登録日:2011/09/05 Mon 19:33:20
更新日:2025/04/01 Tue 10:21:07
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『空想科学読本』とは、柳田 理科雄氏が書いた空想世界の考察本、及びそのシリーズタイトルである。
その内容は「もし特撮や漫画など空想世界のあれこれを現代科学で無理矢理再現するとどうなるか」というもの。
SFとはサイエンスフィクションの略、つまり実際には起こっていない/あり得ない部分をフィクションに置換する事で「実際にはできないがフィクション要素によって実現した/実現可能になった」という前提の作品となる。だがこのフィクション要素を現代科学の範疇で再解釈して再現しようとするとどうなるか?という考察によって出てくる無茶苦茶な結果のオンパレードとなる。
小さい子供にとっては夢をぶち壊す本だが、ユーモア溢れる文や挿絵等から読者にウケて、ベストセラーシリーズとなった。
そもそもなんでこんなしょーもない本が世に出たのかと問えば、それは宝島社から『空想科学読本』の第一弾が世に出た1996年……
からさかのぼること1年、1995年のことだった。
当時経営していた私塾『天下無敵塾』で教鞭を握っていた柳田は、天下無敵塾のチラシを書いていたイラストレーターのモリナガ・ヨウから
勧誘を受けて、宝島社から出た特撮のおかしな点に突っ込みを入れる本の第三弾『帰ってきた怪獣VOW』にて科学
考証コラムを執筆することとなった。
(ちなみに内容は
ウルトラセブンの
巨大化/ミクロ化、
妖星ゴラス、
ガメラの体重、冷凍光線、『
特捜エクシードラフト』のバリアス7の最高速度の計五つ)
これが予想外にウケが良かったことから、明くる96年、天下無敵塾の経営に行き詰まりつつあった柳田は親友の近藤隆史(現空想科学研究所所長)から
「柳田、例の科学コラム面白かったから、今度はそれだけで1冊書いてみねーか?」と言われたのである。
経営難に苦しんでいた柳田は、塾を立て直すための一助になるんだったらとの思いで執筆を許諾。
そんなわけで書かれた『空想科学読本』は誰一人予想していなかった100万部を突破することとなったが、印税を手にする前に天下無敵塾は倒産した。あらら。
以降は宝島社で2巻まで刊行していたが、同社が勝手に文庫化を推し進めようとしていたため柳田との仲が険悪になり、
メディアファクトリーに近藤氏が移籍したのに伴いレーベルもそちらに移って今に至る。
ちなみに背表紙が灰色で黒文字(初版は黒字に白文字)であれば宝島社版、カラフルな背表紙に白文字であればメディアファクトリー版である。
『空想科学読本6』以降は読者からの質問に答えるのが中心になっており、『6.5』『9』、外伝の『ミドリ』などを除けば
毎週学校などにFAX配信している「空想科学 図書館通信」を収録したものになる。
また、児童書レーベルの角川つばさ文庫からも、小学生向けの作品の考証が主に再収録された『ジュニア空想科学読本』が刊行されており、
2019年以降は本家ナンバリングとジュニア版の累計巻数が逆転するなど、
現在はどちらかといえばジュニア向けレーベルが主流になりつつある感がある。(これに関しては後述)
その他、主婦の友社から出版された『空想非科学大全』『空想科学「漫画」読本』『ラジオ空想科学研究所』『空想科学のツイッター』など、
『空想○○~』を冠した柳田の著作だけでも膨大な数が現在に至るまで発表されている。
中には、読本シリーズと同コンセプトの作品を手掛けた他作家と、対談形式で記された共著『
空想科学論争!』というのも。
近藤ゆたかのイラストも、大半はもし使えばこうなりますと言わんばかりに
ウルトラ水流を発射したウルトラマンが強すぎる勢いが原因で転んで頭を打ったり、
ドラえもんがタケコプターを使うと体がバラバラになってタケコプターは付けている部分の皮だけが残ったりなど、非常に現実的な描写が描かれている。
しかし、一部の検証は公式の設定を無視して研究している所もある。
例えば、超常的能力や反重力などの超科学など現代科学ではないものをはないものとして取り扱う(現在は無視する場合も注釈で公式の設定にも触れた上で考察しているが)。
後述する山本弘は「いくらコンピューターの原理が分からんからと言って、でかい算盤だと仮定する奴がこの世にいるか」と語っている始末である。
更に作者自身が多忙な事もあり、とにかく
誤字脱字が山の様にある(『1』では
隕石が光より速く落ちてくる、というとんでもない誤表記もあった)上に、細かい設定を全く理解していないことも多い。
また、ファンタジーの知識にも疎く、「
ドラゴン」と「ワイバーン」の差異がよくわからなかったこともある。
また、ゲームに関しては本人が超苦手らしく、初期はほとんど考察されていなかった(アクションゲームだけでなく、『スパロボ』でも投げ出したらしいので、本当にゲーム全般が不得手である様子)。近年は、得意な人にプレイしてもらって検証することも増えている。
まあ、ここら辺に関しては柳田自身の全く知らなかった作品を読者からの投稿で取り上げたり、そもそも原作未見の読者の為にはしょってる部分もあったりするので仕方ない。
更に、「そこに突っ込むの!?」という非常に独創的すぎる切り口も本作の見どころである。
基本的に本作は「科学」の視点から創作物にアプローチしているが、
- 人口が半分死んだら葬式と墓参りはどうなるのか
- なぜ『007』の悪役はあんなに007に銃弾を当てることができないのか
- サザエさんはドラ猫が咥えたような魚を一体どうするつもりなのか
- 『ラストサムライ』で主人公たちが見上げている富士山は大きすぎやしないか
- 『ウルトラマンタロウ』に出てくるZATのZがあらわす「Zariba」とは何なのか
- 『空手バカ一代』に登場する由利辰郎の帽子は小さすぎないか
- 映画『あずみ』に出てくる関ヶ原の合戦はいくらなんでも死体が多すぎではなかろうか
- 横山版三国志で徐庶は孔明のことを「彼に比べれば私など満月と蛍」と言ったがそれはどのくらい明るさが違うのか
- 『ハイキュー!!』に出てくる体育館の床はキュッキュと言い過ぎではないのか
- なぜレプリカントに人間と見分けるための目印をつけないのだろうか
- 『北斗の拳』の世界の悪者の間でなぜモヒカンが流行っているのか
- タフの加納はリンゴを手で潰してジュースを作っていたがどれほどの握力が必要なのか
- のび太の担任の先生はなぜあんなに何度も道端で生徒と出くわしてしまうのか(※読者からの質問)
- コナン君は事件に遭遇し過ぎではないのか(※読者からの質問)
などといった、はっきり言って本筋には全く関係のない部分に延々紙面を割くことも多く、読者の腹筋を粉砕してきている。
そして注釈ではさらにフリーダムになっており、より込み入った柳田の個人的な感想や文章に関連する友人のネタを書きこんでいることも多い。
- 怪人・怪獣のやられ方を「弱点」と書いている書籍の例をいくつか列挙して「すると織田信長の弱点は本能寺の変なのか?」とツッコミ
- 飛行機の窓ガラス強度について検証した際に、航空会社の友人から情報を受け取っていたのだが、その友人が二度も飛行機の窓ガラスを割っていた
- 放射能火炎を吐いて戦うゴジラを眺めて応援する女性を本文で批判した後、注釈でさらにその服装にツッコミを入れる
- バイクの速度を落とさずにその上に直立する方法を検証するためバイクに詳しい友人に聞いたら、手放しでアクセルを緩めない裏技を教えられ「普段どういう乗り方をしているんだ!?」とツッコミ
などなど。
ちなみに、上記のゴジラの圧死に関しては、実は「ゴジラの身長体重は
科学的に正しい」と訂正され間違いであった事が判明した。
ティラノサウルスの推定身長体重からの計算という方式によっていたのを、ゴジラの人形を水に沈めて体積を測るというより正確な方式に変更したゆえのことであるのだが。
これらの間違いに関しては本人も後書きや注釈等でしばしば謝罪している。
また、完全とは言えないが増版や新装版などの機会があるたび、修正がなされたり、注釈が追加されたりすることも多い。
原文ママ。2019年現在、最新版でも修正されてない。古い版では修正されていた時期があるのだが、何故か再び誤植されている。
サニー号は木造船ではあるが、単行本巻末資料やアニメの映像で鉄張りであることが確認できる。
- サンジの悪魔風脚のルビが「ディアブルジャンプ」
シローが乗っていたのは
RX-79[G]陸戦型ガンダムである。
RX-78と陸戦型ガンダムは、胴体など非ガンダムファンが見ても一目で違いが分かる程度に外見が異なる。
それはエースやタロウの「ウルトラシャワー」。
実際の放つポーズは「右腕を伸ばし指三本あわせて放つ」「掌をL字形に合わせて放つ」のどちらかで、近藤ゆたかの挿絵ではしっかり再現されている。
後の版では修正され、両方の形を検証している。
実際はホムンクルスやキメラと同じ生物。劇中で製造シーンがある。
但し、本文では「生物型ロボット(=バイオロイドの事を言いたかった?)」と記述されており、真空や宇宙線には耐えられないから機械式にすべきだと指摘していた。
後述の山本弘が、柳田の文章を意図的に曲解してでっち上げた“勘違い”である可能性も高い。
どう見ても生物ではないが実際には
使徒は生命体。さすがにこれは修正された。
本文中でも「『エヴァ』は難解な物語」「下手な事を書いたら『エヴァ』ファンに怒られそうで怖い(要約)」などと述べており、
『エヴァ』の設定への理解度の低さは筆者もいくらか認めている。
流石に前者は考察の根幹に関わるため修正された。
- アイアンキングは欠陥だらけのポンコツロボで毎週よく勝てたものである
作中でアイアンキングがまともに敵怪獣を倒したのは
たったの2回で、他は静弦太朗と協力して倒すか、あるいは弦太朗が操縦者を倒したり
直接鞭でしばき倒して撃破している。
従って
毎週勝ってなどいない。
文庫版では「相棒の助けがあったとは言え」「改良しろよ」と追記されている。
- シーゴラスは大津波を発生させた際に伊豆から一歩も動いておらず、シーモンスに呼ばれてやっと東京湾まで泳いできた
実際には津波を起こした際には既に東京湾内に入っているとナレーションで語られている。
- シーゴラスの角を破壊するレーザーを開発したはいいが、なぜかなかなか撃たない。そうしている間に突然マットアローがやってきてシーゴラスを攻撃。全く予定にない行動である。案の定シーゴラスは怒り、シーモンスと共に大嵐を発生させる。その時になってやっと撃とうとするが、暴風によって外してしまう。慌てた隊長は「退避しろ!」と叫ぶのだった。長官が「MATは何をやっとるか!」と叱責するのだが、筆者も全く同感である。全く、何をやっとるか!
MATが開発したレーザーはシーゴラスが放電したことろを狙って撃たないと効果がないことは劇中でちゃんと説明されている。
マットアローが攻撃したのは、シーゴラスを怒らせてわざと放電させるためで、予定にないどころか作戦通り。
レーザーを外しはしたが、これは撃つ瞬間にジープが揺れたため。
文庫版では「全く予定にない行動である」の部分や「全く、何をやっとるか!」の部分が削除された。
- メガレンジャーの構成は珍しいことに男三人、女二人。戦隊ものの王道パターン(熱血、クール、デブ、ガキ、紅一点)を根底から打破している
スーパー戦隊シリーズで男三人女二人という構成は第8作『
バイオマン』から登場しており、
第21作となる『
メガレンジャー』の時点で3作に1作程度と少数派には違いないとはいえ、そこまで珍しいという程でもない程度には存在する。
また、デブと呼べそうなのはキレンジャーとイエローオウルくらいで、ガキに至っては初期メンバーに子供が含まれていた例は存在しない(高校生程度はある)。
おそらく同じ巻で検証していたガッチャマンとの混同。文庫版では「珍しいことに」という単語が削除されている。
この検証はナンバリング3巻のものだが、続く4巻で本格的にスーパー戦隊シリーズを取り扱った際の反応を見る限り、本当にシリーズ全体に対する造詣が薄かったようである。
- メガピンクはメガブルーの、メガイエローはメガブラックの彼女だという。これではメガレッドがあまりに不憫ではないか。
あくまで好意を抱いているだけであり、本編中に恋人同士として交際しているような描写は一切ない。
- 機動戦士ガンダムに登場するスペースコロニーの外壁は30cm、薄すぎてコロニーは気圧でパンパンになる
実際の描写ではそれほど薄くはない。
一般論で考えても厚さ30cmの壁では宇宙線を防げず内部の人間は死滅する。
ザクが侵入したゲートの厚みとコロニーそのものの外壁の厚みの混同してしまった様子。
その様なシーンは実際には存在しない。
『
のび太と鉄人兵団』でタイムマシンの連続超空間移動を使ったシーンとの混同か。
実際はギリシャ神話の天空神。天王星のラテン語名でもあるが、冥王星(プルート)と混同した?
なおギリシャ神話に於ける本来の冥府の神は
ハデスである。
実際には左腕。
- トムさんは軍人の陰謀により貶められ処刑されてしまった
「世界政府側の陰謀に嵌められた」という大筋は間違っていないが、
トムを貶めた主犯格の
スパンダム一味は
サイファーポールと呼ばれる
諜報機関の工作員で、軍人ではない。
ただこれに関しては原作読者でもライト層には間違われがちではある。
理論上は可能だが、基本的にコーラはあくまで武装類と超人的パワーの動力源である。
エニエスロビー終盤やスリラーバーグで食事シーンはしっかり描かれているうえ、「好物はポテトと
ハンバーガー」としっかり明記してある。
- 仮面ライダーのベルトの風車は全てのエネルギーを供給する
実際は変身のための起動スイッチに過ぎない。当時の児童誌や図鑑にも「体内に核エネルギー炉が存在する」と書かれている。
尤もこれは映像作品では全く描かれていない
裏設定の類であり、
長谷川裕一の『
すごい科学で守ります!』の考察でも核動力設定は無視されている。
とはいえ、意図的に書籍設定を無視している長谷川と異なり、柳田は大伴昌司の著作や仮面ライダースナックのカード記述などをむしろ積極的に検証に取り入れるスタンスのはずなのだが……
未来から来たのは
セルのみ。
この二人は現代で
ドクター・ゲロが復活させたためタイムマシンには乗っていない。
最初に死ぬのは次兄の
関羽。張飛は関羽の弔い合戦の最中に討たれる。
後の版では「最初に」が削除されている。
ワイヤーで切り刻むのは
ドリアン。
シコルスキーは驚異的な指の力で切り裂く。
- セイバーの風王結界で空気密度を歪めて間合いをコントロールするには莫大な熱が必要だから、その熱で攻撃した方が早い
セイバーの
約束された勝利の剣の本領は大熱量の光線を放つ宝具なので、熱で攻撃はしている。
ただし、ここで述べている通り本来あるはずの莫大な熱は特に描写されていないなど、ツッコミの本質はおかしくない。
- 仮面ライダーシリーズの植物怪人を挙げていった際、アイビーイマジンやウツボカズラ怪人の存在を忘れる。
確かに昔にはそういう解釈をした資料もあったが、現在では「ウルトラ霞切り」が公式名称である。
筆者はかなり古い資料を保有している様なので、それらを参照していたとすれば「勘違い」ではない。
ヒャクメルゲや
クチビルゲは登場したが、ミミゲルゲは登場していない。
ただし番組が打ち切れらなければ登場する予定ではあった。「一部だけ強化したところで役に立つのか」という点を言いたかったのかもしれないが…
- ドラえもんの頭よりずっと小さいタケコプターで飛ぼうとすると、タケコプターが起こした風がドラえもんの頭を直撃し、風に押さえつけられる力と飛ぼうとする力の引っ張り合いによってドラえもんの頭は引き裂かれ、やがて千切れた頭皮だけをつけたタケコプターが飛んでいくことになる
物理的な検証としては間違った事を言っている訳ではない。
だが、現在の資料ではタケコプターは反重力を発生させて飛んでおり、あの小さなプロペラが生み出す揚力で飛んでいるのではないという解説が主流になっている。
この考察は初期の空想科学読本で行われたものなのだが、2021年5月28日にyahooニュースに投稿された記事でも全く同じ考察を行っている。
作者自身は他の題材で幾度か反重力飛行についても検証を行っており、タケコプターについても指摘があることは把握しているが視覚的な分かりやすさ等を優先してか変えるつもりはないようである。
ちなみにかつてとある大学の入試問題にタケコプターの実現可能性を問うものが出されたことがあり、こちらは回答につき揚力飛行を前提としたものとなっている。作者はこの話を知って後の版で「筆者はこの回答で合格できるのだろうか」と注釈していた。
ストライカーユニットのプロペラは「飛行する魔法」が大気中のエーテルと干渉して視覚化したものとされており、このプロペラで推進している訳ではない。
劇中でも待機時のストライカーにはプロペラが無かったり、プロペラを横にして空中静止するなど、プロペラ飛行では説明が付かない描写がある。
但し、プロペラ飛行という誤った前提ではありつつも、筆者はストライカーの構造は高速飛行する上で理に適ったものとして高く評価している。
- コピー能力は敵のたんぱく質を分解せずに取り込んでいる。
実際には敵そのものではなく敵の攻撃を吸い込む、「コピーのもと」といったアイテムもある。また、どう見てもロボット故にたんぱく質を一切持っていない相手からもコピーできる。
また、「共食いをしないとまるっきり別の生物になる」とあるが、一部の番外編を除き好きな時に外せる。
相似拡大ではなく、伸びるのは身長だけ。
この後に「見た目も悪くて良いぞい!」とあるが、記載されていない。
なお、勘違いという訳ではないが、「世紀の大暴言」と紹介しているがアニカビはこれを遥かに上回る暴言・爆弾発言の宝庫である。
- いかなる場所に保存しても、反物質は0秒で対消滅し爆発する
現代の技術では最長十数分程度だが反物質の保存は可能。
- マッハ3で飛ぶソニックブームに触れたものは一瞬で消滅する
であればマッハ7で接近する
隕石や流星が地上まで届くはずがない。後に「燃え残ったものが隕石として落ちてくる」と訂正された。
- 宇宙から落下する物体はそのエネルギーの4割が熱になって燃えたぎる
実際には、100%本体に熱が伝わることは無く、大半は空気中に光や熱になって逃げる。
この理論で計算した柳田は「スペースコロニーは地上に届く前に蕩け去る」と結論を出したが、勿論そんなわけがない。
古い学説を参照した例。詳細は割愛するが、現在ではそうした現象は起きないとされている。
もしそうだったら今頃冷戦時の核実験の残留放射能で地球の生物がほぼ全滅している。
- 重力が遮断された場合、地上にはほんのわずかな遠心力しか働かず、大した被害は出ない
もしそうなら月に空気が残っていない筈が無い。
- 人間の10倍の大きさの巨人は、走ると1秒間に10回上下動しそのたびに重心は2mほど動く
ロケットを逆噴射でもさせない限り、自由落下より速い上下動は無理。
- バリアス7はマッハの速度を出すためにはスパイクタイヤで、道路にスパイク用の穴を開けて走行しなければならない
実際は逆で限りなく摩擦係数がゼロに近い状態でなければマッハの速度は出すことが不可能。
実際にはどの生物よりも殺人をしている。ただし「血が足りなくなって死んだ」ではなく、マラリアなど病原菌の媒介による殺人。
- どの世帯も2人子供を産むのであれば、何世帯経っても人口は変わらない。
「オタマジャクシの内カエルになるのは5匹程度」とあるように、どんな生物でも全て成体になるわけではない。この記事では「大概はオタマジャクシのうちにヤゴやヘビに食べられる」とある。
人間でも全ての新生児が成人になるわけではない。食べられる事はなくても前述の蚊の他にハチやクラゲに刺されて死ぬ人、ヘビに噛まれて死ぬ人、
クマに殴られて死ぬ人はいる。「動物に殺される」に限らずとも、成人する前に
自動車に轢かれて死ぬ人、地震で死ぬ人、病気で死ぬ人、溺死する人、
自殺する人と多くいるため、2人しか生まないのであれば減る一方。
なお、「科学とは一人の力でなく皆の協力で発展していくもの」という信念に基づき、間違いの指摘は柳田自身も歓迎しており、
「ここがおかしいぞ柳田コラァ!」と思ったらいつでも指摘して欲しいと度々公言している。
後述の通り読本シリーズの批判本すら参考文献リストに入れている位である。
なので、科学的な部分でも各作品の設定部分でも気になるミスを発見した人はアンケート葉書などで遠慮なく指摘してみよう。
表紙は『非科学大全』や、『歴史読本』及び旧『法律読本』などの別作者の執筆した空想科学研究所関連書籍も含め
モリナガ・ヨウがフィギュアを製作したジオラマ写真(隻眼のハカセと美人の助手のアレ)だったが、『空想科学読本16』ではリニューアルされ近未来的なイラストに変更されている。
2010年代後半辺りからは原稿を再編集した角川文庫版や、電子書籍版も発売されている。
- ハイジの乗る空中ブランコはジェットコースターよりも怖い(柳田の一番の名検証であり、一時期これのコピペがチェーンメールとして出回った事もある)。
- ウルトラマンが空を飛ぶと、衝撃波で首ちょんぱし自分が死ぬ。
- 公式発表のギャオスの体重なら、体はガスで出来ている(密度が)。
- タケコプターで飛ぼうとすると頭が破壊されて死ぬ。
- ジェット噴射で空を飛ぶアトムが後ろを振り向くと体がネジ切れて空中分解する。
- 空中で超音速戦闘機が合体すると、後ろの機体が前の機体を突き破る
- ドリル1本で移動する地底戦車に乗り込むと、岩盤に突き刺さって機体が逆回転し、残土の中でバックもできなくなり焼け死ぬ。
- 斜めの発射台で戦闘機を打ち上げると、離陸した瞬間に地面に向かって落ちる。
- ウルトラマンは地上に着地した瞬間、体の骨が砕けてクラゲみたくなる。周囲も爆撃されたかのごとく大被害。
- 高所から落下した人を腕で抱きかかえて救助しようとすると、慣性で内臓破裂を起こして死ぬ。
- 飛行するモスラの頭や背中に乗ると、全身が砕け散ってミンチになる。
- ゲスラがマッハ2で海を泳ぐとたちまちエネルギーを使い果たして餓死し、周囲の海水は煮えたぎる。
- 超音速戦闘機でSF映画みたいな急旋回を行うと、遠心力でパイロットが粉々になる。
- 宇宙空間で戦闘機やロボットで戦闘すると、敵を爆破した瞬間破片が自機に突き刺さって死ぬ。
- 波動砲は何を発射しても衝突のエネルギーが爆発力を上回る。ガープ中将の砲弾投げのようなもの。
- 長く見積もっても3時間で3歳児並に知能が発達した人工生命M1号の知能指数は約90万で空想科学界最高の頭脳である。
- 分身の術を使う忍者は、相手の攻撃に自ら猛スピードで突っ込んでいって死にかねない。むしろそのスピードで直接相手に体当たりした方が強い。
- 大リーグボール養成ギプスは漫画通りの形状だとまったく負荷がかからず、バネで肉を挟んで痛いだけである。
- 大沢木大鉄がタバコでホームランを打つと、大気摩擦で生じたガンマ線で周囲数十mにいる人は即死する。
- 空想科学最強は『キン肉マン』の脇役ステカセキングの地獄のシンフォニーではなく『天装戦隊ゴセイジャー』に登場したパラボラアンテナとスピーカー。
- 剣桃太郎は富士山頂まで鉄球を運び終えた時には間違いなく餓死している。
- 身の丈を超える大剣を振り回すと、腕と肩が遠心力で脱臼する。
- マンガによくある「恐怖で白髪化」、実際に起きたら白髪化しきる前に丸坊主になる。
- シャアのヘルメットは無重力だと凶器と化す。
- 碇シンジは墓参りで遭難する。
- アクエリオンの無限拳はただのパンチと威力が変わらない(画面通りの速度でぶっ放すと月にヒビが入り、反動で地球も大地震に見舞われる)。
- ドッジ弾平の投球が当たると東京から名古屋までぶっ飛ばされる。
- ジャイアンの歌は、かなりの超音波である。聞き過ぎると脳が破裂する危険性あり。
- ジャンプして巨大レンガを動かすマリオは富士山より高く跳べる。
- スパイダーマン式移動は自転車より遅い。
- キューティーハニーのキック力は192万kcal。某プリキュアの2580人分である
- 超音速で走るエイトマンが横に曲がるには、地面にめり込むほど傾く必要がある。
- 着火魔法さえ使えれば、ナツは火を食べる必要なんか全く無い。火だけで満腹になるにはキャンプファイヤーを丸呑みせねばならない。
- 石田銀の108式波動球は喰らうと単純計算で640m先まで吹っ飛ぶが、その前に直径13mの岩を破壊するほどのエネルギーをもろに受けて肉体が爆発する。
- しかし河村先輩が披露した強化型だと3.2km先まで吹っ飛ぶ。
- 翼君のシュートは自動車にはねられるより強力で、それに必要な脚力は仮面ライダークウガ5人分。
- 実は非常に限定された状況でしか発動しないロイ・マスタングの焔の錬金術。
- ロロノア・ゾロの顎の力はアーロン並み。
- 桃太郎の桃を拾ったおばあさんは吉田沙保里より強い。
- 校舎の天井を蹴りで突き破ったヤンクミは、事前に天井を破壊してその穴から数百m跳躍していた。
- クロマティ高校の生徒は数学以外とてつもなく成績がいい(可能性がある)。
- プリキュアの変身中に攻撃すると、全身が光で焼き尽くされて即死する。なお、変身者自身は金属光沢で反射できれば問題ない。
- プリキュアの靴は踵が地面に突き刺さるギミックがある。
- 鬼塚先生のデコピンを喰らうと首から上が粉々になる。
- 御坂美琴は指一本でレールガンを発射すると車にはねられるよりでかいダメージを負う。反動を回避するにはNゲージのレールか何かを用意すると良い。
- ガンダムがビームサーベルを抜いたら周囲数十mの木々が自然発火する。
- 巨大化して服が破けるたびにデビルマンは窒息死しかける。
- 鼻が巨大なお茶の水博士や髪が長すぎる初音ミク、体が小さすぎる目玉おやじなどはお風呂で溺死しかねない。
- 二人で協力して放つスカイラブハリケーンは、本来の2倍…ではなく3倍の高さまで飛び上がることが出来る。
- 二重の極みの速度はマッハ7。
- 力石徹のパンチは140t。幕之内一歩は1030t。高嶺竜児は8200t。
- 冷凍光線で凍らせるには天文学的な時間がかかる。
- サテライトキャノンを撃とうとするとガンダムXの周囲数百mの全生物がこうなる(ただしリンク先とは違い機体内部なら無事)。
- バスなんか持たなければサーバルちゃんは東京スカイツリーと東京タワーを積み重ねたさらに上を飛び越せる。
- 心音がバカでかいキングさんはきちんと鍛えればギア2や全集中の呼吸も目じゃない。
- ヨルさんのテニスラケットのスイング速度はマッハ20。
- フェニックス一輝は直径70mの岩を一撃で破壊できる。(なお、この回が掲載されたYahooNewsのコメント欄は「一輝兄さんなら仕方ない」ばっかりだったそうである)
- 緒山みはりが作った女の子になる薬には生物の成長を退行させる成分が含まれている。
- 元から強い毛利蘭が「キック力増強シューズ」を履いてボールを蹴ると、ビルを一撃で解体できる。
- 大人の漫画に出てくるような巨乳の女性が麻雀を打つと自分の手元が一切見えない
他多数。
- ガメラはジェット噴射どころか走っただけで飛べる(体重があまりに軽すぎる上、体が半球状で揚力を得やすい)。ただし回転して飛ぶと遠心力で頸が千切れて死ぬ。
- 戦闘サイボーグであることを考慮するとサイボーグ009の動力源が食品なのは安全性と変換効率の観点から合理的
- ショッカー戦闘員は真面目に戦えば尋常じゃなく強い
- 死神博士がイカを自らの改造ベースに使ったのは非常に科学的に納得がいく(イカの神経節は体に比べて大きく取り出しやすいため)
- バットめがけて投げられた大リーグボール1号を無理矢理打つと打者生命が終わる
- 画面描写からデビル・リバースはケンシロウの数倍の速度で動けるため、巨体と併せて科学的に強い。つまりそれを倒したケンシロウはもっと強い
- 『タイタニック』は1シーンを除いてすべて科学的に正しい演出
- 1998年版USAゴジラはイグアナを巨大化した生物として考えれば非常に高い完成度・再現度のデザイン(フィギュア体積から求めた推定体重とイグアナの体重算出法で求めた体重が非常に近い)
- 『マーズ・アタック!』の火星人がカントリーミュージックで爆死するのは科学的にあり得る
- 同じく『マーズ・アタック!』の火星人は武器などなくとも呼気が猛毒なので地球人を容易に滅ぼせる
- マッスル・ドッキングの威力が10倍に増していると瞬時に見抜いたバッファローマンは物理学の天才
- エドワード・エルリックは悪趣味どころか最高レベルの美術家
- キン肉マンや平和島静雄が火事場のクソ力を出す度に強くなるのは理にかなっている
- ゴジラがヘドラを倒すために取った戦法はすべて科学的(圧迫、回転、通電、放熱による脱水)
- ウルトラマンガイアが着地、走行する度に巻き上がる土煙の量はほぼ映像通り
- 医療用メスの切れ味と本人のダーツの実力をもってすれば、BJのメス投げは漫画の描写通りの事が可能
- ドラゴンボールの宇宙船は重力発生装置なしでも加速度で荷重特訓可能
- 魔人ブウを原子レベルまで破壊し尽くすのに必要な元気玉を作るには、本当に全人類1人当たり全力疾走したくらいのエネルギーを消費する
- (筆者が前提を誤解している面もあるが)「体重分浮遊できる魔力」さえあれば、航空ウィッチはストライカーユニットの小さなプロペラでも時速数百kmで飛行できる
- 『みどりの守り神』は生物の教科書に採用すべき
- サイボーグであるフランキーがコーラをエネルギー源としているのは科学的に(カフェインの副反応含め)正しくエネルギー効率も物凄くいい
- 三大鳥はこの上なく科学的なトリオ
- 轟焦凍の冷却と放熱は熱力学的に最高に効率が良い
- 石崎くんが全力でボールに正面衝突すれば、コンクリートを破壊可能な日向小次郎のシュートも止められる(ただし全身打撲で間違いなく死ぬ)
- 獣の巨人の腕が長いのは岩投げにおいて非常に合理的
- にせウルトラマンは本物とあまり似ていないが、劇中世界の人間相手ならこの程度でも十分騙せる
- マンガ肉の形状はじっくり焼くのに役立つ
- 男性のXY染色体の内、Y染色体を不活性化すれば女性化は可能
- ウルトラマンのウルトラ水流で超巨大真空地帯が生じて氷河期発生(空想科学読本1)
- 宇宙恐竜ゼットンの火球で全太陽系ごと地球蒸発(空想科学読本1)
- スカイドンが落下して人類滅亡(空想科学読本1)
- ガマクジラの超音速泳法で大陸移動が発生して日本沈没(空想科学読本2)
- 『スペクトルマン』モグネチュードンの起こしたマグニチュード20の地震で地球粉砕(空想科学読本2)
- 巨大化しすぎたゴジラに押し潰されて人類滅亡(空想非科学大全)
- エヴァンゲリオンの陽電子砲で人類滅亡(空想非科学大全)
- どこでもドアを月につなげて人類滅亡(空想非科学大全)
- ヤマトが地球に落下して地底都市滅亡(空想非科学大全)
- キューティーハニーが空気からバイクを錬成して日本壊滅(空想非科学大全)
- 『帰ってきたウルトラマン』バキューモンが全宇宙の質量をはるかに上回って、ビッグクランチを引き起こし宇宙ごと滅亡(空想科学読本3)
- 銀河鉄道999の発進で人類滅亡(空想科学読本3)
- 『キン肉マン』ステカセキングの地獄のシンフォニーで全宇宙ごと地球粉砕(空想科学読本3)
- スーパーマンが自転を逆回転させてマグニチュード16.8のエネルギーで地球滅亡(空想科学読本3)
- 妖星ゴラスから回避する為のロケットブースターが地球を貫通、そのまま天体が衝突して人類滅亡(空想科学読本3他)
- 『ジャイアントロボ』ギロチン大王の核爆発の放射線で人類滅亡(空想科学読本4)
- 地球を真っ二つに割ったせいで人類滅亡(空想科学漫画読本3、空想科学読本6)
- 『グレムリン』モグワイが海に落ちて人類滅亡(空想科学映画読本)
- 『フィフス・エレメント』天体衝突を止めた反動で地球が動きすぎて人類滅亡(空想科学映画読本)
- ゾンビが発生して人類滅亡(空想科学映画読本2)
- 『ドラゴンボール』の戦闘力を真面目に計算して人類滅亡(空想科学読本6)
- イザナギノミコトがイザナミノミコトを押し倒して地球滅亡(空想科学昔話読本)
- 『とある魔術の禁書目録』一方通行が自転エネルギーを使って瓦礫を投げて人類滅亡(空想科学読本8)
- 『宇宙戦艦ヤマト』遊星爆弾の落としすぎで地球蒸発(空想科学読本ミドリ)
- ウルトラマンが死んで気温が上がりすぎて人類滅亡(空想科学読本11)
- 『BLEACH』吉良イヅルの「侘助」が地面に当たって月落下(空想科学読本11)
- 『NARUTO‐ナルト‐』うちはマダラが隕石を呼んで人類滅亡(空想科学読本12)
- 『戦国BASARA弐』豊臣秀吉のパンチで日本滅亡(空想科学読本13)
- 『戦姫絶唱シンフォギア』でフィーネが月のかけらを地球に落として地球滅亡(空想科学読本15)
- 『仮面ライダー龍騎』ジェノサイダーがブラックホールを発生させて地球滅亡(空想科学読本15)
- エヴァンゲリオンが逆立ちして走って人類滅亡(空想科学読本15)
- 『ユンボル』日本海を埋め立てたせいで気温が上がりすぎて人類滅亡(空想科学読本15)
- 『ジョジョリオン』摩擦を二階から奪って人類滅亡(空想科学読本15)
- 『ドラゴンボール』月を破壊して破片が降り注ぎ人類滅亡(空想科学読本17)
- 『ドラゴンクエスト』ラナルータで昼夜を逆転させて人類滅亡(週刊ジョージア空想科学スペシャル)
- 『ワンパンマン』サイタマのマジ殴りで人類滅亡(ジュニア空想科学読本8)
- 『ミラーマン』引力装置で惑星Xを破壊して破片が降り注いで人類滅亡(ジュニア空想科学読本11)
- 『ぷよぷよSUN』サタン様が太陽を巨大化させて人類滅亡(ジュニア空想科学読本11)
- 『BLEACH』山本元柳斎重國の「旭日刃 残火の太刀」で人類滅亡(ジュニア空想科学読本13)
- 『機界戦隊ゼンカイジャー』マヒルワルドが地球から夜を消し去って人類滅亡(ジュニア空想科学読本25)
様々な物理量を統一的に調べるために、「
ジャイアント馬場に換算すると何人分の力か?」という観点から「ジャバ」という単位を作った事もある。
1ジャバは、質量では120kg、エネルギーでは3300J、仕事率では2.2馬力に相当する。
ちなみに…
仮面ライダーの25メートルのジャンプ力 =
6ジャバ
鉄腕アトムの10万馬力 =45000ジャバ
マジンガーZの65万馬力 =29万ジャバ
レッドキングのダイナマイト1万トン分のパンチ力 =130億ジャバ
ウルトラマンの空気中をマッハ5で飛行する力 =150億ジャバ
広島型原爆『リトルボーイ』 =195億ジャバ
ガマクジラの水中をマッハ5で泳ぐ力 =850億ジャバ
ペギラの東京を5秒で凍らせる冷気 =960兆ジャバ
ゼットンの1兆度の火の玉 =
140兆×1兆×1兆(140澗)ジャバ
ちなみに、柳田は『
北斗の拳』(というよりは
ケンシロウと
北斗神拳)に対して異様なまでに好意的であり、
『
らんま1/2』の火中天津甘栗拳との対決では、水影心や万手魔音拳まで持ち出してケンシロウを勝たせようとしていた他、
自著の内の一冊で北斗神拳を
「真に恐るべきは北斗神拳」「科学を超越したその強さ」とぶっちゃけてしまった。
加えて、ファンブック『北斗の拳2000』に寄稿した科学考察でも、
北斗神拳がもたらすスプラッターシーンを「科学的に十分起こりうる」、ケンシロウの戦闘力を「北斗神拳抜きでも超人的に強い」
と、言い切っている。
まあ前者に関してはちゃんと「何故実際に起こりうると言えるのか?」という理由を物凄ーく親切に解説してくれている。
さらなる余談であるが『空想科学漫画読本』にて、『
マカロニほうれん荘』の「トシちゃんが糸コンニャクのようになる場面」も取り上げた事があるのだが……
あまりにも非科学的な為に遂に匙を投げた
2013年からは全国の高校の図書館や図書室に毎週無料で配信している『空想科学 図書館通信』の原稿を元に『ジュニア版』を出版している為、
年3巻ペースで新刊が出るなど、一時から考えると刊行ペースが異常に早まっている。
だが、あまりに『ジュニア版』が好調で、出せば固定読者層が確実に買ってくれるレベルなので、
売れ筋が保証できない本家『空想科学読本』は発行元から中々企画が通らない状態にある、と担当がぶっちゃけている。
実際、最新刊の『空想科学読本17』が出たのは2016年で、6年にも渡り新刊が出ていない。
そもそも『空想科学読本』は
書店のどこの棚においてもしっくりこないらしく、返品が多いので書店側も扱いに困っているらしい。
(逆にジュニア版はしっかり角川つばさ文庫に所属しているので、児童文学の所においておけば自然と売れる)
担当曰く「子供とその親、中高生の頃に図書館通信を読んでいた若者世代以外は、もう『空想科学読本』が廃刊になってると思ってる人もいる」とのこと。
2018年頃からはYouTubeで出張連載もしており、1本5分程度でサクサク楽しむことができる。
また角川文庫から廉価版が出たり、更に安価な電子書籍版が配信されたりもしている。
2022年には『
シン・ウルトラマン』のあまりの完成度の高さに驚愕した柳田と近藤所長が『シンマン』で扱った題材に絞った特集を組んだりもしている。
その影響もあってか、遂に2022年にMFから発売された旧シリーズは(明言こそされていないが)事実上の打ち切りとなり、
KADOKAWAよりジュニア版や角川版などから再編集したリニューアル版『空想科学読本』が2022年に3巻構成で発売された。
以降もナンバリングはローマ数字となる……予定。
また、内容が内容なので批判の声もあるが……その批判を行った者のスタンスがスタンスなだけにまた別の物議を呼ぶ結果となっている。
かつて「と学会」の代表者として『トンデモ本の世界』シリーズなどを手掛け、
自身もよくアニメや特撮をネタにしたり非科学的なものにツッコミを入れたりしているSF作家の山本弘は、
当初はこれらの空想科学読本シリーズをトンデモ本として扱ったりすることもなく「野暮な本」とコメントするだけに留めて静観を保っていた。
しかしやがて計算ミスや情報ミスの多さに業を煮やして遂に我慢が出来なくなったとして、
「これだけロクな知識が無いにも関わらずこんな内容の本を手掛けているのは、単にアニメや怪獣映画をバカにして笑いものにしたいだけに違いない」と悪意的に解釈し、
『こんなにヘンだぞ!空想科学読本』という批判本をリリースした。
分量だけ見ればかなり濃密なものだが、正確性を追求するがあまり内容が専門的になりすぎていたり、ちょっとした誤字や勘違いの類も執拗に批判の的にしたり、対談なので正確なデータを使いようがない『空想科学論争』まで実測値を用いてマウントを取ったりと、
(執筆の動機が動機なので)柳田への個人攻撃的な姿勢を隠すことなく堂々と挑発的な文面や誹謗中傷、人格攻撃、読本不買の呼びかけを書き綴ったりしている点に難色を示す読者は少なくなく、
「いくらなんでもやり過ぎ」「いくら頭が良くてもこんなにメンドくさい人はちょっと…」「とても物の言いようが40過ぎの大人とは思えないほど幼稚」と物議をかもした。
山本いわく、「『ユダヤ人と日本人』しかり『神々の指紋』しかり、間違った知識を読者に広めた執筆者が己の非を認めて謝罪することなどまず無い。
怪獣やロボットを題材にした平易な本だからといって甘く見てはいけない。
間違った本を書いた著者の罪は、どんなものであれ等しく糾弾されるべきである(発言大意)」とのことだが…。
先述の通り柳田は間違いの修正にはむしろ積極的であり、大きなミスの発見がきっかけで「シリーズを絶版にして欲しい」と編集部に懇願した事もあるほどに責任を持って執筆している。
それどころか、後年の版では本書をしっかりと参考文献に入れており、さらには修正改訂において本書の記述を参考に間違いを正せたことにつき注釈で感謝の意を述べるまでに至っている。
また、柳田側を超えるために山本が新たに考案したSF考証も、高度ではあるものの結局は独自研究の域を出ていないため、更なる正確性を求めるならまた延々といたちごっこが続くだけでは?という声も挙がっている。
(実際、後述するタケコプターのように、公式設定が安定していないものを持ち出している箇所もある)
というか山本の記述も「上手くいけば成立する」という理屈に「本当に上手くいくか」の検証をせずに完全に推測でことを進めたり、
怪獣の適正体重の計算にいわゆる中の人であるスーツアクターを持ち出したり(その上で「ゴジラほどの生物ならその重量でもおかしくない」と推論で展開)とツッコミ所満載であるが。
特に怪獣の体重については柳田が怪獣の人形の体積から適正体重を割り出すよう考察を改めたことに対し(自身の上記推論と比較して)「重すぎるから明らかに間違い」と批判する記述までしており、
あまりにも非科学的・トンデモ記述が過ぎるため山本考察の批判の際に槍玉に挙げられることが多く、この一点をして全体的な考察としての信憑性を疑う声は多い。
これらのことについては、山本の公式HPにある特設ページなどで更なる言及がなされている。
後の空想科学読本の改訂版ではそれらの批判に言及した上での修正も行われているため、興味を持たれた方は一読してみることを勧める。
ちなみにこちらでも上記の着ぐるみの件は読者から指摘されているが、山本氏は「どれだけ間違っているか示すために書いた」(大意)と記しており、手段と目的がすり替わっている。
ちなみに山本の批判は概ね『空想科学読本』3巻目までの著作、HPの記述は4巻目(2002年発売)までの認識のみで書かれているため、
氏の言い分を現行の柳田のスタンスと同一視することはあまり推奨しない。
山本以外にも、SF畑や科学知識のある人、作品設定を厳密に考察することを旨とする人などのいわゆる
識者ぶった面倒臭い方々「ガチ勢」からは、
しばしば「間違いだらけだ」と批判を受けている。
ちなみにSF界での評価についての目安としては、SFファンによる投票で毎年選考される星雲賞のノンフィクション部門には、
知名度の割に過去に一度ノミネートされたのみで受賞に至っていない。
上記の山本は作家として長編部門と短編部門を各一度受賞した他、柳田が受賞を逃した年のノンフィクション部門を「と学会」会長として受賞するなど、
と学会名義も含めて計4回受賞している。
また『読本』シリーズとしばし類似点が指摘される
長谷川裕一の『
すごい科学で守ります!』シリーズのほうが先に受賞してる。
ただしこちらは『空想科学読本』のような科学的な考証作品ではなく、日本の特撮作品(戦隊物や仮面ライダーシリーズなど)が全て同一世界観であったなら、
という設定考察本のため、方向性がまるで違うことに注意。
そもそも、『読本』シリーズを始めとする柳田の著作は、元より低年齢層や非オタク層の読者も視野に入れた、言わば「
一般向け」に近い所にあるため、
長谷川や山本のSF作品とは根本的にジャンルが違う。
実際問題、山本が明らかに個人の尺度に過ぎない視点から批判を行う事は
しょっちゅうであり、
他の著作などからも「
氏が許容・追従できないもの=間違っているもの」という安直な思想が垣間見えるという意見は前々から多く挙がっている。
そのため、この件を抜きにしても氏(ならびに本書のイラスト監修で製作に
加担協力した長谷川裕一)に対する批判は現在に至るまで少なくない。
柳田に対する批判云々はむしろ山本が起点となった諸問題の「氷山の一角」に過ぎず、
2000年代を通して氏が『
アルマゲドン』や『
仮面ライダー響鬼』絡みなどインターネット上で少なからず巻き起こしたトラブルの影響などから、
小説作家としてはまだしも、「批評家」としての氏に対する評価は毀誉褒貶が激しい……どころか、『読本』の一件で大きく味噌を付けてしまい、
令和の現在となってはほぼ
地に堕ちてしまっている感は否めないだろう。
山本は本格的な疑似科学批判を根付かせた人物の一人でもあり、『読本』への批判もその活動の一環として行われたものと思われるが、
それでもなお批判本などにおける氏の「人としての最低限の礼節」を欠いた物の言いようを問題視する声は多い。
対する柳田は上述通り本書の指摘を受け入れた上で考察の改訂なども精力的に行っているほか、山本の指摘に感謝の意を述べるなど山本と対になる形で紳士的・温厚に受け入れていることで、
むしろ本書の批判を通じて柳田の株が上がったというファンも増やすことになり、柳田への攻撃という点では山本の目論見は完全に失敗に終わったと言っていい。
なお「山本の指摘を切っ掛けに柳田がスタンスを変更した」と見る人もいるようだが、山本が批判本を出したのは『4』と同時期(後書きでタイミング的に『4』に触れられなかった旨を述べている)で、
柳田はその『4』の後書きで前述のゴジラ体重問題のミスからシリーズ絶版を進言して突っぱねられたこと、
それを期に読者から山ほど指摘が届いていたことを再確認して思い直し、間違いの指摘を歓迎する旨の記述をしているので、
山本の指摘を取り入れたのは事実だが、直接的な変化の切っ掛けと見るのは時系列的に誤り。
山本の声のデカさ作家としての知名度の高さと、一冊の書籍として批判を繰り出したために殊更目立っただけであろう。
その後、山本側はこうした論争に疲弊したためか、『空想科学読本』に対する話題は取り扱わないことを宣言したのだが、
柳田に対する攻撃的な姿勢は以降も崩すことなく、山本が2024年に逝去するまでついに歩み寄ることはなかった。
ただし『こんなにヘンだぞ』については再版の機会があれば改訂する予定があったことも生前明かしている。
ちなみに山本氏は生前、故人や認知症の作品であっても批判は認められるべきというスタンスを明確に示していた。本書に対しても、氏の意向を尊重するのであれば問題点は臆せず指摘して良いものと見られる。
断っておくと本シリーズは決してフィクション作品の挙げ足とりを目的としたものではなく、読者に科学技術への興味を持ってもらう事が主な目的である。
また、現代科学の視点から空想の世界を考察してトンでもない結果が出てくるということは、
逆に言えばそれだけ作中のヒーロー達が凄い事をやっているのだということでもある。この辺りについては柳田自身も自著の後書きでその事に触れている。
また、かなり柳田も己の芸風や匙加減に悩んでいた節もあり、作風の変遷や前述のように自己の過去作に対する辛口の評価をかなりしている。
空想科学読本の歴史は柳田理科雄の苦悩と手探りの歴史でもあると言えるだろう。
最初期は悪乗りに満ちた部分があるのも事実だが、それはどちらかと言えば掲載誌のVOWの作風に合わせた結果と言えるものでむしろ周囲のオタクの重箱の隅をつついて茶化す趣味に合わせた結果の文体だったのでは?と言った指摘も。
修正やリメイクを重ねる事も多く現在、特に図書館通信以降の作風では超常的な力などに対して肯定的にワン・クッション置く言葉が増しており、良くも悪くもマイルドな気遣いにあふれたものとなっている。
(ちなみに刊行当時は今ほど文筆の仕事に慣れておらず、『空想科学読本』の初稿を担当に見せた所、「これじゃただの揚げ足取りじゃねーか!」と叩き返されたと述懐している)
高校生からの検証リクエストにしても、「可能か否か?」の質問よりも、
「ひとまず可能と仮定して、実現するとどうなってしまうのか? やる意味はあるのか?」「実際にやったらおそらくこうなると思うがどうか?」というスタンスの質問の方が鋭い視点だとして高く評価する傾向が強い。
例えばタケコプターは実際には反重力で飛んでいるという設定があるが、
裏を返せば「現代の科学では不可能なタケコプターを22世紀の未来の科学の産物である反重力が可能にした」と言う事でもある。
「現実の科学で不可能な事を実行できる」という事は、それらが「現実の科学を超えた存在」という何よりの証明でもあるのだ。この点については「22世紀の科学には驚くばかりだ」とある。
空想科学シリーズがキッカケで理科や科学の授業、取り上げられた多くの作品に興味を持った人も多いのではないだろうか。
つまるところ山本の批判は、スタートラインからして根本的に間違っていたと評しても過言では無いだろう。
この本の影響かは不明だが、前述のタケコプターでの飛行が可能かどうかについて大学受験の問題として出題されている(観点は反重力などではなく作用反作用の法則や航空力学の観点から「リアルのヘリコプターが何故あのような形をしているのかが説明できるか」という話にできるかが理解できているか、という趣旨の出題だったようだが)。
なんだかんだ、SFから「そのフィクションのどこをノンフィクションにすることが可能になれば実現できるか」という研究は科学の基本であり、空想科学読本はそのとっかかりとしての着眼点は決して悪いものではないのだ。
また、柳田も上述のような様々なミスの指摘に対しては前向きな態度を見せているため、何かしら言いたいこと等があれば
山本がやらかしたように変に騒ぎ立てたりはせず、お手紙や公式サイトのフォームなどを利用して「礼節を守った上で」一言送るべきである。
上記にあるように空想科学読本の著述は公式設定ではなくあくまでも考察である。むやみやたらにファンコミュニティで持ち出すのではなく、節度をもって話すべきである。
柳田は空想科学を題材にしたラジオ番組やテレビ番組へ定期的に出演されている他、全国の学校やイベントでの講演活動や質問大会を積極的に行っている。
もし参加できる機会があれば柳田に直接質問をぶつけてみよう。またアンケート葉書や空想科学研究所公式HP、公式Twitterでも質問を受け付けている。
面白い質問なら次作で採用される……かもしれない。
その他、番外編にあたる「空想科学漫画読本」シリーズや、
- 「キン肉マン超人大全」「北斗の拳2000」「魁!!男塾である!!」「コナンドリル」など各種公式ファンブックでのコラム
- 「ゴジラVS柳田理科雄」(メディアファクトリー/2004年)
- 「イナズマイレブン科学研究所」(ファミ通ブックス/2011年)
- 「戦国BASARA空想科学読本」(KADOKAWA/2013年)
- 「進撃の巨人 空想科学読本」(講談社KCデラックス/2014年)
- 「ポケモン空想科学読本シリーズ」(オーバーラップ/2016年~)
- 「STAR WARS空想科学読本」(講談社KK文庫/2017年)
- 「マーベル空想科学読本」(講談社KK文庫/2019年)
等では各作品の原作者サイドからの許諾、協力、要請を受けての研究、執筆を行っている。
また映画のパンフレットや公式ファンブックに寄稿していたりと割と各作品の製作サイドからは好意的な扱われ方をすることも多い。
(…と言う扱いであるが、柳田は研究所所長から「『
銀魂』の試写会を見に行く!?
お前が行ったら着席拒否されるぞ!」と言われたことがあるとぶっちゃけている)
なお、『進撃』に関しては、まだ11巻の時点で発売されたにも拘らず、ある考察で
原作の最終回をピッタリ言い当てるという奇跡を成し遂げた。
さらに『
空想科学大戦!』という『読本』シリーズをモチーフにした「科学的に正しいフィクション」では
巨人、改造人間、スーパーロボット、宇宙戦艦が数々の科学の壁にぶち当たって悪戦苦闘する姿をコメディに描きながら、
それでも命懸けで悪へ立ち向かっていく正義のヒーロー達への愛に溢れた傑作である。
端的に『読本』シリーズのスタンスを表現しているのみならず、お話としても純粋に面白いので、興味のある方はぜひ手にとって頂きたい。
2023年1月からは、これまで学校の図書館などに無料配信していた『空想科学 図書館通信』の、個人向け有料配信サービス(年額)も開始された。
なお、著者は宇宙センターのある種子島出身。地元では秀才でありあこがれの教授のいた京大を目指していたが東大にしか受からず、
結局やる気をなくして中退、塾講師に生きがいを見出し始めたあとに冒頭に至る。
『宇宙戦艦ヤマト』の大ファンであり、中高生からのリクエストへの回答を主に収録した本以外では
ほぼ全巻でヤマトを検証している。
好きなキャラクターは
ドメルと
島。
ドメルはその男らしい生き様やヤマトを何度も追い詰めた知略から、島はヤマトの世界を検証する上で
重要な設定をさり気なく明かしてくれるからという理由である。
大のプロレス好きでもあり、上述のジャイアント馬場を始めとしてプロレスにまつわるネタも多い。
著者紹介で触れられた事もあるが本人曰く「どの時期も常に友人が多かった」との事で、友好関係が結構幅広い模様。
上記のバイクに詳しい友人の他、外科医になった後輩から実験に使うためのメスを調達してもらったり、
プロのホルン奏者(ウルトラセブンのテーマ曲の収録に関わった事があるらしい)に楽器の錆について取材するなど、時々協力を依頼している。
名前はこれからは科学の時代ということで付けられたとのこと。
つまり、著者の名前「柳田理科雄」は本名である。
追記・修正は科学的に検証してからお願いします。
- 愚痴が多く反対もなかったのでリセットしました -- 名無しさん (2018-11-12 12:40:17)
- 何を思って理科雄なんて名前をつけたんだ…文系だったらどうする -- 名無しさん (2019-07-25 12:13:22)
- 柳田氏が持つ考え方はある意味科学を志すかまえとしては正しいね。というかあんなに批判されてたのか… -- 名無しさん (2019-07-25 13:58:38)
- 御坂美琴の超電磁砲では人類滅亡してないのか··· -- 名無しさん (2019-11-04 15:39:10)
- BLEACHの侘助で地面を叩くと地球の重さが倍化して月が落ちてくるは笑った。空振りや取り落としで地球がヤバい -- 名無しさん (2019-11-04 16:49:28)
- 未だに揚げ足取りとは言われるな、最近だと小太刀あたりがツイで否定的に言及してたな まあ1巻の初版あたりだと言われてもしゃーないんだけど最近のネタはしっかり調べた上で劇中描写実現するための方策を練ってるんだけどね… 読み物としての面白さというかキレだとやっぱ昔のほうがある気はするんだけどw -- 名無しさん (2019-11-04 21:21:47)
- こんなに変だぞ!を書いた人は平成ウルトラマンになんか恨みでもあんのかってぐらいネチネチどうでもいい所をあんな風に叩いててドン引きしたな…本当になんか恨みでもあるんだろうか -- 名無しさん (2019-11-15 19:14:04)
- 金持ちランキングにおぼっちゃまくんが入ってないのが気になったな。恐らく中川家、西澤家、三千院家、花形家、面堂家の財産をすべてかき集めても遠く及ばないだろう -- 名無しさん (2019-12-07 15:19:58)
- 難癖つけるだけの科学の知識得させた時点でこの本の勝ちだから… -- 名無しさん (2020-01-07 20:27:49)
- つまりこう言うことか。こまけぇこたぁいいんだお! -- 名無しさん (2020-01-07 21:23:44)
- フィーネみたいに故意に滅亡させようとしたんでなく、スーパーマンみたいに結果的に滅亡することになった例だけ書いたほうがいいんじゃないの? -- 名無しさん (2020-01-07 22:33:53)
- 基本的に「読み物としての面白さ」を優先してる節はあるけど、難癖を付けてる感じは個人的にはしないかな。むしろ反証本のほうが批判通り越して人格攻撃までしててヤバい -- 名無しさん (2020-01-08 23:50:37)
- 「現実で無理矢理再現したらやべぇ。実際にやったらアウト」を難癖や揚げ足取りだと言われてる感じ。明記されてる本の主旨を考えたら、それ自体が言いがかりになるんだけどさ。でももう十数年は「いざ再現するとこれだけ大変。当たり前にやってのけてる○○凄い!」って書き方にしてるよね。叩き側は未だ根拠が最初期で止まってるが。 -- 名無しさん (2020-02-02 11:12:13)
- 最近YouTubeでかなり投稿してて、本より喋るほうが活き活きしてていいなぁと思った -- 名無しさん (2020-03-19 00:44:08)
- 物理演算といいこの手のyoutuber大好きだぜいいぞもっとはやれ -- 名無しさん (2020-05-06 11:23:22)
- 高校の授業でいまいちピンとこなかったジュールをこのシリーズで理解出来たから今も感謝してる -- 名無しさん (2020-06-21 05:43:22)
- ↑10 著者は違うんだが、宝島社の特集本シリーズで、ガンダムの時「宇宙世紀シリーズ以外認めてないんだろうな」ってくらい平成シリーズこき下ろしててうんざりしたのでわかる。批判主体の本ならともかく、普通に好きな人が読む作品でそういう事しちゃいかんよね。 -- 名無しさん (2020-06-21 07:10:00)
- 柳田先生、最近の漫画のキャラクターを馴れ馴れしく下の名前で呼ぶのはやめていただきたいんだが…… -- 名無しさん (2020-06-27 08:49:04)
- スーパーマンの地球逆回転させて時間巻き戻すに「それは科学的に考えるまでもなく間違ってる!」って突っ込んでたのは爆笑した -- 名無しさん (2020-08-01 13:20:56)
- ↑表現としては「時間を巻き戻した結果、自転も逆になった」というのが正しくて因果関係が逆なんだろうけど、そこで「本当に劇中描写通りに自転を逆にしたらどうなるのか?」を真剣に考えて考察するというのが面白いところなんだよね。ついでにあの検証は「デートに遅れそうな男が時計を破壊して安心するようなものだぞ」というツッコミも切れ味があって好き -- 名無しさん (2020-08-09 11:25:42)
- ジュニ空の表紙ネタ探しが結構好き。見たまんますぐわかる物も多いけど、大分ひねっていてわかりにくい物もあるから、気づいたときにうれしい -- 名無しさん (2020-08-14 22:34:00)
- 間黒男のメス投げ、火中天津甘栗拳対北斗神拳、レプリカントの下りを追記。 -- 名無しさん (2020-08-31 13:37:27)
- 「ブレードランナー」の項は、レプリカントに感情が無いと言い出したり(実際に欠けてるのは感情移入能力)、ルトガー氏のアドリブを真に受けてロイがオリオン座からやってきたと勘違いしたり(実際は火星。没になった絵コンテにそういう描写がある)、読本の中でも屈指のクソガバ考察で、SFオタク第一世代の山本氏も「原作も読まずに批判とな!?」とブチギレ状態だったのは解るけど、流石の柳田氏もレプリカントが生物だというのは解ってたみたいだ -- 名無しさん (2020-08-31 13:44:22)
- ↑6 そんくらい別にどーでもいいだろ。たかだか架空のキャラくらいどう呼ぼうがよ -- 名無しさん (2020-08-31 17:04:12)
- ドラゴンとワイバーンの区別はそれほど厳密な物ではないぞ。「ドラゴンは四足、ワイバーンは二足」というのは結構最近になってからつくられたもので、古くは四足の物をワイバーンと呼んだ例もあるし、そもそも二つを分けるのはイギリスくらいで、他のヨーロッパでは全部まとめてドラゴン扱い -- 名無しさん (2020-08-31 22:19:55)
- ↑8柳田先生本のネタにするために視聴してるわけじゃなくて普通にオタクだからね…そのくらいは許してあげて… -- 名無しさん (2020-09-20 13:55:49)
- 柳田理科雄さんがYouTubeでも活動を始めたのは大正解だと思った。もともと学者というよりかは自ら表に立ってタレント的に振る舞うほうが向いてるっぽそうな人だし、ファンもそういう路線を望んでいるだろうし、細かな考証ミスや歯抜けになっている知識はコメント欄で詳しい人が幾らでも補足してくれるから書籍に比べて公平性も高い。どんなに注意していても、柳田さんが細かなミスを発生させずに本をまとめ上げるのはほぼ不可能だからオーディエンスに補完してもらうのだ。 -- 名無しさん (2020-09-20 15:48:53)
- 元塾講師だし喋りはまあ得意だろうしね -- 名無しさん (2020-12-19 00:08:58)
- 学校の図書館に置いてあったけど滅茶苦茶人気で常にほとんど借りられてたな -- 名無しさん (2021-01-04 11:57:06)
- 別にケチ付けてるとは思わんけど「それ地球の理論だからこの作品には通用しないのでは?」と思ってしまうものもある -- 名無しさん (2021-01-07 13:36:44)
- 空想科学読本12にはほんへに先駆けて「スイスイの実」の名前が登場している -- 名無しさん (2021-01-30 19:01:26)
- 個人的にこの本って「いや違うだろ実際はこうだろ」とかミスを探すんじゃなくて「えっそうなん!?マジで!?」程度のスタンスで読むのが良いと思う -- 名無しさん (2021-02-18 11:45:24)
- >2019-07-25 12:13:22 ガガーリンの宇宙旅行に感動した父親が「これからは科学の時代だ」と考えて名付けたんだとか -- 名無しさん (2021-03-05 15:05:40)
- 自分もあんまり山本弘の批判本好きじゃないけど流石に山本氏自身の事までこき下ろすのは描きすぎでは? -- 名無しさん (2021-04-03 11:25:20)
- つばさ文庫だけじゃなく青い鳥文庫にまで進出し始めたよ・・・ -- 名無しさん (2021-04-11 21:53:42)
- ↑8 静岡のローカル枠だけどミニ番組やってたこともあったしな -- 名無しさん (2021-05-29 23:51:12)
- 「空想科学読本」は何も悪くないんだけど、昨今のネットの状態を見ると「この著書の内容をたたき棒に暴れまわった人間は一定数出ただろう」ということが予測できてしまうのがな、個人的にはツライ。ほんと、本そのものは悪くないのだが。 -- 名無しさん (2021-08-03 12:56:22)
- 山本弘のアレは内容が正しいかどうか以前にクチが悪すぎるからなぁ。まあと学会の連中はみんなあんな感じだが -- 名無しさん (2021-08-30 21:41:40)
- ↑7 個人的な意見だが、空想科学読本と云うコンテンツに関しては、自分は挙げられた作品を良い意味で面白おかしく楽しむためのスパイスと認識しているので非常に共感を覚えるコメントだ。 -- 名無しさん (2021-11-08 16:27:57)
- そもそもSFの基本ってこの本と同じなんだよな 「あの作品のフィクション部分を真面目に考えるとどうなるんだ?」がSF -- 名無しさん (2021-11-24 09:49:50)
- アメコミも空想科学読本も大好きだからマーベル読本買ったけど、先生ブラックウイドウ贔屓しまくっててワロタ上に、科学的にはホークアイが実はとんでもなく強くて二重にワロタ -- 名無しさん (2021-12-04 15:57:41)
- 味のあるイラストとツッコミのキレが抜群で肝の作品。叩かれまくった計算の間違いとかはこれほど高学歴が懸命に計算しても追いつかないの軽々と乗り越えてる空想の力はスゲーって話で良いと思う。 -- 名無しさん (2021-12-23 01:37:22)
- 後書きで語った「リリエンタールは月を見たか」は中々の名文だと思う。 -- 名無しさん (2021-12-23 20:51:29)
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- 懐かしい項目が上がってるな。今でも色々出版してるんだねえ。ネットで見かけるクソ漫画愛好家みたいな無理矢理笑えるポイントこじつけて笑い物にしてる連中は大嫌いだけど、この人は理屈も文章もちゃんとしてるしそもそもバカにする意図でやってないだろうから好きでよく読んでたわ -- 名無しさん (2022-04-06 17:11:28)
- 二巻まで読んだんだけど、どことなく揶揄してるような感じが揚げ足取りに思えて、「面白いけどなんか違う」と読むのやめた作品 -- 名無しさん (2022-05-02 11:08:48)
- 空想科学"裁判"っつー空想法律読本とは別のシリーズがあったんだが、そっちも面白かった -- 名無しさん (2022-05-08 11:54:04)
- ゼットンの一兆度の炎の話が映画で拾われるとは思わなかった。 -- 名無しさん (2022-05-19 15:46:30)
- youtubeでの柳田先生の穏やかで楽しそうな話し方でまた好きになったな。 -- 名無しさん (2022-05-19 16:08:32)
- 『劇光仮面』なる漫画で読本と柳田氏に対する誹謗中傷同然のネタが描かれてるのを見て、この漫画の作者は「木を見て森を見ず」の典型なんだな、って思った…… -- 名無しさん (2022-05-31 06:18:01)
- 作者自体は揚げ足取りはする気は無かったけど、本誌が出て以降の創作物は「説得力のある設定や世界観を作らないと「レベルの低いジャリ番」と馬鹿にされる」という暗黙の了解が出来たと思う。一巻が出て以降に放送されたクウガは、リアリティのある設定や「今までのお約束」を破ってたのもこういう検証する側への対策もあったのかなと。 -- 名無しさん (2022-06-25 18:37:51)
- ↑クウガに関してはプロデューサーが今までと違うものを作りたいという意識から徹底取材と考証の末にああなった感じで、読本の影響というよりはプロデューサーが柳田先生に近いタイプのオタクだったんじゃないかな。柳田先生もシン・ウルトラマンで読本みたいな考証描写が出てきたって反応を読者からもらった時は「あの本は自分の功績ではなく、当時の視聴者が番組から抱いた普遍的な疑問」と述べてるし、近しい考えの持ち主が作り手に回れるようになったのがその時代だったってところかと -- 名無しさん (2022-06-25 20:28:22)
- ↑3 劇光読んでそれ言っちゃうのは逆に視野が狭い。同作者の「衛府の七忍」ではまんまくうかがスタイルで浦島太郎につっこみまくっている。白か黒かじゃなく「どちらの目線も理解してるし異論もない」人があえてああいう表現を今回は選んでいるというだけ -- 名無しさん (2022-06-25 21:44:55)
- 落ちてきた人間を受け止めると死ぬなら、たまにニュースになるマンションとかから転落した子供を助けた事例ってマスコミの捏造なんだろうか -- 名無しさん (2022-06-25 22:14:40)
- ↑何事もケースバイケース。地面に激突することを思えば、人間が受け止めてショックを和らげた方がずっとマシ。結果それでも助からなかったら「一人落下して死亡」という普通のニュースになるだけ。 -- 名無しさん (2022-06-25 23:19:43)
- 個人的にはあれだけ前置きで「私がいかに少年時代からマジンガーZが好きだったか」と熱弁しておいて「光子力はソーラーバッテリー駆動」とか言い始めたの見て前提すら正しく把握出来ないのならやめちまえとは思ったしそれ以来彼のことは信用してない -- 名無しさん (2022-07-10 09:56:19)
- ↑3高さと落ちてきた人間の体重による。成人が落ちてきたらまあ高確率で重傷か死ぬわな。飛び降り自殺で巻き添え食らって死亡ってのもたまにある -- 名無しさん (2022-07-31 03:34:52)
- ↑2 日本で理系で食っていく上で一番必要なスキルって目の前の事象を過不足なく第三者に伝えられる日本語って良く言うよね -- 名無しさん (2022-08-23 20:40:59)
- > 山本氏自身の事までこき下ろすのは描きすぎでは この言葉を贈ろう「間違った本を書いた著者の罪は、どんなものであれ等しく糾弾されるべきである」 -- 名無しさん (2022-08-23 21:11:22)
- 山本氏の批判本は「空想科学読本」のように「間違って」いたの? -- 名無しさん (2022-11-01 23:16:44)
- ↑その言葉に返すのであれば、山本氏の行いは「人として」「文筆業の人間として」間違っていた、の一言かと -- 名無しさん (2022-11-02 07:17:09)
- ↑2 当人の態度抜きにしても、当時中学生だった自分でも気になるレベルで間違いが散見されてた(着ぐるみの件なんか、当時の物理知識でおかしいと思えた程のヤバさ)。具体的に書くと長くなるので、気が向いたら本文に詳細を追記するかも -- 名無しさん (2022-11-02 08:12:22)
- タケコプターの反重力にしろ、↑7の光子力にしろ「作中では○○で動いてるって言ってるのに」って批判、その○○が(少なくとも現時点では)科学的に存在しないとされてる理論ならそれをそのまま採用するのはこの本の主旨ではないでしょ。現在・現実の科学理論で説明するなら…っていう本なんだから、この理論でこの本批判してる奴は読解力無いと思うわ -- 名無しさん (2022-11-02 09:08:09)
- そもそもタケコプターは揚力か反重力か設定が安定してないので、ツッコミの前提が破綻してたりする(この設定絡みはウィキペディアに引用付きで解説されているのでそちら参照)。そもそも文中で引用されてる千葉大学も揚力とみなして試験出してるからね -- 名無しさん (2022-11-02 09:53:07)
- 光子力だって「作中と違うのは重々承知だが、現実でいう光子力で動いていたならこんなもん」みたいな前提で話を進めてる項目にすぎないしなあ。作中描写そのものの検証の場合は、現実をぶっちぎってるマジンガー凄いって普通にやってるし -- 名無しさん (2022-12-01 14:01:37)
- 柳田は基本的に間違いの指摘を受け入れるし、出来るだけ画面から読み解こうとする(科学の基本である観察を行う)し、考察して実験したらこうかなってやる辺りもまあ、大概のSF系の人よりは科学的で偉いなーと思う。あと基本的にはやっぱり塾講師だから興味のない子どもに算数を教えたりする時のノリなんだよね、アニメの画面見せながら、このシーンのこれ、こういうサイズだけど、これこれこうだとどうかな、さっき使った数式使えないかなーとかやる感じの -- 名無しさん (2022-12-04 00:01:28)
- フィクションを現実で考察しよう!って本なんだからへーそーなんだくらいの気持ちで見て楽しむのが良いと思うし、間違っててもそれ込みで話題にして盛り上がればいい本だと思う。しかしそんな事より柳田理科雄が本名だという事がこの項目1番の驚きでした -- 名無しさん (2022-12-17 14:31:46)
- 柳田先生の著作の話題では無いのだけれど、関連作『空想法律読本』の2巻目に収録されてた、仮面ライダークウガと罪に濡れたふたりを題材にした検証が新装版で未収録になってたのって何でなんだろうね……後者は近親相姦に擁護的な立場で書かれてたからってのは何となく察せられるけど -- 名無しさん (2023-03-11 09:46:35)
- 読本について読みに来たら著者の方に詳しくなっちゃったよ笑 どーでもいいけど京大目指してたけど東大にしか受からなかったとか言ってみたかったな俺も…(F) -- 名無しさん (2023-05-25 06:16:14)
- 本シリーズは三流のマイナーな出版社による漫画の研究本よりはまだましかもしれない。 -- 名無しさん (2023-11-12 11:58:05)
- むっちゃ初期の方だったと思うが、ドラえもんがどこでもドアで大海原へ行こうとして開けた瞬間大量の水が入ってくる絵に無茶苦茶爆笑した記憶がある -- 名無しさん (2024-03-04 19:46:21)
- 明石家さんまと木村拓哉が出てたからサンタクだと思うけど、義経の八艘飛びを実際にやってみたらどうなるか?って検証を柳田先生とやっててキムタクが結構な段数の跳び箱飛ばされてたけど、成功したと思ったら先生が本当はこれくらいですって遥かに高い段数の跳び箱出したのに対しキムタクがエラい顔してたのを今でも覚えてる -- 名無しさん (2024-04-14 11:34:39)
- 本人は批判も反証も引き受けてるって話なのにここの本文とかコメントはちらほら批判許せない雰囲気溢れてる。まぁ批判が批判されるのもおかしく無いけど、著者が改善してってんだから過去作全肯定は著者にすら置いてかれてるので変だと思う。 -- 名無しさん (2024-04-17 22:06:18)
- ↑批判を許せないんじゃなくて、批判側がとっくに改訂された昔の内容を未だに持ち出して延々叩いたり、ここを始め各所でトンデモ呼ばわりされてる山本考察を錦の御旗のごとく持ちあげまくったり、「読本の内容でフィクションに難癖付けてくる周囲が嫌い」っていう著者に直接関係ない理由で著者を批判する的外れな行動に出たりしてて、そういうところが非難されているのであって読本のミスや疑問点の指摘を送ること自体は別に誰も咎めてないと思うんだけど -- 名無しさん (2024-04-17 22:23:05)
- 急に炎上とか意味わかんないな… -- 名無しさん (2024-04-18 19:31:41)
- 本人は山本考察ってのの指摘に感謝して改善項目受け入れてるってよそでも見たしここでも書いてあるやん。勝手なトンデモ扱いもこの著者の姿勢からすると何か違うと思う。改定されたって旧版が消えるわけじゃないんだから、改定本のみを扱うページじゃないと旧版の内容が出て当然だし、旧版の問題点もまた実際このページで扱ってる。批判への批判もおかしいことじゃないんだけど、何か違うんだよ。変。 -- 名無しさん (2024-04-20 20:06:28)
- ↑勝手なトンデモ扱いも何も、山本弘への批判も全部が全部否定じゃなく明らかにおかしい・トンデモなのとそうでないのが混ざっているところで、読本批判に引用する人たちはその明らかにおかしいところを無視した上で柳田の人格否定や中傷まで行うのがほとんどなんだから、そこは明確に分けて話さないとダメでしょ。柳田が真っ当な指摘を受け入れたところでいい加減な難癖まで肯定していい訳じゃないし、そういう反論に対して「批判を受け入れない空気」なんて思うんだとしたら問題を二極化しすぎ。改訂された内容が残るというのも、実際は旧版は絶版となって同じ考察の再録では当然に新版をベースにしている以上指摘するなら当然新版を指摘するべきだし、このページで旧版を取り扱うのはあくまで具体例の参考として引用してるだけでそこを今さら掘り起こして攻撃するためじゃないのは言うまでもない。 多分あなたは「読者同士で争っても互いに疲弊するだけで著者の利益にはならないし無意味」ってことを感じているのかもしれないけど、それを「読本ファンが批判を許さない空気を作ってる」みたいに言ってしまうと、それも新たな攻撃にしかならんのよ -- 名無しさん (2024-04-21 00:23:32)
- 著者が受け入れた反証とトンデモな意見の混ざっている本がある。これをトンデモと呼ぶのも全肯定するのも誤った二極化。科学であれば特に間違いが否定されるのは当たり前。だからといって人格否定は無用な攻撃であり許されないし、人格否定する人が居るから反論全否定もおかしい。これも二極化。お互い二極化を否定しあっているんだけど、それでも平行線になってしまうので難しい。まぁ自分の文章が下手な自認もあるのでうまく説明できずごめんね。もうやめとくわ。 -- 名無しさん (2024-04-22 06:53:15)
- Q.なんでコメ欄がちょい荒れしてるの?A.Twitterで「こんなにヘンだぞ」を錦の御旗のごとく持ち上げる読本アンチの投稿がバズる→先日山本氏が亡くなって彼を再評価する流れができていたこともあり、読本アンチが便乗してトレンド入り→当然、「こんなにヘンだぞ」読者からは元投稿に総ツッコミが入る→読本ファンからアンチに異論を投げる投稿も増え始め、対立が激化→その余波がこっちにも来た -- 名無しさん (2024-04-22 19:17:32)
- この本を理由にアニメを馬鹿にする連中が出てきたのであまりいい記憶のない本 -- 名無しさん (2024-06-11 16:01:01)
- ↑その手の輩は『現実と空想の区別が出来ていない』だけなので、この本が在るかないかに関わらず同じことを言うと思うぞ?非実在青少年みたいなもんだ -- 名無しさん (2024-06-20 19:55:02)
- 大の大人が柳田先生が間違ってるとかツベでホルホルしてるけど、相手方科学敵に反論してきた段階で柳田先生の大勝利なんだよなあ -- 名無しさん (2024-08-10 17:56:28)
- ジュニア版は深夜アニメとなるとジャンプ系が多いが、とある魔術の禁書目録や五等分の花嫁やがっこうぐらしなどの萌え系もあるんだよな。露骨に少ないからいずれ自分もぼっち・ざ・ろっくの疑問とか送ってみようかなぁと思ったり -- 名無しさん (2024-08-10 18:54:53)
- 『ジュニ空』が30巻目で完結するようです。まだ続くと思っていたが、まさかの発表だっだな......。 -- 名無しさん (2024-08-20 13:22:18)
- 理科雄が認めた大天才レオナルド博士 -- 名無しさん (2025-02-14 14:57:29)
最終更新:2025年04月01日 10:21