シャルロット(聖剣伝説3)

「シャルロット(聖剣伝説3)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

シャルロット(聖剣伝説3) - (2020/05/13 (水) 22:32:21) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/04/25(水) 05:59:40
更新日:2024/04/29 Mon 22:09:40
所要時間:約 5 分で読めます





……ひかり?

もし、あぶないものだったらヒースがたいへんでち。

あたちが、まもってあげなくちゃ!






シャルロットとは、ゲーム『聖剣伝説3』の登場人物。
6人の主人公のうちの1人。

■概要

年齢:15歳
身長:132cm
体重:30kg
武器:フレイル
CV:諸星すみれ(『LORD of VERMILION』客演以降)

「聖都ウェンデル」の光の司祭の孫娘。人間の父とエルフの母との間に生まれた、いわゆるハーフエルフ。
エルフの血を引いているため成長は普通の人間より遅く、年齢に反して外見は非常に幼い。
語尾に「でち」とつけるのが口癖。セリフにひらがなが多く、一人称代名詞はめったに使わない。
「シャルロットのなまえはシャルロットちゃんでち」

生意気で少々自分勝手な上に泣き虫だが、根は素直で純粋な性格。
司祭の孫だけあって迷信深く、また臆病なところもある。
ゲーム中では、シャルロットのみ書棚の本に書かれた文字が読めないというイベントがある。*1

【旅立ち】

「湖畔の村アストリア」で近頃発見された、不審な光の調査に出掛けたヒースを心配した彼女は、
「バネクジャコ」で空を飛んでウェンデルの神殿をこっそりと抜け出し*2、ヒースを追い掛けるという暴挙に出る*3

だが、ヒースに再会したのも束の間、ヘンテコなオヤジ(死を喰らう男)が放つ闇の魔法からシャルロットを庇ったヒースは、そのままどこかへと拉致されてしまう。
しかも、ウェンデルへ緊急事態を伝えようにも、外部からの襲撃に備えたヒースが事前にウェンデルへ続く洞窟へ結界を張っていた為に、それすら叶わない。
謎のオヤジに連れ去られたヒースを救う為、彼女の追っかけは波乱に満ちた旅と変わる。


■性能

【初期ステータス】

力:2
素早さ:2
体力:2
知性:5
精神:6
運:5

使用する武器はフレイル
司祭の血をひくゆえか、「精神」の値は全キャラクター中最も高く、「知性」も高い。
初期のクラスからHPを回復する魔法「ヒールライト」とステータス異常を回復する魔法「ティンクルレイン」を覚える。
一方、攻撃力や防御力、最大HPは脆弱で、物理攻撃は苦手。典型的な後衛ヒーラーである。
クラス2に進むと光・闇クラスのどちらでも「ヒールライト」を味方全体にかけられるようになる。
更にクラス3まで強化したら4クラス全てで 「ヒールライト」の発動速度が異常に速くなる 。最初使ったら驚くほどに。
シャルロットをパーティに入れておくと、ゲーム中盤以降の攻略がグッと楽になる。


リメイク版(A〜E評価、Aが最高)
力:D
守:D
知性:C
精神:A
運:C

空中からのヒップドロップに全周囲へのフライングボディプレスなど
フレイルの打撃に体術を交えたコミカルな動きで戦うようになった。
発生はそこそこだが手足の短さから射程がかなり短く攻めに行くのは不得手だが、
吹き飛ばし攻撃のライダーキックが全キャラでも屈指の高性能で、
近づいてきた敵を片っ端から転ばせることにかけては天下一。
自衛と他の前衛のアシストに特化していると言える。


また、ゲーム序盤の目的地であるウェンデルが彼女の本拠地であるためか、
彼女をパーティの2番目か3番目に選択すると、パーティに加入するタイミングがほかのキャラクターの時と比べて変化する。
具体的には、最初のメンバー選択で彼女を二番目にすると、「滝の洞窟」には主人公一人で入る事になり、
三番目にすると 通常は二人で戦う フルメタルハガー戦の時点で参戦してくれる。
初心者から熟練者まで、とりあえず三番目はシャルロットにしておけば間違いは無いと言われるほど。

また、序盤のシーンでウェンデルの光の神殿に向かうと、
光の司祭に会いたくない彼女はパーティから一時的に外れ、神殿の前で待つことになる。
これを利用して、シャルロットをはずした2人パーティで進めるバグ技があるが、
かなり後になって詰むので絶対にやらないこと。

【クラス1】

  • クレリック
必殺技:ぽかすか

癒しの術を行使する聖職者。ただしまだヒヨッコ。
光の精霊ウィル・オ・ウィスプを仲間にすると「ヒールライト」と「ティンクルレイン」を覚えられるようになる。
パーティのHPやステータス回復をがっちりサポート。
攻撃力は低いので、武器を変えずに1しかダメージを与えられなくても気にならない。

【クラス2】

  • プリーステス(光)
必殺技:じゃんぷ

光の魔法を使う高位の神官。
「ヒールライト」が味方全体にかけられるようになり、火・水・土・風のセイバー魔法や「ホーリーボール」を習得する。
「精神」が特に伸びるため、HPの回復量も充分。パーティの戦闘補助に特化したクラスといえる。
必殺技は回転しながら垂直ジャンプして着地と同時に敵を叩く。

  • エンチャントレス(闇)
必殺技:だっしゅ

物体に仮初の生命を吹き込む呪術師。
「プリーステス」と同様に「ヒールライト」が味方全体にかけられるようになり、
「ユニコーンヘッド」などの魔法生物を召喚して、敵に無属性のダメージをあたえる魔法を覚える。
武器の攻撃力は「プリーステス」よりやや上。

必殺技はフレイルをぶんぶん振り回しながら敵に近付いてぶっ叩く技。
リメイク版でターゲットを起点とした前方広範囲技になっており、雑魚散らしに一役買えるようになっている。

敵としてはダークプリーストが相当する。
単体だが自分や味方をヒールライトで回復するので攻撃力を上げるなどしてジリ貧になる前に仕留めたい。
頻度は低いが召喚魔法も使用する。
また、火山島ブッカにはこちらに敵対しないダークプリーストが住む村がある。

【クラス3】

  • ビショップ(光光)
必殺技:はりせんチョップ
必須アイテム:聖水のこびん(仲間全員に「ヒールライト」)

聖職者の最高位に位置する、神聖なるものの代弁者。
「精神」の値が全キャラ中最大になる。光の魔法は精神の値が影響するため、最強の「ホーリーボール」と「ヒールライト」使いとなる。
更に、ゲーム終盤に多く登場する闇属性の敵に有効な「セイントセイバー」や、
自分のレベル以下のアンデッド系モンスター全てに999ダメージを与える「ターンアンデッド」を習得。
実は本作の ラスボスの一人も アンデッド系モンスターに分類されており、「ターンアンデッド」が有効。
連打するとBGM変化の暇も無く倒せる。いと哀れ。
必殺技は画面外に投げたフレイルをハリセンに変えて張っ倒す。

なお、このターンアンデッドは聖なる力で浄化するような原理ではなく、あの世の方々に現世に留まる死者を迎えに来てもらう設定だったりする。そしてお迎えに現れたあの世のゾンビ達がノリノリでスリラーっぽく踊ってくれる。

リメイク版で取得するアビリティ「回復限界突破」がヒールライト+と合わせると実質HP30%増加状態になる他、
致死ダメージでも耐える「奇跡」、敵味方共に強力になった魔法ダメージを半減させる「マジックシールド」等
生存能力に関しての強化が著しくなっており、パーティーにいると安定感が更に増すようになった。
尚、ターンアンデッドは対象が単体になった上、必中カンストダメージではなく確率即死になった為、使い辛くなった。ゾンビたちのダンスも無くなっている
代わりにゴースト系もアンデッドとして扱われるようになったため、アンデッドの比率の多いミラージュパレスでは使いどころがさらに多くなった。

  • セージ(光闇)
必殺技:どかーん
必須アイテム:塩のこびん(仲間全員に「ティンクルレイン」)

物静かで豊富な知識を持つ賢者。
光の上位攻撃魔法「セイントビーム」を覚え、「プリーステス」で習得できるセイバー魔法と「ホーリーボール」が全体にかけられるようになる。
複数のボスが出現するダンジョン攻略に向いたクラス。
地味ながら後述の「灰のこびん」を持ち込み出来るのもおいしい。
必殺技はフレイルを振り回しながら勢いよく跳びかかり、爆発を起こす叩き付けを見舞う。

リメイク版では投げ上げたフレイルが隕石のように落下し、前方範囲に爆発を起こす範囲技になっている。
また、攻撃魔法の参照値が知性で統一された為、攻撃面ではオリジナル版に比べ弱体してしまってるものの、能力アップオール系のアビリティを取得できるようになった為、サブで生きるクラスになった。

  • ネクロマンサー(闇光)
必殺技:めちゃくちゃ
必須アイテム:灰のこびん(敵一体に「ブラックカース」)

最早聖職者の面影を完全に捨て、生命を冒涜する術を行使する死人使い。腐りかけの皮膚を思わす着ぐるみやリボンを纏い、ドクロを象った不気味なフレイルを使いながら邪悪な魔術を使いこなす。全クラス一の闇堕ちっぷりでち
本作で壊れ性能を持つ、敵1体の全てのステータスを同時に下げる魔法「ブラックカース」を習得できる。
これと「スターランサー」になったリースがいれば、敵が哀れになる。*4
「ブラックカース」には一応「スピードダウン」の効果は無いが、そんなものやられる側としては気休め程度にしかならないだろう。
こんな邪悪なクラスでも相変わらずヒールライトは全体化+超高速発動で使える為、かなり強力。
このほか、不死の怪物を召喚して敵に攻撃する魔法やあまり使いにくい「ダークセイバー」を習得する。
必殺技は敵に対してフレイルをがむしゃらに叩き付ける。

リメイク版ではオリジナル版と同様の性能に加えて、何故か力の超強化を受ける。
元々性能の良いモーションも相まって、普通に前衛として戦えるようになった。
ただし防御面の性能は据置なので過信は禁物。
必殺技は敵をボコボコにした後、Vサインを決めてくれる。
「ビクトリーでち!」

敵として同名のネクロマンサーが登場。
全体がけのヒールライトで状況をすぐさま戻す厄介者。そのウザさは本作トップクラス。
一応召喚も出来るが頻度はかなり低い。

  • イビルシャーマン(闇闇)
必殺技:でかでか
必須アイテム:血のこびん(敵一体に「アンティマジック」)

神は神でも邪神に仕える呪われし巫女。
このクラスになるには「血のこびん」が必要。
神は神でも邪神に仕え、全身血染めの衣装を着て、骨を砕き肉を引き裂くトゲ付きフレイルを振り回す。
人間でありながら体内に悪魔を召喚する事で、知性・精神ダウン付与の「デーモンブレス」を吐くことができるとんでも少女。
また、悪魔を召還する魔法や、敵にかかったセイバー魔法や補助効果を打ち消す「アンティマジック」を使えるようになる。
「???の種」を植えることで「ブラックカース」の効果がある「灰のこびん」をいくらでも入手できるのもポイント。
しかし、状態異常回復魔法の「ティンクルレイン」が唯一全体化しないという欠点もある。
必殺技は画面外に投げたフレイルを巨大化させてよっこらせとしつつも叩き付ける。

リメイク版ではデーモンブレスの効果範囲が縮小されてしまったものの、自動的に敵の能力を弱体化させるアビリティが多数用意された。
アップ系は他にも所得出来るキャラはいるが、ダウン系はイビルシャーマンだけの特権となっている。
特に「弱点特効オール」は属性攻撃を多用するアンジェラ、ソードマスター、ニンジャマスターとの相性が良い。

ネクロマンサーと同様こちらも同名の敵としてイビルシャーマンがいる。
やはり全体がけのヒールライトは普通に脅威。召喚の影の薄さも同様。

公式イラストでは、15歳のつるぺたボディながら大人の魅力を醸し出した姿が描かれている。
ロリ女王様ハァハァ!



↓以下、シャルロットに関わるちょっとしたネタバレあり。























シャルロットの両親は既に他界しており、ゲーム中で確認出来る親族は光の司祭と妖精王の二人の祖父のみ。
光の司祭の息子たる人間の父親リロイと、妖精王の娘であるエルフの母親のシェーラは、人間とエルフという禁断の恋に落ち、
周囲の反対を押し切ってエルフたちの住む国ディオールに駆け落ちし、結ばれる。
だが、その際に種族間の差を埋めるべく禁断の呪法を用いた事により代償として互いの命を縮めるという、呪法の呪いによりふたりの寿命は大きく削られてしまう。
シャルロットが生まれてすぐにふたりは息を引き取ったが、妖精王いわく「彼らは決して、後悔はしていなかった」らしい。
+ ちなみに
この時の呪法に使用した秘宝が、シャルロットがクラス4になるためのアイテム『希望のオーブ』であることがリメイク版で明かされた。

このような悲劇を繰り返さない為に、妖精王はエルフ達を引き連れてランプ花の森の奥へ隠れ、エルフたちの国を人間界から隔離した。
光の司祭はリロイを最後まで許さなかった事を悔いてシャルロットを引き取り、それぞれの交流を遮断した。
これを聞かされたシャルロットはショックで飛び出して行った…。*5

そのせいか、ゲーム内で登場するエルフ達は非常に排他的で、初めて尋ねに行くと逃げられ、話しかけても無視の嵐。
やっと会話ができるようになっても一部のエルフからは「人間なんか大嫌いだ」と言われる始末である。







追記・修正は、ランプ花の秘密を解いてからお願いします。


この項目が面白かったなら……\ポチッと/