TF5オリジナル禁止・制限リスト(遊戯王タッグフォース)

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TF5オリジナル禁止・制限リスト(遊戯王タッグフォース) - (2013/11/03 (日) 02:46:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/05/15(火) 11:27:34
更新日:2023/12/25 Mon 12:51:52
所要時間:約 4 分で読めます



時は2011年5月26日。
モブキャラのギャルゲーもかくやという充実さやデュエル面の高い完成度、ネタレシピの配信やアキさんのムチムチの尻などで人気を博した遊☆戯☆王タッグフォース5において、あるリストが配信された。

なんだぁ……

リストだぁ……



遊戯王OCGには禁止・制限リストというものがある。
公式・公認大会で一切使えない 禁止カード や、1枚ないし2枚しか使えない制限・準制限カードをリストアップしたもので、半年ごとに更新される。
(余談だが、発表時期の2ちゃんねる遊戯王スレの進行速度は2ちゃんねる全板の中でもとんでもなく速い)

当時の遊戯王環境は2011年4月から新シリーズ遊戯王ZEXALがスタートしたことに伴い、エクシーズ召喚が登場。
環境ではシンクロデッキの集大成たる【ジャンクドッペル】やエクシーズとシンクロを共存させた【TG代行天使】が幅を利かせていた。

ゲーム版においては、STORM OF ROKUBUSHUまでを収録したWCS2011は時代遅れになりつつあり、デュエルトランサーは無かったことになり、最新カードを収録したタッグフォース6の発売が待たれていた頃。
環境がどんどん変わっていくOCG界では、前年に発売されたタッグフォース5の存在は殆ど忘れ去られたかに思われていた――。


だがTFスタッフは……弾けた。


さてそんな2011年5月26日、定例の配信カードとともに、突如禁止・制限リストが配信される。

前述のとおり通常、遊戯王OCGの制限リストは毎年2・8月の下旬に発表され、3・9月の1日から適応される。
近年では2008年に海外で、当時のブッ壊れドローカードの闇の誘惑等が緊急的に制限リストに送られた程度で、リストの発表時期を外すことは殆ど無かった。

世界大会を行うWCSシリーズならば大会用制限リストという可能性もあったが、数々のアニメオリカのおかげでフリーダムなことに定評のあるタッグフォースシリーズは大会とは無関係であり、致命的バグが見つかったための禁止リストというのもこのシリーズでは前例は無かった。

そういう経緯もあり、首を傾げながらもダウンロードしたプレイヤー達は、その内容に驚愕・騒然とすることになる。
TF5から離れていたデュエリスト達すら呼び戻したそのリストの内容とは……!!



禁止カード
ツンドラの大蠍

制限カード
なし

準制限カード
なし



配信されたのは、まさかまさかの禁止・制限全解放という凄まじいものだった。
遊戯王10年の歴史で登場した幾多のクソゲーメーカーたる禁止カード達や、複数積むことで凶悪なコンボを発揮する制限・準制限カードも好きなだけ入れ放題。
(流石に4枚以上は入れられないが)

強欲な壺サンダー・ボルト混沌帝龍ダーク・アームド・ドラゴンダーク・ダイブ・ボンバーも、全盛期の、いやそれ以上の強さでフル活用できる。
加えてアニメをそのまま再現した結果、ゲームバランスを完全に崩壊させたために制限や禁止となった賢者の石サバティエル幻魔の扉呪縛牢狂戦士の魂といったチートオリカも、持っていれば使い放題。

【サイエンカタパ】+【DDB】だとか【アンデットシンクロ】+【八汰カオス】といった夢の……いや 悪夢ですら自重していた饗宴すらも構築可能というまさしく無法地帯。
デュエリスト達は思うがままのデッキを組み上げ、時代遅れとなったはずのTF5は、瞬く間に再生を遂げたのである。

また、それからしばらくして、続編のTF6には、簡単に言うと5をやり込めばやり込むほど、資産を有利に引き継げるというシステムがあることも発表される。
そのためにプレイするプレイヤー的にも、このリストは重宝された。

ユーザーの需要を完璧に理解していることに定評のあるTFスタッフだからこそできたことだろう。

なお、このリストが適応されるのはプレイヤーだけで、タッグパートナーや対戦相手は初期制限のままとなる。
リストの切り替えは手動で行う形なので、通常のリストに変更し直すことも問題なく可能。

ちなみに何故禁止カードが1枚だけ設定されているかというと、
『禁止カードが無いと、プレイヤーが禁止カードを使った時にCPUが使う禁止無視デッキと戦えないから』
という理由のため。
使うつもりがなくとも禁止カードをサイドデッキに入れておけば、CPUのデッキが禁止無視デッキに切り替わるというわけである。

そのための禁止カードが、ただの弱小バニラであるツンドラの大蠍な理由は……ただのネタ
ツンドラの大蠍3積みは出来ないが、わざわざこのリストでそんなことをする必要は別に無いのでまったく問題ありません!

なお場合によっては初めからこのリストでプレイすることもできるが、禁止カードの入ったパックはかなり攻略しないと買えない。
ただそれでも、真六武衆を組んで六武の門を三積みしたりといった地味(?)なインチキはできる。

続編のTF6においても2012年5月31日に同様のリストが配信された。
と同時に、このリストを前提とした恐るべきスタッフレシピも配信されている。

スタッフレシピ38「封印されぬエクゾディア」
エクゾディアパーツ一枚ずつと手札交換カード・ドローソースのみで占められたデッキ。
「処刑人マキュラ」「強欲な壺」「天使の施し」「苦渋の選択」などの禁止カードを全て三積みし、施しや苦渋で墓地に落としたマキュラの効果で「八咫烏の骸」「強欲な瓶」「無謀な欲張り」などを手札から使い、1ターンでデッキを全部ドローしてエクゾディアを揃えるという思い切ったデッキ。
ただし、エクゾパーツは一枚ずつであり、かつ墓地回収カードを入れていないため、うっかりパーツが1つでも墓地に落ちれば即敗北確定。
気分は最弱のレア・ハンターである。
不安ならエクゾパーツを何枚か増量するか、回収できるカードを入れておこう。おすすめはこれまたインチキ効果の「賢者の石サバティエル」

スタッフレシピ39「槍VS砲台」(やりたいほうだい)
禁止カードおよび制限カードのみで構成したデッキ。6のDL版が出るまではこれが最後の配信デッキだった。
ネーミングは「氷結界の龍 トリシューラ」(ヒンドゥー神話の聖槍)と「ダーク・ダイブ・ボンバー」(砲台)を切り札とするデッキであることと、文字通り「やりたい放題」できるデッキであることを意味する。もっとも、たしかに酷いデッキだが使い勝手は微妙である。

追記・修正はクロウのインチキデッキを真っ向粉砕してからお願いします。


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  • 何故ボンガロ盛ったし -- 名無しさん (2013-09-05 18:59:16)
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