ミミズ

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ミミズ - (2019/12/21 (土) 11:09:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/08/02(日) 02:54:19
更新日:2023/09/06 Wed 15:30:38
所要時間:約 4 分で読めます





概要

環形動物門 貧毛綱に属する動物の総称。漢字で書くと「蚯蚓」。
目が無く、手足も無く、紐状の動物。
名称は“目見えず”から来たとも言われる。多くは陸上の土壌中に住むが、水路の苔の部分にもいる。
ウジ同様釣り餌になる事もしばしば。
オーストラリアには体長が3メートルにもなる超大きなミミズもいる。

手足・頭・触角等、目につく顕著な器官が体表に何もないので、ごく下等な動物と思われがち。
だが、これらは顕著な頭部器官や疣足を持つ同じ環形動物門の多毛類(ゴカイの仲間)のような複雑な形態を持った祖先から、
地中生活への適応として二次的に単純化を起こす方向で進化したものである。

体の特徴は、細長く、沢山の体節に分かれている事で最先端には口前葉がある。
体の先端部に口があり、そこから体幹の全長にわたって腸が伸びて、後端部の肛門に続く。
老廃物は、各体節ごとに腎管によって排出される。
卵は地表の石の下や枯れ葉等の下に産み、パッと見はシリカゲル(煎餅等の袋に入ってる透明な粒の乾燥剤)。
ミミズは土の中にいる微生物や有機物を食べ、肥料として有用なウンコに変えてくれる為土いじり関係の仕事の人はミミズを大切に扱うそうな。
また、小学生の夏休みの宿題にありがちな朝顔の成長日記等の際、
「土を綺麗にするからミミズを一匹入れておきましょう」等と言って先生がミミズを持ってきて女子が大騒ぎしたりする。

…というのは、温帯・熱帯等の「ミミズがいて当たり前の生態系」における話である。
昔の人たちは「ミミズは土を肥えさせてくれるんだから、いくらいても見た目が悪いだけで何のデメリットもない」と思っていた。
しかし高緯度地帯においてはミミズがいなくても生態系がきちんと循環している森林や原野も存在する。(寒さに弱い蚯蚓は元々繁殖できないのだ)
そうした地域にミミズを持ち込んだ場合、れっきとした「外来種」となり、生態系に悪影響を及ぼす。
現に北アメリカ北部においては、釣り人が捨てた餌用のミミズが野生化し、落ち葉などを食い尽くして糞で土壌を破壊しているのが問題視されている。
世の中、そううまくはいかないのである。


また、ミミズに小便をかけると毒が上ってくるという迷信もあるが、ミミズは刺激を受けた場合、防御液を噴出することがある為、
それが直に当たった場合はおちんちんが炎症を起こすかもしれない。
ガキが悪戯でミミズに小便を引っ掛ける場合、だいたいその前にもミミズをいじっているから、
それで手に防御液が付いた状態でおちんちんに触れば、炎症を起こすのも道理である。
昔は畑仕事が主だった為、上記の土を綺麗にしてくれるから大切にしようという意図もあったと思われる。


なぜかアスファルトの路上に干からびたミミズが落ちているのを見かけるが、何をしにアスファルトの上を這っていったのだろうか……。
雨が降りそうになると土中から這い出る性質を持つ為、恐らく雨が降る前触れだったのかも知れない。
そして大抵雨の日には蛙やナメクジ等と一緒に潰れた姿が多数目撃される。*1


「み、水……」

「え? ミミズ?」

というギャグ? が昔流行った……ような気がする。

よく、ハンバーガーの肉に使われている等と言う都市伝説があるが、
ある物好きがミミズ100%のハンバーグを作ったところ、とても食えた物ではない代物が出来たらしい。*2

また食用ミミズは割高なので態々安いアメリカ牛肉の代わりに使えるものではない。

ただしミミズは栄養価が高いので、昔から世界中で食用されている。
カリフォルニアではミミズ料理のコンテストも行われているそうな。

ただし、食物連鎖の最下位であるミミズは環境汚染の影響をモロに受けるため、野生のミミズは毒ミミズとなっている場合も珍しくない。
しかも、当のミミズ本人は耐性が強い為、捕食者が死ぬようなレベルでも平気である。
だからミミズを食べる時はちゃんと食用の養殖ミミズを使うようにしよう。

多くのミミズは、雌雄同体であり、雄性生殖器と雌性生殖器をあわせ持つ。

つまり、生まれながらにして『男の娘』であり『漢女』なのである。
まあこれは、ナメクジやかたつむりにも言えるが。

また、無性生殖を行うミミズもいる。
そういう奴らはたとえ半分に千切れても再生し、それぞれが一個体となる。



ミミズをモチーフとしたキャラ


ほぼ全部悪役じゃねえか!(まあ、ミミズのヒーローに守ってほしくはないわな…)


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