あしゅら男爵

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あしゅら男爵 - (2017/04/23 (日) 18:52:58) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/11/08 (土) 02:03:00
更新日:2023/11/30 Thu 19:04:21
所要時間:約 5 分で読めます





お許し下さい!Drヘル!!



あしゅら男爵とは、マジンガーシリーズに登場するキャラクター。
同シリーズの敵役にして名物キャラ。

概要

ブロッケン伯爵、ピグマン子爵と並ぶDrヘル一味の幹部。
なんか思い切り存在自体が曖昧なDrヘル5大軍団の一角を担う。
元の素体は古代ミケーネ人の夫婦を繋ぎあわせたものらしく、右が女性で左が男性というインパクト抜群の出で立ちを持つ怪人。喋る際は男女両方の声が一緒に出る。
漫画版では顔の左に出た吹き出しは男口調で、右の吹き出しは女口調で表現される。こちらを向いて言った台詞は大抵語尾が女言葉になる。
あまりに衝撃的なデザインであったためか、マジンガーシリーズ以外でも左右非対称のキャラやメイクをあしゅら男爵と比喩することも。

空想科学読本によると単に男女を左右半分ずつ合わせりゃ良いってもんでもなく

⚫︎頭〜足首までの各パーツの長さはぴったり同じ
⚫︎血管を一本一本繋げなくてはならない
⚫︎脳の仕組みを考えると妻は夫の、夫は妻の体を動かすことになり少々厄介

など最早完成しただけでも奇跡の夫婦である。股間がどうなっているかは永遠の謎である。

このデザインの原案は当時アシスタントをしていた石川賢
彼はキャラクターのデザインをする際によく没を食らうため、左右で違う顔を描いてどちらが良いか選んでもらっていたが、それを見た作者が左右で男女の顔を持つデザインを思いついて、あしゅら男爵が誕生した。

シリーズ共通のやられ役であり、マジンガーに敗退するたびに「お許し下さいDrヘル!」(派生系に「お許しを、Drヘル!」などがある)の定型句とともに土下座して謝るのはマジンガーシリーズでのお約束。
ついでに同僚のブロッケン伯爵に鼻で笑われ、馬鹿にされるのもお約束。
マジンガーZ本編のみならず、派生作品含めたあまりの敗北回数と、気合が入りまくりのどげせん級の土下座っぷりがウケたのか、彼の土下座回数を数えたブログまで存在する始末である。
しかしなんやかんやで名悪役であり、例外を除いて大体の作品でその最期は非常に熱く格好いい。

各作品での活躍

原作シリーズ

マジンガーZ

CV:柴田秀勝/北浜晴子
序盤から登場してマジンガーZと幾度と無く対決し、善戦する回もあるが、Zのパワーアップなどの要素で負けるのがお約束であった。
中盤から登場した元ナチ軍人のブロッケン伯爵にバカにされたりと、終始人間関係に苦労していた。
最期はDrヘル直々に激励されて任された重要任務を見事失敗に導き、Zに操縦系統を破壊されて中破したブードで地獄城に突っ込んでぶっ壊すなどの大失態を演じ、
その罪を償うためにマジンガーZに最期の戦いを挑み死亡した。
Zの破壊には至らなかったが、東京に大打撃を与えDrヘル軍団に確実に貢献している。
あの冷酷非情のDrヘルも流石に情が湧いたらしく、その死には涙を流し、英雄と讃え、彼を模した銅像と機械獣を制作する事で、その忠誠に応えた。

テレビマガジン掲載の漫画版では機械獣あしゅら男爵に乗り込んでマジンガーと壮絶な相打ちを遂げた。
単行本ではブードに空中要塞グールを叩きつけられて巻き添えを喰らって戦死している。

スーパーロボット大戦(小説)

『グレートマジンガー』の後で、闇の帝王ことギャラハンに地獄城跡から遺体を回収され、ギャラハン付の道化師「パリアッチョ」として蘇生していた。
最終的にはミケーネ時代も含めて全ての記憶を取り戻したがDNAの復元がうまくいかなかったため、男女の顔が交互に入れ替わるようになってしまう異形の姿になってしまった。
ギャラハンの副官という割と大物な立ち位置だが、実際の所ミケーネ時代もギャラハンに奴隷身分でこき使われており、(彼がミケーネ帝国最後の皇帝であったことの生前の身分差も関係している)数千年仕えた現在も立場が変わっていない事、兜甲児らとの再会で記憶が完全に戻り、中盤以降、密かにギャラハンへの叛意を抱いていた。
物語終盤で密かに完成させたデビルマジンガーを以てギャラハンへの反逆を決行するが、デビルマジンガーに搭載されたDr.ヘルの人格が覚醒してしまい、自分も攻撃される羽目に。
終盤の大惨事は大体こいつのせい。
甲児に真相を語って自分諸共殺害しようとしたが阻止されて一人だけ死亡と、他作品に比べてぱっとしない最期を迎えたが、甲児は五千年以上もの間憎しみをたぎらせていたあしゅらに憐みを抱いていた。
ただし、謀反を決意したのは生前の記憶が完全に蘇ったからとも取れ、それまではギャラハンの忠実な僕として振舞っていた事から、
ギャラハンがグレンダイザー(機体)のボディを得ていたために、宇宙の王者をも倒せるスーパーロボットを求めていた節が有る。
(尤も、デビルマジンガーの設計図を回収していた事とDr.ヘルの脳を保管していた事をギャラハンに報告していなかったから最初から下剋上を狙っていた可能性も高い)

マジンカイザー

この辺りから、彼の輝きが始まる。
これまでの他作品では、兜甲児に常に勝てない三下であったが、遂に通算初勝利を挙げたのだ。
物量でマジンガーZを無力化し、グレートマジンガー(機体)をも退け、Zを鹵獲に成功。あしゅらマジンガーとして生まれ変わらせたが、
グレートマジンガー(機体)をも圧倒的に強力なカイザーには敵わず一蹴された。
なお、この際にはオリジナルキャストでZの技名を叫びまくるというファンサービスも行われた。
彼のこの行為によって、初めて、Zとカイザーとに横たわる圧倒的性能差が映像化された。(ロケットパンチがカイザーの装甲に触れた途端に弾き飛ばされる、ブレストファイヤーが発動寸前の状態での放熱板に触れてもカイザーの拳は平然と殴れる、光子力ビームは当たっても通じないなど)
その後はだいたい旧作通りだが、終盤で地獄王ゴードンのコアとなり本作のラスボスを務めた。
断末魔のセリフは専売特許「お許し下さいぃぃぃ!Drヘルゥゥゥゥ!!」である。


真マジンガー 衝撃! Z編

CV:石飛幸治/山像かおり
本作の真の主人公。正直タイトルごと「真あしゅら男爵 復活! ミケーネ編」に変えたほうがいいんじゃないかっていうくらい目立ってる。
監督が監督なので、生身でマジンガーZを叩きのめしたりミケーネの巫女として苦悩したりDrヘルを裏切ったりと、甲児君を差し置いて大暴れ。
また、トリスタンとイゾルデという合体前の夫婦の姿が描かれた。案外美男美女なので、あの異様な顔はメイクに問題があるようだ。
最終回では「あしゅら男爵大勝利!絶望の未来へレディー・ゴー!」と言わんばかりの活躍を見せつけた。
そこ以外はいつものやられ役だが。

真マジンガーZERO

大体旧作通り。
ミネルバ曰く、アホに磨きがかかっているらしいが、機械獣あしゅら男爵と化してマジンガーZと互角の戦いを繰り広げる。

ロボットガールズZ

機械獣ガールズを率いる現場指揮官。CVは久川綾
ロボットガールズチームZを倒して光子力を奪うため、いつも頑張るお母さん。
メイクで男女に分けているが、性別は完全な女性。
Drヘル軍団の中核であり、溢れ出る母性と優しさで機械獣ガールズを率いている。
ブロッケン伯爵とは別に仲は悪くないが、方向性は合わないようだ。
度重なる敗北と不況の煽りを受けDrヘル軍団からリストラされた際は、ショックで家に籠ってしまった。

スーパーロボット大戦シリーズ(ゲーム)

旧シリーズ

毎度毎度自軍に挑んでは敗退するやられ役。
連戦で皆慣れてきたのか、大抵敵も味方もあまり緊張感がない。
しかし第4次ではわざわざ死亡シナリオで「あしゅら男爵の最期」というサブタイトルがもらえる上に
地味に嫌な罠を仕掛けてから死んでいく辺りかなり優遇されてる気がする。
ただし、「これまでの汚名を挽回するのだ!」と言って「汚名は返上するものだろ」とツッコミを受けているが。
おまけにDr.ヘル達からも「あいつのせいでDC内の自分たちの立場が悪くなる」と認識されており、死んでも悼んでもらえなかった(どころか「あしゅら男爵を倒してロンド・ベルは気が緩んでるだろう」程度の扱い)。
また、FではなんとゲッターロボGを強奪して旧ゲッターに乗ったゲッターチームと対決する。死亡シーンが目立つのはブロッケン伯爵だけどな

α

初めて原作通りの死亡イベントが再現され、今回も「あしゅら男爵、散る」というサブタイトルがもらえた上に旧シリーズとは違いDr.ヘルとブロッケン伯爵、ゴーゴン大公にその死を悼んでもらえた。良かったね。

W

OVA版。
ボン太くんの名前を覚えられず、鉄仮面に何度も訂正される。
ナデシコ新艦長決定戦では、「一番無能そうだから」という理由でユリカに投票。見事彼女を続投させた。
なお、このイベントでは自軍側の非常識な行動(艦長をコンテストで決める、学校に爆発物が仕掛けられている陣代高校にマジンガーが配備されている等)に一々正論でツッコミを入れる。
あるシナリオではあしゅら男爵をフルボッコにして資金・経験値を稼ぐことができる。
しかしDr.ヘルを利用しようとしていたサダックとホネルバに制裁を下し、地獄王ゴードンでマジンカイザーに決戦を挑む姿は屈指の燃えイベントである。

第2次Z

真マジンガー設定。
Drヘル配下として登場し、序盤はいつも通りの活躍をする。
が、実は古代ミケーネ人として多元宇宙の重要な情報を断片的に記憶している重要キャラ。
生身でマジンガーZを叩きのめす戦闘シーンが用意されプレイヤーを驚かせた。
ガイオウ達とも旧知の仲。最終回の儀式は準備不足のため"今回は"先送りになっている。

第3次Z

機械獣残存兵力を率いて序盤から暗躍する。今回はシリアス一辺倒。
エヴァの結末を知っているかのような口ぶりを見せたりと様々な知識を保有しており、今回記憶ごと消された未参戦作品の記憶も保持している。
虎視眈々と儀式に必要な新月の日を待ち、44話で血の儀式を敢行。ミケーネの神々を現世に蘇らせ死亡した。
お陰で自軍部隊は降臨したミケーネ神達にフルボッコにされるハメになる。2周目以降ならこっちがフルボッコにすることも可能だが。

BX

真マジンガー設定。原作再現がサルード破壊後からなので、生身で戦闘する機会はない。
(ちなみに、DLCシナリオで騎士ゼノンマンサに対して「この私とも生身で張り合えるだろうな」と認めている。
寧ろSDガンダム達とガチれるあしゅらの方がすさまじい気がするが)
今回はミケーネ復活のために自害しようとするも、実はDr.ヘルがその時点では生存していたため、失敗。
その代わりにキバがミケーネを復活させたことで、暗黒大将軍と共闘することが叶う。
最後は甲児との約束を破ったことに怒ったボス達によって、増えた変な奴等…もとい、暗黒寺やガミアを加えた「くろがね十人衆」で葬られた。

V

真マジンガー設定。原作再現が最初からクライマックスだが、一度甲児と戦う機会があり、そこで
(『真』設定では搭載されていないはずの)アイアンカッター+ドリルミサイルの餌食になる。
中盤、やはり自害してミケーネを復活させるも、ハーデスによってあっさりと復活させられる。
その後は機械獣あしゅらで何度か立ち塞がり、惑星フェルディナでの戦いで戦死する。


やあ諸君、とうとうここまでわたくしの項目を見てしまいましたね

私ことあしゅら男爵がWiki籠もりによって蘇らせられた時からこのアニヲタの集い、いや! 新しいアニヲタWiki(仮)が待ち受けていたようにあなたにも!

そう、ここまであしゅら男爵の項目を今まで追記したり修正したりしたあなたにも、これから新しい@Wikiの世界が待ち受けているのです。そしてわたくしも例外ではなく…

誰よりもわたくし自身が参加するのです。

なぜなら、これから待ち受ける新しいアニヲタWikiの世界こそ……



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