マンコ・カパック

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マンコ・カパック - (2023/06/14 (水) 20:54:31) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/03/20(土) 10:51:59
更新日:2024/02/02 Fri 20:12:56
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マンコ・カパック(Manqu Qhapaq:ケチュア語で『素晴らしき礎』)は、インカ神話におけるクスコ王国の初代国王である。
また、アヤ・マンコと呼ばれることもある。
あやちゃんのマンコではない。
「あやまんJapan」も当然関係ない。

長ったらしく面倒くさいので、以下では単にマンコと称す。

その出自については複数の伝承が伝えられている。


【神話におけるマンコ

◆インティ伝説

マンコは太陽神である、淫…インティのムスコである。
ムスコなのにマンコとはこれ如何に
天の神パチャカマックの兄弟とされており、自身は炎と太陽の神として崇拝されたという。

インティはマンコ(とその兄弟たち)をある洞窟…つまり穴からこの世に遣わした。
※洞窟からではなく、乳…チチカカ湖の水中から現れたという伝承もある。
インティは金の杖をマンコらに与え、“その杖が地面に沈む地に太陽の神殿を作る”ように命じた。

その後、彼らは地下の洞窟を通ってクスコの地に行き、インティを讃える神殿を建設した*1
これが、クスコ王国の始まりである。
つまり、クスコがマンコによって開かれたのである。
マンコがクスコによって開かれた訳ではない。


◆ビラコチャ伝説

ビラコチャとはインカ帝国にて信仰されていた神の一柱。
インカの神話内では最も主要な神の一柱であり、文明の創造者であるとされる。
伝承によっては、上記のインティの 父である、ともされている。

後述の「インカ帝国の成立」では、こちらの説を採用している模様。

マンコはそのビラコチャの息子で、クスコの南の地で兄弟姉妹達と暮らしていたという。
その後、マンコは兄弟姉妹ら、及び統合したほかの部族らの人々と共に旅をし、クスコの谷の部族を征服しようとしたという。
なお、その童貞 道程は定かではないが、時には(敵に)舐められたり、(涙や雨で)濡れたり、(負傷して)血を流したりすることもあったと思われる。

なお、インティ伝説と同様に、マンコはビラコチャから支配者の象徴である金の杖を授かる。
…が、こちらの神話では、嫉妬深かったマンコが、本来兄に与えられたはずのそれを、兄を裏切り殺することで入手したといわれることもある。
マンコは硬くて長いものが欲しかったのであろう、きっと。


【余談】

「カパック」とは冒頭で記したように「素晴らしい~」などを意味するケチュア語。
後に転じて、「将軍」等も意味するようになる。
決して、くぱぁ・・ックではない。


インカ帝国*2最後(15代)の皇帝であるマンコ・インカ・ユパンキ。
彼は「マンコ・カパック2世」と呼ばれることもある。


このように日本に縁もゆかりもない人物だが、「金太の大冒険」などで知られるつボイノリオが、
マンコを題材にした「インカ帝国の成立」という曲を作っており、一部では有名である。
ちなみに「インカ帝国の成立」はカラオケにも入っているため、歌うこともできるが、
マンコ・カパックが実在するという事実を知らない人の前ではとても勇気がいるのは言うまでもない。


また、現在のペルーには「インカ・マンコ・カパック国際空港」が存在している。
・・が、実は国際線は通っていない、未開通である。


おーい。「マンコ、カパッ…ク…」なんて卑猥な事を想像した奴。
マンコに謝りながらクスコにいって追記・修正してこい。

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