世界一腕の立つ殺し屋

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世界一腕の立つ殺し屋 - (2015/11/06 (金) 08:45:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/27(金) 01:16:00
更新日:2023/09/10 Sun 18:50:19
所要時間:約 7 分で読めます




ギャグ漫画界の俊英、新條まゆの香港マフィアを題材にしたエロコメディ「覇王愛人」の3巻に登場したキャラクター。


若くして龍王社の頂点に立つ黒龍(ハクロン)。
彼の婚約者である麗蘭(レイラン)は敵対組織・白虎会に駅弁輪姦される。

ボロ雑巾のようになり龍王社の紋(どこに売ってんだよ。そんなもん)をあからさまにつけられた彼女を見た父親は、
思惑通りに黒龍の所為だと思い込み、黒龍を暗殺すべく雇ったのがこの殺し屋。


名前は不明な為、この時の麗蘭パパの、

「おいっ、殺し屋を雇え!! 金はいくら遣っても構わん!! 世界一腕の立つ奴だっ!!」

という台詞から、ネット上では世界一腕の立つ殺し屋と呼ばれる。

−そして、決行の日−


主人公来実と遊園地でキャッキャウフフする黒龍をショップの棚の陰から付け狙う世界一腕の立つ殺し屋。

そして外に出た黒龍を、高所から狙撃しようと狙う世界一腕の立つ殺し屋。




……もうツッコミ所が多すぎて逆に萎えてくるが、めげずにおかしな点を一個ずつ挙げると、

  • どうみても狙撃用ライフルじゃなく、スコープもついてないアサルトライフル。
    (別にアサルトライフルで狙撃する事自体はおかしくはない。本当に腕の立つ奴も使っているし)

  • しかも接近戦用の短縮モデルであるXM177E2。

  • しかもなんかちっちゃい。

  • 構え方がまるでバズーカ砲。
    仮にこのまま撃ったら振動とかで自分が一番危ない。

  • スコープついてないのに、前後のコマでは黒龍にガンシューティングゲームみたいな照準が当たってる。※照準と弾道も参照。


……まあ、なんといっても彼は世界一腕の立つ殺し屋。
多分この銃と構えでも屋上から黒龍を狙撃できる腕前なのだろう。
そして引き金に指をかけた次の瞬間!

「チッ、通行人が邪魔で撃てやしねぇ!! まあいい……チャンスはいくらでもある、場所を移して狙うとするか」

黒龍が人混みに紛れると、こんな捨て台詞を残して次のポイントに移る。

おいぃぃっ! それくらいで狙いがつけられなくなるとか、お前本当に世界一なのか!?
大体その程度の腕前で、なんで人混みだらけの遊園地を殺しの舞台に選んだ!?

そして黒龍は屋上を見上げ一言、

「ヘタクソ」

バレてますよ世界一さん! だからショップで隠れるのは無理があったって!!

この黒龍のセリフには多数の読者が共感したんだろうなぁー。


その後、来実に飲み物を買ってきた黒龍。
木陰で暑いだろといきなり来実にミネラルウォーターぶっかけ、その水ペロペロという変態プレイを始める。

今こそ絶好のチャンスだぞ、世界一腕の立つ殺し屋!


「はい……ああ、黒龍の様子? 女とイチャついてるぜ、全くの丸腰でつまんねェ、スキだらけだぜ」


撃てよおおおっっ!!!
なに悠長に麗蘭パパからの電話出てんの!?
しかも黒龍、隠してた拳銃取り出してるから丸腰じゃねえよ!?


やがて満足いくまでペロペロした黒龍はスケスケキャミの来実をその場に放置プレイ。
ターゲットが一人になったのを見計らい、再びアサルトライフルをバズーカ持ちする世界一。

「心臓か? つまらんな……」

ついてないはずのスコープの照準が黒龍の後頭部を捕らえる。



ついてないはずのスコープを覗いてるせいで、笑顔でウインクしてるようにしか見えません。


遊園地に響き渡る銃声。
ただならぬ気配に黒龍を追う来実。

そこには世界一を手持ちの銃で返り討ちにした黒龍が!

撃たれた手を押さえる世界一にトドメを刺そうとする黒龍だが、来実は、

「やめて!! 黒龍さんダメッ、人殺しはダメッ!!」

と制止。


マフィアに真っ当なこと言うなぁ、このロリ巨乳
とても一巻で目の前でチンピラ3人を射殺した黒龍といちゃついてた人間とは思えない。
一命を取り留めたかに思われたが、龍王社に連行される。


その夜、名もなき麗蘭パパの元を訪ねる黒龍。
惨殺された世界一の写真を見せ、

「この男……死ぬ前にあなたの名前を言いましてね。お知り合いなのではと思いまして……」

と聞く。

あ、やっぱ殺されちゃったのね。世界一腕の立つ殺し屋……。
短い付き合いだったけど君のことは忘れないよ。

……というか、なに拷問されて雇い主のことあっさりゲロってるの? 
世界一腕の立つ殺し屋のくせにプロ意識も無いのか。


……と、このようにネタに溢れたキャラでまゆたん漫画のネタ性を語る上では欠かせないキャラと言えよう。




余談
後にまゆたん先生は自分で世界一腕の立つ殺し屋のポーズを再現しようとスナイパーライフル(PSG-1)を購入しており、

その際、

「おい! お前ら! でかくて重くて、肩に担がなきゃ撃てないぞ、こりゃあ! 俺が正義だ!!

と呟いている。

負けたよ先生……。

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