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JUDGE EYES：死神の遺言

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JUDGE EYES：死神の遺言 - (2021/10/13 (水) 17:55:06) の編集履歴(バックアップ)

登録日：2019/01/23 (水) 03:21:26
更新日：2024/02/26 Mon 12:21:55
所要時間：約 7 分で読めます




正義という名の凶器。




出典：JUDGE EYES：死神の遺言 セガ公式サイト、http://ryu-ga-gotoku.com/judgeeyes/、
2019年1月23日に閲覧、（C）SEGA




■概要

『JUDGE EYES：死神の遺言』とはセガゲームスより2018年12月13日に発売されたPlayStation 4のゲーム。
愛称は『キムタクが如く』。由来はいわずもがな。

開発は龍が如くスタジオであり、『龍が如く0 誓いの場所』を作ったスタッフが集結している。
これは龍が如く0のシナリオが世界的に評価されたため、その流れに乗っかるべく0の脚本の古田剛志氏を起用したため、自然に0のスタッフが集結していたとのこと。


2018年9月10日に発表され、発売まで僅か3ヶ月だった。
発表された時点で後はデバッグを残すのみでほぼ完成された状態であり、1章丸ごと体験版が配信された。

主人公の八神にアイドル・俳優のキムタクこと木村拓哉氏を起用した事で話題になった。
外見モデルから声、そしてモーションキャプチャによってキャラの動きをキムタクから取られている。
インタビューによれば元々はオリジナル主人公で作られていたが、細川一毅氏が著名人をモデルにするべきだと主張。

名越稔洋氏は実在人物を起用する事に躊躇いがあったが、JUDGE EYESとは別の仕事でキムタクと会える機会があり、
その時に会話してみると気があったため、キムタクを主人公にしたらどうなるだろうと思ったとのこと。

主人公にする著名人はメジャーな人ではなくてはならず、さらに有名人を目当てで買う人が何を期待するか、
そしてそれを裏切りビックリさせられるか分かりやすい方が良く、その点国民的アイドルでキムタクであることを求められるキムタクは名越氏の求める人材であった。
断られる覚悟でキムタクに脚本を見せた所、キムタクの方が「やりたい」とオファーを承諾。キムタクが主人公のゲームで行く事が決まった。

主人公がキムタクである事が話題になりがちだが、キムタクのカッコよさを最大限に魅せるシナリオの面白さも本作の目玉の一つである。

本作には神室町や東城会が出てくるように、龍が如くと世界観を共有している。
これは『JUDGE EYES』のストーリーに重みを出すには現実の世界をモデルにするしかなく、また舞台も都市部で繁華街にする必要があった。
であるならば既に神室町が『JUDGE EYES』に必要なもの全て備えており、
さらにユーザーに馴染みがありスタッフも熟知しているという点も含め、あえて捨てる必要もなかったので同一の世界ということになったらしい。

基本的にメインストーリーはフルボイスで進むが、流石にサイドケースはあまり声がついていない。

21年9月24日に続編『LOST JUDGMENT 裁かれざる記憶』が発売された。

■あらすじ

2018年12月……神室町で探偵をしている八神隆之は金の取り立てという、探偵業とはかけ離れた依頼をこなしていた。
そんなある日、かつて所属していた源田法律事務所の先輩である新谷から、八神の知り合いである松金組の羽村の弁護のための証拠集めを依頼される。
事件というのはここ最近神室町で騒がれているヤクザの目玉がくり貫かれるという凶悪事件であり、羽村はこの事件の犯人だと決めつけられていた。

羽村は事件があった当日、サウナに行っていたらしい。そのアリバイの証拠を探せというのだ。
一方で事件を調べる内、何故か羽村は部下を追い返してまで被害者である久米と二人きりになる等、不審点が幾つも出てくる。

八神はこれらの事から真犯人は別にいて、羽村は協力者だと推理する。
そして裁判で自分を利用し、見事無罪になって解放された羽村と真犯人――モグラを捕まえるべく、個人的に事件を追いかけていく。



■登場人物

CV：木村拓哉
本作の主人公で探偵。外見はキムタク。
元弁護士であり、かつて殺人鬼を無罪にしてしまった過去を持つ。
詳しくは個別で。

  • 海藤正治
CV：藤真秀
八神探偵事務所の調査員。頼りになる兄貴分。
かつては松金組の構成員の一人で、若頭の羽村の勢力の抑制になるほどの勢力を持っていた。
しかし1年前に松金組に人がいなくなる時間をピンポイントで来た強盗に銃で脅されたため、みすみす1億を盗まれてしまう。
責任を取るために指を切ろうとしたが、八神の弁護で指を切らずに彼の元で働く事になった。
しかしこの事件の強盗は松金組の内部に詳しすぎるので裏切者がいるのではないかと思われるが……？

  • 杉浦文也
CV：寺島惇太
最近神室町を騒がす二大事件の一つ窃盗団の青年。窃盗団ではジェスターと呼ばれている。
その窃盗団は元々義賊として始めたもので、彼は参謀として活動していたが、リーダーが金の欲に目がくらんだため脱退した。
かつては梶平グループの本社でエンジニアとして働いていたが、そこで上が共礼会に裏金を横流ししているのを発見。
杉浦はそれを面白がってみているだけだったが、上にその事がバレて横領の罪ででっち上げて解雇されてしまう。
復讐のために神室町にある共礼会を見張っている。

  • 東徹
CV：川原慶久
松金組の構成員の一人で、かつての海藤の舎弟。
ヤクザらしい悪い顔をしているが、本来は弟分や子供に優しい人物で、気弱。
海藤の事件以来、羽村の下に就いて人相が変わるほど何かがあったようだが……。

  • 源田龍造
CV：中尾彬
『源田法律事務所』の所長。
八神が弁護士になる前から面倒を見ており、弁護士をやめた後も仕事を紹介するなどいまでも我が子のように面倒を見ている。
松金組の裁判関連は源田が受け持っており、その縁で羽村の裁判の仕事が回って来た。

  • 新谷正道
CV：桐本拓哉
『源田法律事務所』の所属弁護士。八神の先輩。
検察の弁論の隙をついて無罪を勝ち取る等、八神の力もあったとはいえ弁護士としての能力は非常に高い。
一方で最初から勝ち目のない裁判にはやる気が失せるなど、源田からは弁護士として必要な粘り気が欠けていると指摘されている。
性格は難が多い人物で、八神とはお互い敵視し合う関係(お互い実力は認めている)
後輩の星野からは「自分に自信がないから虚勢を張る分かりやすい人」と思われている。

  • 星野一生
CV：林勇
『源田法律事務所』の所属弁護士。八神が辞めた後所属した新人。
弁護士になってそんなに日が経過していないので自分が弁護士として民事・刑事のどちらをやっていけばいいか、分かっていない。
司法試験をトップクラスで合格した非常に優秀な青年だが、何故か大手ではなく『源田法律事務所』にやってきた。
というも期待されたり責任が重くなるのが苦手であり、一流の二番手でありたいと考えている。
さおりに好意を抱いており、八神にも気づかれている。

  • 城崎さおり
CV：甲斐田裕子
『源田法律事務所』の所属弁護士。事務所内で唯一の女性。
甘い物が好きで、八神の手土産を一人で勝手に食べたり、限定品のケーキが勝手に消えていた時は裁判を開くなど、甘い物には目がない。
普段の格好は地味目で暗い女性だが、化粧や衣装を変えると一気に化ける。

  • 藤井真冬
CV：清水理沙
正義感の強い女性検事。さおりの幼なじみ。
男性に免疫がなく、それを心配したさおりが弁護士だった八神を紹介された。
お互い意識し合う友達以上恋人未満な関係だったが、八神が弁護士を辞めてしまって以来ほとんど会っていない。
それでも真冬は八神に好意を抱き、何かしらの用事があればわざわざ会いに来てくれる。

  • 羽村京平
CV：ピエール瀧（初回版）→田中美央（新価格版）*1*2
白いスーツを着ている松金組の若頭。
かつては海藤とで組内で勢力を二分していたが、彼が破門にされて以来勢力を伸ばし、今では組長でさえ羽村に口出しできない。
汚い事も平気でやる男で、今回の連続殺人事件や1億強盗事件の裏に絡んでいると思われるが……。

  • 黒岩満
CV：谷原章介
神室署組織犯罪対策課のハンサム刑事。
検挙率が高い優秀な刑事であり上層部も黒岩の顔色を窺わずにはいられない、まさに神室署のヒーロー。
綾部が捜査情報を裏社会に流していると気付いているが、ガセも多いからか目をつむっている。
自分が捕まえた羽村を無罪にした八神を敵視している。

  • 綾部和也
CV：滝藤賢一
神室署組織犯罪対策課の刑事。
完璧人間である黒岩のことを毛嫌いし、黒岩に恥をかかせた八神を気に入っている。
表では普通の刑事だが、裏では警察情報をお金で売る汚職刑事。
危険な事をしているため取引相手には試練を与え情報が外部に漏れないようにしているが、実は黒岩には全てバレている。


■ガールフレンド

  • 美浜さな
CV：東山奈央
シンガーソングライターを目指して路上ライブをしている女の子。

CV：本渡楓
変態たちに好かれやすい女子大生。
詳細は個別へ。

  • あまねつむぎ
CV：橘田いずみ
占い師をしている女性。

  • 松岡七海
CV：佐藤利奈
ストーカーに悩まされているOL。


■変態三銃士

  • パンティ教授
CV：いとう緑茶
ドローンを使って女性用パンティを強奪する下着泥棒。
盗んだパンティは確保してすぐにクンカクンカする変態。盗むパンティには彼なりの趣味がある。
パンティの臭いをかぐことで身体能力が上がる変態。

  • お尻マイスター
お尻に拘りがある痴漢。女性のお尻以外には一切の興味がない。
国体にも出場したことがある元陸上選手で、その経験からお尻に触れた際に、
そのお尻の特徴からその人が向いている競技をアドバイスしてくれる。ついでに髪型にも文句を言う。

  • デバガメ判事
三銃士最後の一人。覗き魔。白人男性。
ラブホでセックス中のカップルを覗き見して自分基準で勝手に判決を出し、有罪ならネットに写真をUPする変態である。
ホテルの壁をイモリのように自由自在に動き回れる凄い男。

  • ジャイアント・インパクト／石川新三郎
CV：武田直人
三銃士が捕まり平和になった神室町に突如現れた新進気鋭の変態にして、ある意味三銃士の頂点に立つ男。
自らの巨大な愚息は女性に怯えられ、男や変態からはその大きさを尊敬されている変態の王。
その巨大な愚息を女性に見せるだけで手は出さないある意味紳士な男。
筋骨隆々な体と愚息を持つが実は78歳のお爺ちゃんであり、
この年になっても童貞である事を嘆き、せっかくの大きさを持て余す愚息にせめて解放したいという想いで露出狂になった。

■京浜同盟

  • 葛西拳太
京浜同盟四天王の一人で「葛西派」を率いる。
パンチパーマにグラサンにスウェットと典型的なチンピラの風貌をしており、諺や格言を間違って覚えているバカ。
焼肉屋の女性店員を強引に連れ出そうとしたところを八神に邪魔された事で、八神を一方的に敵視する。

  • 本田錬司
京浜同盟四天王の一人で「本田派」を率いる。
強い相手と喧嘩する為に同盟に入った戦闘バカで、喧嘩の邪魔をする者はたとえ味方でも制裁を下す。
葛西を打ち負かした八神に興味を抱き、一方的に喧嘩を売ってくる。

  • 阪木葉海人
京浜同盟四天王の一人で「阪木葉派」を率いる。
明らかに丈の短いシャツを着て腹を出ており、のんびり屋だが飯の事となると見境がなくなる典型的なデブキャラ。

  • 虎牙松久
京浜同盟四天王の一人で「虎牙派」を率いる。
冷徹なインテリといった風貌と、武器密輸組織「虎牙商会」を率いている事から同盟の中でも明確に悪人と言えるキャラ。

■用語

  • 松金組
東城会系三次団体のヤクザ。規模はかなり小さい末端の組織。
海藤はここの元構成員であり、八神も少年時代にここの世話になったので今でも顔を出している。
組長は松金だが、現在は羽村の方が発言権が強い。

  • 共礼会
関西に拠点を置くヤクザ。1～2年前に神室町に進出して東城会と抗争をしている。
東城会の構成員が2万5000人に対し共礼会はせいぜい1000人程度なので、普通なら東城会の相手にはならないはず……だったのだが、互角に戦っている。
気になった警察が調べたところ、共礼会の裏に大手ゼネコンの梶平グループがつき資金提供する事で東城会と渡り合っていると判明している。

  • モグラ
本編開始時点で3人のヤクザの目玉をくり貫いて殺した連続殺人鬼。*3
モグラという名前は土の中で目が見えないモグラが目玉を奪っている、という意味で八神が名付けた。
現在では警察内でもモグラと呼ばれ捜査している。



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