メトロイド(生物)

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メトロイド(生物) - (2021/02/18 (木) 16:27:49) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/23(木) 19:06:57
更新日:2024/01/18 Thu 22:30:46
所要時間:約 5 分で読めます





お、今日来た新入りってのはお前等か
我等がスペースパイレーツの秘密基地へようこそ、歓迎するぜ
早速だがお前等にはメトロイドの管理をやってもらう、銀河連邦からパクったと噂される資料があるから俺が読んでやr…
スマンが字が読めないから各自で目を通すように
それと、記述の一部は仲間や上司が加筆修正してるんで、オリジナルの資料じゃないってことも頭の中に入れといてくれ

概要


メトロイドとは惑星SR388で発見された生命体である。
緑がかった透明な皮膜の内部に赤いコアが4つあり、大小2対の牙が生えたクラゲのような見た目をしている。
空中を浮遊しながら移動し、他の生命体に吸着して生命エネルギーを吸収する。
このとき血液などは吸収されず、生命エネルギーを吸収され尽くした生物はミイラ状になってしまう。飼育する場合は噛まれないように。
元々は惑星ゼーベスに住んでいた鳥人族が惑星SR388に生息する寄生生命体X(エックス)を駆除する目的で開発した人工生命体で、
Xに対して完全な耐性を持ち、さらに吸収する事ができる。またβ線を照射するだけで分裂により爆発的に増殖する性質を持つ。
あらゆるエネルギーを吸収し尽くす事と耐久性・増殖性の高さから生物兵器として優れるため、スペースパイレーツなどが軍事利用を目論んでいる。


本来は惑星SR388ではクイーンメトロイドと呼ばれる特殊な個体を中心に社会形態を築いており、この星の環境最大の特徴である微弱なβ線を受けている場合のみ幼体から成体へ成長が可能。
β線さえあればSR388でなくとも成長させられるが、スペースパイレーツでは分裂させることのみができた。
しかし銀河連邦は人工的に、一気に成体へ成長させる技術を開発したとの噂がある。

変温動物のような性質を持ち、高温では活発に活動し、低温では活動が鈍る特性があるので、低温エネルギー兵器が唯一の弱点となる。…もっとも、サムス・アランの持つそれは時空ごと凍らせるようなチート武器だったという噂もあるのだが。
10℃以下で身体能力の低下、3℃以下で活動を停止するため、屋外で飼育する際は冬場の寒さには十分気をつけること。
凍結した状態で爆発性の攻撃で粉砕されることで致命傷となる。

極めて狂暴ではあるが同族や仲間と認識した相手は襲わなくなる。
鳥人族やスペースパイレーツはマザーブレインのテレパシーでメトロイドの管理を行っていた。
また、刷り込みの性質で「親」には強い愛情を示すことがあるので、飼育する際は卵から孵化させると良い。



■各形態について


  • メトロイド
基本形態である幼体で、上記の性質はこの形態のもの。メトロイドといえば一般的にこの形態を指す。
スペースパイレーツが保有しているのは比較的飼育・運用が容易なこの形態がほぼ全て。
時空間から切り離されるような超低温および、サムス・アランのパワーボムのような超火力兵器以外は通用しないので、嫌われたら死を覚悟すべし。

こことは別の世界の惑星にも、寒冷地帯に数体が生息していたようだが、様々な環境にベストな形で対応するメトロイドには少し過ごしやすすぎたのかかなり弱体化しており、最終的に現地住民の手によって駆除されたとのこと。

  • アルファメトロイド
惑星SR388でのみ見られる成長形態。幼体メトロイドが最初に脱皮した姿。
小さな頭部に未発達な四肢と角が特長。外骨格を得たため昆虫のような見た目となる。腹部には幼体のような皮膜が残っている。
この形態に移行にすると寒さへの耐性が付くので、雪合戦に連れて行きたかったらこの形態にまで育てよう。
一方で、爆発性火器への耐性は下がっている。

  • ガンマメトロイド
アルファが更に脱皮した姿。
四肢や角が発達し単眼だったのが3つの複眼に分裂した。また、腹部の皮膜から電撃を発生させられる。

  • ゼータメトロイド
3度めの脱皮を経た姿。
尻尾が生えて爬虫類のような姿に。四肢が強靭になり、口から火炎弾を撃てるようになった。

  • オメガメトロイド
ゼータから成体となった最終形態。
複眼は4つになり、肉食恐竜を連想させる姿に。強固な外骨格で腹部以外への攻撃を無効化し、鋭利な爪や火炎放射で攻撃する。
四肢が存在するが飛べる。
サムス・アランの報告によれば、BSLで遭遇した個体は一回り大きく飛行しなかったとの事。
また、寒さへの耐性も有していない代わりに戦闘力や耐久性が大幅に上昇しており、
更に幼体の状態で一気にこの形態にまで成長できるように改造されていたことも判明している。
脅威レベルは非常に高いが、その威容は格好良いという意見もある。




おっと忘れてた。最近手に入った新しい資料もあるんだ。
最新の資料だ。ここに置いとくぜ。

+ 『SAMUS RETURNS』における各形態
  • メトロイド
基本形態である幼体。メトロイドといえば一般的にこの形態を指す。
相変わらず低温の攻撃が有効だが、凍結してもすぐさま暴れて解凍してしまうほど狂暴になっている。

  • アルファメトロイド
惑星SR388にて幼体メトロイドが最初に脱皮した姿。
小さな頭部に未発達な四肢と角が特徴で、飛行により移動する。外骨格を得たため昆虫のような見た目となる。腹部には幼体のような皮膜が残っている。
腹部の皮膜から発生した電撃を纏うことができ、その際に触ると痛い目を見る。
爆発性の火器が有効なほか、低温による攻撃も引き続き有効。
また、アルファ以降の形態の共通点として突進に対するメレーカウンターが通用する。

  • ガンマメトロイド
2度めの脱皮後の姿。四肢や角が発達し単眼だったのが3つの複眼に分裂した。
歩行と飛行を使い分けて移動するが、低温の攻撃を腹部に受けると腹部が凍結して墜落する。
腹部の皮膜からの電撃はパワーアップしており、ビームのように放ってきたり、周囲一帯の地面を帯電させたりと応用的な使い方をしてくる。

  • ゼータメトロイド
3度めの脱皮後は、尻尾が生えて細身の爬虫類のような姿に。
四足歩行と二足歩行を使い分け、壁や天井を素早く這いまわりながら口からの火炎弾で攻撃を行う。
二足時は皮膜が隠れてしまうのでダメージを与えられないが、天井に張り付いて攻撃する時に出る赤い突起はグラップリングビームで引っ張ることができる。

  • オメガメトロイド
ゼータから成体となった最終形態。
複眼は4つになり、二足歩行の肉食恐竜を連想させる姿に。
ゼータに比べると鈍重になったが、敵に飛び掛かる際は俊敏に動ける。
爪や尻尾を駆使した格闘能力が凄まじく高く、尻尾を地面に叩きつけることで落石による攻撃も行う。
火炎弾は強力な熱線にパワーアップしており、周囲の地面を炎上させるほどの威力がある。
口内および腹部が弱点で、これまで同様爆発性の火器および低温の攻撃が有効だが、
腹部の皮膜を装甲で覆っており、それを破壊しなければ有効打を与えにくい。…が、実はパワーボムで剥がせるので2戦目以降はそこまでキツくなかったりする。





■特殊な個体


  • クイーンメトロイド
惑星SR388のメトロイドの頂点に位置する個体で群れに1体しかいない。首長竜のような姿で尻尾の開口部から卵生生殖を行える唯一の存在。
一部の限られたメトロイドだけがオメガメトロイドからさらに成長することでこの形態になれるらしい。
当然ながら体格と戦闘力ともにオメガメトロイドをもはるかに上回る、まさに女王である。

  • ベビーメトロイド(ベビー)
あの銀河最強のバウンティ・ハンター「サムス・アラン」が持ち帰った最後のメトロイド、のはずがβ線で増殖されたコイツのクローンが生き残っているとの情報がある。
刷り込みによりサムスの事を親だと思っており何度も彼女の命を救う事となる。
後にクイーンメトロイドになれる存在と判明、つまり女の子。
BSLでサムス・アランが交戦したオメガメトロイドもこの個体のクローンの一部であったことが、当人の活躍で判明している。
また、ボトルシップに出現したクイーンメトロイドも、この個体のクローンである。
ややこしい事に孵化直後の幼生メトロイドのこともベビーメトロイドと呼称することがあり、固有名詞としてこの個体を指す場合は単に「ベビー」と呼ぶことで区別されている。

  • メトロイドプライム
ターロンⅣに発生したフェイゾンの源である異常生命体。
惑星フェイザからフェイゾン隕石に乗って飛来し、チョウゾがインパクトクレーターに封印していた。
明言されてはいないが惑星フェイザのメトロイドがフェイゾン汚染して生み出したフェイゾン生命体と推測される。
スーパーミサイルやパワーボムをも無効化する黒い甲殻を纏った巨大なクモのような容姿をしていて、攻撃時には四つの属性を使いこなすなど、
高い戦闘能力を誇り、視界確保のための甲殻の隙間が唯一の弱点であるが、これらは全て外殻に過ぎない。
本体はフェイゾンエネルギーのみで形成されたヘッドであり、従来種のようなクラゲ状の体が赤と青に変色したような姿をしている。
このヘッドは通常の攻撃を一切受け付けず、自身の姿を消す事も可能。
そしてクイーン以外で唯一生殖(?)能力を持つ個体でもあり、ターロンメトロイドとその亜種を産出する能力を持つ。
同じフェイゾンエネルギーを過度に与えることで自壊させるのが唯一の倒し方(これは、強力なフェイゾン生命体の多くに共通する特徴でもある)。

サムス・アランに倒された後、我等の指導者として復活された。
詳しくはダークサムス様の項目を参照。

+ ちょっとした考察
メトロイドプライムという名称だが、プライム(prime)という単語には「最高の」などのほかに「初期」「原始」などの意味も存在する。
これに加えて、
  • 実験の産物であるはずのターロンメトロイド系列を何故か一から生み出すことができる能力
  • 惑星ターロンⅣに残された当時の鳥人族のメッセージにはメトロイドに関する記述が一切存在しない
などの理由から、我々のよく知る「メトロイド」はこのメトロイドプライムによって生み出されたターロンメトロイド達に着目した鳥人族が品種改良により作り出したとする考察も存在する。
さらに、プライムの母星であるフェイザではSR388のメトロイドに似た成長段階を踏む野生個体までもが登場している。


■亜種


◆ターロンメトロイド系列

  • ターロンメトロイド
フェイゾンにより突然変異したメトロイド。
スペースパイレーツによって惑星ターロンIVで開発された。
見た目は幼体メトロイドと変わらないが攻撃性は向上している、反面各耐性は通常種よりも低い。
実はパイレーツの実験で生み出されたもの以外の個体がメトロイドプライムによって生み出され、インパクトクレーターから自然発生している。
前述の考察のように、もしメトロイドプライムから「メトロイド」が生み出されたとするならば、フェイゾンによる変化は単なる突然変異というよりは先祖返りであり、実はこちらが原種であるともいえる。

  • ハンターメトロイド
ターロンメトロイドの亜種。
牙が伸縮自在な触手となったことで更にクラゲに近い見た目になった。
若干ながら低温にも耐性を持ち、遠距離から触手を伸ばしてエネルギーを吸収できるようになった。

  • デバイドメトロイド
同じくターロン種の派生。
見た目が灰色になり一定の攻撃を受けると分裂する。
分裂する前はほとんどの攻撃が通用しない脅威の耐性を持つが、分裂後の個体は特定の武器に弱くなる。弱点は分裂結果ごとに異なる。

  • ダークメトロイド
ターロンIVから惑星エーテルに持ち出されたターロンメトロイドが、ダークエーテルで発見されたイングにスナッチされた姿。見た目がよりクラゲっぽくなった。
通常種より耐久力が高くなりダークエネルギーへの耐性が強くなった。
なおログブックによると、攻撃はスナッチしたイングの意思ではなく元のメトロイドの本能により行われているらしく、イングの方がメトロイドの生態に干渉を受けているため、強敵ではあるもののイング側の戦力としてはあまり役立っていない模様。作品タイトルになるだけある。

  • フェイゾンメトロイド
フェイゾンによって更に進化したターロンメトロイドの亜種。放電能力と物体をすり抜ける能力を獲得し、各種耐性も大きく向上しているが、
フェイゾン性の攻撃や、フェイザイト装甲を透過して弱点を狙撃する攻撃には弱い。
亜種とは言ったものの、メトロイドプライムの故郷である惑星フェイザだと野生の個体が無限湧きしており、巨大な巣まで確認されていることから、ターロンメトロイド同様こちらも進化というより先祖返りである可能性がある。

  • ミニロイド
成長過程が変化した結果生じたフェイゾンメトロイドの幼生の形態。作中では確認できないがどうやら卵生の模様。従来種でいうところのベビーメトロイドに近い外見・特徴をしている。
先述の通り惑星フェイザに大規模な巣がある。

  • フェイゾンホッパー
フェイゾンメトロイドがさらに進化した姿。こちらも惑星フェイザに野生の個体がいる。
浮遊せずに四本の脚で移動を行い、フェイゾンの放出や周囲への波動攻撃、さらにはハイパーモードまでも使いこなす強敵。
メトロイドの面影はほとんどないが、SR388のメトロイドも成長によって節足動物のような脚が発達することを考えると、ベビーメトロイドに酷似したミニロイドも含めて案外正当な進化なのかもしれない。

  • メトロイドハッチャー
こちらもフェイゾンメトロイドの強化個体だが、こちらは浮遊能力を保ったまま巨大化している。
惑星フェイザには出現しないことから、純粋な実験の産物である可能性が高い。
フェイザイトの外殻は非常に頑強で、4本の触手を用いて攻撃を行う。
コアに直結している触手は弱点でもあり、気絶させてから触手を引きちぎることで有効打を与えられる。
中ボス格の強敵だが、実は特定の周波数のビームでフェイザイトを通過できるので、それに対応したバイザーと組み合わせることで瞬殺することもできる。これはフェイゾンメトロイドにも同じことが言えるが。

◆その他

  • 凍結しないメトロイド(仮)
ボトルシップにて秘密裏に研究され、遺伝子操作により最大の弱点といえる低温を克服した恐るべき個体。
唯一過剰な破壊力だけは克服のしようが無くサムスのパワーボム等は通用した可能性があるが、その前にアダム・マルコビッチが自分諸共研究エリアを自爆させることで全個体を葬ったため、実際に撃破可能かは不明。

  • メトロイドモドキ
惑星ゼーベスにて確認された、スペースパイレーツが創り出したと思しきメトロイドの模造品或いは改造個体。
詳細は不明。メトロイドに似た外見を持つがやや小型で、コアは一つしかない。
獲物に取り付いてエネルギーを吸い取るが、攻撃力も耐久力も本物に遠く及ばない。

  • メガロイド
別の宙域で活動していた同業者『ドラグード』が、偶然入手した死体を素体にして開発した個体。
繁殖力が大きく向上し、成長力も高くなっている。
抜群の再生力を持ち、高い火力で吹き飛ばしてもその破片ひとつひとつがメガロイドの一個体として活動する。
残念ながらコントロールが不完全な状態で誕生させてしまったため暴走、ドラグードがまともに被害を受けて壊滅したため資料は消失。
個体もサムス・アランに跡形残さず抹殺された。
プラズマビームのエネルギーで熱されたあとアイスビームのエネルギーで急激に冷やされ、
再生出来ないレベルまで粉々に消し飛ばしたうえで、火山の噴火に巻き込ませるという周到な倒し方であった。

  • メトロイド=ミュータント(略称M=M)
双葉文庫ゲームブック「メトロイド ゼーベス侵入指令」に登場するオリジナルキャラ。
サムスがマザーブレインを破壊してメトロイドカプセルを回収し、ゼーベスを脱出した後、脱出艇の船室に保管されていたメトロイドカプセルから突如出現した、全長2メートルほどの変異メトロイド。
触手で宇宙海賊船の金属ドアを破るほどの怪力を持ち、サムスのアイスビームも通じない。また宇宙船の酸素ボンベやエネルギータンクを狙うなど、知能も高い。
サムスを「最後の敵」と認識し、執拗に付け狙う。
マザーブレインを破壊された事からやって来た宇宙海賊達も交えての三つ巴の戦いの末、サムスによって宇宙海賊船もろとも爆破され、死亡したと思われたが、エピローグで生存し、後に隕石にカモフラージュして地球に飛来した事が示唆されている。


どうだ、いろいろ書いてあっただろう
俺は読めなかったがこれで大丈夫…

おい、そっちにメトロイドが1匹逃げてったんだが…って後ろ!後ろ!!


ん?わぁあああああアッー!


追記、修正はオメガメトロイドを飼えるようになってからお願いします。

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