ボルシャック・ドラゴン

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ボルシャック・ドラゴン - (2019/03/06 (水) 17:32:39) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/05/15(日) 08:28:40
更新日:2024/02/14 Wed 23:57:07
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デュエル・マスターズの歴史はここから始まった。

概要

《ボルシャック・ドラゴン》とは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
記念すべき第1弾のカードであり、漫画の主人公であった切札勝舞の文字通りの「切札」であり、彼を象徴する1枚である。

スペック

ボルシャック・ドラゴン VR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
W・ブレイカー
攻撃中、自分の墓地にある火のカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。

上述した通りデュエル・マスターズ最初期に登場したドラゴンであり、最初のベリーレアとも呼べる存在。*1

墓地にある火のカードの数だけパワーアップする効果は、「死んだ友の哀しみを力に変える」というコンセプト。
能力的にはあまり強いとは言い難いが、そのヒーロー性と合致した能力から後のリメイクカードにも関連した能力が付いていることが多い。

特徴はその体躯に比べてかなり大きな両腕と爪。カッコいいけど正直アンバランス。
ただしそれはイラストを見たプレイヤーに強い印象を与える狙いがある。
両肩のブラスターは敵のシールドをW・ブレイクするための物という後付け設定がある。


絵師「見た目の派手さを強調してブラスター付けたよ!」

絵師「でも翼あるから意味ナスwwww」

スタッフ「じゃあWブレイク用ってことでw」

ドラゴンのみならずデュエル・マスターズを代表するカードなのだが、リアルでは特殊な能力の無いパワー馬鹿なため登場時から不遇。
しかも、公式では後に登場した《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》がデュエマの代表的カードの扱いを受けていて更に不遇。


しかしながら、彼はドラゴンを愛するデュエリストのために、何度でも転生する。


代表的な転生体および関連カード

ボルシャック・大和・ドラゴン SR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
W・ブレイカー
攻撃中、このクリーチャーのパワーは、墓地にある火のカード1枚につき+1000される。
《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の能力によって、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊するとき、かわりに相手のパワー12000以下のクリーチャーを1体破壊する。
通常ボルシャックの効果に加え、スピードアタッカーと、同じ主人公級ドラゴンであるボルメテウスとシナジーする効果を持つ。
後者のシナジー効果は完全なネタだが、極神編当時最大の12000火力という素敵なロマン砲が放てる。
後の裁定変更により、この効果が置換効果扱いとなったため、《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》他、置換効果持ちを一発で消せるようになった。

そして前者のスピードアタッカーにより高い奇襲性と攻撃性を持ち、トーナメントシーンでも活躍出来る強力なカードとなった。
ロマンも実用性もある優良カードだが、それまでのデュエマになかった和風デザインと漢字名により、古参プレイヤーには不評を受けることもある。
その後登場するサムライに先駆けて登場したため、名前の真ん中に漢字があるがサムライではない。

ボルシャック・NEX SR 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中から、名前に《ルピア》とあるカードを1枚、バトルゾーンに出してもよい。その後、山札をシャッフルする。
このクリーチャーは、自分の墓地にあるファイアー・バード1体につき「パワーアタッカー+1000」を得る。
W・ブレイカー
名称カテゴリ「NEX」を手に入れたボルシャック。
テキスト中の「ルピア」とは、ドラゴンをサポートする種族ファイアー・バードの1シリーズであり、仲間を引き連れて登場するヒーロー性たっぷりの能力を持つ。
特にドラゴンの召喚コストを2減らす《コッコ・ルピア》との相性が良く、3マナでコッコを召喚し、次のターンでこのNEXを召喚。新たなルピアを呼び出すことができる。

出すだけで仲間を増やしてボードアドバンテージを稼げるため、わかりやすく強力で初心者に優しい。
一方で盤面の状況や後の展開を考慮して様々な「ルピア」を選ぶ必要もあり、上級者向けな一面も。

現在は能力で《鳳翔竜機バルキリー・ルピア》をNEX自身を進化元として出し、超強力なファイナル革命能力を持つ《蒼き団長 ドギラゴン剣》や《時の法王 ミラダンテⅫ》へと革命チェンジを決めるタイプのデッキで活躍している。
NEXが《バルキリー・ルピア》を山札から出す事ができ、革命チェンジ先も《バルキリー・ルピア》でサーチできるので、始動するのに必要なカードがNEX1枚だけで良いのがとても強力。
革命チェンジすることでNEXが手札に戻る為、もしミラダンテやドギラゴンが倒されても再び場に呼び出すことが可能。この継戦力の高さから、一時期はこのデッキは環境に食い込むほどの強さを発揮していた。比較的落ち着いた現在もまだまだ人気がある。

このボルシャックは恒例の「友の哀しみを力に変える能力」が、ファイアー・バードのみを対象にしている。
こらそこ、友達減ったとか言わない。むしろ「ルピア」が全文明に存在していることから、文明を超える友情が芽生えたと言ったほうが正しい。

時空の火焔ボルシャック・ドラゴン SR 火文明 (7)
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。
W・ブレイカー
覚醒−このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。
勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス SR 火文明 (14)
サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン 12000+
このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。
このクリーチャーが各ターンはじめてタップされた時、アンタップする。
攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。
T・ブレイカー
解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、コストの小さいほうに裏返す)
初代ボルシャック・ドラゴンが超次元の穴から覚醒の力を得た姿。
詳細は単独項目で。


その後2015年には、ビクトリーシリーズ以前の原作の登場人物にちなんだパックという触れ込みで登場した「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」が発売。
主人公である切札勝舞(とザキラ)には2種類のパックが封入されたが、そのうちの1枠として満を持してこのボルシャック・ドラゴンをテーマにしたパックが登場。
いくつかの新規関連カードが追加されることとなった。

超竜キング・ボルシャック P 火文明 (7)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 13000+
G・ゼロ―バトルゾーンに自分の、名前に《ボルシャック》とあるドラゴンがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
進化―自分の火のドラゴン1体の上に置く。
T・ブレイカー
自分のクリーチャーすべてに、自分の墓地にある火のカード1枚につき「パワーアタッカー+1000」を与える。
G・ゼロにより、自分の場に《ボルシャック》と付くドラゴンがいればマナを支払うことなく出すことができる。
進化元についても、G・ゼロ条件である《ボルシャック》と付くドラゴンの上にのせれば全く問題はない。

ただ、これだけでは同じように自力で踏み倒し能力を持っている上についでのように相手の切り札級クリーチャーを仕留めることができる《轟く侵略 レッドゾーン》のほうが強そうだが、そこは初代切札(のリメイク)、彼には優秀な相棒がいる。

ボルシャック・ルピア P 火文明 (4)
クリーチャー:ファイアー・バード 2000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中から、名前に《ボルシャック》とあるクリーチャーを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。
デッキから《ボルシャック》を手札に加えることができる「ルピア」。
《ボルシャック・NEX》の効果でデッキから呼び出すことができ、さらに《ボルシャック・NEX》は「名前に《ボルシャック》とある火のドラゴン」であるため、こいつの能力でキングをサーチすることで、流れるようにNEXをキングに進化させることができる。

この動きの強みは《ボルシャック・NEX》1枚でほぼ確実にキング(とルピア)を呼び出せることであり、また手札にキングか別のNEXがいれば次のターンも戦線を切らすことなく動くことができるので、専用デッキを組まなければいけないとはいえ、レッドゾーンとは十分差別化できる要素であるといえるだろう。

ボルシャック・ファイアー P 火文明 (7)
呪文
S・トリガー
アタック・チャンス-名前に《ボルシャック》とあるクリーチャー
このターン、自分の墓地にある火のカード1枚につき、自分のクリーチャー1体のパワーを+1000する。相手のクリーチャーを1体選ぶ。その2体にバトルさせる。
これもボルシャックパックの新規の一つ。
ついにボルシャックの技がカードとして登場した。

効果自体は自分のバトルさせるクリーチャーにボルシャック効果を付加する《キサナティック・X》だが、2種類の踏み倒し能力により、ボルシャックさえ出していればほとんど腐ることなく運用できる。

単純に除去カードとして使ってもなかなかだが、このカードが真価を発揮するのは時空ボルシャックとのコンボ。
自分の時空ボルシャックを強制的に相手のクリーチャーとバトルさせることができるため、ボルシャック(時空ボルシャックでなくてもよい)の攻撃と同時にアタック・チャンスによりこのカードを発動することで、相手のクリーチャーが殴ってくるのを待つことなくメビウスへと覚醒させることができる。
ただし時空ボルシャックの攻撃でこのカードを発動した場合、そのターンはメビウスのアンタップ効果を発動させることができない。

ボルシャック・ドギラゴン LEG 火文明 (7)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 12000
革命0トリガー―クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが火の進化ではないクリーチャーなら、バトルゾーンに出し、このクリーチャーをその上に置く。
進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。
革命0の力を手に入れた初代とは異なるボルシャック。
こちらも詳細は単独項目で。

ボルシャック・ドラゴン P 火文明 (6)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+
W・ブレイカー
攻撃中、自分の墓地にある火のカード1枚につき、このクリーチャーのパワーを+1000する。
決闘者(デュエリスト)・チャージャー P 火文明 (3)
呪文
自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から、《ボルシャック》と名前にあるカードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。
チャージャー(この呪文を唱えた後、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く)
初代ボルシャックのスペックをそのままに、ツインパクトカードとなった一枚。
火文明が苦手とするマナ加速と手札補充を補えるだけでなく、いざと言う時にはアタッカーとして場に出すことも可能、と双極篇に合わせた調整が施されている。
ただし、継続的なマナ加速をしたい場合は自然文明の《フェアリーの火の子祭》が対抗馬となるため、デッキに投入するドラゴンの比率と相談すること。


ヒーロー性のある主人公級ドラゴンには他にも「ボルメテウス」、「ボルバルザーク」というライバルがいるが、恐らくボルシャック一族が最多のカード数だろう。
やはり「最初の主人公の(デュエル・マスターズにおける)最初の切り札」というポジションは大きいといえる。
これからもデュエル・マスターズを象徴するカードとしてその名を残してくれることだろう。


ボルシャック一族

《ボルシャック・ドラゴン》・《ボルシャック・ドラゴン/決闘者(デュエリスト)・チャージャー》
《ネオ・ボルシャック・ドラゴン》
《ボルシャック・大和・ドラゴン》
《聖霊龍騎セイント・ボルシャック》
《ボルシャック・NEX》
《ボルシャック・クロス・NEX》・《ボルシャック・クロス・NEX/ボルシャック英雄譚(サーガ)》
《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン/勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》
《激竜ガイアール・B(ボルシャック)》
《ボルシャック・スーパーヒーロー》
《超竜ボルシャック・ウルフェウス》
《ボルシャック・ギル・クロス・NEX》
《ボルシャック・コロドラゴン》
《勝舞城 ボルシャック/切札龍 ボルシャック・マスターズ》
《超竜キング・ボルシャック》
《ボルシャック・ドギラゴン》
《龍装車 ボルシェ》
《幻竜 ボルシャック》


余談

デュエマを販売しているタカラトミーから同じく発売されているWIXOSSとのコラボにより、ボルシャック・ドラゴンは《幻竜 ボルシャック》として収録された。
…そう、やはりというべきか、美 少 女になって。
幻竜 ボルシャック R 赤 レベル3
シグニ 精生:龍獣 限定条件:無し 6000
:あなたのアタックフェイズの間、このシグニのパワーはあなたのトラッシュにある<龍獣>のシグニ1枚につき+1000される。
:このシグニのパワーが12000以上であるかぎり、このシグニは【ダブルクラッシュ】を得る。
:このシグニがアタックしたとき、あなたのトラッシュに<龍獣>のシグニが10枚以上ある場合、対戦相手のパワー10000以下のシグニ1体をバニッシュする。
ライフバースト:カードを1枚引く。
肝心のデザインはというと、鎧と両肩のブラスター、特徴的な両腕を取り入れた赤い髪のイケメンドラゴン娘になっている。
鎧の隙間から覗く太ももとちょっぴり破けたタイツがまぶしい。
バニッシュ効果以外はオリジナル準拠なのだが、龍獣激戦区のレベル4帯ではなく層の薄さが課題だったレベル3として登場したためにユヅキのキーカードとして抜擢。
デュエマではすっかり時代遅れとなってしまったが、WIXOSSでは対シグニ、対ライフクロス要員として活躍している。

ちなみに、フレーバーテキストは3種類用意されており、
その怒りに触れたために、ひとつの都市が消滅した。*2
コッコ。さあ。おいで。 ~ボルシャック~*3
愛情を力に。それが真骨頂。*4
となっている。





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