石田彰

登録日:2011/02/08 Tue 11:22:51
更新日:2025/09/29 Mon 19:22:01
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石田(いしだ) (あきら)とは、日本の男性声優。
2009年4月にマウスプロモーションから離れ、フリーに。2012年よりピアレスガーベラに所属している。

●目次

◇プロフィール

1967年11月2日生まれ。蠍座。
愛知県日進市出身。
血液型はO型。


◇人物

基本的に高めで柔らかく、艶やかで落ち着いた声をしている。作中では鍵を握るキーパーソン的なキャラクターを演じる事が多い。

素のテンションは物凄く低いらしく、その様子は『銀魂』や『男子高校生の日常』のラジオでの杉田智和氏によるモノマネでうかがえる。
イベントやラジオに出演する際はかなりテンションを上げて臨んでいるらしく、保志氏に「聴いている人が石田さんこんな人なんだって勘違いしちゃいますよ?」と言われたり(『林原めぐみのハートフルステーション』)、子安武人氏に「彼やけに陽気じゃない?前日の夜何か良いことでもあったのかな」(『テイルズオブカウントダウン』2007オーコメ)と言われるなど、共演者から戸惑われている場面を目にすることも多い。

特筆すべきは同業者に限らず、他人とコミュニケーションを取りたがらないことで知られ、私生活が見えない声優で有名でそれをネタにしたCMがある程。
ランチに誘われるも「僕これからお昼ご飯食べに行くんで」というとんちんかんな理由(杉田氏評して曰く「飯を飯で断る」)で断ったり、作品の打ち上げにもまったくと言っていいほど参加しなかったり、現場で一緒になった自分のファンの新人声優たちに対してもそっけなかったりするという。逆に、もしそういった集まりに参加することがあれば、嵐の前触れか?と周囲がざわつくとか。
新人声優達が挨拶に来た際「大丈夫です、覚えられないんで」と断ったのを目撃した中村悠一氏は、「あの人ATフィールド分厚すぎやしないか。」と語っている。(東京エンカウント16回)
とはいえ後述の通り、あまり同業者とも必要以上に関わりをもたないことで有名だが、全く誰とも関わらないというわけではないようで、仲が良いと言われる人はちらほらいる。

他にも、嫌いな食べ物が多く、魚介類や野菜、菌類、パイナップルなどが苦手。普段はコンビニ弁当を食べて生活しており、家には紙皿しかないという(クリギム沢城みゆきゲスト回)。
打ち上げや食事の席において、食べられる物が無くじっとしていた石田に代わって真殿光昭氏が2人分の食事を完食したり、緒方恵美氏が蟹味噌を引き取ったりしている。(ラジオ五番街で逢いましょう#5、ペルソナ3 ストーカー倶楽部#24、緒方恵美の晴天ヘキレキ! vol.37)
なお好きな食べ物は桃、ラムネ、金平糖など。

その他には天体が好きで、ファンから月の土地をプレゼントされている。また2014年頃からPerfumeが好きらしい。
あと、昔、髪が腰辺りまであったが「もういいかな」と言う理由で、バッサリ切った。


◇役の傾向

演技の幅が広く、若い男性役ならなんでもこなすほか、女性役を担当したこともあるし、デビュー時は「男の娘」はおろか「女性」を演じても違和感の無いほどの女性声すら出していた。ニコニコ動画や、YouTubeにUPされている『1人7役』や『セーラームーンSuperS』を見ると、その凄さが解るだろう。脱衣麻雀で女性のような声で男の娘役を演じた際の声優当てクイズでは、当時少年だった杉田氏は騙された。(スパロボうますぎWAVE21回、2020年8月6日杉田智和Twitter「水奈瀬愛生くんさん…」)
ただ当人的に、女性的なキャラクターはもう厳しいと随分前から思っていたようで、2011年に出演した『ボクたちオトコの娘』というドラマCDで気持ちを吐露していた他、緒方恵美とのラジオでそういう話題が出た時には「もう無理だよ!」とコメントしていた。
事実、2010年代に入った頃から新規の女性役は無いが(例外はあのクソアニメ)、この時期からは中性的なハイトーンボイスで小学生や男の娘、女性役を演じられる男性声優の活躍が目立つようになり、蒼井翔太氏や村瀬歩氏をはじめとした後輩たちがそのポジションを継いでいるといえる。

更に2016年放送の『昭和元禄落語心中』にて、八代目有楽亭八雲/菊比古の青年期と壮年期の両方を演じて以降、老人や中年の役柄を時折演じる事もあるが全く違和感がない
レレレのおじさんや(ゲームでだが)横山三国志の司馬懿といったおじさんキャラも増えている。


◇後進や声優界以外への影響

櫻井孝宏氏は「石田さんを目指して声優になりましたという子は本当に多い」と語っている。
実際、逢坂良太氏と松岡禎丞氏と斉藤壮馬氏は石田氏の影響で声優を目指したと公言している。
また、2014年5月19日の『アニメマシテ』では、蒼井氏が声優を目指したきっかけは石田氏が演じた『美少女戦士セーラームーン』のフィッシュアイだと語っているなど、「女性(あるいは女性的な男性)キャラクターを男性が演じる」という道を示したパイオニアともいえよう。

また芸能界にもファンがおり、雑誌『ダヴィンチ』にて女優の栗山千明が好きな声優として、俳優の本郷奏多がフジテレビ系のトーク番組『ごきげんよう』で会いたい人として名を挙げ、それを聞いた監督により実写版『未来日記』のナレーションに石田が起用されたりしている。
また、『キスマイradio』にてアイドルグループ・Kis-My-Ft2のメンバーである宮田俊哉も好きな男性声優として石田を挙げている。


◇歌唱についての姿勢

「自分の歌が商品として成り立つかどうかのハードルを越せない」として、2002年頃からキャラクターソングを歌わないスタンスを貫いている。*1
ただ、演技の一環としてであれば歌っており、『タイタニック』の日テレ版吹き替えや、『セーラームーン』等でその歌声が聞ける。


◇交友関係

真殿氏は石田氏の親友を自称しており、前述の食事のエピソード等から分かるように、石田氏を気に掛けている様子。
石田氏が事故で帰りの交通手段がなくなった時には、真殿は石田を車で家に送り届けた上、「茶でも飲んでってやるよ、友達じゃないか」と石田のポケットから鍵を弄り、無理やり家に上がりこんだこともあるとか。
当の石田氏がそんな真殿氏をどう思っているかは不明ながら、少なくとも迷惑に思っているわけではないようで、収録現場で石田氏が真殿氏に死ねばいいのにと呟いたのを目撃した中井和哉氏と千葉進歩氏は、「あのクールな石田さんが真殿さんに対してだけはすごく毒舌で面白い」「真殿さんが来ると石田さんの空気が一気に柔らかくなる」と語っている。
ちなみに石田氏と真殿氏の二人は無名時代、『コボちゃん』のツルとカメのコンビで共演している。

また保志総一朗氏と仲が良い事で有名だが、石田氏本人は有名になるほどの仲とは思っていない様子。だが、アフレコやイベントなどで一緒になると安心するらしい。
ラジオでは「いいね、保志くんは。いつでも保志くんだから…ずっとそのままでいて」と言ったり、保志のソロライブにサプライズで現れた際は「君の笑顔を守りたいんだ」との発言を残して帰って行ったりしている。
そんな保志氏は、初めて2人で一緒にスタジオから帰った際「僕はあまり喋らないけれど、気まずくならなくていいからね」と石田氏に言われ安心したという。
また、保志氏が石田氏と仲が良いことはファンだけでなく同業者からも認知されているようで、同業者から石田氏と仲良くなるにはどうしたら良いかよく相談を受けているとのこと(『林原めぐみのハートフルステーション』より)。仲の良い・共演の多い声優同士を組ませる『ポプテピピック』でも保志氏と組んでいた。
相談したのかどうかは不明だが、そんな保志氏・石田氏と『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』で共演した鈴村健一氏は、同作に出演して良かったことの一つに「石田さんと仲良くなれたこと」を挙げている。

なお他の声優による評判は、



  • 神谷浩史氏「おはようございますと台詞だけ喋っていつも帰られていく」(2018年『夏目友人帳』舞台挨拶)

  • 竹内順子氏「基本伏せ目がちでラジオやイベントで共演して初めて目が合うような方」(『Oh!NARUTOニッポン』03.10.20)

  • 櫻井孝宏氏「精霊のような存在。人智を超えた何かを持ってそう」(癒守石)

  • 沢城みゆき氏「他が追従できない独特の魅力を持つ方」(沢城みゆきのブログ)

  • 関智一氏「声優界の田村正和」(PSYCHO-PASSラジオ13.01.11)

  • 小西克幸氏「解脱してる」(今日のあきらさん、明日のかつゆきさん)


  • 林原めぐみ氏「リアルゼロス 」(『林原めぐみのハートフルステーション』)

  • 中村悠一氏「見る度に新たな発見がある」(『血液型くん!』オーディオコメンタリー)

  • 河西健吾氏「我が道を行くといいますか…誰も真似できない」(『ニジスタ!』Step Upトーク)

  • 野島健児氏「話しかけちゃいけない人なのかと思った」(『PSYCHO-PASSラジオ』)

  • 甲斐田ゆき氏「妖精、もしくは天使」(甲斐田ゆきTwitter)

  • 関俊彦氏「あの真っ黒な瞳。見つめられると吸い込まれそうでなんか怖いんだよ」(『最遊記』イベント)

  • 緒方賢一氏「あの声は股間にずんずんくる」(某ドラマCD)

などなど……。

また、
  • 柿原徹也氏に血液型を聞かれ「僕は血液型で人を判断する人は大嫌いです」と答え、トラウマを負わせた。(『血液型くん!』DVD2巻オーディオコメンタリー)

  • 小野大輔氏に連絡先を聞かれ、「なんで?」の一言で断った。(2012年『夏目友人帳』舞台挨拶にて神谷氏談、「音鬼と井上麻里奈のH話×3」2018年2月小野氏ゲスト回)

  • 鈴木達央氏から連絡先を聞かれ、正式にお断りした(P.S.元気です。孝宏#238)

  • 林原氏の差し入れを「いらない…」と断り無理矢理口にねじ込まれた。(『林原めぐみのハートフルステーション』)

などなど……。

ただし、杉田氏や釘宮理恵氏が必死に説得すると一緒に食べに来るらしい。
『忍たまラジオ』のフリートークによると、石田氏があまりにも食事や飲み会の誘いを断るため、一時期他の声優たちが「石田彰を飲み会の場に誘う会」なるものを結成した(そして成果が上がらずあえなく解散した)という。
「PandraHearts」でもメインキャスト(自分含む)全員が印象に残ったこととして「石田彰さんが打ち上げに来てくれた(行った)」を挙げる辺り相当来てくれないようだ。
本人曰く、「一時はなるべく打ち上げに顔を出そうと頑張ってみたものの、『欠席続きで周囲からの評判が悪化したとしてもその方がマシ』と思えるぐらい場の雰囲気に馴染めなかったのでやめた」とのこと。

ちなみに『銀魂』で桂小太郎を演じ始めた当初は「ギャグもののテンポ感や間(ま)をわかっていなくて、『銀魂』のテンポ感をつかむまで、ずっと追い立てられているような感覚だった」という。「正解が全く分からず」、必死に模索する中で演技を固めていった。ただ、そうして作り上げた桂的な演技を他作品で求められる機会が一切無く、「これまでにやったことのないような役に挑戦させてくれたことが感慨深い」と『銀魂THE FINAL』の座談会で語っている。

基本的に役への思い入れはないと語るが、『Dimension W』のインタビューでは「大きな戦いを生き残った、ロン毛のいい男というキャラクターには、人一倍思い入れがある」と長年演じてきた桂小太郎への想いを匂わせるような発言をしている。その思い入れは、ドラゴンボール7つ揃ったら叶えたい夢が「元号を銀魂にする」というほど。
余談ではあるが同作のウィルス・ミス回でのテスト中(目線なし)に石田氏が吹き出して笑いのツボにハマってしまったことは有名で語り草となっていて、現場でも、鈴村健一氏は「あの鉄の心を持った石田さんが……」と、阪口大助氏は「石田さんって笑うんだ」と、それぞれ驚いたという。

他には、BL作品の収録中相手役の声優がerectしてしまったり(変ラボ20コマ目)、ラジオの公開収録で「あーさんで抜きました」と男性ファンから告白されたこともある(ゴクドーくんナイトライブ)
また一部では、業界の大先輩であるベテラン京田尚子の天敵設定。


◇主な出演作

アニメ


特撮


ゲーム


吹き替え




石田の女声が好きな人は
2011年4月27日発売のドラマCD
「ボクたちオトコの娘」
に期待してみるといいかもしれない。



アニヲタWikiはいいねぇ。
追記・修正してくれる。

冥殿が生み出した
文化の極みだよ。

そう感じないか?

Wiki籠り君

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最終更新:2025年09月29日 19:22

*1 「最遊記」のキャラクターソングを収録したミニアルバムや「テニスの王子様」では、他のキャストが普通に歌う中「BGMをバックに語るだけで歌わない」というソロ曲ならぬソロ語りが収録されている。