L(DEATH NOTE)

登録日:2012/01/27(金) 01:16:48
更新日:2020/05/26 Tue 22:04:41
所要時間:約 7 分で読めます




DEATH NOTE』の登場人物。夜神月の最大のライバルにして、もう一人の主人公。


CV.山口勝平/演:松山ケンイチ(映画)、小池徹平(舞台)、山﨑賢人(テレビドラマ)、髙橋颯(舞台)

誕生日 1979年(アニメ版では1982年)10月31日
年齢 24~25歳
身長 179cm(推定)
体重 50kg(推定)
血液型 不明
性格 負けず嫌い
好きなもの 甘い物
嫌いなもの 靴下


【概要】
世界中の警察を動かせる立場にある「影のトップ」「最後の切り札」の異名を持つ世界一の名探偵。
難事件があるとFBI等から捜査協力を依頼されることもあるが、自分が興味を持った事件でないと動かないという。

キラが出現する以前は、W(ワタリ)と呼ばれる仲介役を通して捜査等に参加していたために誰も彼の素顔を知らなかったが、
キラ事件に本腰を入れてからは、自分を信頼してくれた夜神総一郎を筆頭とした捜査員に素顔を晒し、捜査に自ら乗り出す。

しかし本編中で本名を名乗ったことはなく、月の調査のために東応大学に入学した際は人気アイドルの「流河旱樹」の名を使い、
捜査本部でも捜査員には自身のことを「竜崎」という偽名で呼ぶように求め、自分でもそう名乗っていた。
ちなみに、世間的には世界三大探偵(L、エラルド=コイル、ドヌーヴ)のひとりといわれているが、実は三つとも彼の持つ偽名である。


【外見】
容姿は痩せ形で三白眼で目の下に隈がある。
そして極度の猫背で常に裸足。
ボサボサの黒い髪で東応モブ男曰わく「野性的」。
だが、好かれる人には好かれていた。


【甘党】
彼を語る上で欠かせないのは、なんといってもその甘党ぶりである。

素顔が明らかになってからは砂糖をたくさんいれたコーヒー(美空ナオミ曰く“甘い泥”)を始めとした、
ケーキやお菓子などの甘い物を読者にメタボや糖尿病を心配される程に大量に食べており、お菓子をさながらバーベキューのように串刺しにしていたことも。
しかし本人曰わく頭をたくさん使うから太らないそうで、実際に本編中ではずっと細身のままだった。


【L座り】
語る上で欠かせないもう一つの物はその特徴的な座り方。
素顔を空かす前は座禅くんだり、片膝を立てて座ったりしていたが、
椅子に座る時は、膝を曲げて胸に抱え込むような独特の座り方(通称『L座り』)で通している。

東応大学の受験の際にもこの座り方をしており、試験官に窘められている。
真似した読者も多いとか。
本人曰くこの座り方でないと推理力が40%落ちるらしい。

携帯やスプーン、カップなど、物を掴む時のつまみ上げるような仕草もまた非常に印象的。


【性格】
自分も認める負けず嫌いで子供っぽい性格。
作中でも手段を選ばず真実を追求する為に、多少強引で攻撃的ともいえる手段を取っていきその度に月たちと意見が分かれる。
また、下手したら殺されるかもしれない場面で月や海砂に直に会うなどの大胆な行動力も併せ持っている。

総一郎らと初対面した時には「正義は必ず勝つ」と微笑みながら彼らに告げて決意表明をしたり、
キラ事件の捜査で犠牲者を出してしまった際に、いきり立つ他の捜査員を制止しつつもまるで自分も現場に駆けつけたいのを抑えるかの如く足を握り締めていたりと、
あまり表には出さないが、強い正義感を持っていると思しき節もある。

ちなみに作者曰く嘘吐きらしく、たまに「○○は5%の確率で××です」などと口にするがこのとき言う数字はデタラメで、
口では5%や3%などといっていても内心では90%くらいは確実だと思っているらしい。
実際、作中で5%と言った事柄のほぼ全てが的中している。


【その他】
見た目貧弱そうに見えるが、カポエラを使った足技をマスターしており、
月と喧嘩になった時に披露された(なお、このカポエラを勧めたのは南空ナオミである)。

スポーツでは中学でテニスの全国大会二連覇を成し遂げた月と互角レベルで試合をした。
総じて運動神経は抜群のようである。


ちなみに、ワイミーズハウスに入って1時間もしないうちに、喧嘩を売ってきた上級生をフルボッコしている。


【過去に解決した事件】

Lが解決した事件の中で、もっとも有名な事件。
その名の通り、アメリカ・ロサンゼルスで起こった連続殺人事件で、男性一人・女性二人が何者かによって殺害されたという事件。
この事件には南空ナオミが解決に協力しており、この事件の最中にLはナオミからカポエイラについて聞いて、習得。
Lはこれをきっかけとして、以後、探偵コードの一つとして『竜崎』を使用している。
なお、犯人は逮捕後、キラの裁きによって死亡した。

  • ウィンチェスター爆弾魔事件
Lが7~8歳のころにワタリと出会うきっかけとなった事件であり、詳細は不明だが、Lとワタリはこの事件を解決したことで、第三次世界大戦が勃発するのを阻止した。
少なくともキラは、この件に関してはLに感謝するべきである。

  • 欧州バイオテロ事件
時系列・詳細共に不明だが、Lがエラルド・コイル、ドヌーヴの二つの探偵コードを勝ち取った事件であり、
この事件にはゲストとして、ワイミーズハウスの初代X・Y・Zである『 そそられし子どもたち(ラストアルファベット) 』が参戦している。
所謂、スーパー探偵大戦のような事件だったのだろうか…。

  • Lブランド事件
中米クリエラ共和国の難民救済のためのNPO組織『クリエラの月』の正体が、難民たちを利用して武器を売りさばく闇ブローカーであると発覚し、
組織壊滅までの活動の全指揮をLが執ったことがきっかけで起こった事件。
『クリエラの月』が活動を再開したとして捜査中だったFBI捜査官が拉致され、犯人側がネゴシエーターとしてLを指名。
この事件の真の目的は、捜査官を脱出させる過程で、Lの手で複数のトラップを解除させ、
そのデータをもとにLブランドと称してそれらのトラップを売り出そうとする犯人グループリーダーの企みであった。
事件はFBI捜査官と犯人グループのメンバーの一人であった人物の協力によって解決し、犯人グループのリーダーは逮捕後、キラによって獄中死した。




【そして……】



以下ネタバレ









月をキラではないかと疑いをかけ、様々な頭脳戦を繰り広げてきたL。
一時期ヨツバ編ではキラとしての記憶を失った月と共闘したこともあり、
元々強い正義感を持つもの同士、反発することもあったがお互いの力量を認め、戦友のような独特の信頼関係を築いたこともあったが、
最期は記憶を失った自分をも利用した月の策略によって死神レムにデスノートに名前を書かれ、心臓麻痺に襲われる。
そして、Lは死にゆく自分を看取る月の悪意に満ちた表情から自らの推理が間違っていなかったことを悟りつつ、志半ばで死亡した。
以後、捜査本部における"L"としての立場も月が引き継ぐことになる。

しかしLの遺志は彼の真なる後継者たちへ受け継がれることとなる。



【実写版】
基本的な設定は特に変わらないが、チェスをしているシーンがチラホラとあり、原作では甘味しか食べていなかった彼がポテチを食べていた。ちなみに前編では洋菓子、後編では和菓子を主に食べていた。
尤も、月が監視カメラで監視されている中、ポテチ袋の中に液晶テレビを隠すトリックを使用していたので、月に対する挑発とも取れる。

演ずる松山ケンイチ氏の喋り方も独特で、原作と同様に独特の存在感を放っている。

当初は非人道的な捜査方針と冷徹さにより総一郎や松田の反感を買っていた。
しかし、ストーリーが進むにつれ総一郎の気遣いに心を許し、総一郎の正義感に対して敬意を表するようになる。
後に再び非人道的な捜査について苦言を呈されると「より多くの人の命を救うことができるかもしれない」と当初の彼からは考えられない発言を口にし、総一郎たちとの捜査で人として成長したことを伺わせた。

漫画及びアニメでは第三のキラ、火口の逮捕後に死亡したが、実写版では高田が第三のキラとなり、
いささか原作に合わせた展開で高田の逮捕後、ここから展開が大きく変わった。

月の策は『レムに名前を書かせる』というもの(これ自体は原作と同じ)だったが、Lはそれを察知し、
高田が逮捕された後に自分の名前と死期をあらかじめノートに書いておくことで、
月らにデスノートでは殺されないように手を打っていた。
これはデスノートで人を殺す場合、一度決定事項となったことは変更ができないこと、
ノートに同じ名前と異なる死因が書き込まれた場合は先に書かれた方が優先させるルールを利用したものである。
そして、前もってワタリがジェバンニと同じ技によって海砂のノートを偽装*1
それを知らない月から自白同然の言葉を引き出して彼にチェックメイトを掛け、原作とは異なり月との頭脳合戦に勝利した。

そして事件解決後、Lはノートに書いた通りの日時に、これまたノートに書いた通り「眠るように」死を迎える。
死の時刻間際になってから訪ねてきた総一郎を月の件に関して慰め、別れの挨拶をしたあと、
親代わりのワタリの写真を傍らに、安らかな顔で眠るようにその人生の幕を閉じた。

史上最凶最悪の殺人鬼「キラ」を打ち破ったのは、皮肉にも彼が人々に要求した「優しさ」の極致である「自己犠牲」であった。


【L change the world】
実写映画版前後編の流れを汲み、『Lが月に勝利した世界』のその後を描いたスピンオフ映画。
キラ事件解決後、残り20日となった自身の余命があるうちにと片っ端から持ち込まれていた難事件を解決していたLの下に、発生したテロ事件の情報が舞い込む。
Lはこの事件を自分が残りの余命を全て注ぎ込んででも解決すべきものと考え、命をかけて解決するべく捜査を開始する。

なお、物語冒頭でリュークから「お前なら月より上手くノートを使えるんじゃないか」と誘惑されるが「月くんのあれが…神の死に方ですか?」と一蹴し、遺されたノートを焼却処分する。
ここから、月に対し恨みはほぼ無く哀れみを抱いていたこと、むしろ人間界にノートを持ち込んだリュークに対し怒りを覚えていたことが窺える。



【主な台詞】

『さあ! 私を殺してみろ!!』

『正義は必ず勝つという事を』

『私はLです』

『私の初めての友達ですから』

『好きになりますよ』

『一回は一回です』

『…松田の馬鹿』

『やはり私の考えは間違ってなかった…が、…ま…』
この台詞の空白の部分について作画担当の小畑健は13巻で“が…ここは負けか…”と想像している

『これでチェックメイトです!』



◆何故かアニメ『フルメタル・パニック! The Second Raid』第6話に自転車に乗りながら登場した。(只のそっくりさん?)
他にも月っぽい人や総一郎っぽい人、海砂っぽい人なども同じ場面に登場している。






本名:L・Lawliet(エル・ローライト)



命日:2004年(アニメ版では2007年)11月5日、実写版では2006年7月30日

享年25歳



なお余談だが、実写版でLを演じていた松山ケンイチ氏は、アニメ版では死神ジェラスの声を担当していた。




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