ファンデッキ

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ファンデッキ - (2015/02/14 (土) 13:54:45) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/06(火) 07:33:21
更新日:2024/02/22 Thu 20:52:27
所要時間:約 6 分で読めます




ファンデッキとは、トレーディングカードゲームにおいて、「自分の好きなカードを活躍させる」ために調整されたデッキの事である。一般的にガチデッキ以外はこれに該当する。


例えそのカードが弱くてもカードに対する愛では負けない!
攻撃力の低さや効果のショボさなんて愛でカバーできる!
という男前なプレイヤー達が自分の持てる知識、金、愛を詰め込んで組みあげられた まさに愛の結晶


ファンデッキだからといって弱いと決めつけてると、1ターンキルなどをブチ込まれるのでそういった偏見を持たずに全力で立ち向かおう!


デッキを構築するのも、実際に使って戦うのも高いプレイヤースキルが必要になってくる場合が多いので、非常に面倒だが 自分のやりたかったコンボや、バトル中に偶然発見出来たコンボを決めれた時の快感は他のデッキでは味わえないだろう。


遊戯王におけるファンデッキ】

古くは究極完全体グレート・モスなどを主軸にしたデッキから、ヴェノム宝玉獣やドラゴン族など名前や種族統一されたものがある。漫画やアニメのキャラに合わせたデッキもファンデッキの一つである。

また可愛いらしい女の子のみで構成されたデッキは非常に華やかであり、手間と愛情を掛けて作ったのは分かるが
「ウィンちゃんは俺の嫁」
「ピケルタンハァハァ」
「ルイン様に倒されるモンスターが羨ましい!」
など、出過ぎた愛により相手を困らせる等の発言をしながらのプレイはやめましょう。


Lyceeにおけるファンデッキ】

各種有名エロゲー、ギャルゲーキャラで戦うゲームなので、作品統一や中の人統一、絵師統一などカード性質的に色々なファンデッキが存在する。
デモンベインG秋葉、アストラルバスターズなどを主軸にしたデッキはそれだけでファンデッキと言えるだろう。
しかし、Lyceeはシステム上作品統一デッキが作れる作品は限られてくる。
ランスデッキやリトルバスターズ!デッキなど

ニコニコに「男の娘デッキ」などのプレイ動画などもあったりする。


GUNDAM WARにおけるファンデッキ】

ガチデッキとファンデッキの境が非常に曖昧なカードゲームである。
軍統一、作品統一やイラストレーター統一などが妥当なあたりか。

ノンユニットデッキや第7次宇宙戦争デッキ、MFデッキなども構築次第ではガチデッキである。
組織の人気的な意味では、ティターンズ単体デッキはファンデッキの部類かもしれない。
間違いなくタイヤデッキはファンデッキである。

改正で00系に制限が掛かったため、今後の展開が読みづらい。


【サンライズクルセイドにおけるファンデッキ】

GW以上にネタとガチの境界が甘く、どの作品をメインにしても組み方次第でガチデッキにすることが可能。
というか、作品縛りをすると逆にガチデッキ化する。

ファンデッキ一例:
  • 赤青勇者
ガオガイガーマイトガインで組む勇者デッキ。
現時点での特徴「勇者」持ちのキャラ・ユニットがGGGとMGの主役級のみのため、そこそこ戦えるもののまだファンデッキの域を出ない。
と思ったが、MG動輪剣やGGG&超竜神の登場で洒落で済まない強さになってきた
混色ながら指定国力が低く、扱いやすい
ただし、すごくシュールである。
「ガオガイガー!神!特急合体!!銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号! 勇者特急マイトガイン ! 定刻通りに只今到着!」

  • 赤単シンメトリカル
特徴「ビークルロボ」を持つユニットを使い、コマンド「シンメトリカルドッキング」で超竜神を早出し(最速3ターン)するもの。
しかし、高コスト帯が多く、まだ数が少ない為、運用が難しい。
やっぱり、シュールである。
炎竜ボルフォッグシンメトリカルドッキング!!!神!!!」




MtGにおけるファンデッキ】

ノンクリーチャーフルバーンデッキやプレインズウォーカーデッキなどが妥当なあたりか?
しかしやはりガチとネタの境目が曖昧で、環境とメタ次第では十二分以上に戦えるデッキになる。

メタが突き詰められがちなゲームなので、メタ内構築以外の完全自作デッキ(地雷デッキ)がある意味ファンデッキかもしれない。
しかし、時としてスライのようなデッキが生まれる事もある。

また、バベルデッキやエターナルブルーデッキ、ドラコ爆発など、もはやファンデッキの枠を超えたデッキ(ロマンデッキ)も数多く存在する。

そして、MtGのネタデッキといえば甲鱗様
『甲鱗様wiki』でググればきっと幸せになれます。




幻想ノ宴におけるファンデッキ】
存在そのものがファンデッキ
紅魔館、守矢一家等の異変デッキ。
マリアリ、レイサナ等のカップリングによるマリス砲デッキや巫女デッキ。
早苗永琳妹紅神奈子の一見してバラバラの風林火山デッキ。

などの揃え方のキャラ選択であっても、それはファンデッキであると同時にガチデッキである。


ヴァイスシュヴァルツにおけるファンデッキ】
所謂『萌え』系タイトルもそれなりに参戦しているため、ファンデッキを使う人は多い。
どのタイトルでも(武士道のお約束として新しいタイトルほど強いが)それなりに戦えることや、運ゲーの要素が強いためにファンデッキであっても勝てることがあるので、ファンデッキを組む人は多い。

ただ、ファンデッキの宿命として同タイトルのカードで固める『ネオスタンダード』デッキになりやすいため、強さのみを追い求め、様々なタイトルの猛者を結集させた『スタンダード』デッキには敵わないことが多い。
そんな時は『汚いな流石スタンダードきたない』等の負け惜しみを言わず、相手の健闘を讃えた後でネオスタンダードを組んでる人を捜すか、素直にネオスタンダード限定の大会に出るようにしよう。

ちなみに、武士道の愛で異様に強い『 ミルキィホームズ 』や、パンプの相乗効果で有り得ない火力を発揮する『灼眼のシャナ』等、むしろネオスタンダードで組んだ方が強いタイトルもある。


LORD of VERMILIONにおけるファンデッキ】
公式から、FF4のカードのみ等で修羅の道を歩むと称号が貰える等、ファンデッキに特典があるのが最大の特徴である。
更に最新作REではオンラインでゲストカードの原作のBGMがたまに流れるというファンには堪らない機能が付いたため、ファンデッキとも結構当たりやすい。
また作品単の場合シナジー等も考えられてる場合も多いので、やりやすいだろう。


デュエマにおけるファンデッキ】
デュエル・マスターズでは作中のプレイヤーが使うデッキが構築済みデッキになったり、環境入りしていることも多いため、背景ストーリーにおける味方を組み合わせたりする、なんていうのが盛んか。
ただしデュエル・マスターズはいわゆる「種族ゲー」の節があるため(MtGの影響をどのカードゲームよりも受けている)、背景ストーリーの味方同士で組んだ結果「覇と刃鬼とリュウセイ」なんていう環境トップになってしまうことも。
他に比べて種族中心に組むことが盛んであるため、マイナー種族フィーチャーなどでなければファンデッキにはならないか。


Z/Xにおけるファンデッキ】
基本的にどんなデッキでもある程度戦えてしまうことから、ファンデッキ製作の敷居はかなり低い。
というか「可愛い女の子をかき集めたら強デッキになりました」が日常茶飯事なため、ファンデッキの概念自体が他のTCGと少しばかり異なる。

Z/Xでファンデッキと言えば『絵師統一』か『テーマ統一』か『Z/XRデッキ』のどれかの意味合いが強め。
絵師統一は完全統一は一部のイラストレーターに限られるが、特定のイラストレーターが描いたカードは全部積みのデッキ(しかもバランスまで織り込み積み)を組んだという猛者も存在する。
テーマ統一は三国志や三銃士など公式が用意したくくりをまとめたもの。九大英雄やオリジナルⅩⅢなど肩書き持ちをフル投入したデッキは誰もが一度は夢見るだろう。
Z/XRデッキは、Z/XRが専用構築(ハイランダーや高コスト投入など)を前提とした能力を持ち、基本的にガチよりはロマン寄りであるため所謂『プロレスデッキ』に近い。また他のカードにはない際立った能力からアニムスループのようなコンボが生み出されることもある。

なお背景ストーリーは『Z/X世界でゼクスを使役する者をカードで再現した』という形で、キャラクターがTCGをしているわけではないのでデッキ再現という概念はない(綾瀬や千歳、相馬などの所有が明言されているゼクスを入れることはできるが)


ファンデッキを運用する上での留意点

ファンデッキを使うことは自由だが、勝負に負けて「ファンデッキだから…」なんて言い訳はやめよう。
相手としてみれば「本気じゃないから」と言われたようで不快な気分になる。
また、デッキに幅があるのに強いカードを投入しないでおいて「ファンデッキ」と言うのは相手からは単なる言い訳にしか聞こえない。
完全にネタに走ったデッキと違ってファンデッキはそれを活躍させるためにどうするか頭をひねるべきなのである。

当たり前だが使うのは自己責任なのだ。

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