登録日:2012/02/18 (土) 00:36:34
更新日:2024/12/20 Fri 22:44:34
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◆概要
『インカ帝国の成立』とは、つボイノリオ氏による、古代の王を題材とした壮大な歴史スペクタクルソングである。
歌詞は11番まであり、日本から見れば遥か遠く南米の歴史に浸る機会を我々に与えてくれる。
この曲はコードがエンディングのみAメジャーが登場する以外はGとAマイナーの2コードのみで作られており、かなりシンプル。
ここにつボイノリオの朗々とした声が決まり、素晴らしい曲になっている。
この曲は、1980年代初頭 当時の人気フォークソング・グループガロの元メンバーである日高富明からの依頼により楽曲提供された……が、不採用。こんなに素晴らしい歌なのに、何故?
1996年、アルバム『あっ超ー』のために「飛んでスクランブール」「雪の中の二人」とともに再び提供される……が再び不採用。
……こんなに素晴らしい歌なのに、何故?
3度目の正直の2006年にitunes storeで配信したところ人気が爆発し、
2007年にやっとCD発売、という過去を持つ。
その中々凄まじい遍歴から
「インカ帝国の成立、の成立」なる
ラジオ番組までやったことがある。
……こんなに素晴らしい歌なのに、本当に何故??
◆その素晴らしい歌詞
※権利関係の問題があるため、要約となりますことをご了承ください
昔々、そのまた昔、インカ帝国の礎を築くため、野を駆ける一人の戦士がいた。
彼の名は
マンコ。ビラコチャのムスコ、
マンコ・カパックであった。
そのころ、インカ族は他部族から虐められており、マンコもよく指でつつかれて虐げられていた。
空がにわかにかき曇る。
雨の中、マンコは濡れながらクスコを目指した。
インカ族の希望の地を。
王とはいえ、彼もまだ若い。
戦に慣れていないマンコは敵になめられる事も多かった。
戦は続く。
激しい戦いの中、敵も死に物狂いでマンコへと攻めてくるのであった。
時に、敵は容赦なくマンコへと後ろから攻めてくることもあった。
其の度にインカの軍勢は恐れおののくのだった。
ある日、マンコは、一本の矢で貫かれてしまう。
痛みでうずくまるが、奇跡的にもマンコは少し血が出ただけで、命は無事であった。
連日の戦に、多忙で心が休まらないマンコ。
風呂にも入れず、マンコは非常に臭かったという。
しかし、ついにインカ族は緑豊かな約束の地クスコへとたどり着く。
荒んだマンコの心はクスコによって開かれたのだ。
こうしてインカの国は建国された。
人々は尊敬すべき、皆が大好きな王にひれ伏す。
我らの王マンコへと。
……と、まぁ、ここまで読んでの通り、これはコミックソング。
つボイノリオ氏はあの『
金太の大冒険』や『
突撃!お万の方』などを作詞作曲した天才的下ネタの権化である。
これらのコミックソングは無駄に知名度を誇っており、カラオケで流れていない日はないだろうと思われる。
CDが出て、これ幸いと学校で流す愛すべきバカも大量発生したというウワサ。
追記・修正されたマンコ~♪
マンコ・カパ~ック~♪
- 史実だからしょうがないね(白目) -- 名無しさん (2017-09-09 10:43:55)
- …バカだな(褒め言葉 -- 名無しさん (2018-01-12 10:27:16)
- カラオケで3回歌って、うち2回次からは歌うなと言われた(ちなみに3回とも、親しい仲間内でカラオケに行った際に歌った状況下でのこと) -- 名無しさん (2018-06-03 22:28:20)
- カパック本人も、500年以上たって地球の裏側の島国でここまで語り継がれるとは思うまい。現代の南米サッカー選手レイモンド・マ○○だって思わないはず。(野球のショーン・オチ○○は知ってるらしい) -- 名無しさん (2021-03-21 23:34:47)
- 父のビラコチャもなんだか卑猥に聞こえる謎 -- 名無しさん (2022-12-12 11:54:07)
- 今しょっちゅうWeb漫画広告になる「転生モノ」に登場して欲しい。インカ帝国の王が亡くなる→なぜか自分の名を呼ばれる。地球の反対側の島国の、成人出版社やエーブイ会社の企画会議室で目を覚ます。「これは子孫繁栄の女体信仰か!?」って -- 名無しさん (2023-12-29 20:21:35)
最終更新:2024年12月20日 22:44