ファミ通レビュー

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ファミ通レビュー - (2014/07/27 (日) 09:59:07) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/06/02(水) 14:57:32
更新日:2021/05/30 Sun 22:43:16
所要時間:約 5 分で読めます




その名の通り日本最強のゲーム雑誌(笑)であるファミ通に掲載されているゲームのレビュー。

ファミ通の名物コーナーの一つであり、ゲーム雑誌内で一番初めにゲームのレビューを始めたのもファミ通である。

編集者四人が各最高10点満点ずつ、合計最高40点満点以内の点数で評価され、
高得点の物は30〜31点はシルバー、32〜34点はゴールド、それ以上はプラチナというランク付けがなされ殿堂入りのゲームとしてオススメされる。

その影響力はかなり高く、ファミ通から送られてくるそのレビューの情報を見て仕入れ数を決める店舗も多い。


しかし最近では「マリオを動かしているだけでも楽しい」「FFだから厳しくつけた」など「本当にプレイしたのか?」と言いたくなるような評価も多く、
致命的なバグについても全く触れる事は無いためよく「金で買った評価」「出来レース」等と2ch等で批判されている。

あのカルドセプトサーガやなんとかポータブル(笑)に高得点を付けたのは記憶に新しい。

他にも神ゲー大乱闘が点数低かったり、デモンズソウルや発売当初のポケモンの点数も低かったりした。


通称「ワロスレビュー(笑)」

雑誌そのものが半ば広告と化していることで、レビューの公平性は以前から疑問視されている。

また最近の『メタルギア ソリッド ピースウォーカー』がファミ通クロスレビューでの満点が、
ファミ通と『PW』周辺の事情による不当なものであるとの疑惑がネット上で囁かれている。
『PW』自体は決して駄目なゲームではないのだが。


そんな事からこのレビューで全員「6点」くらいのゲームが一番面白いと言われる。
また、極端な低得点のゲームに関しては結構アテになっている。
単純にこれは「低得点しか付けようがない」というくらい酷い出来だということだろう。
高得点のゲームも、コメントをよく見ると否定的なことが書いてある場合があり、これも(クソゲーを見抜くときに)参考になる。
もっともKOTY2007大賞であちこちから阿鼻叫喚だった四八(仮)に比較的高い点数を与えているという例もあるが。


だがファミ通がゲーム系の出版物で日本一だというのも事実。
発売元が自社のゲームをより多くの方に見てもらいたいと考えるのはビジネスとしては当たり前と言える。


今までは満点は1機種につき1作品だった程少なかったが2008頃から急に増えてきている。

以下満点ソフト
ゼルダの伝説 時のオカリナ
ソウルキャリバー(DC版)
ベイグラントストーリー
ゼルダの伝説 風のタクト
nintendogs(全バージョン)

以下2008年以降
大乱闘スマッシュブラザーズX
メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット
428 〜封鎖された渋谷で〜(Wii版)
ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人
モンスターハンター3
ベヨネッタ(Xbox360版)
NEWスーパーマリオブラザーズWii
メタルギアソリッド ピースウォーカー
ポケットモンスター ブラック・ホワイト
FINAL FANTASYXII
FINAL FANTASY XIII-2
The Elder Scrolls V:Skyrim
ゼルダの伝説 スカイウォードソード
新光神話 パルテナの鏡
ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル


上記の満点になった作品はどれもある程度のクオリティを保っているがベイグラやFF12、ベヨネッタは万人向きとは言えず、
スマブラX、モンハン3、FF13-2、MGS4は過去作と比べると不満がある作品でもある。
ドラクエ9、ポケモンは前作からかなり雰囲気が変わっているため賛否が激しい内容になっている。
ジョジョASBは荒木飛呂彦の絵柄を再現したグラフィックは評価されているものの、世紀末なゲームバランスが批判された。
428や上記のMGSPWはファミ通編集部が関わっているため公平な評価ではないと批判されており近年のレビューの信頼性を失わせている要因になっている。


  • 汲み取るべき点

まず、レビュアーが『ゲーム雑誌の編集者』であること。

レビュアーが『雑誌の編集者』と言う多忙窮まる仕事に従事している以上、いくら仕事の一貫とはいえ、
雑誌社用ROMが届いてから誌が発売されるまでと言う短い期間内に充分な評価を下せるほどそれなりに深くプレイするには時間が足りない。
特にRPGなどでは顕著であろう。
クロスレビューが始まったのは80年代、ファミコンの時代であるため、
評価に要する時間は今よりも圧倒的に少なくて済んだ。
さらに、ゲーム雑誌の編集者だからと言ってその全員がヘビーユーザーとは限らない。
ヘビーユーザーがつまらないと感じるゲームが、ライトユーザーには面白いと感じることはよくあることである。


次に『レビュアーがたった4人』であること。

「レビュー」はあくまでも個人の評価を意味し、団体の意思を示すものではない。
クロスレビューはクロスレビュー(複数人による評価)として、ユーザーの参考になるべく設けられたが、
これが20人とかならまだしも、4人と言う少人数では評価が偏るといったこともよくあるだろう。



……要するに、
全てのレビューが操作や適当とか疑うのでも、公平で厳密な審査であると頑なに信じるきるのでもなく、
あくまでも参考程度にとどめておき、
最終的な評価は自分で下すことが大切である。




他人の評価に騙されない公平な追記修正をお願いします。

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