空間把握能力

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空間把握能力 - (2018/12/24 (月) 04:30:18) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/28(日) 10:51:48
更新日:2023/07/19 Wed 00:50:09
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文字通り、空間(三次元)を把握する能力のこと。英語で言うとability of spatial perception
一般的には男性が優れているらしい。

というのも一説には、
太古において、男は狩猟、女は果実の採集といった役割分担がなされており
男は狩猟時に、がむしゃらに逃げる獣を追い、隠れた獣を見つけ、元の住処に戻る能力が必要としたからとされている。
さらにより遠くまで旅をして女性を見つけるという意味合いもある
女性はそれに対して、大木などを目印にして採集していたらしい。また、そもそも女性が移動する範囲そのものが広くなかったことも考えられる。
空間把握能力が高い男性ほど狩りへの貢献度は高く、社会的に重要であり、結果的にモテるようになるという事例もある。

現代社会においては男性のほうが幼少期に空間的な遊びにふける可能性が高いということもある。
つまり、男子は狩りをまねたような鬼ごっこやパズル的な要素を含む積み木遊びなんかを嗜み、女性は動かずままごとをするというような感じである。
折り紙やあやとりは両方やってね?という気もしないでもないが。

こうした能力の形成には、いわゆる男性ホルモンも関わっているため特定のホルモンの注入によって女性(ないし雌個体)が空間把握能力を向上させることも可能である。

もちろん個人差はあるし、ジェンダーバイアスそのものが個人の能力行使に対し抑圧となることも考えられるので一概に性別で決められることでないのは留意しよう。


地図を読んだり、立体の展開図や軌跡を頭に浮かべる時に必要になる力で、
それを苦手とする人が俗にいう方向オンチである場合が多い。


そしてこの力をフルに活用しなくてはならない身近な作業といえば、
三次元を二次元に変換(二次→三次)、つまり絵を書く時である。

空間を意識しないで絵を書くと、配置や縮尺が不自然であったり、見る側に違和感を与えるものになってしまう。
立体錯視などはこれを意図的に利用し、表現したとも言える

逆にこの力が優れている人なら、写真一枚からその全体像を把握し、
写っていない部分も違和感なく書き起こせるというのだから驚きである。


空間把握能力を鍛えてみたいなら、いくつかの方法がある。

  • 空間的なパズルやブロック遊びをやってみる。Minecraftを始めとする電子ゲームでも可。
  • サイズや形についてなどの空間言語を使う、使わせる
  • 位置を示すジェスチャーを使う、使わせる
  • 地図で遊ぶ
  • カメラで遊ぶ


ガンダムでもニュータイプなど優れた空間把握能力を持つものが多く登場する。
ファンネル、ドラグーン、ビット、ファングなどはその能力が優れていないとうまく扱うことはできないだろう。

目や耳が不自由な方もそれを補うため鋭敏な場合もある。
聴覚が残っているのであれば音の様相により周囲を把握するだろう。いわゆるエコーロケーションである。
嗅覚や触覚がうまく働けば分子レベルで何があるかというのが距離感ごと掴めたりもするだろう。

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