蒼き団長 ドギラゴン剣

登録日:2018/03/04 Sun 11:55:33
更新日:2025/04/23 Wed 19:49:53
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DM DMR-21 T・ブレイカー ぶっ壊れ やべーやつ クリーチャー コスト8 コマンド コマンド・ドラゴン スピードアタッカー チート デュエマの顔 デュエル・バスターズ デュエル・マスターズ ドギラゴン ドラゴン ドリーム・クリーチャー ハムカツ団 ファイナル革命 メガ・コマンド・ドラゴン レジェンドカード 主人公 切札勝太 団長 多色 多色クリーチャー 大人気 強くしすぎたカード 最強 最強の団長 殿堂入り 火文明 火文明のクリーチャー 火文明のドラゴン 自然文明 自然文明のクリーチャー 自然文明のドラゴン 蒼き団長 ドギラゴン剣 踏み倒し 革命チェンジ 革命ファイナル 革命軍



ドキンダムXを倒すために結成されたハムカツ団


その団長となったドギラゴンは、新たな名前、ドギラゴン(バスター)を名乗った。
*1


蒼き団長 ドギラゴン剣》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャーである。


概要


蒼き団長 ドギラゴン(バスター) 火/自然文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
革命チェンジ―火または自然のコスト5以上のドラゴン
自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
T・ブレイカー
ファイナル革命―このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストの合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
初出はDMR-21。
メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団のレジェンドカード。
背景ストーリーの話はハムカツ団革命ファイナルの項に譲る。

コスト8の多色大型ドラゴンであるが、普通にマナを支払って召喚することは最後の能力の観点からあまりないだろう。
革命チェンジというのは「指定された条件のクリーチャーが攻撃する時、そのクリーチャーを手札に戻し、代わりにこのクリーチャーを召喚して攻撃を続行する」という、革命軍版侵略といえるような能力。
進化でない、チェンジ前のクリーチャーとは別のクリーチャーの扱いなど侵略と異なる部分もかなり多いが、
踏み倒す要領は大分近似しており、非常に使い勝手のいい能力といえるだろう。

そして革命チェンジで出た時、他のクリーチャーの「ファイナル革命」を使っていないターンであれば、
マナゾーンまたは手札から多色をコスト6以下になるように踏み倒せる能力を持つ。
つまり通常の召喚で出してもただの緑色がついてマッドネスとタップイン強制の消えた《永遠のリュウセイ・カイザー》でしかなくなるので、
打点を追加したい時以外は革命チェンジで出すことになる*2
踏み倒せるクリーチャーの条件が多色なので、薫風効果を持つ《薫風妖精コートニー》などがいない限りは、
「2コスト1~3体」「2コスト+3~4コスト」「3~6コスト1体」となる。

なお『剣』は「バスター」と読む。おそらく大きな剣を指して「デカイ得物」という意味で使っているものと思われるが、
普通バスターというと砲台的なイメージを持ちがちな日本人にとって、ピンときにくい読み方ではある。

総じてヒロイックなカードであり、またかつての防御的な《燃える革命 ドギラゴン》とことなりかなり攻撃的なカードと言える。
どっちのほうが主人公っぽいかというのは論議あるだろうが、スカッとするプレイングを好むならこっちのドギラゴンだろうか。

略称は本項では「ドギ剣」を採用するが、他に「ドギバス」「団長」などもある。
デッキ名では「バスター」がつくことも多い。

沿革


発売前──強いけどまだ発売前だし様子見様子見

初報時点で誰がどう見ても強いことしか書いていないため、最初からとんでもない評価だった…というわけでもない。
というのも
  • この時点でもう片方のレジェンドカードが豪快な盤面リセットとロックを行える《百族の長 プチョヘンザ》であり、自然を含むハムカツ団であればプチョヘンザも容易に場に出せる
  • 侵略の影響もあって素早く出せることへの過剰評価があり、この時点で3tに安定して出せる5コスト以上のドラゴンが《二族 ンババ》程度だったため、ビートよりなこちらの評価が低かった
  • コスト6の多色縛りというのが難点と見られていた
  • 最初から革命チェンジ前提の効果のため、普通のドラゴンデッキと相性が悪いと考えられていた
というのがあった。
また、「先に騒いでいるとあとになって実はそうでもなかったと判明した」ことも何度もあったので、
発売前から過剰に持て囃すことへの警戒ムードが高まっていた時期であった。
特に「スタートダッシュデッキの《DX ブリキング》が出せない」というのは(当時では)結構難点と見られていたフシもあった。

とはいえ、それでも明らかにスペック的に強いのは明白ではあり、「だんだんあとの弾で使いやすくなるみたいな感じかなあ」という印象であった。

発売後──やっぱり強かったよ兄貴ィ!

ということで発売前に冷静な判断を求められたドギ剣であったが、あとの弾を待つことなく急激に評価が上昇する。

まずプチョヘンザとの比較であったが、ぶっちゃけこれは発売後になってみると、
「むしろプチョヘンザをいただくダママ団サイドがドギラゴン剣をサブでいれる」ような状態になっていった。
これはダママ団の光/自然というカラーではワンショットに持ち込むのが難しくなるうえ、
プチョヘンザは自分のクリーチャーもまとめて効果で巻き込んでしまうことから、
ワンショット要員として多色獣全SA化を持つドギ剣が持て囃されたというのが大きい。

また「速攻への過剰評価による『3tで安定して早出しできない』という見られ方」は、この時点で片方が解決。
というのも、実際にこの時点で組まれるようになった【ドギ剣3tキル速攻(成長バスター)】(後述)を通して、
「ドギ剣は速攻でガンガン攻めるカードではなく、むしろミッドレンジデッキでこそ安定する」という見方が強くなったのである。
ミッドレンジであれば、適当なウィニーを引っ張り出して一気にワンショットというのもそう難しい話ではなく、
むしろ《轟く侵略 レッドゾーン》とは異なる攻め方を要求されていたことに気づいたわけだ。
それに、カウンター札も増加していたので(《ボルシャック・ドギラゴン》やトリガードラゴン、単騎ラフルル)、
素早く攻めなくても不利な状況に陥ることは少なかった。

ではその【ドギ剣3tキル速攻(成長バスター)】とはなんなのか。
①マナに《守護炎龍レヴィヤ・ターン》《勝利のアパッチ・ウララー》《勝利の道標レティーシャ》のどれかを用意する
②革命チェンジでドギ剣を出す
③レヴィヤ・ターンなら3コスト以下の多色獣またはSA獣、アパッチレティーシャなら超次元ゾーンから指定条件の多色超次元獣またはSA超次元獣を出す
④みんなで突撃
特にアパッチレティーシャの場合は、Wブレイカーも呼び出せるため、ドギ剣だけで「3+1+2」の6打点を用意できる。
他にクリーチャーがいれば尚良。
この③のムーブを属に「三連打」と呼んだりする。

この型は「この時点では」安定しない型だったため早々に評価は低くなったが、
「ドギ剣とアパッチレティーシャの相性がいい」というのは印象づけられていった。
アパッチの場合、「相手の捨てた手札に出せる多色獣が依存する」というネックはあるが、
唯我独尊パーツが生姜と醤油だけで5色をカバーしており、
デメリットがデメリットとして機能していない。
Wブレイカー以上を求める場合でも、《紅蓮の怒 鬼流院 刃》と《アクア・アタック<BAGOOON・パンツァー>》さえあればおっけまる。
相手が捨てた手札が無色だったら泣こう。
レティーシャなら確実に醤油を出せるが、こっちは光闇二色であり、色構成が難しくなるのがネック。
レヴィヤ・ターンは超次元ではなくマナの3コスト獣だが、代わりに色がドギ剣と同じでドラゴンなので運用が難しくないのがポイント。

また同時に【黒赤デッドゾーン】のパーツとして《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》の評価も上がっていたが、
イーヴィル・ヒートが赤い5コストSAドラゴンだったので、ドギ剣を出せるということでこちらにも出張するように。
この場合、ドギ剣で出すのは手札に戻したばかりのイーヴィル・ヒートや、色が黒赤で事故らないアパッチである。
特に黒赤型の場合、《伝説の禁断 ドキンダムX》の封印を外せるという点も評価された。
おいそいつお前の敵だろ。
しかもこのデッキは革命軍と前シリーズで争っていた侵略者がメインのデッキで、
同じデッキに侵略者の影で暗躍していたイニシャルズもいるということになり、
超次元(サイキック)と革命軍と侵略者とイニシャルズと禁断の悪夢のコラボレーション」状態であった。
後に侵略者は抜けていったので安心…?軒を貸して母屋を取られる
ちなみに同時期、やはり「場にいるドラゴンのcipを使いまわせてドキンダムの封印を外せる」という強みから、
超戦龍覇 モルト NEXT》を主軸とした【モルト NEXT】でもやはり使われていた。
革命ファイナル期ではまだモルネクと《爆熱DX バトライ武神》(厳密には《爆熱剣 バトライ刃》)が超次元コンビでなかったため、
モルネクを使いまわしたり、《爆熱DX バトライ武神》を革命チェンジで《爆熱天守 バトライ閣》に戻してループコンボをするなどの用途にも使われた。
こっちはこっちで「超次元(ドラグハート)と革命軍と禁断の悪夢のコラボレーション」である。

そしてドラゴンデッキの極致たるモルネクと相性がいいということは、すなわちドラゴンと相性がいいということでもある。
そもそも腐ってもコスト8のドラゴンで効果を無視すれば《龍秘陣 ジャックポット・エントリー》や《紅神龍バルガゲイザー》でも出せ、
その場合SA3打点で別にクソザコナメクジというわけでもない。
いざとなれば打点増加のためだけに革命チェンジもできるというので弱いはずがなかった。

革命ファイナル中期──更に加速するドギ剣

そしてDMR-22発売を迎え、3tキルを「一度」放棄したドギ剣は、【5cドギ剣】というデッキタイプを確立した。
一見「水要る?」と思うかもしれないが、5色であればカウンター札として《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》を採用できるし、
《裏切りの魔狼月下城》《獅子王の遺跡》などの多色マナ武装呪文サイクルや
5コスト以下を多色マナ武装でリアニメイト出来る《Mの悪魔龍 リンネビーナス》の登場もあって、
多色化自体が求められていたので、だったら水も入れやすいし、
音精 ラフルル》という呪文メタをリンネビーナスで出せたので、相手の踏み倒しだけをメタる《単騎連射 マグナム》との
「単騎ラフルル」を狙いやすいために自然と5cデッキになっていった。
スピードが遅くプレイングこそ難しいものの、えげつない封殺力とえげつない打点を両立したえげつないデッキである。
デッキ構築力も問われる上に構築資金もえげつないデッキだが
リンネビーナスは新たな「三連打」要員でもあった。

しかしこのデッキに対抗するカードもまた存在する。
それが前シリーズででていた《メガ・マナロック・ドラゴン》で、
5cデッキであるせいでマナロックで攻められると途端に動きが止まってしまうのである。
そしてそんなマナロックは「3マナで、ドラゴンのコストを5軽減した上でSAをつけた状態で」
踏み倒せる《スクランブル・チェンジ》の登場で、3t目に安定して投げられるようになっていた。
2t目に適当にマナブーストして、3t目で「スクチェンマナロ」からドギ剣を出す。
特にマナロックは前シリーズ時点では環境のデッキがほぼ1~2色だったため不遇をかこっていたが、
今シリーズは多色デッキが多くなったことでそのメタクリーチャー兼ドギ剣へのチェンジ元として
大いに鬱憤を晴らしそのまま殿堂入りに突っ走ってしまった。欲張るから…

他にも【NEXミラダンテ】というデッキが存在していたが、ミラダンテXIIやプチョヘンザを出せるならドギ剣も出せるということで、派生デッキの【赤白ドギラゴン剣】も産まれるようになった。

なんていうと血を血でならぬドギ剣をドギ剣で洗う環境に見えてしまうが、
別に入らないデッキには本当に入らないカードなので、環境をドギ剣だけで1色で染めたということは特にない。
ただそれでも採用できるデッキ自体は多かったため、ドギ剣を見ない日はないと言う状況ではあった。

革命ファイナル中後期は「5コスト革命チェンジドラゴン」がドンドン増加していき、
ついには「安定して3tに投げられるように」なった。
やっぱり速攻は安定しないのであんまり組まれなかったが、「速攻ができない」という欠点自体は解消されたことで、
当初の難点とされてきた部分は全部解消してしまったと言っても過言ではない。

加えて《リュウセイ・ジ・アース》や《FORBIDDEN STAR~世界最後の日~/終焉の禁断 ドルマゲドンX》の登場で、
所謂【モルネクバスター】型は更に強化を受けた。
《リュウセイ・ジ・アース》はドギ剣やモルネクの踏み倒し先やチェンジ元として活躍できるうえに、
地味だがマナブーストか手札補充ができるSAWB6マナであり、
ドルマゲドンXは「闇か火のコスト5以上のコマンド」を出すことで4tをかけて顕現するが、
ドキンダムXと異なり除去耐性がついているうえに封印をデッキ外に用意できるのでデッキの重要なパーツが封印に行かないなど、
モルネクバスタータイプのデッキでは運用がしやすかった。
更に派生カードである《龍の極限 ドギラゴールデン》の登場は折衷型モルネクバスターや
勝太リスペクトハムカツ団デッキにとって朗報であった。

《テック団の波壊Go!》や《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》といったテック団コンビにより、
黒赤型も強化されたが、テック団コンビは水文明であるため、必然的に【クローシスバスター】に変化していった。

DMR-23発売直前の2016年全国大会エリア予選東北B大会4位には、圧倒的なフィニッシュ力を持つ《オールデリート》をメインフィニッシャーとするにも拘らずドギ剣を投入した【5色オールデリートドギラゴン剣】なるデッキまでが入賞。当時の圧倒的なドギ剣のシェアを物語る逸話と言えよう。

だが一転、次シリーズではドラゴンが絶滅した世界ということもあり、ドギ剣がこれ以上拡張していくことはないものと思われた。

新章デュエル・マスターズ──止まんねぇ勢い

と思いきやそんなことはなかった。

そもそもデッキタイプ自体がこの時点で【モルネクバスター】【クローシスバスター】【リースバスター】【ステロイドバスター】【5cバスター】と分岐しており、
どこかが死んでも他で生き延びることができる状態であった。
また、5コスト革命チェンジ獣や便利な5コスト以上のドラゴンが増えたために
「そもそもドギ剣を出せるドラゴンさえ確保できるなら、他のパーツは必ずしもドラゴンである必要はない」ので、
ドラゴンが出なかろうがあんまり問題はなかった。
最悪呪文得意なドロマー系コントロールデッキで超次元呪文撃って生姜でも叩き込めばいいわけだし…

そして《異端流し オニカマス》という実にムートピアらしい踏み倒しメタや
《アクアン・メルカトール》といったドローソースを得てクローシスや5cは普通に生き延びていたうえ、
モルネク、リース、ステロイドはそもそも新規カードがなくても普通に強かった。
またデアリガズや白抜け4cが超次元呪文や《次元の霊峰》を採用するようになり、シータやステロイド基軸の【霊峰バスター】として浮上。

結果として、2018年3月1日付けで《裏切りの魔狼月下城》《単騎連射 マグナム》《音精 ラフルル》といったカードが
軒並み殿堂入りする事態を引き起こした。
(汎用パーツである単騎ラフルルはドギ剣以外も悪用しまくっていたが、《裏切りの魔狼月下城》はほぼクローシス、5c型のせい)
加えて《超戦龍覇 モルト NEXT》と《爆熱剣 バトライ刃》のコンビ殿堂も行われたが、
これもやはり背後にはドギ剣が絡んでいると言えよう。

でもそれでも活躍しているのがドギ剣であり、規制直後もプレイヤーからは、「環境から撤退する日はまだ遠いだろう」と見られていた。
特に3マナで召喚できる5コストB・A・D獣《"龍装" チュリス》の登場はドギ剣に新たな方向での3t戦略を生み出している。
(そもそも《"龍装" チュリス》の発表時に真木老師はじめ公式がドギ剣との相性をプッシュしていた)
よって当時はその《"龍装" チュリス》を採用し青赤二色を軸とした【青赤ブランド】から派生したデッキである【青赤ドギ剣】が主流か。
軒を貸して母屋を取られるどころか最初から母屋をとられた

一方で、だから何のデッキに入るっていうわけでもないこともまた事実。
色が合わないデッキはもちろん、色が合おうが「そのデッキに相性のいい多色獣が積みにくい」
「ドギ剣出すよりもっといい切札がいる」「カウンター札の増加はドギ剣にもぶっ刺さる」
「踏み倒しメタの増加で、コストを支払わないこと前提のドギ剣が使いづらくなった」
など難点も目立ちつつあるのである。
実際、グランプリに入賞した【NEXミラダンテ】のように、ドギ剣を出そうと思えば出せるようなデッキでも、
「ミラダンテとプチョヘンザでファイナル革命を使用してしまうのでドギ剣が活躍しどころがない」と投入されなかったケースも。
一部ではどこぞの同じ色のドラゴンである温泉第一号に擬えて『デュエル・バスターズ』なんて言葉もあるようだが、
あのアマテラスと結婚した爆発すべき野郎とことなり、実は結構落ち着いた存在なのではある。
ボルバルがそもそもおかしいんだよ

まあ、当時ドギ剣を採用しなかったデッキには上記のミラダンテだの《ベイB ジャック》だの《ヘブンズ・フォース》だのといった、これはこれで壊れた強さの何かが入ってたわけなんだが……

双極篇──もう辿り着いていた……

双極篇では《龍装者 バルチュリス》という新たな支援カードが登場し、またもやドギ剣のデッキは強化される。
このシリーズからは新カードタイプとしてツインパクトが登場したが、墓地回収に長けた《マッド・デーモン閣下/デーモン・ハンド》やマナブーストに長ける《オブラディ・ホーネット/「Let it Bee!」》という安定性を持つ新規ツインパクトの登場によって、【5色ドギラゴン剣】が自然と強化された。

双極篇がツインパクトギミックや高レア商法回帰の影響によってゲームスピードのインフレがかなり加速したにもかかわらず、未だに環境で止まらねぇ団長。
殿堂入りと言う声もある意味薄れてきている節もあり、双極篇終了時点の殿堂予想でも、ドギ剣と相性が良く超天篇2ブロック構築環境でスタン落ちする《“龍装”チュリス》の殿堂予想が多かった。

しかし、ついに2019年3月1日での殿堂入りが決定。部下(パーツカード)を生贄に止まらなかった団長は温泉に辿り着いてしまったのだった。
超天篇での新要素であるGRクリーチャーとの革命チェンジの併用の可能性が危険視されたと言われている。
また、革命チェンジや多色踏み倒しなどの能力は新規カード登場で自然と強化され続ける性質があり、相性の良いサポートカードを規制し続けるのは限界があるという判断がなされたとも考えられる。

双極篇までの規制の経緯には、何だかんだで商売上の都合もかなりちらついて見えたカードとしても記憶された(他の殿堂入りカードにも多かれ少なかれ商売上の影はチラついているが)。
新章での売上激減や2ブロック限定構築戦の調整都合といった事情も考えて団長の止まらなかった姿を振り返ると興味深い。

そして、団長や《時の法皇 ミラダンテXII》の殿堂によって、双極篇終了時点で革命ファイナル出身のカードは殿堂経験カード枚数が既に9枚を突破。
歴代でも殿堂入りカードが異様なペースで排出されるシリーズだったと嫌でも言わざるを得ない状態となり、2016年以降のDMのインフレの激化を知らしめることになった。
「多色推奨シリーズ、環境トップのドラゴン、歴代でも殿堂経験カードが異様に多い」と聖拳編と似た要素が多く、革命ファイナルと止まらねぇドギ剣の存在は、今後のシリーズでも聖拳編とボルバルのセットと同じようにインフレの象徴として語り継がれることは待ったなしの状態である。

その後──あの人は今

1枚になってからは流石に活躍もしにくいだろうと言われ、実際超天篇では【モルト NEXT】に1枚ピン挿しというのが限られた居場所であった。
たまに【アナカラーデッドダムド】で《天災 デドダム》を出すために挿されることもあったがこちらはややマイナーな型だった。
それでもメインにしたデッキが時たま入賞してるのが恐ろしい所である

十王篇では《百鬼の邪王門》により【黒赤ドギ剣】が強化され久々にドギ剣は環境に登る。
その後リメイクカード《蒼き守護神 ドギラゴン閃》が登場し、以後は「○○バスター」というデッキはなくなり、
代わりに「○○閃」というアーキタイプが定まり、無理なく入るドギ剣もセットで採用というのが定位置となっている。
因みにデッキタイプにもよるがドギラゴン閃とチェンジ条件が似通っているのと《ボルシャック・サイバーエクス》を採用する関係で《時の法皇 ミラダンテXII》と夢の共演を果たしていたりする。
ぶっちゃけ、悪名高い《ドンドン吸い込むナウ》内蔵マッハファイタードラゴンである《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》を採用できる青赤緑系(色が合わなくともコスト踏み倒しを前提としてタッチで入れる型もそれなりにあるが)の【ドギラゴン閃】では、そちらのサーチ能力のおかげでそこそこ引っ張り込みやすく、殿堂入りのハンデを感じづらい。そういうことから2021年末まで普通に環境に留まっていた。

その後《"龍装" チュリス》は2022年1月1日付で大方の予想通り殿堂入り。以降【白青赤緑ドラグナー】や青赤緑系の【ガイアッシュ覇道】にはドギ閃不採用のドギ剣単採用が目立つようになった。ドギ閃のカードスペックはあくまで3マナで出せる革命チェンジ元で出せたら強いという程度で、《"龍装" チュリス》が無ければ流石に環境の主流から外れるか。
にも拘らずドギ閃軸のデッキが全く入賞しなくなった訳ではない所にドギ閃の底力が窺い知れよう。


まとめ


ドギ剣の強み

  • ビートダウンの詰めとして、多色踏み倒し&SA化は非常に役立つ
  • 相性のいい踏み倒し先が複数存在しており、所謂「三連打」で展開が可能
  • カウンター札も増加し、安定して活躍の場を作り出せる
  • 3tで叩き込む相性のいいカードが革命ファイナル以降増加
  • 複数のデッキタイプに入るそこそこの汎用性(ただし無考慮にどれにでも入るわけでもない)
  • 封印を外せる
  • サポートの多い「コマンド・ドラゴン」で8コストSATB非進化

ドギ剣のメジャーなデッキタイプ

いずれも主要色だけをクローズアップしていることに注意(ドギ剣やアパッチレティーシャの影響で色数が増えてもカウントされない)

  • 【ドギ剣3tキル速攻】:初期のリースt黒タイプ(この時点で5コスト革命チェンジ獣が《二族 ンババ》しかいなかった)。アパッチレティーシャなどを絡めて3tで決着をつけることも可能だが安定性がなかった。
    • 【ステロイドバスター】:【ハムカツ団】とも。ハムカツ団に5コスト革命チェンジ獣が多数配られ、相性のいい火・自然サポートカードも充実しているため、リースt黒からステロイドに色数を絞って安定性と速さを極めたタイプ。

  • 【黒赤ドギ剣】:【黒赤デッドゾーン】に《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》や《勝利のアパッチ・ウララー》が入れやすかったことから派生したデッキタイプで、後にデッドゾーンを抜いた純粋なドギ剣デッキになった。一時期は《ボルシャック・ドギラゴン》のカウンターを狙いとしてすべてのカードに赤を入れた【カウンターバスター】という型も存在したが、《異端流し オニカマス》によってメタられるため失墜。その後ドギ剣が殿堂入りしたあとにもかかわらず、十王篇にて《百鬼の邪王門》の登場で強化され環境に舞い戻る。
    • 【デアリガズバスター】:黒赤型がマナブーストや《葉嵐類 ブルトラプス》、サーチカードなどの自然文明の強みを加えたもの。攻めも守りも安定性が高くなったが爆発力に欠ける。爆発力を《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》で補った【ズンドコバスター】や、《奇天烈 シャッフ》《ドンドン吸い込むナウ》を採用した【白抜け4cバスター】といった派生もある。
    • 【シータバスター】:上記白抜け4cバスターから黒を抜いちゃったもの。黒赤派生なのでこの位置に置くが確立自体はかなり遅く新章に入ってから。超次元獣を革命チェンジ元に採用するため、プチョヘンザを積みやすい。
    • 【クローシスバスター】:黒赤型が《テック団の波壊Go!》や《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》といった水文明のカードを取り入れて発展した存在。もはやデッドゾーンの面影は微塵もない。

  • 【白緑ドギ剣】:ダママ団主軸デッキにドギ剣が詰め要員として出張したパターン。出張しただけで自分の名前をデッキ名に冠するあたりがドギ剣である。
    • 【リースバスター】:上述の3t速攻とは別で、白緑型に《風の1号 ハムカツマン》や《メガ・キリキリ・ドラゴン》をはじめとした赤緑の多色獣や《超次元ムシャ・ホール》などを取り入れたタイプ。【ステロイドバスター】よりも安定性があり、《音精 ラフルル》や《百族の長 プチョヘンザ》を入れやすいという強みがある。《原始 トゥリオ》をドローソースとした【トゥリオバスター】や、サーチャーとして《誕生の祈》を組み入れた【誕生ドギ剣】と言った派生系も。

  • 【5cバスター】:アパッチレティーシャやリンネビーナス、《裏切りの魔狼月下城》《界王類邪龍目 ザ=デッドブラッキオ》の採用など、5色化することで様々なメタカードや展開札を取り込むことを目的としたデッキ。

  • 【モルネクバスター】:【モルト NEXT】のcip使いまわしやバトライ閣ループコンボなどの要員としてドギラゴン剣が出張したパターン。当初はドギラゴン剣である必要性が薄かったが、《リュウセイ・ジ・アース》やドルマゲドンの登場でドギラゴン剣を優先する理由付けが出来た。それでもドギラゴールデンと合わせた8積みが主流。現在ではこれを「モルネク」というパターンも。

  • 【赤白ドギ剣】:【NEXミラダンテ】の派生で、《コッコ・ルピア》→《ボルシャック・NEX》→《鳳翔竜機バルキリー・ルピア》からドギ剣を叩き込むもの。ただしミラダンテXIIやプチョヘンザとことなり、ビート要員であるためアパッチレティーシャなどをうまく取り入れる必要がある。

  • 【霊峰バスター】:赤黒の派生なのだがほぼ別物に完成しているため項を分けた。超次元呪文につなぎやすいように自然文明を採用するだけでなく、多色をサーチできる《次元の霊峰》も採用し、さまざまな多色獣をサーチして持ってくるステロイドメインの4~5cデッキ。ドギ剣ですら3枚程度で抑え、多くのカードをピン差しで採用するため「殿堂入りに動じにくい」という妙な強みがある。後述の青赤と組み合わせた【霊峰チュリスバスター】という派生も存在する。

  • 【青赤ドギ剣】:【チュリスバスター】とも。【青赤ブランド】があまりビートジョッキーをメインとしていなかったことから、ブランドより出しやすいドギ剣に入れ替えたもの。《"龍装" チュリス》の登場で3tで何も事前準備なしにドギ剣を出せる一方、単色よりに偏るために多色獣をサーチする必要性が生じ、ハズレアだった《三つ星鉄人 ミシュラ》の価値が上昇することになった。派生に《Dの牢閣 メメント守神宮》や《武闘世代 カツキングJr.》を採用した【ラッカバスター】もあり、DMグランプリにて優勝している。

関連カード


燃える革命 ドギラゴン 火文明 (7)
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 15000
進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。
T・ブレイカー
革命2―このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、次の自分のターンのはじめまで、自分はゲームに負けず、相手はゲームに勝たない。
革命0―このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドが0枚なら、このクリーチャーをアンタップする。
革命編の頃に登場した強化前の姿。

こちらはドギラゴン剣ほどの速効性はないものの、代わりに革命2と革命0で不敗効果と無限掌の強力な効果が得られる。
詳しくは個別項目を参照。

行くぜ団長!ドギラゴン P 火/自然文明 (7)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 11000
革命チェンジ:火または自然のドラゴン(自分の火または自然のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
バトル中、このクリーチャーは破壊されない。

コロコロコミックに付属された構築デッキの1枚。
見ての通り性能はかなり抑えめで、バトル中に破壊されない効果以外は基本的に剣の下位互換。
デッキに採用するならまずドギラゴン剣の方だろう。

だがイラストのある点から、後に意外な形で注目を集めた。

龍の極限(ファイナル) ドギラゴールデン 火/自然文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 14000
革命チェンジ:火または自然のコスト5以上のドラゴン
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。その後、相手の禁断クリーチャーを1体破壊する。
極限ファイナル革命:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このゲーム中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次のターン、相手のパワー1000000以下のクリーチャーは、自分を攻撃できない。
ドギ剣がドルマゲドンに対抗するためにさらなる力をつけたという設定で産まれた姿。
「ゴール」は勝太編最後の切札と言う意味も込められている。

その設定とは裏腹に、実は意外と堅実で、相手のクリーチャーを除去し、相手の猛攻を抑えるというカード。
そのため、ドギ剣のような爆発力が欲しい場面が目立つ現環境では、すごく多用されるわけではない。
【モルネクバスター】なんかではドルマゲドンの封印を外せ、モルネクを使いまわせるカードとしての需要は高い。
こいつドルマゲドンメタで産まれたカードなんだけどなあ…。
因みに登場から大分経つカードだが、実は「相手の禁断クリーチャーを1体破壊する。」部分については未だに裁定があやふやだったりする。
登場当初の裁定では特殊タイプ“禁断”の有無を参照するという裁定だったのだが、後に同じように特殊タイプを参照するように読めるテキストを持つクリーチャーが実際には種族を参照するという裁定が下された事もあって、種族に禁断を含むクリーチャーも破壊対象になるのではないか?という疑問が出たが現在まで裁定が明確化されていない。
ぶっちゃけ、環境の変化でこのカードの採用率は低下し、種族に禁断を持つクリーチャーの採用率も低いため裁定があやふやな事がプレイヤー間で特に問題視される事もないんだな。
なお、デュエプレだとこのようなテキストを持つカードは特殊タイプと種族のどちらも参照するという挙動になっている。

ドギラゴンフォーエバー 火/自然文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
革命チェンジ:火または自然のコスト5以上のドラゴン
T・ブレイカー
極限ファイナル革命:このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このゲーム中に自分の他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、ハムカツ団を好きな数、自分の手札からマナゾーンに置いてもよい。このクリーチャーは、こうしてマナゾーンに置いたカード1枚につきシールドをさらに1つブレイクする。
「デュエル・マスターズ超全集 革命ファイナル」の付録カードとして登場したドギラゴン。
極限ファイナル革命で追加ブレイクを行うため決定力は高い……が、極限ファイナル革命の性質上他のファイナル革命と併用できないのが難点。付録ゆえに控えめなのは仕方ないところか。

蒼き守護神 ドギラゴン閃 LEG 光/火文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 14000
革命チェンジ:光または火のコスト5以上のドラゴン
ブロッカー
T・ブレイカー
自分のターンの終わりに、自分の多色クリーチャーをすべてアンタップする。
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、自分の山札の上から4枚を表向きにする。その中から進化ではない多色クリーチャーを、コストの合計が6以下になるように好きな数選び、出す。残りを好きな順序で山札の下に置く。
「レジェンドスーパーデッキ 蒼龍革命」で登場した直系リメイク版。スピードアタッカー付与がターン終了時のアンタップ、ファイナル革命の踏み倒しがマナゾーンから山札からになり、防御的な性能に変化している。

自力のみでの決定力こそ下がりはしたがスピードアタッカー持ちと併用すればその点は解決でき、デザイナーズコンボの《ボルシャック・サイバーエクス》との組み合わせで活躍しているのは上記の通り。

蒼き覚醒 ドギラゴンX SR 水/闇文明 (8)
サイキック・クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
P革命チェンジ:自分の闇または水のコスト5以上の、サイキックではないドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと自分の超次元ゾーンにあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい。
T・ブレイカー
このクリーチャーはブロックされない。
このクリーチャーが出た時、自分の手札を1枚捨てる。
自分の手札を捨てた時、次の自分のターンのはじめまで、自分の他の多色クリーチャーすべてに「スレイヤー」を与える。
裏面⇒《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》
「裏の章 パラレル・マスターズ」で登場した、禁断同士が戦う世界のドギラゴン。
P革命チェンジは超次元ゾーンから行える革命チェンジのように見えるが、入れ替えたカードを再利用できる利点を失っているため、通常の革命チェンジはおろか、侵略よりも使い勝手は悪い。ただし公開領域から扱う能力のため、アタックトリガーなどを解決した後で使用可能。

デメリットとしての手札を捨てる能力とそれとシナジーするスレイヤーの付与を持つが、お世辞にも扱いやすいとは言い難い。
一方で、特定のクリーチャーさえ用意すればいつでも出せるブロックされないT・ブレイカーという性質を持つため、こちらを意識した運用が無難だろう。

剣の地版 VR 自然文明 (7)
タマシード:メガ・コマンド・ドラゴン/レクスターズ
シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
このタマシードが出た時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。その後、自分のマナゾーンのカードの枚数以下のコストを持つ進化クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
王来MAX第1弾で登場したドギラゴン剣のタマシード

シンカライズとしてこのカードを素材に進化できる他、cipでは元カードの効果を反映してマナゾーンからマナの総数以下のコストを持つ進化クリーチャーが踏み倒せる。
タマシードの中でもかなり強力な効果だが、その分軽量級が多いタマシードとしてはかなり重いコストなので注意したい。

爆剣士グレンモルト(バスター) VR 火/自然文明 (3)
サイキック・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆 5000
自分のドラグハートまたはクロスギアがなければ、このクリーチャーは攻撃できない。
自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を墓地に置いてもよい。それがドラゴンなら、このクリーチャーを《龍剣 星王紅鬼勝》側に裏返す。
裏面⇒《龍剣 星王紅鬼勝》

龍剣 星王紅鬼勝 VR 火/自然文明 (6)
サイキック・クロスギア
クロスギア:このカードバトルゾーンに置く。クリーチャーにクロスするには、このカードのコストをもう一度支払う。そのクリーチャーが離れても、このカードは残る。
これがクロスされている間、自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与え、パワーを+3000する。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、コスト6以下の多色クリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出してもよい。
このクロスギアを、コストを支払わずにドラゴンにクロスしてもよい。
裏面⇒《爆剣士グレンモルト剣》

団長の咥える剣がグレンモルトとセットでサイキック・クロスギアになってカード化。
カード名の《龍剣 星王紅鬼勝》とはエピソード1から登場した勝太の歴代切札を表したもので、それぞれ勝→ガイアール・カイザー、鬼→鬼丸、紅→グレンモルト、王→カツキング、星→ガイギンガ、そして龍剣→ドギラゴン&ドギラゴン剣を表現している。

効果もドギラゴン剣をそのままクロスギアとして落とし込んだような性能で、本家と同様に多色獣へのSA付与とマナゾーンからの踏み倒しが可能。
手札からの踏み倒しには対応していないなど劣る面もあるが、ドラゴンならフリークロスできる。

余談だが、剣の効果が明らかになった事でそれを抜きにしたドギラゴン単体の性能が「パワー10000で3打点と革命チェンジ持ちの準バニラなのでは?」といった疑惑が上がった。
実際、星王紅鬼勝を装備していない《行くぜ団長!ドギラゴン》がそれに近い性能だったのも拍車を掛けている。


蒼き夢双 ドギラゴン天 SR 水/火文明 (8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
革命チェンジ:水または火の、コスト5以上のドラゴン
スピードアタッカー
ジャストダイバー
T・ブレイカー
自分の多色クリーチャーが出た時、カードを1枚引いてもよい。
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、コストの合計がその選んだクリーチャーのコスト以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを2体まで、自分の手札から出す。
「天下夢双!!デュエキングDreaM2024」にて登場した青と赤のドギラゴン。
スピードアタッカー付与は多色クリーチャーが出た時の置きドローに、ファイナル革命はバウンスによる除去が行えるようになった代わりにに踏み倒しはバウンスしたクリーチャーのコスト依存かつ2体までに変更されている。
ジャストダイバーによる耐性と置きドロー能力の噛み合いが良く、更にこれまでのドギラゴン剣関連カードとして唯一スピードアタッカーを自前で持っているため革命チェンジで出た後も何らかの効果でアンタップさせる事ができればそのまま攻撃に参加する事ができるため突破力が高い。

しかし、ファイナル革命にバウンスが付いて盤面にも触れるようになったものの踏み倒し効果が手札限定かつ相手依存になった事で、最大限に活かすためには積極的に攻めるよりもカウンター気味に繰り出す事が必要になったためこれまでのドギラゴンとは違う運用法が求められるようになった。

これまでのドギラゴン系列のカードのイラストは決まって中村エイト氏が担当されていたが、このカードのみ《無双竜機ボルバルザーク》等で知られる山宗氏がイラストを担当されている。





追記・修正でひっくり返したれやぁ!

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最終更新:2025年04月23日 19:49

*1 画像出典:pixiv イラストレーター中村エイト氏 『蒼き団長 ドギラゴン剣』 2016年5月29日投稿 https://www.pixiv.net/artworks/57115682 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

*2 もっとも、打点を追加したい時もドラゴンなので基本踏み倒すほうが多いんだけども…