次元戦団バイラム

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次元戦団バイラム - (2020/09/24 (木) 23:44:25) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2020/09/24 (木曜日) 23:22:00
更新日:2024/02/27 Tue 10:04:16
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我々バイラムは…裏次元を征服し、この第3次元に辿り着いた!


お前達の俗悪なる文明を破壊し!我がバイラムは新しい理想郷を築くだろう!!


次元戦団バイラムとは「鳥人戦隊ジェットマン」に登場する悪の組織の名称である。


概要

「あらゆるものの始まりと終わりを支配する者」「神」を名乗り、裏次元を征服して地球を侵略しにきた侵略者集団。
支配者の女帝ジューザが行方不明になって以来、幹部間の勢力争いが加速。
頂点の座を得るため「ジェットマンを倒したものがバイラムの新しい首領になる」という方針を定め、ゲーム感覚で地球侵略を目論む。

明確な首領ポジションが存在しないスーパー戦隊シリーズ初の悪の組織。
その為基本的に幹部4人が事実上の首領格を務め、同時にメンバー全員が対等な立ち位置に位置する。

バイラム最大の特徴として挙げられるのが戦隊シリーズ屈指の幹部間の仲の悪さ。
内ゲバや足の引っ張り合い蹴落とし合いは日常茶飯事であり、信頼胃の意識は皆無。仲間の失態は嬉々として嘲笑うのがデフォルトなので一致団結するような機会がほとんどない。

その一方で組織のチームワークの悪さを補うかの如く定期的にとんでもない強敵が出現する点も特徴。
また仲が悪いだけで個々の実力自体は非常に高いので、一致団結して協力する必要性が薄いとも言える。
総じてチームワークを捨てて個の強さだけで1年間ジェットマンを苦しめ続けた異色の侵略集団である。


拠点は次元間の狭間に浮かぶ移動要塞「魔城バイロック」


メンバー

首領

見ていなさい。私はこの世界を地獄の底へ叩き落とす。今の私には、人間どもの苦しみや悲しみが必要なの!

演:高都幸子
かつて「万物の創造と破壊を司る者」として恐れられ、ラディゲ、グレイ、トランを従え、多くの次元世界を侵略したバイラムの首領。
番組中盤で帰還したバイラムの首領。
ジェットマンを圧倒し、クセモノ揃いの幹部陣を従わせる実力者であったが、当の幹部たちには疎まれており、帰還後はジェットマンとラディゲの共闘に敗れ、早々に物語から退場した不遇の首領。


幹部

我らは、あらゆる次元を支配する者、すなわち神。『バイラム』!!

演:舘大介(現・舘正貴)
レッドホークのライバルであり、本作のラスボス。
戦隊シリーズ最悪の敵との誉れも高い人物。
当該項目参照。


  • マリア
所詮出来損ないの次元獣がこの程度か…

演:丸山真穂
バイラムの紅一点である女幹部。
冷酷で攻撃的なサディストであり、「ネクロット」というスティックを武器として用いる。
その正体は天堂竜の恋人・藍リエが洗脳された姿。ピアノの演奏が得意なのはリエだった名残。
49話でついに元の姿を取り戻し、ラディゲにブリンガソードで傷をつけ殺される。
だが、傷が最終回でラゲムになった際に大きく開いてしまうことになり、ジェットマン逆転の鍵になった。


マリア、お前のピアノは素晴らしかった……

CV:日下秀昭
マリアに想いを寄せるハードボイルドなロボット幹部。
バイラムの中では最も協調性が高いクールな人物。
ブラックコンドルのライバル。
当該項目参照。


  • トラン
面白そうだねえ…これからきっと楽しくなるよ!フフフ!

演:久我未来
僅か9歳というバイラム最年少の子供幹部。
優れた頭脳を持つが物事をゲーム感覚でしか見ておらず、遊び感覚で地球侵略を推し進めては他者を見下して小馬鹿にする、悪い意味で子供っぽい生意気で残酷な性格の悪ガキ。
腕に装着したキーパッド「メタルトランサー」によって発動するサイコキネシスで敵を翻弄する。
しかし子供であることが最大のコンプレックス。

ちなみに演者はこの後金八先生に出演し、キバレンジャーと同級生になった。


次元獣/バイオ次元獣


ハハハハハ!次元虫は物体と同化し、次元獣に変身することができるのだ!!

バイラムの尖兵である怪物。今週の怪人枠。
次元虫(じげんむし)」という生物を特定の非生物に寄生させて作り出す。
作中ではゴミジゲンドライヤージゲン等の善良な次元獣も登場していた。
物語後半ではマリアが開発したバイオ次元虫を使い動植物の要素を付加して強化された「バイオ次元獣」が登場した。


その他戦力

  • 次元虫(母虫)
次元獣を産み落とす母体となる怪物。
外見は巨大な人間サイズの次元虫。
人間を長い舌で捕食し子供となる次元虫の詰まった卵嚢を産む。
地球侵略のトップバッターであり、無差別に長い舌で人間を貪り食ったが5人揃ったジェットマンのバードボンバーを受け爆散した。


  • グリナム兵
「グリナムの種」という種状の物体から生まれるバイラムの戦闘員。
が武器。
体を蔦状に変化させて相手を捕縛できる。知能はさほど高くないが、人語を話す場面も見られた。


  • 魔獣セミマル
ラディゲが「破壊の神」と呼ぶジューザの子供。
ジューザが身に宿し、忘れ形見として残していた卵から誕生し、ラディゲに育成され完全体へと変貌を遂げた。
幼体はイモムシのような姿で、成体は赤い昆虫の様な甲殻に覆われた背中に翼が生えた悪魔ようなのような外見。
人間の苦しみや悲しみを吸って成長する生態を持つ。

「その力は一瞬にして大地を割り、天を焦がす」と恐れられる恐るべき戦闘力の持ち主で、武器はあらゆるものを破壊する手から出す念動波。
初陣であるジェットイカロス戦では評判通りの並外れた戦闘能力を発揮し、バードニックセイバーを叩き折ったうえ、ジェットイカロスの両腕を斬り、戦闘不能にまで追い込む実力を披露。
ジェットガルーダとの戦闘でも圧倒するが、ガルーダバーストでダメージを負ったために撤退。
合体ロボ・グレートイカロスとの戦いでも初陣のグレートイカロスを互角の勝負を展開する初登場補正をガン無視した強さを見せつけるが、最後はバードメーザーに敗れる。


  • 魔神ロボ ベロニカ
全高:92m
重量:500t
飛行速度:マッハ4

トランザが対グレートイカロス用に開発した巨大人型生体ロボ。
テストロボットのG2を経て、完成し、巨大なモノリス状の物体から出現した。
全体的に悪魔チックな風貌だが、ロボットには珍しく相撲のような褌がついている。
操縦席には全員が搭乗するが主操縦はトランザが担当。内部に拘束した人間から吸収した生体エネルギーで動く。
武器は斧の付いた形状の剣とシールドに加え、腹部から放つアンカーや光の翼も搭載し圧倒的な戦闘力でジェットマンを苦しめた。

デザインは雨宮慶太氏が担当。


余談

足の引っ張り合いから全滅したのは『仮面ライダーストロンガー』のデルザー軍団と似ており、脚本も井上敏樹の父親である伊上勝である。
余りに仲が悪すぎた反動と言わんばかりに。次回作『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の敵組織「バンドーラ一味」は和気藹々としたアットホームな組織になった。



追記修正よろしくお願いします。

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