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フロム・ダスク・ティル・ドーン(映画) - (2023/07/11 (火) 19:02:57) の編集履歴(バックアップ)
登録日:2012/02/14(火) 21:38:38
更新日:2024/03/13 Wed 09:59:13
所要時間:約 4 分で読めます
概要
フロム・ダスク・ティル・ドーン(原題:FROM DUSK TILL DAWN)は、1996年1月19日にアメリカで公開された映画。
日本では1996年6月15日に公開。
タイトルは直訳すると「夕暮れから夜明けまで」だが、夜の間はノンストップで上映しているドライブインシアターの看板のキャッチコピーが由来となっている。
監督はロバート・ロドリゲス、脚本・製作総指揮はクエンティン・タランティーノ。
お互いを「ブラザー」と呼び合うほど仲のいいこのオタク監督二人が出会うきっかけにもなった作品である。
元々本作の脚本は、特殊メイクデザイナーのロバート・カーツマンが書いたプロットを、タランティーノが肉付けしたもの。
カーツマンは監督を志望していたが、タランティーノが脚本を仕上げたというセールスポイントがあるにも関わらず、実績がないということでどこからも相手にされなかった。
この脚本がロドリゲスの元に渡ったのは、1992年9月のトロント映画祭でのこと。
パネルディスカッションの時に配られたタランティーノの資料を見て、ロドリゲスは衝撃を受けた。
そこには、クライム映画からジャンルが根本から変わるほどのトンデモ展開と化すという、あまりにも荒唐無稽な内容の脚本について書かれていたのだ。
タランティーノはカーツマンから脚本を買い戻して監督しないかという申し出を受けたが断っており、代わりにロドリゲスに監督をやらせるようプロデューサーに言ったという。
「キャラの掘り下げとかセリフとか、脚本書き直してくれるなら引き受けるぜェ……」
「いいぜェ……(ついでにオイラの演じるキャラも掘り下げるぜェ……)」、
こんな具合に二人はすっかり意気投合し、以降はオムニバス映画『フォー・ルームス』や『グラインドハウス』でそれぞれ監督したりするなど、とても微笑ましい仲を披露している。
そういう背景あって作られた本作は、そのメーターの振り切りっぷりから、前半の雰囲気に期待していた人は最低のクソ映画の烙印を押されるが、バカ映画好きには拍手喝采のかなり見る人を選ぶ怪作となっている。
例えるなら、まるで高級料亭で食事をしてたと思ったら、いきなりアマゾン奥地の土着民族の料理が出てきたような感じだろうか。
あらすじ
アメリカで悪行の限りを働いたゲッコー兄弟は、キャンピングカーで旅をしていたフラー一家を脅し
メキシコへの逃亡に成功する。
仲間との待ち合わせのため酒場
ティティー・ツイスター(TITTY TWISTER:おっぱいグルグル)で一晩過ごすはずの5人だったが、なんとそこには恐ろしい秘密が……!
夕暮れから夜明けに至るまでの逃亡、逃亡、逃亡……果たして兄弟と一家は生き残ることができるのか!?
登場人物
ゲッコー兄弟の兄。
頭の悪い弟に悩まされるが兄弟仲も良く、頭もよく切れる。
演:クエンティン・タランティーノ
吹替:広川太一郎
ゲッコー兄弟の弟。
頭が悪く、意味不明な理由で警備員を撃ち殺したり、大事な人質を兄が目を離した隙に殺してしまうなど短絡的でミスが多い。
おまけにサルマ・ハエック演じる美女の足に酒を流しながら舐める変態である。
実際、演じたタランティーノ自身足フェチ。職権乱用もいいところである。
キャンピングカーで旅をする一家の大黒柱の元牧師。
ゲッコー兄弟には冷静な態度で接する。
過去に妻を亡くし信仰を棄てたが、最大の危機に立ち向かうため棄てた信仰を取り戻していく。
フラー一家の姉。
5人の中で唯一の女性。リチャードの異常な振る舞いにはほとほと困り果てている。
吸血鬼との戦いには消極的だったが、後半はボウガンによる無双タイムを披露。
フラー一家の弟。
育ち盛りの年頃で、後半は聖水が入ったコンドーム爆弾や水鉄砲で無双するが、非情な選択を迫られる。
演:フレッド・ウィリアムソン
吹替:糸博
ティティー・ツイスターにて酒を飲んでいた黒人の男。
その体躯から発せられる怪力で敵を倒す
(素手で心臓をぶっこ抜く)が、油断して自分の過去話をつらつらと独りでに喋り始めるというホラー映画の
お約束フラグを立て……
演:トム・サヴィーニ
吹替:笹岡繁蔵
ティティー・ツイスターで酒を飲んでいた一般人、のはずだが股関に装備したピストルや鞭で敵を滅する一番普通じゃない人。
本業は特殊メイクアーティストであり、ロメロゾンビや13日の金曜日にも携わったベテランである。
本作のホラー要員。
……のはずだが、多勢に無勢なのに一般人に全滅させられたり、明らかに襲えるシチュエーションでショッカーの人々みたいに周りをぐるぐるしてるだけだったりとツッコミどころ満載な人達。
ちなみに、咬まれたら吸血鬼に変貌する。感染力が高く、少しでも咬まれたらアウト。
って
ゾンビじゃんそれ……
太陽光や十字架など、吸血鬼特有の弱点に対する耐性はかなり低い。
国境添いのティティー・ツイスターに立ち寄るトラック野郎達を餌にしている。
- 聖水(意味深)入りのコンドーム爆弾だと…(困惑)。こんなんで倒された吸血鬼には、同情することしかできんな。 -- 名無しさん (2015-02-27 11:45:50)
- 昔見てナンジャコリャと思った。でも意外と楽しめた記憶がある。 -- 名無しさん (2015-09-15 20:16:53)
- あるゲームから来たけどめちゃ好き、でもこんな映画他にないのが辛い -- 名無しさん (2016-10-31 17:38:44)
- 野沢那智吹き替えと聞いてレンタルしてみたけど、後半の超展開に唖然となったわ。バカ映画好きにはたまらないクソ映画だった。最高 -- 名無しさん (2016-12-23 01:17:35)
- 一応、吸血鬼達の存在にオチ部分で説明付けてるのが製作者の性格出てると思う。 -- 名無しさん (2019-05-22 02:44:45)
- 前情報無しでこの映画を観ることができたのは幸運だった。あれだけの衝撃はなかなか味わえない。てか、この記事読むのを含めどういう映画か知った後で観ても全く意味がないと断言できる。 -- 名無しさん (2019-12-24 23:30:42)