L(DEATH NOTE)

登録日:2012/01/27 Fri 01:16:48
更新日:2022/06/13 Mon 01:07:22
所要時間:約 7 分で読めます







私はLです



L(エル)は『DEATH NOTE』の登場人物。
夜神月の最大のライバルにして、本作における「もう一人の主人公」とも言うべき存在。


【演者】

CV:山口勝平
演:松山ケンイチ(映画)
 :小池徹平、髙橋颯(舞台)
 :山﨑賢人(テレビドラマ)


【プロフィール】

誕生日:1979年10月31日*1
年齢:24~25歳
身長:179cm(推定)
体重:50kg(推定)
血液型:不明
性格:負けず嫌い
好きなもの:甘い物
嫌いなもの:靴下



【概要】

世界中の警察を動かせる立場にある「影のトップ」「最後の切り札」の異名を持つ世界一の名探偵。
難事件があるとFBI等から捜査協力を依頼されることもあるが、自分が興味を持った事件でないと動かないという。

キラが出現する以前は、W(ワタリ)と呼ばれる仲介役を通して捜査等に参加していたために誰も彼の素顔を知らなかったが、
キラ事件に本腰を入れてからは、自分を信頼してくれた夜神総一郎を筆頭とした捜査員に素顔を晒し、捜査に自ら乗り出す。

しかし本編中で本名を名乗ったことはなく、月の調査のために東応大学に入学した際は人気アイドルの「流河旱樹」の名を使い、
捜査本部でも捜査員には自身のことを「竜崎」という偽名で呼ぶように求め、自分でもそう名乗っていた。

ちなみに、世間的には世界三大探偵(L、エラルド=コイル、ドヌーヴ)のひとりといわれているが、実は三つとも彼の持つ偽名である。
曰く「(Lの身元を調べようとコイルやドヌーヴに依頼する人は)大体これに引っ掛かる」とのこと。


【人物】

●性格

自分も認める負けず嫌いで子供っぽい性格。
作中でも手段を選ばず真実を追求する為に、多少強引で攻撃的ともいえる手段を取っていきその度に月たちと意見が分かれる。
また、下手したら殺されるかもしれない場面で月や海砂に直に会うなどの大胆な行動力も併せ持っている。

総一郎らと初対面した時には「正義は必ず勝つ」と微笑みながら彼らに告げて決意表明をしたり、
キラ事件の捜査で犠牲者を出してしまった際に、いきり立つ他の捜査員を制止しつつもまるで自分も現場に駆けつけたいのを抑えるかの如く足を握り締めていたりと、
あまり表には出さないが、強い正義感を持っていると思しき部分もある。

ただ、天然で突拍子も無い行動・言動を繰り返す松田に対しては物凄い見下してる節が見受けられ、怒りと呆れの余り「松田」と呼び捨てにする場面も。

ちなみに作者曰く嘘吐きらしく、たまに「○○は5%の確率で××です」などと口にするがこのとき言う数字はデタラメで、
口では5%や3%などといっていても内心では90%くらいは確実だと思っているらしい。
実際、作中で5%と言った事柄のほぼ全てが的中している……というより、Lの推理が間違っていた描写はほぼ無い。


●外見

容姿は痩せ形で三白眼で目の下に隈があり、そして極度の猫背で常に裸足。
ボサボサの黒い髪で東応モブ男曰わく「野性的」。だが、好かれる人には好かれていた。
リューク程では無いが一度見たら中々忘れられないキャラデザイン。


●甘党

彼を語る上で欠かせないのは、なんといってもその甘党ぶりである。

素顔が明らかになってからは砂糖を大量にいれたコーヒー(美空ナオミ曰く“甘い泥”)を始めとした、
ケーキやお菓子などの甘い物を読者にメタボや糖尿病を心配される程に大量に食べており、お菓子をさながらバーベキューのように串刺しにしていたことも。
しかし本人曰わく頭をたくさん使うから太らないそうで、実際に本編中ではずっと細身のままだった。

映画版では前編では洋菓子、後編以降は日本での生活に慣れたのか和菓子を主に食べていた。
更に、原作では甘味しか食べていなかった彼がコンソメ味のポテチを食べるシーンもある。*2
もっとも、月が監視カメラで監視されている中ポテチ袋の中に液晶テレビを隠すトリックを使用していたので、月に対する挑発とも取れる。


●L座り

語る上で欠かせないもう一つの物はその特徴的な座り方。
素顔を空かす前は座禅くんだり、片膝を立てて座ったりしていたが、
椅子に座る時は、膝を曲げて胸に抱え込むような独特の座り方(通称『L座り』)で通している。

東応大学の受験の際にもこの座り方をしており、試験官に窘められている。真似した読者も多いとか。
本人曰く「この座り方でないと推理力が40%落ちる」らしい。


●その他

見た目貧弱そうに見えるが、カポエラを使った足技をマスターしており、
月と喧嘩になった時に披露された(なお、このカポエラを勧めたのは南空ナオミである)。
スポーツでは中学でテニスの全国大会二連覇を成し遂げた月と互角レベルで試合をした。
総じて運動神経は抜群のようである。*3
ちなみに、ワイミーズハウスに入って1時間もしないうちに、喧嘩を売ってきた上級生をフルボッコしている。

他にも、携帯やスプーン、カップなど、物を掴む時のつまみ上げるような仕草もまた非常に印象的。
映画版ではキーボードのタイピングをポチポチと両手の人差し指で行なっている。


○過去に解決した事件

Lが解決した事件の中で、もっとも有名な事件。
その名の通り、アメリカ・ロサンゼルスで起こった連続殺人事件で、男性一人・女性二人が何者かによって殺害されたという事件。
この事件には南空ナオミが解決に協力しており、この事件の最中にLはナオミからカポエイラについて聞いて、習得。
Lはこれをきっかけとして、以後、探偵コードの一つとして『竜崎』を使用している。
なお、犯人は逮捕後、キラの裁きによって死亡した。

  • ウィンチェスター爆弾魔事件
Lが7~8歳のころにワタリと出会うきっかけとなった事件であり、詳細は不明だが、Lとワタリはこの事件を解決したことで、第三次世界大戦が勃発するのを阻止した。
少なくともキラは、この件に関してはLに感謝するべきである。

  • 欧州バイオテロ事件
時系列・詳細共に不明だが、Lがエラルド・コイル、ドヌーヴの二つの探偵コードを勝ち取った事件であり、
この事件にはゲストとして、ワイミーズハウスの初代X・Y・Zである『 そそられし子どもたち(ラストアルファベット) 』が参戦している。
所謂、スーパー探偵大戦のような事件だったのだろうか…。

  • Lブランド事件
中米クリエラ共和国の難民救済のためのNPO組織『クリエラの月』の正体が、難民たちを利用して武器を売りさばく闇ブローカーであると発覚。
そして組織壊滅までの活動の全指揮をLが執ったことがきっかけで起こった事件である。
『クリエラの月』が活動を再開したとして捜査中だったFBI捜査官が拉致され、犯人側がネゴシエーターとしてLを指名。
この事件の真の目的は、捜査官を脱出させる過程で、Lの手で複数のトラップを解除させ、そのデータをもとにLブランドと称してそれらのトラップを売り出そうとする犯人グループリーダーの企みであった。
事件はFBI捜査官と犯人グループのメンバーの一人であった人物の協力によって解決し、犯人グループのリーダーは逮捕後、キラによって獄中死した。



【活躍】

月をキラではないかと疑いをかけ、様々な頭脳戦を繰り広げてきたL。
一時期ヨツバ編ではキラとしての記憶を失った月と共闘したこともあり、
元々強い正義感を持つもの同士、反発することもあったがお互いの力量を認め、戦友のような独特の信頼関係を築いたこともあったが、
最期は記憶を失った自分をも利用した月の策略によって死神レムにデスノートに名前を書かれ、心臓麻痺に襲われる。
そして、Lは死にゆく自分を看取る月の悪意に満ちた表情から自らの推理が間違っていなかったことを悟りつつ、志半ばで倒れた。
以後、捜査本部における"L"としての立場も月が引き継ぐことになる。

こうしてまんまと月=キラに出し抜かれ、無念の死を遂げたLだったが、彼の遺志は彼の真なる後継者たちへ受け継がれることとなる。


●映画版

演ずる松山ケンイチ氏とって出世作ともいえる当たり役。喋り方も独特で、原作と同様に独特の存在感を放っている。
基本的な設定は特に変わらないが、一人でチェスを嗜むシーンがある。

当初は非人道的な捜査方針と冷徹さにより総一郎や松田の反感を買っていた。
しかし、ストーリーが進むにつれ総一郎の気遣いに心を許し、総一郎の正義感に対して敬意を表するようになる。
後に再び非人道的な捜査について苦言を呈されると「より多くの人の命を救うことができるかもしれない」と当初の彼からは考えられない発言を口にし、総一郎たちとの捜査で人として成長したことを伺わせた。

漫画及びアニメでは第三のキラ、火口の逮捕後に死したが、実写版では高田が第三のキラとなる。
そしていささか原作に合わせた展開で高田の逮捕後、ここから展開が大きく変わった。



●L change the world

実写映画版前後編の流れを汲み、『Lが月に勝利した世界』のその後を描いたスピンオフ映画。
キラ事件解決後、残り20日となった自身の余命があるうちにと片っ端から持ち込まれていた難事件を解決していたLの下に、発生したテロ事件の情報が舞い込む。
Lはこの事件を自分が残りの余命を全て注ぎ込んででも解決すべきものと考え、命をかけて解決するべく捜査を開始する。

しかし、作風が作風なだけに原作の様なLの強キャラっぷりは控えめにされており、ワタリを喪った事もあって結構苦戦する場面が多め。
刻一刻と余命のタイムリミットが迫る中、柄にもなく追い詰められるLの姿は中々に新鮮味がある描写である。

なお、物語冒頭でリュークから「お前なら月より上手くノートを使えるんじゃないか」と誘惑されるが「月くんのあれが…神の死に方ですか?」と一蹴し、遺されたノートを焼却処分する。
ここから、月に対し恨みはほぼ無く哀れみを抱いていたこと、むしろ人間界にノートを持ち込んだリュークに対し怒りを覚えていたことが窺える。



【主な台詞】


『さあ! 私を殺してみろ!!』

『正義は必ず勝つという事を』

『私はLです』

『私の初めての友達ですから』

『好きになりますよ』

『一回は一回です』

『…松田の馬鹿』

『やはり私の考えは間違ってなかった…が、…ま…』*5

『これでチェックメイトです!』


【余談】

◆何故かアニメ『フルメタル・パニック! The Second Raid』第6話に自転車に乗りながら登場した。(只のそっくりさん?)
他にも月っぽい人や総一郎っぽい人、海砂っぽい人なども同じ場面に登場している。


◆映画版でLを演じていた松山ケンイチ氏は、映画版の宣伝も兼ねてアニメ版では死神ジェラスの声を担当していた。









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追記・修正は必ず勝つということを

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最終更新:2022年06月13日 01:07

*1 アニメ版では1982年

*2 後編でも捜査本部にポテチが何故か散らばっているが、これはL役の松山ケンイチの案。

*3 映画版ではこの設定はオミットされ、「運動は苦手」とはっきりと明言している。

*4 この時の偽ノートは相手がやや抜けている海砂であることから、ジェバンニ製のような精巧な代物ではないと思われる。

*5 この台詞の空白の部分について作画担当の小畑健は13巻で「が…ここは負けか…」と想像している。