ターンX

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ターンX - (2018/04/07 (土) 03:41:50) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/07/03 (金) 19:00:23
更新日:2024/02/13 Tue 10:20:34
所要時間:約 7 分で読めます




神の世界への!
引導を渡してくれるわぁっ!!!



ターンエックス


型式番号 Concept-X 6-1-2(Concept-X Project-6 Division-1 Block-2)

全高 20.5m
重量 50.6t
ジェネレータ出力
推定68000kw(±5000kw〜500000jw)
装甲材質 ナノスキン装甲

武装
  • 三連装ビーム投射システム
  • 溶断破砕マニュピレータ
  • 背部ウェポンプラットホーム『キャラバス』
  • オールレンジ攻撃用内蔵ビーム砲
  • 脚部メガ粒子砲
  • 月光蝶

主な搭乗者:ギム・ギンガナム


アニメ「∀ガンダム」に登場する機体。


「ターンタイプ」と呼ばれる、∀ガンダムと同じ時期に建造された……と思われる機体。
各所に∀との共通点が見受けられるが、∀と同じく謎が多く、改修を繰り返されたため元の形状が分からなくなってしまっている。
一説ではターンXこそが∀のオリジナルに当たる機体であり、元々は外宇宙から地球圏に流れ着いた正体不明の機体を改修した機体である……ともされる。
そのテクノロジーは当時の地球圏の技術レベルから見ても驚異的であり、この機体の解析と改修を進めると共に複製として生み出されたのが∀であるとも言われる。
ターンXが長い改修の末に人型と呼ぶには違和感があるような姿となったのはこのためで、地球圏の技術では完全な復元が不能であったためともされる。
起動時に一瞬光って浮かぶカメラアイの形状からも解るように、本来はガンダムタイプのMSであった可能性も高い。
現在ならともかく、まだセル画で描かれていた放送当時は左右非対称のフォルムにアニメーターが恐れをなし、もっと出番を減らすか、後のエクシアさんの様にマントみたいにナノスキンで覆って、最終話までのデザインの簡略化をする予定もあったとのこと……実際にはちゃんと描かれた……凄い!

当初、頭部兼パイロット搭乗部である『ターンX−トップ』のみであったが、月面のマウンテン・サイクルで全身を発掘され月面都市ゲンガナムの全電力を用いて再起動。以後、ギンガナム艦隊のフラッグ・シップ機として活躍した。
本機はパイロットのギンガナムに高く評価され「(単機で)地球を三日で制圧できる」と言われた。
公式でも“最強の黒歴史”と呼ばれる等、黒歴史の用法が広がった現在では、聞きようによっては別の意味に捉えかねられない煽り文句が付けられている。

特徴的な形状の右腕部は「三連装ビーム投射システム」「ワイヤークロー」を内蔵。
また、Iフィールドでビームの制御が可能でビーム砲としての機能の他に、サーベル状に形成して斬り結んだり、莫大なエネルギーを無理矢理抑え込み相手に放つ「シャイニングフィンガー」こと「溶断破砕マニュピレータ」として使える。
右手があんな形になったのは元々の形状を再現不可能であった為で、イメージイラストの中に本編とは別デザインの腕を持つターンXの姿もある。

背部ウェポンプラットホーム、通称「キャラバス」にはビームライフルやミサイルランチャー等携帯兵器を収容できる。
劇中では、ビームライフルとバズーカしか発見、運用されなかったが、他の兵器を収容できるスペースがあることが確認できる。
裏設定において実は元々装備していたものではなく、後になって開発、装備されたものだとされている。(∀のDOCシステムに対抗するためか?)
実際、超技術の塊のターンXに比べて、妙に原始的な装備が多いのも特徴。
∀同様に“DHGCP”縮退炉二基を主機関としており、片手でウォドムを持ち上げて爆砕する等、MSとしては規格外のパワーを誇る。
スペック上の出力は∀をも遥かに上回るが調整の結果なのかは不明。

本機は頭部、胸部、肩部、腕部、腰部、脚部、背部ウェポンプラットホーム、の10パーツをそれぞれ分離稼働させることが可能で、敵からの攻撃の回避や、各パーツに内蔵されたビーム砲でのオールレンジ攻撃により、攻撃や回避ばかりか対象の捕縛等もできる。
ビーム砲も∀のビームライフルに匹敵する威力や特徴を持つチート仕様である。
なお、ゲームではこの機構を「ブラディ・シージ」と呼んでいる。
この機構は元々は初代『機動戦士ガンダム』で、ジオングのギミックにしようとして断念したアイディアであったとのこと。
一部のゲームでターンXと対戦したクワトロ大尉ことシャアが『まるてジオングだな』と感想を漏らすのは、これを踏まえたものと思われる。
20年が経過していたとはいえ、セル画時代にアニメーション化を実現したのは快挙といえる。





本機は出時が諸説ある中、有力な説としては、かつて外宇宙へ旅立ったスペースノイドの一団=ニュータイプの末裔達が建造していたものが、何らかのトラブルかプログラムによって地球圏へ流れ着いたものとされる。*1
前述の様に、その優れた技術に勝手に脅威を憶えた当時の地球圏の人間がそれに対抗すべく建造したのが∀であり、改修されたターンXとは黒歴史と呼ばれた時代に幾度となく戦いを繰り広げたか、テクノロジーの維持派と抹消派の最後の決着として戦わせたが、∀の前に敗れ去ったと言われている。
単体の性能に関しては∀を上回るが汎用性に欠け、元が地球圏外の機体でブラックボックスも多く全容は不明……と、そこを突かれたのかもしれない
胸のX状のディティールは、過去に∀によって付けられた傷痕。
重要な機能が秘められた部分であるらしく、ナノマシンによる復元も不可能となっているらしい。
因みに、オールレンジ攻撃やサイコミュ的な機能やハイテンションになる御大将からも解るように、∀同様に他の時代で言うニュータイプ専用機の系譜にある機体でもある。
実は『∀ガンダム』の時代に残るテクノロジーではサイコミュは一般的な技術となっており、ニュータイプを生んだ世代の末裔である彼らは、それを当たり前のように使えるし、ニュータイプ的な能力にも目覚める可能性が高いという裏設定があるからで、アニメではわざとキーワードにはしていなかったが、番組資料を元に執筆された小説版等ではっきりとニュータイプ等の単語が出てくるのはこのためである。

本編最終決戦ではジョゼフの乗る∀のビームドライブユニットによりキャラバスを破壊されるも、オールレンジ攻撃により∀を捕縛。データを読み取る事に成功。























ついにはスモーのエネルギーを吸い取り『月光蝶』をも使用可能となる。
全力を出せていないにもかかわらず、圧倒的性能から全力で向かってきたハリー達のスモーを逆にエネルギーを奪い去って撃退。
メリーベルやコレンの介入が有るものの、遂にロランが乗り込んで完全な機能を取り戻した∀と一騎討ちとなる。


最終的に両機ともに月光蝶を振り撒く中で、捨て身で突進してきた∀にビームサーベルで鎖骨辺りから胸にかけて切り裂かれ、ターンXも自身の右腕により∀の腹部を貫き相討ちとなって着地。
二体のターンタイプは組み合ったままで動きを止め、収束した月光蝶が作る繭状のナノマシンの糸に巻かれていく。

余談だがその際、共に機体を捨てて脱出し、刀でロランと一騎討ちを臨むも破れたギンガナムも、人工物である刀を捨てなかった為か、刀を捨てたロランと違い、繭に捲き込まれている。
数万年後に∀とギンガナムを取り込んだ化物機体が封印から解かれない事を祈るばかりである。



※原画を描いたシド・ミード氏は∀よりもターンXのが好きである。



ガンプラ
1/144で発売された。
分離機構は再現されていないが、値段の割にプロポーション良好な良キット。

“弟”∀のMG化から、ターンXのMG化も期待されていたが、2014年6月についに発売した。
ファンを待たせただけあり、その出来は“弟”∀に負けず劣らずの良キットである。

ROBOT魂
初期の頃は放送中の00シリーズがメインだったが、そんな中でターンXはこのブランドでは初となる過去のガンダム作品からの立体化となった。
マッシブでメリハリのある造形となっており、設定画等とはバランスが異なるプロポーションながらもこれはこれでかっこいい。
頭部や肘間接なども簡単に取り外せるため分離攻撃の雰囲気も再現できる(一応仕様外となる遊び方だが、隠しギミックとして採用された模様)。

通常版の他、月光蝶クリアバージョンなどの限定品も作られた。


■ゲーム
GジェネレーションDSでは、御大将は仲間にならないが、条件を満たすとジェリド、ライデン、シン・マツナガ、シーマ様、セレイン、トレーズ、ゼロ・ムラサメ、ゼクスなどが搭乗可能になる。
勿論月光蝶も使いこなす。

  • ACE3

ストーリーには絡まないが∀と共に参戦。
核投げ放題のぶっ壊れリミッター解除∀の影に隠れがちだが、雑魚殲滅能力の高い月光蝶やボスキラーに特化した武装の多い強力な機体。
そして、なんとマスターガンダムとの合体攻撃でダブルフィンガーがあったりする。
悪役二人のノリノリな叫びは必見。


御大将「我等の手に堕ちろぉ!」
東方不敗「行くぞぉ!」
東方不敗「ダークネスゥ!」
御大将「シャイニングゥ!」
東方不敗&御大将「フィンガァァァ!!」

ドモン「………」

他にもリーンの翼のオウカオーとも合体攻撃がある



  • GジェネレーションF
ゲストとして登場。
MSの中ではトップクラスの火力と防御力、Iフィールドがあるが、武装のクセが強すぎるのが難点。

  • GジェネレーションWARS
必殺技、特殊格闘、覚醒兵器と豪華な武装を揃え、機動力や防御力も問題ないが燃費が悪い。攻撃力も上位クラスではあるものの、主武装であるバズーカの威力が高い攻撃力とは余り噛み合っておらず、少々扱いづらい印象がある。
MAP兵器の月光蝶が使えるのは本機と能力解放∀だけ。

ちなみに全高約20mもあるのに何故かMサイズである。

  • Gジェネーションワールド
Lサイズになったくらいで前作とほぼ変わりないが、ムービーがぶっ壊れ。

「ハルファスガンダム」のエネルギーを吸収しパワーアップ→ゴッドガンダム登場、ゴッドフィンガー→ゴッドフィンガーをシャイニングフィンガーでぶっ飛ばす→ウイングゼロカスタムのツインバスターライフルとガンダムDXのツインサテライトキャノンの同時攻撃を受けるも吸収しパワーアップ(無傷でした)→三機をまとめてボコボコにし月光蝶発動。

もうなにがなんやら・・・




GP3000の万能機。∀のお兄さんだけあってデカい。
シールドガードは出来ないが背面盾がある(耐久値付き)。
メイン射撃は撃ち尽くすと捨てて次の武装へと切り替える特殊なタイプ。3つ目だけはリロードされる。

特殊射撃はブラッディ・シージによる全方位攻撃で派生が豊富で、迎撃はお手のもの。

他にもシャイニングフィンガーやアンカー、月光蝶など劇中に登場した武装はほとんど再現されている。

ただ月光蝶は∀と違って一度きりの攻撃技で、銃口補正なし+隙が大きい+背面盾消滅というハイリスクなロマン武装。
不意打ちや巨大MAになら当たるかも?
また、子安氏の「月光蝶である!!!」が聴きたくなったら使ってみるのもいいかもしれない。
アシストはマヒロー隊

前作から引き続き続投、メイン射撃が普通のリロード式になるなど色々と変更されている。
覚醒技は月光蝶で、前作はロマン技扱いだったが今作では格闘カウンターの要領で生当ても可能。
が、外すと隙だらけなのは相変わらず。






この項目凄いよぉ!流石ターンエーのお兄さん!!
wiki籠りの追記・修正はぁ全てもらっている!


良項目である!!!

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