WIXOSS

登録日:2014/05/18 Sun 12:14:48
更新日:2024/01/13 Sat 10:08:53
所要時間:約 56 分で読めます




WIXOSSはタカラトミーから発売されている、ホビージャパン製トレーディングカードゲームである。
プロデューサーはタカラトミーの山口朋氏。ゲームデザイナーはホビージャパンの社員でありMAGIC the Gatheringの世界殿堂入りプレイヤーの一人、八十岡翔太(ヤソ)氏。

本作品を元にしたテレビアニメ『selector』及び『Lostorage』シリーズとの連動要素が多分に含まれている。
(ただし同作は敢えて販促アニメのセオリーを外している。項目参照)

『selector』シリーズは2016年2月に公開された劇場版『selector destructed WIXOSS』で一旦完結。
2016年秋より続き物の『Lostorage incited WIXOSS』が放映された。
2018年春には『incited』の続編である『Lostorage conflated WIXOSS』が放映され、『selector』・『Lostorage』シリーズが完結した。
また、2020年夏に新シリーズの『WIXOSS DIVA (A) LIVE』が発表された。



概要

デュエル・マスターズ』のタカラトミーと『ラストクロニクル』のホビージャパンがタッグを組んだTCG。
WIXOSSとは「願い(Wish)」「交錯(Cross)」を組み合わせた造語で、メディアミックスでも「願い」をキーワードにしている。

MTGや遊戯王オフィシャルカードゲームのヒットで生まれた数々のTCGの中でも、いわゆる「美少女もの」と呼ばれる『可愛い女の子だけのカードで遊ぶTCG』に属する。
元々デュエマでTCG業界に名を馳せたタカトミと、『ファイナルファンタジーTCG』などのゲームデザインで評判が良かったホビージャパンの共同開発であったが、「美少女版デュエマ」「よくある」「どうせ売り抜けてすぐやめる」と前評判は散々だった。

しかし、販促アニメ『selector infected WIXOSS』の放映開始とともに評価は一変。
少女達がドロドロした「願いの交錯」を見せつけるハイティーン向けの作品内容はTCGアニメとしてはあまりに異質すぎたが、キーアイテムであるWIXOSSにユーザーを呼ぶことには成功。

メーカーの予想を遥かに上回る売り上げを記録し、構築済みデッキやブースターパックがあっという間に品切れしプレミア価格で取引されていた時期もあった。(当然だが現在は落ちついている。)
対応として急遽フリーペーパーという形でデッキを配布し、供給が安定するまでは公認大会への参加も可能とした。
(既定路線として似たようなことをしているメーカーもあるが、こちらはあくまで緊急措置のため、販売が安定した後は公認大会への参加は不可能)
そして実際にゲームに触れたユーザーからはそのゲーム性を評価され、アニメ放送終了後も安定した売り上げを確保。
現在ではデュエマに続くタカラトミーTCG第二の柱として確固たる地位を築き上げている。

デッキ

10枚以下のカードで構成される「ルリグデッキ」と40枚きっちりのカードで構成される「メインデッキ」の二種類のデッキを使って対戦する。
ルリグデッキに入るカードは裏面及びカード枠が白い(白枠)であり、メインデッキに入るカードは逆に裏面及びカード枠が黒い(黒枠)である。
また、構築上以下のルールが存在する。
  • ルリグデッキにはレベル0のルリグを入れなくてはならない。このレベル0のルリグは効果を持たず各プレイヤー最初のターンでグロウ(後述)するため、実質的にはルリグデッキは9枚のようなものである。
  • メインデッキにライフバースト(後述)を持つカードをきっちり20枚入れなくてはならない。必然的に持たないカードもまた20枚になる。

プレイ感覚

MTGプレイヤーの八十岡がデザインしたこともあり、コストの指定はMTGやForce of Willに似ており、アーツ・スペル発動タイミングなどはMTGや遊戯王などに、別々のデッキを二つ使用する点は遊戯王やデュエマに似る。
一方、どのカードもコストにできたり、タフネスの概念が存在しない点などはデュエマやZ/Xに似る。
また自分の場に出せるシグニ(後述)は3体までで、コストは支払うとなくなる点はそれぞれバディファイトバトルスピリッツに、
ルリグがゲーム最初から公開され、ターンごとにランクアップするのはヴァンガードに、
デッキがなくなったらライフクロス(後述)をひとつクラッシュされる代わりにトラッシュが新たなデッキになる点はヴァイスシュヴァルツに似る。

様々なTCGの要素を含むことから他のTCGのプレイヤーも比較的入りやすく、実際様々なTCGプレイヤーが集まっている。
このため異種TCGのプレイヤーの交流会にもなっている。えっ、女子中高生はどこだって?一緒に探しましょう。

カードタイプ

ルリグデッキ

裏面が白いカードを投入する。他TCGにおけるエクストラデッキにあたる。(扱いは非公開領域のエクストラデッキに近い)
デッキのカードは10枚までで、必ず1枚レベル0のルリグカードを入れなくてはならない。
  • ルリグ
プレイヤーの分身となって闘うカード。ルリグゾーンに置かれる。
ルリグのその時点でのレベル以上のレベルのシグニはシグニゾーンに出せない。
またレベルの下にある数字は「リミット」といい、その数を超えないようにシグニのレベルを調整しなくてはならない。
例えばレベル4リミット11のルリグがいるならば、「4+3+4」のように出すことになる。
レベルは0~5まで存在し、0は必須(ルール上。戦力的には全く役立たないため、最低でもレベル2は欲しい)で、基本的にはレベル4で戦うのが主流。
従ってルリグデッキのうち3~5枚はルリグで占められ、残る枠を後述のアーツやレゾナが争う形となる。
(ルリグが少ないならアーツをそれだけ使えて速攻も可能だがパワーが弱い。ルリグが多いとアーツが入れられない)
ディーヴァシリーズから従来のルリグはセンタールリグと呼ぶようになった。
    • アシストルリグ
ディーヴァシリーズから導入。センタールリグの横に2体のアシストルリグを配置、ユニットを組んで戦う。
基本的な扱いはルリグと同様だが、グロウを行えるのがアタックフェイズであるなど使い勝手はむしろアーツに近い。
  • アーツ
ルリグの必殺技。コストが支払うことができ、発動タイミングが適正であれば発動可能。
似たカードであるスペルとの違いはいつでも使える点(スペルは手に持っていなくてはならない)
相手を除去したりデッキからシグニを持ってきたりダメージを防いだりと万能だが、枠が限られているため対処したい状況に合わせて構築する必要がある。
ディーヴァシリーズでは廃止。
  • レゾナ
ルリグデッキに入れることのできるシグニ。シンクロモンスターやサイキック・クリーチャー辺りを想像するとわかりやすいだろう。
召喚条件を満たせばいつでも召喚でき強力なカードも多い。
また、普通のシグニと比べるとトラッシュに行かないなどの違いがある。
14弾からは両面レゾナが登場。見た目はサイキック・クリーチャーに近いが、様々な点で異なる性質を持っている。(片面で完結している・反転してパワーアップしない等)
  • キー
別のルリグの能力を有した横向きのカード群。
使用すると場に残り続けて効果を発揮するが、その使用にコイン(後述)が必要で場に1枚しか置けない。*1
なお、ほぼ全てのキーはこちらに能力を提供してくれるが、極一部のキーは互いのプレイヤーにデメリットを課してくる。
  • ピース
ディーヴァシリーズから導入。
アシストルリグ構築でのみルリグデッキの上限を無視して2枚まで投入と使用が可能なカード。
キーと同じく横型レイアウトだが裏面デザインは新規。
ゲーム中の扱いはアーツに近いが、あちらよりパワーは控えめかつ再利用も出来ない。

メインデッキ

裏面は黒。前述のようにライフバーストカードを20枚、それ以外を20枚で構築する。
  • シグニ
他のTCGでいうモンスターやクリーチャーにあたる。
レベルとパワーを持つが、召喚時にコストはいらない。レベルとリミットさえあっているならばひょいひょい出せるし、ターン中の召喚制限もない。
また、不要になった場合はトラッシュに送る(リムーブする)ことが可能。基本的にはアド損だが。
  • スペル
他のTCGでいう呪文にあたる。
こちらはコストを支払う必要がある。アーツと運用が似ているが、アーツと異なる点として手札に持っている必要があり、また殆どがアタックフェイズに使えない。
アーツよりも制約は多いが、そのぶん複数積みや回収はしやすく、対戦中に複数回使えること多い。

用語

  • 限定
カードイラスト下に「○○限定」とあるカードは、そのルリグが出ていないと使えない。
ルリグ以外のカードタイプに記載されていることがあり、非限定カードよりコストパフォーマンスは高い。
  • スペルカットイン
相手がスペルを発動した時に割り込んで別のカードを先に使用すること。このタイミングに効果を使えるカードは限られている。
  • バニッシュ
破壊じゃないんです、バニッシュなんです!戦闘で勝ったりカードの効果でシグニをエナに送ること。
  • ライフクロス
プレイヤーを守る盾。ここが全部割られてる時にルリグを攻撃されると負ける。デュエマのシールドに近い。
  • ライフバースト
クラッシュされたライフクロスのカードにこのマークがあれば、そのカードに書かれたライフバースト効果を使用できる。デュエマのシールド・トリガーに近い。
  • コイン
Lostorageシリーズより導入されたシステム。実際に使える硬貨でなければ何でもコインの代用として使ってよい。
最大5枚しか所持できず、獲得方法が限定されているが、ルリグの効果やアーツの追加コストとして支払うことで様々な恩恵が受けられる。

カードの色。現時点では5色+無色の6種類あり、多色は一部のルリグのみ存在する。
それぞれの色に専門のルリグとシグニが所属しているが、本来とは異なる色になる場合もある。
バウンスやサーチ、防御が得意。
アニメやコミックで主役を務める事が多く、プッシュされる機会も多い。
所属するルリグ:タマ、リメンバ、イオナ/ユキ(イオナの別名)、タウィル、サシェ、ハイティ、ウムル(黒との混色)、ドーナ、ゆきめ、エマ、にじさんじ月ノ美兎
火力系スペル、アーツが多め。
バニッシュ、アサシン、ダブルクラッシュと相手ライフを奪う手段が多いが、防御面に課題が残る。
所属するルリグ:花代、ユヅキ、タマ(白との混色もあり)、ララ・ルー、リル、カーニバル、レイラ、LoV(優羽莉)、タウィル(キーセレクション以降)、にじさんじ(樋口楓)
ドロー、ハンデス、ダウン及び凍結を得意とする。
アニメではパッとしなかったが、青筆頭ピルルクたんは全ルリグナンバーワンの人気。
所属するルリグ:ピルルク、エルドラ、ミルルン、ソウイ、フタセ、あーや、ウムル(キーセレクション以降)、タマ(キーセレクション)、にじさんじ(静凛)
エナチャージを得意とする。全体のパワーを強化し、ランサーと呼ばれる貫通効果でダメージを与える脳筋戦法が得意。
登場以来弱い時期が全く無いほどのガチ色なのだが(主に緑子)、selectorシリーズでは逆に勝利描写が一度もないという扱いが両極端な色。
所属するルリグ:緑子、アン、アイヤイ、ユヅキ(赤との混色もあり)、メル、ママ、ピルルク(キーセレクション)、アト
パワーダウンが得意で、トラッシュに応じて強くなる。
ルリグの数が多く、それだけ戦術の幅も広いがトラッシュを阻害されると機能不全に陥りやすいルリグも多い。
所属するルリグ:ウリス、ウムル、イオナ、タマ(黒点のみ)、ミュウ、タウィル(ウトゥルス使用時)、アルフォウ、ピルルク(青との混色)、ハナレ、ナナシ、グズ子、カーニバル(キーセレクション)
  • 無色
どの色でも支払えるが、無色のカード自体は無色しか支払えない。
ただ無色には「マルチエナ」を持つサーバントがあり、この場合は逆に全ての色を支払うことができる。
所属するルリグ:ウリス(虚無のみ)、タウィル(エナ使用時)、夢限

ゲーム進行

勝利条件

相手のライフクロスを全て破壊してとどめをさすその時ベイブレードに勝利しないとトドメをさしたことにならない
デッキが0になっても「リフレッシュ」が発生するのみで敗北にはならない(リフレッシュ時にライフは1減るが)

開始前の準備

  1. ルリグデッキからレベル0のルリグを裏向きにしてルリグゾーンにセット。それ以外をルリグデッキ置き場に置く。
  2. 対戦相手とじゃんけんする。勝ったほうが先攻。
  3. 互いに5枚引く。このとき、気に入らないカードがあればそのカードをデッキに戻しシャッフルした後、戻した枚数と同じだけ引き直せる。この行動は1度のみ行える。
  4. ライフクロスにメインデッキから7枚裏向きにして横向きに並べる。
  5. 両プレイヤーのレベル0のルリグを「オープン!」といいながら同時に表にする。

ターン進行

ターンは以下のフェイズに分かれて行われる。名前が違うもののMTGやデュエマをイメージするとわかりやすい。
  • アップフェイズ
    • ダウン状態(横向き状態)のカードをアップ状態(縦向き状態)にする。遊戯王プレイヤー以外は「あああれと一緒か」と納得されたかなと思う。
  • ドローフェイズ
    • カードを2枚(先攻一ターン目のみ1枚)引く。2枚でも引きたいカードはやっぱりなかなか引けないのはTCGゆえか。
  • エナフェイズ
    • 手札及びシグニゾーンから一枚選んでエナに置く。シグニをエナにできることは意外と見落とされる。
  • グロウフェイズ
    • ルリグデッキから1枚ルリグを選び、既にルリグゾーンに出ているルリグに重ねる(コストを支払う必要がある場合も)。
  • メインフェイズ
    • シグニの召喚、スペル・アーツの使用を行う。
  • アタックフェイズ(後述)
    • シグニ→ルリグの順番にアタックを行う。
  • ターンエンド
    • 手番の終了。

アタックフェイズ

アタックフェイズの処理はやや複雑(…に見えるけど実際は他のTCGとそこまで変わらない)。
まずアクティブプレイヤーから使用タイミング【アタックフェイズ】を持つ、カードか起動能力の使用を宣言する。(プレアタックステップ)。ない場合はディフェンスステップに移行。その後、同様に非アクティブプレイヤーもアーツを使用できる。(ディフェンスステップ)
それが終了したらまずシグニから攻撃できる。(シグニアタックステップ)攻撃する際はアップ状態のシグニを横に傾ける(ダウン)。つまりダウンしてたらアタックできない。
シグニがアタックする時、目の前に相手のシグニがいる場合はそのシグニと戦闘になる。
攻撃側がパワーが相手より高いならバニッシュする。攻撃側がパワーが相手より低くてもバニッシュされない。つまり殴ってる側は有利(相討ちになる場合相手のみバニッシュ)。

目の前にシグニがいない場合はライフクロスをクラッシュする。
一度それをチェックゾーンに置き、ライフバーストがあれば使用する。
ライフバーストの有無に関係なく、クラッシュされたライフクロスはエナになる。
シグニが攻撃を終了したら、ルリグも攻撃する。(ルリグアタックステップ)ルリグの攻撃はシグニに妨害されないが対戦相手は手札からガード能力を持つシグニ(主にサーバント)を捨てることでガードできる。(カードステップ)
ルリグもまたライフクロスをクラッシュする。

繭の部屋

いわゆる制限・禁止カードリストを公式にこう呼んでいる。デュエマでいう殿堂入り。
デュエマでは温泉、遊戯王OCGでは監獄などと半公式で揶揄しているが、公式でこのような扱いなのは業界でも珍しい。
なお、「繭」とはアニメselectorにおけるラスボスであるのこと。
セレクターバトルのゲームマスターであった彼女が支配する白窓の部屋の別名が「繭の部屋」である。
selectorシリーズは完結し、亡霊であった繭は昇天したはずなのだが、Lostrageシリーズでも継続して繭の部屋の名称を使い続けるとのこと。
プロデューサー曰く繭は悪い子なのでおかしいよね!?
2021年には世界観が完全に一新されたDIVA(A)LIVEが始まったが、同年に久々にオールスターの禁止カードが制定された際にも変わらず繭の部屋の名称が使われている。
ディーヴァセレクションでは目下禁止・制限カードは存在しないが、その場合どうするかは不明。

フォーマット

WIXOSSでは6年以上に渡る商品展開に伴い、2020年7月現在2種類のフォーマットを設けている。
また、2020年冬より発売される商品より3種類目のフォーマットであるディーヴァセレクションを実装予定。
大体アニメの新シリーズに合わせて新設されている為、約2~3年に1つ新しいフォーマットができると考えてもよい。
なお、各フォーマットの見分け方はカードの右下にあるマークで判別できる。

オールスター

マーク:無し
適用範囲:発売されている全てのカード
文字通り全てのカード及びルリグで遊ぶことができる為、ハイスピードかつカオスなバトルが行える。
オールスター限定ルールとして「チアゾーン」と「チアガール」が有り、シグニのレベルを囲う記号がハートであれば一度場を経由してチアゾーンへ移動、相手シグニの反撃を受けずに一方的に攻撃できる。
ただし、チアガールは相手シグニの効果を受けることには変わらない他、相手ルリグに直接攻撃できないデメリットが生じる。

キーセレクション

マーク:鍵マーク
適用範囲:アンロックドセレクターに収録された一部のカード・クラクション~リンカーネイション期に収録された全てのカード
incited組参戦後、カードプールの無さ故にメタゲームに参入できなかった問題点から、conflated開始に合わせて設立されたフォーマット。
大量ドローしにくい環境となっており、ライフバーストでドローできるサーバント〇3シリーズが一切収録されていない。

ディーヴァセレクション

マーク:三角形
適用範囲:INTERLUDE DIVA以降に収録されるカード
世界観を大幅に刷新した新アニメと合わせて施行されたフォーマット。
3人のルリグでチームを組むのが最大の特徴で、ルリグの最大レベルが3までに下がったことや全体的な数値の見直しでゲームスピードが大幅に上がっている。
また、サーバントは目下《サーバント#》の1種類のみ。そのためガードが難しくなっている。

商品展開

ブースターパック

selectorシリーズ

  • WX-01 SERVED(サーブド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-02 STIRRED(ステアード) SELECTOR(セレクター)
  • WX-03 SPREAD(スプレッド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-04 INFECTED(インフェクテッド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-05 BEGINNING(ビギニング) SELECTOR(セレクター)
  • WX-06 FORTUNE(フォーチュン) SELECTOR(セレクター)
  • WX-07 NEXT(ネクスト) SELECTOR(セレクター)
  • WX-08 INCUBATE(インキュベイド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-09 REACTED(リアクテッド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-10 CHAINED(チェインド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-11 DESTRUCTED(ディストラクテッド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-12 REPLIED(リプライド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-13 UNFEIGNED(アンフェインド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-14 SUCCED(サクシード) SELECTOR(セレクター)

Lostorageシリーズ

  • WX-15 INCITED(インサイテッド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-16 DECIDED(ディサイテッド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-17 EXPOSED(エクスポーズド) SELECTOR(セレクター)
  • WX-18 CONFLATED(コンフレーテッド) SELECTOR(セレクター)

構築済みデッキ

色の名前+そのパックのイメージの単語で統一されている。
再録カード以外のメインデッキのカードはすべて4枚構成のため、再録カードが目的でなければ1箱でデッキとしてまとまる。

selectorシリーズ

  • WXD-01 WHITE(ホワイト) HOPE(ホープ)
  • WXD-02 RED(レッド) AMBITION(アンビジョン)
  • WXD-03 BLUE(ブルー) APPLI(アプリ)
  • WXD-04 GREEN(グリーン) WANNA(ワナ)
  • WXD-05 BLACK(ブラック) DESIRE(デザイア)
  • WXD-06 BLUE(ブルー) REQUEST(リクエスト)
  • WXD-07 BLACK(ブラック) CRAVE(クレイヴ)
  • WXD-08 BLACK(ブラック) WILL(ウィル)
  • WXD-09 WHITE(ホワイト) PRAY(プレイ)
  • WXD-10 RED(レッド) HOPE(ホープ)
  • WXD-11 BLACK(ブラック) NEED(ニード)
  • WXD-12 GREEN(グリーン) DREAM(ドリーム)
  • WXD-13 WHITE HOPE -movie ver.-
  • WXD-14 BLACK DESIRE -movie ver.-
  • WXD-15 RED(レッド) PROMISE(プロミス)
  • WXD-16 BLUE(ブルー) PETITION(ペティション)

Lostorageシリーズ

  • WXD-17 RED(レッド) HONEST(オーネスト)
  • WXD-18 GREEN(グリーン) BERSERK(ベルセルク)
  • WXD-19 BLACK(ブラック) BLIND(ブラインド)
  • WXD-20 GREEN(グリーン) CUNNING(カンニング)
  • WXD-21 RED(レッド) JOKER(ジョーカー)
  • WXD-22 BLACK(ブラック) CONFLATION(コンフレーション)

メディアミックス

TVアニメ

selector infected WIXOSS

2014年夏に放送。WIXOSSを現在の地位に確立した立役者。
通称1期。

selector spread WIXOSS

2014年冬に放送。衝撃的なラストを迎えた『infected』の続編。
通称2期。

Lostorage incited WIXOSS

2016年秋に放送のTV新シリーズ。
新たな2人の主人公と、再び始まるセレクターバトルを描く。
通称3期。selectorをまとめて1期とし、これを2期と呼ぶ場合もある為ややこしい。

Lostorage conflated WIXOSS

2018年春に放送。『incited』の続編であり前シリーズである『selector』のキャラ達も続々登場。
後述の外伝『-peeping analyze-』の主人公だった水嶋清衣が満を持して主人公となる。
通称4期。

WIXOSS DIVA(A)LIVE

2021年春に放送。
selector及びLostrageシリーズから世界観を完全一新した完全新作。
一言でいうと明るく元気でおバカなカード&アイドルアニメ
冷静に考えると結構アイドル物としてえげつない展開もあるにはあるのだが、4期までのあれやこれやに比べれば全然平和なので、ギャグ補正もあってわりと安心して見ていられる。

劇場版

selector destructed WIXOSS

1~2期の総集編+追加シーンの劇場版。
TVの敵であった「ウリス」の過去や、最終回ラストシーンの補完がメイン。

コミカライズ

selectorシリーズはアニメスタッフが基本ストーリーを手がけている。

selector infected WIXOSS -peeping analyze-

ウルトラジャンプに連載。作者は鈴木マナツ。単行本全2巻
アニメの序盤に登場したピルルクの過去と、彼女が出会った新たなセレクターとの物語。
オリジナルルリグ『リメンバ』が強烈すぎるインパクトを残した。ひとことで言うと「女ベクター

selector infected WIXOSS -Re/verse-

ビッグガンガンに連載。作者はめきめき。単行本全2巻。
謎のルリグ「アルフォウ」と、彼女のセレクターとなった「黒澤ゆらぎ」の物語。
当初はごく普通の青春モノだったのだが、最終的には主人公を含めてトチ狂ったレズしかいなくなっていた。
関連作品で最もカード解説をまじめにやっているのも特徴。というか他が説明をしなさすぎるのだが。

selector stirred WIXOSS

季刊誌「ウィクロスマガジン」に連載。作者は瀬菜モナコ。
カードに先行登場した「サシェ」「ミュウ」「アイヤイ」「ララ・ルー」「ソウイ」のバックストーリー。
仲良しな双子の姉妹とその仲間たちの信頼と絆と心の崩壊を丁寧に描いている

selector infected WIXOSS -まゆのおへや-

ウルトラジャンプに連載。作者はnini。
アニメをはじめselectorシリーズのラスボスであるを主役にした短編ギャグ漫画
当初はミステリアスで恐ろしい黒幕と登場したが、ストーリーが進むに連れて段々と化けの皮が剥がれていった繭を徹底的に弄りまくる。
ルリグ達に舐められまくり、作中最強の「るう子のばあちゃん」やその辺の幼稚園児、さらには夢限おじさんなどに負けまくる繭だが、ある意味こっちの方が幸せなんじゃないかとも。
コミックスは全1巻だが、特にプロモカードなどは付録にならなかった。
描き下ろしで鈴木マナツとめきめきによるコラボイラストが寄稿されており、必見。

Lostorage incited WIXOSS 必殺♥オーネスト

まゆのおへやに引き続き、ウルトラジャンプに連載。作者は同じくniniで、全3話の短期集中連載。
アニメLostorageの主人公すず子が、ルリグ・リルの能力であるオーネスト(相手プレイヤーを素直にする)を使って対戦相手の本音を引き出していくギャグ漫画。
気弱で儚げなアニメ版とは打って変わって、どんどん図太くなっていくすず子が特徴。
単行本は一般販売されず、まゆのおへやの電子単行本にオマケとして収録。先行販売された書籍版には収録されていない。おかしいよね!?

ウムルとタウィル

公式サイトにて連載されている4コマ漫画。作者はOYSTER。
当初は短期連載予定だったが、好評のためレギュラーとして毎週更新されている。
謎のルリグであるウムルとタウィル(でぃーゔぁせれ)を主人公に、その時の時事ネタを織り交ぜたりシグニをネタにしながらユルく進んでいく。
全体的なノリはほぼOYSTER作品のまんま。具体的には光の大社員
第1回では「うぃっしゅ!」「でゅえる」「すぴりっつ」など他社製TCGをネタにしていた。いいのか。
登場キャラはカード側にも逆輸入されており、特にムンカルンとナキールンは再登場以降のフレーバーテキストがほぼこの漫画の決めセリフになってしまっている。

あるウィクロス初心者がブースターパックを買って出たカードから4コママンガを描く4コママンガ → ウィクロス ぶくぶタマ劇場

コロコロアニキにて連載されている。作者はサブカルクソ漫画ポプテピピックでおなじみ、大川ぶくぶ。
内容はタイトルの通り、WIXOSSを全く知らない作者が適当にパックを1つ開けて出てきたカードにコメントしていく、というもの。
第1話はコンフレーテッドセレクターを題材にしていたが、都合よくスーパーレアが出るようなこともなく見た目と名前だけをなんとかネタにしていた。
誰が言い出したんだこのクソ企画……。
なお連載を開始したコロコロアニキ2017年夏号には大川画のタマLv0~4が収録されている。
効果は全てバニラで既存のものの名前違い、イラストとカード名はグロウシステムを大川流に解釈した名状しがたいシロモノに仕上がっていた。
とんでもないクソ付録だが、バニラLv0~Lv3タマが収録されているホワイトホープは現在廃版、さらにタマデッキのバリエーションの一つ【バカラオーラ】では他のタマよりもバニラのタマを優先する上にキーカードはLv3バニラタマとなる。
つまり大川ぶくぶ画のムカつく顔をしたタマで殴って勝つことが可能。
更に言うとこの【バカラオーラ】、現環境では紛れもないガチデッキである。わざとやってんのだろうか。
単行本1巻発売に合わせてタイトルを「ウィクロス ぶくぶタマ劇場」に改題したが基本的な内容に変化はない。

ノベライズ

WIXOSS -TWIN WING-

作者は円まどか。
それぞれselectorとは全くの別世界を舞台としている。
WIXOSSジャパンカップを舞台に少女達の交流を描く物語。
百合百合している作風だが、selectorやTWIN MEMORIESに比べるとかなり健全

WIXOSS -TWIN MEMORIES-

作者は同じく円まどか。
TWIN WINGと同一世界観だが、同時にカードオリジナルルリグ『ウムル』『タウィル』のバックストーリーが進行してゆく。
あまりに悲惨なウムルとタウィルの世界と現実世界がクロスしていく作風だが、作中のある2人の設定があまりに衝撃的で殆どその印象が持って行ってしまう。
WIXOSSが絡むとインモラルな愛しか成就しないのだろうか……。

コラボレーション

タカラトミー関連、ホビージャパン関連、及び他社とのコラボカードが複数存在する。そのバリエーションは豊かすぎるほど豊か。
なお、一部カードは中国語版では同じテキストのWIXOSSオリジナルカードに差し替えられており、画集などにも収録されない。
ここではWIXOSSにカード化されたものを記載する。

タカラトミー関連




ホビージャパン関連

◆ラストクロニクル

◆ビキニ・ウォリアーズ

◆クイーンズブレイド グリムワール

その他


◆でゅえるメイト

◆すき家


◆日産自動車

◆デザインのひきだし

◆わさビーフ

◆crossbeats REV.

◆けものフレンズ

◆テレ朝チャンネル




◆オモコロ

バーストちゃん

第2回世界大会の開催に伴い、一般公募で募集されたデザインを元にしたWIXOSSイメージキャラクター。

こういう場合、普通ならばオリジナルかつWIXOSSをモチーフとした愛らしいもの・馴染みやすいものが応募・採用されると思われるのだが、そこはWIXOSS。
公式もユーザーも完全にノリを熟知していたため、採用されたのはライフバーストアイコンに足が生えた無表情の怪人「バースト」であった。*5
応募時点では腕が生えていなかったが、実物では腕が出し入れできてゲームができるようになり、名前も美少女TCGらしくちゃん付けとなっている。
見た目のシュールさはそのまんまであるが。

なお落選しながらも優秀賞として挙げられたものは、orzの体勢になることで背中をWIXOSSテーブルにできる「WIXOSSサイボーグ」、相手のクソ長いメインフェイズを待っている時に手札を置いて待機できる「手札置く所さん」、デッキケースを象った怪人「デッキケース博士」であった。

どいつもこいつもあたまおかしい。

小ネタ

蒼井晶役の赤崎千夏はWIXOSSのデッキをタッパーに保存している。
そのツイートを日切りにWIXOSSと一緒にタッパーを並べる小売店も出現し、更にはアニメ版の円盤の店舗特典がタッパーになった。
実際ホイルカードの天敵である湿気を避けることができるため愛用するセレクターは多い。

●デュエマにおけるDMデッキ開発部と同等かそれ以上に公式が病気なことに評判がある。
デッキ開発おじさんを筆頭にした狂気120%のコラム、前述のように唐突すぎる各種コラボ、先人にして大敵たるMtGに彼らの土俵(バスケイベント)で戦いを挑む、開発のホビージャパンと販売のタカラトミーの力関係を決めるためにベイブレードで戦う、TCGメーカー初となる専用マシンWIXOSSロボの開発など、年々奇行が悪化している。
(その後WIXOSSロボはタカラトミー地下の秘密倉庫(粗大ゴミ置き場)に送られることとなった。ロボはみんなの心の中に……)

エイプリルフールでは中年男性を主演にした実写化の発表やタカラトミーそのものを約9億でプレゼントしようとしたり、美少女全員を男体化していた。

2016年8月にはTCG史上初となる、カードプレイヤーによるボディビル大会が開催される。しかも公式主催。
なんかの隠語とかでもなんでもなく、ガチのボディビル対決である。
その後も公式大会決勝をタカラトミー製の野球盤で行ったり、ヘッドジャッジを務めたどこぞのMtG世界殿堂入りプレイヤー(ヤソ)にアンパイアの格好をさせたりと毎度毎度何かしらやらかしている。
また、公認大会のうち「WIXOSS PARTY CONCEPT」と題する大会は主催者の自由裁量で特別ルールを作ることが認められているため、過去には「試合中にアナウンスが流れたルールを強制執行」「まずベイブレードで勝負し、結果で初期エナやライフを決める」「参加者全員で鍋をつつきながらバトルする」「まず参加者全員で魚釣りを行って釣果で初期ライフを決める」などが開催されている。

なんだこのゲーム。


追記・修正は夢限少女になれた方がお願いします。

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最終更新:2024年01月13日 10:08

*1 後から別のキーを出した場合は、そのキーが場に残り、先に置かれていたキーがトラッシュに置かれる

*2 前述のとおり、再録カードは1~2枚しか封入されていない

*3 角度によって輝きが変わる加工

*4 性別不明ライバーも女性扱い。

*5 元ネタはデュエルマスターズの種族「ヘドリアン」で、ご丁寧に注釈としてヘドリアンと書かれていた