ガンプラ

登録日:2009/09/06 Sun 23:34:11
更新日:2025/04/02 Wed 13:18:00
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ガンプラとは、アニメ『機動戦士ガンダム』をはじめとする『ガンダムシリーズ』のプラモデルのことである。


概要

主に劇中に登場した兵器類を立体化したプラモデル。
モビルスーツ(MS)と呼ばれるロボットやモビルアーマー(MA)と呼ばれる機動兵器等が主体だが、他にも艦船や戦車、航空機・航宙機等々も商品化されている。

語源はシンプルに「ガンダムのプラモデル」の略称。
但し、組み立て式プラモデルではないハイコンプロシリーズが「完成済みガンプラ」として宣伝されるなど、厳密な区別はされていない。

製造・発売元は、「株式会社BANDAI SPIRITS ホビー事業部」。
なお「ガンプラ」という言葉自体は、ガンダムシリーズの版権管理を手がける創通の登録商標になっている。

アニメが始まって既に四半世紀以上が経過する中、小説・漫画・ゲームとメディアミックスでシリーズが広がっていくのと同じく、ガンプラも断続的なリニューアル重ねておりその商品の種類は数えきれない程。

昨今ではガンプラそのものを主題にしたアニメシリーゲームソフトが製作されたりしており、単なる作品に付随した商品ではないコンテンツとしての地位を確立している。

更に、バンダイの技術進歩や販売体制により2020年代となっても、「プラモデル」というジャンルの中で非常に高いクオリティと作り易さを両立している

接着剤不要で、組んだだけでほぼ設定通りのカラーリングが再現でき、プロポーションもよく、関節まで動き、さらに安価という様々な美点を総合的に考えるとガンプラは他のプラモデルの追随を許さない凄まじい製品といえる。

そして価格面でも数万円する物からワンコインで買える物まで、幅広い価格帯でラインナップされている。
縮尺、設計の細かさ、立体化の方向性によって様々なグレードに分類されており、全く同一の機体でも異なる大きさや造形、技術革新に合わせてリバイヴ版など何度もキット化されることがある。
初心者から熟練のモデラーまで自分の求める姿を自由に選択できる点もガンプラの大きな強みと言える。

そのためディープな模型ファンは勿論、偶々アニメを視聴しただけというライトなファン層でも手に取りやすいグッズとなっている。
現在は国内だけでなく海外での商品展開も多く、アジアや欧米でも愛好され、大会も開かれている。
令和の現代において「プラモデル」と耳にすると、多くの人がガンダムのプラモデル、つまりガンプラを真っ先に連想するのではないだろうか。

主な入手方法は昔ながらの店頭販売とネット通販。
個々の商品の生産数が多いことから、スーパーや家電量販店内の玩具コーナーにゲーム機や特撮玩具と一緒に置かれたりもしている。
種類を問わないのであれば模型店や玩具店はもちろんそれ以外の店頭で出会えることも多い。

一部限定商品を除けば量販品な上に、バンダイの方針としては金型が使えるのであれば半世紀近く前の所謂「旧キット」ですら再販する方針をずっと続けているので入手機会は多い……のだが、
定期的にブームというか需要の爆増が発生しておりそれに供給が追い付かず品薄になるという事例が起こることがある。
そもそも「ガンダム」シリーズが現在に至る隆盛を極めるきっかけとなった1つの要因がガンプラであり、ファーストガンダムのブーム時は全国の店頭から消え去るほどの人気商品となっていた。
その後娯楽の多様化などもあってブームは小規模なものに留まっていたが、2020年前後は長らくガンプラ化されていなかったマイナー機体の商品化や「Re:RISE」以降のアニメシリーズの盛り上がりに加え、巣ごもり需要の増加といった社会的要因も重なって、良くも悪くも人気が集中。物によっては予約しないと入手困難、その予約すら数秒で消し飛ぶなんて世紀末な様相になっていた。
予約開始に伴う通販サイトのサーバーダウンも問題視されており、2024年以降はDMMなどの大手通販サイトが新作・再販予約を抽選制に切り替えている。
これに目を付けた所謂転売屋によって買い占められネットオークションサイトやフリマアプリなどで悪質な価格で高額転売されているケースも指摘されている。
バンダイも工場の増強など体制を大幅に強化した結果、2023年以降は出たばかりの新作人気商品を除けばネット通販でも入手はしやすくなり、実店舗でもガンプラ置き場がガラガラ……ということはほぼ起こらなくなった。
また、低価格であるがゆえに転売のうまみが薄いと考えられるようになったからなのか新作HGなどは転売屋の買い占めを受けにくくなったこともそれに拍車をかけている。
ただし一部の再販品やプレミアムバンダイ限定(後述)品については販路が限定されていることもあり未だに秒でネットや実店舗から消える状況が続いている。再販頻度の低いマニアックなMSのプラモなども同様である。
新作ガンプラの予約に至ってはAmazonやヨドバシなどの大手通販サイトでは本当に数秒で予約が埋まってしまうものが大多数を占めている。
一部通販サイトや量販店ではこの状況を受けて予約を抽選のみに切り替えた、或いは新作の予約は一切しないとしているところも散見される。
23年以後は発売日になるとそれなりに数が出るようになったので、20~21年頃に比べると発売日当日の店舗での購入はある程度現実的になってはきているが。

近年においては直営店の「ガンダムベース」でしか販売されない限定品も多く、普通に需要がありそうなバリエ機や一般販売品の上位互換、果ては完全新規キットまで限定品にされる。
更には一部の再販品は一般流通には流れずガンダムべースでしか再販されないこともあり、現場で度々客同士のトラブルも報告されていることもあって賛否が激しい。

まあそんな訳で往年のファンは過去のトラウマから、新発売のたびについつい必要以上に買い込んで部屋の肥やしにする、所謂「積みプラ」を築き上げるのである。
その是非についてSNSなどで度々論議になるのもお約束の流れになりつつある。

ネット通販はバンダイ公式が運営するプレミアムバンダイなどが主。勿論ヨドバシドットコムやAmazonといった大手通販サイトでも大体はガンプラを取り扱っている。
プレミアムバンダイでは通常商品以外にも限定生産の商品も多い。

長年再販商品の販売価格が据え置きだったが、2025年の出荷分からは各商品の販売価格を値上げすることが発表された。それでも数百円程度の値上げなのが良心的である。

縮尺

  • 1/144・1/100・1/60
ガンプラにおいて主流の縮尺。
設定上身長18mであるRX-78-2ガンダムを基準とすると、1/144では高さ約13cmという、ボールペンを立てた位の縦寸になる。
1/100だと18cm程度となり、成人男性の掌くらいの大きさ。
1/60ともなるとおよそ30cmにも達するためかなりの存在感がある。

当然ながら機体によって設定上の大きさは異なるため、同じ縮尺でも実際のサイズにはかなりのバラつきがある。
ガンダムタイプの中でも小型であるF91やVはやや小柄となり、20m級の機体であるνやΞは1/144サイズでも1/100の機体と肩を並べる大きさになったりする。
また、同じスケールの同じ機体でも発売された時期によって微妙に大きさが違っていることもあり、あくまで目安としておいた方がいいかも。劇中設定とは明らかに異なる大きさ(縮尺)で立体化されているものもあったりする*1

1/144が最も一般的なスケールで、キットの種類が1番多い。1/12のフィギュアなどと絡ませて遊ぶ際にも大きさが近くなってよく馴染む。
サイズが大きくなるにつれ色分けが細かくなったり、ギミックが凝るようになっていく。ただしラインナップも減っていき、1/100では主要な登場人物の機体でも人気のある機体しか出ないこともある。1/60ともなるとファーストを除けば主役級の機体しか登場しなくなる。

とにかく迫力あるデカいキットが欲しいか、他の機体と組み合わせて遊びたいかなど、どのサイズを手に取るかは個人の好みに任される。
なお店舗や流通側の事情なども絡むためか2020年以後は基本的には新作は1/144のみ、それに加えて年1~2回ぐらい1/100や1/60が出る、というペースになってきている。
1/144でも滅茶苦茶デカいサイコガンダムなどが出たりはしているが。

  • その他の縮尺
上記3つ以外にも1/300や1/550などの珍しい縮尺もある。ララァ・スン専用モビルアーマーサイコガンダムデンドロビウムなど、極端に設定上のサイズが大きな機体はこのようなスケールでキット化される場合がある。

ホワイトベースのような戦艦はMSよりもはるかに大きいため、1/1200や1/1700のような縮尺で登場する。

他にも、1/72「メカニック・モデル ガンダム」とか、1/250のジオラマセット「ガンダム情景模型」といった変り種も旧キットにはみられる。



★種類一覧

販売された時期や登場する作品、顧客のニーズなどに応じて多数のシリーズに分かれている。

●旧キット

1/144・1/100・1/60
文字通り古い時期のキット。
定義は曖昧ではあるが、ここでは2000年頃までに発表された作品が展開中*2に発売されたキットを指す。
劇中に登場した機体だけでなく、MSVに属する機体もキット化されることもあった*3

ΖΖまではパーツ同士を接着して組み立てる必要があり接着剤が必要だった。パーツはランナー毎の単色で塗装が必須。その上可動はほとんど期待できず、パーツがうまく合わないことがあり削ってやる必要がある場合もしばしば。

逆襲のシャア以降はバンダイが世界に誇る多色整形技術(システムインジェクション)の導入により大まかな部分の色分けがされスナップフィット方式を完全導入し接着剤も不要になった。

特に旧キットと聞いてイメージされるのはファースト時代のものだろう。

なんと40年近くも金型が維持されている製品があり、それについては現在でも再販がかかることがある。
前述した2020年のガンプラ欠乏期には再販されたこれらが棚の不足を埋めていた時期があり、当時を懐かしんで買ったおじさん達も多いのではなかろうか。

弱点としてはやはり古さゆえの問題が挙げられ、時期によって設計に大きなばらつきがあるが、多かれ少なかれ組み立てに苦労する部分が散見される。
まず色分けが全然足りず、設定どおりに仕上げようとなると塗装が必須。だが、合わせ目が複数個所にわたって存在することはザラ。加えて後ハメとか一切考慮されていないパーツ構成のため、表面を整えつつ塗装するにはかなりの苦労が付きまとう。
関節系パーツが無いため保持力が著しく低く可動範囲も狭い。その後の時代でもポリキャップが剥き出しなど、現代のガンプラのノリで軽く作れるものではなく結構難易度が高い。

近年のスタイリッシュなプロポーションを期待して買うとがっかりする可能性も高い……が、その独特なプロポーションは今も一部のファンを引き付けて已まず、機体によっては旧キットでしか立体化されていないこともある。
これをガワにして別のキットの関節パーツを仕込むなどの方法でアップデートされた作品を作る者も多い。
プラモ製作マテリアル(特に接着剤と塗料関係)が発売当時から見ると劇的に進化を遂げていることもあって、かつて挫折した少年たちが大人になって再チャレンジするには中々いい題材だと言われることも。

ちなみに最初のガンダム・ザクの値段は300円。
島本和彦の名作『燃えよペン』では「3万円といえば100ガンプラですよ!!」と300円=1ガンプラという通貨単位が登場したことがある。


●1/100・1/60スケール

1/100・1/60
ここでは1/100または1/60スケールの内、作品が展開中に発売されたものの中で∀から開始されSEEDや鉄血のオルフェンズまで続いているキットシリーズを指す。後述するMGとは別。

HGUCの水準のキットを1/100にしたもので、1/144と同じカスタマイズを楽しめる。
組み立てるだけで設定のカラーリングがほぼ再現され、関節は可動する。
基本的に1/144のサイズアップであり、大差はないが色分けやギミックはそちらより優れている傾向にある。
プロヴィデンスガンダムのドラグーンはHGだと接続軸が正面から見た時に露出してしまっているが、1/100だと見えない構造になっている。
変形も1/144より多少レベルが上がっており、カオスガンダムはHGだと頭部を外さなければならないが、1/100ならばフタを開けて収納できるようになっている。
ガンダムヴァーチェについてもHGではナドレと別にキット化されたが、1/100では統合され、装甲を脱着できるようになっている。
他にもコクピットハッチ開閉などのギミックがある。

オルフェンズ1/100(中途で「フルメカニクス」というブランド名が付く様になったが)は劇中に登場するエイハブ・リアクターを含むガンダム・フレームを再現。
同様に1/100フルメカニクスというブランド名義が2020年より発足。第一弾としてカラミティガンダム、第二弾に上海版フリーダムガンダム*4などSEED系に偏った商品展開が続いている。境界戦機のMGにあたる1/48サイズもこのブランドから発売された。
水星の魔女からはガンダム・エアリアルがこのサイズで出ている。
宇宙世紀のMSでこのブランドに該当するものはなく後述のRE/100では逆に宇宙世紀のMSしかないため、宇宙世紀がRE/100、アナザーがフルメカニクスという分類がユーザーの間ではされている。

RE/100もそうだが、MGに比べると細部のディテールや内部構造が簡略化されている代わりに組みやすくなっている。フルメカニクスについてはMGとそん色ないディテール。
また、原作放送当時に展開されることが多いためかMGよりアレンジが抑えめにされていることが多い。
このため、単にMGの下位互換に留まらないキット群であり「傑作」と謳われる名キットも幾つか存在している。フルメカ以外は再販機会に乏しいのが難点(全くされていないわけではない)。

●FG(ファーストグレード)

1/144
キットを制作した事の無い人も簡単に組めるようにした極めてシンプルな造りのキット。
ファースト時代の旧キットをアップグレードさせたようなシリーズで、値段も旧キットと同じ1ガンプラ。

接着剤は不要だが、ガンダムとザクは成形色が単色。前者は真っ白、後者は全身ピンクまたは緑色なので塗装が必須。
旧キットを意識したような箱絵だが、プロポーションは現代風のスタイリッシュな解釈によるもの……というかまんまパーフェクトグレードのダウンサイズ版。
PG版デザインの1/144が欲しい場合はガワとして使われることもある。

ポリキャップも二重関節構造もないためポージングは難しい。ただし四肢は可動するので簡単なポーズなら取れる。

00ファーストシーズン放送時に、同作の主役ガンダム4機がこのブランドで発売された。

本ブランドのコンセプトを継承発展させたのが後述のEGシリーズ(におけるガンプラ)であると思われる。

●コレクションシリーズ

1/144
ガンダムSEEDシリーズにおけるFGのような立ち位置のシリーズ。
ラインナップはガンダムSEEDシリーズのみ。

FGシリーズと同じようなシンプルな造りで初心者でも組めるようになっている。シンプルすぎて紙の説明書や機体の設定解説すらなく、作り方だけが箱裏に印刷されているというコストカットぶり。
文字通り、とりあえず立体物としてコレクションしたい層には充分かもしれないが肘、膝、腰などは固定化されておりまったく動かず、色分けもかなりざっくりとしているため、まともに作ろうとすれば改造と塗装は必須。
どうにか動かせるようにしようとして、キットを無残に切り刻んだ経験のある者も少なくないだろう。

HGで出ていない機体がキット化されたり、プロポーションについてはHGよりも高い評価を得ているものもあるなど、意外と侮れない。
ディン、グーン、ゲイツなどの量産機はコレクションシリーズでしか出ていない。また、ソードストライクとランチャーストライクを1/144で作成するには、2013年にHGでパーフェクトストライクが出るまでは長らくコレクションシリーズのストライカーパックを使う必要があった。


●AG(アドバンスドグレード)

1/144
ガンダムAGEに登場するMSの1/144キット。
HG AGEよりも安価で可動は狭い。どちらかと言うとFGに近いが、多色成型による色分けや作りやすさには定評がある。
またタッチゲート方式を採用しており、ニッパーを使わずにパーツを手で引き千切る事が可能。

全国のデパートなどで稼働していたガンダムトライエイジのカードが付属しており、1P100円で遊べた(2021年5月31日をもってサービス終了)。
またAGEに合わせて展開していたアーケードゲーム「ゲイジングバトルベース」との連動を一つの目玉としており、ゲーム用のICチップを内蔵している。
「ゲイジングバトルベース」は無料で遊ぶことが出来たが、AGEの放送終了からしばらくしてサービスを終了。それに伴いAGの全商品が生産終了となった。
大半はHGでカバーされてはいるが、HGで販売されていないクロノスは泣いていい……。


●EG(エントリーグレード)

1/144
低年齢層向けの、ニッパーや接着剤を必要としないキット。ただしパーツが曲がったり割れる可能性はなくもないので、一応ニッパーはあった方が安心。
HGを簡素化させたような造りで、パーツは色分けされており関節はしっかり可動する。
色分けについては奇想天外ともいえる独自のパーツ分割により、顔などを含む細かい部分まで成形色で再現されており、キットによっては塗装どころかシールすら無しで完成させられるという、財団B驚異のメカニズム
安いながらもHGを上回る点もあり、決して侮れない。

可動ギミックを入れると組み立てが一気に複雑化するため、ウルトラマンや仮面ライダーなどの固定モデルが主だったが、初の可動モデルとしてファーストガンダムが登場した。

組み立てやすさとプロポーション・色分け・可動性能を両立し、かつ1000円でお釣りがくるほどの低価格のため子供よりおっさんによる争奪戦が繰り広げられた。
生産中に新型コロナウイルスの流行で生産が難しくなったため、武装の付属するフルパッケージ版をガンダムベースで限定販売→武装が付属せずビニールのパックに詰められたライトパッケージ版を全国販売→ライトパッケージ版を終売し、フルパッケージ版を全国販売…というように販売形式が推移していた。これも争奪戦が起こった理由であろう。
好評だったためなんとガンダムハンマーまであるフルウェポンセットが発売されている。

ライトパッケージでは袋に入ったまま組み立てられないこともないので、ものすごく頑張ると「未開封組み立て済み」という謎の状況を製作可能。如何に袋を傷付けずに組めるかが勝負だとか。
上記のクオリティからHGよりこっちを買った方がいいのでは?という声も少なくなかったが、プラモ製作初心者への入門キットが商品コンセプトなので、熟達者には引き続きHGも購入してほしいと公式から見解が出されている。
現行製品群については製造年代の違いで可動範囲や基本的な色分けはEGが優れている傾向にあるが、細部のディテールは簡略化されているため塗装や改造で対応するか、HGからパーツを持ってくるという方法で対応するモデラーも多い。ガンダムベースでは、改造用にあえて全てのパーツが真っ白になっている「ペインティングモデル」も販売されており、工具やガンダムマーカーを借りてその場でオリガンを作ることもできる。

第二弾のストライクガンダムはライトパッケージ版(クリアカラー)が一番くじの景品として先行販売されるという初の試みが行われ、その後ライトパッケージ→フルパッケージという順で出はしたが、ライトパッケージにはフルにはないアーマーシュナイダーが付いてくるという点で差別化されている。付属品はアーマーシュナイダー…これだけかっ!
ストライカーパックは付属しない素トライク状態なのでエール(HGCEストライクから流用可能)はともかくランチャー・ソードの再現がかなり面倒なのが難点だったが、24年にはEG/HGCEに対応した各種ストライカーパックがキット化される。でもその前に本体を再販して欲しい。

第三弾のνガンダムはライトパッケージがなく、ニュー・ハイパーバズーカやフィンファンネルが付属しない。HGUCから流用できるが、そのHGUCνガンダムも非常に完成度の高いキットとして知られておりいいとこどりをする人もいるようだ。また、実物大ガンダム立像が設置されている福岡のGUNDAM SIDE-Fでは、ロングレンジフィンファンネルが付属したEG「RX-93ff νガンダム」が限定販売される。

第4弾はアニメ「ガンダムビルドメタバース」と連動して、主人公機のラーガンダムと、ビルドストライクガンダムの後継機であるビルドストライクエクシードギャラクシーが登場。ビルドシリーズお馴染みのリデコキットであり、作中でもEGをベースにしたガンプラバトル用の改造機体であると設定されている。なお、EGのキットはガンプラバトルでの評価値が低いらしい。

●HG(ハイグレード)

1/144・1/100
ガンプラ10周年記念企画として1990年に登場したシリーズ。
かつてキット化された機体をリメイクするのはコンセプト。
その点はMGと同一ではあるが、こちらは設計が簡素で組み立てしやすく安価。

初代ガンダム、Mk-II、ΖΖΖの4種が発売された。
後述のHGUCシリーズの登場後はユーザーからは旧HGと呼ばれることもある。

当時のBANDAIが誇る最新技術であるシステムインジェクションによって多色成型を実現。成形色でパーツが色分けされており、部位によってはランナーの状態で組み上がっているという驚異的な代物であった。

MSジョイントIIというランナーの状態で組み立て済みの関節パーツに外装をつけていくという、後のRGに受け継がれる要素も持っている。これにより関節が可動するので自由なポージングができる。

ギミックも凝っており、初代ガンダムはこれまた色分けされたコアファイターを変形させて胴体に収納できる。

変形については基本的に再現しようとはしているが、さすがにΖガンダムの完全変形は実現されず、「ウェイブシューター」という新たに設定が設けられた独自の姿に変形するという形になっている。後のHGUCでは差し替え変形となったが、限定品でウェイブシューターも発売された。

現在はHG単独のブランド名としてはガンプラだけにとどまらず、バンダイ製ロボットプラモデルの汎用ブランド名として使用されている。
ただし、初版時のナデシコ系キットやパトレイバーのキット以外は全て対象年齢が高くなっている。*5

システムインジェクションによる多色形成はその特殊さゆえ、パーツにバリや色の境目のにじみができるなど難点も見られた。HGガンダムは数少ない絶版品であり、2001年3月に最終生産がなされた*6

肩幅が広く、両足が正面を向いていてハの字立ちができない旧キットと比べるとプロポーションは劇的に進化している。さらには塗装せずとも素組みするだけで大まかな色分けが再現でき、値段も初代ガンダムが1000円と抑えられている。ガンプラと言えば現代で言うところの旧キットという時代に、このHGシリーズは画期的かつ衝撃的であったといえる。

合わせ目が目立つことや頭でっかちなプロポーションなどは現代のガンプラと比べるとさすがに劣るが、それでもこのシリーズは斬新な要素を兼ね備えており、当時の技術力を示す歴史的価値は大きいといえる。

基本的に1/144スケールのシリーズだが、VからEndless Waltzまでは1/100スケールの上級寄りキットに冠されていた。
ガンダムナタク(アルトロンEW版)はTV版のパーツ流用の影響で、後発商品と比較すると浮いて見える(TV版W及びXシリーズ特有のクドいディテールの所為で)。


●HG-Ex

1/60
HGの名を冠しているが、これだけ1/60スケール。
V2ガンダムシャイニングガンダムゴッドガンダムだけがこのブランドで発売された。
その大きさを活かし、いずれも差し替え無しの完全変形ギミックなどがある。それ以外は基本的に1/144のスケールアップ。
ゴッドガンダムは史上初の「人差し指から小指の第1関節までの可動」を実現した。


●HGFA(ハイグレード・ファイティングアクション)

1/144
Endless Waltzの1/144シリーズ。
表情の付いた胴体などの差し替えパーツにより、劇中のイメージ通りのアクションポーズを再現できる。

90年代のキットは後の引き出し式の軸のような構造がなく可動範囲が狭かった。そのため、EW版ウイングガンダムゼロがツインバスターライフルを機体正面で両手で構えるようなポーズをとらせるにはこのような交換用パーツを使う必要があった。


●HGUC(ハイグレード・ユニバーサルセンチュリー)

1/144
宇宙世紀作品群のMSを2000年代以降の技術でリニューアルしたもの。現在の1/144のメジャーブランド。
お値段は一部の大型の機体を除くと基本的に1000円~2500円程度。*7旧来の1/144サイズの製品よりは高いが、精密な造りのRGよりは安い。MGやPGより安価な普及品を供給する目的で展開されており、ラインナップは豊富。

設計はHG基準なので色分けはそこそこ。基本的な配色は成形色で再現されているが、細かい部分はシールで表現されることが多い。四肢の関節は可動しポージングができる。ただし、足の裏など目立たない場所に肉抜きがなされているものもある。

可変機の変形については基本的に可能。ただしΖΖΖのような変形機構が複雑なものは、差し替え式となっていることがある。そのような機体は一度機体を分解し、専用のフレームパーツに必要なパーツを組みつけることで変形後の姿を再現している。
賛否両論ではあるが、機体によっては1/144での完全変形は部品が繊細になりすぎて破損の危険が大きくなるなどの問題が生まれるため、ある程度は許容すべきだろう。各部をしっかり固定でき、機体全体を薄くシャープにできるなどのメリットもあるため一長一短である。

20年を超える長期間に渡って展開されている規格であるため、同じHGUCでも発売された年代によって設計に大きな差がある
同じ作品の機体でも色分けや可動範囲が全然違うなんてこともありうるので、買う前に調べておくのが無難。
前述の通り2020年以後は宇宙世紀ブランドの人気っぷりから最初期のHGUCだろうと再販されるや否や即市場から消えてなくなるのだが、釣られて最初期のHGUCを購入して愕然としたという人も散見される。
初心者は箱絵がアニメ調のシンプルなものは昔に発売されたキットと覚えておけば問題ない。

目安として、モノにもよるが2010年代のキットでは塗装をしなくても概ね設定画稿やアニメ作中通りの見た目に仕上げる事ができる。
100番目はユニコーンガンダム(デストロイモード)、200番目は百式(REVIVE)。

なお、第1弾はお約束のガンダムやザクではなく、なんとガンキャノン
開始時はHG1/144シリーズも並行して販売されていたため、HGでキット化されていたRX-78ガンダムやザクなどのリリースはシリーズもそこそこ経過してからになる。
近年では過去に発売されたHGUCをリメイクするREVIVEシリーズも同時進行中。因みにREVIVE第一弾もガンキャノンという徹底ぶり。
なお商品名は宇宙世紀MSでも時と場合によってHGUCとHGが使い分けられている。

1/144というサイズ、MGやRGほどではない比較的簡素な設計な設計ということで、40m級、時には100m級の機体をガンプラとして商品化できるギリギリのラインである面もある。サイコガンダムをはじめ、デンドロビウムネオ・ジオングなど、PGと肩を並べるような超大型の機体が発売されることもある。そのようなキットにはネジ止めが必要な場合があり、ドライバーなどニッパー以外の道具を使うものもある。

2024年以後は再販後も市場に残りやすくはなってはきているが、マイナーなMSなどは入手機会が限られる傾向にはある。

●HGAUC

1/144
HGUCのコンセプトで宇宙世紀以外のMSをリメイクしていく企画。AはアナザーのA。
HGUCとは連番となっている。

なお、HGAUCは通称であり、商品名は「HG+各作品の年号等を示すアルファベット2文字」で表される。例としてガンダムXシリーズはHGAW(ハイグレード・アフターウォー)。
2010年に始まったシリーズであるため、当時品と比べるとプロポーション、可動範囲、成形色による色分けが格段に進歩している。
とはいえこちらも15年以上の歴史があるので設計には以下略。

主役級のガンダムタイプのみならず、リーオーダガーLなどの量産機も続々ラインナップされているため、裾野の広さとしては初期HGUCと同等以上といえる。
ただし、Gガンダムのシャッフル同盟や、ガンダムWの5機のガンダムの1つであっても一般流通ではなくプレミアムバンダイ限定となる場合があり、作品や機体によって格差が見られる。

なお2021年以降では「各作品の年号等を示すアルファベット2文字」は省略されていることも多い。
例えばSEED FREEDOM主人公機のライジングフリーダムガンダムは「HG ライジングフリーダムガンダム」となっているが、パッケージには従来通り「HG COSMIC ERA(つまりHGCE)」と記載されており、
バンダイ公式サイトでもHG COSMIC ERAのカテゴリ―内に属している。

●HG G-SAVIOUR

1/144
実写作品G-SAVIOURに登場する機体をガンプラ化したもの。
GS-01ことG-SAVIOUR(無重力仕様)の評価は高いが、それ以外の機体はキット化されておらず、事実上の打ち切りとなったシリーズ。
出来の良さと作品の扱いの面倒さから長い間プレミアキットと化していたが、近年はたまーに再販されるようになっている。


HG GUNDAM SEED

1/144
詳しい内容は上記リンクを参照。
現在主に販売されているHGCEとは別物。


HG GUNDAM 00

1/144
詳しい内容は上記リンクを参照。
これ以前のシリーズがHGAUCとして新作発売されているが、ガンダム00は未だこのブランドで新作発売が続いている。


●HGGB

1/144
模型戦士ガンプラビルダーズビギニングGに登場する機体をガンプラ化したもの。各キャラが製作したオリジナル機体を戦わせるという話の都合上、基本的にはHGUCのリデコ・色替えである。
BANDAI的には金型を流用できて嬉しい。


●HG GUNDAM AGE

1/144
基本的にはHGUCのAGE版。
ターゲット層を意識してか組み立て易さを主眼に置かれており、かつ可動も良好とキット自体の評価も高い。
HG00シリーズにあったクリアパーツが無色透明である点なども改善され、さらにシリーズとしての完成度を上げた。
ラインナップはカラバリ率が高く品揃え自体は豊富だが、人気の有無がはっきりと分かれている模様。
放送終了後は一部キットにプレミアがついていた*8
その後は定期的に再販が行われるようになったため割と落ち着いているが、それでもフルグランサあたりの人気キットは瞬殺されがち。
2020年以後はほぼ全商品が市場から消えてしまったが、再販は定期的に行われてはいるので意外なところで見かけることもあるかも。


●HGBF

1/144
ガンダムビルドファイターズに登場する機体をガンプラ化したもので、基本的にはHGUC・HGAUCのリデコ+α。
なお、トライに登場したSDBFシリーズも本シリーズと連番となっている。
また本ブランドからオプションパーツのみの商品「オプションセット」が単独商品のラインナップに加わる様になった……が、
ある時期より再販されなくなり、そちらは2024年以後オプションパーツセットという別ブランドにて再展開されていく方針になった様子。

●HGBC

1/144(例外アリ)
ビルドシリーズに登場する武器、バックパックを単品売りしたシリーズ。
このシリーズでしか手に入らない物もあれば、既存のガンプラに付属している物のリデコ品であることも。


●HG GUNDAM THUNDERBOLT

1/144
漫画作品の機動戦士ガンダム サンダーボルトに登場する機体をガンプラ化したもの。パッケージもサンダーボルトの表紙デザインを模している。

一応宇宙世紀作品だが、正史とはパラレルワールドであり、対象年齢が高くメカデザインの毛色があまりにも違うためか独立ブランドとなっている。

パーツ数は非常に多いが、どのキットも評価が高い。
なおサンダーボルトのアニメ化に先駆けて商品展開が始まったため、漫画作品では初めて専用のガンプラシリーズとなった。
後にアニメ化するとパッケージ絵と成型色を変更したタイプに差し替えられたのだが、何故かザクⅡ(ビッグガン未付属版)だけは差し替えられず、再生産もされていない。


●HG Reconguista in G

1/144
ガンダム Gのレコンギスタに登場する機体をガンプラ化したもの。
当初はそれほど機体数を増やすつもりではなかったらしく、グリモアが大量に売れた事から急遽カットシーの販売が決まっている。

反面、主人公機であるG-セルフですら高トルクパックやトリッキーパックも、ヒロイン機のG-アルケインですらもフルドレス装備が一切発売されていない。
エルフ・ブルやズゴッギーを始めとして未発売の機体数の方が多いなど放送枠が深夜枠だったからか近年作品ではかなり珍しい様相を表している。

他のシリーズに比べてマイナー気味であり、劇場版が公開された時にもなぜか再版されなかった。


●HG GUNDAM THE ORIGIN

1/144
機動戦士ガンダム THE ORIGINに登場する機体をガンプラ化したもの。
一応宇宙世紀作品だが(ry
作風を反映してモールドたっぷり装備もたっぷりでお値段も高め。
既にHGUCに登場した機体もラインナップされているが、まるで別物といえる。
THE ORIGINのMSVにあたるMSDのキットもこのブランドから発売されているが、一部キットは一般販売品の完全な上位互換をプレミアムバンダイで販売するなど売り方にやや難がある。


●HG IRON-BLOODED ORPHANS

1/144
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場する機体をHGシリーズの水準でガンプラ化したもの。
このシリーズの特徴はなんといっても異常なまでの安価さだろう。
それでありながら内部フレームを再現し(一部のみや再現されていない機体もあるが)ギミックも積極的に盛り込んでいるためプレイバリューはかなり高い。

安価さの秘密は武器をMSオプションセットの名称で別売りとし、ランナーの多色成型を廃した点。
それ故にキット単体では武装が少々寂しく、シールでも足りない色分けがあるため劇中のカラーリングを再現したいなら部分塗装が必要な箇所も。

第二期以降にリリースされたキットの中には多色成型を採用したものもあるが、それでも値段はそう変わらない。どういうことなの……
オプションセットには劇中未登場の武器もあるって?はて何のことやら
ちなみに放送時は本シリーズのパッケージにはパイロットの顔が機体の脇に描かれていたが、放送終了後生産分は無くなっている。ついでに機体名称も日本語から英名に変更された。

なお当時のオプションパーツについては2024年より別ブランドとしてパッケージを改めて発売されるようになり、そちらは割と入手しやすい。

●HG THE WITCH FROM MERCURY

1/144
機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する機体をガンプラ化したシリーズ。
2022年時点でのBANDAIが誇る最新技術が注ぎ込まれた意欲的なキットとなっている。

初発売は本編主役機のエアリアルではなく、「プロローグ」に登場するルブリスおよびベギルべウ。
かつてSDガンダムの輝羅鋼で使用され、ロストテクノロジーと云われていたインモールド成形が復活。複雑な図柄を1パーツに収めることに成功している。
一方でランナー数を抑え、関節構造やパーツ構成を30MMやEGに近いものにするなど組みやすさにも配慮されている。
カスタム遊びも想定しているのか、股関節の軸径が統一されている、機体デザイン自体に3mmモールドが複数備わっており3mm穴を使ったカスタムが容易に行えるなど独特な面も見られる
(直近の次作にあたる「SEED FREEDOM」のプラモにはこのような面は見受けられず、本作独自の特徴と言える)。

なお前述の通りHG以降のアルファベットは省略されており、HGTWFMではない。

●HG GQuuuuuuX

1/144
「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」に登場する機体をガンプラ化したシリーズ。
立ち位置としては上記サンダーボルトやTHE ORIGINに近く、正史とは大きく異なる歴史を辿った並行世界の宇宙世紀が舞台であるためかHGUCのブランド名は使用されていない。

手足関節に軸可動が採用されているなど独自の面が強く、現状インモールド成形やC型ジョイントといった近年のガンプラの技術や仕様は導入されていない。
またパーツやシールが非常に細かく、組み立て難度はRGに匹敵するとの評も多い。

●HGBD

1/144(例外アリ)
ガンダムビルドダイバーズのキットをガンプラ化したシリーズ。
HGBFとは連番にならず、再度1からカウントされている。

なお0番(000)が存在している。キットはガンダムダブルオーダイバー
このキットのみ009番(ダブルオーダイバーエース)の発売をもって廃盤が確定。
と思われたが2023年のガンプラ1番くじでエースじゃないダブルオーダイバーがソリッドクリアでG賞として登場!その後2024に通常版が再販されたため廃盤のウワサは無くなった

●HGBD:R

1/144(例外アリ)
ガンダムビルドダイバーズRe:RISEのキットが属するシリーズ。こちらも前作から番号が仕切りなおされた。
また、前作まではHGBCに分類されていた武器セット類もこちらのナンバーにまとめられている。

主人公機の都合上、ラインナップの三割程度がコアガンダム関係のキットで占められているが、それ以外はSDからウォドムまでかなり混沌とした顔ぶれに。
また、HGBDで登場しなかったGP-羅刹やG-エルスもこちら名義でリリースされた。


●RG(リアルグレード)

1/144
ガンプラ30周年を記念して始まった新シリーズ。
MGの完成度を1/144サイズに詰め込んだようなガンプラである。
値段は同じサイズのHGのおよそ二倍となかなか高いが、それに見合うだけの恐るべきクォリティを誇る。
組み立て難易度もMG並というかMG以上の可能性まである。

専用のフレームに装甲をつけていくという独自の設計となっており、関節の可動域は広い。MGゆずりの動きに合わせて装甲がスライドするギミックも盛り込まれている。

MGに匹敵するクオリティとパーツ数は驚嘆に値する。装甲は巧みに分割されており箇所によって微妙に色合いが異なっている。各所には細かくモールドが施されており、スミ入れすると非常に映える。

各部のパーツもMGのようにシャープに造形されている。HG・EGのキットに見られるV字のアンテナのフラッグ*9もない。

色分けの正確さたるや、素組みでほぼすべてのカラーリングが再現される。ビームライフルのラインすらもパーツ分割で表現されているほど。

さらに可変機をパーツ差し替え無しで完全変形できたり、HGではそれぞれ別売だったユニコーンガンダムの二つのモードを統一したりとバンダイの技術の高さを存分に体感できる。

ただし、あまりのパーツの細かさ故の弊害もない訳ではない。
「個体差でパーツがポロポロ取れる」「関節が硬すぎる/柔らかすぎる」「破損しやすい」といった欠点もあった。特に複雑な可変機構を1/144スケールでは初の差し替え無しで実現したZガンダムで顕著に表れた問題で、これに関しては「一度どちらかで組んだらニ度と変形はできない」とまで言われたほど(無論キット化に漕ぎつけられたのはBANDAIの恐るべき技術力の賜物ではあるのだが。)。
これについては近年は改善傾向にある。

パーツ数の多さのため組み立てはやや難しく初心者には向かない。MGと同じく細かいパーツが多いため、HGを作り慣れてきた頃に挑むのが無難だろう。説明書通りに組んで付属のデカールを貼るだけでもカッコよく作れる点は嬉しい。

またかつて展開していたMS戦国伝の「MSジョイント」や旧HGの「MSジョイントII」を発展させた「アドヴァンスドMSジョイント」を採用している。要は組み立て済みの内部フレームであり、ランナーの状態で既に関節が可動する素体が完成しているという驚異的な代物。

だが、RGの方向性とイマイチ合致しておらず、関節がヘタりやすいと評判が悪く年々使用される割合が減少。RGνガンダムでは本体に使用されずフィンファンネルだけに使用されており、限定バリエーションのffνガンダムには一切ない。*10その後2024年発売のガンダムver2.0では一般発売品も完全廃止された。一方、その後発売されるアカツキにはストライクのフレームが使用されていることで物議をかもした。原作設定を踏まえると間違った話ではないのだが…ちょっとは改良して欲しかった

主なラインナップはガンダムやシャア専用&量産型ザク、ストライク等テレビシリーズの主役・メインライバル級の機体のみであった。その後、アストレイゴールドフレームやジョニーライデン専用ザクⅡ等コアな作品からもキット化されてきている。

更にMSではないスカイグラスパーも(ソード・ランチャーストライカー付きとはいえ)発売された。
その誕生経緯から長らくガンプラ専用ブランドと思われてきたが、2020年以降はエヴァンゲリオンガオガイガーもラインナップに入っている。


●MG(マスターグレード)

1/100
「ガンプラ15周年記念企画」として登場したシリーズ。
それまで新作TVアニメ以外のガンプラは放送当時のものしかないのが当たり前な時代に、旧作品のMSを最新技術とデザインでリメイクするというコンセプト。一般的な機体でおよそ5000~7000円程度とやや値段は張るが、HGと比較すると1/100というサイズを活かしてより精密に各部が再現されている。

ホビージャパンが開発に加わっており、更に最初期はユーザーの意見も取り入れながら開発を進めるというモデラー目線に立った画期的なシリーズだった。

HGほどではないがこちらも長い間展開されており、主役級ガンダムから量産機までラインナップは豊富。発売時期によって設計に大きな差があるのも同様。0083の機体などは発売から20年以上が経過しており、リメイクが待たれる。

基本的に放映終了後の機体がラインナップされるため、内部フレームやギミックなど、より詳細な部分まで再現されている。PGほどではないが装甲の下のメカまで造形されている。劇中での活躍を再現するために各部が作画準拠のシャープな造形になっていたり、より大きく動かせる関節になっていたりする。

動きに合わせて腕や膝の装甲が連動して動くギミックもある。
ZガンダムやEx-Sガンダムなどの複雑な変形も基本的に差し替えなしで再現。ユニコーンガンダムもデストロイモードへの変形が可能。

それ故に設計が複雑化しており、普通に組み立てるだけでも結構な時間がかかる。どこに付くのか分からないような細かいパーツも多い。初心者はHGあたりを作り慣れてきたら挑むといいだろう。

100番目は∀ガンダム。200番目はよりによって量産機ジム・コマンド(コロニー戦仕様)
余談だがパトレイバーやダンバインの他、「MG FIGURERISE」という派生ブランドで仮面ライダーやドラゴンボールの孫悟空など非メカ系キャラクターが発売される事も。

人気のあるキットの場合、設計構造をリファインしたVer.1.5やVer.2.0が発売される事も珍しくない。
そのVer.2.0の先駆けとなったのはザクⅡであり、これは先にガンダムを出してしまうとその後に出すザクの方が技術をフィードバックして誕生してしまうため、劇中設定と異なりザクの方が優秀になってしまいかねないと危惧したため。なので続きざまに出たのはゲルググであり、この辺りからしても劇中ドラマを体感してほしいという意欲が感じられた。
ドムは2022年にVer.1.5が出るまでスルーされたり、当のガンダムはVer.3.0にあっさり進んでしまうなど、徹底されていた訳ではないが

2020年以後は新作の発売ペースが大幅に鈍ってはいるが、プレミアムバンダイ専売品(ガンダムF90、ガンダムMK-Ⅴなど)を中心として全く出ていないわけではない。
2025年3月には久方ぶりに完全新作&一般流通のMG(ガンダムヴィダール)が発売され大きな話題になった。

●MG ver.ka(バージョン・ケーエー)

1/100
原作に忠実な立体化であるMGとは別軸で、カトキハジメ氏がリデザインしたMSを立体化するブランド。
カトキ氏の独自解釈やMS開発系譜上の逆算思考に基づいた立体化なのだが、それ故オリジナルと比較してデザインの変化は大きく賛否が分かれることも。
中にはユニコーンガンダムやウイングガンダムゼロ(Endless Waltz版)など元からカトキ氏がデザインしているものを再度リデザインすることもある。
特筆すべきはνガンダムだろう。2度目のMG化となったνガンダムはユニコーンガンダムのように装甲が分割して中のサイコフレームが露出するという意欲的なキットとなった。逆襲のシャア上ではそんな描写や設定は一切ない、しかし白い装甲から覗く緑色のサイコフレームを見ればそのカッコよさが理解できるだろう。
一方でZガンダムのように設定画に忠実かつ王道に作り実質ver2.0相当なこともある。無論完全変形する。

●MGEX(マスターグレード エクストリーム)

1/100
ガンプラ40周年記念としてMGから派生したブランド。
PGのような大きさの向上ではなく、1/100サイズの中でMSの極限表現に挑戦している。この思想のためPGを超える価格なハイエンドプラモデルと成っている。
発売するMS毎にどの極限に挑戦するかは別れており、同じMGEXでも方向性は異なっている。
第一弾では『極限の発光機構』を目指して「MGEX ユニコーンガンダム Ver.Ka」を制作。
可動を妨げないフレキシブルLEDシートを活用しサイコフレームの燐光を表現。
第二弾では『極限の金属表現』を目指して「MGEX ストライクフリーダムガンダム」を制作。
内部フレームを金色で成形し、装甲が多重に分割されその隙間から黄金色の光が見える作りとなっている。

現在のラインナップはこの2機のみ。

●MGSD

SDガンダム版MGという立ち位置のSDガンダムキット。
4000円台と高額な代わりに、SDでありながらパーツ数や内部の精密さ、ディテールは普通のMGに引けを取らないクオリティを誇る。
従来のSDキットは色が足りないことが多かったが、MGSDは色分けも徹底されておりシールなしでほぼ完璧な色分けを実現している。
現状フリーダム、バルバトス、ウィングゼロとアナザー系のガンダムタイプのみの展開となっている。
何度か再販されてはいるものの、そもそもの生産数が少ないのか総じて入手難易度は非常に高い。


●RE1/100(リボーンワンハンドレッド)

1/100
1/100スケールの商品展開が上級キットのマスターグレードばかりとなった現状を見直し、外装のリアルなディテールはそのままに、内部フレーム等を省略し組み立て易さを目指したシリーズ。

精密さは単なる1/100シリーズとMGの中間のような塩梅となっている。

同時に、これまでモデル化されていなかったMS(ナイチンゲール、ガンダムMK-III、ガンダム試作4号機、ハンマ・ハンマ、ガンキャノン・ディテクターなどのマイナーな機体)を積極的にラインナップしていく方針となっている。

しょっぱなのナイチンゲールからして大概なのだが、ナンバーが進めば進むほどファンも忘れていたようなマイナーMSがどんどんラインナップされていく恐るべきシリーズ。
最もマイナー機体専用のブランドということはなく、ザクIIIやバウ、ヤクトドーガといったHGUCで既にラインナップされた機体も見られる。
前述の通りアナザーガンダム系の機体はこのブランドからは今のところ出ていない。

●HIRM(ハイレゾリューションモデル)

1/100
劇中の機体設定を「素材の組み合わせ」と「デザインアレンジ」をハイレゾリューション(高解像度)化する。
金属素材・パール塗装などメカディティール感を出している。
ガンダム・バルバトスの組み立て済みのガンダム・フレームは、各関節の保持力強化のため金属パーツを採用するなど、半完成品といえる仕様である。それ故にお値段は高め。


●PG(パーフェクトグレード)

1/60
ガンプラ20周年記念企画として登場。
ディテールや可動性、メカとしてのリアリティにこだわった「究極のガンプラ」を目指したシリーズ。

特に人気の高い主役機とそのカラバリ中心の展開になっている。
その凄まじいボリュームゆえにぽつぽつとしか発売されず、全く新作が出ない年もある。

1/60ゆえに30cm台の大きなサイズで、お値段は基本的に1万円を超える
パーツ数も膨大であり箱がとにかくデカい。玩具店で見かけた時にはあまりの威容に圧倒的されることだろう。

機体の内部フレームが完全に再現されており、ほぼすべての装甲を外すことができる。
さらに装甲をつけたまま正座させられるくらいに可動範囲も広い。
MGと同じくギミックは基本的に再現でき、Zガンダムも完全変形可能。

1/60というサイズを活かし、頭部に発光ユニットを仕込むことでカメラアイを光らせることもできる。

なお、PG第一弾はエヴァンゲリオン初号機である。


●メガサイズモデル

1/48
ガンプラ30周年記念企画として登場。
現在ラインナップはお台場ガンダムことガンダムG30th、ザク(シャア専用&量産型F)、AGE-1ノーマル、ユニコーンガンダム

サイズこそデカいがPGのような複雑な造りではなく、値段もそれ未満。
圧倒的な巨体を比較的気軽に組み立てることができるのがコンセプトといえる。

初心者でも組みやすいようFGのように手でランナーを取り外すことができる。
また左右一対のランナー同士を組み立ててからランナーから取り外す事も可能となっている。


●HCM-Pro(ハイコンプリートモデルプログレッシブ/ハイコンプロ)

1/200
細部の塗装と可動を両立したミニサイズの完成品。冒頭でも触れた通り一応プラモデルとして扱われている。
ミニサイズながら可変機は一部差し替えによる変形を導入している。
最大の特徴は装甲部を外すと内部メカが見えること(内部まで塗装済)。
ガンダムヴァーチェはHGにはなかった装甲パージを再現。
デストロイガンダムに関しては、2024年になるまで同ブランド・同スケールの他のMSと組み合わせられる立体モデルを商品化できた唯一のブランドであった。
(尚余談だが、変形できるというポイントだけなら他は食玩のG-FLEXくらい)


●SHCM-Pro(スーパーハイコンプリートモデルプログレッシブ)

1/144
上記ハイコンプロの上位版。
スケールアップにより本家にはできなかったギミックをも可能にした(ガンダムはコア・ファイターの変形合体、ユニコーンは一部差し替えで変身)。
ガンダム・ザクII(シャア専用&量産型J)・エクシア・ユニコーンの5種のみ発売。
エクシアはエクシアリペア再現用パーツの付いたDX版も発売された。


●スピードグレードコレクション

1/200
ハイコンプロと同スケール。
組み立ては必要だが彩色済キットという性格上、ある意味ハイコンプロの下位と言えるかもしれない。
最初は袋入り、彩色済の単色ランナー、ニッパー不要……と色々と努力しているのだが、いかんせん主流とはスケールとは異なる廉価キット。
しかもアニメやゲームとの連動連携を打ち出したわけでも無いせいか広報面もひっそりとしたものであまり話題になることはなく、
ラインナップはガンダム・ウイングガンダム・Zガンダム・ゴッドガンダムの4種類のみ。
後にアニメガンダムビルドダイバーズRe:RISEに出演、活躍したことで捲土重来を果たすがシリーズ復活とまではいかなかった。
コンセプトも前述のEGに引き継がれたため、シリーズ再稼働の可能性も限りなく低いと思われる。

●U.C.HARD GRAPH

1/35・1/144
装甲戦闘車両のスケールモデルに使われる縮尺1/35でガンダムの世界を表現する物。
兵士のフィギュアや火器、装備品、ワッパなどの車輌やMSの一部分などが同梱されている。
後に1/144で展開するHG U.C.HARD GRAPHも作られた。
こちらはMSと陸戦兵器のセットである。


●EXモデル

バンダイの版権商品のシリーズで『機動警察パトレイバー』のレイバー指揮車や火星野郎、『戦闘妖精雪風』等のガンダム以外の作品も製品化されている。
価格はガンプラより高めで単色ないし二色成型ゆえほぼ塗装必須であるが、普通のプラモデルの値段としては適性である。
つまり正確にはガンプラではない。
記念すべき01番はガンダム・トレーラー。


●ビルダーズパーツ

2010年の前半から展開したガンプラ用カスタマイズキット。
パーツ組み換えで多彩な武器を再現できる「1/144 システムウエポン」とディテールアップを主眼とした「HD」、格納庫を模した陳列用ラックの「システムベース」の3シリーズがある。
ディテールの細かさなどBF/BDシリーズのオプションパーツやバンダイ以外のメーカーのカスタムパーツよりも少々クセがあるが、コレでしかカバー出来ない部分もある。

●オプションパーツセット

2024年より展開されているガンプラ用カスタマイズキット。ビルダーズパーツの後継と言えるブランドだろう。
前述した、EG/HGCEストライクガンダム*11のエールストライカーパック(地味に殆ど製品化されたことのないストライク用バズーカまで付いてくる)を皮切りに、
入手手段が限られているランチャー&ソードストライカーパック、そして多くのモデラーが希求していたかつてのビルドハンズの再製品化モデルが発売された。
また、主にビルドシリーズや鉄血のオルフェンズで展開されていたウェポンセットは2024年5月以降の再販時にはパッケージリニューアルの上こちら名義で発売されている。上記のビルダーズパーツの後継ブランドといえる。

一応ガンプラカテゴリーだがわざわざ製品名に「ガンプラ」と付けられている事からも分かる通り、将来的には他のバンダイ製キャラクタープラモ用のオプションもこのブランドから出てくるものと思われる。

●BB戦士

いわゆるSDガンダムのガンプラ。
全体的に二頭身に設定されている。
ガンダムシリーズの機体をそのままSDにしたものをはじめ、武者ガンダム、騎士ガンダム、三国伝などいくつかのシリーズに分類される。

設計は簡素で組みやすく、値段も安いので初心者向け。
ただし色分けが大雑把でありシールで表現されている箇所が多いため、塗装で仕上げるとなると骨が折れる。特に派手で複雑なデザインが多い武者ガンダムに顕著。
他のシリーズと比較しても特に肉抜きが目立つシリーズでもある。

ギミック重視であり、鎧を外して軽装モードにしたり、武装を組み替えたりできる。変形させたり、SD体型からリアル頭身に変化させられるものも多い。
頭部を外す必要はあるものの、ZガンダムやZZガンダムも変形が可能。またユニコーンガンダムシナンジュにはBB戦士オリジナルのビーストモードが用意されている。

BB弾を飛ばして遊べることが由来なのだが、ミサイルような形状の弾を飛ばせるという風に変化していきやがてそれも廃止された。

シリーズ初期に登場した機体のいくつかはパーツの追加やリカラーがなされて「Gジェネレーションシリーズ」としてリメイクされた。


ちなみにビルドファイターズトライに登場したSD群もガンプラとして発売されているが、これらは「SDBF」と呼ばれる独自シリーズでBB戦士には含まれない。


●クロスシルエット

2018年より展開が始まったSDキット。
頭身が低めのSDフレーム、高めかつ可動範囲を広くしたCSフレームという二種類の共通フレームを採用しており、
この組み替えによって好みの頭身に出来るのが特徴。
別売りのシルエットブースターを使用することで、より細かい調整が利くようになっている。
また、ガンダムタイプの瞳の有無も選択可能。
ラインナップはガンダムの他、マジンガーやゲッターロボ、ガオガイガーも発売されている。
他のシリーズと比較して特にシスクードやフェニックスガンダムといったGジェネ系の機体が比較的ラインナップされやすい傾向がある。
初期の製品ではCSフレームは別売となっていたが、2020年以降はこれが最初から同梱されている製品も出てきている。


●Figure-rise Standard

仮面ライダーやドラゴンボール、ウマ娘などの主に等身大キャラ(ウルトラマンのような非等身大キャラクターもいるが………)を中心に展開するプラモデルシリーズ。
ガンダム専用ブランドではないが、すーぱーふみなが原型のひとつとなっており、ラクスやスレッタ、ミオリネといったガンダムヒロインのキットが発売されている。今のところガンダムの男性キャラは出ない。
HGBDとパッケージデザインが統一されているダイバーナミやアヤメさんも、このシリーズということになっている。

バンダイの美プラの経験が浅かったためか、あるいは安全基準の関係か、商品によってクオリティの差が激しい。特に美少女キャラは完成品に引けを取らないものから何ともいえないものまで上下差が物凄い。

2023年以後の製品については30MSからのフィードバックを受けてかそちらとほぼ遜色のないクオリティになっており、何なら互換性がかなりあるので組み替えカスタムにまで対応する。
ただし同時にキャラクター再現を重視する方向も見られるので、30MSとは頭身バランスが大きく異なっている場合が多い。
2024年発売の「あばたーふみな」に至っては、版権の都合上こちらで出した30MSと言い切っても過言ではないほど構造が一緒。

ちなみにフミナにラクスやスレッタ、ミオリネなどガンダムシリーズのキットについてはバンダイ公式としては一応ガンプラ扱いであり、ガンプラのみを対象とする各種イベント・コンペにも例外規定が無ければ出すことができる。
この都合上、30MS(ML)や他社ガールズプラモを取り扱わわない店舗でもふみなやスレッタは売っている、というケースがある。

☆ガンプラでは無いもの

Oモビルフォースシリーズ(東京マルイ)
太陽系戦隊ガルダン(有井製作所)
Oザ・アニメージ(〃)
O銀河の鷲 メガロザマック(イマイ)
アクションベース(BANDAI SPIRITS ホビー事業部)


☆余談

長らくバンダイ製品のパーツ注文は説明書に付属する注文票を切り取り、郵便局で定額小為替に替えて、注文票と同封して郵送するスタイルを取っていたが、現在はWEB部品通販でクレジット決済のみとなっている。
以前は特に制限はなかったが現在では
  • 頼める1パーツの上限は2個まで(例 ストライクフリーダムガンダムのドラグーンパーツはD1①・D2①がそれぞれ4個必要なので半分しか組めない)
  • 1キットでパーツ注文する場合、パーツの総額がキットの定価で半額を超える注文は不可(例 定価で3000円のキットでパーツ総額が1510円になると注文できない)
  • 注文できるパーツの合計は30個まで(ガンプラや30MMなど別ブランドであっても30個が上限)
など色々制限がある一方
  • 同じパーツが別キットにある場合は別カウントされる(例 ガンダム・バルバトスのメイスとクタン参型付属のメイスは重複にならず合計4個注文可能)
  • プレバン限定品もパーツ注文が可能
等のコツを使えばキットを丸ごと買う必要がない省エネなこともできる。
一方でWEB上で説明書を公開しているキットも多く注文パーツの確認はしやすくなっているので、以前に比べると注文自体は手軽にできるようになっている。
ただし注文のハードルを下げたことによってか定番品以外はパーツの完売が常態化しており、再販されるまで在庫が補充されないことが多いので注意が必要である。
また初販・再販問わずある程度時間が経ってからパーツの在庫補充されることが多くこまめにチェックする必要がある。



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最終更新:2025年04月02日 13:18

*1 「当時の技術的な問題」「プラモ化の時点で大きさの設定が厳密に定まっていない」「そもそもアニメの作画と設定上のサイズが一致していない」など理由は様々。

*2 アニメシリーズならばTV放送・劇場上映・OVAリリース時、それ以外の作品ならば雑誌企画展開中及び漫画連載中

*3 但し作品によっては需要など様々な事情で商品化されず終了後にガレージキットとして発売されるケースも多かった

*4 ガンダムベース限定。これだけ何故か対象年齢8歳以上になっている。

*5 といっても近年のものは組みやすさに配慮されており、パーツのシャープさ程度しか違いはないのだが。

*6 金型が使用不能なレベルに劣化してしまったため

*7 サザビーのような20m級の機体はおよそ3000円。ナラティブガンダムA装備、Ξガンダムペーネロペーのような特にボリュームのある機体だと6000~7000円ほどになる。

*8 後半登場機の生産数の少なさと、改造ベースとしての人気によるもの

*9 安全のためにアンテナ先端に設けられた四角形の造形のこと

*10 従来の折れ曲がるフィンファンネルではないロングレンジフィンファンネルを装備している

*11 ただしストライクのバックパック取付穴は多くのガンプラや30MMで採用されている規格なので、対応製品が極めて多い