サムス・アラン

登録日:2011/05/20 Fri 23:59:50
更新日:2024/02/16 Fri 18:40:28
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私はサムス・アラン
フリーのバウンティハンターだ。



サムス・アランは任天堂のアクションゲーム「メトロイド」の主人公。
また、それに続くメトロイドシリーズでも続投して主人公を務める。



【概要】

英名表記:Samus Aran
身長:190cm(パワードスーツ着用時)
体重:90kg(パワードスーツ着用時)
年齢:20代前半
異名:伝説の賞金稼ぎ、宇宙最強の戦士、銀河の守り手
CV:小林愛(Other M日本語) ジェシカ・マーティン(Other M英語) ジェニファー・ヘイル(プライムシリーズ) アレジア・グライドウェル(スマブラシリーズ)

鳥人族と呼ばれる宇宙最高の技術と武力を誇った種族から授かった強力無比の戦闘技法とパワードスーツ、
そしてその内に眠る正義の心と強い意思を最大の武器に宇宙にはびこる邪悪な者たちと戦いの日々を送る伝説のバウンティハンター

普段はスーツに隠れて見えないが、その正体は地球人系の女性。碧眼とブロンドの髪が特徴の整った容姿をした美女で、厳しい訓練により手に入れた筋肉質な体を持つ。
彼女の素性について知るものは極端に少なく、元々謎多き人物であることが『スーパーメトロイド』の攻略本やサムスリターンズ公式サイトの解説で触れられている。
その他、メトロイドEXの各地での情報収集時、EPISODE OF AETHERのキャンプでの休息時においてもスーツを解除することが無いことから、普段からパワードスーツを脱いでいない点も彼女の素顔を知る者が少ないことに一層拍車をかけている。
もっと言うと、SFCスーパーマリオRPG客演時には睡眠中ですらバリアスーツを展開している様子が確認出来る。

サムスは幼少期に鳥人族に救われた際、過酷な星の環境に耐えられるよう鳥人族の遺伝子を移植されており、更に徹底的に鍛え込まれているため、前述の戦闘技術と併せてパワードスーツ無しでも並の地球人は勿論怪力の巨漢とも比較にならない身体能力を有する。
漫画では岩山でも軽々と飛び回り、武装した兵士の群れも単独かつ素手で一瞬のうちに撃退した。

髪型は後述のスマブラの出演もあり昨今はポニーテール姿がメジャーだが、旧作や非戦闘時では下ろしていることもある。
また『アザーエム』で描写された過去回想シーンではショートヘアだった。
パワードスーツを身にまとい宇宙全土を股にかける姿は任天堂が誇るアメコミ風ヒーローといっても過言ではなく、いくつもの銀河や全宇宙を様々な脅威から救っている。

洗練されたパワードスーツのデザインはもちろん、クールかつ力強く、更に着飾らないスタイリッシュさにノックアウトされたものも多いだろう。


男性的な落ち着いた口調で話し、「女性扱いされることはあまり好まない」とは本人の弁。
また上述の幼少期に鳥人族と長く過ごした影響か訓練の一環として教え込まれたのかは不明だが、今や絶えたに等しくなったチョウゾ語を理解し会話も可能であり、ドレッドでは実際に発言する場面も。
本来は母性が強く、勇敢でありながらも深い慈しみや熱い闘志も持つ心優しい性格だが、過去の経験から自分の弱みを他者に見せることを嫌っているため、その側面を見せることは極稀である。
そして良く言えば冷静沈着・悪く言えばそっけない印象からEpisode of Aetherでは冷たい人と誤解された事もあった。
『Other M』では比較的人間らしい描写が顕著になっているが、それ以外のゲーム作品では基本的にほとんど喋らず、『プライム』シリーズでは一貫して仲間の死を目の当たりにしながらも任務完遂すべく突き進む寡黙でヒロイックなキャラクターとして描かれている。

この性格の相違について原作者の坂本賀勇は、海外のユーザーから『Other M』に於ける従来作品との性格の相違を指摘された際に「海外のユーザー・開発者のイメージや『プライム』などで描写されるサムス像は一側面に過ぎないものであり、元々自分が設定していたサムスの性格は本作のものである」と述べている。
若干、タイミング的に今更感は拭えないが、この見解に関する是非はこの際置いておく。

しかし冷徹に任務遂行するだけのマシーンのような人物では断じてなく、サムス&ジョイでは死ぬことすら厭わないジョイに「戦いとは生きる為にするもの」と言い聞かせたり、
マガジンZ版でのリドリーを一方的に抹殺した後の勝鬨の雄叫びに加え、Episode of Aetherでも仲間の悲鳴を聞き付け飛んで来たり、彼らが死んだ時も悲しみの余り涙を流すためだけにヘルメットを脱ぐなどクールに見えて実際はかなり熱いハートの持ち主である。
メトロイドプライム3ダークサムスに洗脳された仲間たちを撃破した際も、ダークサムスに対する怒りで拳を強く握り締め、そして全てが終わった後は誰も見ていないところで仲間達を想って黄昏るシーンもあった。
冷静さを持ちながらも心優しい人間らしさや確かな熱さも秘めているという認識で間違いない。
『サムス&ジョイ』ではこういった部分が絶妙に突き詰められ、ユーザー間の一般的なイメージの理想形・究極形とも言える人物像で描かれたとして好評。*1


幼い頃からチョウゾの希望の戦士としての厳しい訓練に耐え、数々の激戦と死闘を乗り越えてきた彼女の精神力は計り知れないものであることは確かであり、精神支配や催眠などの手段で彼女を操ったり、行動不能にする事は絶対に不可能だとされている。
ハンターズ』においてサムス以外のハンター達から武器を奪い、かつ精神力を吸収し昏睡させたゴリアの触手攻撃を受けても、サムスはダメージを受けるのみで倒れることはないことやダークサムスによる洗脳に対し最後まで自我を保ちそれどころか体内でフェイゾンを生成出来る事、更にそれを暴走させる事すら武器として、最終的にダークサムスを撃破している点からも窺える。
パワードスーツの仕組み上、その強固な防御力は彼女自身の強力無比な精神力の賜物とも言える。
『ゼロミッション』では脱出後にスーツを解除した隙に不意打ちを受けて窮地に陥ったが、これについては「サラリーマンが出張帰りの新幹線でネクタイを緩めるのと同じです」とは坂本氏の言。


なお、初代メトロイドでは正体に関して一切情報が無く、それどころか「彼」と呼ばれていたり超能力者であるという記述やサイボーグ手術を受けた人物として解説されていたりと現在とは色々と違う。
当時はあのリドリーですら「惑星ゼーベスの現住生物」という設定があったりとメトロイド全体のまとまりが今ほどなかった。
しかし「宇宙最強の戦士」、「不可能とされてきた数多の任務を完遂してきた伝説の賞金稼ぎ」「敵から生命力=エネルギーボールを吸収できる」などサムス自体の根幹的設定は現在としっかり一致している。事実初代メトロイドの時点でサムスへの依頼は銀河連邦の切り札であり、宇宙の大半にとってサムスは謎の伝説的人物であることも現在と全く変わらない。
『プライム3』で以前にもランダスと組んだような描写もあることも考慮すると、ゼーベス攻略以前にも既にいくつもの困難な任務をこなしてきていたようだ。
シリーズの性質上の都合から描写されないだけで任務の中には推理ADVみたいな物もあったらしい。


【パワードスーツ】

地上、水中はもちろん宇宙空間でも活動可能なパワードスーツで、最初期の状態でも酸素供給システムやレーダー、マッピング機能に加え生命維持装置、高い防御力を持つ。更にメトロイドプライム2やサムスリターンズのムービーから、背中のブースターで飛翔することも可能。
右腕が常時ビームキャノンのため手先の作業は左手でしかできないが、特に不自由は感じていない。
むしろアームキャノンを差し込むとアクセスできる端末がたくさん出てくるので便利。
彼女のパワードスーツは着る物ではなく肉体と融合させて使用する。
人体では不可能なボール形態になれたり、アイテムや環境によって形が大きく変化したりするのもそのため。バイオ金属と呼ばれる特殊素材で構成されており有機物と無機物それぞれの強みを併せ持つ。
彼女の意思でのみ着脱が可能で、それ以外の手段では決して外すことはできない。
……が、さすがに絶対無敵というわけではなく、後述のような状況では破壊されたり強引に剥がされることもある。
ただし、レーザーカッターを使って装甲を1枚ずつ剥がすとか、強力な爆風を何十発も浴びせるとかでもしないと破壊できない時点でもう異常に強いし。

プライム1』や『フュージョン』の冒頭では、爆発による破損や、着用したままの手術により切除され弱体化こそしているが、やはりスーツが外れるまでには至っていない。*2


意識を失っても身を守ることができる一方で、外部からの治療もまともに受けられなくなるという欠点もある。
『フュージョン』では先述のようにそれが仇となり、スーツの中にいる彼女自身を治療できず生死の境を彷徨った。


鳥人族の失われた高度な技術の粋を集めて造られた物であり、その構造はサムス自身でさえ把握出来ていない。
アイテムを入手すると、様々な機能が付くほか、スーツそのものも強化出来る。その名も「モジュール機能」。
銀河連邦の現代兵器から行先で偶然見つけたようなオーバーテクノロジーの数々、データのダウンロードによる非実体からの付与、スーツや体内自身におけるフェイゾンの過剰摂取といったアクシデント的な状態異常にすら難なく適応してくるあたり、そのチート染みた汎用性の高さが見て取れる。


このパワードスーツによりサムスの戦闘力は無限に高まり、現に「マガジンZ」の任天堂監修コミックスに至ってはリドリーを文字通り「3秒(厳密には3カウント)」で撃破し、
コミックボンボンの『メトロイド サムス&ジョイ』ではベストコンディション時のサムスとほぼ同等の装備と、ベストコンディション時の500倍のパワーを持つ「インティグラ」との戦いで苦戦を強いられた直後その場で本来の戦闘力を大きく凌ぐパワーアップを自身の意思で行い、スーパーミサイル一撃で粉砕している。
更にそれ以降群れで現れるインティグラ達を容易く一掃している辺り、少なくとも『サムス&ジョイ』の設定ではパワーアップしたあとのスペックがそのまま維持されるようだ。

そのため、彼女の戦闘力は文字通り「無限大」であり計測不能。


また、射撃能力だけでなく格闘戦も非常に強力。
『Other M』で見せたスタイリッシュかつ過激な蹴り技や投げ技に加え、「マガジンZ」のコミックスではメトロイド本編においてまともにビームが通じない重装甲のロボットをパンチで叩き潰したり、
『サムス&ジョイ』では人質のジョイに超至近距離で放たれた銃弾を握り潰しつつ発砲者を始末したり敵が撃ったミサイルをキャッチし、投げ返す。
更に『メトロイドプライム2』の漫画版『EPISODE OF AETHER』においては100人はいるパイレーツが一斉に放った銃弾全てを容易く避け切りつつ即座に全滅させる、ビームを弾くクリーチャーに直接アームキャノンを突き刺し、零距離でチャージビームを叩き込んで内側から爆散させるなど最早チートですらあるスペックを挙げるとキリがない。
それだけでも十分過ぎる強さだが、『サムスリターンズ』では「フェイズドリフト」を体得しとうとう時間すら操るようになった。
他にも大概の損傷は自己修復機能であっという間に直ることもサムス&ジョイにて語られ、おまけにわんぱっくコミックで確認出来る通りギャグ補正まで所持している。*3


【主なスーツ】

  • ノーマルスーツ
サムスのパワードスーツの最も初期の形。
一般的に知られるサムスのデザインとは違い、肩がすっきりしており全体的に細身。
しかしこの姿でも前述のパワーアップやモジュール機能による柔軟性を備えており、鳥人族製の強力な武装もある程度装備可能。

先述の「マガジンZ」のコミックスでリドリーを3秒で葬ってしまったのは実はこの姿。
リドリーのプラズマ(人間を骨すら残さず消し炭にするのはまだしも、鳥人族の一人、それも武装したグレイヴォイスを遺跡諸とも消し飛ばす威力)の直撃を受けても無傷であるため、その時点でバリアスーツを獲得していたとしても耐久力は凄まじい。
また、サムスの尋常ならざる身体能力も合わさり惑星ゼーベスの生物のなかでも特に強力なディオルム、キル・ギル、そしてパイレーツの幹部の一人であるクレイドを連戦で倒した。

しかし『ゼロミッション』の描写から、この姿ではプラズマビームやスペースジャンプ等の超性能装備は使用できないため拡張性ではやはり伝説のパワードスーツに劣る。
最初期のパワードスーツだけあり、『Other M』の回想シーンの一つ、銀河連邦所属時代でもこの姿であることからゼーベス攻略以前の任務は常にこの状態だった可能性が非常に高い。

初代と現在でかなりビジュアルの細かい点が変更されており、かつてはアームキャノンにコードがついていたりバイザーの形も今より丸みを帯びていた。
『初代』のゲーム画面ではミサイル使用時には全身のラインが青く光ったり頭と胸元がのっぺりとしているなど宇宙飛行士的な外見だった。
また、当時はスーツ表面にエネルギーシールドを展開しているという記述も存在した他、ゲームブックのイラストではアームキャノンと腕が一体化していなかったりとかなりばらつきがある。

  • 伝説のパワードスーツ
『ゼロミッション』第二部にて入手する、鳥人族の遺跡に遺されていたスーツ。『II』以降スーツのデザインが変わったことに対する後付設定で、ゼーベス攻略後のサムスは基本的に「ノーマルスーツ状態の伝説のパワードスーツ」を標準装備として身にまとっているということになる。
外見上の変化は少ないが、バリアスーツ取得で肩に球体が付くというおなじみの特徴はこのスーツだけの仕様。逆に言うと(作品にもよるが)ノーマルスーツ状態の外見はゼーベス攻略以前と同じである。
ヒロイックな雰囲気溢れる重厚な逆三角形のフォルムそれと初期2作やスマブラでの性能から鈍重と勘違いされがちだが、実際は(スピードブースターのおかげもあり)銃弾より速く動いたり残像を残しながら光速で飛翔したりと防御力だけでなく機動性も凄まじい。
プラズマビーム、スペースジャンプ、グラビティスーツなどのあまりに強力すぎる装備も、このスーツならば扱える。

  • バリアスーツ
(防御力上昇、環境ダメージ一部無効)
極度の寒冷地帯や生命に危機をもたらすほどの灼熱エリアでも一切ダメージを受けなくなる他、毒液へ飛び込んだり昆虫の群れに集られても全く問題ない。
伝説のパワードスーツ獲得以前に入手するとスーツが濃いオレンジ色になり、両肩に球関節が付加されるのは伝説のパワードスーツによることが『ゼロミッション』で判明した。
ノーマルスーツと見比べられる『プライム』『リターンズ』などでは、イエローをベースカラーとするノーマルスーツにオレンジ色の装甲が足されるようなイメージとなっており、肩の球体以外にも全身のディティールが一気に増えて目に見えてゴツくなる。
初代メトロイドでは入手すると全体的に薄紫がかった今でいうグラビティスーツのようなカラーになり、粗いドットにも関わらずよく映えるうえ、移動速度もアップする。
特殊なスーツの登場する『プライム2』『プライム3』では標準装備。
『サムス&ジョイ』の第二部である『EX』では防御面がより強調され、敵に悪用された時には強酸を物ともしないグラビティスーツ顔負けの防御力を見せつけた。

  • グラビティスーツ
(水中や無・高重力下でも通常通りの運動が可能、環境ダメージほぼ無効)
重力や水圧による影響を制御し、果てはマグマの熱や寒冷エリアすら無害化するとんでもない鉄壁スーツ。防御力ももちろん上昇する。
『スーパー』ではピンク、あるいはマゼンタ的な色合いだったが『プライム』や『フュージョン』以降は濃い青紫に統一されている。さらに『リターンズ』以降では発光するラインが増えたりと、バリアスーツの色替えでない独自デザインになることも。
唯一『スーパー』では強酸ダメージは受けるが、『プライム3』で装備したハザードシールドは強酸性雨も含めてあらゆる害的環境を無効化するため、サムスがシリーズに登場する全ての機能をオンにしたら如何なる状況・環境においてもその悪影響を受けないということになる。
『Other M』では坂本氏の意向で、効果発揮中のみ紫色に光るというハザードシールド的な扱いをされている。


【イレギュラーなスーツ】

  • フェイゾンスーツ
(ダメージ軽減、青色フェイゾン物質への接触ダメージ無効化)
『プライム1』にて登場。フェイゾンがスーツに浸透した影響で発生した。
形状こそバリア取得後の伝説のパワードスーツと変化は無いがカラーリングがかなりダークで危険なイメージを抱かせるスーツ。
黒と銀を基調とし、バイザー部分などのアクセントは赤色に染まっている。
防御力が大幅に高められており、更には特定の条件下で生成される液状フェイゾンを吸収・濃縮し、強烈な威力を誇るフェイゾンビームとして放つ事が可能。
明確にグラビティスーツより格上に位置付けられている何気にレアなスーツでもある。

  • ダークスーツ
(ダークエーテル大気ダメージ軽減)
『プライム2』にて登場。
惑星エーテルの有害物質「ダークエーテル」への対策としてサムスが手にするスーツ。フュージョン程では無いもののそれでも機械と有機物が混じり合った様なケレン味溢れるルックスが特徴。
カラーリングも全身ほぼ真っ黒、バイザー部分等の発光部位も朱色とフェイゾンスーツ以上の威圧感を放つが耐性もまた不完全で、中盤はやはり行動の不自由を強いられる。

  • ライトスーツ
(ダークエーテル大気・ダークウォーター・イングストームによるダメージ無効化、惑星エネルギー装置間のテレポート能力)
『プライム2』の最終装備。ダークスーツをルミナス族の手により昇華・完成させた完全版であり、ダークエーテル及び汚染された水源へ入っても一切ダメージを受けない。
さらに惑星エネルギー拠点同士でのテレポート移動ができる他、超高速移動能力に加えて防御力も極限まで上がっており、ダークエーテルの敵キャラの中でも極めて危険な部類に入る超小型イングの群れ「イングストーム」は触れるだけで全滅させてしまえる程。
ダークスーツから一転し白と銀を基調とし、発光部位も蛍光イエローに輝く等、これまでのスーツと比べどこか美しささえ感じるものになる。
最強スーツの定番だったグラビティスーツは没となっているが、その固有機能はグラビティブースト(防御力は上がらないが、水の抵抗カット&視界改善に加えて水中浮上能力が追加される)として登場する。

  • P.E.Dスーツ
(フェイゾンエネルギー運用による一時的な戦闘能力の大幅な向上。但しフェイゾンによる汚染、暴走の危険あり)
『プライム3』にて登場。
ダークサムスにフェイゾンの種を植え付けられたことを利用すべく、フェイゾンスーツから得られたデータを元に連邦が開発した「P.E.D(フェイゾン強化装置)」を胸部に装着したスーツ。
ポン付けの如くP.E.Dがむき出しであるため被弾時に不安がありそうだがゲーム中では特に問題無く運用できる。
前作までは触れるとダメージだったフェイゾン溜まりに使って体力を急速回復する他、スペースパイレーツの基地から開発されていた特殊装備「ハザードシールド」を入手する事で高濃度酸性雨や超高温ブリオジェルへの接触等の環境ダメージの無効化など、さらなるパワーアップまで果たす。
一方で平常時のダメージはバリアスーツから最後まで据え置き。

本スーツ最大の武器が「ハイパーモード」という、前作まではラスボス戦でのみ一時的に使った『フェイゾンエネルギーを使った攻撃能力』などを発揮する一時的なブースト機能
エネルギータンク1個まるごと消費するだけあって、効果中はあらゆるダメージを受け付けない、強力な攻撃武器を使用できるなと無敵と言っても差し支えない戦闘力を発揮出来るが、ある箇所からハイパーモード起動後10秒後に「コラプションモード」という暴走状態へ移行するようになる。
時間経過と敵の攻撃で際限無くフェイゾン供給が行われる様になってしまい、しばらく許容量を超えてしまうとサムスが完全にフェイゾン汚染され即ゲームオーバーとなってしまうという諸刃の剣でもある為、一度このモードへ移行してしまったらどうにかしてフェイゾンをぶっ放し続け、完全に使い切るかさらに15秒後の強制終了まで凌ぐしか無い。
逆に言えば、フェイゾンを枯れも溢れもしない絶妙な加減で使えば15秒間は勝手にフェイゾンが供給され撃ち放題……とも。しかし体力100は必ず消耗することになるので使いすぎ注意。

  • フュージョンスーツ
(非擬態状態のXを接触によって吸収できる)
『フュージョン』の初期装備のパワードスーツ。
寄生生命体Xに寄生され、重体となったサムスが緊急治療を受けた際、侵食していたXを取り除くためにパワードスーツの大部分が切り取られ、その後メトロイドワクチンの投与でXが完全除去された過程でこの姿になった。
他のスーツと比べると曲線的で生物的なデザインが特徴。配色は、ヘルメットと胸装甲部が赤紫色で、本体は水色と黄色。性能が強化されても色が変化するのみでシルエットは変化しないため、お馴染みの肩パーツは付かない。
スーツの大部分が切り取られたため、能力の殆どが失われている。
メトロイドワクチンの影響により、ゲル状のXに寄生されずに逆に吸収する事が可能になり、Xを吸収する事でエネルギーや武装を補給できる。
だがその一方で、メトロイドの冷気に弱い特性も受け継がれてしまっており、バリアスーツを入手しなければ寒冷部屋でダメージを受けたり、アイスビームで凍ってしまうという欠点も存在する。
本部が用意したデータをダウンロードするか、コア-Xを吸収する事により、サムスの能力が覚醒し、手術によって失われた装備・能力が再び使用可能になる。

ただし、それでも装甲の殆どを失ったのはかなり大きく、一撃で100ダメージ(エネルギータンク1個分ちょうど)も食らう場面も珍しくないほどに防御力が下がっている。(それに合わせてエネルギータンクの数もかなり多いが)
それを反映してか『サムスリターンズ』ではなんと被ダメージ4倍になる超高難易度モードの専用コスチュームとして登場している。

  • ドレッド版パワードスーツ
『ドレッド』の初期装備のパワードスーツ。青と白が基調でヘルメットと胸が赤いトリコロールが特徴。
フュージョンスーツからの修復が進み、元の形態に戻る途中の姿。肩の球体も晴れて復活した当初はバリアスーツ相当まで修復されていたが、いつものようにゲーム冒頭で装備をロストしてこの形態になる。
身軽さはフュージョンスーツ譲りで新たにスライディングも可能になったが、なぜか冷気耐性はさらに低下しており、グラビティスーツでなければ寒さに耐えられなくなっている。

+ 人とメトロイドの狭間/最強の戦士の果て
  • メトロイドスーツ
(あらゆるエネルギーの吸収能力、Xの擬態に対し完全無敵。ただし一部能力が使用不可)
フュージョンの件の際に投与されたメトロイドワクチンが以降も作用し続けた結果、サムスの体質はメトロイドそのものへと変質しつつあった。(低温エリアがバリアスーツでも防げなくなったのもこのせいと考えられる)
そしてドレッドでの黒幕との最終決戦の際に完全覚醒を果たし、スーツにまで影響を及ぼした姿がこのメトロイドスーツである。
フュージョンスーツ以上に有機的、と言うよりもパワードスーツの姿をしたメトロイドとでも称した方がしっくり来るその異形は、装甲を含む金属部分が成体メトロイドの甲殻を彷彿とさせるものになり、バイザーを始めとするクリアパーツもメトロイドの目やコアを連想させるような朱色に輝く。
奇しくもその左手はメトロイドの牙のような形になり、全体的なカラーリングもワクチンの元になったベビーに類似している。
装甲の質感からダークサムス(メトロイドプライム)を連想したファンも少なくない。こちらがメトロイド化したパワードスーツであるのに対しあちらがパワードスーツ化したメトロイドであることを思うとさもありなんと言うべきか。

そして単純な能力も並大抵のメトロイドを上回るもので、触れるだけでXが擬態した生命体を撃破し、生物・非生物問わずあらゆる対象から無差別にエネルギーを吸収し活力に変える。
また、アームキャノンも全てのビームを収束することでかつてサムスを追い詰めた、マザーブレインあるいはレイヴンビークの使っていたものにも匹敵する「ハイパービーム」を放つことが可能。
しかし、この能力は当初はサムス自身の意思でオン・オフが出来ない暴走状態であり、ミサイル/パワーボム/エイオンアビリティといった外付けリソースを介する能力が軒並み封印される上に、
左手の吸収能力が文字通り常に働いているせいで、脱出の際に宇宙船へ乗り込んでも、「操縦コンソールに触れた瞬間、シップのエネルギーが根こそぎ吸い取られてしまう」ことを告げられてしまう。
惑星の爆発が迫る中で最早打つ手無しと思われたが…?


【主な機能】

  • モーフボール
球体に変化し、狭い場所に入れる。
FCD版では「丸まり」と呼ばれていた。仕組みが謎の極みで、なぜボール状になれるかについては坂本氏から口止めが入っているため全く明かされていない。
(これを模倣した機能をスペースパイレーツが試験したところ全身の複雑骨折で死んだという恐ろしい裏話がある。研究・開発チームはこの犠牲をムダにすまいと固く誓ったが、彼らの思いとは裏腹に試験への参加志願者はもう出てこなかった模様)
この状態でも高い戦闘力を誇り、加速して突進するブーストボールはメタリドリーのコアに直撃させることで一撃で飛行不可能なダメージを与えることも出来る。
また『FEDERATION FORCE』においてはパイレーツのドロップシップを叩き落とすMECHのあらゆる武装でもバリアを解除しつつ押し出す程度にしか通じず、肝心なダメージはステージ周囲のエネルギーシールドにバリアを解除させた状態でぶつけなければならないという驚異的な防御力を見せ付けた。
ヒュージネートビームの影響が消えるまで攻撃を加えてもサムスにこれといった外傷やダメージは与えられていないばかりか、HARDモードに至ってはサムスの突進攻撃が問答無用の即死攻撃になっている。
基本的に初期装備あるいはごく序盤で入手できる能力だが、『ドレッド』では基本アクションにスライディングが追加されている影響からか比較的遅め。

  • ハイジャンプ
ジャンプ力強化、『ゼロミッション』『フュージョン』ではモーフボール状態のジャンプも可。
『スーパー』では、しゃがんでからジャンプすると更に跳躍距離が伸びるのもあって驚異的ジャンプ力を誇る。
標準装備扱いのこともある。

  • スプリングボール
モーフボール状態でのジャンプが、ハイジャンプに兼用されていない場合に登場する。
いちいちボムを置かなくてもいいので地味に便利な装備である。
『II』や『スーパー』に登場。『プライムシリーズ』のWii版にはボムと統合されている。『ドレッド』では標準装備。

  • スペースジャンプ
回転ジャンプ中に再びジャンプ出来る。回数無制限(プライムシリーズではゲームバランスと視認性の都合で普通の二段ジャンプ)。
チャージビーム状態で回転ジャンプを行うと発動するチャージアタックを使用すると敵が放ったビームや炎などを回避しやすい。
スクリューアタックと組み合わせれば一撃必殺と無敵を永続可能。
『ドレッド』では下位の装備として2段ジャンプができる「スピンブースト」が登場。スペースジャンプがあると上書きされる。(先にスペースジャンプを取ってもスピンブーストに上書きされることはない)


【武装】

武器はアイテムを入手することで増えて行くが、ゲームの都合上シリーズが進む度にリセットされる。
(『Other M』では使用制限という形になっている。『プライム1』では破損、『プライム2』では奪われたことによる弱体化、『フュージョン』では治療の際にスーツの殆どを切り取られたために力の殆どを失った、『ドレッド』では謎の敵と交戦したショックでアダム曰く「能力の記憶喪失」という設定)

パワードスーツ着用時に使用可能な武器や能力はこの他にも多く存在し、更にモジュール機能により今後更に増えていく可能性が高い。全て書くとあまりに膨大になるため、ここに挙げられたものは比較的メジャーなものだということを考慮していただきたい。

また彼女は前述の通りずば抜けた戦闘センスの持ち主であり、片手でガトリング砲やらをぶっぱなしたり、アームキャノンを敵に突き刺し零距離でビームを叩き込んで爆発させる(『プライム2』コミカライズ、『Other M』のオーバーブラスト/リーサルストライク、『サムスリターンズ』以降のグラブシーケンス、『スマブラSP』の上投げ)などその戦い方も多岐に渡る。
豊富なバイザーシステムやレーダー(具体的には『プライムシリーズ』のスキャンバイザーなど)により敵の弱点、場所なども即座に分かり、更にはサムス&ジョイやOther Mでの描写から体術自体も凄まじい破壊力と速度、正確性を完璧に併せ持つものだということが分かる。

サムスの強さはその装備だけでなく、高い錬度とセンス、そして彼女自身の強い意思ゆえのものである。

  • ボム
序盤で解放される武装。
モーフボール状態から設置し、一定時間後爆発する。弾数無制限。意外と火力がある。
攻撃手段であると同時に、障害物の破壊にもよく使われる。障害物が壊せなかった場合も、2Dゲームではほかのどの武器で壊せるかを判別してくれたりすることがある。
自分が爆風を浴びてもダメージにはならず、少し跳ね上がる。(通称ボムジャンプ)

  • パワーボム
圧倒的熱量で周囲一帯を焼き払う超火力の武器。『Other M』を除いて弾数制限がある。
2D作品では画面全体に爆発は広がり、またアイスビーム+ミサイルの組み合わせ以外でメトロイドを撃破出来る数少ない攻撃手段。
あまりに強力過ぎてサムス以外助からない(『Other M』のアダムによるとエリア内の人間が一瞬で蒸発してしまう)ため、集団行動時や救出任務では使わない。
サムスリターンズでは完全撃破後とはいえ、弱点を除けばスーパーミサイルすら弾くディガーノートの残骸をこれ一発で影も形もないレベルまで消滅させている。

『サムス&ジョイ』ではアームキャノンから放つこともできる他、活動停止した火山/海底火山に放ち、さらにスーパーミサイルまたはチャージビームも打ち込んで無理矢理マグマを大噴火させるというとんでもない使い方を2度もやっていた。

こちらも比較的早い段階で解放される。ビームよりも破壊力のあるミサイルを撃つ。
攻撃力は高めで障害物破壊から強敵の速攻まで汎用的に使えるが、弾数制限あり。ただし、かなりの大容量まで増設可(具体的にはだいたい255発くらいまで)。
『プライム』シリーズでは連射性能がだいぶ低くなってしまっているが、代わりに優れたホーミング機能がついている。
更に強力なスーパーミサイルも存在する他、アイスビームが使えない作品で代わりに登場するアイスミサイル、複数の敵を同時に狙い撃てるシーカーミサイル、チャージ発射で着弾時に爆風が広範囲に広がるディフュージョンミサイル、フェイゾンエネルギーによって強化され高速直進型になったハイパーミサイルなどバラエティは豊かで火力もどんどん高くなる。
多彩なミサイルの派生装備は漫画版でも「前述のサムス自身のパワーアップの影響を受けやすい」と言う形で表現され、マガジンZ版ではクレイドにたったの一発打ち込むだけで撃破している。まさかの公式酢味噌シーケンスブレイク

  • スピードブースター
中盤辺りで解放される武装。しばらく助走をつけると高速でダッシュをすることが出来る。
ダッシュ中はザコに対して無敵であり、特定の壁を破壊する。また、『フュージョン』『ゼロミッション』では乗ると崩れる床をこれで走り抜ける場面がある(『スーパー』にはBダッシュがあるので大丈夫。ただしスピードブースターはBダッシュで助走する必要がある。『ドレッド』では走りながら(横に倒している)左スティックを押し込まないとブースト始動しない)。

ダッシュ中にしゃがむと急停止してエネルギーがセーブされ、その状態でジャンプしつつ方向キーを入力すると、全身にエネルギーを纏って突進する「シャインスパーク」が発動。
シャインスパークは真上や斜め、真横(『ドレッド』のみ8方向対応)に飛行する。残像を残しながら光の速さで敵を粉砕していく様は圧巻。(『スーパー』にはこれを利用した裏技「ブルースーツ」が存在し、常にスピードブースターを維持した状態になることも出来る)
『スーパー』ではシャインスパークで移動している間はダメージを受け続けていたが、以降の2D作品(時系列的に前の作品である『ゼロミッション』も含む)ではダメージを受けなくなった。
なお、これらがある作品ではたいていシャインスパークを使いこなさないと取れない、取得難易度が高いタンクが数個前後置かれている。

ゲームバランス(あるいはゲームシステムが一人称視点)のためかプライムシリーズには登場しないが、かのダークサムスはプライム2にてシャインスパークらしき技を使う。またプライム3でもダークサムスはアームキャノンを前に突き出した状態で突進攻撃を行う。
いずれも破壊力は大きく、またビジュアル的にもシンプルにかっこいい。
尚『サムス&ジョイ』ではスピードブースターによる加速なしでもしゃがむことで瞬時にエネルギーを溜め、そのままシャインスパークで飛翔している。
あくまでゲーム的な事情であって設定上は別に助走はいらないようだ。

『サムスリターンズ』のみ、「フェイズドリフト」が実質的な代替になっている。

  • スクリューアタック
後半辺りで解放される武装。
回転ジャンプが強力なエネルギーを纏う攻撃になり、ほとんどの敵はこれ一発で砕け散るぐらいに強力。更に発動中は(一部障害物や強敵を除いて)無敵。初代に至っては完全無敵かつ中ボスキャラにすら一方的に大ダメージを与えるためツーリアン攻略までには是非取っておきたいアイテムの一つ。そのためスペースジャンプと非常に相性が良い。
『サムス&ジョイ』ではベストコンディションでない状態にも関わらず敵幹部「パワードナイト」の奥義ビックバンディバイドと互角の力を見せるほどの絶大な破壊力を持つ。
プライムシリーズでも高めの攻撃力と使い勝手は健在だが、性能がやや異なり、高速回転による摩擦でのキッククライムや空中を水平移動する用途のほうが多い。
しかし『サムスリターンズ』のみ攻撃性能・防御性能共に著しく弱体化され、これだけでは倒しきれずダメージを受ける敵が結構増えたが、それではマズかったのか『ドレッド』では殆どのザコ敵を無双できる強装備に無事復権している。

  • ハンドガン(パラライザー)
パワードスーツに付く武装ではなく、むしろ通常状態用の武器。ピストルの形をしたビーム兵器。
ボムブロックを単発で破壊する辺りそれなりの威力はあるようだが、相手が地球人のスペックを遥かに上回るスペースパイレーツのゼーベス星人では、フルパワーで弾を撃っても短時間麻痺させるのがやっと。
なお、パラライザーの名称は『スマブラX』でつけられたもの。

メレー(melee)とは「乱闘、混戦」の意味。パワードスーツの武装ではなくサムス自身の体術。
敵の突進攻撃に合わせてアームキャノンで打撃をお見舞いすることで態勢を崩し、その隙に強烈な反撃をたたき込む。ボス戦であれば専用のムービー「グラブシーケンス」に移行し、簡易なQTEで複数回のカウンターを行う場合もある。
『リターンズ』ではその場で足が止まるカウンターだけであったが、『ドレッド』では移動しながら使えるようになり、その場合多少の追加ダメージも入る「ダッシュメレー」になる。


ビーム

最初から使える武器。
最初は貧弱でリーチが短い場合が多く、アイテムによって強化されていく。
サムスの装備の中では最弱の武装だが、初期状態(『プライム』シリーズにおける「パワービーム」)でも単発でターロンⅣの空を飛ぶ鳥を骨すら残さず粉々にしたり、汎用金属コンテナの外枠を数発足らずで爆散させていることから破壊力そのものは相当なもの。
漫画版のメトロイドプライム2冒頭に至ってはパイレーツの母艦を一撃で沈める程の威力を発揮している。

また、パワービームはサムスの生命力がエネルギー源であるため彼女が生きている限り無限に撃つ事が出来る。
かといって使うことでサムスの生命に影響を与える訳でもなく、自然界に存在するあらゆるエネルギー由来の攻撃が通用しない「霊」的な敵にも有効な攻撃で、それらの特性はチャージコンボのスーパーミサイルも同様である…と、基礎にして万能・優秀な装備だということが分かる。
『スーパー』からは複数のビームを複合して使用することも可能。


【主なバリエーション】

  • ロングビーム(射程延長・2以降標準装備)
攻撃力が増し、射程距離が一気に伸びる。

  • チャージビーム
その名の通りエネルギーを溜め、圧縮して火力を上げたものを発射可能にする。
チャージしたまま回転ジャンプすると、一部の敵に体当たりを仕掛ける「チャージアタック」が発動する。
他の武器と組み合わせる「チャージコンボ」も存在し、これとパワーボムを組み合わせた『スーパーメトロイド』版、ビームとミサイルをまとめて溜め打ちする『プライム』『Other M』版がある。
瞬間火力に長け、チャージビームでなければ破壊出来ない障害物や敵も多く存在する、代名詞的な武装。
なおスマブラでの扱いから勘違いする向きも多いがサムスにとってチャージビームはミサイルが切れた時の代替武器という位置づけであることが多い。
一応『フュージョン』『プライム3』ではビームが優遇されている傾向があるものの、それ以外では無制限に使えるが火力効率自体は良くない武器というポジションである。

凍らせた敵には乗ることが出来る。メトロイドを倒すためには必要不可欠。
実は『スーパー』の公式ガイドブック「サムスアランの2時間59分」には空中に浮いた敵が浮いたまま凍るのは空間ごと切り離して相手の時間を止めている仕組みのため、というとんでもないチート級の厨性能が明記されており、サムス自身も「恐ろしい武器だ」「そのアイスビームが、今私の右手にはある」と語っている。
ビームが効かないリッパ(宙に浮いた小さな亀のような生物)等を倒さず、空中に固めたまま足場にできるのも元はこの性質があってのアクション。
『フュージョン』で設定変更して本当の冷凍兵器になり、サムス自身の体質変化の都合でアイスミサイルにその座を譲るが、それでも正真正銘の切り札となったのも納得の代物。
そんな事情が影響してか『ドレッド』では遂に未登場となり、皆勤賞を逃した。
『サムス&ジョイ』において脅威的な再生力を持つクリスタル状の「メガロイド」に対しては、プラズマビームのエネルギーで熱した後にアイスビームで一気に凍らせるという、『ガラスの熱割れ』的な原理まで使って再生不可能なレベルまで徹底的に粉砕した。

  • ウェイブビーム(壁貫通、または電力系・敵追尾)
攻撃力が上がり、障害物をすり抜けるため壁のなかに隠れている敵を一方的に攻撃、倒すことが出来る
初代でははどう(波動)ビームという名称で、攻撃面においては最強のビームだった。また敵が張る透明なバリアや被膜も貫通する特徴がある。
地形を無視するビームということでゲーム内のギミックを破壊しかねないためか、『フュージョン』以降は使用可能時期がかなり後半になることが多い。
『プライム』では電撃系の武装で、非常に高いホーミング性能を持ち、命中した相手を痺れさせて動けなくする。また電力の供給などにも使える。その際はたった一発で大型施設を稼働させたりする。

  • プラズマビーム(敵貫通、または高熱系持続ダメージ)
核融合により生成された敵を爆縮、消滅させてしまうビームで、初出のGB版『II』以外では敵を貫通する。基本的なサムスの武装のなかでは最強の武器。強固な殻や鎧を纏った敵の群れを薙ぎ払う様は圧巻だが、非常に強力な性能ゆえ入手はスクリューアタック同様後半になりがち。
擬態対象を忠実に再現するXがベストコンディションサムスに擬態した「SA-X」に対してダメージを与える術はチャージしたこれとスクリューアタックしかなく、それはすなわち『スーパー』時点のフル装備サムス本人にはチャージしたプラズマビームかスクリューアタックしか通用しないということにもなる。
鉄壁のスーツすら貫く破壊力はまさしく圧巻で、漫画『サムス&ジョイ』から続く『メトロイドEX』でもパワードナイトの大剣すら破壊可能なほどの威力を持つとされる。
プライムシリーズでは持続ダメージを与えることもある高熱ビームという扱いで、一部の敵はこれで倒されると文字通り消し炭になってしまう。『プライム3』ではアームキャノンを変形させ溶接用工具として使ったことも。

  • スペイザー/ワイドビーム(ビームの範囲拡大)
攻撃力と攻撃範囲がアップするビームアップグレード。
『スーパー』ではスペイザーとプラズマビームの併用のみパワードスーツに負荷がかかるため出来ない設定だったが、ウェイブ+プラズマの組み合わせでその代わりになってくれる。
『サムスリターンズ』のスペイザーや『フュージョン』『ドレッド』でのワイドビームは全ビームと複合できる。

ビームではあるが攻撃用ではなく、主に物を掴んでしがみつく場合に用いる。リンクのフックショットに相当するツール。
ある種の障害物、敵、装置に対して照射し、ぶら下がるようにして使用する。
武器ではないものの、敵を粉砕するパワーはあり、更に『プライム3』以降の作品では敵が装備した盾などの物理バリアを無理矢理引き剥がすという荒技にも使うようになった。
他にもプライム3には「グラップルボルテージ」として対象のエネルギーを奪いサムスのものにする「メトロイド」の性質を再現したような拡張装備があり、これは逆にエネルギーを送り込んで無理矢理電力を復旧させることも可能。
一定のダメージを受けることになるが、それだけであらゆる機械を復旧させてしまうのはそれだけサムスのエネルギーが強大だからである。

ちなみに、最終派生であるハイパーボルテージでは破壊力抜群のフェイゾンエネルギーを直接流し込んで敵を爆発させてしまうことも可能。グラップリングビームを釣りの要領で使って巨大な生物を強引に地面に引き揚げることも。
単に移動用ツールではなく、近年になって優秀な武器だということがピックアップされている。
ちなみに移動以外に使ったのはスマブラが初めて。長射程のつかみだけでなく、貴重な空中牽制の飛び道具や復帰ワザとしても使える(いわゆる空中ワイヤー)。


【回復能力】

サムスの能力や武器はどれも強力極まりないが、彼女のステータスを知るにあたって、優れた回復面も忘れてはならない。

敵や物を破壊した際に現れるエネルギーボールの吸収、あるいは緊急時のコンセントレーションにより体力、損傷の回復を行うが、これはスーツの自己修復能力による賜物でもあり、サムス&ジョイ劇中においてチョッパー・ゼガンの剣撃でアームキャノンの先端がすっぱり切れてしまってもすぐ元通りになっている。

また『フュージョン』において獲得した体質により、あらゆる有機物に寄生し、神経などにまで入り込んで殺害する生命体「X」に触れた場合それを取り込んで体力、ミサイルなどの回復も可能。
『プライム3』に至っては前作までは触れるとダメージだったフェイゾン溜まりに浸かって一気に回復するという芸当すら(ダークサムスのせいで)できるようになってしまった。
この他にも本来なら脅威である物体に触れたり吸収することで回復、あるいは強化されるようになることがわりと多く、サムスのパワードスーツの性能、そして鳥人族及びメトロイドのDNAの強大さを窺い知ることが出来る。

防御性能、回復性能と共に機動性も前述の通り並外れており、『Other M』のセンスムーブはレドギア星人の放つ即着系レーザーを回避したり、漫画での描写から人質に放たれた銃弾以上にサムス自身が速く動くことも出来る。
サムスの皮膚とすら言えるこのパワードスーツは、いわばサムスのアイデンティティであり、またパワードスーツあってこそのサムス・アランなのである。

歩く爆破フラグ

メトロイドシリーズの恒例イベントとして、制限時間ありの脱出イベントがある。多くの場合はラスボスの撃破後に自爆装置が作動するケースが多いのだが、時折別のタイミングで脱出イベントやそれに近いイベントが用意されている。
特にファンの中で語り草なのが、最終的に爆破消滅させられる惑星の多さである。
これまでサムスが主戦場として、もしくは決戦のために訪れた惑星でまともに残ったほうを数えたほうが早いレベルであり、こと2Dメトロイドシリーズに至っては舞台として登場した惑星のすべてが最終的に消滅している。(初登場作で消滅した惑星は2Dメトロイドシリーズでは現在ひとつだけなのだが)
それ以外でも探索に必須レベルに近いボム、最強の爆破武器であるパワーボムを使用することもあるので、サムスと爆破は切っても切れない関係性にあるといえる。(本人の意思により惑星を爆散させたのはSR388のみなのだが)



大乱闘スマッシュブラザーズでは】

全作で初期プレイヤーキャラとして登場。
初代では事実上唯一の女性キャラ(ただし隠し設定、さらに当時のポケモンに性別がないのでプリンはノーカン)であり、当時はメトロイドシリーズの知名度が低くこの作品でサムスの存在を初めて知った人も多かった。*4実はソフト表紙にも初代以来皆勤賞で登場している*5
DX』では比較的強力な中堅的性能で、更にテクニックも多く使用するプレイヤーも多かった。
ゼロスーツサムスの当て馬とばかりに全体的に超低性能化したXはサムスの黒歴史

『スーパーメトロイド』までを再現した独特のふわふわ挙動で様々な体術や火器を使うため、近距離も遠距離も対応できる準重量級。
つかみはグラップリングビームで射程が長いが、棒立ちで外すと隙が大きい。
リンクのフックショットと違い、走りつかみのスキは少なめ。
また、『DX』以降は崖や壁にグラップリングビームを打ち込んでワイヤー崖つかまりをしたり、空中での長射程ワザとして牽制に使うこともできる。
また地上移動回避をするとモーフボールに変形するが、変形の過程を挟むためか回避後隙が他ファイターより長いという完全なデメリットとなっている*6

ちなみに電撃系の攻撃を受けた場合、初代に限り他のキャラクターは骨が見えるが、サムスは骨ではなく女性のシルエットが見えるという小ネタがあった。


【必殺技】

B:チャージショット
サムスの代名詞。地上でチャージし、任意のタイミングに発射。
最大溜めでは撃墜が狙える長射程攻撃になるが、リフレクター持ちに注意。
溜め途中でもシールドボタンやジャンプ・緊急回避で中断できる。
主にバースト確定の場面から相手が復帰台を降りるまでの間にチャージするのがセオリー。
相手の下に落下するタイミングをずらして上スマッシュなどをスカすのにも使える。
『SP』では空中でも溜め開始(&空中ジャンプで溜め中断)できるようになり、さらに溜め撃ちを当ててもガードさせても有利な展開になりやすい、文字通り要の技となった。

B↑:スクリューアタック
真上に回転ジャンプしながら鋭く上昇する。
かなり判定が強く、だいたいの攻撃を迎撃できた。
『for』からは攻撃性能が上がり、上空に浮いた相手を仕留めるために使われることも。

B↓:ボム
真下にしばらくすると爆発するボムを落とす。
威力は低めだが、一瞬だけ丸まるので回避にも使える上に、少し浮いて落下速度が減速するので空中での移動距離を大きく稼ぐこともできる。
『DX』からは地味にボムジャンプができるようになり、滞空性能がさらに増している。
そのため、崖外から復帰してくる相手を邪魔したり、相手の着地狩りや復帰阻止を回避するためのフェイントなどで多用される。
特に初代とX以外は相手に触れると起爆する仕様のため、崖狩りのセットプレイをより強力なものとしている。

B→:ミサイル
『DX』から追加され普通に入力すると弾速が遅く追尾するミサイル、スマッシュ入力で弾速が速く直進するスーパーミサイルを放つ。牽制に優秀。
低空でミサイルを使う「着キャン」は、サムスの使い手には重要なテクニックだったが削除された。
またスーパーミサイルは2発連続では出せなくなり、追尾ミサイルとの併用がどうしても前提になってくる。

最後の切りふだ:ゼロレーザー
正面に極太のレーザーを放つ。
上下方向に多少向きを変えられる。
『X』では、高い威力の反動としてパワードスーツが崩れ、ゼロスーツ版になってしまう。パワードスーツの残骸はアイテムとして投げることができる。
実は原作に類似するワザが殆どないため、スマブラオリジナルと見ても問題ない。強いて言えば『ドレッド』のハイパービームが一番近いか。


『for』以降はゼロスーツとのファイター個別化(後述)により切りふだ使用後もそのままに。


【ゼロスーツサムス】

パワードスーツを脱いだ状態のサムス。
ハンドガンしか武装がないが、彼女には鍛え抜かれた体があるのであまり問題はない。スマブラではパワーよりもスピード重視のファイター。
『ゼロミッション』ではスペースパイレーツの群れをハンドガンのみで回避していること、また漫画で鳥人族による訓練を受けている描写から分かる通り、(地球上の人間同士に限った話だが)素でめちゃくちゃ強い。
「マガジンZ」のコミックスの描写から、パワードスーツは私服の状態からでも瞬時に展開可能である。

スマブラでは『X』から参戦。
耐久は落ちるが、パワードスーツ装着時よりも身軽になり、パラライザーやそれを応用した鞭で戦う。サムスのキャラクター上わざわざパワードスーツを脱いで戦うことや人前で脱ぐことは無いものの、スマブラシリーズにおけるキャラクターは本人ではないため参戦している。
ちなみに『X』ではキャラ選択の時シールドボタンを押しながらステージセレクト画面に移ることで最初からゼロスーツにしたり、戦闘中でもアピールボタンを↑↓↑と素早く入力するとゼロスーツになる。どちらも残骸は残る。

『X』では最後の切りふだを使うことでパワードスーツを再度着用できたが、『for』ではスターシップから放つビームが最後の切り札になった。『SP』ではパワードスーツを装着、スターシップの上からゼロレーザーを発射するものに変更されている。
「切り札でパワードスーツ着るならもう参戦してる意味無いのでは?」という意見もあるもののSP自体のコンセプトが「全員参戦」であるためそこはご愛敬。
「亜空の使者」では発電設備に生体バッテリーとして捕らえられていたピカチュウを救出して以後、行動を共にするようになる。
スーツがない状態で敵に発見される危険も顧みずに自分を救い出してくれたサムスをピカチュウは信頼できる仲間と認識し、サムスがリドリーの不意打ちで窮地に陥った際には全力の「かみなり」で彼女を助けた。
機械的でマッシブなサムスと可愛らしい小動物のピカチュウというアンバランスな組み合わせは人気が高く、また本編でのベビーメトロイドと行動を共にするサムスを思い起こさせ、二次創作でもこの2人(1人と1匹?)を描いた作品は多い。



スマブラ『3DS/Wii U』ではバトル中のキャラクターチェンジシステム自体が没になったため、切りふだ(ゼロレーザー)を使ってもスーツは壊れず、ゼロスーツの方も初めから個別キャラとして使用可能になる。
それに伴い「意図的に弱くしていた」(ユーザー間ではパワードスーツを着用しているサムスより強いとすでに言われていたが)前作からのテコ入れとして、新装備のジェットブーツにより打撃技と復帰技の火力が強化されている。

更に同作以降は『フュージョン』や『ゼロミッション』のギャラリーで見ることが可能なノースリーブとショートパンツの格好にすることもできる。普段着でも戦えるとは流石である。
スケジュール的に作るのは無理だろうと思われていたが、担当デザイナー(女性)の根性により完成したとのこと。
サムスのカラーバリエーションとしてforではダークサムスをイメージした色が存在したが、SPではダークサムスの参戦に伴い黒に黄色のラインを配したカラー(『プライム』のパワートゥルーパーに似ている)に変更された。

『SP』でもその機動力は健在で、強キャラの地位は揺るぎない。一方でパワードスーツありの方も特にチャージショット関連(小中溜め弾を使った連係など)で開拓が進みんできたことでじわじわとその強さを上げつつある。
『SP』はシリーズ中でも過去一でオンライン戦が主流、かつオフライン戦での入力の内部遅延が長めなので、相手の攻撃を見てから対処することが難しく、飛び道具などを起点に自分の動きを押し付けるゲームになりがちである。そういう意味でも『SP』においては、サムスもゼロスーツサムスも双方強い立ち位置にある(おかげで「 サムスは遠距離が強い代わりに近距離が強い 」なるサムス構文が生まれ、これが『ストリートファイター6』にも伝播した)。

なお、スマブラでの描写から勘違いしがちだが、あくまで「パワードスーツを脱いでも戦える」というだけであり、設定上は機動力含めた全ての能力においてゼロスーツサムスはパワードスーツサムスを大幅に下回る。
まぁ上述したようにサムス自身の身体能力・戦闘力はパワードスーツがなくとも一般的な地球人からすれば強すぎるし、加えてスマブラは「イメージの世界」であること、またゼロスーツが『フュージョン』以降のスピード、パワードスーツが『スーパーメトロイド』以前の機動力に寄せて差別化されていることから、格ゲー補正ならぬスマブラ補正の一環だと捉えたほうがいいか。


【余談】

サムスの生みの親である清武博二氏。
実は彼はあの任天堂一フリーダムなキャラであるワリオの生みの親でもある。そのためか2Dメトロイドシリーズのサムスとワリオランドシリーズのワリオは、歩行やジャンプの挙動が似ている。
何の因果か、『スーパーメトロイド』時点でタイムスリップ、壁抜け、空中散歩、Xレイスコープによる時間停止や相手にダメージを与え続ける通称「マーダービーム」(これらはいずれも裏技であり通常プレイでは見られない)、『メトロイドプライム2』のマルチモードでは透過モード、無敵モードや触れた相手に即死級のダメージを与えるデスボールがあったりTAS等でよく見られる無敵判定を用いた壁抜けの他にも『プライム2』のチャージコンボは小型のブラックホールやら太陽やらを撃ち出すトンデモウェポンだったりでサムスもやたらと自由である。
また初代メトロイドではパスワードで不死身かつ最強装備、無限ミサイルになるなど敵からすれば理不尽極まりない要素も目立つ。
また20代前半の女性であること以外プライベートは一切謎であることがプライム2開発スタッフからも語られている。

『Federation Force』においてはそれに磨きがかかり、終盤のあるシーンでは一部分の弱点を除いて無敵の大型パイレーツの群れをこれといって弱点を狙うわけもなく一撃で消し炭にするなどやりたい放題。
更にボスとして現れる彼女はMECHの攻撃自体では1ミリもダメージを与えることはできず、あくまでモーフボール状態であるがゆえに「転がせる」だけである。
また連邦兵たちが4人がかり×各々巨大なモビルスーツを使ってパイレーツの基地1つを破壊している間、サムスは残りすべてを破壊している……など、桁外れのスペックでプレイヤーを驚かせた。
サムスリターンズの最終決戦では背中のブースターを用いた飛翔も駆使し、歴代でも一際激しい戦いぶりを展開。新規層はもちろん古参プレイヤーにも改めて圧倒的な強さや迫力を見せつけた。

同期であるリンクやピットくん共々「主人公なのにゲームの名前になってない」とネタにされがちだが、実は「メトロイド」とは古代鳥人族の間で「最強の戦士」を意味する言葉という裏設定がある。
そういった意味ではゲームのタイトルにサムスとついてなくても「メトロイド」≒「鳥人族の遺伝子と技術の継承者」≒「サムスを指している」とも言えるだろう。
実際、『フュージョン』になると諸事情で本当に メトロイドと同等の存在 に至っていることが、取扱説明書のあとがきにてメトロイドという言葉の意味とともにそれとなく示唆されていたりする。
そしてそんな疑問を持っているのなら、『ドレッド』でのクライマックスの展開は絶対に見逃せないことになるだろう。




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最終更新:2024年02月16日 18:40

*1 ピクシブ百科事典における『メトロイド』の記事内の一節で「サムスのキャラクター描写についてはどの媒体よりも絶賛される名作」とまで明記されたほど。

*2 一方で『スーパー』や『フュージョン』、『ゼロミッション』、『サムスリターンズ』など一部作品では体力が尽きるとパワードスーツが破壊されて中身のゼロスーツサムスが露わになる演出が挿入されている。これは先述の「彼女の意思以外で脱がすことはできない」と矛盾してしまうが、あまり設定に厳密に拘る必要はないということだろうか。あるいは、メトロイドシリーズの時系列的にサムスが勝利するのは必然なのであくまでifルート(ゲームオーバー)故のお遊び要素なのかもしれない。

*3 うっかり宇宙船から振り落とされそのまま惑星ゼーベスの地表に一直線に落下、地面にめり込む程の勢いで叩き付けられるも苦笑いしながら平然と出てくる

*4 実際、桜井氏もテリーの使い方動画で64の時はサムスの知名度が低かったという旨の発言をしている。

*5 パッケージを飾るスマブラレギュラー組はサムスの他はマリオとリンク、ピカチュウ、カービィのみ。

*6 モーフボール中は当たり判定が小さくなるメリットもあるが。