メカゴジラ(VSシリーズ)

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メカゴジラ(VSシリーズ) - (2015/02/17 (火) 11:19:01) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/01/15(金) 02:32:44
更新日:2024/01/16 Tue 21:03:06
所要時間:約 6 分で読めます





「―世紀末覇王、誕生―」



平成VSゴジラシリーズ第五作『ゴジラVSメカゴジラ』に登場する対ゴジラ用戦闘マシン。
他のと区別してGフォースメカゴジラ、三代目メカゴジラ、メカゴジラ(93,)、平成メカゴジラ等と表記される。
旧作とは違い、人類の味方側としての登場である(見方によっては悪役でもある)

デザイン的には丸みを帯びた形状。初期イラストは完全に詐欺

前前作で海へと沈んだメカキングギドラを回収、23世紀の技術を徹底解析し、設計国連G対策センターによって建造された。

おもいっきりオーバーテクノロジーです
たぶんオリジナルのメカキングギドラより強い。

型式番号:UX-02-93
全高:120m
総重量:15万t
飛行速度:マッハ1
外装材:NT-1
動力:レーザー核融合炉
燃料:重水素ヘリウム3ペレット

とゴジラよりデカくてむちゃくちゃ重い。しかし羽もないのにマッハ1で飛べる。

なんだ、コイツ


戦闘機型の一号マシン「ガルーダ」は高い機動力を持つ反面付加出来る火力が限界に達してしまい、
ゴジラに対しては決定力不足と判断されて展示品となってしまった可哀想な子。

そのため、二号マシンであるこいつは機動性を捨て、火力と耐久力に特化させるという真逆なコンセプトの元に造られている。
皮肉なことに、そのせいで機動力不足の問題が発生したわけだが。


まぁ、だからといって
ゴジラに似せて造る必要性は 全 く な いのだが。

理由?格好いいからだ!

・・・う? ん、まぁ・・・ゴジラに対し、戦略的に優位なフォルムを追求した結果、
ゴジラに似ちゃったっていう後付け設定はあるのだけれども・・・(漫画版だとゴジラとの格闘戦を前提に設計された設定がある)
ゴジラに化けていた昭和メカゴジラやゴジラの骨を使っている機龍と違って正直理由が薄い気がしなくもない。 

メカゴジラらしく武器も全身に豊富に搭載されており、
ゴジラの熱線と同等の破壊力を持つ口部ビーム砲「メガバスター」両目に搭載された「レーザーキャノン」
他にも各種麻酔弾に、腕部から放ち、撃ち込んだ後に高圧電流を流し込む「ショックアンカー」(封印安定)


そして最大のウリはゴジラの熱線を吸収してエネルギーに変換する人工ダイヤモンドコーティング、
そしてそのエネルギーを数倍に増幅して打ち出す腹部エネルギー砲「プラズマグレネイド」である。

…数倍の威力の割にはどう見てもスーパーX2のファイアミラーより威力が高い。
まあ、ゴジラ自体がビキニ環礁の水爆実験で誕生したものより強化されているんだが。
初陣ではゴジラを吹き飛ばし、転倒させるほどの威力を発揮、これには麻生司令官も
「見たか!メカゴジラはお前の熱線を反射、吸収。数倍に増幅して撃ち返すことができるんだ!」とご満悦であった。
ファイヤーラドンに至ってはほぼ零距離から直撃を貰って、瀕死に追いやられている。

弱点は冷却時間の長さとダイヤモンドコーティングが溶け出すなどして失われると使用不可能になる点。

因みに、プラズマグレネイドのスイッチがONになった事を知らせるための吠える機能がある。


後に、ベビーゴジラの研究によってゴジラザウルスの腰部には第二の脳とも言える神経塊があることが判明。
第二の脳を破壊し、ゴジラを確実に絶命させるためショックアンカーを強化改良した「Gクラッシャー」を装備する。



スーパーメカゴジラ


鈴鹿山脈での敗北後、メカゴジラの修理が進められている中、ガルーダの開発スタッフ、
青木一馬がアシモフ博士に駐車場でガルーダの再利用&メカゴジラ強化プランを直談判(脅した)したことによって誕生した合体マシン。

背部に接続したガルーダの推力によってメカゴジラの劣悪な機動性をカバーし、ハイパワーメーサーキャノンによって火力を更に増強というもの。
なおかつメカゴジラ側の改造は接続用のもの以外殆どいらず、すぐに決行できる非常に現実的な計画だったためすぐに採用が決まった。


千葉・幕張でベビーゴジラをさらったラドンを血祭りに上げたあと、上陸したゴジラと対峙。
ガルーダと合体し、スーパーメカゴジラとなり戦いを挑む。

高速ホバリングでゴジラの死角に回り込みながらの一斉射撃に加え、
Gクラッシャーによって半身不随になったゴジラへの容赦のない砲撃でゴジラを絶命寸前に追い込むのだが…。

―そのとき、不思議なことが起こった

瀕死のラドンが最後の力を振り絞って羽ばたき、ゴジラに覆い被さって風化を始めたことによって、
ゴジラはラドンのエネルギーを吸収、破壊されたはずの第二の脳が一瞬で超回復を果たす。
風化したラドンが撒き散らしたエネルギーの粉塵がメカゴジラの装甲をコーティングごと溶かし、
ゴジラの熱線はラドンのエネルギーによってハイパーウラニウム熱線へとパワーアップ。想像を絶する破壊力の熱線を立て続けに受け、
メカゴジラは原型が残らないまでに破壊されてしまう。

なにこのチート

『もう何をやっても無駄だ。奴を止める事は出来ん!!』

地球でただ一頭の同族と兄弟を守るためにやってきたゴジラとラドンが起こした奇跡なのかもしれない。
(漫画版ではラドンが周りの魚や小動物を吸収して、自己再生するシーンがあり、ここへの伏線になっている)

「…結局、最後に勝負を決めたのは命だったな」

「命?」

「命あるものと命ないものの差よ」



「奴にはなんとしてでも、守らなければならないものがあったんだ」

  • 余談
脚本当初は多数のメカが合体するメカゴジラとしてデザインされていたが予算や特撮の都合で現在のデザインになった。

因みに設計者のアシモフ博士はアメリカ人で、見た目こそあれだが扱いは艦艇である。


なお、オープニングタイトル時は重厚な伊福部サウンドとあいまって非常にカッコいい。

漫画版ではマニピュレーターモードというオリジナル機能を搭載、ジャンボーグAよろしく操縦者の動作をトレースしてゴジラと格闘戦を行った。
しかし、メカキングギドラから流用された一部のパーツにより、『ゴジラニ死ヲ』という文字をディスプレイに表示させて時折暴走してしまうヒドい設定。
Gクラッシャーによって下半身を殺された後、ベビーゴジラと会えた途端に戦意を失った為、
ゴジラに害意の無かったことに気付いたGフォースが保護しようとした瞬間に操縦不能になり暴走、
本来の目的であるゴジラ抹殺を図って容赦無い攻撃を加え殺害、ベビーゴジラをも消そうとする。
青木はこれを『メカキングギドラの亡霊』と呼んだ。

この瞬間完全に善悪が入れ替わり、黒木特佐やGフォースのメカゴジラ乗組員までが
ゴジラとラドンを応援し、ベビーを守ろうとする始末であった。

『ゴジラvsスペースゴジラ』の漫画版では修復が完了されており、強奪されたMOGERAを追撃したが、一方的に撃破されている。





青木、ゴジラだ!早く加筆・修正してくれ!青木ーっ!!
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