アクアン(デュエル・マスターズ)

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アクアン(デュエル・マスターズ) - (2020/10/24 (土) 08:15:14) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2015/01/07 Wed 20:24:39
更新日:2023/03/26 Sun 14:22:41
所要時間:約 3 分で読めます













にひひひ。中立が一番儲かるのさ。






《アクアン》は、デュエル・マスターズのクリーチャー。

概要

DM-04「第4弾 闇騎士団の逆襲(チェンジ・オブ・ブラックシャドウ)」で登場したサイバーロード。レアリティはレア
古参プレイヤーなら一度は耳にしたことがあるであろうクリーチャーである。

敵の敵は、友。でも、味方の味方は、お客様。

背景ストーリーでは光と闇に武器を売りつけている商人として登場している。
両者が戦争するのに乗じて嬉々として戦い合う両者に武器を売る姿はまさに戦争商人らしい一方で、
友好色でありながらドライな関係を築いていることが読み取れる。

■DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」
■DMC-17 「戦場の暗黒皇女(ダーク・ウォリアー)デッキ」
■DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」
■DMC-38 「キャッスル・オブ・デーモン」
■DMC-50 「パーフェクト・エンジェル」

でも再録された。他に月刊コロコロコミック2003年1月号付録にもなっている。


スペック

アクアン 水文明 (4)
クリーチャー:サイバーロード 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から5枚を表向きにしてもよい。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを自分の墓地に置く。
パワーはとてもじゃないが高くはない。
だがこのクリーチャーは場に出た時、山札の上から5枚を表向きにして、そのなかの光と闇を総取りする。
運が良ければ5枚鷲掴みも夢ではないが、2~3枚引けた程度でも「クリーチャーが残るドローソース」としてはハイスペック。
2枚でも3コスト呪文の《エナジー・ライト》と同等であることを踏まえれば相当と言えるのではないだろうか。
外れのカードもデッキに戻さず墓地に送る点もポイントで、墓地利用に長けた闇を含めているのもあってこのカードを語る上で外せない強みである。

今でこそチートレベルのドローカードとして知られるアクアンだが、登場からしばらくの間の評価はそこまで高いものではなかった。
アクアンの出た時期はまだ《サイバー・ブレイン》や《ストリーミング・シェイパー》、《アストラル・リーフ》という強力なドローカードが軒並み4積みできる時代であり、わざわざ光と闇を混ぜるまでもなく水をタッチするだけで十分だったこと、
最大5枚ドローが見込めるとはいえ単色のカードしかなかったこと、
協力な墓地利用カードが少なかったこと、
そしてサイバーロード進化は当時まだいなかったこと(後に《エンペラー・アクア》は登場するがとても使えたもんじゃない)等が重なり、
「決まれば強いけどそうそう決まらない」レベルの所謂ロマンカードとして認識されていた。

だが、聖拳編で多色カードが登場すると状況が大きく変わる。
複数の文明を併せ持つカードは持つ文明のどちらも参照できるため、光・闇・水を絡めても安定したドローが可能になったのである。
さらに《サイバーブレイン》始めとする水文明の過剰なドローソースのほとんどが殿堂入りしたのも相まって、穴ができた「たくさん引けるドローソース」を埋める枠として注目を集める。
結果、【アクアンブラック】【アクアンホワイト】といったデッキタイプが前弾迄のカードと共に大躍進を遂げ、
多色カードの存在から色を増やした【アクアンホワイトブラック】が生まれる。
今にも続くデュエル・マスターズのドロマーカラーの系譜の始まりである。「アクアンカラー」という単語まで生まれるに至った。
当時は《凶星王ダーク・ヒドラ》も現役だったので回収も容易であったのもポイント。
引いたハズレは墓地に送るため、光・闇以外のクリーチャーも実質あたりとしてカウントできる、つまりアクアンからアクアンを呼ぶ狂気の宴が可能であった。
光と闇の爆発的リソース要員として、あの《無双竜機ボルバルザーク》とも渡り合える数少ない存在だった。

光に売れるものは闇にも売れる、誰だって自分に向けられる刃は気になるもんさ。 ――アクアン

だが流石に強すぎたために殿堂入り。この時ボルバルザークは規制を逃れたことがプレイヤーの間では問題視されたがそれはボルバルのページでおねがいします。

だがその後も【ハイドロ・ハリケーン】のパーツなどとして生き残り続けた。
ドロマーカラーのコントロールデッキではあいも変わらず強さを見せつけており、なんだかんだで殿堂入りこそボルバルザークより早かったが、
プレミアム殿堂になるまではボルバルザークより長く生き残り、多くの戦いを見てきたカードと言える。

今日も世界は事件だらけ。結構結構。――アクアン

一応《アクアン》の調整版とも言える《エリアス》も登場していたが、

エリアス 水文明 (5)
クリーチャー:サイバーロード 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにしてもよい。その中から光のカードと闇のカードをすべて自分の手札に加え、それ以外を自分の墓地に置く。

とてもじゃないが使えたもんじゃない。
調整し過ぎである。

だが、一枚だけになったことで《サイバー・ブレイン》ともども、「かえって引けるかどうかの運ゲーになってしまっている」という指摘も多く、
墓地利用が増えた結果、闇・光を絡めずとも実質5枚の墓地肥やしカードになりつつある将来性の怪しさもあり、
結果として長きカード人生に終止符を打つ。

儲かりすぎるのも考えものだな。――アクアン




この後は温泉旅館に行ったり、あるいは冥界に行ったりするかと思われたが…

はじめてのおつかいはなんとかギリギリ成功かな? -アクアン

コアクアンのおつかい UC 水文明 (3)
呪文
自分の山札の上から3枚を、すべてのプレイヤーに見せる。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを墓地に置く。

生きてた。
しかもいつのまにか結婚して子供まで設けてやがった。リア獣蒸発しろ

この子供はエイリアンメイクをしてクリーチャー化した。

アクアンの子は、コアクアン。コアクアンがエイリアンメイクをすると小悪魔コアクマン。

セブ・コアクマン 水文明 (4)
クリーチャー:サイバーロード/エイリアン 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚をすべてのプレイヤーに見せてもよい。その中から光と闇のカードをすべて自分の手札に加え、残りを墓地に置く。

どう見ても《エリアス》の完全上位互換です、ありがとうございました。
確かにアクアンよりは弱体化しているが、十分に強力だった。

「PREVO」進化か、破壊か。

カードパワーの上昇を思わせるカードである。
さらに1万年後の世界のエピソード3でも…

オラクルが平和を実現したら、戦争が無くなって儲かんなくなっちゃうからね。
ここはがんばっちゃうよ。 ---アクアン

クアトロ・ブレイン 水文明 (6)
呪文
カードを4枚引く。

元気に商売している上に、相変わらず戦争商人を続けていた。
この頃になると息子が墓地ソースの肥やし役としても注目されるまでになっていた。
《アクアン》自身が現役だったらと思うと…ぞっとしませんか?

ドラゴン・サーガの世界ではサイバーロード故に登場していないし、世界線も異なっているが、こちらには似たような商人は果たしているのだろうか?


かつてライバルだったリーフがその後解放されても目立った活躍はなく、逆にアクアンは一向に釈放される気配がないというのも、何とも時代の移り変わりを感じさせられる。


デュエル・マスターズ プレイス

第2弾「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」にて実装。
こちらでは流石に本家より弱体化されている。
一方でレアリティはスーパーレアへと一気に格上げされた。

アクアン 水文明 (4)
クリーチャー:サイバーロード 2000
バトルゾーンに出た時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から光のカードと闇のカードをすべて手札に加え、それ以外を墓地に置く。

本家の《セブ・コアクマン》からエイリアン種族を抜いて効果が強制になり、能力的には息子の完全下位互換となっている。
それでも本家でコアクマンが示す通り、弱体化してなおドローソースとして一戦級であることに変わりはない。
《ペコタン》と《ミラージュ・マーメイド》のコンボが実戦で使われていたことを考えれば尚更である。
最大のライバルである《アストラル・リーフ》も同時に実装されたが、あちらも本人のパワーや相性の良いカードの問題等により弱体化しており、進化の有無やデッキの軸となる文明も大きく異なることから上手く棲み分けはできている。
まぁあっちはあっちで弱体化しても結局壊れている事が判明して環境トップに君臨したけどね!
相性最高の多色カードこそ未実装だが、「文明は1枚マナに埋めれば良い」というデュエプレ独自の仕様により色事故が起こりにくくなった点が追い風に。
実装直後は、速攻型とコントロール型の2種類の【アクアンブラック】が早速環境に進出した。
今後もカードプールが広がるごとに強化されていくことは、本家を見ても間違いない。





今日もwikiは追記・修正だらけ。結構結構。 ――アクアン

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