ギャグ補正

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ギャグ補正 - (2017/02/15 (水) 10:32:46) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/12/18(土) 13:12:24
更新日:2024/03/13 Wed 11:12:41
所要時間:約 10 分で読めます




では教育してやろう……、
ギャグの理不尽さと言う物を!

ギャグ補正とは、ギャグ漫画やそのシーンによる恩恵の事。
要は、どんな無茶をしても「ギャグだから仕方ない」と思わせるような演出のこと。


主に挙げられる点は、

○何でもギャグで纏める
○普通なら死ぬレベルのダメージでも生きてる
○というか、死んでも普通に蘇る
○更に、致命傷を負っても即完治
○確率操作レベルの超強運
○パワーバランスの崩壊
○キャラクターの崩壊
○世界観の崩壊
○文字通り不死身と化す
○馬鹿程強い
○というか馬鹿が常識
○そのため相対的に扱いの悪くなる常識人
○天才=アホキャラ
○大破した建物が気付いたら元に戻っている
○普通に出てくる他作品のキャラと作者
○ご都合主義・奇跡が普通に起きる
etc……。

具体例を挙げると
○ミサイルなどが直撃してもアフロヘアーになるだけ
○100トンハンマーに殴られてもたんこぶが出来る程度
○何の能力もない普通の女の子が完全覚醒&完全武装した主人公を素手でボコボコにする
etc……。


また、意外にもギャグ補正はギャグ漫画でない作品にも登場する。
というのも、若年層を対象としたギャグ要素が一切無い作品は数が限られるからであり、ギャグシーンで必要的に使われるからである。
特にパワーインフレが謙虚に現れ、ギャグ補正により公式最強のメイン勢がモブキャラにフルボッコにされる事が多い……というか寧ろモブキャラが公式最強という事になりかねない。

そのため、よく最強議論でも言われる事だが一番強いのはギャグという結論になる。


ただし、当然ながらギャグ補正による世界観・キャラクター・ストーリーの崩壊もあるので、嫌っている人からはとことん嫌われている。


そんなギャグ補正たちの一例

ラッキーマン
作品世界最強のキャラ。
彼そのものが「勝利」というチートレベルの存在。だが、そんな彼ですら例外もいる。


魚雷ガール(ボボボーボ・ボーボボ)
ギャグ補正だらけなキャラが多い中、他人のギャグ補正を無視する対ギャグ作品最強の存在。
しかも自分はギャグ補正使い放題という反則極まりない存在。でもバカ。


〇穴久保ポケモン
ギエピーがアホな展開でフルボッコする。


ナミ(ONE PIECE)
打撃が通じないルフィをボコボコにできる。
覇気を使い能力者の実態を捉える者もいるが、どう見ても使ってないのに殴れる。


葵・トーリ(境界線上のホライゾン)
ボケるだけで死なないボケ術式の持ち主。
でもチンーコパンーチだけは防げない。だって男の子だもん。


〇CITYHUNTER
シリアスは銃弾1発で命に関わるが、ギャグでは何トンハンマーでもこんぺいとうでも不死身。


〇ドロンボー一味ほか(タイムボカンシリーズ
大爆発にも関わらず死なないどころか服が破れて黒焦げになるだけの三悪達こそ、ギャグ補正の代表格と言えよう。
おまけに番外編OVA等ではガッチャマンやポリマーをはじめとした歴代タツノコヒーローをコテンパンに叩きのめしている。
まあヤッターマンには負けたが……
まあタイムボカンの頃は爆発で死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしてたが。


両津勘吉(こちら葛飾区亀有公園前派出所)
ご存知日本の漫画で最も長期間に渡って主人公を勤める警官。
本編ではその不死身っぷりで多くの凶悪犯を逮捕しているが、彼の本当の強さは他作品とのスピンオフで活かされる。
なんとあのフリーザ様のデスビームが直撃しても無傷で耐え抜き、数々の残虐超人を倒してきたアイドル超人たちを締め上げるほどである。
ついでに悟空から駐禁を取った。ある意味でジャンプ最強の主人公。


〇しっと団(突撃!パッパラ隊)
火炎放射器で灰になろうが、基地や地球ごと爆破されようが、遅くとも次の回には復活している。一度地獄に落ちたがそれも復活している。
しかしこの作品自体がギャグ漫画なだけあり、バラバラになった地球を米粒で接着して直すなどギャグ補正の塊である。


〇ひかわカービィ
ピンクでまるくて可愛いアイツ。
だが奴は食い意地一つでブラックホールを飲み込んだ。
そして、寝ながらにして隕石を飲み込み人知れずプププランドを守った。
まあ「人」はいないがな!


〇遊撃警艦パトベセル~こちら首都圏上空青空署~
エロゲであるが、それ以上にパロディとギャグをごった煮したバカゲー。


「大丈夫、シリアスにならなければ死なないから。ポイントは攻撃を受けたときにギャグっぽく叫ぶこと、これで大抵は助かります」

「逆によくないのは「しまった…!」とか「ここまでか…」とかつぶやくこと。ニヒルに笑ったり、家族のこととか考えたりしてしまうとほぼアウトです」

「なるほど……署長が街中で主砲をぶっ放しても死傷者が出ないのは、この辺の追記・修正を市民の皆さんもわきまえているからなのだろう」

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