ホルマジオ(ジョジョの奇妙な冒険)

「ホルマジオ(ジョジョの奇妙な冒険)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ホルマジオ(ジョジョの奇妙な冒険) - (2018/11/07 (水) 22:48:57) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/07/02(月) 17:10:10
更新日:2024/03/09 Sat 22:06:27
所要時間:約 3 分で読めます





しょうがねーなぁ~~~~~


ホルマジオは、ジョジョの奇妙な冒険 第5部の登場人物。ゲーム版のCVは岸祐二
名前の由来はチーズ。


【概要】


パッショーネの暗殺チームの一員。剃り込みの入った短髪をしている。
口癖は「しょうがねえなあ〜っ」
言動も相まって気だるげな印象を見せるが、実際は僅かな要素から標的の裏事情を見抜いたり初見のエアロスミスの能力を推理したりと頭脳明晰で判断力にも優れる。
この知力も相まって『スタンド能力の「くだる」「くだらない」とは頭の使い方一つ』と言う持論を持ち、やや使いづらいであろう己のスタンド能力もフル活用し戦闘に、それも尋問という暗殺以上に難しい(殺してはならない)任務に挑んでいる。
何よりいざとなれば己の命も天秤に掛けられる覚悟も有しており筋金入りの暗殺者である。


ちなみに猫好きなようだが、当のペットの猫にはあまり懐かれてなかった。ジョジョの猫は大抵ロクな目に遭わない。


一度「リトル・フィート」の能力に落ちた者は
決して逃れられねえんだ……
ナランチャ 喋ってもらうぞ……


【劇中の活躍】


ポルポの葬儀に出席しなかった(=幹部死亡に関わる暇のないほど重大な任務を受けていた)ブチャラティチームに狙いをつけ行動を開始する。
手始めに買い物に出たナランチャを尾行しスタンド能力を彼に行使、交戦する。

当初こそエアロスミスの無茶苦茶な火力に圧倒されるが、『小さくなる』能力でゆっくりと、しかし確実にナランチャを弱らせていく。この時のホルマジオは「間に合うのかなスタンドの『効果』が…」と冷や汗だらだらでビビってたりとちょっと情けない。
自動車、公衆電話とナランチャの逃げ道も次々に封じていき自身は服のポケットでただ隠れてるだけ。このまま勝利は確実…と思われた。


分かったぜッ!
左ケツのポケットにいやがったのか!野郎ッ!


しかし突如として居場所がバレてしまい再び窮地に追い込まれる。
咄嗟の脱出も即座に移動先が見抜かれるなど一転して『追われる』立場に。

辛うじて下水道に逃げこんだ所、「二酸化炭素を検知する」というエアロスミスの能力を理解、反撃と言わんばかりに巣穴から大量のネズミを出し攪乱と反撃に出る。
だがネズミに乗り逃走したことでネズミの呼吸が荒くなり探知され、遂にエアロスミスの一斉掃射を喰らってしまう。





時間が来たんだぜ………ナランチャ
元のサイズに戻らなかったら………やられていた


…が、直前に元のサイズに戻った事で負傷を抑えることに成功。
ナランチャの縮小が大幅に進んだ結果、スタンドパワーも人間一人殺すこともできないほどに弱まってしまったのだ。

苦し紛れの射撃もあっさりと回避し、遂にナランチャを捕えてスタンドも無力化、ボスの娘の情報を得るべく蜘蛛入りのガラス瓶に閉じ込めて蜘蛛に喰わさせる拷問を施す。
更に反撃したナランチャが落とした地図を発見、遂に『居場所』の情報も入手した。
ちなみにこの蜘蛛、公式では『比較的大きな蜘蛛』と紹介されているが、劇中のナランチャとのサイズと比較すると(推定)10cmある。比較的の定義とは。

後はナランチャを蜘蛛に喰わせ己は仲間に情報を伝えるだけであった。
糸に絡めとられたナランチャはもはや何も抵抗できない、反撃の手段などあるはずが無かった…









今は。


さっき、蜘蛛を撃とうとしたんじゃあなかったんだ…
でもちっぽけな弾丸だったんでちと…
火が大きくなるのに時間がかかって焦ったけどよォーー


捕まる前に撃った苦し紛れの射撃、その弾丸は自動車から漏れるガソリンを引火し爆炎へと変えていた。
情報を得た油断と隙もあってかモロに火を被ってしまいスタンド能力も解除、あっという間に彼の身体は炎に包まれてしまった。


しかしホルマジオには最後の策があった。
身体を小さくすると同時に己の手首を掻き切り噴き出す血で無理やり消火し、瀕死の身体を引きずってまでも小さな体を火に紛れて逃走を図ったのだ。

だがナランチャも覚悟を決めていた。自分の負傷を覚悟で、そして戦いがあったことをバラシてしまうリスクも承知で道路中の車に機銃掃射し、爆炎と黒煙の海に変えて逃げ場を封じた。

追い詰められ、真正面からナランチャと対峙するホルマジオ。
「拳」と「機銃」の一騎打ち、果たして覚悟の違いかスタンド能力の差か、あるいは運命か。
僅かに早くナランチャの弾丸がホルマジオのスタンドを貫いたのであった…




しょおおがねーよなああ~~

たかが「買い物」来んのもよォォー

楽じゃあ…なかっただろ?え?ナランチャ……

これからはもっと……

しんどくなるぜ……てめーらは……



暗殺チーム一番手の登場ながらギリギリまでナランチャを追い詰め、情報も獲得し目的達成まであと一歩だった彼。
これより始まる暗殺チームとの怒涛のスタンドバトルの幕開けにふさわしい激闘であった。


『小さくなれる………』!
これが オレの能力さ……『リトル・フィート』!


【スタンド】

『リトル・フィート』
破壊力-D
スピード-B
射程距離-E
持続力-A
精密動作性-D
成長性-C

◆能力

右手の人差し指に異様に伸びた爪のような刃物が生えた人型のスタンド。
刃物に切りつけられた者をどんどん小さくする。
一旦能力の術中に落ちたら、射程距離に関係無く無限に縮んでいく。
ナランチャは最終的に7cmまで縮んだほか、秒単位で1cm以上縮んでいく描写もある。

自分を小さくする事も出来、この場合は他者を小さくするよりも早く小さくなれる。
身体に身につけている物は一緒に縮み、体から離れた物は縮むのを止める。

この縮小能力は縮める時はエネルギーを消費するので時間がかかるが、元に戻す時は一瞬で戻せる。
「元に戻す」際は物体に「瞬発力」が発生するので、それを利用して移動も可能。

シンプルなこの能力はホルマジオ曰く『みんなくだらないと言う』らしいが、彼はこの能力を巧みに使いナランチャを翻弄していた。
実際、どんな場所にも潜入できてターゲットを確実に暗殺できるし、盗みや情報収集もお手の物。
一度術中にハメてしまえばほぼ一方的に相手をなぶり殺しにできるという、暗殺者としては最適な能力である。

第六部には同じくものを小さくする『グーグードールズ』が登場した。
こちらは「一瞬で縮められるが、射程距離から外れると効果が切れる」「人にしか使えない」「自分に使うことはできない」と、リトル・フィートとはちょうど正反対の制約がある。

【余談】

第5部における「質問を質問で返すな」の発言者でもある。






「しょおおがねーなああああ〜」
「たかが「追記、修正」すんのもよォー」
「楽じゃあ…なかっただろ?」


この項目が面白かったなら……\ポチッと/