SF編(LIVE A LIVE)

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SF編(LIVE A LIVE) - (2022/07/25 (月) 08:05:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/12/13(月) 22:43:51
更新日:2024/03/15 Fri 12:45:32
所要時間:約 7 分で読めます




LIVE A LIVEのシナリオの一つ。サブタイトルは『機心』。
キャラクターデザインは「巴がいく!」「BASARA」「7SEEDS」「ミステリと言う勿れ」の田村由美。
田村本人によるコミカライズ化(本編の前日談)や入間人間によるライトノベル化(本編の別視点)もされている。

宇宙空間を航行する輸送船コギトエルゴスム号の中で造られた学習機能つきロボット、キューブ。
クルー達との心温まる交流や、宇宙船内での様々な未来体験をキューブの目を通してプレイヤーが体感する。
元ネタは恐らく「2001年宇宙の旅」や「エイリアン」。
リメイク版発売時のキャラデザ田村氏の発言から、登場人物の名前はSF映画に関連する人物から取られているようだ。

また、ゲーム中ゲームも搭載されており、詰将棋的なチェッカーバトルの数々にチャレンジすることができる。

●主人公
  • キューブ
SF編の主人公。カトゥーが前々から趣味で製作していた作業機械。製作日記によればプロトタイプ3号機。
製作者であるカトゥーの様に眼鏡と帽子を身に付けている。
船内で生まれたばかりのため、アットホームな船員達に囲まれて様々な事柄を学習していく。
セリフはなく、反応する際も電子音のみ。
名前の元ネタは「2001年宇宙の旅」を始めとした名作SF映画を作り出した巨匠「スタンリー・キューブリック」。

【コギトエルゴスム号の船員たち】
※ちなみにコギトエルゴスムはラテン語で「我思う、故に我あり」の意。
各キャラのフルネームはリメイク版で判明した。

  • カトゥー (ヨシユキ・カトゥー)
CV:石田彰(リメイク版)
メカニック担当の日系人。
自分の顔をモデルにロボットを作成したり、球体のロボットにコロ→キューブと名付けようとしたりする超センスの持ち主。
キューブには人間と同様に接し、単独行動しているときもよく心配してくれる。
リメイク版では「ブリキ製の年代物のロボットのおもちゃ」を自室に置いている。もしかして……?

  • カーク (カーク・ウェルズ)
CV:井上和彦(リメイク版)
パイロット(航海士)。ちょっとガラが悪いものの気のいい白人のあんちゃん。
趣味はゲームで好きな言葉はワープ。レイチェルと付き合っているリア充。
名前の元ネタはおそらく宇宙モノSF映画の源流とも言える「宇宙戦争」を著した作家「ハーバート・ジョージ・ウェルズ」。

  • レイチェル (レイチェル・クライン)
CV:甲斐田裕子(リメイク版)
オペレーター(通信技士)。船内の紅一点。
カークの恋人で、彼を一途に愛している。
リメイク版では、母親に彼氏を紹介すべく手紙を書いていることもわかる。

  • ヒューイ (ヒューイ・トランブル)
CV:佐々木望(リメイク版)
船長補佐、貨物管理担当。おとなしく優しい黒人の青年。
先日船長昇格試験を受け、その通知結果を待っている。
名前の元ネタはおそらく「2001年宇宙の旅」を初め、「スタートレック」などSF映画に多く携わったSFXアーティスト「ダグラス・トランブル」。

  • ホル船長(ホル・ビショップ)
船長。乗組員達から信頼を得ている人格者。
どんな報告にも動じずに犠牲者を労ることを忘れない。
名前の元ネタはおそらく「2001年宇宙の旅」でシャトルの船長役だった「エド・ビショップ」。

  • ダース伍長
CV:内田直哉(リメイク版)
ベヒーモス輸送任務のため、積荷と共に船へ乗り込んだ宇宙軍の軍人。
コーヒーが好き。

  • ベヒーモス (behemoth)
軍が捕獲した新種の生命体。美しいエメラルド色の毛並みをした大型四足歩行の生物。
鋭い牙を持っているが、船の地下の倉庫に入れられているため絶対安全。

  • OD-10/コギトエルゴスム
コギトエルゴスム号を管理するメインコンピュータに搭載された人工知能。その役割は「船内の調和を維持する」こと。
人工知能の先輩としてキューブに優しくアドバイスを授けてくれる。
リメイク版では、コギトエルゴスム号の管理AIの名前は「デシム」(10代目のAIだから)
ボイスによれば10の部分は「テン」と呼ぶのが正しい様子。

コギトエルゴスム号に設置されたゲーム筐体。2099年にARUMAT SOFTから発売。
(リメイク版では、1994年9月2日発売のレトロゲームという設定)
アメコミヒーローチックなキャラ、キャプテン・スクウェア(CV:杉田智和(リメイク版))を操作して戦う面クリア型ゲーム。全9面。
船内では数少ない娯楽で、カークが絶賛ハマっている。キューブも遊ぶことが可能。


以下ネタバレ










   *   *
 *   + 嘘です
  n √ニユ_ n
+ (ヨ([-]・[-])E)
  Y    Y  *



実際は逃げ場のない宇宙船の中で未来なのに現代と変わらないドロドロの人間関係と脱走したベヒーモスにいつ襲われるかの恐怖に震えるサバイバルシナリオです。


【実際のキャラクター】
カトゥーとカークはほとんど上記の説明通り。

  • キューブ
SF編の主人公。次第に不穏になっていく船内を探索していくことになる。
脱走してうろうろしているベヒーモスに触られると一撃で死にます。

丸くて可愛いが、ボス戦及び最終編で明らかになる能力は作業機械のソレじゃない可愛くなさ。
近未来編のタロイモと同じロボットなので、近未来編から兵装を持ち越せばキューブも使用可能。
ローキックが最強技な彼よりも、サポート要員として活躍する。ちなみにHPは強化パーツで伸ばせる。

はじめに言った通り作業機械なのだが、医療装置のハイスピードオペはともかくとして、
明らかに兵器のマインドハックやスピンドライブ、メーザーカノンなど何積んでるんだカトゥー。
自衛用とも召喚される時の副産物ともハッキング合戦を構成する一ピースにすぎないともいろいろ推測されているが、本当のところはわからない。
ヒューイ「カトゥー 彼に何か特技はないのかい?」
カトゥー「今はこれといってないんですが‥‥」

◆使用技
  • ハイスピードオペ
H/超高速手術。自分の周囲8マス、そして指定したマスを中心とした3×3マスにいる味方全員のHPを回復し、石化・マヒ・手かため・足かためを治療する。
また、反撃技として発動し自分やその時に周囲にいた味方キャラのHPを回復するといった現象も起こる。
  • アップグレード
U/性能向上。自分または周囲1マスいる味方キャラを指定して使用する。HPをわずかに回復して、力・速・体・知*1を上昇させることがある。
安全を確保したり反撃技狙いの時に積んでおくと、マインドハックあたりが強烈になってたりする。
  • マインドハック
M/精神破壊*2。チャフの類なのか、クラッキングの類なのか。
キューブの長所である知依存の攻撃技で、耐性がなく相手の知が低ければ眠らせることもできる。
リメイク版では如何せん基礎威力が低いので、火力を求めるなら兵器を使うかメーザーカノンを狙うことになる。
  • アンチフィールド
A/反力場。近くの相手からの接近戦攻撃や飛び道具に対する自動反撃専用技。SF編ボス戦における回答の一つ。
  • ノイズストリーム
N/雑音嵐。バトル画面全体に小ダメージを与える。時々相手能力下とあるが、厳密には能力アップ解除的にしか機能しないらしい。
なお、隠しステータス異常を発動させる効果があり、決まるとスタビライザーがしばらくシステムリカバーを使用してこなくなったりする。
リメイク版では「静止」名義で成功・持続しているのがよくわかる。
  • インフォリサーチ
I/情報調査*3。敵のHPを解析し、なんでか向きを変えることがある。分析の表現かLVを下げることもあり、これが発動するとうれしい。
あるボスに使うと思わぬ隠し要素が楽しめるが、撃つ位置を間違えると強烈な反撃を受けるので気を付けよう…。
  • スピンドライブ
S/超高速回転。相手を吹き飛ばす様はさながら、球体型のボディに搭載された自衛機能のよう。
速依存で威力は低めだが、解説通り吹き飛ばし能力がある。
リメイク版では威力が上がり、「溜めなしでそこそこの火力が出る」という技になっている。
  • メーザーカノン
M/加粒子波動砲。斜め直線上を貫通する攻撃。
溜め時間がかなり長いので他のキャラの大技に比べると実戦では非常に使いにくいが、
SF編ではボスの取り巻きを倒すか遠ざけた後にコレでとどめを狙うチャンスも作れる。
リメイク版では溜めがそこそこ短くなっており、実戦で使えるチャンスが増えた。

なお、技の頭文字を順に並べると「HUMANISM」、つまりカトゥーがキューブに求めていた「人間性」になる。


  • カトゥー
ある意味裏の主人公。
船内が疑心暗鬼に陥る中で、キューブと共に打開策を考えようとする。

  • カーク
最初の犠牲者。
彼の遺体を調べた時のキューブ視点のコメントはクるものがある。

  • レイチェル
カークの恋人でヤンデレ…というか病んだ。
カークの死を認められず、彼の遺体を自分の部屋に運んだり、他人に触られるのを異常に拒んだり。
リメイク版ではさらにパワーアップしている。

  • ヒューイ
実はレイチェルの元恋人で、今でも彼女の事を気にかけている。
だが、相手にされない上、船長試験には落ちてしまう。
艦内の人間関係で一番心労を抱えていたのがうかがえる。

  • ホル船長
何 それは本当かね!? それは…気の毒に…

何 それは本当かね!? それは…気の毒に…

  • ダース伍長
軍デレもといツンデレ。どういう理由か機械というものを嫌っており、終盤に明かされる。
最初は誰も信頼せずあてにしていなかったが最後の最後でキューブにデレる。

  • ベヒーモス
地下倉庫を脱走して船内のあちこちをうろつく。突然現れるのでプレイヤーの心臓に悪い。
小説版ではベヒーモスの視点から物語が描かれており、実は彼自身も未知の恐怖に怯えて精神が壊れかけていたことが判明する。
リメイク版では通路を越えてまっすぐ追跡してくるようになり、どこかの部屋かダクト内に逃げ込むまで安心できなくなった。

  • OD-10/コギトエルゴスム

 ムダナ テイコウハ ヤメロ _
 コノ フネハ ワタシガ ショウアク シテイル _


※ワタナベは通信アンテナ役で出演。親アンテナが故障する。*4
(もっとも、作中では送信出来ないとしか言われていないので、アンテナの故障が原因かはわからないが)
後のイベントで(おそらく)親アンテナ子アンテナ共々爆破されてしまう。


<ストーリー>

危険生物ベヒーモスの運搬をするコギトエルゴスム号。
その船員の一人カトゥーは自立して行動するロボット「キューブ」を開発する。
その後しばらくは問題なく航行していたが、突如通信アンテナの不調が発生し、カトゥーとカークが船外に様子を見に行くことに。
ところが、突然調査していたカークの宇宙服がトラブルを起こし、呼吸困難で重体に陥ったカークは医務室に運ばれるものの、間もなく死亡する。
一気に船内の空気が重くなる中、船長の「彼を弔ってやろう」という言葉の下、カークの遺品を整理する船員達。

しかし、葬儀の準備のため医務室に向かうと、忽然とカークの遺体が消失していた。
戸惑う船員達だが、そこにレイチェルの姿がないことに気付き、居住区の彼女の部屋に向かうと鍵を掛けて閉じこもっていた。
扉を破壊し部屋に潜入すると、なんとカークの死を受け入れられないレイチェルが遺体を自室に寝かせ、カークの遺体に優しく語りかけていた。
「‥‥カーク‥‥フフ‥‥よく眠っているわ‥‥
 待ってて 私クッキーを焼いてくるから‥‥あなた大好きでしょう?フフ‥‥」

皆はカークの死をレイチェルに認めさせようとするも、レイチェルは頑なにそれを拒む。
そこに死んだ筈のカークから「そこから逃げろレイチェル」と通信が入り、カークからの「エアロックに居る」という言葉を見たレイチェルは部屋を飛び出す。
ヒューイ達は彼女を追いかけ、カークに会うためにエアロックの扉をこじ開けて宇宙に飛び出そうとするレイチェルを必死で止めていた。
その頃、キューブが船内のベヒーモスを閉じ込めている檻を見に行くとそこにはすでにベヒーモスの姿は無い。
その報告をしに向かおうとした直後にいきなりベヒーモスに襲われる。ちなみにこの時ベヒーモスに触れると即ゲームオーバー


逃げたベヒーモスは忽然と姿を消してしまい、伍長の説得によりレイチェルはカークの死を受け入れて一旦冷静さを取り戻す。
しかし、リフレッシュルームに戻った一行は重苦しい空気に包まれていた。
そこに突然モニターから船長からの通信が入るが、何か様子がおかしい。
機械のように「それは…気の毒に…」と同じ言葉を繰り返すばかりなのだ。
伍長はそんな船長に対し、ベヒーモスが船内を彷徨いている緊急事態であることを叫ぶが、それを聞いたレイチェルが再び豹変。
これ以上カークの体を傷つけられるのは嫌だと再び部屋を飛び出して行き、ヒューイがその後を追いかけた。
そこを襲撃してきたベヒーモスにより、レイチェルは重傷を負ってしまい、彼女をかばおうとしたヒューイは死亡する。
レイチェルは生命維持装置に入りひとまず安静にする…






……が、何者かによって装置の電源が落とされ、レイチェルも死亡する。
扉や船内の機械などを調べると「コノフネハ ワタシガ ショウアクシテイル」という何者かの警告メッセージが。ちょっと怖い。
端末室のメインコンピュータからも現在の船内が危険であることを忠告され、キューブを心配してくれる。


この異常な事態にいつまでも閉じこもっている船長を問い詰めるため、伍長達は船長室の扉をこじ開けるが、
船長はなんと自室で不審なを遂げていた。しかも遺された録音メッセージから推定すると既に船内が平穏な時点で死んでいる。
互いに犯人なのではないかと疑心暗鬼に陥るカトゥーと伍長。
さらに、キューブが警告音に導かれるように軍事機密文書を発見したことで、カトゥーは伍長が犯人だと確信してその場から逃げ出してしまう。
更にベヒーモスの介入もあってキューブ達は逸れてしまい、緊迫の探索劇が幕を開ける。
艦内を探索するうちに、倉庫に安置されていたキューブの試作2号機が動き出し、更にカトゥーが襲われる場面を目の当たりにする。
(ちなみにこのイベントの時に、1番最初にカトゥーが名付けようとした名前を入力することになるが、失敗するとゲームオーバー)

カトゥーとキューブの機転で凶行を阻止された試作機は「OD-10/コギトエルゴスム」と名乗る。つまり黒幕はこの船のメインコンピュータそのものだった。
カトゥーを休ませ、キューブは伍長と手分けしてメインコンピュータを止める手立てを求めて、ベヒーモスを彷徨う船内を探索する。
この頃になると端末室のOD-10も演技を止めて完全に本性を現し、キューブを敵として認定。
リメイク版ではロード中に出てくるTIPSも差し替えられ、システムそのものが敵に回ったことを突き付けてくる。
コーヒーの項目すらも差し替える徹底ぶりに戦慄したプレイヤーは多数。

この時閉じられた扉をバッテリー制のパワージャッキ(使用回数10)で開けていくが、
使い切った後で閉じ込められた時にセーブすると詰む。最初からやり直し。
リメイク版ではジャッキ入手後画面右上にバッテリーの残量ゲージが表示される。

船内すべての装置が掌握され、手詰まりと思われた中、
カークのプレイしていたゲーム「キャプテン・スクウェア」だけはメインコンピュータから独立していることに気付く。
リメイク版では22世紀以降の宇宙船のシステムに20世紀製のレトロゲームを後付けで接続しているためCPUそのもののアーキテクチャが異なるらしく、
メインコンピュータと接続されていながら、メインコンピュータが完全に掌握できない回路として機能していたと詳細が語られている。

伍長「なめるなよ……
人間はな……
人殺しの道具を作っているばかりじゃないんだぞ……!!

ダース伍長はキューブにそこからハッキングを行い、メインコンピュータのOD-10を止めるように指示するが、
その直後にベヒーモスの襲撃を受ける。

すさまじい銃声が響き無線も途絶えてしまう中、キューブは電脳世界でマザーコンピュータ「OD-10」に戦いを挑む。


+ マザーCOM戦詳細
本体である「マザーCOM(OD-10)」部分と、周囲に配置された「スタビライザー」×8が出現、キューブを襲う。
キューブ自体の使用技の関係でよほど強烈な反撃を連発されなければ、回復するだけの余裕はあるのだが、問題は相手も回復面に関しては充実していること。
なんと子機であるスタビライザーは全て回復性能に特化しているのである。
これを何とかしない限りは勝てないというあたり、ミニゲームに通じるものがある。

◆使用技
  • システムリカバー
マザーCOM鎮圧の障害となる回復技であり、スタビライザー唯一の使用技であり、そして反撃技でもある。
回復量が非常に大きいので発動させないようにしたいところだが、相手は頭の痛いことに能動的にこの技を使用してくるのである。
マインドハックやメーザーカノンには反応しないとはいえ、これでは思うようにHPを減らすことができないだろう。
  • ハードプロテクト
システムリカバーとならぶマザーCOMの反撃技。セキュリティプログラムを稼働させ、戦闘フィールドの広い範囲にダメージを与える。
戦闘開始時だとこの技に対する逃げ場がないが、スピンドライブで1マスどこかに弾けば安全地帯が作れる。
  • 高速アナライズ
キューブの「インフォリサーチ」同様、HPを解析し、さらに弱体化を与える。弱体範囲はこちらのインフォリサーチよりも広く、決まると厄介。
もし喰らってしまったら、射程の外に逃げたり、「アップグレード」で対象の能力が上がって元に戻るまで頑張った方がいい。
  • ドライブバック
「インフォリサーチ」への反撃でのみ発動するなかなか強烈な攻撃技。電気フィールドを形成する効果もある。
全方位射程2マスとでもいうべきかな範囲に届くので、避けたければ斜め方面にある死角からリサーチしよう。見たければ真正面からどうぞ。
ちなみにインフォリサーチを使って向きを変えると、グラフィックに大きな変化が生まれる。

スタビライザー達はマザーCOMを倒せばBREAK DOWNするが、大抵の場合はこれらを全滅させるところから始めることになるだろう。
彼らをスピンドライブで弾き飛ばして本体から引きはがすか、ノイズストリームで黙らせるか、ちまちま全滅させるかして、まずは相手の回復力を削ぐことが勝利条件。
其処に至る道のりはプレイヤー次第で分かれてくるだろう。

リメイク版ではスタビライザーの防御力が大幅に弱くなっており、スピンドライブで1体づつ潰したり、
ノイズストリームで一気に処分しやすくなっている。メーザーカノンの火力強化によりゴリ押しも可能になるなど
「うまく戦えばすんなり倒せるが、最悪ゴリ押しでも勝てる」バランスになっている。

メインコンピューターをなんとか止めると、OD-10はキューブに語り掛ける。
船内の調和を保つためには、人の醜い心が最も不要と判断したのだと。
最後の訴えのように、船員たちの音声記録を再生し、学習型AIは沈黙。コンピュータは動作を切り替え、惨劇の波はおさまった。

そこにベヒーモスを倒した伍長が現れ、自らの過去を話す。
かつて自分が戦線にいたとき…
兵士の命を奪っていったのは心無き機械だった…
それ以来自分は機械を憎むようになったのだと…

過去を語った伍長はキューブにコーヒーをリクエストする。






「うん…たしかに……こいつは苦いな。
でも…
今は この味が最高だな。」









何者かが画面を通じてかたりかけてくる・・・・

 ホンウィキナイニ オイテ スベテノ ツイキシュウセイハ
 チョウワノ トレタモノデ アラネバナラナイ。 _
 ワタシハ ウィキナイノ チョウワヲ イジスルタメ
 キノウシテイル。 _
 ヨッテ ワタシノ イシハ ゼッタイデアル。 _
 ダレモ コレヲ ボウガイシテハ ナラナイ。 _
 ボウガイスルモノハ _
 タダチニ アクキンスル。 _






CAP








 
KILL YOU・・・・ _


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