相良宗介

登録日:2010/01/22(金) 00:17:42
更新日:2019/09/23 Mon 13:27:02
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アニヲタWikiの諸君!初めまして、相良宗介軍曹であります……恐縮ですが、『軍曹』は忘れてください。以上」



「俺は素人ではない。専門家(スペシャリスト)だ」


ライトノベル作品『フルメタル・パニック!』の主人公。
CV:関智一

所属:ミスリル作戦部 西太平洋戦隊〈トゥアハー・デ・ダナン〉陸戦部隊SRT(特別対応班)
階級:軍曹
コールサイン:ウルズ7
認識番号:B-3128

都立陣代高校2年4組
出席番号41
ゴミ係兼傘係


概要

幼い頃からゲリラや傭兵として紛争地域を転々としながら生きてきた少年。物語開始時は17歳(推定)。
性格は寡黙で禁欲的。基本むっつりへの字口で、常に格式ばった軍人然とした立ち居振る舞いをする。
戦時下や軍隊の中での常識を基準に行動するため、平和ボケした日本社会とのギャップになじめず葛藤する姿が印象的。
ミスリルでチームを組む同僚のクルツ・ウェーバーメリッサ・マオからは「ネクラ、朴念人、唐変木」と散々な言われようであり、
ヒロインであり護衛対象であるかなめからは主に『戦争ボケ男』と認識され呼ばれていた。


物語開始時は極秘傭兵組織〈ミスリル〉の兵士であり、
ウィスパードと目される少女『千鳥かなめ』の護衛任務で(年齢が同じであるため)
彼女が通う陣代高校2年4組に転入したところから彼の不幸(?)が始まる……。

兵士として非常に優秀であり、専門分野は単独での偵察や破壊工作、アーム・スレイブ(以下AS)の操縦。
もちろんその他の技能も総じて高く、狙撃の技能や野戦の技能罠作成の技能、単純な格闘戦や制圧術でも一流の腕前。
簡単な外科的な医療の知識や、窮状を打破する知恵、高度で柔軟な発想力もあり、戦闘力以外でも優秀。

また実戦経験豊富で、特にASの操縦はミスリルでもトップクラスの自他ともに認める「専門家(スペシャリスト)」
ほとんどのASに搭乗した経験があるため機体を熟知して適切な行動を取ることが出来る(おかげでチームの前衛なのに損傷が少ない)。

アニメでは特にソ連製のサベージに搭乗した際の他の機体との動きの違いがよくわかる。
これは主に彼が一番使い慣れている機体がサベージなせいでもあるが、サベージもやはり優秀なんですね。

ちなみに彼はASの装備にOTOメララ社製〈ボクサー〉散弾砲を好んで使うが、
これはクセが強く扱いにくいため真似しない方がいいと話している(本人いわく「警官が44マグナムを持ち歩くようなもの」らしい)。


短編シリーズでは「安全保障問題担当・生徒会長補佐官」なる怪しげな役職を与えられ、
学内の安全を守るため軍人としてのスペックをいかんなく発揮して(だいたい迷惑にしかならないが)いる。
また2年4組では「ゴミ係兼傘係」を担当しているが、これは誰もやりたがらない役どころを押し付けられた結果。

育ちのせいで戦場以外の環境での過ごし方を知らず、社会におけるごく一般的な常識も皆無である。
そのため度々勘違い(廊下の影からおどかそうとした学生をテロリストだと思ったり)をして無用なトラブルばかり引き起こす。
そのような暴走もストーリーが進むに連れて回数が減り、だいぶ常識的になったと思われる(1日に3回→3日に1回に)。
なお、その手のミスの幾つかはミスリル情報部の〈レイス〉が嫌がらせで向けた銃口に反応したためだったとも後に判明。
だが、見当外れはあっても見落としは絶対にしない。

また出生こそ日本人だが、海外で育った都合上日本の常識はおろか、日本の料理事情もあまり知らない。
アニメ一期ではクルツが作った焼きそばに向かって「ソース味のスパゲッティーか?」と聞いていた。


他人から刃物を向けられるのが苦手で、散髪は自分で行っている為ボサボサ頭。
ある時、それを見咎めたかなめに散髪してもらったことがあり、この際はリラックスして寝てしまう程だった。
これは彼自身不思議に思うほどに珍しいことである。

某鬼教官の如く、生徒をしごいた事もある。マオの助言が入っているが。

普段から感情をあまり表に出さないが、微妙に喜んだりしょんぼりしたりするのが見てとれる。
そのため作中ではよく犬(見た目笑ってなくても尻尾ふったりしてそう)に例えられ、4コマでは犬ソースケというキャラまで登場した。

このライトノベルがすごい!キャラクター部門人気投票で涼宮ハルヒを抑え男女総合1位をとったことがある。

幼少期から危険と隣り合わせの生活を送ってきたため、常に気を抜かない臨戦体制の状態を維持している。
そのため寝るときは基本的にベッドの下でナイフ握ったまま目を半開きにしている。
怖い。


使える言語は、作中に出てきただけでも、

英語、日本語、ロシア語、タジク語、ファルシー語、ペルシア語(アフガン方言)ウルドゥー語と幅広い。

また、日常会話程度ならイタリア語、パシュトゥーン語も使える。
ただし、読み書きができるのは、英語、日本語、ロシア語のみ。

ちなみにイスラム教徒(一応、程度)で、コーランを暗唱できる。でも平気で豚肉を食う。
また本人はあまり好きではないが酒も飲んだことがある*1
そのため他宗教の行事に疎く、クリスマスはソ連と戦っていた経験もあって「敵の警備が緩くなる時期」という印象を持つ。

また日本人の「恋人は一人だけ」的な価値観は持たない。それでもかなめ一筋なのは単に彼がかなめを一番に思っているからである。
趣味は釣りと読書で、休暇は西太平洋戦隊の本部〈メリダ島〉にある秘密の釣り場で一人釣糸を垂らして軍事関係の書物を読む。

食事は栄養補給と割り切っているため、
普段は干し肉や具の無いコッペパントマトカロリーメイト(フルーツ味)など質素な物で済ませる。
それもあってか、たまに千鳥かなめが作ってくれる手料理は彼にとってかなりのご馳走であるらしく、かなめのカレーを食べられなかったことを根に持っていた。


彼は笑ったり泣いたり出来ない。戦いの中で育ち、仲間の死などにも慣れているためである。
しかし喜びや悲しみを感じない訳ではなく、仲間のためには命がけで動く事もいとわない。そして最終巻では……

無愛想で不器用だが真面目な男なので、千鳥かなめテレサ・テスタロッサから好意を受けて三角関係になったが、
前述の通り不器用だが真面目な男なので迷わずかなめを選び、テッサを振った。その一直線な所が彼の一番の魅力なのだろう

現実的な性格のため想像力においてかなり欠如している節があり、
古文などの「言葉から周囲の情景を連想」はかなり苦手(でも真面目であるため必死になって答えをだそうとする)。

ラムダ・ドライバについても使いこなすまで「イメージを具現化」という曖昧な機能を理解できず、
兵器としての信頼性に欠けると毛嫌いしていた。

漫画版ではテッサの作戦(といいつつ嫉妬も混じった)で千鳥と強制的に離ればなれになったときは、
あからさまにテッサに嫌味と嫌悪を抱く彼が見える。



【カシム】

暗殺者として育てられた宗介は暗殺対象だった『バダフシャンの虎』マジードの暗殺に失敗した。
そのあと捕らえられた際、慈悲深いマジードは宗介を自分の子供として迎え入れた。
その時にマジードからつけられた名前が“カシム”である。
カシムだった頃はほとんど完全な戦闘マシーン状態であり(仲間思いな所など根本的な優しさはあるが)、
この頃に出会った宿敵ガウルンは、「命を否定も肯定もしない目」「殺人聖者カシム」と気に入っていた。
カシムはマジードの元にいる間のみの名前らしく、他の地域では『ソウスケ・サガラ』を英語読みして『ソウスキー・セガール』と呼ばれていた。



【本編開始までの経緯】

幼少期。日本の旅客機に母親と(父親らしき人物はいたが確証なし)乗っていたが、
その旅客機が墜落事故を起こし北極海の氷の上に落下してしまう。

この時、近くで極秘任務中でありカリーニンも乗艦していたロシアの潜水艦が、
立場が危うくなるのも省みず救助に向かうが、結局助かったのは彼一人だった。
後に父親的存在となるカリーニンとはここで初めて出会っているが、宗介は覚えていない。

この時点で身元を確認できるのは服にかかれた『さがらそうすけ』の文字だけだった。

この時は普通の子供であり、戦いを恐れる節さえあった。
ボン太くんの人形を「このこはぼくがまもるの」と言い大切に抱きしめていたが、
カリーニンらと別れてからはカリーニンの祖国に暗殺者として育てられ、
数年後にマジードと敵対していたカリーニンと再会した(本人は初対面だと思っているが)時には完全な殺し屋になっていた。
カリーニンと再会したときの文章がまた泣ける。

マジードの部隊にいた際はカリーニン達の軍から鹵獲したRk-91 サベージを操り相当な腕前を発揮していた。

マジードの元を離れた後は、“祖国に裏切られ祖国を裏切り”マジードと一緒に戦っていたカリーニンと共に紛争地域を転々としていた。
その間にカリーニンから様々な言語や戦術を学んだ。

“かな”しか分からなかった宗介の名前に、それらしい漢字を与えたのもカリーニンである。
しかし、カンボジアにおいて、戦いのどさくさではぐれてしまう。

月日がたち、優秀な傭兵としてミスリルのメンバー選抜キャンプを訪れたおり、ある事件がきっかけとなって
クルツ・ウェーバーと共にメリッサ・マオにより選抜、ウルズ7としてミスリルに正式にSPTとして入隊。
彼はそこで同じくミスリルに入っていたカリーニンと再会する。

その後しばらく任務をこなし、ある作戦でウィスパードの少女を一人救い出すことに成功。
その後、同じウィスパードである千鳥かなめの“密かな護衛”任務を任された所から物語が始まる。



【サベージ愛】

作中彼が最も信頼する愛機、それがソ連製のAS、Rk-XXシリーズことサベージである。
フルメタルパニックの世界においてもっとも初期から存在するASであり、彼がゲリラ時代に最初に搭乗したのもこれ。
つまり彼はASという兵器が戦場に登場したほぼ最初期からのASパイロットなのである。
当時は仲間と一緒に試行錯誤しながら、鹵獲した機体を大事に使っていたため、愛着も大きいのだろう。

だからこそなのか、彼のサベージという機体への熟達ぶりと信頼は絶大なものがあり、
ASの両足が使えない状態での火器を使わない接近戦、傭兵時代の凄腕の狙撃手との熾烈な一騎打ちなど、
彼とサベージに関するエピソードはそれ自体に力の入ったものが多い。

特に後半のあるエピソードにおいて彼のサベージに対する愛が大爆発することになる。
ついにはこの世界で最高クラスの性能を持つ最新型AS、M9ガーンズバックと初期型のRk91サベージで一騎打ちをし、
地形を巧みに生かした奇策と、知られざる機体性能の差をついて、見事倒すことに成功。
これを言い換えるなら初期型のザクⅠガンダムを倒すようなものである。

なおこの時のサベージは、スポット参戦の機体だったにもかかわらず話の中で壮絶な戦いを繰り広げ、
今現在はスパロボでも原作再現の要素で出番がある人気の機体となっている。

彼曰く(作者曰く?)、
「劣悪な環境でも粗悪なオイルでも黙々と動いてくれるプロのツール」
「最後まで操縦者を見捨てない傑作機」であり、AK-47カラシニコフ銃を思わせる絶賛の扱いである。

彼が、発動するかしないか曖昧な信頼性の低い超兵器、ラムダ・ドライバアーバレスト)を任された後、
アルと和解するまで内心で反発をしていたのはこういう事情もある。


余談

◆上記の経緯から生年月日も一切不明。
アニメ版では偽造の住民票が登場し、そこの生年月日は「昭 58.7.7」と記載されている*2
誕生日に関しては、7月7日はキリコ・キュービィーの誕生日でもあるためそれが元ネタの可能性がある。



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