばれている([[ドイツ語]]で「人の不幸は蜜の味」)。 あまりに調子にのった行動をしたため、一度ゲデヒトニスに&font(#ff0000){粛清}された。 ※以下は名前のみ登場 &font(#afdfe4){◆}ヴィントシュティレ・フォン・フリューゲル 今は亡き先代フリューゲル公爵で、ドロッセルの父親。 ロボットか人間かは明言されていないが、[[ゲデヒトニス]]曰く、「人類との共存を望んでいた」らしい。 名前はドイツ語で「無風、凪」の意。 後に『ファイアボール ユーモラス』にて存命時の彼が登場している(CV:有本欽隆)。 &font(#afdfe4){◆}ユミルテミル ドロッセルの文通相手で、彼女曰く「ご近所さん」。 しかしテンペストからは人類軍の駐留する砂漠を挟んだ場所にあるので、一通の手紙を届けるだけでも通信係に犠牲が出るらしい。 ちなみに伝書ビームなる機械があるが、ドロッセルはこれを嫌っている。 &font(#afdfe4){◆}&font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){メイドたち}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ステルスユニットを装着しているため、目視することが出来ない雑務用ロボットたち。}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){ドロッセルはゲデヒトニスに言われるまで全く気付かなかった。}}} &font(#0000ff){&u(){&font(#ffffff){7965名のメイドがいたが、テンペストの資金繰りが厳しくなったため若干名(4274人)解雇されている。}}} ▼余談 このアニメはディズニーで初めて日本国内の、日本人スタッフによる、日本生まれのTVアニメ作品となっている。 また公式サイトやYouTubeを使ったネットでの無料配信をするなど、ディズニー側としてはかなり実験的な作品でもある。 基本的にドロッセルとゲデヒトニスの二人のやり取りが中心の短編(1話約2分)アニメとなっているが、作中では聖書に始まり銀河ヒッチハイク・ガイド、鉄人28号やスパイダーマン、童謡などなど、会話の中に様々なネタがちりばめられている。 ついでに、1話1話の時間間隔は&font(#ff0000){8年後}、もしくは&font(#ff0000){16年後}。 またあらすじにも挙げたが、舞台となっているのは戦争中の惑星。 なのだがそれが画として分かるのは最初と最後のテンペストの塔(屋敷)の外観が映るときのみであり、それ以外は基本屋敷の中の広間が舞台となる。 なので視聴者は二人の会話で外の世界をイメージするしかなかったりする。 しかし、これは同時に屋敷外に出たことのないドロッセル視点を擬似体感しているということでもある。 そして一時期騒がれたのが[[初音ミク]]との関連性(パクリ疑惑)だが、本作は2006年春にはアフレコが行われ、同年秋には既に放送可能な状態(完成)だった(放送は前述の通り08年4月)。 一方で初音ミクは2007年6月にデザインの発表、8月に発売となっているので、どっちがパクったといったことはない。 ちなみにドロッセルは[[figma]]、[[ねんどろいど]]、SR、超合金シリーズにて商品化された。 お美しい。 ▼続編 ・『ファイアボール チャーミング』 2011年4月より放送された第2シリーズ。 前作からの主な変更点はHD制作になったことと、&font(#ff0000){キャラクターデザインの変更、直接的な続編ではない}ことなどが挙げられる。 荒川監督曰く「(直接的な)続編では初代を越えられない」といったジンクスから、一部がリンクする「新シリーズ」として企画を進めたらしい。 確かに2や3と続いた作品で1番良かったのは?と聞かれたら、概ね最初の作品を評価したくなるものである。 そんなこんなで変更後のデザインだが、ドロッセルは頭が[[この人>ムサシ(ポケモン)]]のようになり、パッチリ丸目にムッチリしつつも無駄のない下半身になった。 一言でいえば&font(#008cff){女の子らしさ}と&font(#ffc0cb){女性らしさ}を同時に引き上げたようなフォルムか。 お美しい。 ちなみにこちらのお嬢様も人類以外待望の超合金シリーズ化した。 お、お美しい……! ゲデヒトニスはより重厚感が増し、胴体は円柱形、目は箱型の覆いと上下に瞼がついた。 どちらかといえば執事より工事現場や戦場が似合う体型である。 &font(#e3e3e3){なお、前作はメルクール暦48650年からだったのに対し、2期はメルクール暦48234年から。つまりチャーミングの方は&bold(){過去のお話}だったりする。} ・『ファイアボール ユーモラス』 2014年7月~9月に放送された第3シリーズ。 話数こそ全3話と少ないが、前2シリーズよりさらに過去の世界を描いている(お嬢様の身体の型番等からの推定)。 つまり&bold(){つぶらな瞳でロリでボクっ子なお嬢様}を堪能出来(ry。 ・『ゲボイデ=ボイデ』 2020年10月より放送中の新作で、舞台は辰砂暦39298~39426年で&bold(){最終章}と銘打たれている。全10話。 題となっているのは2019年に発売された10周年記念CD+BDセット「ファイアボール オーディオ・オモシロニクス」内のオーディオドラマ、『ファイアボール外伝 ワンダーの方へ』に登場した同名キャラで(CV:[[神谷浩史]])、 ゲデヒトニスそっくり&footnote(ちなみに型番は時系列上もっとも古いと思われる『ユーモラス』版ゲデヒトニスの「BAU 29」より一つだけ前の「BAU 28」。)で赤い色のゲボイデ=ボイデが、自らが仕えるドロッセル声でモノアイのロリお嬢様「アリアドネ」(CV:川庄美雪)を外に連れ出そうとしたり会話したりして起こるドタバタを描いている。 &font(#e3e3e3){本作を見る前にぜひファイアボール ユーモラスを見ていただきたい。} たった2分のアニメだが、大人から子供まで楽しめるアニメ。 それが『ファイアボール』なのである。 &font(#008cff){「ふうむ、なるほど。」} &font(#ff7800){「お分かりいただけましたでしょうか。」} &font(#008cff){「字が全く読めないわ。」} &font(#ff7800){「左様でございますか。確かに、人類と我々とでは言語体系が些か異なりますので。」} &font(#ff7800){「後ほど翻訳したものをお見せいたします。」} &font(#008cff){「そうね。まあ文章量を見た限りでは、それなりにきちんと書かれているようだったわ。」} &font(#008cff){「それにしても、どうやれば私達についてあれほどの量を書くことが出来たのかしら。…………}&font(#ff0000){スパイか?}&font(#008cff){」} &font(#ff7800){「よもや!最新鋭の防衛システムを誇るこのお屋敷に、侵入者など。」} &font(#008cff){「猿がいたこの屋敷に、はたして絶対いないと言い切れるのかしら。」} &font(#ff7800){「申し訳ございません。」} &font(#008cff){「まあいい。今日は疲れたから、もう休むわ。」} &font(#ff7800){「はい、おやすみなさいませ。お嬢様。」} &font(#ff7800){「……そこですか。」} <ゴシャッ [[Wiki篭り]]&font(#ff0000){「ア゙ァ゙ァ゙アァア゙ッ!」} #include(テンプレ2) #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600,11) } #include(テンプレ3) #openclose(show=▷ コメント欄){ #areaedit() - シメサバとらっきょうは -- 名無しさん (2014-05-27 00:21:43) - ああ、外回り、内回り -- 名無しさん (2014-05-27 00:37:48) - ぶっちゃけオッケティングー -- 名無しさん (2016-04-24 18:57:03) - 今のご時世ならスパロボに参戦できそうだな -- 名無しさん (2016-05-30 13:15:21) - 続編が今年10月から!また過去に遡るのかお嬢様が更にペドくなった -- 名無しさん (2017-09-02 15:20:47) - さぷらぁーいず -- 名無しさん (2017-09-15 09:16:05) - キングダムハーツに出る日も近いかもしれない -- 名無しさん (2017-11-15 20:21:43) - 知り合いがこれ見てロボ娘に目覚めたっていうね… -- 名無しさん (2019-06-18 12:01:36) - ついに最終章の放送が決定。しかし、タイトルと主要キャラ自体がオーディオドラマのネタバレっていうね。 -- 名無しさん (2020-10-16 10:23:11) - スパロボに登場したらどんな扱いになるんだろう? -- 名無しさん (2024-01-21 20:20:17) - ちィ~っす⤴︎ドロちゃん -- 名無しさん (2024-05-20 07:10:00) - これが国産アニメだというから驚き -- 名無しさん (2025-05-16 16:44:56) #comment #areaedit(end) }