無双竜機ボルバルザーク

登録日:2010/02/04(木) 07:06:18
更新日:2021/03/02 Tue 22:36:00
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トレーディングカードゲーム『デュエル・マスターズ』のDM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」に収録されたカードのひとつ。


【テキスト】


無双竜機ボルバルザーク
VR 自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、他のパワー6000のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このターンの後にもう一度自分のターンを行う。そのターンの終わりに、自分はゲームに負ける。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー


【概要】

7マナでパワー6000のW・ブレイカー。
火のクリーチャーらしくスピードアタッカーを持っている。
そしてバトルゾーンに出した時に自身を除くパワー6000丁度のクリーチャーをすべて破壊する。

……ここまでなら標準的なスペックである。

だが、問題はこれ。

そのターンの後にもう1度自分のターンを行い、追加ターン終了時に持ち主はゲームに敗北する

デュエマをやったことがない人でも何かおかしいと思うだろう。


TCGでは自分と相手の手番を繰り返しながらゲームを進めていくのが常識。

あるプレイヤーの攻勢に対し、もう1人のプレイヤーにも反撃の機会を与えられているからこそ、
互いの戦力が拮抗しやすくなり、スリリングなゲーム性が生まれるのである。

その基本原則をボルバルはいとも簡単に捻じ曲げる。



たしかに、追加ターンで勝ち切れなければ自滅というデメリットは無視できない。
準備ができていないときにマナゾーンから「母なる大地」で引っ張り出されれば敗北の可能性はある。*1

だが、ターンがもう1度くれば、大方勝ってしまえるのである。

なぜならば……

  • スピードアタッカーなので召喚したターンに攻撃可能。
  • 自分のターンが2ターン連続になれば、攻撃回数が2倍となる。こいつ自身も2回攻撃できるので、なんと1体でシールドを4枚もブレイクできるのだ。せめてスピードアタッカーがなかったらこんなことには…
  • 相手にターンが渡らないため、相手はブロッカーのアンタップもできず、除去や殴り返しで頭数を減らすこともできない。
  • 連続して行う2ターン目にマナがアンタップされ、カードを1枚引けるため、スピードアタッカーを出せばさらに追撃できる。

等の影響をもたらすのだ。弱いはずがない。



また単純に攻撃回数が2倍になるので、相手の計算を大きく狂わせることができる。

その上、自分だけアンタップを挟むので、最初のターンに「ホーリー・スパーク」を喰らってももう1度総攻撃できる。
あとから「呪紋の化身(カース・トーテム)」でも出されたらもう目も当てられない。

相手の場に『ブロッカー』を持つクリーチャーが存在せず、自分の場に攻撃可能なクリーチャーが他に一体でも居る状態だと、こいつを出せば(少し運が絡むが)勝てるというレベル。
勝てなければ上記の効果により自身が負けるので文字通り出せば終わりのカード。

つっても7マナは当時としては重いんじゃ…なんて思ってはいけない。
なぜなら自然が入れば4積みされるのが当然である、あの母なる大地が最盛期の時代だったからだ。
サーチする手段もディメンションゲートにクリスタルメモリー、そして鳴動するギガホーンと必要十分であった。

こうしてボルバルは出せば勝ち、そして出すのも簡単というトンデモカードになってしまった。


【ボルバル・マスターズの到来】

当然ながら大会ではこのカードを使用したデッキが上位を独占。

ボルバルが入っていないデッキのはボルバルが入っているデッキの劣化とまで言われたこともあった。


そして2005年の夏に殿堂入りを果たす。

…だが、結局のところ1枚制限なのでサーチ手段が豊富なデュエマに置いてはシールドに行ってしまう事故が起きない限りは問題なし、どころか結果的に引いたもん勝ちが助長されただけで、結局ボルバルがデッキに組み込まれるのには変わらなかった。
それどころかボルバルを使用したデッキタイプも様々な形で増えていった。
主なデッキタイプは

  • ボルバルステロイド
初期型の火+自然を使用したビートダウン。ボルバルデッキの基本形。
ボルバルの強さを世に広めた元祖。

  • ボルバルブルー
ステロイド型に水文明のドローを加えたタイプ。
手札補充を組み込むことで息切れの激しかったボルバルステロイドの欠点を補っている。
メジャーになったボルバルと言えばこの形。

  • リーフボルバル
アストラル・リーフ》と混ぜた非殿堂タイプ。
レギュレーションの問題により一時期のみ存在したタイプ。

  • ボルバルホワイト
ステロイド型に光を混ぜたタイプ。
従来のボルバルデッキへのメタデッキなのだが、
結局のところこれにもボルバルが採用されていた。

  • ボルバルブラック
ボルバルブルーに闇を混ぜたタイプ。
ボルバルが1枚挿しでも機能するように除去コントロールに近くなっている。

  • 除去ボルバル
ボルバルブラックに除去カードを多めに入れたタイプ。コントロール型。

  • カウンターボルバル
除去ボルバルに対抗するために質のいいアタッカーを多く積んだボルバルブルーの亜種。

  • バジュラズブルー
ボルバルブルーに《バジュラズ・ソウル》を入れたタイプ。

  • 除去バジュラズ
除去ボルバルにバジュラズソウルを入れたタイプ。ボルバルデッキの完成系。


……といった感じ。多くの型が考案されていた。
流石ボルバル、格が違う。

そして2006年3月15日にデュエル・マスターズ初のプレミアム殿堂に格上げされた。

使用禁止に至るまで2年間。

長かった…


【末路】

このカードが現役だった時期は「ボルバル・マスターズ」と呼ばれる一大暗黒期であり、デュエル・マスターズで最もユーザーが少なかった(減った)時代とも言われている。

また、このカードを出されたら、出した人の負けという形であっても絶対に勝負が決まってしまう点にも批判が当然集まった。
というかこのカードが一番嫌われた点は恐らくこの点である。
解りやすく言えば、「ソリティア決めたけど勝てなかったから降参します」と言えば大体理解できるのではないだろうか。

環境が1枚のパワーカードに支配されてしまうことは珍しくないが、この時期のデュエマは、ボルバルによって勝敗が握られているゲームだったのである。

『ボルバルザークを禁止に!』という運動が起こったほど、このカードの与えた影響は非常に大きかった。

ただ、このカードが生み出された当時、パックの種類の増加に伴い、初心者と古参のカード資産差は絶望的なレベルで開いてしまっていた。

そのため新規に始めようとするには敷居が高く、またせっかく始めても古参にボコされるので嫌になって辞めてしまう……というプレイ人口の縮小化へといたるカードゲーム特有の負のスパイラルに、デュエル・マスターズもまた差し掛かろうとしていたのである。

このような時代背景を考えると、ボルバルザークは手持ちのカードが少ない初心者でも古参と対等に戦えるように……という初心者救済的な意味合いを持たされて生まれてきたカードだったと考えることもできる。

そう思えば、このカードの存在も許せるようになる……



……ワケないだろう!



本来そういった問題は、『使えるカードの再販』『扱いやすい構築済みデッキの発売』など、販売レベルで克服すべき問題である。

断じて「初心者でもカンタンに勝てるカード作ったよー^ ^」などというトンデモ行為に及んでいい訳ではない。

しかしこの時期は近年のような強力カードの再録や過剰なルール整備は『古参プレイヤーを減らす』と言われていたので、その歪んだ意識から生まれたカードとも言える。*2

これほどまでにヤバいと言われているボルバルだが、実は出た当初プレイヤーから『ゲームに負けるとかwwwヨワスwwwwww』とあまりに強烈なデメリット故にハズレカード扱いをされていた。
聖拳編は飛躍的にカードパワーが上昇したセットであり、その他の安定して強力なカードの方が注目されていたのである。
後述する漫画での扱いも一因だと思われる。
強さを認識していたプレイヤーからも、最初光や闇のパワーカードを組み込まないビートダウン型のデッキとして組まれることが専らであり、デッキパワーでどうしても【イニシエート】や【アクアン】に劣りがちであったことから、「ボルバル本体は強いがデッキは弱い」と見做されがちであった。

実を言うと開発陣はあくまでハイリスク・ハイリターンなカードとして認識しておりそこまで壊れカードだと思っていなかった。
実際パワー6000以下ではなくジャスト6000を破壊する効果は実質デメリットも同然であり、2枚目のボルバルを事実上使用不可にする他、同等の問題児である《呪紋の化身》*3と並べられないようにする事で逆転要素を否定しないための調整の名残である。
尚、Sトリガー封じは同等の事ができるボルメテウスやガラムタに代価されほぼ無意味に、自分の場のみならず相手の場の6000ジャストも吹っ飛ばすので、効果対象が少しでも違えば最高の抑止力になったであろうアングラー・クラスターなどが涙を流することとになったりと上述の通りぶっちゃけ役に立ってない。


漫画版でも、「負けるハイリスクをどうするか?」といった試練として登場。
あの切札勝舞が劣勢の状況で召喚して殴りかかるも返り討ちに遭い、あっけなく出番は終わる。ただし、エクストラターンの効果は消えないので、うまく利用して勝利はしている。
当時、主人公が使う切り札という存在が、なかなか殿堂入りに踏み込めなかったと思われる。

現在ではこの事を反省してか、構築済みデッキ等には強力カードの再録や、新規でも優秀かつバランスを壊しにくいカードの収録が増えている。

また、メタゲームを荒らし回る恐れがあると判断されたら、即プレミアム殿堂入り等の対策が取られるようになった。

このカードゲーム史上に轟然とそびえ立つ超強力カードを教訓に、全てのカードデザイナーが二度とこのような過ちを繰り返さないことを願うばかりである。
まぁ、実際にはその願いもむなしくデュエルマスターズ含む色々なトレーディングカードゲームでアレなカードが作られたのだが。

因みに現環境のデュエマではボルバルザークと相性の良いカードがことごとく規制を食らったり環境の高速化、全体的なカードパワーの上昇、カウンター手段の増加といった要因によってボルバルザークの評価は使わない理由のないくらい滅茶苦茶強いカードから、よくある強いカードくらいにまでなってはいるがそれでも規制が緩和される気配は一向にない。
とはいえ不名誉極まる栄えあるプレミアム殿堂第1号という事もさながら、出した時点で勝敗が必ず決まってしまうことが問題視されているためと考えられている。


【派生カード】

プレミアム殿堂からおよそ2年後、調整版が登場した。

ボルバルザーク・紫電・ドラゴン SR 火文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/サムライ 7000
侍流ジェネレート
各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。
W・ブレイカー

さらに、亜種的な《蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》も存在する。

蒼神龍ボルバルザーク・紫電・ドラゴン P(VR) 水文明 (7)
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/サムライ 6000
ブロッカー
各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。
このクリーチャーはブロックされない。

初代ボルバルの「追加ターンで実質2回攻撃」という性能を意識したのか、
2回攻撃できるようになっている。
どちらも強くはあるが壊れてはおらず、良き浪漫カードとしてみんなに愛された。
良かったねボルバル!





…ところがさらに3年後、彼は限りなく本家に近い姿と効果で突如帰ってきた。





ボルバルザークの名は永遠なり!





ボルバルザーク・エクス
SR 火/自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/ハンター 6000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のマナゾーンにあるカードを全てアンタップする。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー



……何かが明らかにおかしい。

わからない人に簡単に言うと、

0マナで召喚酔いの無いW・ブレイカーが出る。

と言えばおわかりになるだろう。

ちなみに、この能力にターン1制限などはないので、複数体を同一ターンに展開できる。

ボルバルエクスを手札から4体召喚しても最終的に0マナ。

スピードアタッカー持ちなのですぐに攻撃できるので、ワンショットキルの打点が簡単に揃ってしまう。
そして本家と違い、居座れるので実質ノーコストで進化元にもなる。

手札によっては《爆竜 GENJI・XX》《ガイアール・カイザー》などのスピードアタッカーで追撃したり、《ロスト・ソウル》で反撃手段を断ったりできる。



《サイバー・N・ワールド》を組み込んだ「エンペラー・キリコ」や「GENJIビート」「ラムダビート」、果ては即死コンボの「紅蓮ゾルゲ」等の様々なデッキに投入がされ、猛威を振るった。

5枚ものカードを引ける「N・ワールド」との相性は格別であり、6→7と綺麗にエクスに繋げることができた。



ただし、あくまでもエクスは転生版。元祖ボルバルのような「出せば勝ち」というベクトルの強さではない。

特に、手札の確保は重要な課題であり、せっかくマナをアンタップしても、続けてプレイできるカードがなければ意味がない。

そのため、一見相性のいい連ドラでの採用率は思ったように伸びなかった。

また、Nで引けるとは言っても、元の手札は墓地と一緒にすべて山札に入れてシャッフルされるので、うまく引いてこられるかは運次第。

さらに、Nは相手にもドローされるのでミラーマッチでは扱いが難しい。

Nエクスは当時盛んに使用されたグッドスタッフだったが、その豪快さと裏腹に繊細なプレイングが要求された。



……しかし、研究が進むにつれ、マナ召喚を可能にする「ゴエモンキー」が注目される。

「セブンス・タワー」で大量にマナブーストした後にゴエモンキーを召喚することで、

マナゾーンからエクスが出るという地獄絵図を展開。



そしてまた殿堂入りしてしまった。

登場から1年以内という速さだったが、誰もが納得の殿堂入りであった。

Nエクスのコンボをデッキに主軸にすることは難しくなったが、
強力なことには変わりないため、相変わらず多くのビートダウンで使われている。



他には、マナのアンタップに目を付けられ、無限ループのエンジンという予想斜め上の利用法も開発された。

具体的には、大量のマナを用意した状態でエクス→GILL→ファタル・スパイラル……

と繰り返せばみるみる内に相手のシールドが消し飛んでゲームセットなる。

ラララオプティマスでも獰猛なる大地で出し入れすることで、マナをアンタップする重要なパーツとなっている。



殿堂入り以前はボルバルの再来として恐れられた彼だが、今では何だかんだ愛される存在になっている……はず。



そしてさらにさらに5年後。彼はまたしても帰ってくる。
今度は大勢のデュエリストから望まれるという形で。





ドラゴンの真の王を名乗るのに、我ほど相応しい者はおるまい?





キング・ボルバルザーク
SR 火/自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン/ 6000
■マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■このクリーチャーの攻撃の終わりに、バトルゾーンに自分の他のドラゴンがあれば、自分のクリーチャーをすべて山札の一番下に置いてもよい。そうしたら、このターンの後、自分のターンをもう一度行う。

2月に行われた投票で見事ぶっちぎりの1位に輝いた事で得た、ボルバルザークの新たな姿である。

エクストラターンを得るには他のドラゴンが必要な上に、自分のクリーチャーを全てデッキボトムに送る必要がある……と上2つに比べるとかなり性能は控えめとなっている。

だがEXターン獲得に必要なドラゴンは現状ならあまりにも簡単に用意できる。超次元やドラグハートを使ったり、何なら上のエクスを使ってダブルボルバルをしても良い。
革命ファイナルで軽量コストのドラゴンが大量に追加されたのも追い風と言えるだろう。

ボトム送りで自分の場がガラ空きになるのが痛い所ではあるが、キングの性質上モルトNEXTやドギラゴン剣などのスピードアタッカーを用意しやすいので後続に困る事はないだろう。
どうしてもガラ空きになるのが嫌だという人はインフィニティ・ドラゴンを利用するのがいいだろう。キングとインフィニティが存在する限り無限にターンが続いていく。



多くのデュエリストからの支持を受け、見事1位の座に輝き、新生して舞い戻ってきたボルバルザーク。
無双竜機やエクスのように悪夢のような猛威を振るうのか、はたまた良カードの立ち位置に落ち着くのか。
デュエマの未来は果たして。





ちなみに以前CMに登場し、その後スクリーンショットそのままのイラストで再録された時は温泉でのんびりと隠居していた彼だが、なんと《キング》として復活すると同時に《クイーン・アマテラス》即ち同じくプレミアム殿堂の《蒼狼の始祖アマテラス》と温泉で出会いそのまま結婚していたことが判明。何万年も世界崩壊の危機を乗り越えて生き続け既に末裔までいるというのに、元気なおじいちゃんである。
無双と竜機の伝説(エターナル・ボルバルエッジ)》などという呪文も登場しているあたり、完全な隠居はまだ遠そうである。

デュエル・マスターズ プレイス

無双竜機ボルバルザーク
SR 自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■召喚によってバトルゾーンに出た時、次の自分のターン開始時まで、自分は「S・トリガー」を使えない。このターンが10ターン目以降なら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。(ただし、それが追加ターンなら発動しない)
多色がテーマとなった第三弾カードパック「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」にて実装。
いくつかの殿堂入りカードが調整されて登場している本作ではあるがコイツは流石に実装されないという予想もあったが、PVのラストにて「EXTRA TURN」の文字とともにサプライズで実装が発表された。
レアリティは当然の様にSRに昇格し収録パックの書き下ろしイラストのシークレット枠を獲得しており、シークレット版を入手するとプレマとスリーブが手に入る。
エクストラターンの発動条件が10ターン目以降かつ召喚時限定という条件となり、エクストラターンの連続取得は不可に(敗北回避能力が実装されていない現状だとほぼ誤差のようなものだが)。ジャスト6000除去も消滅とかなり弱体化されている。
同一ターンに何体も出せばその分エクストラターンを得られるが召喚コストの高さ故に難しく、またオーバーキル気味なためあまり実用性はない。
特殊敗北能力は消滅しておりこいつの最大の弱点でもあり問題点でもあった「こいつが出れば結果がどうであろうとゲームが終わる」が解消される形となった。
全体的には弱体化されているが汎用性と扱いやすさは上がった。

色々と弱体化したものの特殊敗北が消滅しているので連ドラ等に組み込みやすくはなっている。
ただし召喚で出した場合には次の自分のターン開始時までS・トリガー使用不可となる重いデメリットが発生するので、《ツインキャノン・ワイバーン》のように安易に出すのは危険。
一応、ツインキャノンと異なりドラゴンではあるので《コッコ・ルピア》《紅神龍バルガゲイザー》《幻想妖精カチュア》などのドラゴンサポートを受けられるし踏み倒しならばS・トリガー発動不可のデメリットも無視できるがその場合でも《ボルシャック・スピード・ドラゴン》や《神滅竜騎ガルザーク》なりの方が使いやすく強力なのでやはりエクストラターンを狙いたい所。
ドラゴンデッキはガルザークがコントロール向けの効果を持つように調整されたり同弾で《無双竜機 ドルザーク》や《爆炎龍舞》といったコントロール向けの新規カードが登場しているので10ターン稼ぐのは意外と容易。
召喚でしか効果が発動しないがそこは《バルキリー・ドラゴン》等で手札に持ってくる事でカバーしよう。

その他コントロールデッキならば普通に動かすだけで10ターン稼ぐのは余裕なのでその強さを十分に発揮できる。
が、赤緑というのはコントロールに最も向いていない色なのがネック。クリーチャーコントロールに寄せたラムダビートならば採用価値はあるか。
そんなこんなで当初の環境でエクストラターン効果を目当てに採用されるのはエクスの生まれ変わりダイヤモンド・ブリザード軸デッキとドラゴンデッキくらいで、あとはエクストラターンはおまけ程度でSA持ちWブレイカーとしての採用が多い。

…と発表当時は微妙な評価を受けていたが、ダイヤモンド・ブリザードの弱体化が決定して速攻デッキのシェアが落ち込み始めてからは立場が一変。
難しいと言われていた10ターン以降の制限も環境の低速化のおかげで特段コントロールを意識しなくても達成できる事が判明し、コントロールデッキでの採用のみならずビートダウンデッキがコントロールデッキ対面で一気に攻め込むためのメタカードとして使われる事に。
色が合わせにくい問題点もデュエプレのマナ仕様では「7マナとその中に赤と緑のマナを持つカードが1枚でもあればいい」いいため、同名カードを複数積むだけでも解消することが可能。
それに加え盤面をコントロールできるS・トリガーの《ナチュラル・トラップ》《バースト・ショット》などと一緒に採用されることが多い。
評価が見直された結果、3弾のトップレア扱いとなっており現在では面目を保っている。
最近では「メインカラーは青黒、タッチで赤を足して緑はこのカードだけ」なんてデッキが大会で優勝しているなど往年に近い暴れっぷりを披露している。
4弾では《ヘブンズ・ゲート》の追加と、それと相性の良いブロッカーが追加されたため更に状況は悪化。
【5C天門】というブロッカーで時間を稼ぎつつコントロールし、準備が整ったらボルバルで〆るというデッキが誕生してしまった。
TCG版と違いエクストラターンで勝てなくても普通にゲームは続くのでとりあえず召喚して場を整えるなんてこともできてしまっていた。
なんとか生き延びても2体目のこいつが次のターンに召喚され結局負けるという事も発生した。
最大の問題点である特殊敗北が消えたらそれはそれで問題があるという事態になってしまった。
デュエプレ版『ボルバルマスターズ』だ」「このカードのエクストラターン権利が先に手に入る先攻が絶対的に有利になった」など様々な感想を残している。

ランクマッチでは使用率41.9%、公式大会のデッキ分布ではボルバル系統の使用率が38.7%*4ベスト4はボルバル系列のデッキが独占と暴虐の限りを尽くしていた。
TCG版と違い環境を独占する程の存在ではなく対策が不可能という訳ではなかったが、公式大会の結果から「ナーフされるのは時間の問題」と言われる程であった。

Ver.1.4.2後

無双竜機ボルバルザーク
SR 自然文明 (7)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/アース・ドラゴン 6000
■スピードアタッカー
■W・ブレイカー
■召喚によってバトルゾーンに出た時、次の自分のターン開始時まで、自分は「S・トリガー」を使えない。このターンが自分の10ターン目以降なら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。(ただし、それが追加ターンなら発動しない)
※DP殿堂(このカードはデッキに一枚しか入れられない。)

2020年9月17日のアップデートに伴い、プレイス独自の殿堂レギュレーションDP殿堂に設定されデッキに一枚しか投入できなくなった。
ダイヤモンド・ブリザードと違い下方修正ではなく枚数制限という措置がとられたのは上述するようにSトリガーついでのタッチで組み込んでもフィニッシャーとして機能してしまうという点が大きな問題だったからだと思われる。
同時に環境に最も多く存在していたハンデス型は主力であるゴーストタッチと汽車男がセルフハンデスへとナーフされる措置を受け大きく弱体化。天門にタッチで組み込む型に関しても色を揃えづらくなったことで安定性が減ることとなった。
サーチが「探索*5」に弱体化していることもあって、現状では紙のカードのように殿堂入りしてもなお環境を支配するという事態には至っていない。
現状は色が合えば投入されることもある程度に留まっている。

ついでにエクストラターンの発動条件が自分の10ターン目以降に変更されているが、これはプレイスでは未実装の《星龍の記憶》のようなシールドトリガーを付与するカードを実装したときとの兼ね合いのためと思われる。
事実、次弾「超獣の転生」では《インビンシブル・オーラ》に《星龍の記憶》と同じ効果が追加されて実装されている。

余談ではあるがDP殿堂時のメンテは長期間に及んだため「メンテのエクストラターン」「ボルバル最期の抵抗」とネタにされていた。

聖剣炎獣バーレスク》「追記・修正は追加された自分のターンで」

相手プレイヤー「追記・修正はこいつのエクストラターンを耐えきった人がお願いします」

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最終更新:2021年03月02日 22:36