ヨツバ(DEATH NOTE)

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ヨツバ(DEATH NOTE) - (2021/08/27 (金) 20:23:29) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/09/18(日) 18:29:16
更新日:2024/04/21 Sun 13:34:03
所要時間:約 6 分で読めます




DEATH NOTE』に登場する架空の企業。大企業ヨツバグループとされ、営業から自動車、建築、リゾート開発まで多岐に渡る。
国内外に30万人もの社員を擁することから、かなり大規模な企業らしい。


■ヨツバ編
原作5巻~7巻で展開された、ミサが放棄したノートをめぐるシリーズ。
と思われていたが…

ノートを手にしたヨツバ社員(通称「ヨツバキラ」)は7人のヨツバ幹部と共に「死の会議」なる定例会議を開催し、
知恵を出し合ってヨツバにとっての邪魔者を消していった。

誰がヨツバキラなのかは当然最後まで明かされず、度々正体予想が行われた。
特に「第三のキラ推理編」というコラが有名。
しかしなかなか人気は出ず、早くLの対決に戻せという声もあった。



~登場人物~
  • ヨツバキラ
第三のキラ。その正体は下記8名のうち誰か…
出世や金に貪欲で、人の命を何とも思わない非情な男。
デスノートの力で社長を目指す野心家。目標が小s(ry
Lは 「八人で会議して行動してるんだから、一人では何もできない馬鹿で腰抜け」 と推理している。

  • 尾々井剛(おおいたけし)
CV:梁田清之 演:寿大聡
3月31日生(43歳)身長188cm/体重77kg/O型
VT事業部部長。
ガタイの良い体形にサングラスにスキンヘッドと外見は完全にマフィア。
高い決断力を持ち、会議の司会進行を務める。
父は防衛省の幹部で「いざとなったらLだかコイルだかのアジトにミサイルぶち込めば済む。ヨツバは強い」などと笑えない冗談を言ったことも。ガンマニア。


  • 紙村英(しむらすぐる)
CV:横尾博之 演:吉澤裕介
7月21日生(36歳)身長172cm/体重57kg/AB型
人事部人事課課長。
気弱でヘタレ発言が多いが、慎重さ・注意深さはメンバー随一。
親の七光りが多いメンバーのなかで唯一平凡な(母子)家庭出身の実力派。
大学時代ラグビーの全日本代表に選出された経験がある等、見かけによらずスポーツマン。


  • 火口卿介(ひぐちきょうすけ)
CV:二又一成 演:柏原収史
6月6日生(32歳)身長169cm/体重59kg/AB型
新技術開発室室長。
性格は粗暴で極めて攻撃的であり、自身の命が掛かっている会議でも平気で他者を罵倒する。
ヨツバキラが出世のために会議を開いたという話にも、「くだらねー」と吐き捨てている。
剣道五段の腕前。


  • 鷹橋鋭一(たかはしえいいち)
CV:西凛太朗 演:小林一英
12月19日生(40歳)身長181cm/体重73kg/B型
マテリアル企画部部長兼ヨツバホーム取締役。
茶髪ロン毛で髭を生やしており、ケツ顎が特徴。
天然(?)発言が多く、他メンバー(主に火口)に叱責されている。既婚子持ち。趣味はサーフィン。


  • 三堂芯吾(みどうしんご)
CV:花輪英司 演:廣瀬裕一郎
1月25日生(32歳)身長175cm/体重60kg/AB型
経営戦略部部長兼ヨツバファイナンス取締役。
冷静沈着で頭脳明晰。眼鏡をかけておりどこか月に似た容姿をしている。趣味はフェンシングと育ちが良さそうである。
参議院議員の父親が居てヨツバキラの為に度々権力を利用しているらしい。


  • 樹多正彦(きだまさひこ)
CV:相沢正輝 演:三洲悠暉
10月20日生(32歳)身長169cm/体重60kg/O型
ライツ企画部部長。
コイルへの依頼と口座提供を担当する。
メンバー内唯一の理系で眼鏡を掛けた理知的な男。既婚者。
三堂曰く「計算高い」らしいが、予想外の事態への対処は苦手な様子。
シリアスそうに見えて趣味:眼鏡収集/好きなもの:眼鏡/嫌いなもの:コンタクトレンズとかなりネタキャラ化している。


  • 葉鳥新義(はとりあらよし)
CV:徳本恭敏 演:西野大作
3月22日生(33歳)身長166cm/体重55kg/A型
宣伝戦略部部長。
現ヨツバ社長の息子(但し愛人の子)である。既婚子持ち。
髪を金髪にした強面だが内心はメンバー随一のヘタレ、趣味は陶芸とギャップに定評あり。
何故か一人称や話し方がコロコロ変わる(単行本では「僕」に統一され、話し方も普通になっている )。
うっかり「抜けたい」と口を滑らせた為、見せしめとしてキラに粛清された(ただし直接死亡が描写されたシーンは無い為、死んだ振りをしているという予想もある)。


  • 奈南川零司(なみかわれいじ)
CV:野島裕史 演:越村友一
8月3日生(30歳)身長181cm/体重64kg/A型
第一営業部部長。長髪が特徴的な美男子。
ハーバード大学卒で、8人の中では最も才気に恵まれている。
Lと月の交渉を受けキラの殺人を1ヶ月先延ばしにした。
頭は良く、巧みな話術で月のミスを誘い出したことも。
ヨツバキラが会議を開く目的が「社会的地位を備えた上での金」
であることもイチ早く見抜いていた。
将棋が好きでプロ並みの棋力を持つ。
イケメンで人気もあるが、嫌いな物が無能な部下とやや冷酷っぽい。


※以下ネタバレ注意













ヨツバキラは火口
しかしLと月の共同戦線、及び松田のラッキーパンチによりメンバーまでは明らかになり、その後ノートを渡した張本人のレムがキラの傍に立つことで、レムが見える弥海砂にあっさり特定される。
読み返すと他のメンバーがヨツバキラの正体や目的に言及する場面では強く反応しているのが分かる。
もっとも紙村・三堂・奈南川といった、メンバーの中の才気ある者にも「(キラは)出世欲の高い火口だろう」とおおよそ正体の見当はつけられており、
L陣営に特定されずともいずれ他の幹部に離反されていた可能性はある。

そして火口がキラだと断定した捜査陣とヨツバメンバーが組んででっち上げた架空の番組に、まんまと火口はおびき寄せられ、
嵌められたと気付いて松田を始末しようとするも、キラ対策で松田が偽名を使っていたために失敗。
なおこの際、デスノートに名前を書いたはずの松田が死なないことに火口が狼狽したのを見たことで、L陣営は「凶器はノート」ということを知った。

自身が追い詰められていることを察した火口は、隠し持っていた拳銃を持ち出したり、
レムと死神の目の取引をして、自身を追跡する警察官を数名死に追いやったりと抵抗するが、
L陣営や、陣営から一時離脱しつつも、キラ断定と聞いて応援に駆け付けた相沢・井出や彼ら率いる警察官は死神の目への対策*1を取っており、
最早ここまでと判断した火口は拳銃自殺しようとするが、ワタリに遠距離狙撃で拳銃を弾き飛ばされ、その隙に身柄を確保される。

完全に無力化された火口からノートを回収したLは、自身が確認した後、自分も見たいという月にノートを手渡す。
その瞬間、月はフラッシュバックに襲われ…

「勝った…。計画通り」

結局のところ全ては月の計画であった。

海砂が捕まり、もう間もなく自分も容疑をかけられると踏んだ月は、ノートの所有権を放棄して記憶を消去した上であえてLの監視下に置かれ、
デスノートを拾う以前の自分ならばLに捜査協力を持ちかけると踏み、所有権放棄後に自分以外の人物をキラとしてでっち上げ、
そしてその人物をLと共同で捜査し、確保することで、Lの自身への疑惑を完全に晴らすことを企んだ。

そのために、レムにノートを託し「ある程度の地位があり、出世欲が強く、そのためにノートを使いそうな人間」に渡すよう依頼し、
さらに渡す際に、「一定の犯罪者裁きさえしてくれればあとは自由にノートを使っていい」と言付けさせた。
こうして、月はいつか自分がキラとして返り咲くための踏み台として「ヨツバキラ」なるものをでっち上げたのである。

そして、まんまと月の掌の上で踊らされた火口は、キラとしてLに尋問を受けそうになるが、
口封じ兼ノートの所有権獲得のために、月が腕時計に仕込んでいたノートの切れ端に名前を書かれ、心臓発作で死亡した。

デスノート自体はL陣営に確保されるが、それも見越していた月はノートにとある仕込みをしており、そこから月とLの最後の戦いが始まる。

そして火口の死から数ヶ月後、他6名のメンバーも心臓麻痺で始末される。
ノートのルールを知り過ぎた為口封じに殺されたものと見られるが、それが原因で会社の株も大暴落してしまっている。
DEATH NOTEの犠牲者には罪を犯したりキラの障害となったために消された者が多いが、彼らヨツバ社員に関して言えばレムが火口を選んだ時点で巻き込まれることは避けられなかった。
そういう意味で本作最大の被害者は彼らとその部下であると言えるだろう。

TVスペシャル版「リライト・幻視する神」では心臓麻痺ではなく、全員の死亡描写は映っていないが、
三堂・紙村・奈南川の3名がそれぞれビルの屋上からの飛び降り自殺、線路の上で電車に牽かれて自殺、対向車にぶつかり事故死という死に方をしている。



アニヲタの集いは傾くかもしれない。夏厨が増えればまたWikiも荒れるだろう
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